JPS6270861A - 静電荷像現像用トナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電子複写機等で使用される静電像現像用トナー
に関する。

〈従来の技術〉 電子複写機等で使用される現像剤は、その現像工程にお
いて、例えば静電荷像が形成されている感光体等の像担
持体に一旦付着され、次に転写工程において感光体から
転写紙に転写された後、定着工程においてコピー紙面に
定着される。その際、潜像保持面上に形成される静電荷
像を現像するための現像剤として、キャリアーとトナー
とから成る二成分系現像剤およびキャリアーを必要とし
ない一成分系現像剤（ｌＩｉＢ性トナー）が知られてい
る。

しかしながら、従来の現像剤を使用する場合、定眉され
たコピー紙面上に紙の大きさに相当するコピー汚れが発
生し、コピー品質を著しく低下させてしまう。すなわち
、例えばＡＱサイズのコピーを連続してコピー後、Ｂ４
ｔサイズのコピーをとると、とのＢ４ｔサイズのコピー
上にＡ弘すイズに相当するコピー汚れが発生し、コピー
品質を著しく低下させてしまうことがある。

従来、このコピー汚れを防止する方法として例えば、Ｓ
１０．　、Ａ１．ｏ、　、　ＴｉＯ２，Ｆｅ２Ｏ３、Ｆ
ｅ３Ｏ４、ＭｇＯ１Ｍｇ５Ｓ１４”Ｈ）（ＯＨ）２（滑
石）、ＣｅＯ□、Ｃｒ２Ｏ３、ＺｒＯ２などを主成分と
する無機酸化物をトナー粒子に付着させる試みが検討さ
れてきた。

しかし、これらの無機酸化物は繰り返し複写物をとると
、感光体の表面を傷をつけて、著しくコピー等の品質を
低下させる問題があった。

又、無機酸化物の７部は、茶褐色に漕色しておシ、最近
、市場で要求の高いカラーコピーに不適当でもあった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 そこで本発明者らは７１！！ｌｖ、体表面を傷をつけず
に、白色の微粉体を得るための検討を行った。

〈問題点を解決するだめの手段〉 その結果、有機化合物であるベンゾグアナミン樹脂等の
熱硬化性樹脂の微粉末を使用することによシ上記した問
題を解決し、本発明に至った。

本発明のトナーにおける樹脂成分としては各種の公知の
ものが使用できる。たとえば、スチレン系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ポリエステル樹脂等である。特にスチレン系
樹脂が好ましく、具体的にはポリスチレンあるｂはスチ
レン−アクリレート共重合体、またはスチレン−メタク
リレート共重合体等を単独であるいは組み合わせて使用
できる。分子量としては重量平均分子量で／、θＯ０〜
ｔｏｏ、ｏｏｏ、好ましくは１０，０００〜３θｏ、ｏ
　ｏ　ｏの範囲が良い。

着色剤としては、たとえばカーボンブラック紺青等の無
機顔料、あるいはアゾ系、フタロンられる。これらは鮮
明な可視像を得るのに必要な量をトナー中に含有させる
が、通常、樹脂７００重量部に対して、２０重量部以下
、好ましくは１０！量部以下が良い。また−成分系現像
剤いわゆる磁性トナーにおいては、磁性粉としてマグネ
タイト、フェライトなどをはじめとする鉄、コバルト、
ニッケル等の磁性を有する元素を含む合金あるいは化合
物等をトナー中に含有させる。これらの磁性粉の平均粒
径としてはθ、／〜３μｍ程度のものが適当である。

また、その含有量としては、トナー全重量中、２ｊ−６
０重量％の範囲が好ましい。

本発明で使用する熱硬化性樹脂としては、機械的強度や
耐熱性があるものが好適に使用される。

かかる樹脂の具体例としては、例えば、ベンゾグアナミ
ン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ビニルエステル樹脂
、フェノール樹脂、フラン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ポＩＪ　−ｐ−ヒドロキシ安息香酸樹脂
等が挙げられるが、ベンゾグアナミン樹脂が好ましい。

本発明においては、平均粒径が０．０１μ〜、２０μ、
好ましくは０．０１〜！μの樹脂が好適に使用される。

かかる熱硬化性樹脂は、トナー中、０．０／〜コθ重量
％、好ましくは、０．０１〜！重量％の範囲で使用する
。

は、必要に応じて公知の帯電制御剤を含ませてもよい。

正帯電性の帯電制御剤としては、たと、ｌ−ｆ、ニグロ
シン染料、ポリアミン樹脂、アミノ基含有スチレン系樹
脂、７級アンモニウム塩等がある。また、負帯電性の帯
電制御剤としては、Ｏｒ、Ｆｅ、　Ｃｏ等を含む錯塩ア
ゾ染料等が挙げられる。使用量としては、バインダー樹
脂７００重量部に対して７０重量部以下が好ましい。

その他、本発明の＃電荷現像用トナーの構成成分として
、たとえは、定着性を向上させるための低分子量オレフ
ィン重合体等、各−の内部ある込は外部添加剤を含めて
も良いが、これらは本発明の目的を阻害しない程度とす
べきである。

本発明のトナーの製造方法としては、熱硬化性樹脂粉末
を上記の他の各成分と共に、ニーダ−等で混練し、冷却
後、粉砕、分級する方法、或は樹脂および接着剤等から
予めトナーを調裂しておき、これと熱硬化性樹脂粉末を
使用して混合する外部添加方法が挙げられる。トナーの
用トナーと混合して、現像剤を形成するキャリアとして
は、たとえば鉄粉、フェライト粉、マグネタイト粉等が
あシ、いずれも好適に使用できる。また、連続使用時の
耐久性向上等の目的で各種の樹脂等をコーティングしｆ
ｃ／、いわゆるコーティングキャリアであってもよい。

キャリアの平均粒径としては７０〜２００μｍのものが
良好である。キャリアとトナーの混合ｉ量比は１００：
／〜１０が好ましい。

〈発明の効果〉 上述のようにして得られる本発明のトナーは、コピー汚
れのない、しかも、繰返し使用しても感光体を傷つける
ことがなく、また、コピー品質が良好な複写物を与える
。

〈実施例〉 以下、実施例によシ、本発明を具体的に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。

実施例／ スチレンアクリル系共重合樹脂　　と５重量部、ポリプ
ロピレンワックス　　　　５重量部、ニグロシン系染料
　　　　　　　３重量部、及ヒカーボンブラック　　　
　　　　７重量部をホットロールによシ／グＯ℃で混練
し、粉砕、分級し平均粒径／、２μのトナーを得た。

このトナーにベンゾグアナミン樹脂の微粉体（日本触媒
化学製平均粒径θ、３μ）を０．ｊ重蓋チ加え、コーヒ
ーミル罠て均一混合してベンゾグアナミン樹脂の微粉体
を分散した。

このトナーを補給用としであるいはトナー５重量％を鉄
粉（／！０／３よθメツシュ）と混合し、現像剤として
使用した。

この現像剤を周込て、Ｏ，Ｆ、カールソンの米国特許第
、２２９’；＃９／号に記載された基本的な電子写真法
を用する通常の複写機に翻■万枚の実写を行ったところ
、前述した紙の大きさに相当するコピー汚れの発生もな
く、又コピー濃度、力、ブリ等コピー品質についても全
く異常がなかった。

又、−万枚実写後の感光体表面は、傷等の異常は、認め
られなかった。

実施例コ 実施例／と同様にして、混練、粉砕、分級して得たトナ
ーにベンゾグアナミン樹脂の微粉体（平均粒径０．３μ
）を八、５′ム量チ添加し、補給用及び現像剤用トナー
として使用した。

実施例／と同一の複写機を用いて、２万枚の実写テスト
を実施し、紙の大きさに相諸するコピー汚れの発生もな
く、コピーｂｙ、カプリ等コピー品質についても全く異
常は認められなかった。

又、−万枚実写後の感光体表面は、傷等の異常は認めら
れなかった。

実施例３ ベンゾグアナミン樹脂の微粉体（平均粒径／μ）を０．
よ重量％添加した以外は実施例／と全及びコと同様にコ
ピー品質及び実写後の感光体に傷等の異常は認められな
かった。

比・板側１ ベンゾグアナミン樹脂がトナーに分散されていないこと
を除いては、実施例／と全く同様にしてトナー及び現像
剤を製造した。このトナー、現像剤を使用して、実施例
／と同様にして複写機により実写したところ、４ｔ００
０枚付近より、紙の大きさに相尚するコピー汚れが発生
した。

出　願　人　　三菱化成工朶株式会社 代　理　人　　弁理士　長谷用　　− ほか／名

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも、樹脂及び着色剤から成る静電荷像現
   像用トナーにおいて、該トナーが熱硬化性樹脂粉末を含
   有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
2. （２）熱硬化性樹脂粉末が、平均粒径０．０１〜５μの
   ものであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のトナー。
3. （３）熱硬化性樹脂粉末がトナー中０．０１〜２０重量
   ％含有されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項又は第２項記載のトナー。
4. （４）熱硬化性樹脂が、ベンゾグアナミン樹脂であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第３項のい
   ずれかに記載のトナー。