JPH1138681A - カラー電子写真用イエロートナー及びこれを含む二成分系イエロー現像剤 - Google Patents
カラー電子写真用イエロートナー及びこれを含む二成分系イエロー現像剤Info
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- JPH1138681A JPH1138681A JP15362898A JP15362898A JPH1138681A JP H1138681 A JPH1138681 A JP H1138681A JP 15362898 A JP15362898 A JP 15362898A JP 15362898 A JP15362898 A JP 15362898A JP H1138681 A JPH1138681 A JP H1138681A
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Abstract
着色度、耐熱性も有するカラー電子写真用イエロートナ
ーを提供すること。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂および着色剤を含有
する電子写真用トナーにおいて、前記着色剤がC.I.
Pigment Yellow 62および/またはC.
I.Pigment Yellow 168に分類される
黄色顔料の少なくとも一種であること。
Description
写機、レーザープリンタ、ファクシミリ等に用いられる
トナーに関し、特にカラー電子写真に用いられるイエロ
ートナーに関する。
画像を形成する電子写真方式のコピー機は、主として誘
電性物質からなる感光体上に電気的潜像を形成し、次い
で該潜像を現像剤で現像した後、これを紙等の被転写体
に転写し、加熱、加圧等により定着して可視像を得るも
のである。
ラートナーの使用量も増加しているが、カラーの多色像
を得るためには、原稿を色分解フィルター等を用いてス
キャナーで読み取った像をレーザで書き込み露光し、上
記の工程をイエロー、マゼンタ、シアンおよび必要に応
じてブラックトナーを用いて繰り返し行ない、トナー像
を重ね合わせてカラー画像を形成する。
は、主にカーボンブラックを着色剤として使用するブラ
ツクトナーと異なり、着色剤として使用する顔料あるい
は染料の色調、着色度、耐光性、耐熱性および透明性等
がある。特にカラー作像プロセスが複数の色のトナーの
重ね合せにより成り立っているために、より鮮明な高画
質を得るためにはカラートナーの透明性は非常に重要な
要求品質となるが、従来のイエロートナーには上記の耐
光性、耐熱性および透明性等の全てを満足するものはな
かった。
おける色再現性、OHP等の透明シートへ転写、定着し
て光を投影させた画像は、暗く、彩度が低くなるという
問題が発生しやすく、改善の余地の残るものであった。
また、特開昭51−144627号公報に開示されてい
るようなベンジジン系顔料においては、着色度、色調、
透明性等の品質においては満足のできるものであるが、
加熱時に発癌性物質の発生が懸念されるという安全ある
いは環境に対する欠点があった。
び透明性といった要求品質に対しては、主として着色剤
単独または併用による改善等が提案されている。例えば
特開昭61−151550号公報にはアリルアミド系顔
料を使用することにより、連続使用時に品質の安定し
た、定着性に優れた、カブリのない画像を得ることので
きる現像剤が提供されることが開示されている。また、
特開平3−55563号公報にはキノフタロン系顔料を
使用することにより、分光反射特性および帯電特性に優
れ、常に安定した画像が得られるイエロートナーを提供
できることが開示されている。
(1)優れた色再現性のために分光反射特性に優れた鮮
明な黄色を有すること、(2)着色剤の樹脂に対する分
散性が良好で十分な着色度と透明性を有すること、
(3)耐光性が良好であること、(4)加熱定着に適応
できる耐熱性を有し、定着ローラ表面を染着劣化させな
いこと、(5)各種環境において安定した摩擦帯電特性
を有すること、(6)トナーのキャリア汚染、いわゆる
スペント現象を生じないこと等のすべての要求特性を十
分に満足するには至っていない。さらに、フルカラート
ナーに要求される透明性に関しては実用上多くの問題点
を残している。
は、上記のごときフルカラートナーに要求される種々の
品質特性を充たし、特に透明性の高いカラー電子写真用
イエロートナー、及びこれを用いた二成分系現像剤を提
供することである。本発明の第二の目的は、耐久性の高
いカラー電子写真用イエロートナー、及びこれを用いた
二成分系現像剤を提供することである。
に、少なくとも結着樹脂および着色剤を含有する電子写
真用トナーにおいて、上記着色剤がC.I.Pigme
nt Yellow 62および/またはC.I.Pi
gment Yellow 168に分類される黄色顔
料の少なくとも一種であることを特徴とするカラー電子
写真用イエロートナーが提供される。
真用イエロートナーにおいて、上記結着樹脂が少なくと
もビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール類
およびアルキレンオキサイド変性エポキシ樹脂の3成分
を含有するポリオール樹脂であることを特徴とするカラ
ー電子写真用イエロートナーが提供される。
真用イエロートナーにおいて、上記結着樹脂が上記第二
に記載した3成分にエポキシ基と反応する活性水素を分
子中に1個有する化合物を加えた4成分を含有するポリ
オール型樹脂であることを特徴とするカラー電子写真用
イエロートナーが提供される。
したカラー電子写真用イエロートナーにおいて、上記着
色剤が上記結着樹脂に対して3〜20重量%含有されて
いることを特徴とするカラー電子写真用イエロートナー
が提供される。
したカラー電子写真用イエロートナーにおいて、サリチ
ル酸誘導体を負帯電系制御剤として用いることを特徴と
するカラー電子写真用イエロートナーが提供される。
したカラー電子写真用イエロートナーにおいて、体積平
均粒径が8μm以下であることを特徴とするカラー電子
写真用イエロートナーが提供される。
したカラー電子写真用イエロートナーにおいて、ヘイズ
度が30%未満であることを特徴とするカラー電子写真
用イエロートナーが提供される。
したカラー電子写真用イエロートナーを含むことを特徴
とするカラー電子写真用二成分系イエロートナーが提供
される。
する。上述のように、本発明は、結着樹脂および着色剤
を主成分として含有する電子写真用トナーにおいて、着
色剤がC.I.Pigment Yellow 62お
よび/またはC.I.Pigment Yellow
168に分類される黄色顔料の少なくとも一種であるこ
とを特徴とする。このような構成によれば、フルカラー
トナーに要求される種々の品質特性を満足し、特に透明
性の高いイエロートナーが得られる。
C.I.Pigment Yellow 62および
C.I.Pigment Yellow 168の黄色
顔料は、一般的なトナーの製造に用いられる混練法にお
いて、樹脂中への分散が良好であり、分光反射特性につ
いてもフルカラー用のイエロートナーとして優れた色調
を有しており、またトナー自身の耐久性の不足によるト
ナーのキャリア汚染、いわゆるスペント現象も生じにく
い顔料であることが分かった。
する為に、より精細再現性を高める目的でトナーを小粒
径化した場合においては、従来の顔料では分散不良に起
因してトナー粒子個々が十分に均一になりにくかったた
めに、最終的に現像不良等、コピーマシンとのマッチン
グ性に関して様々な問題が発生しやすかったのに対し、
本発明に使用されるC.I. Pigment Yel
low 62および/またはC.I.Pigment
Yellow 168の黄色顔料を使用することで、こ
れらの問題点は著しく改善される。そして、本発明に使
用されるPigment Yellow 62および/
またはC.I.Pigment Yellow 168
の黄色顔料は、赤色トナー、グリーントナーへの応用が
可能である。
て少なくともビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノール類、およびアルキレンオキサイド変性エ
ポキシ樹脂の3成分を含有するポリオール型樹脂を使用
することによって、特に透明性に関して従来にない高水
準の品質を持つイエロートナーを提供することができ
る。
て、少なくとも上記のビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノール類およびアルキレンオキサイド
変性エポキシ樹脂に、さらにエポキシ基と反応する活
性水素を分子中に1個有する化合物を加えた4成分を含
有するポリオール型樹脂を使用することによって、最も
好ましい結果を得ることができる。
に対する添加比率を3〜20重量%に調整することによ
って総合的な品質バランスに優れたイエロートナーとす
ることができ、また、透明性の指標としてのへイズ度を
比較的容易に30%未満に、さらに主成分として含有さ
れる結着樹脂及びその他の原材料、添加剤等を厳選する
ことによって20%以下にすることもできる。
添加比率を3〜20重量%の範囲にすることにより透明
性ならびに耐久性が向上する。3重量%未満ではトナー
としての十分な着色度が得られない場合が生じ、また2
0重量%を超える添加比率では透明性および帯電特性の
経時安定性に悪影響を及ぼす懸念が発生する。本発明者
らの研究によれば、従来の黄色顔料においては6重量%
を超えるような添加比率では、特にトナーとしての透明
性に関する特性が悪化してしまう傾向が認められるが、
本発明の黄色顔料についてはそのような問題は発生しに
くい。また、透明性の高い樹脂と組み合わせて使用する
場合には、両者の利点により従来にない透明性の高いト
ナーを容易に得ることができる。
る優れた色再現性およびOHP等の透明シートを利用し
た投影時に、明るく高彩度の映像を得るために、透明性
の指標としてのへイズ度を30%未満に、さらに高精細
画像等の使用目的に応じて20%以下にするのがより好
ましい。
結着樹脂および着色剤以外に添加するその他の原材料、
例えば帯電制御剤、離型剤、その他の添加剤等を適宜選
択することによって従来のイエロー顔料を使用した場合
よりも、比較的容易にへイズ度を30%未満にし、さら
には必要に応じて結着樹脂、及びその他上記の原材料、
添加剤等を厳選すれば、20%以下にすることができ
る。
nt Yellow 62および/またはC.I.Pi
gment Yellow 168を結着樹脂に対して
好ましくは3〜20重量%の割合で使用されるが、それ
以外に必要に応じて従来公知の黄色顔料および染料を併
用することもできる。
ゾ系染顔料、アントラキノン系顔料、イソインドリノン
系顔料、キノフタロン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔
料、フラバンスロン系顔料等のイエロー染顔料の使用が
可能であるが、本発明の優れた特性を損なうことのない
ように、併用する場合であっても上記のC.I.Pig
ment Yellow 62および/またはC.I.
Pigment Yellow 168に対して50重
量%以下、好ましくは30重量%以下の添加量とするの
が良い。
従来公知の樹脂から単独または複数で、あるいは変性ま
たはポリマーアロイ化されたものを適宜選択することが
できる。具体的には、例えばポリスチレン、ポリクロロ
スチレン、ポリビニルトルエン、スチレン−ビニルトル
エン共重合体、スチレン−ビニルナフタレン共重合体、
スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル
酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、スチレン−マレイン酸エ
ステル共重合体などのスチレン系およびスチレン系共重
合系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、エチレン系
樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、フェノ
ール系樹脂、シリコン系樹脂、ポリアミド系樹脂、キシ
レン系樹脂、エポキシ系樹脂、テルペン系樹脂、ロジン
および変性ロジン等がある。
他の添加剤を使用する場合には、一般に公知の物質の中
から1種あるいは2種以上を混合して使用することがで
きる。
チル酸やヒドロキシナフトエ酸の金属キレート、あるい
は特開昭55−76353号公報や特開平3−2138
77号公報等に記載のフッ素系化合物、4級アンモニウ
ム塩や特開昭56−164350号公報等に記載のアル
キル金属オキサイド等の化合物、または上記のごとき化
合物を官能基として導入した樹脂型の重合体を例示する
ことができ、結着樹脂に対して通常0.5〜10重量%
の割合で使用される。
酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸類、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン/アクリル酸共重合体、エチレ
ン/塩化ビニル共重合体、エチレンオキサイド等のポリ
オレフイン、オレフイン共重合体、カルナバワックス、
マイクロクリスタリンワックス、パラフインワックス、
ライスワックス等のワックス類を挙げることができ、結
着樹脂に対して通常0.5〜10重量%の割合で使用さ
れる。
ッケル等の強磁性体の他、マグネタイト、フェライト等
の合金や化合物を例示できるが、本発明において透明性
の高いイエロートナーを得ようとする場合には、これら
の使用は避けるのが望ましい。
は、フツ化ビニリデン微粉末等のフッ素系樹脂やステア
リン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩、酸化亜鉛等の金属酸化物
またはシリカ、酸化アルミニウム類、酸化チタン類を例
示することができる。
る高流動性を付与することを目的とする場合には、疎水
化処理シリカあるいはルチル型微粒子酸化チタンとして
平均一次粒径が0.001〜1μm、好ましくは0.0
05〜0.1μmの範囲のものから適宜選択でき、特に
有機シラン表面処理シリカあるいはチタニアが好まし
く、通常0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜2重量
%の割合で使用される。
結着樹脂75〜93重量%、着色剤3〜10重量%、離
型剤3〜8重量%が適当であり、その他の成分は1〜7
重量%である。
性を有する画像を得ようとする場合には、二成分現像剤
として使用することが好ましい。その際に混合して使用
するキャリアとしては、ガラス、鉄、フェライト、ニッ
ケル、ジルコン、シリカ等を主成分とする、粒径30〜
1000μm程度の粉末、または、該粉末を芯材として
スチレン−アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、ポリフッ化ビニリデン系樹脂等をコーティン
グしたものから適宜選択して使用することができる。ト
ナーとキャリアとの混合割合は、一般にキャリア100
重量部に対しトナー0.5〜6.0重量部程度が適当で
ある。
するが、本発明は下記実施例に限定されるものではな
い。
料および負帯電系制御剤を下記重量組成比にて混合した
後、2軸混練機にて溶融混練し、冷却固化させた後、ハ
ンマーミルにて粗粉砕して2mmパスの粉砕物(Y1
1)を得た。 ポリエステル系樹脂 (ガラス転移点約58℃、軟化点109℃) 95重量部 負帯電系制御剤(アゾ系クロム錯塩染料) 2重量部 黄色顔料(C.I.Pigment Yellow 62) (チバガイギー社製、商品名:IRGALITE Yellow WSR) 3重量部 次にこの粉砕物(Y11)をIDS−2型ジェット式粉
砕機(日本ニューマチック工業社製)にて体積平均粒径
が約7.0μmとなるように粉砕して微粉砕物(Y2
1)を得た。上記の微粉砕物(Y21)を気流式分級機
にて微粉分級し、体積平均粒子径が約7.5μmで、5
μm以下の微粉の個数含有率が約19%の実施例1のイ
エロートナー微粒子(Y31)を得た。このトナー微粒
子(Y31)2kgに対して、ヘキサメチルジシラザン
表面処理シリカを10g(0.5重量%)加えた後に、
20リットルのへンシェルミキサーにて混合処理して、
実施例1のイエロートナー(Y41)を得た。
ル系樹脂に代えてポリオール系樹脂として、ビスA型
ジグリシジルエーテル、ビスフェノールA型プロピレ
ンオキサイド付加体のジグリシジル化合物、ビスフェ
ノールF、p−クミルフェノールの4成分を含有する
ガラス転移点約60℃、軟化点約110℃の縮合物を使
用した以外は実施例1と同様の条件にて、2mmパスの
粉砕物(Y12)を得た。次いで微粉分級して体積平均
粒子径が約7.7μmで、5μm以下の微粉の個数含有
率が約18%のトナー微粒子とした後、このトナー微粒
子に対し、ヘキサメチルジシラザン表面処理シリカを加
えて混合処理し、実施例2のイエロートナー(Y42)
を得た。
黄色顔料として用いたC.I.Pigment Yel
low 62(チバガイギー社製、商品名:IRGAL
ITE Yellow WS R)に代えてC.I.P
igment Yellow 168(チバガイギー社
製、商品名:IRGALITE Yellow WG
P)を使用した以外は実施例1および2と同様にして、
体積平均粒子径が約7.6μmおよび7.7μmで、5
μm以下の微粉の個数含有率が約18%および16%の
トナー微粒子(Y33)および(Y34)とした。その
後これらのトナー微粒子に対し、ヘキサメチルジシラザ
ン表面処理シリカを加えて混合処理し、実施例3および
4のイエロートナー(Y43)および(Y44)を得
た。
および負帯電系制御剤として下記重量組成比にて混合し
た後、2軸混練機にて溶融混練し、冷却固化させた後、
ハンマーミルにて粗粉砕して2mmパスの粉砕物(Y5
1)を得た。 ポリオール系樹脂(実施例2と同じ) (ガラス転移点約60℃、軟化点110℃) 90重量部 負帯電系制御剤(アゾ系クロム錯塩染料) 2重量部 黄色顔料(C.I.Pigment Yellow 62) (チバガイギー社製、商品名:IRGALITE Yellow WSR) 8重量部 上記粉砕物(Y51)を使用し、実施例2と同様にして
体積平均粒子径が約7.6μmで、5μm以下の微粉の
個数含有率が約19%のトナー微粒子を得た。次いでこ
のトナー微粒子に対し、ヘキサメチルジシラザン表面処
理シリカを加えて混合処理し、実施例5のイエロートナ
ー(Y54)を得た。
御剤のアゾ系クロム錯塩染料に代えて負帯電系制御剤と
してサリチル酸誘導体Zn塩を使用した以外は実施例5
と同様にして、2mmパスの粉砕物(Y61)を得た。
次いで体積平均粒子径が約7.5μmで、5μm以下の
微粉の個数含有率が約18%のトナー微粒子とした後、
このトナー微粒子に対し、ヘキサメチルジシラザン表面
処理シリカを加えて混合処理し、実施例6のイエロート
ナー(Y64)を得た。
て使用した黄色顔料(C.I.Pigment Yel
low62)に代えてベンジジン系黄色顔料(C.I.
Pigment Yellow 17:大日精化社製、
商品名ECY−215)、アリルアミド系黄色顔料
(C.I.Pigment Yellow 93:チバ
ガイギー社製、商品名Cromophtal Yell
ow 3G)、キノフタロン系黄色顔料(C.I.Pi
gment Yellow 138:BASF社製、商
品名Paliotol Yellow L0962H
D)、黄色染料(C.I.Solvent Yello
w 162:BASF社製、商品名Neozapon
Yellow−073)を使用した以外は実施例1と同
様にして比較例1、2、3および4のイエロートナー
(Y74)、(Y84)、(Y94)および(Y10
4)を得た。
ー5重量部を約80μmのシリコン樹脂被覆キャリア9
5重量部とともに攪拌混合し、2成分系イエロー現像剤
を得た。
るために、透明性:ヘイズ度で代用、耐久性:キャ
リアスペント現象にて評価するために、フルカラー複写
機(リコー社製複写機、プリテール550)を用いて1
万枚の連続コピーを実施した。これらの結果を表1に示
す。
ナーを約lmg/cm2の付着量で定着させたサンプル
をへイズ度測定器(スガ試験機社製HGM−2DP)に
て評価した。へイズ度はその値が低い方が透明性が優れ
ている。 耐久性:キャリアのフィルミングの有無で評価した。
igment Yellow 62および/またはC.
I.Pigment Yellow 168を用いたイ
エロートナーによれば、フルカラートナーに要求される
種々の品質特性を満足させることができる。また、これ
ら着色剤の結着樹脂として上記特定のポリオール型樹脂
を用いることにより特に透明性に関して高水準の品質を
有するイエロートナーを得ることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂および着色剤を含有
する電子写真用トナーにおいて、前記着色剤がC.I.
Pigment Yellow 62および/または
C.I.Pigment Yellow 168に分類
される黄色顔料の少なくとも一種であることを特徴とす
るカラー電子写真用イエロートナー。 - 【請求項2】 前記結着樹脂が少なくともビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノール類およびアルキレ
ンオキサイド変性エポキシ樹脂の3成分を含有するポリ
オール型樹脂であることを特徴とする請求項1記載のカ
ラー電子写真用イエロートナー。 - 【請求項3】 前記結着樹脂が少なくともビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノール類、アルキレンオ
キサイド変性エポキシ樹脂およびエポキシ基と反応する
活性水素を分子中に1個有する化合物の4成分を含有す
るポリオール型樹脂であることを特徴とするカラー電子
写真用イエロートナー。 - 【請求項4】 前記着色剤が前記結着樹脂に対して3〜
20重量%含有されていることを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載のカラー電子写真用イエロートナ
ー。 - 【請求項5】 サリチル酸誘導体を負帯電系制御剤とし
て含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
記載のカラー電子写真用イエロートナー。 - 【請求項6】 体積平均粒径が8μm以下であることを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカラー電子
写真用イエロートナー。 - 【請求項7】 ヘイズ度が30%未満であることを特徴
とする請求項1〜6のいずれかに記載のカラー電子写真
用イエロートナー。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のカラー
写真用イエロートナーを含むことを特徴とするカラー電
子写真用二成分イエロー系現像剤。
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