JPH02293860A - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH02293860A
JPH02293860A JP1114202A JP11420289A JPH02293860A JP H02293860 A JPH02293860 A JP H02293860A JP 1114202 A JP1114202 A JP 1114202A JP 11420289 A JP11420289 A JP 11420289A JP H02293860 A JPH02293860 A JP H02293860A
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JP
Japan
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toner
color
pigment
yellow
polyester resin
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JP1114202A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kamitaki
隆晃 上滝
Yoshihiro Sato
祐弘 佐藤
Hiroyuki Kobayashi
廣行 小林
Ichiro Osaki
大崎 一郎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フルカラー複写機のカラー画像形成方法に関
する。
[従来の技術1 近年、複写機等においてモノカラー複写からフルカラー
複写への展開が急速に進みつつあり、2色カラー複写機
やフルカラー複写機の検討及び実用化も大きくなされて
いる。例えば「電子写真学会誌J Vol22, No
l(1983)や「電子写真学会誌」Vol25, N
o1,P52(1986)のごとく色再現性,階調再現
性の報告もある。
しかし、テレビ.写真.カラー印刷物のように実物と直
ちに対比されることはなく、又、実物よりも美しく加工
されたカラー画像を見なれた人々にとっては、現在実用
化されているフルカラー電子写真画像は必ずしも満足し
つるものとはなっていない。
フルカラー電子写真法によるカラー画像形成は一般に3
原色であるイエロー.マゼンタ.シアンの3色のカラー
トナーを用いて全ての色の再現を行うものである。
その方法は、先ず原稿からの光をトナーの色と補色の関
係にある色分解光透過フィルターを通して光導電層上に
静電潜像を形成する。次いで現像.転写工程を経てトナ
ーは支持体に保持される。次いで前述の工程を順次複数
回行い、レジストレーションを合せつつ、同一支持体上
にトナーは重ね合せられ一回の定着によって最終のフル
カラー画像が得られる。
この時用いられる現像方法としては、米国特許第2.6
18.552号記載のカスケード現像法、米国特許第2
,874,063号記載の磁気ブラシ法、その他タッチ
ダウン冫去などがある。
これらの中で、最も汎用的に用いられる方法は磁気ブラ
シ法である。該方法はキャリアとして鋼.フエライトな
ど磁性を有する粒子を用いる。
トナーと磁性キャリアとからなる現像剤は磁石で保持さ
れ、その磁石の磁界により、現像剤をブラシ状に配列さ
せる。この磁気ブラシが光導電層上の静電潜像面と接触
すると、トナーのみがブラシから静電潜像へ引き付けら
れ、現像を行うものである。
しかしこの方法は、現像部における磁気ブラシ中の消費
可能なトナーの割合が少ないため、極端に現像効率が低
い。例えば全現像剤中の1〜5%しか用いられない場合
もある.また現像効率を高めるために多量の現像剤を使
用すると、現像器の大型化,重量化を引き起こし、複写
機の小型軽量化には不適となる。
特にフルカラー複写機は最低3台の上記現像器を必要と
するためフルカラー複写機のコンパクト化は望むべくも
ない。
画質的には磁気ブラシによる摺擦の跡が掃目のように現
像像に発生し、現像器内部でトナーとキャリアの強力な
混合により、帯電劣化を生じ非画像部にトナーが付着す
る所謂カブリが出易いなどの問題点を有している。
複数回の現像を行い、同一支持体上に色の異なる数種の
トナー層の重ね合せを必要とするカラー電子写真法では
カラートナーが持つべき、必要かつ十分な条件としては
下記の事項が挙げられる。
(1)定着したトナーは、光に対して乱反射して、色再
現を妨げることのないように、トナー粒子の形が判別出
来ないほどのほぼ完全溶融に近い状態となることが必要
であり、そのトナー層の下にある異なった色調のトナー
層を妨げない透明性を有する着色トナーでなければなら
ない。
(2)構成する各トナーはバランスのとれた色相及び分
光反射特性と十分な彩度を有しなければならない。
またトナーの電子写真特性として、下記事項が挙げられ
る。
(3)各トナーの摩擦帯電量がほぼ同じで、さらに環境
依存性の少ない良好な帯電特性を有する必要性がある。
(4)ホッパーから現像器への補給が円滑に行え、かつ
キャリアや現像剤と混合し易い好ましい搬送性及び混合
性が必要である。
けれども、今まで上記の性能を全て満たしたカラー現像
法は存在しないのが現状である。
例えば、本出願人が特開昭59−26757号などで提
案したごとく、3原色の3種のトナーよりなるカラート
ナーキットを用いてフルカラー用トナーとして用いるも
のもある。
しかしなから、これらの組合せは色調再現に対して比較
的バランスが取れているが、電子写真特性については、
耐保存安定性以外の帯電特性や繰返し複写による耐久性
については未だ改良すべき点を有している。
さらに上記提案は3色のトナーの重ね合せで黒色を得る
ために、これら3色の微妙な色調の差や現像一転写一定
着時の重ね合せの差が黒色の色調に反映し、トナーの製
造工程時の各カラートナーの色合せの複雑さや複写プロ
セスの現像一転写工程及び定着工程を精度の高いものと
しなければならず、おのずと工程が複雑化し、コストア
ップの要因を形成していた。
また本出願人は、フル力ラートナーキット及び現像剤,
カラートナー組成物及び画像形成法を提案した。
この方法では、構成する各トナーはバランスのとれた色
相及び分光反射特性と十分な彩度を有しているが、マゼ
ンタトナーについては染料系着色剤を用いている為、 ■ 顔料系着色剤を用いたイエロートナー.シアントナ
ー,黒色トナーと比べ、摩擦帯電量がやや異なり、さら
には帯電特性の環境依存性もやや異なる。従って、微妙
なカラーバランスを要求されるハーフトーン画像に於で
は、その要求を十分に満足するには至っていない. ■ 顔料系着色と比べて着色剤の耐光性に劣る。
従って、フルカラー画像を保存する場合、光照射により
マゼンタ色のみが徐々に退色してゆき、カラーバランス
の悪い画像となってしまう。
■ さらに、塩化ビニル製のマットにコピー画像を挟ん
でおくと、トナー中の染料が塩化ビニル製のマットを汚
染するという弊害も生じ易くなる。このことは、現像時
にキャリアやスリーブを汚染し、トナーの現像特性を低
下させたり、複写機の定着工程に於て、着色剤が定着ロ
ーラーに付着する、いわゆるオフセット現象が発生し易
いということでもある。従って、キャリア汚染などによ
り現像特性を低下させカブリが悪くなったり、又オフセ
ットによりコピー画像を汚したり、定着ローラーの寿命
を短くする欠点がある。
そこで、耐光性に優れた顔料をマゼンタトナーに適用す
ることが望ましいが、マゼンタ顔料のみを用いたトナー
では、本出願人が前述の比較例でも示したように、得ら
れた画像は、彩度の落ちた色再現性の悪いものとなる。
また、顔料一染料併用系のマゼンタトナーでは、彩度を
あげることは可能であるが、併用系であるが故の欠点を
有している。
それは、用いる染料と顔料の親和性が悪いため、分散工
程中結着樹脂中で相互が反発し合い色調の均一化が難し
い。また、それぞれの染顔料の結着樹脂への相溶性が一
様でない為、両者が同時に同一の分散状態にはならず、
顔料が分散不良を起こしているか、或いは、分散時間が
長くなり過ぎたことによる染料の分離が発生し易くなる
。この様に着色剤が偏在したものをトナーとして用いる
と、電子写真としての帯電特性に劣り、カプリの原因や
トナーの機内飛散による汚染.さらにはOHP画像の透
光性をも低下させることになる。
つまり、マゼンタトナー,シアントナー.イエロートナ
ーの3色又は前記3色トナー及び黒色トナーを有する多
色電子写真法に於て、各トナーの色相バランスがとれ、
十分な彩度を有し、かつ、各トナーの摩擦帯電特性がほ
ぼ同じで、各トナーの現像特性をも低下することのない
カラー現像法は、存在しないのが現状である。
さらに近年に於では、例えば特開昭62−299869
号等で開示されている様に、コピー画像の高画質化を目
的としてトナー粒径を小さくすることが望まれている。
しかしなから、ただ単にトナー粒径を小さくすることに
より、フルカラー画像の解像力や鮮映度を上げることは
できても小粒径であるが故の種々の問題が生じてくる。
先ず第一に、前述した着色剤の分散である.トナー粒径
を小さくすると、それだけ着色剤の偏在により帯電特性
に影響を受け易いのは自明の理である.従って、マゼン
タのみならず他色の着色剤をも含めて、分散が良好でバ
ランスのとれた色相及び分光反射特性ξ十分な彩度を有
するトナーが要求される。
さらに、トナーの小粒径化で表面積が増えることにより
、トナーの帯電特性が、より環境の影響を受け易《なる
さらに、トナーの小粒径化で表面積が増えることにより
、トナーの搬送性や飛敗などが悪くなる。さらに、トナ
ーの小粒径化でカブリが悪くなる。
以上述べて来たいろいろな問題に対して、それらを全て
満足し得るフルカラー用トナー及びその画像形成方法が
ないのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] しかるに本発明の目的は、前述した問題点を解決し、さ
らには粒径な小さ《したトナーにも対応できるカラー画
像形成方法を提供するものである。
即ち本発明の目的は、マゼンタトナー,シアントナー,
イエロートナーの3色又は前記3色トナー及び黒色トナ
ーに於て、バランスのとれた色相及び分光反射特性と十
分な彩度を有するトナーを用いたカラー画像形成方法を
提供するものである。
また別の目的は、耐光性に優れたマゼンタトナー,シア
ントナー,イエロートナーの3色又は前記3色トナー及
び黒色トナーを用いたカラー画像形成方法を提供するも
のである。
また別の目的は、環境安定性に優れた帯電特性を有する
マゼンタトナー.シアントナー,イエロートナーの3色
又は前記3色トナー及び黒色トナーを用いたカラー画像
形成方法を提供するものである。
また別の目的は、定着性が良好で特に耐オフセット性の
良好な熱ローラ一定着トナーを用いたカラー画像形成方
法を提供することにある。
また別の目的は、搬送性の良好なマゼンタトナー,シア
ントナー,イエロートナーの3色又は前記3色トナー及
び黒色トナーを用いたカラー画像形成方法を提供するこ
とにある。
さらに別の目的は、飛散やカブリの少ないマゼンタトナ
ー.シアントナー,イエロートナーの3色又は前記3色
トナー及び黒色トナーを用いたカラー画像形成方法を提
供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明の特徴と
するところは、マゼンタトナー,シアントナー,イエロ
ートナーの3色又は前記3色トナー及び黒色トナーを使
用する多色電子写真法を用いたカラー画像形成方法に於
て、該マゼンタトナーは、キナクリドン系顔料及びフェ
ノール系樹脂で処理されたキサンテン系染料を含有した
ポリエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナーで
あり、 該シアントナーは、銅フタロシアニン系ブルー顔料を含
有したポリエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するト
ナーであり、 該イエロートナーは、アゾ系イエロー顔料を含有したポ
リエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナーであ
り、 該黒色トナーは、アゾ系レッド顔料,銅フタロシアニン
系ブルー顔料及びアゾ系イエロー顔料から選ばれる少な
《とも2種類以上の顔料を含有したポリエステル樹脂及
び流動向上剤を有するトナーを用いたカラー画像形成方
法にあり、現像スリーブ上及びキャリア表面に付着した
前記カラートナーを感光ドラムに転移現像させるジャン
ピング&ブラシ(J/B)現像法を用いることにある。
本出願人は、フル力ラートナーの色再現性について特に
各色トナーがある色度範囲に入ることが重要であること
を示した。
特にマゼンタトナーの場合、前述した様な欠点を有する
。それは、着色剤として、 (1)顔料のみを用いると色再現性が良好な色度範囲に
入らず、コピー画像は彩度の落ちたものとなる。
(2)また、染料のみであると、耐光性,現像特性,耐
塩ビ性,定着性などに劣る。
(3) また、顔料一染料併用系であると、着色剤の分
散が悪《、現像性,透光性などの劣ったものとなる。
しかし、本発明者らは、鋭意検討の結果顔料一染料系で
、樹脂で処理した染料を用いることにより染料のマイグ
レーションを防止し、さらには、顔料が有する良好な耐
光性,現像特性.耐塩ビ性.定看性を損なうことなく、
色再現性が良好な色度範囲にあるマゼンタトナーを得る
ことを可能にした。
この理由を本発明者らは、以下の様に推察した. この処理染料は、フェノール樹脂によりキサンテン系染
料をフェノール樹脂中に包含一分敗させたものであり、
トナー中にこれらが分散された状態は、キサンテン系染
料単味としてトナー中に溶解一分散した形で存在してい
るのではなく、染色一分散されたフェノール樹脂がトナ
ー中に分散している形をとると考えられる.この場合、
キサンテン系染料はフェノール樹脂中に包み込み保持さ
れ、トナー中へ穆行してトナーの現像特性などに悪影響
を起こすことはなく、定着ローラーの汚染も著しく減少
し、耐塩ビ汚染性も向上する。
特に、樹脂処理しない染料を用いた場合、トナー表面に
存在するキサンテン系染料がトナーの帯電性を低下させ
るが、特にフェノール樹脂で処理したキサンテン系染料
を用いた場合、キサンテン系染料はトナー表面に存在し
て帯電特性を低下させることがない為、環境変化による
トナー帯電性は安定しており、従って、カブリ.飛散な
どが良好になると考えられる。
以下、本発明を具体的に詳述する。
第1図を参照して本発明に係るカラー電子写真方法を通
用するフルカラー電子複写機の一例を説明する。
感光ドラム1上に適当な手段で形成された静電潜像は矢
印の方向へ回転する回転現像ユニット2に取り付けられ
た現像器2−1中の現像剤により可視化される。この現
像トナーはグリッパーフによって転写ドラム6上に保持
されている転写材に、転写帯電器8により転写される。
次に2色目として回転現像ユニットが回転し、現像器2
−2が感光ドラム1に対向する。そして現像器2−2中
の現像剤により現像され、この現像トナーも前記と同一
の転写材上に重ねて転写される. さらに3色目,4色目も同様に行われる.このように転
写ドラム6は転写材を把持したまま所定回数だけ回転し
所定色数の像が多重転写される。
多重転写された転写材は、分離帯電器9により転写ドラ
ム6より分離され、定着器lOを経て最終フルカラー複
写画像となる. また、現像器2−1〜2−4に供給される補給トナーは
各色ごとに具備した補給ホッパ−3より、補給信号に基
づいた一定量をトナー搬送ケーブル4を経由し、回転現
像ユニット2の中心にあるトナー補給筒5に搬送され各
現像器に送られる。この補給トナーは現像器内で所定の
現像剤濃度となるようにあらかじめ現像器にある現像剤
と均一混合される。
そして、現像剤濃度検出器からの信号に合わせて、トナ
ー搬送ケーブル4中の供給スクリュー1Bが一定時間回
転して補給ホッパ−3から現像器2ヘトナーを補給する
現像方法としては、二成分現像法でも良いが以下に述べ
るジャンピング&ブラシ現像法が画質、特にかぶり.掃
目跡という点に於いてより好ましい。
即ち、現像スリーブ13と静電潜像を有する感光ドラム
1の間に交流成分と直流成分からなるバイアス電界を印
加し、現像スリーブ13と感光ドラム1とで形成される
空間の容積に対して該現像スリーブ13の現像部のキャ
リアの占める容積が1.5〜40%であり、好ましくは
2.0〜30%であり、前記交流成分の電界を周波数1
000〜3000Hzとし、ピークトゥピーク電圧を静
電潜像を破壊せず且つ現像領域に於て、キャリアを前記
現像スリーブ13と感光ドラム1間を穆勤させる電圧と
し、該現像部に於て、現像スリーブ13上のトナー及び
キャリア表面に付着するトナーを感光ドラム1に転移現
像する方法である。
本発明に用いられるフルカラー用トナーポリエステル樹
脂の組成は以下の通りである.すなわち、かかる組成は
、全成分中45〜55mojl%がアルコール成分であ
り、55〜45 taol%が酸成分である。
アルコール成分としては、エチレングリコール,ブロビ
レングリコール,1.3−ブタンジオール.l,4−ブ
タンジオール,2,3−ブタンジオール.ジエチレング
リコール,トリエチレングリコール,l,5−ペンタン
ジオール.1.6−ヘキサンジオール,ネオベンチルグ
リコール,2−エチル−1.3−ヘキサンジオール.水
素化ビスフェノールA.又(A)式で表わされるビスフ
ェノール屈導体;(式中Rはエチレン又はプロピレン基
であり、x.yはそれぞれ1以上の整数であり、かつ、
x+yの平均値は2〜!0である) 又(B)式で示されるジオール類; 等のジオール類. グリセリン,ソルビット,ソルビタン等の多価アルコー
ル類が挙げられる。
また、全酸成分中50 moR%以上を含む2価のカル
ボン酸としては、フタル酸.テレフタル酸.イソフタル
酸,無水フタル酸などのベンゼンジカルボン酸類又はそ
の無水物:こはく酸,アジピン酸,セバシン酸.アゼラ
イン酸などのアルキルジカルボン酸類又はその無水物ま
たさらに、炭素数6〜l8のアルキル基で置換されたこ
はく酸もしくはその無水物;フマル酸.マレイン酸,シ
トラコン酸,イタコン酸などの不飽和ジカルボン酸又は
その無水物等が挙げられ、又、3価以上のカルボン酸と
しては、トリメリット酸,ピロメリット酸,ペンゾフェ
ノンテトラカルボン酸やその無水物等が挙げられる。
本発明の実施上特に好ましいポリエステル樹脂のアルコ
ール成分としては、前記(A)式で示されるビスフェノ
ール誘導体であり、酸成分としては、フタル酸,テレフ
タル酸.イソフタル酸又はその無水物:こはく酸.ロー
ドデセニルコハク酸又はその無水物.フマル酸.マレイ
ン酸.無水マレイン酸等のジカルボン酸類.トリメリッ
ト酸又はその無水物のトリカルボン酸類が挙げられる.
これは、これらの酸,アルコールで得られたポリエステ
ル樹脂がシャープな溶融特性を示す、フルカラー用及び
熱ローラ一定着用トナーとして混色性が良好で、耐オフ
セット性に優れているからである. さらに、ここで得られたポリエステル樹脂のガラス転移
温度は、50〜75℃好ましくは55〜65℃、さらに
数平均分子量Mn 1,500〜7,000好ましくは
2.000〜5,000 ,重量平均分子量M胃s,o
oo〜150.000好ましくは10.00(1〜10
0,000であることが望ましい. またその酸価は、90以下好ましくは50以下、OH価
は、50以下好ましくは30以下であることが望ましい
。これは、分子鎖の末端基数が増えるとトナーにしたと
き、トナーの帯電特性に於て環境依存性が大きくなる為
である. 本発明に用いられるマゼンタ用キナクリドン系顔料とキ
サンテン系染料は、以下の通りである。
キナクリドン系顔料の代表例としては、構  造  式 n 又、本発明に用いるキサンテン系染料の代表例としては
、 構造式 ■ C.I.Basic  Violet  l1:1
などがある.中でも■C.I.PIgment Red
 122は特にマゼンタ用着色剤として適している。
が挙げられる。
■〜■はいずれも鮮明な青味系ピンク色を有している. ■.■は塩基性染料であるため、若干の吸湿性があり、
また樹脂との相溶性を考慮すると、本発明においては、
油溶性であり、樹脂との相溶性に優れ、着色力が大きい
C.I.Solvent Red 49.が特に適して
いる. また、本発明で用いられるキサンテン系染料処理用のフ
ェノール樹脂は、その千ノマー構成として以下のものが
挙げられる. フェノール類としては、フェノール.クレゾール.キシ
レート,アルキルフェノール.バラフェニルフェノール
,ビスフェノールA等,又、アルデヒド類として、ホル
ムアルデヒド,バラホルムアルデヒド,ヘキサメチレン
テトラミン,フルフラール等、公知のものが全て使用可
能である.中でも、特にtert−プチルフェノールと
ホルムアルデヒドの縮金物であるフェノール樹脂を用い
ることが染料の分散状態が良好であり、好ましい. 本発明に於るキサンテン系染料をフェノール樹脂で処理
する方法としては、 (1) キサンテン系染料とフェノール樹脂を二本ロー
ルミル,バンパリーミキサー.ニーダー.三本ロールミ
ルなどにより溶融混練させる方法、 (2)フェノール樹脂を適当な溶媒に溶解し、そこにキ
サンテン系染料を溶解又は分敗させた後に溶媒を除去、
乾燥する方法、 (3)フェノール、ホルムアルデヒドの混合物にキサン
テン系染料を溶解分散させ、アルカリを加えて加熱三次
元化する方法、 (4)フェノール、ホルムアルデヒドの混合物にキサン
テン系染料を溶解分散させ、酸触媒下でノボラック樹脂
を作っておき、これに橋かけ剤としてヘキサメチレンテ
トラミンなどを加えて硬化する方法、 などが挙げられる。
これらの方法でフェノール樹脂処理されたキサンテン系
染料は、乾燥.粉砕した後、結着樹脂であるポリエステ
ル樹脂と溶融混練し、均一に分散せしめられる。
また本発明に於て、フェノール樹脂にてキサンテン系染
料を処理する場合、キナクリドン系顔料もキサンテン系
染料と同様に分散させ処理することもできる。
また本発明に於るキサンテン系染料に対する処理用フェ
ノール樹脂の割合は、100:10〜l00:200で
あることが好ましい.これは、本発明者らの詳細なる検
討の結果、染料に対してフェノール樹脂量が100:1
0より少なくなると、前述した様なフェノール樹脂によ
る染料のマイグレーション防止効果等の処理効果が殆ど
なくなる.フェノール樹脂は元来熱や酸素等により変色
し易いことが知られているが、逆に、フェノール樹脂を
100:200より多くすると、その変色したフェノー
ル樹脂の色がコビ−画像の画質を著しく低下させる.よ
って、上記使用範囲で処理することが、コピー画質をお
とすことなく、染料のマイグレーション防止効果があり
非常に有効である。
本発明に用いる銅フタロシアニン系ブルー顔料としては
、C.I.ビグメントブルー15, C.I.ピグメン
トブル−16, C.I.ビグメントブル−17又は■
式で示される構造を有するフタロシアニン骨格にフタル
イミドメチル基を1〜5個置換した銅フタロシアニン顔
料などである。
■銅フタロシアニン顔料 n=1  〜 5 本発明に用いるアゾ系イエロー顔料としては、C.!.
ビグメントイエロー1 , C.I.ビグメントイエロ
ー2,C.I.ピグメントイエロー3,C.1.ピグメ
ントイエロー4,C.I.ビグメントイエロー5,C.
I.ピグメントイエロー6,C.!.ピグメントイエロ
ー7,C.I.ビグメントイエロー10, C.I.ビ
グメントイエロー11, C.1.ピグメントイエロー
12.C.I.ピグメントイエロー13, C.I.ピ
グメントイエ口−14, C.I.ピグメントイエロー
15, C.!.ピグメントイエロー17などが挙げら
れる. 本発明に用いるアゾ系レッド顔料としては、C.I.ビ
グメントレッド1 , C.Lビグメントレッド2,C
.I.ピグメントレッド3,C.I.ピグメントレッド
4,C.I.ピグメントレッド5,C.I.ピグメント
レッド6,C.I.ピグメントレッド7,C.I.ピグ
メントレッド8,C.I.ビグメントレッド9.C.I
.ビグメントレッド10. C.I.ピグメントレッド
11, C.I.ピグメントレッド12,などが挙げら
れる。
着色剤の含有量としては、OHPフィルムの透過性に対
しwi感に反映するイエロートナーについては、結着樹
脂100 !i量部に対して12重量部以下であり、好
ましくは0.5〜7重量部が望ましい.12重量部を越
えると、イエローの混合色であるグリーン.レッド、又
、画像としては人間の肌色の再現性に劣る。
その他のマゼンタ(顔料と樹脂処理した染料を合わせて
用いる量)、シアンのカラートナーについては、結着樹
脂100重量部に対しては15重量部以下、より好まし
くは0.1〜9重量部が望ましい。
また、マゼンタの場合、前述した染料及び顔料の長所の
みを生かす為には、その使用比率は以下の範囲にあるこ
とが好ましい。
樹脂処理染料量:顔料= 1 : 100〜lO:1よ
り好ましくは1:50〜5:1が望ましい。
特に2色以上の着色剤を併用して用いる黒色トナーにつ
いては20重量部以上の総着色剤量の添加はキャリアへ
のスベント化を生じ易くなるのみではなく、着色剤がト
ナー表面に数多く露出することによるトナーのドラム融
着や、定着性の不安も増加させる。したがって、着色剤
の量は結着樹脂100重量部に対して3〜15重量部が
好ましい。
黒色トナーを形成するための好ましい着色剤の配合割合
は、イエロー顔料.レッド顔料及びブルー顔料の比が1
:l.5〜2.5:0.5〜1.5が好ましい。
本発明に係るトナーには、負荷電特性を安定化するため
に、荷電制御剤を配合することも好ましい。その際トナ
ーの色調に影響を与えない無色または淡色の負荷電性制
御剤が好ましい。負荷電制御剤としては、例えばアルキ
ル置換サリチル酸の金属錯体(例えば、ジーターシャリ
ープチルサリチル酸のクロム錯体または亜鉛錯体)の如
き有機金属錯体が挙げられる.負荷電制御剤をトナーに
配合する場合には、結着樹脂100 m量部に対して0
.1〜10重量部、好ましくは0.5〜8重量部添加す
るのが良い。
以上前述した材料を用いて得たマゼンタトナー.シアン
トナー,イエロートナー.黒色トナーの分級品の(後述
するシリカ.酸化アルミニウム.酸化チタンなどの流動
向上剤を有しない着色剤含有樹脂粒子)粒度分布は、体
積平均粒径が4.0 〜16.Oμffl,好ましくは
6.0 =14.0μm,個数平均分布の5.04μm
以下が50%以下、好ましくは40%以下であり、体積
平均分布の20.2μm以上が9%以下、好ましくは5
%以下であり、さらに、体積平均粒径と個数平均粒径の
比α(α=体積平均粒径/個数平均粒径)が1.7以下
、好ましくは1.4以下であることが望ましい。
これは、体積平均粒径が16.0μmを越えかつ/又は
体積平均分布の20.2μm以上が9%を越えると、画
像のガサツキや文字のにじみ等、所謂飛び敗りが悪化す
る傾向が高まるからである。
又、体積平均粒径が4.0μm未満かつ/又は個数平均
分布の5.04μm以下が50%を越えると、特に高温
高湿の環境下では、トナーの飛散量が多くなり、帯電器
ワイヤーの汚染,現像剤濃度検出器ファイバ一部の汚染
.さらには、飛散物の摺動部への蓄積による可動不能の
原因となる。又、特に低温低湿の環境下では、トナー粒
子1個当りの摩擦帯電量が非常に大きくなり、その結果
、感光ドラム上の静電潜像の画像部に現像されるトナー
量が少なくなり、得られた複写画像の濃度が低いもので
あったり、色再現の悪いものとなる.さらに、感光ドラ
ム上の静電潜像の非画像部に少量でも飛散付着した場合
、カブリやクリーニング不良の原因となることが多い。
又、体積平均粒径と個数平均粒径の比αが1.7を越え
ると、粒径分布が広いことにより、トナーの摩擦帯電分
布も広くなり、逆極性帯電(本発明に於ては正帯電)ト
ナーが多く発生する。この結果、カブリの悪い画像とな
る. 本発明に用いられる流動向上剤としては、着色剤含有樹
脂粒子に添加することにより、流動性が添加前後を比較
すると増加しつるものであれば、どのようなものでも使
用可能である. 例えばフッ素系樹脂粉末、すなわちフッ化ビニリデン微
粉末、ポリテトラフルオ口エチレン微粉末など;又は脂
肪酸金属塩、すなわちステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸鉛など;又は金属酸化物、す
なわち酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛粉末な
ど;又は微粉未シリカ、すなわち湿式製法シリカ、乾式
製法シリカ、それらシリカにシランカップリング剤、チ
タンカップリング剤、シリコンオイルなどにより表面処
理を施した処理シリカなどがある。
好ましい流動向上剤としては、ケイ素ハロゲン化合物の
蒸気相酸化により生成された微粉体であり、いわゆる乾
式法シリカ又はヒュームドシリヵと称されるもので、従
来公知の技術によって製造されるものである.例えば四
塩化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱分解酸化反応を
利用するもので、基礎となる反応式は次の様なものであ
る。
SICi14 + 2 82 + 02− 5102 
+ 4 8Ci’又、好ましい流動向上剤としては、上
記製造工程と同様にして得られる酸化アルミニウム、酸
化チタンが挙げられる。
その粒径は平均の一次粒径として、o.oot〜2μm
の範囲内である事が望ましく、特に好ましくは、0.0
02〜0.2μlの範囲内の微粉体を使用するのが良い
本発明に用いられるケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化
により生成された市販のシリヵ微粉体としては、例えば
以下の様な商品名で市販されているものがある。
^EROSIL              130(
日本アエロジル社) TT600 MOX 1 7 0 MOX  80 COK  84 Ca−0−SiL ( CABOT Co.社》 ト5 MS− 7 MS−75 HS− 5 El+−5 Wacker  }IDK  N  2G( WACK
ER−CtIEMIE GMBH社)V15 N20E T30 T40 D−C  Fine  S11ica (ダウコーニングCo.社) Fransol ( Fransil社) さらには、該ケイ素ハロゲン化合物の気相酸化により生
成されたシリカ微粉体に疎水化処理した処理シリカ微粉
体を用いることがより好ましい。
該処理シリカ微粉体において、メタノール滴定試験によ
って測定された疎水化度が30〜8oの範囲の値を示す
ようにシリカ微粉体を処理したものが特に好ましい。
疎水化方法としては、シリカ微粉体と反応、あるいは物
理吸着する有機ケイ素化合物などで化学的に処理するこ
とによって付与される。
好ましい方法としては、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相
酸化により生成されたシリカ微粉体を有機ケイ素化合物
で処理する。
その様な有機ケイ素化合物の例は、ヘキサメチルジシラ
ザン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラン、ト
リメチルエトキシシラン、ジメチルジク口ルシラン、メ
チルトリクロルシラン、アリルジメチルク口ルシラン、
アリルフェニルジク口ルシラン、ベンジルジメチルクロ
ルシラン、プロムメチルジメチルクロルシラン、α−ク
ロルエチルトリクロルシラン、ρ−クロルエチルトリク
ロルシラン、クロルメチルジメチルク口ルシラン、トリ
オルガノシリルメルヵブタン、トリメチルシリルメルカ
ブタン、トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメ
チルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメ
チルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、
ヘキサメチルジシロキサン、1.3−ジビニルテトラメ
チルジシロキサン、1.3−ジフェニルテトラメチルジ
シロキサン及び1分子当り2から12個のシロキサン単
位を有し末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のStに
結合した水酸基を含有するジメチルボリシロキサン等が
ある。これらは1 fi1あるいは2種以上の混合物で
用いられる。
その処理シリカ微粉体の粒径としては0.003〜0.
1μIの範囲のものを使用することが好ましい.市販品
としては、タラノックスーSOO (タルコ社)、^E
ROSIL R−972  (日本アエロジル社)など
がある。
着色剤含有樹脂粒子への添加量としては、該樹脂粒子1
00重量部に対して0.01〜10重量部、好ましくは
0.1〜5重量部である。0.01重量部未満では、流
動性向上に効果はなく、10重量部を越えると、カブリ
や文字のにじみ、機内飛散を助長する。
本発明に使用されるキャリアとしては、例えば表面酸化
または未酸化の鉄、ニッケル、銅、亜鉛、コバルト、マ
ンガン、クロム、希土類等の金属及びそれらの合金また
は酸化物及びフエライトなどが使用できる。又その製造
方法として特別な制約はない。
又、上記キャリアの表面を樹脂等で被覆する系は、前述
のJ/B現像法において特に好ましい.その方法として
は、樹脂等の被覆材を溶剤中に溶解もしくは懸濁せしめ
て塗布しキャリアに付着せしめる方法、単に粉体で混合
する方法等、従来公知の方法がいずれも適用できる。
キャリア表面への固着物質としては、トナー材料により
異なるが、例えばポリテトラフルオ口エチレン、モノク
ロ口トリフルオ口エチレン重合体、ポリフッ化ビニリデ
ン、シリコーン樹脂、ボリエステル樹脂、ジターシャー
リープチルサリチル酸の金属錯体、スチレン系樹脂、ア
クリル系樹脂、ボリアシド、ポリビニルブチラール、ニ
グロシン、アミノアクリレート樹脂、塩基性染料及びそ
のレーキ、シリカ微粉末、アルミナ微粉末などを単独或
は複数で用いるのが適当であるが、必ずしもこれに制約
されない。
上記化合物の処理量は、キャリアが前記条件を満足する
よう適宜決定すれば良いが、一般には総量で本発明のキ
ャリアに対し0.1〜30重量%(好ましくは0.5〜
20重量%)が望ましい。
これらキャリアは、250メッシュバス, 40Gメッ
シュオンのものが、70重量%以上あり、かつ、その平
均粒径はlO〜100μm1好ましくは20〜70μm
を有することが好ましい。
特に好ましい態様としては、Cu−Zn−Feの3元系
のフエライトであり、その表面をスチレン系樹脂又はス
チレン系樹脂とフッ素系樹脂でコーティングしたものが
挙げられる.これらの樹脂は、本発明のカラー現像法に
於るトナーに対し、摩擦帯電付与能力が高いだけでなく
、環境の影習を受けにくい安定した摩擦帯電付与能力を
有している。
スチレン系樹脂としては、ボリスチレン又はスチレンと
重合可能なモノマーを用いて得られた樹脂であれば使用
可能であるが、好ましい樹脂としては、スチレンーアク
リル系樹脂、特にスチレンーメチルメタクリレート樹脂
、スチレンーアクリル酸2−エチルヘキシル、スチレン
ーアクリル酸2一エチルヘキシルーメタクリル酸メチル
などが挙げられる。
フッ素系樹脂としては、含フッ素ビニル系樹脂であれば
使用可能であるが、特に好ましい樹脂としては、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリテトラフルオ口エチレン、フッ化
ビニリデンーテトラフルオ口エチレン共重合体などが挙
げられる。
これら樹脂のフエライトに対するコーティング量は、o
.ot−to重量%、好ましくは0.05〜5重量%で
ある。
また、スチレン系樹脂とフッ素系樹脂を併用する場合、
フッ素系樹脂はコート剤中90重量%以下、好ましくは
、70重量%以下であることが望ましい. これは、樹脂のコーティング量が1011量%を越える
と、キャリアが凝集を起こす為であり、又、0.Ol重
量%未満であると、コーティングされない部分が多くな
り、一部のトナーの摩擦帯電量が低下し、カブリが悪く
なる為である。
また、フッ素系樹脂使用量がコート剤中90重量%を越
えると、フエライトにうまくコートされず、樹脂のみが
遊離してしまう。よって、フッ素系樹脂使用量はコート
剤中90重量%以下が好ましい。
上記コートフェライトキャリアは粒径分布がシャープで
あり、本発明のカラートナーキットに対し好ましい摩擦
帯電性が得られ、さらに電子写真特性を向上させる効果
がある。
本発明に係るカラートナーと混合して二成分現像剤を調
製する場合、その混合比率は現像剤中のトナー濃度とし
て、2.0重量%〜15.0重量%、好ましくは3.0
重量%〜13.0!i量%にすると通常良好な結果が得
られる。トナー濃度が2.0%未満では画像濃度が低く
実用不可となり、15%を超えると、カブリや機内飛散
を増加せしめ、現像剤の耐用寿命を短める。
以下に、本発明に於る各測定法について述べる。
(1)ガラス転移温度Tgの測定 木発明に於ては、示差熱分析測定装置( OSC測定装
置) , DSC−7  (パーキンエルマー社製)を
用い測定する。
測定試料は5〜20mg、好ましくは10mgを精密に
秤量する。
これをアルミバン中に入れ、リファレンスとして空のア
ルミパンな用い、測定温度範囲30℃〜200℃の間で
、昇温速度10℃/minで常温常温下で測定を行う。
この昇温過程で、温度40〜100℃の範囲におけるメ
インピークの吸熱ピークが得られる。
このときの吸熱ピークが出る前と出た後のべ一スライン
の中間点の線と示差熱曲線との交点を木発明に於るガラ
ス転移温度Tgとする。
(2)分子量分布の測定 本発明に於では、高速液体クロマトグラ7イ−(日本分
光社製JASCO TRI IIOTAR−VT }I
PL(:system)にて測定した。カラムは、東洋
ソーダ工業社製Toso TSK get−2000,
 −3000, −4000, −5000を用い、溶
媒はT}IFを用いた, Detectorは、昭和電
工社製Shodex RISE−51であり、測定条件
は、Flow rateがl.omR/min ,カラ
ム温度40℃, Injvol.75μNで行った。
試料の分子量は、試料の有する分子量分布を数種の単分
敗ボリスチレン標準試料により作製した検量線の対数値
とカウント数との関係から算出した。
検量線作成用の標準ボリスチレン試料としては、例えば
、Pressure Chemical Co.製或い
は東洋ソーダ工業社製の分子量が6 x 10’, 2
.1x 10’,4 X 103, 1.75 x 1
0’  5.lx 10’  1.lx 10’3.9
X 10’, 8.6X 10’ , 2 X 10’
, 4.48 X 10’のものを用い、少なくともl
O点程度の標準ポリスチレン試料を用いるのが適当であ
る。
(3)粒度分布測定 測定装置としては、コールターカウンターTA−II型
(コールタ−社製)を用い、個数平均分布,体積平均分
布を出力するインターフエイス(日科機製)及びCX−
1パーソナルコンピュータ(キヤノン製)を接続し電解
液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCJ)水溶液
を調製する。
測定法としては、前記電解水溶液100〜150mjl
中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベン
ゼンスルホン酸塩を0.1〜5mR加え、さらに測定試
料を0.5〜5 0mg加える.試料を懸濁した電解液
は超音波分散器で約1〜3分間分敗処理を行い、前記コ
ールターカウンターTA−II型により、アバチャーと
して100μmアバチャーを用いて2〜40μmの粒子
の粒度分布を測定して体積平均分布,個数平均分布を求
める。
これら求めた体積平均分布、個数平均分布より、体積平
均粒径.個数平均粒径,個数平均分布の5.04μm以
下、体積平均分布の20.2μm以上の各値を得る。
[実施例] 以下に実゛施例をもって本発明を詳細に説明する。尚、
r%」及びr部」は重量%及び重量部を示す。
叉】C生± ブロボキシ化ビスフェノールとフマル酸を縮合して得ら
れたポリエステル樹脂(Mn =2,000,M w 
= 17,Goo、Tg=57℃.酸価=9,0}1価
=17)100重量部に対して、下記第1表の処方量の
着色剤及び荷電制御剤を用いてフルカラートナーを得た
(以下余白) その製造方法は、マスターバッチ法で行った。
先ず、ポリエステル樹脂と前記着色剤量の6倍量のもの
を3本ロールミルで溶融混練し、冷却後ハンマーミルに
てlmn以下に粗砕し、マスターバッチ用着色樹脂を得
た。次いで、前記所定量になる様にポリエステル樹脂.
荷電制御剤及びマスターバッチ用着色樹脂を秤量し、ヘ
ンシェルミキサーにより予備混合した.この後、3本ロ
ールミルで溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用いて約
1〜2IIIII1程度に粗粉砕し、次いで、エアジェ
ット方式による微粉砕機で30μI以下の粒径に微粉砕
した.さらに、得られた微粉砕物を分級して、マゼンタ
トナーについては体積平均粒径8.17μm、個数平均
粒径6.34μm (従って、a = 1.29) ,
個数平均分布の5.04μm以下が32.0%、体積平
均分布の20.2μm以上が0.1%に調整した.他ト
ナーについて、その粒度分布は第2表に示した.流動向
上剤としてヘキサメチルジシラザンで処理したシリカ微
粉末を、各分級品100重量部に0.5重量部.酸化ア
ルミニウム微粉末を0.2重量部を外添添加し、フルカ
ラー用トナーとした。
(以下余白) キャリアとしては、スチレンーアクリル酸2−エチルヘ
キシルーメタクリル酸メチル(共重合重量比50 : 
20 : 30)を0.5重量%コーティングしたCu
−Zn−Fe系フエライトキャリア(平均粒径40um
;250メッシュパス400メッシュオン85重量%)
を用い、各色トナー濃度が5重量%になるよう現像剤を
調製した。
これらの現像剤及びトナーを用いて、キヤノン製フルカ
ラー複写機CLC−1で画出し試験を行った。
その結果、フル力ラーモードで2万枚の耐刷後でも定着
ロールへのオフセットは全くなく、カブリのないオリジ
ナルカラーチャートを忠実に再現するフルカラー画像が
得られた。又、複写機内のトナーの搬送性は良好で、安
定した画像濃度が得られた。OHPフィルムを使用した
場合もトナーの透過性は非常に好ましいものであった.
さらに、環境を低温低湿.高温高温に変えて画出し試験
を行ったが、安定した画像濃度が得られ、カブリもなく
、トナー飛散も殆どない良好な結果が得られた。
また、ここで得られた画像を3ケ月間日光照射したが、
各色共退色することなく、画出しした時と変わらなかっ
た。
実施例2 実施例1で得られた各トナーの分級品100重量部にヘ
キサメチルジシラザンで処理したシリカ微粉末を0.6
重量部.酸化チタン0.2重量部を外添添加しフルカラ
ー用トナーとした。それ以外は実施例1と同様にして、
キヤノン製フルカラー複写機CLC−1で画出し試験を
行った。
その結果、フルカラーモードで1万枚の耐刷後でもオフ
セットは発生せず、カブリのないオリジナルカラーチャ
ートを忠実に再現するフルカラー画像が得られた。また
、複写機内のトナーの搬送性は良好で、安定した画像濃
度が得られた。またO II Pフィルムを使用した場
合も透過性は良好であった。
さらに、環境を低温低湿,高温高温に変えて画出し試験
を行ったが、カブリもなく、トナー飛散も少ない良好な
結果が得られた。また、ここで得られた画像を3ケ月間
日光照射したが、各色共退色することなく画出しした時
と変わらなかった。
去』L剋』− (以下余白) ブロポキシ化ビスフェノール.エトキシ化ビスフェノー
ル.テレフタル酸及びフマル酸を縮合して得られたポリ
エステル樹脂( M n − 2,200,M w =
 18,000, Tg= 59℃.酸価=7,0}1
価=20)100重量部に対して、上記処方量(第3表
)の着色剤及び荷電制御剤を用いて、実施例1と同様に
行い、第4表に示した粒度分布のトナー分級品を調製し
た。流動向上剤として、ヘキサメチルジシラザンで処理
したシリカ微粉末を各トナー分級品100重量部にO.
S重量部を外添添加し、フルカラー用トナーとした。
(以下余白) キャリアは、ビニリデンフルオライドーテトラフルオ口
エチレン共重合体(共瓜合重量比8:2.)とスチレン
ーアクリル2−エチルヘキシルーメタクリル酸メチル(
共重合比45 : 20 : 35)を50:50の重
量比率で0.7 3!i量%コーティングしたCu−Z
n−Fe系フエライトキャリア(平均粒径49μm;2
50メッシュパス400メッシュオン91.2重量%)
を用い、各色トナー濃度が9重量%になるよう現像剤を
調製した。
これらの現像剤及びトナーを用いて、キヤノン製フルカ
ラー複写機CLC−1で画出し試験を行った。
その結果、フルカラーモードで1.5万枚の酎刷後でも
定着ローラーのオフセットはなく、カブリのないオリジ
ナルカラーチャートを忠実に再現するフルカラー画像が
得られた.又、複写機内のトナーの搬送性は良好で、安
定した画像濃度が得られた。OHPフィルムを使用した
場合もトナーの透過性は非常に良好であった。
さらに、環境を低温低湿.高温高温に変えて画出し試験
を行ったが、安定した画像濃度が得られ、カブリもなく
、トナー飛散も殆どない良好な結果が得られた。
ここで得られた画像を3ケ月間日光照射したが、各色共
、退色することなく画出しした時と変わらなかった。
比較例1 マゼンタトナー用着色剤として、C.I.ベーシックバ
イオレットlOを1.5重量部を用いた以外は実施例1
と同様にして、マゼンタトナー分級品を調製した(体積
平均粒径8.33μm.個数平均粒径6.65μm(α
=1.25),個数平坩分布5.04μm以下27.5
%、体積平均分布20.2μm以上0.2%).他色の
トナー分級品は、実施例lで用いたものを使用した. この後は実施例1と同様にして、現像剤及びトナーを調
製し、キヤノン製フルカラー複写機CLC−1で画出し
試験を行った。
その結果、フルカラーモードで1万枚の耐刷後でも、カ
ブリのない良好な画像が得られた.また、複写機内のト
ナーの搬送性は良好で、安定した画像濃度が得られた。
OIIPフィルムを使用した場合もトナーの透過性は良
好であった。
しかし、環境を低温低湿.高温高温に変えて画出し試験
を行うと、低温低湿ではマゼンタ色がやや濃度低下し、
少々力ブリ(非画像部へのトナーの飛散)が認められ、
高温高湿ではマゼンタトナーの飛散がやや多かった。
さらに、ここで得られた画像を3ケ月間日光照射すると
、マゼンタ色のみが退色した色再現の悪い彩度の落ちた
画像になった。
匿炙■ユ マゼンタトナー用着色剤として、C.I.ピグメントレ
ッド206  3.5重量部とフェノール樹脂処理を施
していないC.I.ゾルベントレッド49 1.0重量
部を用いた以外は、実施例1と同様にしてマゼンタトナ
ー分級品を調製した(体積平均粒径8.05μm.個数
平均粒径6.32μm(α=1.27),個数平均分布
5.044m以下29.8%、体積平均分布20.2μ
m以上0.1%).他色のトナー分級品は、実施例lで
用いたものを使用した。
この後は、実施例1と同様にして、現像剤及びトナーを
調製し、キヤノン製フルカラー複写機CLC−1で画出
し試験を行った。
その結果、フルカラーモードで画を出すと、色再現がま
ずまずのものが得られたが、マゼンタ単色モードで画を
出すと、着色剤の分散が悪く、着色剤のブツブツ模様が
出ていた。
よ笠■ユ マゼンタトナー用着色剤として、C.I.ピグメントレ
ッド20[i  4.0重量部のみを用いた以外は、実
施例1と同様にして、マゼンタトナー分級品を調製した
(体積平均粒径8.25μm,個数平均粒径6.50μ
m ( a = 1.27) ,個数平均分布5.04
gm以下27.5%、体積平均分布20.2μm以上0
.2%)。他色トナー分級品は、実施例lで用いたもの
を使用した。
この後は実施例1と同様にして、現像剤及びトナーを調
製し、キヤノン製フルカラー複写機CLC−1で画出し
試験を行った。
その結果、得られた画は彩度のおちた色再現性の悪いも
のであった。
比較例4 マゼンタ色とシアン色トナーの分級品粒度を第5表の様
に調製した以外は、実施例1と同様にして、現像剤及び
トナーを調製した. (以下余白) 実施例1と同様にして、キヤノン製フルカラー複写機C
LC−1で画出し試験を行った。
その結果、マゼンタトナーの機内飛散は非常に悪《、得
られた画に飛び敗った状態で付着していた。また、シア
ントナーは非常に濃度が低《、カブリも悪かった。従っ
て、得られた画像は色再現が悪く、カブリの悪いもので
あった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のカラー画像形成方法によ
り、画出し試験、例えば1.5万枚の耐刷後でも、オフ
セットは発生せず、カブリのないオリジナル力ラーチャ
ートを忠実に再現するフルカラー画像を得ることができ
る。
また、複写機内のトナーの搬送性は良好で、安定した画
像濃度が得られ、さらに、低温低湿,高温高温環境下に
おいても、カブリ,トナー飛散も殆どない良好な画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るカラー電子写真方法を適用する
フルカラー電子写真機の一例を示す概略図である。 1・・・感光ドラム 3・・・補給ホッパー 5・・・補給筒 7・・・グリッパ− 9・・・分離帯電器 l3・・・現像スリーブ 2・・・現像器 4・・・トナー搬送ケーブル 6・・・転写ドラム 8・・・転写帯電器 lO・・・定着器 l6・・・供給スクリュー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー
    の3色、又は前記3色及び黒色トナーを使用する多色電
    子写真法を用いたカラー画像形成方法に於て、 該マゼンタトナーは、キナクリドン系顔料及びフェノー
    ル系樹脂で処理されたキサンテン系染料を含有したポリ
    エステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナーであり
    、 該シアントナーは、銅フタロシアニン系ブルー顔料を含
    有したポリエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するト
    ナーであり、 該イエロートナーは、アゾ系イエロー顔料を含有したポ
    リエステル樹脂粒子及び流動向上剤を有するトナーであ
    り、 該黒色トナーは、アゾ系レッド顔料、銅フタロシアニン
    系ブルー顔料及びアゾ系イエロー顔料から選ばれる少な
    くとも2種類以上の顔料を含有したポリエステル樹脂及
    び流動向上剤を有するトナーであることを特徴とするカ
    ラー画像形成方法。
  2. (2)現像スリーブ上及びキャリア表面に付着したカラ
    ートナーを感光ドラムに転移現像させるジャンピング&
    ブラシ現像法を用いることを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像形成方法。
JP1114202A 1989-05-09 1989-05-09 カラー画像形成方法 Pending JPH02293860A (ja)

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