JPS6270478A - 難燃性ゴムパツキン - Google Patents

難燃性ゴムパツキン

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JPS6270478A
JPS6270478A JP60211867A JP21186785A JPS6270478A JP S6270478 A JPS6270478 A JP S6270478A JP 60211867 A JP60211867 A JP 60211867A JP 21186785 A JP21186785 A JP 21186785A JP S6270478 A JPS6270478 A JP S6270478A
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JP
Japan
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rubber
flame
retardant
rubber packing
ethylene
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JP60211867A
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Hisaya Iwamoto
悠也 岩本
Yuzo Tokumaru
得丸 雄三
Hitoshi Misumi
三角 斎
Toshikazu Okazaki
岡崎 敏和
Daizo Nakayama
中山 大三
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Sumitomo Riko Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電線、電話線ケーブル等の通信ケーブル連
結用の連結具に装備される水密用の難燃性ゴムパツキン
に関するものである。
〔従来の技術〕
通信ケーブルは、長大なものであり、その中間において
連結具によって連結されている。この種の連結具には一
般にスリーブケースが用いられており、このスリーブケ
ース内において一方の通信ケーブルの連結部と他方の通
信ケーブルの連結部とが連結される。連結された通信ケ
ーブルは、上記スリーブケースの左右両側開口から左右
に延びるのであり、」1記スリーブケースの左右両側開
口には、ゴムパツキンが装着されスリーブケース内に対
する水の浸入を防止している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記ゴムパツキンは、上記のようにスリーブ内への水の
浸入防止を図るものであるが、最近では、単に上記スリ
ーブケースを水密構造にするだけではなく、火災防止の
見地からそれ自体が難燃性を有することが求められてい
る。このため、上記ゴムパツキンの使用材料として塩素
元素や臭素元素等のハロゲン元素を含むゴム材料が用い
られるようになっている。しかしながら、」1記のよう
なハロゲン元素を含むゴム材料は加熱によって有害なハ
ロゲンガスを発生するため、そのハロゲンガスにより二
次災害を生起する危険がある。
また、上記のようなハロゲン元素を含有させたゴム材料
を用いるのではなく、ハロゲン元素を含む配合剤を添加
することも考えられているが、このようにしてもやはり
加熱の際に有害なハロゲンガスが発生するため二次災害
の原因となる。しかもこのような配合剤を多量に使用す
ると配合剤によってゴム弾性が阻害され、水密性等の特
性が低下するというような難点も生じている。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、加
熱されてもハロゲンガス等の有害なガスを発生ずること
なく、しかも優れたゴム特性を有している難燃性ゴムパ
ツキンの提供をその目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の難燃性ゴムパツ
キンは、エチレン、プロピレンおよびジエン成分との三
元重合体からなりパーオキサイド加硫剤によって加硫さ
れているエチレン・プロピレンゴムを主成分とし、平均
粒径0.5μm以下の水酸化アルミニウム微粒子が、未
加硫状態のエチレン・プロピレンゴムを基準にしそのエ
チレン・プロピレンゴム100重量部に対して100〜
220重量部含有され、さらにその他の任意成分が含有
されているという構成をとる。
すなわち、本発明者らは、ゴムパツキンの有する上記の
問題を解決するため、難燃剤を中心に研究を重ねた結果
、水酸化アルミニウムが、加熱時に有害ガスを発生する
ことなくゴムに対して優れた難燃性を付与することを見
いだし、さらに研究を重ねた結果、上記水酸化アルミニ
ウムを通常の使用態様で用いるのではなく、特に微粒子
にし、これを特定のゴム基剤に対して特定割合で配合す
ると、ゴムの特性を何ら損なうことなく優れた難燃効果
が得られることを見いだしこの発明に到達したのである
このように、この発明の難燃性ゴムパツキンは、水酸化
アルミニウム微粒子を難燃剤として使用しているため、
火災等の加熱にあっても有毒ガスを発生することなく、
したがって、有毒ガスに起因する二次災害の原因をつく
ることのない安全上極めて有用なものであり、しかも優
れたゴム特性に基づく良好なパツキン性能を備えている
この発明の難燃性ゴムパツキンは、上記のようにエチレ
ン・プロピレンゴム(EPDM)と、パーオキサイド加
硫剤と水酸化アルミニウム微粒子とを用いて得られるも
のである。
上記EPDMは、耐候性、耐熱性、低温特性に優れ、吸
水性および圧縮永久歪が小さく、ゴムパツキンの用途に
好適に用いうるものである。特にこの発明においては、
EPDMとして、ヨウ素価が20%以上のものを用いる
と好結果が得られるようになる。
上記パーオキサイド加硫剤は、上記EPDMの圧縮永久
歪を向上させるために使用されるものであり、水酸化ア
ルミニウム微粒子の配合により低下する上記EPDMの
圧縮永久歪を適正に維持する作用を発揮する。このよう
な作用は、硫黄加硫剤では得られないものであり、パー
オキサイド加硫剤とEPDMとを組み合わせることによ
り始めて得られるものである。
上記水酸化アルミニウム微粒子は、−上記EPDMの難
燃剤となるものであり、加熱によってハロゲンガス等の
有毒ガスを発生しない優れたものである。
ところで、水酸化アルミニウムは、そのまま使用すると
ゴム特性を低下させる。本発明者らは、水酸化アルミニ
ウムの添加によって生起するEPDMのゴム特性の低下
を極力抑制するため一連の研究を重ね、水酸化アルミニ
ウムの粒径を、平均粒径0.5μm以丁の微粒に設定す
ると、難燃効果を発揮しうる程度に大計に使用しても、
EPDMのゴム特性、特に機械的強度の低下が抑制され
、難燃剤を添加しないEPDMとほぼ同程度の機械的強
度が維持されることを見いだしたのである。
上記のような平均粒径0.5μm以下の水酸化アルミニ
ウム微粒子は、難燃効果とゴム特性の低下防止の双方の
見地から、その含有量が上記EPDM100重量部(以
下「部」と略す)に対して100〜220部の範囲内に
設定される。すなわち、水酸化アルミニウム微粒子の配
合量が100部未満になると充分な難燃効果が得られな
くなり、逆に220部を上回るとEPDMの機械的強度
等のゴム特性が大幅に低下するようになるからである。
この発明の難燃性ゴムパッキンは、以上の三成分を必須
成分とするものであり、さらにそれ以外の任意成分とし
て、必要に応してシランカップリング剤が用いられる。
すなわち、シランカップリング剤は上記水酸化アルミニ
ウム微粒子の使用によるEPDMの機械的強度の低下の
防止を図るものであり、これの使用により、より一層E
PDMの機械的強度の低下が防止されるようになる。こ
のようなシランカップリング剤を使用する場合には、E
PDM100部に対して0.5〜3.0部に設定するこ
とが好適である。
この発明の難燃性ゴムパツキンは、上記の成分原料を用
い、従来公知の方法により製造することができる。例え
ば上記の成分原料を所定の割合に配合し、これをロール
機にかけて充分混合し、ついで成形機にかけてパツキン
形状に成形し、得られた成形物を適正な加硫条件の下で
プレス加硫することにより目的とする難燃性ゴムパツキ
ンを製造することができる。
このようにして得られた難燃性ゴムパツキンは、EPD
M自体の優れた特性が損なわれていすしかも水酸化アル
ミニウム微粒子によって難燃化されており、火災等に遭
遇しても有毒ガスを発生ずることなく難燃化効果を発揮
するものである。
上記のようにして得られた難燃性ゴムパツキンの使用例
を第1図および第2図に示す。これらの図において、1
はケーブル、2はそのケーブル1の外周に取り付けられ
たケーブルシール材、3は2つ割り状の難燃性ゴムパツ
キン(端面板)、4は2つ割り状のスリーブケースで、
上記ゴムパツキン3をそれ自体の開口に取付固定してい
る。5は上記ゴムパツキン3の外周面に設けられた端面
板シール材であり、6はスリーブケース4の合わせ部に
設けられるスリーブガスケットである。すなわち、上記
ケーブル1はスリーブケース4内で連結され、長く延び
ていくのである。この場合において、難燃性ゴムパツキ
ン3等の作用によりスリーブケース4の開口が水密状態
になっているため、スリーブケース4内への水等の侵入
が防止される。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の難燃性ゴムパツキンは、その
主成分をエチレン・プロピレンゴムとし、これの特性を
損なわないよう水酸化アルミニウムを微粒子にして上記
ゴムに対して特定量配合し、かつ」1記エチレン・プロ
ピレンゴムをバーオキザイド加硫剤により加硫し、水酸
化アルミニウム微粒子の配合により低下する北記ゴムの
圧縮永久歪の低下をカバーしているため、優れたゴム特
性を保持しなから難燃性をも備えており、しかも火災等
に遭遇しても有毒なガスを発生して二次災害を生起させ
ることのない優れたものである。したがって、電線、電
話線ケーブル等の通信ケーブルの連結具の水密用ゴムパ
ツキンを始め、その他各種のパツキン等に好適に利用す
ることができる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〜6.比較例1〜7〕 後記の表に示す原料を同表に示す割合で配合し、この配
合物を6インチロールを用いて混合し、得られた混合物
をそれぞれの配合の適正加硫条件に従ってプレス加硫し
1.J [Sに準拠した難燃性および圧縮永久歪測定用
の試料を得た。
このようにして得られた試料について難燃性および圧縮
永久歪を測定し、同表にその結果を併せて示した。
難燃性の評価は酸素指数法を用いて行っている。
この酸素指数法において、数値は試料が燃焼する際にお
Lノる空気中の必要含有酸素を示しており、例えば数値
が30であれば、空気中に酸素が30%以上含有されて
いないと試料が燃焼しないことを示している。すなわち
、この値が大きい程難燃性に富んでいることが示される
また、圧縮永久歪は、ゴム材のへたりを知るためのもの
であり、この値の小さいもの程へたりが少なく良好であ
ることを示している。
(以下余白) (酸素指数法) 測定に3曹鵬厚のゴムシートを使用し、JIS−に72
01にもとづいて測定した。この値が25以上であれば
難燃性を有するとされる。
(圧縮永久歪) 70°C222時間放置しJIS−に6301にもとづ
いて測定した。この値が20%以下であればパツキンと
しての使用が可能と判断されている。
第1表の結果から、実施例品は、難燃性に優れ、しかも
ゴムのへたりがなく、優れた性能を有していることがわ
かる。これに対して比較例品は圧縮永久歪もしくは酸素
指数のいずれかもしくは双方が悪く難燃性パツキン材と
しては信頼に足るだけの性能を有していないことがわか
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の難燃性ゴムパツキンを通信ケーブル
のスリーブケースに応用した例を示す断面図、第2図は
そのA−A’断面図である。 I・・・ケーブル 2・・・ケーブルシール材 3・・
・難燃性ゴムパツキン 4・・・スリーブケース第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン、プロピレンおよびジエン成分との三元
    重合体からなりパーオキサイド加硫剤によつて加硫され
    ているエチレン・プロピレンゴムを主成分とし、平均粒
    径0.5μm以下の水酸化アルミニウム微粒子が、未加
    硫状態のエチレン・プロピレンゴムを基準にしそのエチ
    レン・プロピレンゴム100重量部に対して100〜2
    20重量部含有され、さらにその他の任意成分が含有さ
    れていることを特徴とする難燃性ゴムパッキン。
  2. (2)その他の任意成分が、シランカップリング剤であ
    る特許請求の範囲第1項記載の難燃性ゴムパッキン。
  3. (3)シランカップリング剤の含有量が、未加硫状態の
    エチレン・プロピレンゴム100重量部に対してシラン
    カップリング剤が0.5〜3.0重量部になるように設
    定されている特許請求の範囲第2項記載の難燃性ゴムパ
    ッキン。
JP60211867A 1985-09-25 1985-09-25 難燃性ゴムパツキン Granted JPS6270478A (ja)

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JPH0471115B2 JPH0471115B2 (ja) 1992-11-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0518216U (ja) * 1991-08-19 1993-03-05 三菱電線工業株式会社 フロアケーブルダクト用シール材
US5350151A (en) * 1991-12-09 1994-09-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Load supporting apparatus
WO1995014828A1 (en) * 1993-11-26 1995-06-01 Btr Plc Gap seal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544738A (en) * 1977-06-09 1979-01-13 Katsuyoshi Kimijima Culture of mushroom
JPS58145742A (ja) * 1982-02-22 1983-08-30 Sumitomo Chem Co Ltd ゴム組成物

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