JPS61136538A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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Publication number
JPS61136538A
JPS61136538A JP25721584A JP25721584A JPS61136538A JP S61136538 A JPS61136538 A JP S61136538A JP 25721584 A JP25721584 A JP 25721584A JP 25721584 A JP25721584 A JP 25721584A JP S61136538 A JPS61136538 A JP S61136538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
rubber composition
carbon black
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP25721584A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Takano
高野 敬二
Hayao Ishitani
石谷 速夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 口産業上の利用分野コ 本発明は、原子力発電所等で用いられるケーブルのシー
ス用組成物に好適なゴム組成物に関する。
[従来の技術] 原子力発電所等で用いられるケーブルのシースには、ク
ロロスルフォン化ポリエチレンゴム組成物が耐放射線性
に優れていることから使用されている。このようなゴム
組成物は、高度の難燃性を必要とすると共に、冷却材喪
失事故(LOCA)及び主蒸気管破断事故(MSLB)
等の緊急時にも所定の機能を発揮しなければならないた
め、高度の耐水性も必要とされる。通常は、絶縁体とし
てエチレンプロピレンゴム組成物を使用しているが、シ
ースの耐水性が悪いと冷却材喪失事故や主蒸気管破断事
故時にシースに膨潤クラックが入り、高温水蒸気が絶縁
体に侵入しケーブルの絶縁特性に悪影響を及ぼす。
また、近年燃焼時に有害ガスの発生を抑えることが、ケ
ーブルの使用に際して一般に要求されている。クロロス
ルフォン化ポリエチレンは、それ自体が含ハロゲン化合
物であるため、有害なハロゲンガスを放出する。原子力
向けの従来のクロロスルフォン化ポリエチレンゴム組成
物は、難燃性、耐水性に優れているものの燃焼時には、
120〜1601111F/9程度の塩酸ガスを放出す
る。この場酸ガスのために周囲の機器が腐蝕されると共
に、作業者の安全性が害される。このため、原子力発電
所等で使用されるケーブルから発生する塩酸ガスの量は
、1100It/9以下にすることが望まれている。
[発明が解決しようとする問題点コ ゴム組成物から発生する塩酸ガスの量を少なくする手段
として、ゴム組成物中に炭酸カルシウムを配合すること
により、燃焼時に発生した塩酸ガスを捕捉するものがあ
る。しかしながら、炭酸カルシウムは、ゴム組成物の耐
水性を悪くする他に難燃性を低下する問題がある。
本発明は、この様な従来の問題点に着目して鋭意研究を
した結果、耐水性及び難燃性を良好にしてしかも燃焼時
に発生する塩酸ガスの量を少なくすることができたゴム
組成物を見出したものである。
口発明の構成コ 本発明は、りOロスルフォン化ポリエチレンゴム100
重量部、鉛金属酸化物20〜70重量部、カーボンブラ
ック15〜50重量部、シランカップリング剤処理炭酸
カルシウム10〜50重量部、三酸化アンチモン20〜
50重量部を母体とし、これに軟化剤、老化防止剤、加
硫剤を適量添加してなるゴム組成物である。
ここで、本発明で用いるクロロスルフォン化ポリエチレ
ンゴムは、ポリエチレンに塩素と亜硫酸ガスを反応させ
て得られる重合体であり、一般に市販されている何れの
ものを用いても良いが就中、デュポン社の商品名ハイパ
ロン40のような塩素含量が35%のものが機械的特性
、押出し加工性等に優れていることから望ましい。
鉛金属酸化物としては、リサージ(pbo)あるいは鉛
丹(pb304 )等があるが、組成物の貯蔵安定性の
点からりサージが好ましい。その配合量は、20重量部
未満であると耐水性向上に効果が無く、また70重量部
を超えると、組成物の貯蔵安定性に悪影響を与えたり、
機械的特性の低下を招くため、20〜70重量部が望ま
しく、40〜60重量部が最も好ましい。
シランカップリング剤処理炭酸力ルシュウムとしては、
軽質炭酸カルシウムにビニルシラン処理を施した5L−
151(白石カルシウム社商品名)やアミノシラン処理
を施した5L−101(白石カルシウム社商品名)等が
あげられ、特にアミノシラン処理炭酸カルシウムが好ま
しい。これらをクロロスルフォン化ポリエチレンゴム組
成物に添加した場合、燃焼時の塩化水素捕捉剤として働
くばかりでなくシランカップリング処理していることに
よる組成物の耐水性向上や機械的特性向上の作用も併せ
持つ。なお、シランカップリング剤は、適宜その処理量
を増せば更に組成物の耐水性は向上することは言うまで
もない。しかし、その配合量が10重量部未満では目的
の低塩酸組成物とならず50重山部を越えると逆に機械
的特性の低下を招くので、この範囲内にて添加すること
が望ましい。
カーボンブラックは、ゴム組成物に補強効果を与え更に
、難燃性と耐水性を付与させる効果を併せ持つものであ
り、平均粒径が22〜60TrLμ。
窒素吸着表面積が40〜170TIl/gのものを使用
する。ここで平均粒径が227FLμに満たないもので
あると得られた組成物のムーニー粘度が余りに高くなり
、貯蔵安定性が悪くなり、また60TrLμを超えたも
のであると耐水性と難燃性の低下を来たす。また、窒素
吸着表面積が40TIt/gに満たない場合、或は17
0m/gを越える場合は、いずれも本発明の目的を得る
ことが出来ない。カーボンブラックの配合量は、15重
量部未満では組成物の機械的特性が低く、また、難燃性
にも効果が見出せない。更に50重量部を越えると、難
燃性は向上するものの得られた組成物は貯蔵安定性が悪
くなる。
このようなカーボンブラックとしては、例えば三菱化成
株式会社商品名ダイヤブラックH1旭カーボン株式会社
商品名旭#70−L、旭#6oがある。
三酸化アンチモンとしては、組成物の難燃性を高めるた
めに加えるものであり、20重量部〜50重量部の範囲
が好ましい。20重量部に満たない場合は、難燃性を向
上できず、50重量部を越えると難燃性向上効果が一定
に達し、添加する意味がなくなる。
また、軟化剤としてはナフテン系、芳香族系。
樹脂系等の通常クロロスルフォン化ポリエチレンゴム組
成物に用いる軟化剤であればいずれのものを用いても良
いが特に、アルキルナフタレン樹脂(大部産業社商品名
ケンフレックスA)が好適である。また老化防止剤とし
ては、通常のゴム用老化防止剤であればいずれのものを
用いても良いが特に、ジブチルジチオカルバミン酸ニッ
ケル(大内新興化学社商品名ツクランクN5C)が良好
である。その多必要によって準則等を併せて用いても良
い。
加硫剤としては、組成物の諸特性のバランスからもジペ
ンタメチレンチウラムテトラスルフィドとジベンゾチア
ジルジスルフィドが好ましい。またN−N −−m−フ
ェニレンジマレイミドを添加することが更に好ましい。
これらはクロロスルフォン化ポリエチレンゴム100重
量部に0.3〜2重量部程度添加して用いる。
口作用コ 本発明に係るゴム組成物によれば、クロロスルフォン化
ポリエチレンゴムに、鉛金属酸化物、カーボンブラック
、シランカップリング剤処理炭酸かルシウム、三酸化ア
ンチモンを加えて母体とし、これに軟化剤、老化防止剤
、加硫剤を適量添加するようにしたので、耐水性及び難
燃性を良好にしてしかも燃焼時に発生する塩酸ガスの量
を少なくすることができる。
口発明の効果] 本発明に係るゴム組成物によれば、耐水性及び難燃性を
良好にしてしかも燃焼時に発生する塩酸ガスの量も少な
いので、特に原子力利用関連設備に用いるケーブルの被
覆材料として有用なものである。
口発明の実施例] クロロスルフォン化ポリエチレンゴム100重量部に対
して下記表に示す配合組成で鉛金属酸化物、カーボンブ
ラック、シランカップリング処理炭酸カルシウム、三酸
化アンチモンを含んで母体とするものに、同表に示す配
合組成の軟化剤、老化防止剤、加硫剤を適量添加したも
のをバンバリーミキサ−で混練して7種類の実施例のゴ
ム組成物を作成した。
得られた7種類のゴム組成物についてJISK630o
のムーニー・スコーチ試験に準じてスモールローターを
用いて125℃でムーニースコーチタイム及び最低粘度
を調べた。また、組成物を40’Cのffl温層に放置
して7日後に同じ内容の試験を再び行なって貯蔵安定性
を調べた。更に各々のゴム組成物を、絶縁体としてEP
ゴムを被覆されたケーブルの上にシースとして押出し被
覆し、得られたケーブルよりサンプリングして引張強さ
、伸び、酸素指数法による難燃性、塩酸ガス発生量を確
認した。!!酸ガス発生」は、試料を電気炉で燃焼させ
、排出したガス中の塩化水素をカセイソーダ溶液に吸収
させて硝酸銀溶液を加え、これをチオシアン酸アンモニ
ウム溶液で滴定して塩化水素を定量する方法で確認した
。また、ゴム組成物の耐水性は、ケーブルを原子力用ケ
ーブルで行われる環境試験(140℃で9日間老化後に
γ線を200Mrad@lして冷却材喪失事故及び主蒸
気管破断事故を模擬した試験)下でケーブルシースにク
ラックが入るかどうかで調べた。
これらの試験結果は、同表示に併記する通りであった。
比較例 実施例のゴム組成物と比較するために同表に記載した組
成を有するゴム組成物を実施例と同様にして作成し、同
様の試験を行ったところ同表に併記する結果を得た。
同表に示した実施例及び比較例のゴム組成物についての
試験結果から明らかな如く、実施例のゴム組成物では、
何れのものも比較例のものに比べて燃焼時の塩酸ガスの
発生量が少なく、しかも難燃性、耐水性に優れているこ
とが判った。
e1■訃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クロロスルフォン化ポリエチレンゴム100重量
    部、鉛金属酸化物20〜70重量部、カーボンブラック
    15〜50重量部、シランカップリング剤処理炭酸カル
    シウム10〜50重量部、三酸化アンチモン20〜50
    重量部を母体とし、これに軟化剤、老化防止剤、加硫剤
    を適量添加してなることを特徴とするゴム組成物。
  2. (2)カーボンブラックが、平均粒径が22〜60mμ
    で、窒素吸着表面積が40〜170m^2/gである特
    許請求の範囲第1項記載のゴム組成物。
JP25721584A 1984-12-05 1984-12-05 ゴム組成物 Pending JPS61136538A (ja)

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JP25721584A JPS61136538A (ja) 1984-12-05 1984-12-05 ゴム組成物

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JP25721584A JPS61136538A (ja) 1984-12-05 1984-12-05 ゴム組成物

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JPS61136538A true JPS61136538A (ja) 1986-06-24

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JP25721584A Pending JPS61136538A (ja) 1984-12-05 1984-12-05 ゴム組成物

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JP (1) JPS61136538A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6357654A (ja) * 1986-08-29 1988-03-12 Tosoh Corp クロロスルホン化ポリエチレン組成物
JPH02294380A (ja) * 1989-05-08 1990-12-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The 接着用組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6357654A (ja) * 1986-08-29 1988-03-12 Tosoh Corp クロロスルホン化ポリエチレン組成物
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