JPS6270188A

JPS6270188A - エレベ−タの巻上機

Info

Publication number: JPS6270188A
Application number: JP20869685A
Authority: JP
Inventors: 正信伊藤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1985-09-24
Filing date: 1985-09-24
Publication date: 1987-03-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明はエレベータを駆動する巻上機の改良に関する。

〔発明の背景〕

従来の一般的なエレベータの巻上機は、例えば、特公昭
５５−２３９１４号公報に示されるように、ウオーム歯
車装置が用いられている。これを第６図、第７図に示す
。

図中、１はウオーム２とホイール３からなり、ウオーム
２の歯とホイール３ま歯がすべり接触しながら動力を伝
達する歯車装置、２Ｓはウオーム２を備え、軸受２ａ、
２ｂによって歯車箱４に枢着される入力軸、３ｓはホイ
ール３を備え、軸受３ａ、３ｂによって歯車箱４に枢着
される出力軸、５は入力軸２ｓに連結された電動機、６
は歯車装置１の軸２ｓを制動するように設けられたブレ
ーキ装置、７は出力軸３ｓに固着された鋼車で、８はこ
れに巻掛けられた主索、９は主索８の一端に吊持され、
人や荷物が積載される乗かご、１０は主索の他端に吊持
されたつり合おもりである。

すなわち、電動機５の回転力は歯車装置１を介して鋼車
７に伝達されて、乗かと９が昇降運転される。

ところで、つり合おもり１０の重量は、乗かと９の乗か
と９の定格積載量の約半分を加えた値に設定される。従
がって、乗かご９の積載量の多少、乗かと９の運転方向
の関係によって、電動機５側から歯車装置１を介して鋼
車７を駆動する場合と、逆に鋼車７側から歯車装置１を
介して電動機５が駆動される場合がある。歯車装置１に
対して前者の場合を正駆動といい、積載量なしの下降運
転や積載量１００％の上昇運転がこれに相当し、電動機
５に電力を供給し、電動機５が電力を消費する状態であ
る。また、後者の場合を逆駆動といい、積載量なしの上
昇運転や積載量１００％の下降運転がそれに相当し、電
動機５が電力を消費しない状態で、適当な手段を設ける
と逆に電力を電源側に返還する電力回生が可能である。

そして、歯車装置１のウオーム２とホイール３の歯のか
み合いは、すべり接触によって静粛に動作し、主索８で
吊持された乗かと９に振動９％Ｉｉ音が発生しないよう
に要求される快適な乗心地を得るように設計されている
。

しかし、前記ウオーム歯車装置１はすベリ接触による動
力伝達のため、摩擦による損失が大きく、動力伝達効率
が悪く、無用に電力を消費する欠点があった。とくに、
前述した正駆動に比較して、逆駆動の場合の伝達効率が
悪く、電力回生の効率が著しく悪かった。また、ウオー
ム歯車装置１はすべり接触によって摩擦熱が発生し、歯
車箱４内の潤滑油の温度が上昇し、潤滑油の性能が著し
く低下する不具合があった。

また、従来、電動機５には一般に誘導電動機が用いられ
、その制御は一次電圧制御し；よるカ行トルク制御と直
流制御による制動トルク制御とが一般に行なわれており
、エレベータの逆駆動時の電力回生効率が悪かった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、消費電力を少なくシ、かつ、回生電力
を大きくして、歯車装置の潤滑油の温度上昇をし、潤滑
油の性能を低下を防止できるエレベータの巻上機を提供
することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、エレベータの巻上機の歯車装置に、ウオーム
と回転可能に設けられたローラを周上に備えたホイール
で構成し、ローラがウオームの溝内で転動してかみ合う
ようにした転がり接触のウオーム歯車を用いるようにし
たものである。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づい
て説明する。

図中、１１は入力軸１２ｓに設けられたウオーム１２と
出力軸１３Ｂに設けられたホイール１３からなる歯車装
置、ウオーム１２はねじ状の溝１４をもち、ホイール１
３には、その周縁に沿ってウオーム１２の溝１４のピッ
チ［こ一致する間隔でローラ１５が軸１６によって回転
支持されている。すなわち、軸１６は、ホイール１３の
平面周縁において、はぼ接線力向に設けられている。そ
して、ウオーム１２の溝１４内に、ローラ１５がかみ合
って、ウオーム１２の回転とともにローラ１５が回転で
きるようになっている。軸１２Ｓ。

１３ｂはそれぞれ軸受１２ａ、１２ｂ、１３ａ。

１３ｂによって歯車箱４に枢着される。５は入力軸１２
ｓに連結された電動機、７は出力軸１３ｓに固着された
鋼車、ｂは入力軸１２ｓを制御するように設けられたブ
レーキ装置である。

すなわち、電動機５の回転力は歯車装置１１を介して鋼
車７に伝達され、乗かご（図示せず）が昇降運転される
。

また、この際、電動機５には誘導電動機を用い、第４図
に示すように、交流を直流に変換するコンバータ１７と
この直流を交流に変換するインバータ１８からなる電圧
・周波数変換装置１９によって、商用三相交流電源Ｒ，
Ｓ、Ｔの電圧及び周波数を変換し、電動機５を駆動する
と良好である。これによって、鋼車７側から駆動される
逆駆動の場合に効率よく電力回生が可能となる。

このように本発明によれば、エレベータの巻上機の歯車
装置に、ねじ状の溝をもつウオームと回転回能に設けら
れたローラを周上に備えたホールとで構成し、このロー
ラがウオームの溝内で転動してかみ合うようにした転が
り接触のウオーム歯車を用いるようにしたので、歯車装
置の正駆動及び逆駆動時の動力伝達効率が高く、消費電
力が少なく、かつ、回生電力を大きくできるとともに、
潤滑油の温度上昇を低減し、潤滑油の性能低下を防止す
ることができる。

次に本発明の他の実施例を第５図に基づいて説明する。

本実施例が第１図ないし第４図の例と異なる点は、ホイ
ール２ｏの周上に回転可能に設けられたローラ２１の支
持構造にある。すなわち、本実施例ではホイール２０の
平面周縁上に、はぼ法線方向を軸とする軸受２２が設け
られ、ローラ２１が回転支持され、ウオーム２３の溝２
４にローラ２１がかみ合わされる。本実施例でも前例と
同じ効果が得られる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、歯車装置の正駆動及び逆駆動時の動力
伝達効率が高く、消費電力が少なく、かつ、回生電力を
大きくでき、潤滑油の温度上昇を低減し、潤滑油の性能
低下を防止できるエレベータの巻上機が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すエレベータの巻上機の
要部断面図、第２図は第１図の側断面図、第３図は第１
図の歯車かみ合い部の詳細図、第４図は第１図の電動機
の駆動方法を示す図、第５図は本発明の他の実施例を示
す第３図相当図、第６図、第７図は従来のエレベータの
巻上機を示す第１図、第２図相当図である。１．１１・・・歯車装置、２，１２．２３・・・ウオー
ム、３．１３．２０・・ホイール、５・・・電動機、６
・・・ブレーキ装置、７・・・鋼車、１４．２４・・・
溝、１５゜２１・・・ローラ、１７・・・コンバータ、
１８・・・インバータ、１９・・・電圧・周波数変換装
置、２ｓ。１２ｓ・・・入力軸、３ｓ、１３ｓ・・出力軸。

Claims

【特許請求の範囲】１、電動機と、歯車を備えた入力軸及び出力軸が歯車箱
に枢着された歯車装置と、ブレーキ装置及び鋼車で構成
され、前記歯車装置の前記入力軸に前記電動機を連結し
、前記出力軸に前記鋼車を固着し、前記ブレーキ装置を
前記歯車装置の軸に設けたエレベータの巻上機において
、ウォームと、回転可能に設けたローラを周上に備えたホ
ィールとで構成し、前記ローラが前記ウォームの溝内で
転動してかみ合うようにしたウォーム歯車を前記歯車装
置に用いたことを特徴とするエレベータの巻上機。２、特許請求の範囲第１項において、前記電動機には誘導電動機を用い、コンバータ及びイン
バータからなる電圧・周波数変換装置によつて、前記誘
導電動機を駆動するようにしたことを特徴とするエレベ
ータの巻上機。