JPS627004A - 光フアイバ心線切断機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光通信ケーブルを形成する光ファイバ心線を接
続又は分岐等のため、機械的に切断する際に使用する光
ファイバ心線切断機に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、光ファイバ心線（以下心線という。）を接続する
には、接続すべき２つの心線端面を衝合させ、衝合端面
を公知の溶着技術によりて、加熱。

溶着させる方法が一般的である。

この場合、その準備として、心線端面が平滑面をなすよ
うに切断する作業が必要で、この切断方法について例え
ば直接心線を折シ曲げる方法やレーザによる熱的溶断の
ガミ等各種の方法が提案されている。そのなかで、良好
な切断面すなわち心線の細心に直角に且づ平滑な面が得
られる方法の一つが第３図に概略を示した切断機を用い
る方法である。

公知の手段で被覆を除去された心線ｌは基板≠に適宜間
隔で配置されたλつの支持台！、！の一方の支持台！に
固設された心線固定具−と、他方の支持台Ｊ−に対し心
線の長手方向に摺動自在とされた摺動機構６に固設され
た心線固定具３とに固定され、図示し表い駆動源によシ
、前記摺動機構を矢印７の方向に付勢させることによシ
、前記固定具コと３によって保持された心線ｌに張力を
加える。

一方前記λつの支持台！、！の間には前記基板≠に固設
され、心線／と接する面に緩衝層を設けた心線受は台部
♂が配設されている。そしてこの心線受は台部ｔの垂直
方向上方に図示しない押圧機構によシ押圧力を付与され
たダイヤモンドあるいは超硬鋼材からなるカッタ刃りが
配設されている。

このような構造の切断機を用いて心線を切断するには、
先づ前記したように２つの固定具λと３とに被覆を除去
した心線ｌを固定し、摺動機構ｔによシ心線／に長手方
向に張力を加えた状態で、カッタ刃りの先端を心線／の
切断点表面に当接させ、前記図示しない押圧機構によシ
、カッタ刃りに心線／の長手方向の直角方向に一定の押
圧力を加える。この動作によって心線／の表面に微少な
破壊傷が生じ、つづいて前記摺動機構６を矢印７の方向
にさらに付勢すると、心線／に長手方向の張力が加わシ
、前記微少な傷の部分よシ破断が進行し、心ｔＭ／はそ
の端面が略鏡面状態を維持したまま切断される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来の切断機を用いて心線を切断するときは
、前記のレーザ等を用いた方法よシも良質な切断面が得
られる利点がある一方、心線側面につける微少な傷をカ
ッタ刃の押圧のみによって生ぜしめるため、比較的大き
な押圧力を必要とし、このため、心線の曲げ変形が大き
くな）、シたがって心線受は台部に心線が強く押しつけ
られるので、カッタ刃による有用な傷のほかに、切断点
近傍の心線受は台部との接触点に望ましくない傷がつく
おそれが多く、これが心線端間同士を衝合溶着した後の
心線強度を低下させる欠点があった。

また大きな押圧力でカッタ刃を心線表面に押しつけるの
で、カッタ刃先端の摩耗が甚だしく、カッタ刃の交換頻
度が増すので作業能率が低くなる欠点もあった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発８Ａ紘心線の切断点に有用な傷をつけるための押圧
力を少くし、切断点近傍の心線表面に不必要な傷のつく
ことを防止する光ファイバ心線切断機を提供することを
目的とするものである。

そのため本発明に係る光ファイバ心線切断機は少くとも
一方の心線固定具に心線に張力を付与する機構を備え、
適宜間隔をへだて＼配置された一個の心線固定具と、前
記２個の心線固定具間に伸展された前記心線と直交する
尖鋭な一端面を有する板体のカッタ刃と該カッタ刃に押
圧力を付与する押圧機構よシなる力、ツタ機構と押圧さ
れた前記心線を支持する心線受は台部よりなる心線切断
機において、前記カッタ機構が金属線の表面に超硬質材
微粒子層を形成したカッタ線刃と該カッタ線刃を保持し
且つその張力の調整機構を有するカッタ支持部と該カッ
タ支持部を前記カッタ線刃の張線方向に？ｊって移動さ
せるカッタ移動部と前記心線の押圧力調整機構とよりな
ることを特徴とし、とで当接させ、その状態を維持した
まま、カッタ線刃をカッタ線刃の張線方向すなわち心線
に対して直角方向に摺動させて、心線の表面に押圧及び
摺動の両件用の協動によシ微小な機械的な傷をつけ、さ
らに心線に加えた張力によシ、この偏部よシ心線の破断
を生ぜしめる。従来技術とはカッタ機構をカッタ線刃で
形成し且つカッタ線刃を心線に押圧したまま心線の伸展
方向と直交する方向に摺動させる点が異なる。

以下本発明を実施例にもとづいて詳細に説明する。

〔実施例〕

第１図は本発明の実施例を示す概略斜視図、第２図はカ
ッタ線刃の一部拡大斜視図である。なお第３図と同一符
号は同等の機能部分を示す。

ｌ／は心線固定具３を摺動機構ＪＫ沼って摺動させるモ
ータ、／２はカッタ線刃で、第２図に拡大斜視図で示す
ように直径０．７１１１程度のステンレス鋼線又はピア
ノ線２夕等の表面にダイヤモンド微粒子層２ｔを形成し
たものである。Ｌノはカッタ支持部で、板ばね等の弾性
体板／３とこの両側に立設された支持材／４（によシ形
成される略コ字状の枠に前記カッタ線刃／２を張シわた
し、一方の支持材／≠にはカッタ線刃１２の緊張度を加
減する調整ねじ／ｌを設けである。／７は円筒状にコイ
ルを巻回してなる円筒形電磁石で、その中央部には吸引
片／♂を挿通する円孔を有している。

／ｒは円筒形電磁石１７のコイルの通電によって付勢さ
れる吸引片、／りは前記円筒形電磁石１７の両側面に設
けられた腕部であシ、各一端部には腕部ｌりよシ直角方
向に外方に突出し九カッタ機構１０の回転軸２０が設け
られている。２１は前記円筒形電磁石／７の前記吸引片
／ｒの挿入孔の反対面に取シつけたねじ２２に螺合され
たカッタ線刃ｌコの押圧力！！ｌＪＩ用の重鐘、コ３は
カッタ機構ＩＯの係止用電磁石である。

つぎに本実施例の構成及び心線切断手順を説明する。

前記カッタ線刃／２は弾性体板／３とこの両側に立設さ
れた支持材／４Ｃとによシ形成される略コ字状の枠に、
一端を一方の支持材／≠に１他端は他方の゛支持材ｌ≠
に螺合し九カッタ線刃１２の緊張度を加減する張力調整
ねじｌ乙の先端にそれぞれ固定され、カッタ支持部ｉｔ
を形成している。

一方ねじ２コに螺合した重鐘２／とよシなる押圧力調整
機構をその一端部に有する円筒形電磁石１７の中央孔に
挿入された吸引片１Ｆの先端に前記カッタ支持部／！を
敗りつけ、さらに前記円筒形電磁石１７の両側面に設け
た腕部／りの各一端部にそれぞれ外方に直角方向に図示
しない軸受に支承される回転軸２０が設けられカッタ機
構１０を形成している。このカッタ機構Ｌ！２は心線切
断時はカッタ線刃／２が心線に当接し且つ伸展方向に直
交するような位置に図示しない基板に取シつけられる。

そして切断作業前は付勢された電磁石２３のはたらきに
よ〕回転軸コＯを中心に矢印コｌの方向に回転され、し
たがってその先端に保持され九カッタ線刃／２は心線固
定具コ、３よ〕はなされている。

つぎＫこの心線切断機による心線の切断手順を説明する
。

先づ公知の手段により被覆層を除去した心線ｌを前記心
線固定具λ及び３によシ挾持し、固定し、モータ／／を
付勢して心線固定具３を摺動機構６によシ矢印７の方向
に摺動させ、心ｍｉに所望の張力を加える。

この状態で、前記電磁石２３の励磁電流を断つと、前記
カッタ機構ＩＯは回転軸、２０を回転中心として、矢印
コ≠の反対方向に回転し、カッタ線刃１２は心線／の表
面の切断位置に当接する。このときカッタ線刃／、２が
心線ｌを押圧する力は予め前記押圧力調整機構のねじコ
コに螺合した重錘コｌの位置を調整して所定の押圧力が
得られるようにして置く。

つぎに前記円筒形電磁石１７を励磁すると吸引片／ｒは
磁石内に引き込まれ、したが９てカッタ線刃ｌコも所望
の押圧力で心線ｌを押圧した状態のまま矢印コ！の方向
に移動する。この移動によシカツタ線刃１２の表面に形
成されているダイヤモンド微粒子層ＪＡの個々の粒子の
先端が心線ｌの表面を直角方向にあたかも心線ｌをヤス
リでζするように引っかくので、心線ｌの表面にはカッ
タ線刃ｌコの押圧と摺動の両件用の協動によシ機械的な
破壌傷がつけられる。心線ｌには伸展方向に前記したよ
うに張力が加えられているので、との表頁の傷口よ〕破
壊がひろがシ、心線ｌは所定の切断位置でその切断面が
平滑に且つ長手方向に直角を々して切断される。しかも
心線への押圧力が小さくてよいので、従来のように、心
線の切断　　　□位置近傍に心線受は台からの反力によ
る望ましくない傷をつけるおそれはない。

なお以上の実施例の説明ではカッタ線刃の摺動作用を行
わせるのに円筒形電磁石を用いたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、モータとカム機構の組合せＫよ
っても実現し得るし、又心線の押圧力を１鍾の位置によ
）調整したが弾性体による機械的手段やトルクモータ等
による電気的手段であっても何等その作用、効果は異な
るものではない。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、本発明は従来の心線の切断
に単に心線に一方向の押圧力を与えるのみで心線表面に
破断傷をつけていたのに対し、ダイヤモンド等の硬質微
粒子層を形成し九カッタ組刃を、従来よ〕小さい押圧力
で心線に当接した状態で、あたかも丸い木材を鋸で引く
のと同様に、心線表面を摺動させて、心線表面に破断傷
をっけ、心線長手方向への張力によシ、この傷口をひろ
げ心線を切断するようにしたので、従来方法よ〕も心線
の切断点近傍に好ましからざる傷や、余分な曲げ変形を
与えないので、切断面が平滑に且つ心線長手方向に対し
て直角な曳好な切断面が得られ、したがって接続後の心
線強度を損なうおそれが少くなる利点を有する。

また心線への押圧力が少なくなったため、カッタ組刃の
消耗度が少くなシ、カッタ組刃の寿命を化され、またカ
ッタ組刃の交換も容易と表シ、作業能率の改善を図れる
利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す概略斜視図、第２図は本
発明の実施例に用いたカッタ組刃の拡大斜視図、第３図
は従来の光ファイバ心線切断機の構成を示す概略図であ
る。 ／・・・光ファイバ心線、コ、３・・・心線固定具、≠
・・・基板、！・・・支持台、ｔ・・・摺動機構、ｔ・
・・心線受は台部、り・・・カッタ刃、Ｌｊ・・・カッ
タ機構、ｌ／・・・モータ、１２・・・カッタ組刃、１
３・・・弾性体板、ｌ弘・・・支持体、ｉｔ・・・カッ
タ支持部、／６・・・張力調整ねじ、１７・・・円筒形
電磁石、／ｌ・・・吸引片、ｌり・・・腕部１．２０・
・・回転軸、λ／・・・１鍾、２コ・・・ねじ、λ３・
・・電磁石、コｊ・・・カッタ刃線材１．２６・・・ダ
イヤモンド微粒子層。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少くとも一方の心線固定具に光ファイバ心線に張力を付
   与する機構を備え、適宜間隔をへだてゝ配置された２個
   の心線固定具と、前記２個の心線固定具間に伸展された
   前記光ファイバ心線と直交する尖鋭な一端面を有する板
   体のカッタ刃と該カッタ刃に押圧力を付与する押圧機構
   よりなるカッタ機構と押圧された前記光ファイバ心線を
   支持する心線受け台部よりなる光ファイバ心線切断機に
   おいて、前記カッタ機構が金属線の表面に超硬質材微粒
   子層を形成したカッタ線刃と該カッタ線刃を保持し且つ
   その張力の調整機構を有するカッタ支持部と該カッタ支
   持部を前記カッタ線刃の張線方向に沿って移動させるカ
   ッタ移動部と前記光ファイバ心線の押圧力調整機構とよ
   りなることを特徴とする光ファイバ心線切断機。