JPS626940Y2 - - Google Patents

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JPS626940Y2
JPS626940Y2 JP12841481U JP12841481U JPS626940Y2 JP S626940 Y2 JPS626940 Y2 JP S626940Y2 JP 12841481 U JP12841481 U JP 12841481U JP 12841481 U JP12841481 U JP 12841481U JP S626940 Y2 JPS626940 Y2 JP S626940Y2
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JP
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tensile
lugs
circumferential direction
overlapping
crawler track
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JP12841481U
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JPS5832080U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンバインやバインダ等に装着して
用いられる弾性履帯に関し、埋設されている複数
条の抗張帯体の重合部の結合強度の増大と、抗張
帯体による履帯本体の破損のより完全な防止とを
可能にした弾性履帯を提供することを目的とす
る。
従来の弾性履帯においては、特公昭51−45128
号公報に示されるように、履帯本体に埋設した周
方向複数条の抗張帯体の両端部を重合結合し、そ
の接地側端部をラグの直下に配置して、抗張帯体
の結合と抗張帯体の端部による履帯本体の破損防
止とを図つている。
しかし、この従来履帯は、抗張帯体端部の重合
が、隣り合うもの同志が同一方向に重合されてい
るため、結合強度が低く周方向に抜けることがあ
り、また、複数条の抗張帯体の接地側の全端部の
端縁が1本のラグの直下に位置し且つ、互いに近
接しているので、抗張帯体が彎曲したときにその
端部の端縁が外方向へ反発して、ラグ自体に亀裂
等の破損を生じたりすることがあり、その上、ラ
グが千鳥状であると1条の抗張帯体の端縁をラグ
直下に配置できないことがあり、そのような履帯
には適用し難いものであつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消した
ものであり、その特徴とするところは、周方向所
定間隔毎に芯金に埋設し且つ接地側にラグを突設
した弾性材料製無端状履帯本体に、幅方向複数条
の抗張帯体を周方向に埋設し且つ各条の抗張帯体
の両端部を重合結合した弾性履帯において、前記
各抗張帯体の重合部は隣接する他の重合部と重ね
合せ方向が反対になつており、且つ接地側に位置
する各端部の端縁はラグと対応配置されている点
にある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図乃至第3図に示す第1実施例において、
1は弾性履帯で、ゴムその他の弾性材料で形成さ
れた無端状履帯本体2内に、芯金3及び抗張帯体
4を埋設し、接地側にラグ5を突設しており、幅
方向中央にスプロケツト係合孔6を等間隔に多数
穿設している。
芯金3は履帯本体2の周方向に所定間隔毎に多
数個埋設されており、ラグ5は千鳥状に形成され
ていて、芯金3と対応配置されている。
抗張帯体4は履帯本体2に周方向に埋設されて
おり、幅方向には左右振分け状に2条あり、スプ
ロケツト係合孔6を挾んで配置されている。この
抗張帯体4はスチールワイヤ等の金属細線又はそ
の撚線を多数本並列してコード層にしたものであ
り、履帯本体2の接地面7と芯金3との間に位置
する。抗張帯体4は4条等の複数条設けることが
でき、左右振分けられれば良い。
前記抗張帯体4は有端状のものを環状にしてそ
の両端部8,9を重合結合して無端状に形成して
おり、その両端部8,9は所要長さの重合部Aを
形成している。
左条の抗張帯体4Lは一端部8Lが他端部9L
の上方(接地側)に重合されており、右条の抗張
帯体4Rは一端部8Rが他端部9Rの下方(内
側)に重合されている。即ち、抗張帯体4の重合
部ALは隣設する他の重合部ARと重ね合せ方向が
反対になつており、同一方向に重合した場合より
も周方向の引張りに対する抵抗が大となつてい
る。
重合部AL,ARの一端部8L,8R及び他端部
9L,9Rは略同一長さであるが、一端部8Lと
他端部9Rとだけが接地側に位置し、それらの端
縁10L,10Rはラグ5の直下に対応配置され
ている。
履帯1をスプロケツトで駆動する際、抗張帯体
4は円弧状に曲げられるので、その接地側端縁1
0L,10Rは外方向へ反発を生じるが、履帯本
体2のラグ5によつて抑えられる。しかも各抗張
帯体4の端縁10に対して夫々1本のラグ5が担
当するので、従来のように2本端縁に対して1本
のラグが担当するのに比べて、反発抑制が確実で
あり、加えて端縁10L,10Rは周方向に離隔
しており且つ反発する方向BL,BRも異なるの
で、ラグ5及び接地面7を破損することを略完全
に防止できる。
内側に位置する他端部9L及び一端部8Rの端
縁11L,11Rにはラグ5は対応配置されてい
ないが、その反発は夫々の一端部8L及び他端部
9Rによつて抑制される。
この他端部9L及び一端部8Rの端縁11L,
11Rの反発をより完全に抑制したのが第4図に
示す第2実施例であり、この履帯13では、端縁
11L,11Rに対応するラグ5が形成されてい
る。
この履帯13はラグ5を第1実施例と同一配置
して、左右抗張帯体4L,4Rの端部9L,8R
の端縁11L,11Rの位置を異ならせたもので
あり、4つの端縁10,11は別個のラグ5の直
下に位置し、従つて重合部AL,ARも周方向にず
れている。
このように左右重合部AL,ARの重ね合せ方向
を反対にすると共に、周方向にずらせると、抗張
帯体4が彎曲したときのその端縁10,11の反
発を4個のラグ5で抑えることができ、より完全
な破損防止ができる。また、左右重合部Aの周方
向長さは同一であるので、ずらしていても剛性に
変化はないのでスプロケツトへの巻掛け等に支障
を起すことはない。
前記各抗張帯体4の重合部Aは第2図に示すよ
うに、接着剤12を介して結合されており、端部
9L,8Rと芯金3とも接着剤12で結合されて
おり、全抗張帯体4は端部8,9のどちらか一方
が芯金3と接着されているので、重合結合は更に
強固になつている。
尚、本考案は千鳥状ラグ5を有する履帯1に適
用すれば特に有用であるが、その他の形状のラグ
を有する履帯に適用することも十分可能である。
以上詳述した本考案によれば、各抗張帯体4の
重合部Aを隣接する他の重合部Aと重ね合せ方向
を反対にしているので、引張り方向の抵抗が大と
なり、結合強度の増大を図ることができ、しかも
そのように相互反対に重合された抗張帯体4の接
地側端部8L,9Rの端縁10L,10Rをラグ
5に対応配置しているので、抗張帯体4の彎曲時
の端縁10の反発を確実に抑制することができ、
千鳥状ラグ5を有する履帯1に適用できる。ま
た、各抗張帯体4は相互反対に重合されることに
よつて、接地側端部8L,9Rの端縁10L,1
0Rは周方向に離隔することになり且つその反発
する方向BL,BRも異なるので、履帯本体2の破
損防止はより完全にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し
ており、第1図は要部の一部切欠斜視説明図、第
2図は要部の横断面図、第3図は周方向断面図、
第4図は第2実施例の要部の一部切欠斜視説明図
である。 1……弾性履帯、2……履帯本体、3……芯
金、4……抗張帯体、5……ラグ、6……スプロ
ケツト係合孔、7……接地面、8……端部、9…
…端部、10……端縁、11……端縁、13……
履帯、A……重合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周方向所定間隔毎に芯金3を埋設し且つ接地側
    にラグ5を突設した弾性材料製無端状履帯本体2
    に、幅方向複数条の抗張帯体4を周方向に埋設し
    且つ各条の抗張帯体4の両端部8,9を重合結合
    した弾性履帯において、前記各抗張帯体4の重合
    部Aは隣接する他の重合部Aと重ね合せ方向が反
    対になつており、且つ接地側に位置する各端部8
    L,9Rの端縁10はラグ5と対応配置されてい
    ることを特徴とする弾性履帯。
JP12841481U 1981-08-27 1981-08-27 弾性履帯 Granted JPS5832080U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12841481U JPS5832080U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 弾性履帯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12841481U JPS5832080U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 弾性履帯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5832080U JPS5832080U (ja) 1983-03-02
JPS626940Y2 true JPS626940Y2 (ja) 1987-02-18

Family

ID=29922112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12841481U Granted JPS5832080U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 弾性履帯

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JPS5832080U (ja) 1983-03-02

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