JPS626909A - 中空繊維の製造方法 - Google Patents

中空繊維の製造方法

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JPS626909A
JPS626909A JP14100385A JP14100385A JPS626909A JP S626909 A JPS626909 A JP S626909A JP 14100385 A JP14100385 A JP 14100385A JP 14100385 A JP14100385 A JP 14100385A JP S626909 A JPS626909 A JP S626909A
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spinning
polycarbonate
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hollow fibers
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Shigeru Murakami
滋 村上
Tatsuya Tomioka
富岡 達矢
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業−1−の利用分野1 本発明は、高分子量重合体から成る中空の繊維の製造方
法に関し、詳しくは、高分子量のポリカーボネートおよ
び/またはポリエステルカーボネートから成る中空の繊
維の製造方法に関する。
[従来技術およびその問題点] 中空繊維は濾材などの工業用の素材として、また、人T
透析などの医療用の素材として用いられている。しかし
ながら、中空繊維を製造することは容易ではなく、従来
技術による中空繊維の製造方法においては、繊維の中心
に導通孔を設けるために樹脂の押出ノズルに特殊構造の
口金を装着して、押出された糸の中心に空気を吹込みな
がら紡糸する方法が用いられており、特殊な紡糸設備を
必要とし、成形操作が煩雑であるという欠点を有してい
た。
すなわち、前記の特殊な紡糸設備を用いずに、中実繊維
の製造を目的とした通常の紡糸設備を用いて、簡便な操
作によって高分子重合体を紡糸する方法によっては、一
般に中空繊維を製造することはできないと考えられてい
た。実際、粘度平均分子量50.000〜120,00
0のポリカーボネートの濃度が10〜15重量%である
紡糸原液を通常の方法によって紡糸、成形するという公
知の方法(特公昭35−17916号および特公昭36
−15377号)によると、得られたポリカーボネート
繊維は中実繊維であることを本発明者は確認している。
本発明は前記の事情に基いてなされたものである。
本発明者は、中空繊維を煩雑な成形操作を行なうことな
く製造することを目的として鋭意研究したところ、おど
ろくべきことに、特定の高い分子量を有するポリカーボ
ネートの低濃度溶液を紡糸すると、中空の繊維が形成さ
れることを見出して本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は、前記問題点を解決し、通常
の紡糸設備を用いて、ポリカーボネートおよび/または
ポリエステルカーボネートよりなる中空の繊維を簡便な
成形操作で製造する方法を提供することにある。
[前記問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するための本発明の概要は、粘度平均分
子量200,000〜5G(1,000のポリカーボネ
ートおよび/または粘度平均分子量200,000〜5
00.000のポリエステルカーボネートの濃度が3〜
15重量%である紡糸原液を湿式紡糸し、凝固すること
を特徴とする中空繊維の製造方法に関するものである。
本発明において、ポリカーボネートは、ビスフェノール
A[2,2−ビス(49−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン]を原料の1つとして製造され、かつ、粘度平均分子
量が200,000〜500,000である。
前記ポリカーボネートは、ビスフェノールAとホスゲン
、あるいはジフェニルカーボネートのような炭酸エステ
ル等とを原料にして公知の製造方法により製造すること
ができる。さらに、このポリカーボネートは、たとえば
、ビスフェノールAと両末端にクロロホーメート基(−
COCJD を有する低分子量のカーボネートオリゴマ
ーとを原料にして、公知の重合方法により製造して得た
ものが好ましい。この場合、前記カーボネートオリゴマ
ーの重合度は3〜5であるのが好ましい。
本発明におけるポリエステルカーボネートとしては、ビ
スフェノールAと芳香族ジカルボン酸またはその誘導体
等とを原料にして製造され、かつ、粘度平均分子量が2
00,000〜500,000である。
該ポリエステルカーボネートは、前記条件を満たす限り
、いかなる方法で製造されたものでもよいが、たとえば
、ビスフェノールAと芳香族ジカルボン酸ハライドと分
子両末端にクロロホーメート基を有するカーボネートオ
リゴマーとを縮合重合させて製造して得たものが好まし
い。この場合のカーボネートオリゴマーの重合度も、3
〜5であるのが好ましい。
前記芳香族ジカルボン酸誘導体としては、テレフタル酸
ジクロライド、イソフタル酸ジクロライド、フタル酸ジ
クロライド、テレフタル酸ジクロライド、などを挙げる
ことができる。このうち、テレフタル酸ジクロライドが
とくに好ましい。
本発明で重要なことは、前述のように、ポリカーボネー
トまたはポリエステルカーボネートのV、蔽箪杓令羊鑓
礒’、    9011  f1011〜60ロ nO
nの答1重じあることである。粘度平均分子量が200
,000より小さい場合には、中空繊維とならないし、
500.000を越えるものは重合体の製造が容易でな
く、また、溶剤への溶解性が乏しいなどの問題が生じる
本発明における紡糸原液は、前記ポリカーボネートおよ
び/またはポリエステルカーボネートの濃度が3〜15
重量%の範囲にある。紡糸原液中の重合体濃度が3%よ
り低いと紡糸が困難となり、一方、15重量%を超える
と中空繊維にならない。紡糸原液中の重合体の濃度のよ
り好ましい範囲は、重合体の平均分子量の大きさや紡糸
原液用の溶剤の種類によって一律に規定できないが、通
常、重合体の粘度平均分子量が低い場合には、重合体の
濃度を、たとえば10〜15重量%と高くシ、一方、分
子量が高い場合には、たとえば3〜10重量%と低くす
るのが良い。
本発明において、紡糸原液に用いる溶剤としては、前記
ポリカーボネートまたはポリエステルカーボネートに対
して溶解性のよいものを用いる、そのような溶剤として
、たとえば、ジクロロメタン、トリクロロメタン、ジク
ロロエタン、トリクロロエタン、クロロベンゼン、ジク
ロロベンゼン、ジブロモメタン、ジブロモエタンなどの
ハロゲン化炭化水素系溶剤が挙げられる。これらのうち
、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼンが
好ましく、ジクロロメタンが実用」−とくに好ましい。
本発明における紡糸方法としては、前記紡糸原液を紡糸
機の紡糸ノズルから凝固浴中に吐出し、凝固させる通常
の湿式紡糸方法を用いる。
本発明において用いる紡糸機としては、モノフィラメン
トの湿式紡糸を行ない得る通常の紡糸機を用いることが
できる。
本発明に用いる紡糸ノズルの断面の形状としては、円形
もしくは、円形に近い正多角形のものが好ましく、円形
のものがもっと好適に用いられる。紡糸ノズルの口径は
重合体の種類、紡糸原液中の濃度や紡糸原液の吐出速度
などその他の紡糸条件により一様ではないが、たとえば
、0.03〜0.3mm程度が適当である。紡糸原液の
吐出速度も、紡糸ノズルの口径、ドラフト率などの他の
紡糸条件により一様ではないが、通常0.5〜50m1
1時、好ましくは2〜lOmJl/時とするのが適当で
ある。溶融延伸のときの繊維のドラフト率は、その他の
紡糸条件や目的とする繊維の糸径などにより−様ではな
いが、通常、t−too、好ましくは5〜20の範囲と
するのが適当である。溶融延伸後のポリカーボネートま
たはポリエステルカーボネート繊維の糸径は、通常、l
O〜100終m、好ましくは20〜30終mの範囲とす
ることが適当である。
前記湿式紡糸方法における凝固液としては、前記ポリカ
ーボネートまたはポリエステルカーボネート繊維を実質
的に溶解したり、損傷したりすることがなく、かつ、該
繊維中に残存する前記紡糸原液用溶剤を実質的に溶出除
去する液体を単独または混合物として用いることができ
る。そのような液体として、たとえば、メタノール、エ
タノール、プロパツール、ブタノール、シクロヘキサノ
ールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルフェニルケトンなどのケトン類、ジエチルエ
ーテル、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メチ
ルフェニルエーテルなどのエーテル類、炭素数5〜8の
脂肪族炭化水素などがあげられる。これらのうち、メタ
ノール、エタノール、アセトンなどが実用−L好ましく
、特にメタノールが好ましい。
この発明の方法により製造される中空繊維は、濾材等の
工業材料に好適に使用される。
[発明の効果] 本発明によると、通常の紡糸設備を用いて、簡便な手法
によって、ポリカーボネートまたはポリエステルカーボ
ネートの中空繊維を製造できる。
すなわち、この発明により、ポリカーボネートまたは、
ポリエステルカーボネートを製造する、工業的に著しく
有利な方法を提供することができる。
[実施例] 次にこの発明について実施例と比較例とを示してこの発
明をさらに具体的に説明する。
(実施例1) 内容積1見のセパラブルフラスコに、塩化メチレン45
0m1および分子末端にクロロホーメート基を有する重
合度3〜5のカーボネートオリゴマーの濃度340 g
/Hの塩化メチレン溶液40malを入れた。次いで、
これに2.2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)フロ
パン3.1?gを含む0.4規定の水酸化ナトリウム水
溶液150m1、および触媒としてトリエチルアミン1
mJlを加えた。次に室温において攪拌し、50分間反
応させた。反応終了後、有機相を分離して、水酸化ナト
リウムの稀薄水溶液で洗浄し、ついで、稀塩酸、水の順
に洗浄した後、これをメタノール中に滴下して、ポリカ
ーボネートを得た。得られたポリカーボネートは、粘度
平均分子量が370,000であった。
つぎに、このポリカーボネートの4.8重量%濃度の塩
化メチレン溶液を紡糸原液として、ノズル径0.1mm
の紡糸ノズルより吐出速度4.25ml/時間、ドラフ
ト率8.5として紡糸し、メタノール浴にて凝固するこ
とにより、糸径的30pmのポリカーボネート繊維を得
た。この繊維の切断面を走査型電子顕微鏡により観察し
たところ、繊維の中央部は多孔性であり、周縁部は数J
Lmのスキン層から成ることが認められた。
(実施例2) 内容積11のセパラブルフラスコに、テレフタル酸ジク
ロライド4.0gと塩化メチレン150m1を入れて溶
解させた。ついで2.2−ビス(4′−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン15gを含む濃度8%の水酸化ナトリウ
ム水溶液100m1および触媒のトリエチルアミン1m
JJを加えて2分間撹拌した。次いで、これに1分子末
端にクロロホーメート基を有する重合度3〜5のカーボ
ネートオリゴマーの、濃度342 g/Hの塩化メチレ
ン溶液を70mJlを加え、さらに、触媒のトリエチル
アミン1mlを加え、室温において50分間攪拌して反
応を行なった。反応の終了後、有機相を分離して、水酸
化ナトリウム、塩酸の稀薄な水溶液および水でそれぞれ
洗浄し、メタノール中に滴下して、ポリエステルカーボ
ネートを得た。ここで得られたポリエステルカーボネー
トは、粘度平均分子量が250,000であった。
つぎに、このポリエステルカーボネートのlO重量%濃
度の塩化メチレン溶液を用いて、実施例1と同様にして
紡糸し、糸径30gmのポリエステルカーボネート繊維
を得た。この繊維においても断面中央部が多孔性であり
、周縁にスキン層を有するものであった。
(比較例1) 粘度平均分子量29,500の市販ポリカーボネートの
濃度20重量%の塩化メチレン溶液を用いて、実施例1
と同様に紡糸した。得られたポリカーボネート繊維はそ
の断面がいずれの個所も均質な中実繊維であった。
(比較例2) 実施例1と同様の方法により粘度平均分子量88.00
0のポリカーボネートを製造した。このポリカーボネー
トの12.5重量%濃度の塩化メチジン溶液を用いて実
施例1と同様に紡糸した。ここで得られたポリカーボネ
ートm維もその断面が均質な中実繊維であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粘度平均分子量200,000〜500,000
    のポリカーボネートおよび/または粘度平均分子量20
    0,000〜500,000のポリエステルカーボネー
    トの濃度が3〜15重量%である紡糸原液で湿式紡糸し
    、凝固することを特徴とする中空繊維の製造方法。
  2. (2)前記紡糸原液の溶媒がハロゲン化炭化水素である
    前記特許請求の範囲第1項に記載の中空繊維の製造方法
JP14100385A 1985-06-26 1985-06-26 中空繊維の製造方法 Granted JPS626909A (ja)

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JPS626909A true JPS626909A (ja) 1987-01-13
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4772392A (en) * 1987-11-06 1988-09-20 The Dow Chemical Company Process for preparing POWADIR membranes from tetrahalobisphenol A polycarbonates
US4838904A (en) * 1987-12-07 1989-06-13 The Dow Chemical Company Semi-permeable membranes with an internal discriminating region
US4962131A (en) * 1987-11-06 1990-10-09 The Dow Chemical Company Composition useful in process for preparing powadir membranes from tetrahalobisphenol a polycarbonates
US4975228A (en) * 1988-07-29 1990-12-04 The Dow Chemical Company Process for preparing membranes from tetrahalobisphenol polycarbonates

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