JPS626748Y2 - - Google Patents
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- JPS626748Y2 JPS626748Y2 JP18273879U JP18273879U JPS626748Y2 JP S626748 Y2 JPS626748 Y2 JP S626748Y2 JP 18273879 U JP18273879 U JP 18273879U JP 18273879 U JP18273879 U JP 18273879U JP S626748 Y2 JPS626748 Y2 JP S626748Y2
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- Japan
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- circuit
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 12
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 36
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 8
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はFM受信機を含む音響機器の雑音除去
回路に関するものである。
回路に関するものである。
FM受信機を含む音響機器、例えばテープレコ
ーダ付FMラジオ受信機に於いて、従来テープレ
コーダ動作からラジオ動作への切換時に発生する
雑音を除去する回路として、第1図の様な回路を
使用している。
ーダ付FMラジオ受信機に於いて、従来テープレ
コーダ動作からラジオ動作への切換時に発生する
雑音を除去する回路として、第1図の様な回路を
使用している。
第1図に於いて、1は自動車用のFMラジオ受
信機、3はアンテナ、5はFMフロントエンド
部、7はIF(中間周波)増幅/復調回路、9は
パルス性雑音除去回路、11はFMステレオ復調
回路、L,Rは該FMステレオ復調回路の左信号
出力端子及び右信号出力端子で、該左信号出力端
子LとアースE間、及び右信号出力端子Rとアー
スE間には夫々音声信号カツト用スイツチング回
路を構成するコンデンサC1,C2と、スイツチン
グトランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミツタ路
が直列接続されている。そしてスイツチングトラ
ンジスタQ1,Q2の各ベースは抵抗R1,R2を介し
てスイツチS1の可動端子に接続されている。
C3,C4は抵抗R1,R2の一端とアースE間に接続
した充放電用コンデンサ、R3は+B電源とスイ
ツチS1の固定端子との間に接続した抵抗である。
スイツチS1はテープレコーダ動作からラジオ動作
への切換時の瞬時のみ、即ちテープ−ラジオ切換
用兼エジエクト釦(図示せず)が押されている間
のみONするスイツチである。
信機、3はアンテナ、5はFMフロントエンド
部、7はIF(中間周波)増幅/復調回路、9は
パルス性雑音除去回路、11はFMステレオ復調
回路、L,Rは該FMステレオ復調回路の左信号
出力端子及び右信号出力端子で、該左信号出力端
子LとアースE間、及び右信号出力端子Rとアー
スE間には夫々音声信号カツト用スイツチング回
路を構成するコンデンサC1,C2と、スイツチン
グトランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミツタ路
が直列接続されている。そしてスイツチングトラ
ンジスタQ1,Q2の各ベースは抵抗R1,R2を介し
てスイツチS1の可動端子に接続されている。
C3,C4は抵抗R1,R2の一端とアースE間に接続
した充放電用コンデンサ、R3は+B電源とスイ
ツチS1の固定端子との間に接続した抵抗である。
スイツチS1はテープレコーダ動作からラジオ動作
への切換時の瞬時のみ、即ちテープ−ラジオ切換
用兼エジエクト釦(図示せず)が押されている間
のみONするスイツチである。
今テープ−ラジオ切換用兼エジエクト釦を押し
てテープレコーダ動作からラジオ動作に切換えた
とき、スイツチS1が閉接し、+B電源から抵抗R3
を介してコンデンサC3,C4に第2図曲線Aで示
す様な充電特性で電荷が充電され、スイツチング
トランジスタQ1,Q2をONにする。コンデンサ
C3,C4に充電された電荷はスイツチS1が開放さ
れても第2図曲線Bで示す様な放電特性で電荷が
放電され2〜3秒間スイツチングトランジスタ
Q1,Q2をONさせ続けることが出来る。この様な
動作によつてテープレコーダ動作からラジオ動作
への切換時に発生する雑音を除去することが出来
る。
てテープレコーダ動作からラジオ動作に切換えた
とき、スイツチS1が閉接し、+B電源から抵抗R3
を介してコンデンサC3,C4に第2図曲線Aで示
す様な充電特性で電荷が充電され、スイツチング
トランジスタQ1,Q2をONにする。コンデンサ
C3,C4に充電された電荷はスイツチS1が開放さ
れても第2図曲線Bで示す様な放電特性で電荷が
放電され2〜3秒間スイツチングトランジスタ
Q1,Q2をONさせ続けることが出来る。この様な
動作によつてテープレコーダ動作からラジオ動作
への切換時に発生する雑音を除去することが出来
る。
斯様に第1図の回路では、コンデンサC3,C4
を急速充電するとともに、遅延放電することによ
り、テープレコーダ側からラジオ側への動作切換
時の雑音を除去する様にしていたが、第1図の回
路では、雑音を除去するための専用の回路が必要
であり、又第1図の回路ではコンデンサC3,C4
の充電時の急峻な立上り特性を得ることが困難で
あつた。
を急速充電するとともに、遅延放電することによ
り、テープレコーダ側からラジオ側への動作切換
時の雑音を除去する様にしていたが、第1図の回
路では、雑音を除去するための専用の回路が必要
であり、又第1図の回路ではコンデンサC3,C4
の充電時の急峻な立上り特性を得ることが困難で
あつた。
一方自動車用のFMラジオ受信機等に於いて、
雑音及びマルチパス歪等の歪の軽減のために、
FM復調回路出力を受けて雑音及び歪の成分を検
出する検出手段と、該検出手段の検出に応じて充
放電回路を充放電制御する充放電経路手段と、前
記充放電回路の充電電圧に応じてFM復調回路出
力に含まれる高周波成分を含む一部又は全部を低
減する低減手段とを備え、前記放電経路手段の放
電時定数が前記充電経路手段の充電時定数に比べ
て極めて大きく選ばれているFMラジオ受信機が
考えられる。
雑音及びマルチパス歪等の歪の軽減のために、
FM復調回路出力を受けて雑音及び歪の成分を検
出する検出手段と、該検出手段の検出に応じて充
放電回路を充放電制御する充放電経路手段と、前
記充放電回路の充電電圧に応じてFM復調回路出
力に含まれる高周波成分を含む一部又は全部を低
減する低減手段とを備え、前記放電経路手段の放
電時定数が前記充電経路手段の充電時定数に比べ
て極めて大きく選ばれているFMラジオ受信機が
考えられる。
本考案は斯る点に着目し、上述の様なFMラジ
オ受信機の充放電回路及び充放電経路手段を利用
して動作切換スイツチ、電源スイツチ等のスイツ
チ切換時に発生する雑音を除去する様にしたFM
受信機を含む音響機器の雑音除去回路を提案する
もので、以下自動車用のテープレコーダ付FMラ
ジオ受信機に用いた本考案の一実施例を第3図、
第4図に従い説明する。
オ受信機の充放電回路及び充放電経路手段を利用
して動作切換スイツチ、電源スイツチ等のスイツ
チ切換時に発生する雑音を除去する様にしたFM
受信機を含む音響機器の雑音除去回路を提案する
もので、以下自動車用のテープレコーダ付FMラ
ジオ受信機に用いた本考案の一実施例を第3図、
第4図に従い説明する。
第3図はこの考案の一実施例を示す回路図であ
る。構成において、このFMラジオ受信機1は、
いわゆるカーステレオのFMラジオ受信機であ
る。
る。構成において、このFMラジオ受信機1は、
いわゆるカーステレオのFMラジオ受信機であ
る。
そして、FM電波はアンテナ3によつて受けら
れ、FMフロントエンド5に与えられる。この
FMフロントエンド5は、周知のように、高周波
増幅器や局部発振回路や周波数変換回路等を含
み、その出力として中間周波数信号を導出する。
このFMフロントエンド5からの中間周波数信号
は、IF増幅/復調回路7に与えられる。このIF
増幅/復調回路7としては、たとえば東京三洋電
機株式会社製の集積回路LA1140が用いられ得
る。
れ、FMフロントエンド5に与えられる。この
FMフロントエンド5は、周知のように、高周波
増幅器や局部発振回路や周波数変換回路等を含
み、その出力として中間周波数信号を導出する。
このFMフロントエンド5からの中間周波数信号
は、IF増幅/復調回路7に与えられる。このIF
増幅/復調回路7としては、たとえば東京三洋電
機株式会社製の集積回路LA1140が用いられ得
る。
IF増幅/復調回路7の出力は、パルス性雑音
除去回路9に与えられる。このパルス性雑音除去
回路9としては、たとえば東京三洋電機株式会社
製の集積回路LA2101が用いられ得る。この集積
回路9(LA2101)については、特開昭52−
113602号及びアメリカ合衆国特許第4066845
(1978年1月3日)でよく知られるところであ
る。
除去回路9に与えられる。このパルス性雑音除去
回路9としては、たとえば東京三洋電機株式会社
製の集積回路LA2101が用いられ得る。この集積
回路9(LA2101)については、特開昭52−
113602号及びアメリカ合衆国特許第4066845
(1978年1月3日)でよく知られるところであ
る。
パルス性雑音除去回路9からの出力は、ステレ
オ復調回路11に与えられる。このステレオ復調
回路11としては、たとえば東京三洋電機株式会
社製の集積回路LA3370が利用可能である。ステ
レオ復調回路11は、パルス性雑音が除去された
復調信号から続いて左信号と右信号とを導出す
る。
オ復調回路11に与えられる。このステレオ復調
回路11としては、たとえば東京三洋電機株式会
社製の集積回路LA3370が利用可能である。ステ
レオ復調回路11は、パルス性雑音が除去された
復調信号から続いて左信号と右信号とを導出す
る。
左信号と右信号はバランス用可変抵抗器13に
よつてバランスが調整され、左信号は可変抵抗器
15を介して低周波増幅器19に与えられ、右信
号は可変抵抗器17を介して低周波増幅器21に
与えられる。
よつてバランスが調整され、左信号は可変抵抗器
15を介して低周波増幅器19に与えられ、右信
号は可変抵抗器17を介して低周波増幅器21に
与えられる。
低周波増幅器19および21は、それぞれ、対
応のスピーカ23および25を駆動する。
応のスピーカ23および25を駆動する。
パルス性雑音除去回路9の端子9aすなわちハ
イパスフイルタ95の出力は、コンデンサ201
を介して利得エレメントとしてのトランジスタ2
03のベースに与えられる。このトランジスタ2
03は、そのベースに電源+Bからバイアス電圧
が与えられ、かつそのコレクタは抵抗及び電源ス
イツチS2を介して電源+Bに接続されている。ま
た、このトランジスタ203のエミツタはスイツ
チングトランジスタ205および抵抗ならびにコ
ンデンサを介して接地されている。スイツチング
トランジスタ205のベースは、線205aによ
つて、抵抗7bおよび7cを含む分圧回路を介し
て、IF増幅/復調回路7の端子7aすなわちレ
ベル検波器75の出力に接続されている。
イパスフイルタ95の出力は、コンデンサ201
を介して利得エレメントとしてのトランジスタ2
03のベースに与えられる。このトランジスタ2
03は、そのベースに電源+Bからバイアス電圧
が与えられ、かつそのコレクタは抵抗及び電源ス
イツチS2を介して電源+Bに接続されている。ま
た、このトランジスタ203のエミツタはスイツ
チングトランジスタ205および抵抗ならびにコ
ンデンサを介して接地されている。スイツチング
トランジスタ205のベースは、線205aによ
つて、抵抗7bおよび7cを含む分圧回路を介し
て、IF増幅/復調回路7の端子7aすなわちレ
ベル検波器75の出力に接続されている。
トランジスタ203のコレクタは、さらに、コ
ンデンサ209,215およびダイオード21
1,213を含む倍電圧整流回路207を通して
トランジスタ217のベースに与えられる。この
トランジスタ217のコレクタは電源+Bに接続
され、エミツタは抵抗219を介して接地されて
いる。それと共に、このトランジスタ217のエ
ミツタは、ダイオード221および抵抗225の
直列接続を介してスイツチングトランジスタ22
9のベースに接続され、さらにダイオード221
と抵抗227の直列接続を介してスイツチングト
ランジスタ231のベースに接続されている。ダ
イオード221と抵抗225および227の接続
点は、コンデンサ223を介して接地される。そ
して、このコンデンサ223が充放電回路を構成
する。スイツチングトランジスタ229のコレク
タにはステレオ復調回路11の左信号出力との間
にコンデンサ223が接続され、エミツタは接地
される。
ンデンサ209,215およびダイオード21
1,213を含む倍電圧整流回路207を通して
トランジスタ217のベースに与えられる。この
トランジスタ217のコレクタは電源+Bに接続
され、エミツタは抵抗219を介して接地されて
いる。それと共に、このトランジスタ217のエ
ミツタは、ダイオード221および抵抗225の
直列接続を介してスイツチングトランジスタ22
9のベースに接続され、さらにダイオード221
と抵抗227の直列接続を介してスイツチングト
ランジスタ231のベースに接続されている。ダ
イオード221と抵抗225および227の接続
点は、コンデンサ223を介して接地される。そ
して、このコンデンサ223が充放電回路を構成
する。スイツチングトランジスタ229のコレク
タにはステレオ復調回路11の左信号出力との間
にコンデンサ223が接続され、エミツタは接地
される。
同様にスイツチングトランジスタ231のコレ
クタはステレオ復調回路11の右信号出力との間
にコンデンサ235が接続され、そのエミツタは
接地されている。
クタはステレオ復調回路11の右信号出力との間
にコンデンサ235が接続され、そのエミツタは
接地されている。
パルス性雑音除去回路9に含まれるハイパスフ
イルタ95の出力は、先に説明したように、トラ
ンジスタ203のベースに与えられる。このハイ
パスフイルタ95は、その本来のパルス性雑音除
去回路9における作用と共に、この実施例では、
歪成分の高次レベルを検出するために作用する。
したがつて、もしパルス性雑音除去回路9を含ま
ないようなFMラジオ受信機であれば、当然に別
の独立したハイパスフイルタを設ければよい。こ
の実施例のようにハイパスフイルタ95を2つの
回路に共用したのは、集積回路LA2101の14番の
端子の出力インピーダンスが小さいので、そこか
らさらに信号を取出してもこの回路9としての特
性に何等影響を及ぼさないということと、その経
済性によるものである。なお周知の様に高調波レ
ベルはそのまま歪率に比例するので、ハイパスフ
イルタ95の出力は歪率に応じたものとなる。従
つてもし別の独立したハイパスフイルタを設け、
特性のよいすなわち減衰が急峻なものを用いれ
ば、それだけ歪検出の性能が向上する。なお、こ
のハイパスフイルタ95のカツトオフ周波数は、
ほゞ100KHz程度に選ばれている。そして、この
カツトオフ周波数があまり高すぎると、十分な精
度で歪を検出することができず、またあまりに低
すぎると誤まつた検出を行うことがある。したが
つて、このハイパスフイルタのカツトオフ周波数
は適当に選ばれる必要がある。
イルタ95の出力は、先に説明したように、トラ
ンジスタ203のベースに与えられる。このハイ
パスフイルタ95は、その本来のパルス性雑音除
去回路9における作用と共に、この実施例では、
歪成分の高次レベルを検出するために作用する。
したがつて、もしパルス性雑音除去回路9を含ま
ないようなFMラジオ受信機であれば、当然に別
の独立したハイパスフイルタを設ければよい。こ
の実施例のようにハイパスフイルタ95を2つの
回路に共用したのは、集積回路LA2101の14番の
端子の出力インピーダンスが小さいので、そこか
らさらに信号を取出してもこの回路9としての特
性に何等影響を及ぼさないということと、その経
済性によるものである。なお周知の様に高調波レ
ベルはそのまま歪率に比例するので、ハイパスフ
イルタ95の出力は歪率に応じたものとなる。従
つてもし別の独立したハイパスフイルタを設け、
特性のよいすなわち減衰が急峻なものを用いれ
ば、それだけ歪検出の性能が向上する。なお、こ
のハイパスフイルタ95のカツトオフ周波数は、
ほゞ100KHz程度に選ばれている。そして、この
カツトオフ周波数があまり高すぎると、十分な精
度で歪を検出することができず、またあまりに低
すぎると誤まつた検出を行うことがある。したが
つて、このハイパスフイルタのカツトオフ周波数
は適当に選ばれる必要がある。
次に、この考案の1つの特徴であるコンデンサ
223を含む充放電回路について説明する。この
コンデンサ223の充電経路は+B−トランジス
タ217−ダイオード221で構成される。した
がつて、この充電時定数に関係する回路上の抵抗
成分は、それぞれの素子の内部抵抗となる。ま
た、このコンデンサ223の放電時には、ダイオ
ード221の逆抵抗R221、抵抗225,R225、ト
ランジスタ229のベース−エミツタ抵抗RBE、
抵抗227,R227とトランジスタ231のベース
−エミツタ間抵抗R′BEが、それぞれ並列的に作
用する。ここで、ダイオード221の逆抵抗R221
およびその他の抵抗成分の関係は次式(1)で表わさ
れる。
223を含む充放電回路について説明する。この
コンデンサ223の充電経路は+B−トランジス
タ217−ダイオード221で構成される。した
がつて、この充電時定数に関係する回路上の抵抗
成分は、それぞれの素子の内部抵抗となる。ま
た、このコンデンサ223の放電時には、ダイオ
ード221の逆抵抗R221、抵抗225,R225、ト
ランジスタ229のベース−エミツタ抵抗RBE、
抵抗227,R227とトランジスタ231のベース
−エミツタ間抵抗R′BEが、それぞれ並列的に作
用する。ここで、ダイオード221の逆抵抗R221
およびその他の抵抗成分の関係は次式(1)で表わさ
れる。
R221
>(R225+RBE)×(R227+R′BE)
/(R225+RBE)+(R227+R′BE)…(1
) ここで、抵抗225および227の抵抗値R225
およびR227をそれぞれ56KΩとし、トランジスタ
229のベース−エミツタ間抵抗RBEとトランジ
スタ231のベース−エミツタ間抵抗R′BEが等
しいとすると、上記(1)式の右辺は56/2KΩ+RBE
となり、また、トランジスタ229および231
が導通状態のときは抵抗RBEは56KΩより極めて
小さいので、上記(1)式の右辺は約28KΩとなる。
したがつて、このコンデンサ223の放電経路の
放電時定数は、充電経路の充電時定数に比べて極
めて大きくなる。すなわち、このコンデンサ22
3の充放電特性は、第4図に示すとおりとなる。
この第4図において線Aがその充電特性を示し、
線Bがその放電特性を示す。この放電特性を示す
線Bにおいて、普通の抵抗とコンデンサだけの場
合の特性に比べて時間経過にともなつて長く尾を
引いていることがわかる。これは、トランジスタ
229およびトランジスタ231のベース−エミ
ツタ間抵抗RBEおよびR′BEは、ベース電圧が低
くなるにしたがつて大きくなるからである。しか
しながら、この特性は、トランジスタ229およ
び231のスイツチング特性すなわち復帰時間に
は影響なく、むしろ歪が連続的に発生した場合に
おける即答性を助ける。
/(R225+RBE)+(R227+R′BE)…(1
) ここで、抵抗225および227の抵抗値R225
およびR227をそれぞれ56KΩとし、トランジスタ
229のベース−エミツタ間抵抗RBEとトランジ
スタ231のベース−エミツタ間抵抗R′BEが等
しいとすると、上記(1)式の右辺は56/2KΩ+RBE
となり、また、トランジスタ229および231
が導通状態のときは抵抗RBEは56KΩより極めて
小さいので、上記(1)式の右辺は約28KΩとなる。
したがつて、このコンデンサ223の放電経路の
放電時定数は、充電経路の充電時定数に比べて極
めて大きくなる。すなわち、このコンデンサ22
3の充放電特性は、第4図に示すとおりとなる。
この第4図において線Aがその充電特性を示し、
線Bがその放電特性を示す。この放電特性を示す
線Bにおいて、普通の抵抗とコンデンサだけの場
合の特性に比べて時間経過にともなつて長く尾を
引いていることがわかる。これは、トランジスタ
229およびトランジスタ231のベース−エミ
ツタ間抵抗RBEおよびR′BEは、ベース電圧が低
くなるにしたがつて大きくなるからである。しか
しながら、この特性は、トランジスタ229およ
び231のスイツチング特性すなわち復帰時間に
は影響なく、むしろ歪が連続的に発生した場合に
おける即答性を助ける。
以上のような構成において、以下動作について
説明する。
説明する。
動作において、まず、マルチバス歪をともなつ
た場合について説明する。アンテナ3に入来した
FM電波の合成波は、FMフロントエンド5を介
し、IF増幅/復調回路7により、歪を含んだま
ま復調され、さらにパルス性雑音除去回路9に入
力される。この回路9に入力された歪を含んだ復
調信号は、ハイパスフイルタ95を通過し、この
回路9の端子9aに出力される。このハイパスフ
イルタ95は、復調信号に含まれる歪(歪率)が
大きい程、また復調周波数(ωm)が高い程その
出力レベルが大きくなる。
た場合について説明する。アンテナ3に入来した
FM電波の合成波は、FMフロントエンド5を介
し、IF増幅/復調回路7により、歪を含んだま
ま復調され、さらにパルス性雑音除去回路9に入
力される。この回路9に入力された歪を含んだ復
調信号は、ハイパスフイルタ95を通過し、この
回路9の端子9aに出力される。このハイパスフ
イルタ95は、復調信号に含まれる歪(歪率)が
大きい程、また復調周波数(ωm)が高い程その
出力レベルが大きくなる。
このハイパスフイルタ95の出力は、コンデン
サ201を介してトランジスタ203のベースに
与えられ、このトランジスタ203によつて増幅
される。ただし、スイツチングトランジスタ20
5が導通状態すなわちIF増幅/復調回路7の端
子7aの電圧がハイレベルのときである。なお、
このトランジスタ205のスイツチング動作につ
いては後述する。トランジスタ203によつて増
幅された雑音および歪成分は倍電圧整流回路20
7によつて整流され、スイツチングトランジスタ
217のベースに与えられる。このスイツチング
トランジスタ217は、この倍電圧整流回路20
7の出力電圧が所定値以上のとき導通し、そのと
き電源+Bから電流が流れる。このトランジスタ
217を流れる電流は、ダイオード221を介し
てコンデンサ223(たとえば47μF/16V)
に、第4図の線Aで示す充電特性にしたがつて急
速に充電される。コンデンサ223の充電電圧が
所定値に達すると、スイツチングトランジスタ2
29および231は同時に導通する。したがつ
て、ステレオ復調回路11の出力の左信号出力と
接地との間にコンデンサ233が介挿され、かつ
右信号出力と接地との間にコンデンサ235が介
挿されることになる。したがつて、ステレオ復調
回路11の出力の高周波成分を含む一部又は全部
が低減される。なお、このコンデンサ233およ
び235の値を適当に選ぶことによつて、高周波
を完全にカツトしてしまうこともできるし、さら
にミユーテイング動作とすることもできる。この
ようにして、低周波増幅器19および21に入力
されるそれぞれの信号の高域を含む一部又は全部
が低減されることにより、雑音および歪が聴感上
悪影響を及ぼすのを軽減することができる。
サ201を介してトランジスタ203のベースに
与えられ、このトランジスタ203によつて増幅
される。ただし、スイツチングトランジスタ20
5が導通状態すなわちIF増幅/復調回路7の端
子7aの電圧がハイレベルのときである。なお、
このトランジスタ205のスイツチング動作につ
いては後述する。トランジスタ203によつて増
幅された雑音および歪成分は倍電圧整流回路20
7によつて整流され、スイツチングトランジスタ
217のベースに与えられる。このスイツチング
トランジスタ217は、この倍電圧整流回路20
7の出力電圧が所定値以上のとき導通し、そのと
き電源+Bから電流が流れる。このトランジスタ
217を流れる電流は、ダイオード221を介し
てコンデンサ223(たとえば47μF/16V)
に、第4図の線Aで示す充電特性にしたがつて急
速に充電される。コンデンサ223の充電電圧が
所定値に達すると、スイツチングトランジスタ2
29および231は同時に導通する。したがつ
て、ステレオ復調回路11の出力の左信号出力と
接地との間にコンデンサ233が介挿され、かつ
右信号出力と接地との間にコンデンサ235が介
挿されることになる。したがつて、ステレオ復調
回路11の出力の高周波成分を含む一部又は全部
が低減される。なお、このコンデンサ233およ
び235の値を適当に選ぶことによつて、高周波
を完全にカツトしてしまうこともできるし、さら
にミユーテイング動作とすることもできる。この
ようにして、低周波増幅器19および21に入力
されるそれぞれの信号の高域を含む一部又は全部
が低減されることにより、雑音および歪が聴感上
悪影響を及ぼすのを軽減することができる。
次に、復調信号に含まれる歪が微小もしくは全
くない場合について説明する。この場合には、回
路9の端子9aに得られるハイパスフイルタ95
の出力電圧はほぼ零となる。このほぼ零のハイパ
スフイルタ95の出力は、トランジスタ203で
増幅されても倍電圧整流回路207のダイオード
211,213で整流するだけのレベルに達しな
いので、スイツチングトランジスタ217は不導
通となる。したがつて、コンデンサ223に充電
電流が与えられることなく、トランジスタ22
9,231は共に不導通となる。したがつて、コ
ンデンサ233および235と接地との間が遮断
され、上述の高周波成分を含む一部又は全部の低
減動作は行われない。
くない場合について説明する。この場合には、回
路9の端子9aに得られるハイパスフイルタ95
の出力電圧はほぼ零となる。このほぼ零のハイパ
スフイルタ95の出力は、トランジスタ203で
増幅されても倍電圧整流回路207のダイオード
211,213で整流するだけのレベルに達しな
いので、スイツチングトランジスタ217は不導
通となる。したがつて、コンデンサ223に充電
電流が与えられることなく、トランジスタ22
9,231は共に不導通となる。したがつて、コ
ンデンサ233および235と接地との間が遮断
され、上述の高周波成分を含む一部又は全部の低
減動作は行われない。
FMラジオ受信機が車に搭載されたような場合
には、上述のマルチバス歪は、車の速度に比例し
て瞬間に変動する。したがつて、歪が無い状態か
らある状態への変化に対しては即答性が要求さ
れ、逆に歪がある状態から無い状態への変化に対
しては遅延特性が要求される。これは、自然に復
帰させる必要があるからである。すなわち、歪が
ある状態から無い状態に変化するとき、それに即
応して高域成分を含む一部又は全部の低減を解除
させると、低周波増幅器19および21に入力さ
れる信号が瞬間的に増大されることになり、それ
はかえつて聴感上耳ざわりな雑音となるのであ
る。したがつて、この実施例では、コンデンサ2
23の充電経路の充電時定数と放電経路の放電時
定数とを違え、その充放電特性を第4図に示すよ
うに設定している。そのために、歪が発生すると
すぐ雑音および歪の聴感に対する影響を軽減する
ように動作し、復調信号に歪が含まれない状態に
変化するときには、遅延時間を持たせて自然に復
帰させることとしたので、これら付加的な回路に
よる聴感上の違和感はほとんど生じない。
には、上述のマルチバス歪は、車の速度に比例し
て瞬間に変動する。したがつて、歪が無い状態か
らある状態への変化に対しては即答性が要求さ
れ、逆に歪がある状態から無い状態への変化に対
しては遅延特性が要求される。これは、自然に復
帰させる必要があるからである。すなわち、歪が
ある状態から無い状態に変化するとき、それに即
応して高域成分を含む一部又は全部の低減を解除
させると、低周波増幅器19および21に入力さ
れる信号が瞬間的に増大されることになり、それ
はかえつて聴感上耳ざわりな雑音となるのであ
る。したがつて、この実施例では、コンデンサ2
23の充電経路の充電時定数と放電経路の放電時
定数とを違え、その充放電特性を第4図に示すよ
うに設定している。そのために、歪が発生すると
すぐ雑音および歪の聴感に対する影響を軽減する
ように動作し、復調信号に歪が含まれない状態に
変化するときには、遅延時間を持たせて自然に復
帰させることとしたので、これら付加的な回路に
よる聴感上の違和感はほとんど生じない。
なお、スイツチングトランジスタ205に関連
する回路は特に必要でない場合がある。すなわ
ち、弱電界地域のレイレイ分布にしたがつた電界
強度の変動に起因する雑音の影響をも軽減しよう
とすれば、このスイツチングトランジスタ205
に関連する回路は不要である。すなわち、この場
合には、第5図に示す様に第3図のスイツチング
トランジスタ205および線205aならびに抵
抗7bおよび7cなどを除去し、トランジスタ2
03のエミツタを直接抵抗あるいはコンデンサを
介して接地する。
する回路は特に必要でない場合がある。すなわ
ち、弱電界地域のレイレイ分布にしたがつた電界
強度の変動に起因する雑音の影響をも軽減しよう
とすれば、このスイツチングトランジスタ205
に関連する回路は不要である。すなわち、この場
合には、第5図に示す様に第3図のスイツチング
トランジスタ205および線205aならびに抵
抗7bおよび7cなどを除去し、トランジスタ2
03のエミツタを直接抵抗あるいはコンデンサを
介して接地する。
このように、第3図におけるスイツチングトラ
ンジスタ205に関連する回路を除去した第5図
の実施例によれば、弱電界地域ではレイレイ分布
に基づく電界強度の変動による雑音の大きさおよ
びアンテナ入力レベルが或る程度下がつたときの
ホワイトノイズの大きさを、また中強電界地域で
マルチバス防害を受けてその合成波が雑音と歪を
ともなつているときのこの歪と雑音の大きさを、
それぞれ、正確にかつ自動的に検出し、それぞれ
のホワイトノイズ、雑音あるいは歪等の大きさに
応じた高域を含む一部又は全部の低減動作を行
う。したがつて、このような場合に、聴取者に違
和感を与えることはない。
ンジスタ205に関連する回路を除去した第5図
の実施例によれば、弱電界地域ではレイレイ分布
に基づく電界強度の変動による雑音の大きさおよ
びアンテナ入力レベルが或る程度下がつたときの
ホワイトノイズの大きさを、また中強電界地域で
マルチバス防害を受けてその合成波が雑音と歪を
ともなつているときのこの歪と雑音の大きさを、
それぞれ、正確にかつ自動的に検出し、それぞれ
のホワイトノイズ、雑音あるいは歪等の大きさに
応じた高域を含む一部又は全部の低減動作を行
う。したがつて、このような場合に、聴取者に違
和感を与えることはない。
上述の様なFMラジオ受信機の構成に加え、第
3図、第5図の回路では更に電源+Bとスイツチ
ングトランジスタ217のベースとの間に直列に
スイツチS1′と抵抗237を接続している。
3図、第5図の回路では更に電源+Bとスイツチ
ングトランジスタ217のベースとの間に直列に
スイツチS1′と抵抗237を接続している。
そしてスイツチS1′はテープレコーダ側からラ
ジオ側への動作切換時即ちテープ−ラジオ切換用
兼エジエクト釦(図示せず)が押されている間の
みONとなる様構成されている。
ジオ側への動作切換時即ちテープ−ラジオ切換用
兼エジエクト釦(図示せず)が押されている間の
みONとなる様構成されている。
斯様に構成してなる第3図の回路に於いて、今
テープレコーダ動作からラジオ動作に切換えるべ
くテープ−ラジオ切換用兼エジエクト釦を押した
とき、スイツチS1′がONとなり、電源+Bから抵
抗237を介してトランジスタ217のベースに
バイアス電圧を供給し、マルチバス歪の有無に関
係なく優先的にトランジスタ217をONさせ、
コンデンサ223を第4図Aの充電特性に従つて
急速充電させ、トランジスタ229,231を
ONさせる。
テープレコーダ動作からラジオ動作に切換えるべ
くテープ−ラジオ切換用兼エジエクト釦を押した
とき、スイツチS1′がONとなり、電源+Bから抵
抗237を介してトランジスタ217のベースに
バイアス電圧を供給し、マルチバス歪の有無に関
係なく優先的にトランジスタ217をONさせ、
コンデンサ223を第4図Aの充電特性に従つて
急速充電させ、トランジスタ229,231を
ONさせる。
次にスイツチS1′がOFFになつてもコンデンサ
223は第4図Bの様な放電特性で放電するの
で、従来の回路同様、テープレコーダ側からラジ
オ側への動作切換時2〜3秒間トランジスタ22
9,231をONさせ続け、テープレコーダ動作
からラジオ動作への切換時に発生する雑音を除去
することが出来る。
223は第4図Bの様な放電特性で放電するの
で、従来の回路同様、テープレコーダ側からラジ
オ側への動作切換時2〜3秒間トランジスタ22
9,231をONさせ続け、テープレコーダ動作
からラジオ動作への切換時に発生する雑音を除去
することが出来る。
尚、上述の説明ではテープレコーダ動作からラ
ジオ動作への切換時に発生する雑音を除去する場
合の動作について述べたが、テープレコーダ動作
からラジオ動作への切換時に発生する雑音のみな
らず、例えば電源スイツチ投入時に発生する雑音
も除去することが出来る。即ち第5図の回路に於
いて、電源スイツチS2を投入したときマルチバス
歪の発生時と同様、ハイパスフイルタ95の出力
はコンデンサ201を介してトランジスタ203
のベースに与えられ、該トランジスタ203によ
つて増幅され倍電圧整流回路207によつて整流
されて、スイツチングトランジスタ217のベー
スに与えられ該トランジスタ217をONにさせ
るので、前述のテープレコーダ動作からラジオ動
作への切換時と同様コンデンサ223を急速充電
した後、遅延放電させて電源スイツチS2の投入後
2〜3秒間トランジスタ229,231をONさ
せ続け、電源スイツチS2の投入時に発生する雑音
を除去することが出来る。
ジオ動作への切換時に発生する雑音を除去する場
合の動作について述べたが、テープレコーダ動作
からラジオ動作への切換時に発生する雑音のみな
らず、例えば電源スイツチ投入時に発生する雑音
も除去することが出来る。即ち第5図の回路に於
いて、電源スイツチS2を投入したときマルチバス
歪の発生時と同様、ハイパスフイルタ95の出力
はコンデンサ201を介してトランジスタ203
のベースに与えられ、該トランジスタ203によ
つて増幅され倍電圧整流回路207によつて整流
されて、スイツチングトランジスタ217のベー
スに与えられ該トランジスタ217をONにさせ
るので、前述のテープレコーダ動作からラジオ動
作への切換時と同様コンデンサ223を急速充電
した後、遅延放電させて電源スイツチS2の投入後
2〜3秒間トランジスタ229,231をONさ
せ続け、電源スイツチS2の投入時に発生する雑音
を除去することが出来る。
この他FMバンド以外の受信バンドからFMバ
ンドへの切換時、FMバンド受信時に於ける
Local−DX切換時等の切換時に発生する雑音も前
述した電源スイツチ投入時と同様の動作によつて
除去することが出来る。
ンドへの切換時、FMバンド受信時に於ける
Local−DX切換時等の切換時に発生する雑音も前
述した電源スイツチ投入時と同様の動作によつて
除去することが出来る。
以上の様に本考案に依れば、FM復調回路出力
を受けて雑音及び歪の成分を検出する検出手段
と、充放電回路と、前記検出手段の検出に応じて
前記充放電回路を充放電制御すると共に放電時定
数が充放電定数に比べて大きく選ばれている充放
電経路手段と、前記充放電回路の充電電圧に応じ
て前記復調回路出力の高周波成分を含む一部又は
全部を低減する低減手段とを有するFM受信機を
含む音響機器であつて、動作切換スイツチを設け
この動作切換スイツチが切換えられた際には、前
記検出手段の検出出力とは関係なく前記充放電経
路手段にて前記充放電回路を急速充電した後遅延
放電させて所定時間前記低減手段を動作させるよ
うにしたので、動作切換時に発生する雑音を除去
するための回路を別途設ける必要がなく、然も充
電経路手段の立上り特性は急峻であるので、動作
切換時に発生する雑音を瞬時に除去することが出
来る。
を受けて雑音及び歪の成分を検出する検出手段
と、充放電回路と、前記検出手段の検出に応じて
前記充放電回路を充放電制御すると共に放電時定
数が充放電定数に比べて大きく選ばれている充放
電経路手段と、前記充放電回路の充電電圧に応じ
て前記復調回路出力の高周波成分を含む一部又は
全部を低減する低減手段とを有するFM受信機を
含む音響機器であつて、動作切換スイツチを設け
この動作切換スイツチが切換えられた際には、前
記検出手段の検出出力とは関係なく前記充放電経
路手段にて前記充放電回路を急速充電した後遅延
放電させて所定時間前記低減手段を動作させるよ
うにしたので、動作切換時に発生する雑音を除去
するための回路を別途設ける必要がなく、然も充
電経路手段の立上り特性は急峻であるので、動作
切換時に発生する雑音を瞬時に除去することが出
来る。
第1図は従来の雑音除去回路を用いたテープレ
コーダ付FMラジオ受信機のブロツク図、第2図
はコンデンサC3,C4の充放電特性を示すグラフ
で線Aが充電特性、線Bが放電特性を示す。第3
図は本考案に係る雑音除去回路の一実施例を用い
たテープレコーダ付FMラジオ受信機のブロツク
図、第4図はコンデンサ223の充放電特性を示
すグラフで線Aが充電特性、線Bが放電特性を示
す。第5図は本考案の他の実施例を用いたテープ
レコーダ付FMラジオ受信機のブロツク図であ
る。 7……IF増幅/復調回路、217,229,
231……スイツチングトランジスタ、223…
…コンデンサ(充放電回路)。
コーダ付FMラジオ受信機のブロツク図、第2図
はコンデンサC3,C4の充放電特性を示すグラフ
で線Aが充電特性、線Bが放電特性を示す。第3
図は本考案に係る雑音除去回路の一実施例を用い
たテープレコーダ付FMラジオ受信機のブロツク
図、第4図はコンデンサ223の充放電特性を示
すグラフで線Aが充電特性、線Bが放電特性を示
す。第5図は本考案の他の実施例を用いたテープ
レコーダ付FMラジオ受信機のブロツク図であ
る。 7……IF増幅/復調回路、217,229,
231……スイツチングトランジスタ、223…
…コンデンサ(充放電回路)。
Claims (1)
- FM復調回路出力を受けて雑音及び歪の成分を
検出する検出手段と、充放電回路と、前記検出手
段の検出に応じて前記充放電回路を充放電制御す
ると共に放電時定数が充電定数に比べて大きく選
ばれている充放電経路手段と、前記充放電回路の
充電電圧に応じて前記復調回路出力の高周波成分
を含む一部又は全部を低減する低減手段とを有す
るFM受信機を含む音響機器であつて、動作切換
スイツチを設け、この動作切換スイツチが切換え
られた際には、前記検出手段の検出出力とは関係
なく前記充放電経路手段にて前記充放電回路を急
速充電した後遅延放電させて所定時間前記低減手
段を動作させるようにしたことを特徴とするFM
受信機を含む音響機器の雑音除去回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18273879U JPS626748Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18273879U JPS626748Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5699947U JPS5699947U (ja) | 1981-08-06 |
JPS626748Y2 true JPS626748Y2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=29693062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18273879U Expired JPS626748Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS626748Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-27 JP JP18273879U patent/JPS626748Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5699947U (ja) | 1981-08-06 |
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