JP2834953B2 - Fm受信機のマルチパスノイズ除去回路 - Google Patents

Fm受信機のマルチパスノイズ除去回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM受信機のマルチパス
ノイズ除去回路、特にマルチパスノイズ信号により充電
される時定数回路にてステレオノイズコントロール回路
のチャネルセパレーション劣化時間を決定するマルチパ
スノイズ除去回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】FM受信機は電波伝搬状態により各種の
ノイズが混入し、良好な受信作用が阻害される。特に、
車載FM受信機においては、車両の走行に伴い受信電界
が大きく変動し、また、建物などの反射によるマルチパ
スノイズを拾いやすいという問題があり、従来において
は、このマルチパスノイズを除去するために、チャンネ
ルセパレーションを一時的に劣化させるステレオノイズ
コントロール回路が設けられている。
【0003】図4には従来における一般的なFM受信機
の概略構成が示されている。アンテナ10にて受信され
たFM受信信号はフロントエンドプロセッサ11にて所
望の高周波増幅等の処理が施され、次にIF回路12に
おいて中間周波増幅が行われる。中間増幅された受信信
号は検波器13にて検波され、マルチプレクサ14にて
Rチャネル及びLチャンネル信号に分離され、それぞれ
低周波増幅器15、16を介してRスピーカ17及びL
スピーカ18に送られる。
【0004】このようなFM受信機において、マルチパ
スノイズ発生時には、R、Lチャンネルのセパレーショ
ンを劣化させ、モノラル受信に切り換えることによって
マルチパスノイズを見掛上目立たなくするノイズ除去が
行われる。チャンネルセパレーションの劣化はステレオ
ノイズコントロール回路にて行われ、図4においては、
Rチャンネル及びLチャネルの信号系をコンデンサ2
0、21によって短絡する回路構成を有し、この短絡は
FETによってON/OFF制御されている。FETの
ON/OFF制御は、マルチパスノイズ信号にて行わ
れ。通常,IF回路12からコンデンサ23を介して抽
出された高域成分が増幅器24及び検波器25を介して
検波され、検波された信号によってコンデンサ26が充
電され、このコンデンサ26の充電電圧が増幅器27を
介して前記FETへ供給される。従って、ステレオノイ
ズコントロール回路はコンデンサ26と増幅器27の入
力低抗で定まる所定時間だけチャンネルセパレーション
を劣化させる。従って、マルチパスノイズが連続的に発
生しているときには、チャンネルセパレーションも継続
的に劣化制御され、マルチパスノイズが消滅すれば一定
時間後にチャネルセパレーションも正常状態に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来装置においては、ステレオノイズコントロール回
路がマルチパスノイズ発生時以外においても動作してし
まい、FM受信機の音質低下を招くという問題があっ
た。即ち、本来のマルチパスノイズばかりでなく、受信
機内の受信信号には高周波ノイズが混入することがあ
り、例えば、電源投入時、バンド切り換え時、シーク
時、プリセット済みの放送局を選ぶ選局時等の受信モー
ド切り換え時にこのような高周波ノイズが生じやすい。
このようなマルチパスノイズが発生していない状態でも
各種の受信モードを切り換えた時にはステレオノイズコ
ントロール回路はチャンネルセパレーションを前記時定
数回路で定まる時間だけ有効に働かせてしまい、受信モ
ード切り換え後の受信復帰時に一定時間のチャンネルセ
パレーションによる音質低下が生じてしまうという問題
があった。勿論、通常の例えばシーク時にはミュートが
掛けられ、これによって高周波ノイズの発音は抑制され
ているが、このようなシーク中に従来においてはステレ
オノイズコントロール回路のコンデンサ26が大きく充
電されてしまうので、シーク完了後の一定時間は不要に
チャンネルセパレーションの劣化が生じる欠点があっ
た。
【0006】本発明は従来の上記課題に鑑みなされたも
のである、その目的は、マルチパスノイズが発生してい
ない受信モード切り換え時にはチャンネルセパレーショ
ンによる音質低下を軽減することのできる改良されたF
M受信機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ステレオノイズコントロール回路に通常
の時定数回路とは別個にこれより短い時定数を用する第
二の時定数回路を設け、受信モード切り換え時には切換
器を用いて通常の時定数回路から第二の時定数回路を選
択し、モード切り換え完了後の受信復帰時には速やかに
チャンネルセパレーションを終了させることを特徴とす
る。
【0008】また、本発明による、ステレオノイズコン
トロール回路に設けられている時定数回路のコンデンサ
を受信モード切り換え時には短絡してしまい、これによ
って受信モード切り換え時にはほとんどチャンネルセパ
レーションの劣化が生じないようにすることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】従って、本発明によれば、受信モード切り換え
時には、ステレオノイズコントロール回路の時定数が著
しく短くあるいは0となり、これによって受信切り換え
モード完了後の受信復帰時にはほとんどチャネルセパレ
ーションの劣化が生ずることなく、良好な、音質を確保
することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。
【0011】図1には本発明に係わるマルチパスノイズ
除去回路の好適な第1実施例が示され、図4に示した従
来回路と同一の回路構成には同一符号を付し説明を省略
する。
【0012】図1において特徴的なことは、ステレオノ
イズコントロール回路における時定数を形成する通常の
コンデンサ26(容量C)とは別個に第二のコンデン
サ30(容量C)が設けられていることであり、両コ
ンデンサ26、30は互いに並列に設けられ、両者は切
換器31によって選択的に切り換えられる。従って、第
1実施例によれば、ステレオノイズコントロール回路は
通常のコンデンサ26が接続されたときの第1の時定
数、即ち容量Cと増幅器27の入力抵抗Rで定まる時
定数(RC)を有し、さらに第二のコンデンサ30が
選択された時の第二の時定数(RC)を有することと
なる。尚、切換器31の切換信号は、受信モード切り換
え時にマイコン等から発生する切換信号により制御され
るが、その詳細は省略する。
【0013】通常、第二の時定数は第一の時定数に比し
て1/10以下に設定されている。従って、通常の受信
状態においては、切換器31は通常のコンデンサ26を
選択し、前述した従来と同様のチャンネルセパレーショ
ン劣化作業を行う。一方、電源投入時、バンド切り換え
時、シーク時あるいは選局時等も受信モード切り換え時
には切換器31は第二のコンデンサ30を選択し、各種
の受信モード切り換えが完了して通常の受信状態に復帰
したときには、極めて短時間でチャンネルセパレーショ
ンを通常状態に復帰させることができる。従って、受信
モード切り換え中に高周波ノイズが発生しても、チャン
ネルセパレーションの継続時間は第二の時定数回路の短
い時定数にて制御されるので、モード切り換え完了後の
音質低下を最小限に抑制することが可能となる。
【0014】図2は本発明の第2実施例が示され、ステ
レオノイズコントロール回路の増幅器27の前段に2個
の抵抗値の異なる抵抗140、141を設け、切換器1
31によって両抵抗140、141を切り換えること特
徴とする。通常の受信状態においては、切換器131は
抵抗140を選択し、この抵抗値Rは比較的大きな値
に設定されており、この結果ステレオノイズコントロー
ル回路の時定数はマルチパスノイズに対して十分に対応
可能な時定数を提供する。一方、受信モード切り換え時
には切換器131は抵抗141を選択し、この抵抗値R
は小さな値に設定されているので、このときのチャン
ネルセパレーションは短時間で完了し、通常状態に迅速
に復帰する。
【0015】従って、第2実施例においても、受信モー
ド切り換え完了後の音質低下を最小限に抑制することが
できる。
【0016】図3は本発明の第3実施例を示し、ステレ
オノイズコントロール回路の時定数を定めるコンデンサ
26を切換器231によって短絡可能であることを特徴
とする。
【0017】通常の場合、切換器231はオフ状態にあ
り、従来と同様にマルチパスノイズ発生時にチャンネル
セパレーションの劣化制御を行う。そして、受信モード
切り換え時には切換器231をオン作動させ、これによ
ってコンデンサ26を短絡し、ほとんどチャンネルセパ
レーションを無効とする。受信モード切り換え完了後に
は受信機は通常のチャンネルセパレーションをともなっ
た受信状態を提供することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による、マ
ルチパスノイズが発生していない状態でも受信モード切
り換えを音質低下なしに行うことができ、受信機の品質
を著しく向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFM受信機のマルチパスノイズ除
去回路の好適な第1実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図4】従来のステレオノイズコントロール回路を備え
たFM受信機の全体的な概略構成を示すブロック回路図
である。
【符号の説明】
22 チャンネルセパレーションン劣化用のFET 26 コンデンサ 27 増幅器 30 第二のコンデンサ 31、131、231 切換器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチパスノイズ発生時にチャンネルセ
    パレーションを劣化させるステレオノイズコントロール
    回路を備えたFM受信機において、 前記ステレオノイズコントロール回路にはマルチパスノ
    イズ信号を充電するための通常の時定数回路と、前記通
    常の時定数回路より短い時定数の第二の時定数回路及び
    両時定数回路を切り換える切換器が設けられ、 受信モード切り換え時には通常の時定数回路から第二の
    時定数回路へ切り換えられることを特徴とするFM受信
    機のマルチパスノイズ除去回路。
  2. 【請求項2】 マルチパスノイズ発生時にチャンネルセ
    パレーションを劣化させるステレオノイズコントロール
    回路を備えたFM受信機において、 前記ステレオノイズコントロール回路にはマルチパスノ
    イズ信号を充電するためのコンデンサが設けられ、 更に前記コンデンサを短絡するための切換器が設けら
    れ、 受信モード切り換え時にはチャンネルセパレーション劣
    化を非作動状態にすることを特徴とするFM受信機のマ
    ルチパスノイズ除去回路。
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