JPH0430839Y2 - - Google Patents

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JPH0430839Y2
JPH0430839Y2 JP1987014032U JP1403287U JPH0430839Y2 JP H0430839 Y2 JPH0430839 Y2 JP H0430839Y2 JP 1987014032 U JP1987014032 U JP 1987014032U JP 1403287 U JP1403287 U JP 1403287U JP H0430839 Y2 JPH0430839 Y2 JP H0430839Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は2本以上の受信アンテナのうちマルチ
パスノイズが小さくなる受信アンテナを選択して
受信するダイバーシテイ受信装置に関する。
〈従来技術〉 第5図は従来のダイバーシテイ受信装置のブロ
ツク図であり、指向性の異なる2本の受信アンテ
ナ11a,11bによる受信信号は切替回路12
に入力され、該切替回路はマルチパスノイズが小
さくなるように受信アンテナの切り替えを行い、
所定の受信アンテナ出力をフロントエンド13に
入力する。フロントエンド13は高周波増幅、周
波数変換を行つて中間周波信号を発生し、中間周
波増幅器14は中間周波増幅を行つてその出力を
FM検波器15に入力する。FM検波器15の検
波出力は雑音除去回路16に入力され、ここでパ
イロツト信号やパルス性ノイズが除去されて次段
のステレオ復調回路(マルチプレツクス回路)1
8とマルチパスノイズ検出回路17に入力され
る。マルチパスノイズ検出回路17は100KHz以
上のマルチパスノイズ成分を抽出すると共に、そ
のマルチパスノイズレベルが所定のスレツシヨー
ルドレベル以上になれば切替回路12をして別の
受信アンテナを選択させ、該受信アンテナ出力を
フロントエンド13に印加させる。
ステレオ復調回路18は入力されたステレオ複
合信号を用いてL−チヤンネル信号及びR−チヤ
ンネル信号を再生し、各チヤンネル信号を図示し
ない低周波増幅器を介してスピーカに入力して音
声を出力する。
ここで、アンテナ出力に応じた受信信号レベル
が所定レベル以下であつてもマルチパスノイズの
レベルに基づいてアンテナ切り替えを行うと切替
動作が頻繁に行われて切替雑音が発生すると共
に、弱電界時においてはステレオのS/Nが悪化
するため雑音が多くなつて聞き取り憎くなるとい
う問題が生じる。
この問題を解決するため、中間周波増幅器14
から取り出した中間周波信号よりレベル検出回路
19で受信信号レベルを検出し、次にこの受信信
号レベルが比較回路20の比較で所定のスレツシ
ヨールドレベル以下になつたときはマルチパスノ
イズの大きさにかかわらず切替回路12をして予
め定められているメインの受信アンテナ、例えば
11aに切り替え固定させ、かつチヤンネルセパ
レーシヨン/ハイカツト回路21によりステレオ
復調回路18出力をモノラルにすると共に音声信
号の高域成分を減衰させて、弱電界時のS/N比
を改善する提案がなされている。
〈考案が解決しようとしている問題点〉 ところで、カーラジオにおいてはメインの受信
アンテナ11aとしてロツド型アンテナが、サブ
の受信アンテナ11bとしてウインドー型アンテ
ナが用いられることが多く2本の受信アンテナの
受信感度が異なり、同じ電界強度の電波を受信し
ても受信信号レベルに差が生じる。このため、従
来方法のように弱電界時にメインの受信アンテナ
11aに切替、固定する方法では次のような不都
合が生じる。尚、2本のアンテナ11a,11b
の電界強度(アンテナ入力レベル)−受信信号レ
ベル特性はそれぞれ第6図に示すように表わさ
れ、メインの受信アンテナ11aの受信信号レベ
ルが比較回路20のスレツシヨールドレベルTL
と一致するときの電界強度をP1とし、サブの受
信アンテナ11bでの受信信号レベルがTLと一
致するときの電界強度をP2とする。さて、電界
強度がP1〜P2の範囲内にあり、例えば電界強
度がPjであり、かつメインの受信アンテナ11a
で受信中であるとすればマルチパスノイズの増大
によりメインからサブの受信アンテナ11bに切
り替わるが(矢印A参照)、このときのサブの受
信アンテナ11bによる受信信号レベルTLsがス
レツシヨールドレベルTL以下となる結果、直ち
にメインの受信アンテナ11aに戻つてしまい
(矢印B参照)、切替動作が頻繁に行われて切替雑
音が発生する。
以上から本考案の目的は、受信電界強度が小さ
いときのS/N比、換言すればアンテナをメイン
に固定する電界強度近傍におけるS/N比を良好
に改善できるダイバーシテイ受信装置を提供する
ことを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 第1図は本考案にかかるダイバーシテイ受信装
置の回路図である。
図中、1a,1bは2本の受信アンテナ、2は
フロントエンド、3は受信信号レベルELを検出
して出力するレベル検出回路、4は受信信号レベ
ルELとスレツシヨールドレベルSLまたはSL′の
大小を比較する比較部であり、4aは信号入力回
路、4bはスレツシヨールドレベル切替設定回
路、4cはコンパレータである。
〈作用〉 予め、メイン、サブの各受信アンテナ1a,1
bで所定の電界強度(メインにアンテナを固定す
る電界強度のうち最大電界強度)を有する信号を
受信した時の受信信号レベルをそれぞれのアンテ
ナのスレツシヨールドレベルSL,SL′として求め
スレツシヨールドレベル切替設定回路4bに設定
しておく。
そして、受信アンテナ1aを使用中の場合には
比較部4で受信信号レベルをスレツシヨールドレ
ベルSLと比較し、逆にサブである受信アンテナ
1bを使用中の場合には比較部4で受信信号レベ
ルをスレツシヨールドレベルSL′と比較し、受信
信号レベルがスレツシヨールドレベル以上の場合
には切替回路7bはマルチパスノイズに基づいて
受信アンテナ1a,1bの切り替え選択を行い、
受信信号レベルがスレツシヨールドレベル以下の
場合には比較回路7bは予め定められているメイ
ンの受信アンテナ1aを選択する。
〈実施例〉 第1図は本考案にかかるダイバーシテイ受信装
置の回路図である。
図中、1a,1bは指向性の異なる2本の互い
に感度が異なる受信アンテナ、2はフロントエン
ド、3は図示しない中間周波増幅器に接続されて
受信信号レベルELを検出するレベル検出回路、
4は受信信号レベルELと所定のスレツシヨール
ドレベルSLまたはSL′との大小を比較する比較部
であり、4aは信号入力回路、4bはスレツシヨ
ールドレベル切替設定回路、4cはコンパレータ
である。
スレツシヨールドレベル切替設定回路4bは、
トランジスタTROがオフのとき、バイアス電圧
Vccを抵抗Rと可変抵抗器VR1で分圧してスレ
ツシヨールドレベルSLを発生し、逆にトランジ
スタTROがオンの時バイアス電圧Vccを抵抗R
と、可変抵抗器VR1及びVR2の並列合成抵抗
で分圧してスレツシヨールドレベルSL′を発生
し、可変抵抗器VR1,VR2を調整することに
よりセツト毎にあるいは仕様毎に最適なレベルを
設定することができる。
ここで、スレツシヨールドレベルSLとSL′は、
それぞれ受信アンテナ1aと1bにより所定の同
一電界強度を有する信号を受信した時の受信信号
レベルとなるように設定される。尚、同一電界強
度とはアンテナをメインのアンテナに固定する電
界強度のうち最大の電界強度(臨界電界強度とい
う)P0である。
この結果、第4図に示すように受信アンテナ1
aと1bが例えばロツド型とウインドー型のごと
くアンテナ感度が異なつている場合、いずれの受
信アンテナ1aまたは1bで受信している時でも
受信している電界強度が臨界電界強度P0以上か
以下かを識別できる。トランジスタTROは後述
する切替回路7bによつて切替制御され、受信ア
ンテナ1aが選択されているときオフ、1bが選
択されているときオンとされる。
5は図示しないFM検波器からの検波出力に含
まれるパイロツト信号やパルス性のノイズを除去
する雑音除去回路、6は雑音除去回路5のノイズ
検出感度を制御する雑音感度制御部、7はマルチ
パスノイズ検出部7aと、マルチパスノイズ及び
受信信号レベルに基づいてアンテナ切替を行う切
替回路7bの一部を有する回路ユニツト(たとえ
ば東京三洋電機製IC「LA1060」)である。第2図
はこのIC回路「LA1060」のブロツク図であり、
第1図における点線DTLで囲まれた部分を拡大
して示してある。第2図においてマルチパスノイ
ズ検出部7aは、雑音除去回路5から出力される
雑音信号NSS(検波出力を雑音除去回路内蔵のハ
イパスフイルタを介して出力したもの)を増幅す
るノイズアンプAMPと、自動ゲイン制御回路
AGCと、一定時間内に発生する所定レベル以上
のノイズをマルチパスノイズとして計数するカウ
ンタMPNCを有している。すなわち、カウント
数Nが所定数S以上であればマルチパスノイズに
より受信状態は悪化していると認定される。
切替回路7bはアンテナ切替制御部ACCとフ
リツプフロツプFFとアンテナ切替部ASTを有し
ている。アンテナ切替制御部ACCは、受信信号
レベルELがスレツシヨールドレベルSLまたは
SL′以上の場合、換言すれば6番ピンに入力され
る信号ALがローレベルの場合、マルチパスノイ
ズのカウント数Nが設定値Sを越える毎にフリツ
プフロツプFFの状態を変えてアンテナ切替部
ASTをして現受信アンテナとは別の受信アンテ
ナを選択させると共に、受信信号レベルELがス
レツシヨールドレベルSLまたはSL′以下の場合に
はフリツプフロツプFFを所定の状態(Q=”
1”)にセツトしてアンテナ切替部ASTをして予
め定められているメインの受信アンテナ1aを選
択させる。フリツプフロツプFFの7番ピン出力
はハイレベルでサブの受信アンテナ1bの選択、
ローレベルで受信アンテナ1aの選択を示すが、
この7番ピン出力が前記トランジスタTROのオ
ン/オフ制御に用いられる。また、アンテナ切替
制御部ACCはアンテナ切替頻度に応じた切替頻
度信号ACFを端子6(6番ピン)から出力する。
第1図に戻つて、8はステレオ復調回路出力を
モノラルにすると共に音声信号の高域成分を減衰
させるセパレーシヨン/ハイカツト回路、9は受
信信号レベルがスレツシヨールドレベル以下、す
なわちEL≦SLまたはEL≦SL′の場合、あるいは
スレツシヨールドレベル以上、すなわちEL>SL
(SL′)で切替頻度信号ACFが所定レベル以上の
場合にセパレーシヨン/ハイカツト駆動信号(以
下単に駆動信号という)DSを出力する駆動回路、
10はステレオ復調回路である。第3図はステレ
オ復調回路10とセパレーシヨン/ハイカツト回
路8を含むステレオ復調部のブロツク図である。
ステレオ復調回路10は、ステレオ複合信号
CPSよりステレオ用主チヤンネル信号(L+R)
を分離出力するローパスフイルタ10aと、差信
号(L−R)により振幅変調し、かつ副搬送波を
抑圧した両側波帯信号であるステレオ副チヤンネ
ル信号(L−R)cosωstを分離出力するバンド
パスフイルタ10bと、ステレオ複合信号CPSに
含まれる19KHzのパイロツト信号を分離するPLL
回路10cと、38KHzの副搬送波信号とステレオ
副チヤンネル信号を入力されて正極性の差信号
(L−R)と負極性の差信号−(L−R)を生成出
力する副チヤンネル復調回路10dと、和信号
(L+R)と正極性の差信号(L−R)を加算し
てL−チヤンネル信号LASを発生する加算器1
0eと、和信号(L+R)と負極性の差信号−
(L−R)を加算してR−チヤンネル信号RASを
発生する加算器10fとを有している。
セパレーシヨン/ハイカツト回路8は、PLL
回路10cから出力された18KHzのパイロツト信
号を逓倍して38KHzの副搬送波を発生すると共
に、該副搬送波の復調レベルを変えてチヤンネル
セパレーシヨンの度合をコントロールするセパレ
ーシヨン回路8aと、L−チヤンネル信号LAS
及びR−チヤンネル信号RASの高域成分(たと
えば7KHz以上)を減衰させるハイカツト回路8
bと、駆動回路9からの駆動信号DSに基づいて
セパレーシヨン回路8a及びハイカツト回路8b
の動作状態を制御するコントロール部8cを有し
ている。
以下、第1図乃至第4図に従つて本考案にかか
るダイバーシテイ装置の全体的動作を説明する。
切替回路7bのフリツプフロツプFF(第2図)
はセツトまたはリセツトのいずれかの状態をと
り、セツトのときはアンテナ切替部ASTはメイ
ンの受信アンテナ1aを選択し、これに応じてス
レツシヨールドレベル切替設定回路4b(第1図)
はトランジスタTROをオフしてスレツシヨール
ドレベルSLを比較レベルとしてコンパレータ4
cへ出力する。逆にフリツプフロツプFFがリセ
ツトのときはアンテナ切替部ASTはサブの受信
アンテナ1bを選択し、これに応じてスレツシヨ
ールドレベル切替設定回路4bはトランジスタ
TROをオンしてスレツシヨールドレベルSL′を比
較レベルとしてコンパレータ4cに出力する。
従つて、比較部4は、結果として第4図に示す
ようにアンテナの切替にかかわらず、常に受信電
界強度がある所定レベル(臨界電界強度)P0よ
り大きいか小さいかに基づく信号を出力できる。
中、大電界時 受信電界強度が中あるいは大(20dBμV〜
40dBμV以上)の場合受信信号レベルELは設定
されているスレツシヨールドレベル(受信アンテ
ナ1aが選択されている場合SL、受信アンテナ
1bが選択されている場合SL′)より大きくなる
から、コンパレータ4cの出力信号ALがローレ
ベルとなる。
この結果、IC回路7の6番ピンにローレベル
の信号ALが入力される。6番ピンにローレベル
の信号が入力されると、切替回路7bにおけるア
ンテナ切替制御部ACC(第2図参照)はマルチパ
スノイズ検出部7aから入力されるマルチパスノ
イズの計数値Nに依存してアンテナ切替制御を実
行する。
すなわち、アンテナ切替制御部ACCはマルチ
パスノイズがそれ程発生しておらず、計数値Nが
設定値S以下であれば、現在のアンテナを選択し
続けさせ、比較部4でのスレツシヨールドレベル
も変えない。しかし、マルチパスノイズが相当の
密度で発生しており、計数値Nが設定値S以上と
なれば、フリツプフロツプFFの状態を反転させ、
現在選択しているアンテナとは別のアンテナをア
ンテナ切替部ASTをして選択させ、該アンテナ
出力をフロントエンド2に入力させると共に、ス
レツシヨールドレベル切替設定回路4bをして現
在選択しているのとは別のスレツシヨールドレベ
ルに切替設定させる。
一方、以上と並行して、ローレベルのコンパレ
ータ出力ALは駆動回路9にも印加される。これ
により、トランジスタTR1オン→トランジスタ
TR2オフ→トランジスタTR3がオフする。尚、
トランジスタTR3はコンデンサC1,C2に充
電されている電荷が所定の時定数で放電された後
にオフする。すなわち、信号ALが所定時間ロー
レベルを継続して初めてトランジスタTR3がオ
フとなるため、トランジスタTR3のオンレベル
とオフレベルに若干のヒステリシスがある。
さて、トランジスタTR3がオフすればセパレ
ーシヨン/ハイカツト駆動信号DSがハイレベル
となる。このため、セパレーシヨン/ハイカツト
回路8のコントローラ部8c(第3図参照)はハ
イカツト回路8bによる高域成分の減衰動作を停
止させると共に、セパレーシヨン回路8aによる
セパレーシヨン制御動作を停止、換言すれば38K
Hzの副搬送波信号レベルを何等制御せずそのまゝ
副チヤンネル復調回路10dに印加させる。
ところで、中、大電界時に、マルチパスノイズ
の発生により頻繁にアンテナ切り替えが行われる
とアンテナ切替制御部ACC(第2図)を6番ピン
に該アンテナ切替頻度に応じた電圧を有する切替
頻度信号ACFを発生する。そして、切替頻度が
設定頻度を越えると切替頻度信号ACFはハイレ
ベルとなり、これにより駆動回路9のトランジス
タTR1オフ→トランジスタTR2オン→トラン
ジスタTR3がオンし、ローレベルのセパレーシ
ヨン/ハイカツト駆動信号DSがセパレーシヨ
ン/ハイカツト駆動回路8に入力され、セパレー
シヨン制御とハイカツト制御が行われ、聴感上の
S/N比が改善される。
弱電界時 これとは別に、受信電界強度が臨界電界強度P
0以下になると(たとえば20dBμV〜40dBμV以
下)、受信信号レベルELは現在設定されているス
レツシヨールドレベル(受信アンテナ1aが選択
されている場合はSL、受信アンテナ1bが選択
されている場合はSL′)より小さいから、コンパ
レータ4cの出力がハイレベルとなる。
この結果、IC回路7の6番ピンにハイレベル
の信号ALが入力される。6番ピンにハイレベル
の信号が入力されると、切替回路7bにおけるア
ンテナ切替制御部ACC(第2図参照)はマルチパ
スノイズの発生状況にかかわらず、フリツプフロ
ツプFFをセツトする(Q端子がハイレベル)。こ
れにより、アンテナ切替部ASTはメインアンテ
ナ1aを選択し、該アンテナ出力をフロントエン
ド2に入力する。尚、比較部4でのスレツシヨー
ルドレベルはSLに固定される。
又、ハイレベルのコンパレータ出力ALは駆動
回路9(第1図)にも印加される。これにより、
トランジスタTR1オフ→トランジスタTR2オ
ン→トランジスタTR3がオンし、ローレベルの
セパレーシヨン/ハイカツト駆動信号DSがセパ
レーシヨン/ハイカツト駆動回路8に入力され
る。駆動信号DSがローレベルとなればセパレー
シヨン/ハイカツト回路8のコントローラ部8c
(第3図参照)はセパレーシヨン回路8aにセパ
レーシヨン制御を実行させると共にハイカツト回
路8bにハイカツト制御を実行させる。尚、セパ
レーシヨン制御は38KHzの副搬送波の信号レベル
を変えて副チヤンネル復調回路10dに印加させ
てチヤンネルセパレーシヨンの度合を制御するも
のであり、モノラルにすることによりステレオに
比べて弱電界時におけるS/N比が改善される。
又、ハイカツト回路8bを動作させて各チヤンネ
ル信号の7KHz以上の高域成分を除去すると聴感
上のS/N比が改善される。
この実施例によれば2本の受信アンテナの感度
が異なつていても、受信信号レベルを比較するス
レツシヨールドレベルを、アンテナ毎に切替設定
し、アンテナの切り替わりにかあわらず常に受信
電界強度がある所定のレベル(臨界電界強度)に
対して大きいか小さいかを正確に識別できるよう
にしたので、弱電界と中電界の境目付近の電界時
における不必要なアンテナの切替動作による切替
雑音が生じなくなり、弱電界時にはマルチパスノ
イズにかかわらずアンテナを固定すると共に、セ
パレーシヨン・ハイカツト制御を行い、また中〜
大電界時にはマルチパスノイズに基づいてアンテ
ナ切り替えを行うと共に、切替頻度が多くなると
セパレーシヨン/ハイカツトを適宜行うように構
成したから、弱電界時、中、大電界時のいずれに
おけるS/N比も改善できる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によれば、受信信号レベル
と比較するスレツシヨールドレベルを受信アンテ
ナ毎に切り替えるように構成したから、受信アン
テナの切り替わりにかかわらず常に受信電界強度
がある所定のレベル(臨界電界強度)に対して大
きいか小さいかを正確に識別でき、この結果弱電
界時(臨界電界強度以下の時)にはマルチパスノ
イズにかかわらず受信アンテナを確実に固定で
き、しかもセパレーシヨン・ハイカツト制御を行
うようにしたので、弱電界時のS/N比を改善で
きる。尚、弱電界と中電界の境目付近の電界時に
不必要な受信アンテナの切替動作が生じず、切替
雑音が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるダイバーシテイ受信装
置の回路図、第2図はマルチパスノイズ検出部と
切替回路の一部を有する回路ユニツトの構成図、
第3図はステレオ復調回路とセパレーシヨン/ハ
イカツト回路のブロツク図、第4図はスレツシヨ
ールドレベル切替設定回路の動作説明図、第5図
は従来のダイバーシテイ受信装置のブロツク図、
第6図は第5図の動作説明図である。 1a,1b……アンテナ、2……フロントエン
ド、3……レベル検出回路、4……比較部、4b
……スレツシヨールドレベル切替設定回路、4c
……コンパレータ、5……雑音除去回路、7a…
…マルチパスノイズ検出部、7B……切替回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 選択的に用いられる少なくとも2本の受信アン
    テナを有し、アンテナ入力が所定の電界強度以上
    の場合にはマルチパスノイズの増大に応じて使用
    する受信アンテナを切り替えると共に、所定の電
    界強度以下の弱電界時には受信アンテナを予め定
    めた一方のアンテナに固定するダイバーシテイ受
    信装置において、 アンテナ入力に応じた受信信号レベルを検出す
    るレベル検出手段と、 受信感度の異なる各受信アンテナ毎に別々のス
    レツシヨールドレベルを設定されると共に現在選
    択されている受信アンテナに応じたスレツシヨー
    ルドレベルと受信信号レベルを比較する比較手段
    と、 受信信号レベルが現在選択されている受信アン
    テナに対応するスレツシヨールドレベル以上の場
    合にはマルチパスノイズの増大に応じて受信に用
    いる受信アンテナを切り替え、受信信号レベルが
    現在選択されている受信アンテナに対応するスレ
    ツシヨールドレベルより小さい場合には予め定め
    られているメインの受信アンテナを選択する切替
    手段とを含むことを特徴とするダイバーシテイ受
    信装置。
JP1987014032U 1987-02-02 1987-02-02 Expired JPH0430839Y2 (ja)

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