JP3288475B2 - ラジオ受信装置 - Google Patents
ラジオ受信装置Info
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- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
におけるラジオ受信装置に関するものである。
図である。図において、1はアンテナ、2はFMフロン
トエンド、3はFMフロントエンド2より出力されるI
F信号を検波し、オーディオ信号に復調するIF/NK
/MPX回路、4はオーディオ信号のレベルをコントロ
ールする電子アッテネータ、5はオーディオ信号を増幅
する増幅器、6はスピーカー、7はFMフロントエンド
2を希望の周波数に同調するためのPLL回路を含んだ
制御回路、C3は電子アッテネータ4の高域ラウドネス
周波数のセンター値を決めているコンデンサである。
り、例えば、株式会社東芝製のTA8184P形のステ
レオ・ボリュウム/トーンコントロールIC(株式会社
東芝「TOSHIBA集積回路技術資料」TA8184
P,1990−12−7,参照)がある。このICは、
ボリュウム/バランス/トレブル/バスコントロールに
ラウドネスコントロールを付加したシステムICで、ラ
ウドネスのON.OFFやラウドネス量の調整ができ
る。また、DC電圧によるコントロール方式を用いてい
る。上記のコンデンサC3はこのICの高域ラウドネス
周波数のセンター値を決めている。
て説明する。図4は音量をMAXにしたときの周波数特
性と、音量MAX時から−20dB音量を下げたときの
周波数特性のグラフである。音量−20dBのとき、通
常のラウドネス特性では10kHzで1kHz基準とし
た場合に、6dBレベルを高くしている。FMラジオ受
信中に高周波数成分のノイズを受けた場合、6dBレベ
ルが高いため非常にノイズが大きくなりノイズ音がよく
聞こえる。このFM受信の場合のノイズはマルチパスノ
イズが多く、この周波数成分は主として5kHz〜20
kHzである。
は以上のように構成しているので、FM放送を受信して
いる場合、マルチパスノイズなどの高周波成分のノイズ
が入ってくると、音声が聞きとりにくいなどの問題点が
あった。
るためになされたもので、FMラジオ受信時には、マル
チパスノイズなどの高周波成分のノイズを低減させるこ
とを目的とする。
受信装置は、FMラジオモードとAMラジオモードとを
有し、ラウドネス特性を有するラジオ受信装置におい
て、音量調整手段の動作に応じて、ラウドネス特性をよ
り高域側に多段階的に移動させる高域ラウドネス特性移
動手段を備え、FMラジオモードを選択した際、高域ラ
ウドネス特性移動手段を作動可能にしたものである。
高域ラウドネス特性移動手段は、複数のコンデンサを設
け、複数のコンデンサを多段階的に接続することにより
ラウドネス特性を移動させるものである。
オモードを選択した際、高域ラウドネス特性移動手段が
作動し、音量調整手段の動作に応じて、ラウドネス特性
がより高域側に多段階的に移動する。
高域ラウドネス特性移動手段は、複数のコンデンサを多
段階的に接続することによりラウドネス特性を移動させ
る。
の実施例を図面に基づいて説明する。図1は車載用ラジ
オ受信装置に適用した場合のブロック図である。図にお
いて、1はアンテナ、2はFMフロントエンド、3はF
Mフロントエンド2より出力されるIF信号を検波し、
オーディオ信号に復調するIF/NK/MPX回路、4
はオーディオ信号のレベルをコントロールする電子アッ
テネータ、5はオーディオ信号を増幅する増幅器、6は
スピーカー、8はFMフロントエンド2を希望の周波数
に同調するためのPLL回路を含んだ制御回路で、FM
モード以外ではスイッチング回路9に「High」、F
Mモード時には「Low」の信号を出す。
会社東芝製のTA8184P形のステレオ・ボリュウム
/トーンコントロールICを用いたものとして説明して
いる。
ラウドネス周波数のセンター値を決めているコンデンサ
で、FM以外のモードでは、制御回路8より「H」のコ
ントロール信号を送出することにより、スイッチング回
路9がONし、電子アッテネータ4の高域ラウドネス周
波数のセンター値を決めているコンデンサの容量が、C
1+C2となる。C1+C2はC3にほぼ等しく設定さ
れている。また、FMモードでは、制御回路8より
「L」のコントロール信号を送出することにより、スイ
ッチング回路9がOFFとなり、コンデンサC2が回路
から開放され電子アッテネータ4の高域ラウドネス周波
数のセンター値を決めているコンデンサの容量はC1の
みとなる。
説明する。図2は音量をMAXにしたときの周波数特性
と、音量MAX時から−20dB音量を下げたときの周
波数特性のグラフである。−20dBの音量でFMラジ
オ受信中に、マルチパスノイズなどの高周波数成分のノ
イズを受けた場合、従来の回路では1kHz基準にし
て、10kHzでは6dBレベルが高いので、ノイズレ
ベルが非常に高かったが、FMモード時のみコンデンサ
の容量を、C1+C2(ほぼC3に等しい)からC1に
切換えることにより、高域ラウドネス周波数のセンター
値を10kHzから30kHzに移動させる。
1kHz基準にした場合の+6dBから、+0.5dB
まで下がり、マルチパスノイズのような高周波数成分の
ノイズが低減される。なお、この+0.5dBは実測値
である。
ドを選択すると、自動的にスイッチング回路9によっ
て、コンデンサC1+C2とC1とを切換えたが、FM
ラジオモードを選択したとき、コンデンサを別途切換る
ようにしてもよい。この回路はスイッチング回路9に並
列に手動スイッチを設け、この手動スイッチがOFFの
時は、実施例1と同じ動作をし、ONではC1+C2と
なり高域ラウドネス特性移動をしないので、マルチパス
ノイズ等の少ないときに利用できる。
AMラジオモードやCDモードなどでも、工場から発生
する高周波ノイズや電車路線からの高周波ノイズをうけ
ることがある。この場合は、FMラジオモード以外のモ
ードでも高域ラウドネス特性移動手段が作動するように
してもよい。この場合、回路は制御回路8との連動をや
めて、スイッチング回路9を省き、単独にコンデンサC
1+C2とC1とを切換えるようにしてもよい。
ネス特性の移動は、コンデンサC1,C2を用いて2段
階に切り換えたが、コンデンサを多くして多段階に静電
容量を切換えて順次高域側へ移動させるようにしてもよ
い。また、コンデンサを可変容量にして連続的に高域側
へ移動させるようにしてもよい。
的切換えは音量調整のボリュウムと共に連動させてもよ
い。即ち、音量が−10dB位ではノイズの影響が比較
的少ないので、一度に高域にシフトせず、徐々にシフト
する方が人間の聴覚上も自然である。従って、音量の低
下と共に高域ラウドネス特性を順次高域側へシフトする
ようにするとよい。
高域ラウドネス特性を変化させる手段と、実施例1や実
施例2の切換える手段とを併用し、任意に選択できるよ
うにしてもよい。
タを用いてラウドネス特性を変化させるのに、図2のよ
うに、高域ラウドネス周波数のセンター値を変化させた
が、ラウドネス特性をもたせる回路は他にもあり、必ず
しもセンター値を移動するのではなく、高域になるにし
たがって利得が上がる特性(人間の聴覚に合う)を満足
すればよい。即ち、高域のラウドネス特性を高域側に移
動させるようにする手段であればよい。
MラジオモードとAMラジオモードとを有し、ラウドネ
ス特性を有するラジオ受信装置において、音量調整手段
の動作に応じて、ラウドネス特性をより高域側に多段階
的に移動させる高域ラウドネス特性移動手段を備え、F
Mラジオモードを選択した際、高域ラウドネス特性移動
手段を作動可能にしたので、FM放送受信中の音量低下
に応じてラウドネス特性を徐々に高域側にシフトさせる
ことが可能となり、人間の聴覚に適応した自然な状態で
マルチパスノイズなどの高域ノイズを低減することがで
きる。
高域ラウドネス特性移動手段は、複数のコンデンサを設
け、複数のコンデンサを多段階的に接続することにより
ラウドネス特性を移動させるので、FM放送受信時に、
人間の聴覚に適応した自然な状態でマルチパスノイズな
どの高域ノイズを低減することができるラジオ受信装置
を容易に実現できる。
る。
す周波数特性図である。
る。
周波数特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 FMラジオモードとAMラジオモードと
を有し、ラウドネス特性を有するラジオ受信装置におい
て、 音量調整手段の動作に応じて、上記ラウドネス特性をよ
り高域側に多段階的に移動させる高域ラウドネス特性移
動手段を備え、 上記FMラジオモードを選択した際、上記高域ラウドネ
ス特性移動手段を作動可能にしたことを特徴とするラジ
オ受信装置。 - 【請求項2】 上記高域ラウドネス特性移動手段は、複
数のコンデンサを設け、上記複数のコンデンサを多段階
的に接続することにより、ラウドネス特性を移動させる
ことを特徴とする請求項1に記載のラジオ受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12267693A JP3288475B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ラジオ受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12267693A JP3288475B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ラジオ受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06334458A JPH06334458A (ja) | 1994-12-02 |
JP3288475B2 true JP3288475B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=14841879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12267693A Expired - Lifetime JP3288475B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ラジオ受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3288475B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP12267693A patent/JP3288475B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06334458A (ja) | 1994-12-02 |
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