JPS6223501B2 - - Google Patents

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JPS6223501B2
JPS6223501B2 JP54148899A JP14889979A JPS6223501B2 JP S6223501 B2 JPS6223501 B2 JP S6223501B2 JP 54148899 A JP54148899 A JP 54148899A JP 14889979 A JP14889979 A JP 14889979A JP S6223501 B2 JPS6223501 B2 JP S6223501B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • HELECTRICITY
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、スイツチング方式のFMマルチプ
レツクス復調回路を有するFM受信器に関する。
FMラジオ受信機においては、搬送波レベル
は、これが小さいと受信機で発生するノイズと同
等となる。このようなノイズを多く含んだ入力が
受信機のミキサー回路に入力されると、このミキ
サー回路によつて、ノイズがFM変調される。こ
の場合、高域ノイズ成分が大きくなる性格を持つ
ことが知られている。
したがつて、ミキサー出力である中間周波信号
をFM検波器で復調すると、高域ノイズ成分の大
きい出力となる。これは一般的に三角ノイズと呼
ばれていてそのレベルは第2図に示すように周波
数f範囲が広くなると大きくなる。
モノラル受信時には、可聴周波数の範囲を考え
ればよいので第2図の15KHzまでの小さな三角
に囲まれた部分aがFMの雑音量になる。
これに対してFMステレオ再生の場合には、23
〜53KHzのサブキヤリア帯も使用され、このサ
ブキヤリア帯に含まれる雑音bがステレオ再生時
の掛算により可聴周波数範囲に含まれてしまうこ
ととなる。その結果、雑音量が大幅に増加する。
したがつて、第3図に示すように、入力電界強
度が小さくなるに従つて、ステレオ再生時のS/
N(信号S対雑音N比)が、モノラル再生時の
S/Nに対して約20dB大きく悪化する。
そこで、FMラジオ受信機においては、入力電
界強度に対して所定のスレツシユホルドを設け
て、ステレオ/モノラル自動切り換えを行なう方
式とすることが考えられている。
しかし、この方式にあつては、入力レベルが上
記スレツシユホルド付近で変化する場合、ステレ
オ―モノラル切換えが常に行なわれることとな
り、聞きずらいものとなる。特に、カーラジオ等
のように、入力電界強度の変化の大きいものにあ
つては、上記スレツシユホルドレベルに多少のヒ
ステリシス特性を持たせても、上記ステレオ/モ
ノラル切換えによる雑音量の変化、音場感の変化
が大きく、極めて聞きずらいものとなる。
第1図は、本発明に先立つて特願昭54―8237号
「FMマルチプレツクス復調回路」に示された回
路図である。
ステレオコンポジツト信号Vcpnpがベースに印
加されたトランジスタQ1と、そのコレクタに設
けられた差動スイツチングトランジスタQ2,Q3
とが主スイツチング回路20を構成し、コンポジ
ツト信号と、38KHzのスイツチング信号とを掛
算し、左チヤンネルと右チヤンネルのステレオ復
調出力OUT1,OUT2を得るものである。
この主スイツチング回路20におけるクロスト
ークの改善を図るため、逆相コンポジツト信号が
セパレーシヨン調整用抵抗R1〜R3でレベル調整
されてエミツタに印加されたトランジスタQ4
と、そのコレクタに設けられた差動スイツチング
トランジスタQ5,Q6とにより構成された副スイ
ツチング回路21が配置されている。すなわち、
この副スイツチング回路21のトランジスタQ4
で形成した所定のレベルを有する逆相のコンポジ
ツト信号と38KHzスイツチング信号との掛算出
力が、上記主スイツチング回路20の掛算出力と
合成されその結果主スイツチング回路20におけ
るクロストーク成分が打ち消される。
上述の主スイツチング回路と副スイツチング回
路とを有するFMマルチプレツクス復調回路は
1968年10月発刊のIEEE TRANSACTIONS ON
BROADCAST AND TELEVISION
RECEIVERS VOLUME BTR―14 NUMBER
3 PP 58―73に報告されている。左と右チヤン
ネルのステレオ復調出力間のセパレーシヨンを著
しく高める必要が無い場合は、上述の副スイツチ
ング回路21は省略されることが出来る。
上記特願昭54―8237号によれば、弱入力電界受
信時のS/Nの改善を図るため、38KHzのスイ
ツチング信号を次のような差動増幅回路の形式の
信号供給回路22を介して上記マルチプレツクス
復調回路へ供給するものである。
すなわち、この信号供給回路22は38KHzの
スイツチング信号が印加された差動トランジスタ
Q7,Q8と、コレクタ負荷抵抗R10,R11と、制御
電圧Vcがベースに印加されたトランジスタQ9
びエミツタ抵抗R12とにより構成されている。
検波回路23によりFM中間周波信号IFレベル
に応じてレベルが変化する直流出力を発生させ、
この直流出力が上記制御電圧Vcとしてトランジ
スタQ9のベースに印加される。
なお、上記38KHzのスイツチング信号は、
19KHzの同期信号(パイロツト信号)から直接
増幅し、逓倍する同調式式、あるいは38KHz又
は76KHzの発振回路をパイロツト信号で同期さ
せるフエーズ、ロツクド・ループ方式(PLL回路
等)により形成することができる。
以上説明したこの先願の回路によれば、信号供
給回路22として構成された差動増幅回路の利得
は、トランジスタQ9のエミツタ電流に応じて変
化するものであり、そのためトランジスタQ7
Q8のベースに印加された38KHzスイツチング信
号が一定レベルであつても、上記差動増幅回路の
利得を入力レベル(中間周波信号レベル)の低下
に応じて小さくすることにより、上述の復調回路
20,21へ印加される38KHzスイツチング信
号のレベルを低下させることができる。
復調回路20,21における38KHzスイツチ
ング信号のレベルが小さくなると、差動スイツチ
ングトランジスタQ2,Q3,Q5,Q6がリニア領域
で動作する。従つて、入力レベルの低下に伴なつ
て、換言すれば、38KHzスイツチングレベルの
低下に伴なつて、クロストーク分が増大し、ステ
レオ分離度は徐々に小さくなり、復調回路20,
21はこの38KHzスイツチング副搬送波信号の
レベルの低下によつて、ステレオ再生動作からモ
ノラル再生動作へ次第に切換ることになる。
したがつて、上記差動増幅回路により、ステレ
オ復調時の雑音が耳ざわりになる直前の入力電界
レベルVi以下の入力レベルの低下に対して、
38KHzのスイツチング信号レベルを次第に小さ
くすることにより、上記サブキヤリア帯における
雑音レベルを小さくでき、第3図の線S′に示すよ
うにS/Nの悪化を防止できる。
したがつて、上記先願の回路によれば、カーラ
ジオ等のように入力電界強度が大幅に変化した場
合であつても、耳ざわりとなる雑音レベルの急変
及び音場感の急変が防止でき、質の高い合理的な
受信動作を実現することができる。
従つて本発明の目的とするところは、先願に係
わる特願昭54―8237号に従つたFM受信器より改
良されたFM受信器を提供することにある。
第4図は、本発明の具体的実施例によるFMマ
ルチプレツクス復調回路を用いたFM受信器の回
路図を示している。
アンテナ24で受信されたFM無線周波信号V
ANTTは無線周波増幅器25によつて増幅され、ミ
クサー26に印加される。ミクサー26には、局
部発振器27によつて発生された局部発振信号が
印加される。かくして、ミクサー26の出力端子
からFM中間周波信号VIFINが得られ、このFM
中間周波信号はフイルター28に印加される。
破線IC1はFM中間周波信号処理用の半導体集
積回路100であつて、その1番端子は入力端子
として、上記フイルター28よりのFM中間周波
信号VIFINが印加されている。入力端子としての
1番端子に印加されたFM中間周波信号は多段接
続された第1中間周波増幅器29、第2中間周波
増幅器30、第3中間周波増幅器31により増幅
される。この多段接続された第1、第2および第
3中間周波増幅器29,30,31はFMリミツ
ターとして動作するので、FM入力信号中の不所
望なAM信号成分がこのFMリミツターによつて
除去されることができる。
インダクターL1,L2、容量C21、抵抗R21から構
成され半導体集積回路100の8番、9番、10番
端子に接続された位相遷移回路32とゲート検波
器33とはFM検波器を構成する。この種のFM
検波器は1967年11月発刊のIEEE
TRANSACTIONS ON BROADCAST AND
TELEVISION RECEIVERS VOLUME BTR―
13 NUMBER 3 PP 60―65に報告されてい
る。
上記第1、第2、第3中間周波増幅器29,3
0,31および上記9番端子にはそれぞれ第1、
第2、第3、第4レベル検波器34,35,3
6,37が接続され、これらの検波器34〜37
は各部におけるFM中間周波信号のピーク値を検
出する。これらのピーク検波器34〜37の出力
信号はチユーニイングメータ駆動回路38に印加
され、このチユーニイングメータ駆動回路38の
出力信号は、13番端子および抵抗R22を介してチ
ユーニイングメータ39に印加される。これらの
ピーク検波器34〜37とチユーニイングメータ
駆動回路38は米国特許第3673499号および第
3701022に報告されている。
上記第1レベル検波器34の他の出力は15番端
子を介して自動利得制御電圧として無線周波増幅
器25に印加され、この増幅器の増幅利得が制御
される。
ゲート検波器33の第1の出力信号は自動周波
数制御増幅器40に印加され、該増幅器40の出
力信号は7番端子を介して局部発振器27に印加
される。かくして、局部発振器27より得られる
局部発振信号の周波数が制御されるので、FM受
信器は所定の無線周波信号から離調することがな
く安定化された同調動作を行うことができる。
ゲート検波器33の第2の出力信号はステレオ
コンポジツト信号であつて、オーデイオ増幅器4
1を介して6番端子に送出される。
第4レベル検波器37の他の出力信号はミユー
ト駆動回路42に印加され、ミユート駆動回路4
2の出力信号は12番端子に送出される。この12番
端子の出力信号は抵抗R23,R24および5番端子を
介してオーデイオミユート制御増幅器43に印加
される。このオーデイオミユート制御増幅器43
の出力信号はオーデイオ増幅器41に印加され
る。
以上説明したFM中間周波信号処理用の半導体
集積回路100として、すでに米国RCA社によ
り販売されている集積回路型名CA3089もしくは
日立製作所により販売されている集積回路型名
HA1137Wを利用することができる。
破線IC2は、本発明に従つたFMステレオ復調
用の半導体集積回路200である。上述の半導体
集積回路100の6番端子におけるステレオコン
ポジツト信号は、容量C23を介して半導体集積回
路200のプリアンプ44に印加される。位相検
波器45、ローパスフイルタ46、直流増幅器4
7、電圧制御発振器48、周波数デバイダ49,
50はフエーズロツクループ(PLL)回路51を
構成する。
電圧制御発振器48は、ステレオコンポジツト
信号に含まれる19KHzのパイロツト信号の整数
倍の周波数(例えば76KHz)の発振信号を発生
する。周波数デバイダ49は、76KHzの発振信
号を分周するので、出力線l1,l2上には互いに逆
位相で振幅値が互いに等しいところの二つの
38KHz出力信号が送出される。さらに周波数デ
バイダ50は、出力線l2上の38KHz信号を分周す
るので、出力線l3上には19KHzの出力信号が送出
される。位相検波器45は、プリアンプ44の出
力より得られたステレオコンポジツト信号中の
19KHzパイロツト信号の位相と周波数デバイダ
50より得られた19KHz出力信号の位相との相
違を検出する。位相検波器45の出力信号はロー
パスフイルタ46と直流増幅器47とを介して電
圧制御発振器48に印加されるので、周波数デバ
イダ49より得られる38KHz信号はステレオコ
ンポジツト信号中の正確な19KHzパイロツト信
号と実質的に完全に同期されることになる。従つ
て、周波数デバイダ49より得られた38KHz信
号はステレオ復調のため差動増幅回路の形式の信
号供給回路22に印加される。
周波数デバイダ52、位相検波器53はパイロ
ツト信号有無を検出するための検出回路54を構
成する。周波数デバイダ52は出力線l1上の
38KHz出力信号を分周し、19KHz信号を位相検
波器53に供給する。従つて、位相検波器53
は、プリアンプ44の出力より得られたステレオ
コンポジツト信号に含まれる19KHzパイロツト
信号の信号レベルを検出し、雑音成分には実質的
に応答しない。位相検波器53の検出出力信号は
ローパスフイルタ55、直流増幅器56を介して
ランプ駆動回路57に伝達される。ランプ駆動回
路57は直流増幅器56の出力信号に対する入力
特性においてスレツシユホールドを持ち、このス
レツシユホールド値以上の直流増幅器56の出力
信号に対し6番端子に接続されたステレオインジ
ケータランプ58を点燈せしめる。このステレオ
インジケータランプ58の点燈は、FM受信機が
ステレオ放送信号を受信していることを示し、こ
れと反対にステレオインジケータランプ58の非
点燈はモノラル放送受信の受信状態を示す。
このようなランプ駆動回路を具備したPLL型ス
テレオ復調用の半導体集積回路は1971年11月発刊
のElectronics PP62―66に報告されている。
一方、信号供給回路22は第1図の実施例と同
様にトランジスタQ7,Q8,Q9、抵抗R10ZR11
R12によつて構成されている。ステレオ復調器2
0,21は負荷手段が電流ミラー回路59,60
によつて構成されている点を除いて、第1図の実
施例と同様にトランジスタQ1〜Q6、抵抗R1〜R7
によつて構成されている。また抵抗R3は5番端
子を介してセパレーシヨン調整用可変抵抗R3′に
接続されている。この抵抗R3′の抵抗値を調整す
ることによつて、左および右チヤンネルの復調出
力信号LOUT,ROUT間のセパレーシヨンを調整す
ることができる。
プリアンプ44の出力線l5には一定の直流バイ
アス電圧VB1が与えられ、他の出力線l6にはステ
レオコンポジツト信号が供給されている。ステレ
オ復調器20,21の出力線l7には右チヤンネル
復調信号電流iRが電流ミラー回路60の入力電
流として流れ、他の出力線l8には左チヤンネル復
調信号電流iLが電流ミラー回路59の入力電流
として流れる。電流ミラー回路59,60の抵抗
R13,R14,R15,R16の抵抗値を互いに等しく定め
ることにより、出力電流iR′,iL′の電流値を入
力電流iR,iLの電流値を等しくすることができ
る。トランジスタQ16,Q17のベースには定バイ
アス電圧VB2が印加されることにより、これらの
トランジスタは定電源トランジスタとして動作す
る。
半導体集積回路100の13番端子に得られたチ
ユーニイングメータ駆動電圧は制御電圧Vcとし
て半導体集積回路200の10番端子と11番端子と
に印加される。
次に、アンテナ24におけるアンテナ入力電圧
ANTTのレベル変動に対する本発明のFM受信器
の動作を下記に説明する。
第5図に示すようにアンテナ入力電圧VANTT
所定値VANTT1以上の場合、半導体集積回路10
0の15番端子に得られる自動利得制御AGC電圧
V15は、無線周波増幅器25の電圧利得を、その
最小値Gvnioと最大値Gvnaxとの間の値に制御す
る。この場合は、フイルタ28から得られるFM
中間周波信号VIFINのレベルは一定となる。
さらに第5図に示すようにアンテナ入力電圧V
ANTTが上記所定値VANTT1以下になると、無線周
波増幅器25の電圧利得はその最大値Gvnax以上
に増加することはない。従つて、この場合はアン
テナ入力電圧VANTTのレベルが低下すると、FM
中間周波入力信号VIFINのレベルは低下する。こ
の低下は雑音成分によつて第5図の線lTに示す
ように零レベルとなることはない。
第6図は、上記FM中間周波入力信号VIFIN
レベルの変化に対する半導体集積回路100の12
番端子、13番端子、15番端子の端子電圧V12
V13,V15の変化を示している。特にFM中間周波
入力信号VIFINが第1の所定値VIFIN1以下とな
るとS/N比が極端が悪くなるので、12番端子の
ミユート電圧V12は1.4ボルト以上に上昇するとと
もに抵抗R23,R24、5番端子、オーデイオミユー
ト制御増幅器43を介してオーデイオ増幅器41
に伝達される。かくして、FM中間周波入力信号
が上記第1の所定値以下となるとオーデイオ増幅
器41の電圧利得は零になり、6番端子にはいか
なるステレオコンポジツト信号も現われることは
なくオーデイオミユート動作が達成される。
第6図に示すようにFM中間周波入力信号VIF
INのレベルが、80dBμの値に近似したレベルVI
FIN2以下となるとステレオ復調時のS/N比の低
下が無視できなくなる。本実施例ではFM中間周
波入力信号VIFINが100dBμ以上の場合は、13番
端子のチユーニイングメータ駆動電圧V13(Vc
は一定であるので、10番端子における抵抗R27
R29ダイオード接続トランジスタQ18の直流径路に
はこの一定のメーター駆動電圧V13に対応した一
定の制御電流Icが流れる。この場合、信号供給
回路22としての差動増幅回路の電圧利得は高い
値に制御されるので、高レベルの38KHzスイツ
チング副搬送波信号が信号供給回路22から復調
回路20,21に伝達される。かくして、この場
合復調回路20,21はステレオ復調の再生動作
を実行する。
一方、FM中間周波入力信号VIFINのレベルが
100dBμ以下に低下すると、上記制御電流Ic
電流値はVIFINのレベル低下に従つて低下する。
従つて、信号供給回路22の電圧利得が低下する
ので、復調回路20,21へ伝達される38KHz
スイツチング信号のレベルが低下する。かくし
て、復調回路20,21におけるステレオ・セパ
レーシヨンが次第に低下する。
チユーニイングメータ駆動電圧Vcの低下が続
行すると、ダイオード接続トランジスタQ18が非
導通となり制御電流Icの電流値は実質的に零と
なる。すると信号供給回路22のトランジスタ
Q9は非導通となり、38KHzスイツチング信号の
信号供給回路22より復調回路20,21への伝
達が禁止される。かくして、復調回路20,21
はモノラル再生動作を実行する。
従つて、第7図に示すようにFM中間周波入力
信号VIFINが100dBμ以下に低下するとS/N比
はステレオ再生時のS/N比L1から線S′の径路で
モノラル再生時のS/N比L2へ次第に変化する
ことになる。これにともなつて、ステレオ・セパ
レーシヨンSepは線L3に示すように次第に低下す
ることになる。
本発明の好適な実施例に従うと、半導体集積回
路200の14番端子と15番端子とはそれぞれ容量
C24,C25を介して4番端子と3番端子とに接続さ
れ、この3番端子と4番端子とはそれぞれ第1可
変インピーダンス回路61と、第2可変インピー
ダンス回路62に接続されている。
第1可変インピーダンス回路61はトランジス
タQ20,Q21、抵抗R30,R31により構成され、第2
可変インピーダンス回路62はトランジスタ
Q22,Q23、抵抗R32,R33により構成されている。
第1可変インピーダンス回路61と第2可変イ
ンピーダンス回路62の各インピーダンスを制御
するためのインピーダンス制御回路64が配置さ
れている。インピーダンス制御回路64は信号反
転器63、トランジスタQ24,Q25,Q26、抵抗
R34,R35,R36により構成されている。信号反転
器63の入力(11番端子)には上記チユーニイン
グメータ駆動電圧Vc(V13)が印加されているの
で、トランジスタQ24のベースにはFM中間周波
入力信号VIFINのレベルの低下によつてそのレベ
ルが上昇する如き制御電圧VB3が印加される。
従つて、FM中間周波入力信号VIFINのレベル
が著しく低下するとトランジスタQ24のコレクタ
電流が増加し、ダイオード接続トランジスタ
Q25,Q26のベース・エミツタ順方向電圧VBE
上昇する。すると第1可変インピーダンス回路中
のトランジスタQ20,Q21および第2可変インピ
ーダンス回路62中のトランジスタQ22,Q23
その導通度を増すので、各トランジスタのエミツ
タ入力抵抗が低下する。
故に、第7図の線L1′,L2′に示すように第1お
よび第2可変インピーダンス回路61,62を採
用することによつて、FM中間周波入力VIFIN
レベルが著しく低下した場合、14番端子と15番端
子の出力信号中の高周波雑音成分は容量C24,C25
と低インピーダンスの第1および第2可変インピ
ーダンス回路61,62とを介して、接地点へ流
されるため、そのS/N比をより一層向上するこ
とができる。
本発明の他の好適な実施例に従うと、信号供給
回路22のトランジスタQ9のベースにはステレ
オ―モノラル強制切換用のトランジスタQ19が接
続されている。
FM受信器がモノラル放送信号を受信している
場所はプリアンプ44のコンポジツト信号中には
もはや19KHzパイロツト信号は含まれていない
ので、パイロツト信号検出回路54は低レベルの
出力信号を8番端子に送出するようになる。直流
増幅器56の出力を低レベルとなり、この低レベ
ルの出力信号はランプ駆動回路57の入力スレツ
シユホールド以下の値となるので、ランプ駆動回
路57はステレオインジケーターランプ58を非
点燈状態に制御することによつてモノラル放送信
号の受信状態を示す。これと同時に、ランプ駆動
回路57は出力線l4にハイレベルの出力信号を送
出し切換用トランジスタQ19をオン状態とせしめ
る。
従つて10番端子に供給されるメーター駆動電圧
V13のレベル(FM中間周波信号VIFINのレベ
ル)に無関係に、切換用トランジスタQ19のオン
によつて、トランジスタQ9は強制的にオフさせ
られる。かくして、38KHzスイツチング信号は
復調回路20,21に伝達されなくなるので、復
調回路20,21はモノラル再生動作を実行する
とともに第7図に示すようにS/N比が線L1
ら線L2に強制的に切換えられる。かくして、FM
受信器がモノラル放送信号を受信している場合
は、FM中間周波信号のレベルに無関係に復調回
路20,21はモノラル再生動作を強制せしめら
れるため、そのS/N比をより一層向上すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は先願に係わる特願昭54―8237号によつ
て提案された回路図、第2図はFM三角雑音特性
図、第3図は第1図に示された先願を説明するた
めの入力電界強度―S/N特性図、第4図は本発
明の実施例を示す回路図、第5図はアンテナ入力
電圧―FM中間周波入力信号特性を示す特性図、
第6図はFM中間周波入力信号のレベル変化によ
る第4図の回路中の各端子電圧の変化を示す特性
図、第7図は第4図の実施例の技術的効果を示す
特性図である。 20,21……復調回路、22……信号供給回
路、34,35,36……検波回路、54……パ
イロツト信号検出回路、57……インジケータ駆
動回路、58……ステレオインジケータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステレオコンポジツト信号と38KHzスイツ
    チング信号とから左チヤンネル復調出力と右チヤ
    ンネル復調出力とを再生するための復調回路、上
    記38KHzスイツチング信号を上記復調回路に伝
    達せしめるための信号供給回路、FM中間周波信
    号のレベルに相当した検波信号を得るための検波
    回路、上記ステレオコンポジツト信号中のレベル
    を検出するためのパイロツト信号検出回路、上記
    パイロツト信号検出回路の出力信号が印加されス
    テレオインジケータを駆動するインジケータ駆動
    回路を具備してなり、上記検波信号を上記信号供
    給回路に伝達せしめることによつて上記信号供給
    回路の利得を制御し、上記信号供給回路から上記
    復調回路に伝達される上記38KHzスイツチング
    信号のレベルは上記FM中間周波信号のレベルの
    低下によつて次第に低下せしめられ、上記インジ
    ケータ駆動回路はその入力特性にスレツシユホー
    ルドを有し上記パイロツト信号検出回路の出力レ
    ベルの該スレツシユホールド以下の場合に上記ス
    テレオインジケータを非点燈とせしめると同時に
    上記信号供給回路の利得を低下せしめ上記
    38KHzスイツチング信号が上記復調回路へ伝達
    されることを禁止することを特徴とするFM受信
    器。 2 上記左チヤンネル復調出力と上記右チヤンネ
    ル復調出力とがそれぞれ送出される第1の出力端
    子と第2の出力端子には第1と第2の可変インピ
    ーダンス回路がそれぞれ接続され、上記FM中間
    周波信号のレベルの低下によつて上記第1と第2
    の可変インピーダンス回路のインピーダンスが低
    下せしめられることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のFM受信器。 3 上記検波回路の検波出力はチユーニイングメ
    ータ駆動電圧を発生するためのメーター駆動回路
    に印加され、上記チユーニイングメータ駆動電圧
    はチユーニイングメーターに印加されるとともに
    上記信号供給回路の上記利得を制御するため上記
    信号供給回路に印加されることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のFM受信器。
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