JPH0629878A - ラジオ受信装置 - Google Patents

ラジオ受信装置

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JPH0629878A
JPH0629878A JP4859893A JP4859893A JPH0629878A JP H0629878 A JPH0629878 A JP H0629878A JP 4859893 A JP4859893 A JP 4859893A JP 4859893 A JP4859893 A JP 4859893A JP H0629878 A JPH0629878 A JP H0629878A
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JP
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circuit
signal
station
modulation degree
filter
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Withdrawn
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JP4859893A
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English (en)
Inventor
Tomio Furuya
富男 古屋
Masanori Ienaka
正憲 家中
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0629878A publication Critical patent/JPH0629878A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G5/00Tone control or bandwidth control in amplifiers
    • H03G5/16Automatic control
    • H03G5/24Automatic control in frequency-selective amplifiers

Landscapes

  • Noise Elimination (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信局の変調度や隣接局に影響されないで、
忠実度の高い受信を可能にしたFMラジオ受信装置を提
供する。 【構成】 希望局の復調されたオーディオ信号の変調度
を監視する変調度検出回路を設け、オーディオ信号の変
調度が所定の変調度より深くなったときに、フィルタネ
ットワークに対してより広い通過帯域特性に切り替える
よう制御する。 【効果】 受信局の変調度が深なると隣接局の妨害レベ
ルに無関係に通過帯域幅を広くするので、再生周波数帯
域が広くなり忠実度の高い再生を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラジオ受信装置に関
し、特に適応型トラッキング方式及びフィルタネットワ
ークを用いた帯域幅切り替え方式のFM(周波数変調)
ラジオ受信装置における復調システムに利用して有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第2中間周波数増幅段に適応型トラッキ
ングフィルタFM復調回路(トラッキング機能とフィル
タ帯域幅を自動的に切り替えるフィルタネットワーク機
能)を備えたダブルスーパーヘトロダイン型のFMラジ
オ受信装置が知られている。適応型トラッキングフィル
タFM復調回路は、選局した信号の変調変移に応じて第
2中間周波数増幅段のフィルタの中心周波数を変化させ
るとともに、選局した信号の強さ及び隣接局からの妨害
レベルの強さに応じて自動的に第2中間周波数増幅段の
帯域幅を変化させことにより、隣接局からの妨害を軽減
させる。
【0003】この適応型トラッキングフィルタFM復調
回路を備えたFMラジオ受信装置は、放送局どうしが接
近している例えば欧州等の地域において、希望する局を
受信するのに有効である。また、携帯型や車搭載型の受
信装置では、山岳部等の移動中に遠方にある放送塔から
の電波が到達して妨害を受けることがあるが、このよう
な場合にも大きな効果を発揮する。
【0004】図16には、適応型トラッキングフィルタ
FM復調回路を第2中間増幅段に備えた従来のダブルス
ーパヘトロダイン式のFMラジオ受信装置の全体ブロッ
ク図が示されている。このようなFMラジオ受信装置に
関しては、例えば、特願平3−180246号がある。
【0005】従来のFMラジオ受信装置101は、受信
アンテナ2で受信した信号を高周波信号増幅回路3で増
幅し、その出力信号3aと第1局部発振回路4で発生し
た第1局部発振周波数信号4aとを第1混合回路5で混
合し、例えば10.7MHzの第1中間周波信号5aを
生成する。この信号5aは、第1中間周波増幅回路6に
より増幅される。この増幅出力信号6aは、所定の周波
数帯域幅を有する通過帯域固定型の中間周波フィルタ7
に供給される。この中間周波フィルタ7を通した第1中
間周波出力信号7aは、適応型トラッキングフィルタF
M復調回路102に供給される。
【0006】適応型トラッキングフィルタFM復調回路
102の復調出力102aは、ステレオ信号復調回路等
の周波数多重信号復調回路8に入力され、ここでステレ
オ放送信号の場合には左右2チャンネルの音声信号8
L,8Rに復調され、周波数分割多重放送の場合には副
チャンネルで放送されている交通情報、放送局の識別コ
ードに係る情報と、主チャンネルの放送との切り替えを
図示しない信号選択回路で行って、これらの各音声信号
8L,8R(ディジタル信号を含む場合もある)を各低
周波増幅部9L,9Rで電力増幅して、スピーカ等の各
電気音響変換器10L,10Rを駆動して可聴音を再生
する。各音声信号8L,8Rは、図示しない出力部から
他の機器へ供給できるよう構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスーパーヘトロ
ダイン方式のFMラジオ受信装置101は、受信局の信
号の強さと隣接局の信号の強さにより第2中間周波数増
幅段を用いて信号の通過帯域を狭めて選択度を向上させ
る構成である。このため、隣接局の信号が隣接局信号レ
ベル検出回路により検出されてフィルタ通過帯域制御回
路により第2中間周波数増幅段の通過帯域を狭くされて
いるときに、FM変調度の深い信号を受信するとフィル
タ通過帯域制限のために信号歪みが大きくなってしま
う。FM変調度を深くすると、実質的に音質が良くなる
ので、欧州の中の特定の国では日常的に行われている。
特に地方のFM放送局では、我が国では考えられないよ
うな過剰な変調度による放送が広く行われている。
【0008】上記のような狭い帯域での受信条件で過変
調信号を受信すると、第2中間周波数増幅段のAM成分
が増加し、AGC制御回路内の包絡線検波回路の出力信
号のAM成分が増加してしまうから、隣接局信号抽出回
路の出力を増加させる結果となり、更にフィルタ通過帯
域幅を狭くしてしまう。この結果、トラッキングフィル
タ回路の帯域幅がFM変調度に追随できなく、復調信号
として歪みや雑音が増加してしまうという問題が生じ
る。また、ミュート検出回路は、包絡線回路を更に下側
検波しているため、AM成分が増加するとミュート検出
回路の出力信号が低くなり、ミュート回路がオンして出
力信号を低下させてしまう。
【0009】この発明の目的は、受信局の変調度や隣接
局に影響されないで、忠実度の高い受信を可能にしたF
Mラジオ受信装置を提供することにある。この発明の前
記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の
記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、希望局の復調されたオーデ
ィオ信号の変調度を監視する変調度検出回路を設け、オ
ーディオ信号の変調度が所定の変調度より深くなったと
きに、フィルタネットワークに対してより広い或いは最
も広い通過帯域特性に切り替えるよう制御する。
【0011】
【作用】上記した手段によれば、受信局の変調度が深な
ると隣接局の妨害レベルに無関係に通過帯域幅を広くす
るので、再生周波数帯域が広くなり過変調信号に対して
も忠実度の高い再生を行うことができる。
【0012】
【実施例】図1には、この発明に係る適応型トラッキン
グフィルタFM復調回路を第2中間増幅段に備えたダブ
ルスーパーヘトロダイン方式のFMラジオ受信装置の全
体ブロック図が示されている。
【0013】この実施例のFMラジオ受信装置の全体的
な構成は、従来のFMラジオ受信装置と同様である。す
なわち、受信アンテナ2で受信した信号は高周波信号増
幅回路3で増幅され、その出力信号3aと第1局部発振
回路4で発生した第1局部発振周波数信号4aとが第1
混合回路5で混合されて、例えば10.7MHzの第1
中間周波信号5aにされる。この信号5aは、第1中間
周波増幅回路6により増幅される。この増幅出力信号6
aは、所定の周波数帯域幅を有する通過帯域固定型の中
間周波フィルタ7に供給される。この中間周波フィルタ
7を通した第1中間周波出力信号7aは、適応型トラッ
キングフィルタFM復調回路12に供給される。このF
M復調回路12には、AND回路13やゲート回路14
が新たに追加され、新たに追加された変調度検出回路1
1によるオーディオ信号の変調深さの検出信号より通過
帯域制御回路への制御入力信号の制限が行われる。
【0014】上記適応型トラッキングフィルタFM復調
回路12における第2中間周波信号復調部35の復調出
力35aは、ステレオ信号復調回路等の周波数多重信号
復調回路8に入力され、ここでステレオ放送信号の場合
には左右2チャンネルの音声信号8L,8Rに復調さ
れ、周波数分割多重放送の場合には副チャンネルで放送
されている交通情報、放送局の識別コードに係る情報
と、主チャンネルの放送との切り替えを図示しない信号
選択回路で行って、これらの各音声信号8L,8R(デ
ィジタル信号を含む場合もある)を各低周波増幅部9
L,9Rで電力増幅して、スピーカ等の各電気音響変換
器10L,10Rを駆動して可聴音を再生する。各音声
信号8L,8Rは、図示しない出力部から他の機器へ供
給できるよう構成されている。
【0015】図2には、この発明に係る適応型トラッキ
ングフィルタFM復調回路の一実施例のブロック図が示
されている。この実施例の適応型トラッキングフィルタ
FM復調回路20は、電圧制御型減衰器21と、第2局
部発振回路22と、第2混合回路23と、トラッキング
フィルタ回路24と、第2中間周波信号復調回路25
と、トラッキング制御回路26と、周波数特性補正回路
27と、ミュート回路28と、AGC制御回路29と、
受信局信号レベル検出回路30と、隣接局抽出回路31
と、隣接局信号レベル検出回路32と、隣接妨害音検出
回路33と、フィルタ通過帯域制御回路34と、ミュー
ト回路35とに加えて、変調度検出回路11、アンド回
路13及びゲート回路14が設けられる。
【0016】電圧制御型減衰器21は、その減衰量がA
GC制御回路29から出力されるAGC信号29aに基
づいて可変できるよう構成されており、第2混合回路2
3へ供給する第1中間周波信号21aのレベルを略一定
にするよう制御する。
【0017】第2局部発振回路22は、例えば周波数1
0MHzの第2局部発振周波数信号22aを発生し、第
2混合回路23へ供給する。第2混合回路23は、レベ
ル調整された第1中間周波信号21aと第2局部発振周
波数信号22aとを混合して、中間周波数が例えば70
0KHzの第2中間周波信号23aに変換する。この第
2中間周波信号23aは、次に説明するようなトラッキ
ングフィルタ回路24へ入力される。
【0018】トラッキングフィルタ回路24は、フィル
タの中心周波数を連続的に可変させる機能と、中心周波
数に対しての通過帯域幅を例えば6段階にわたって切り
替える機能とを備える。フィルタ中心周波数の可変は、
トラッキング制御回路26から出力される中心周波数制
御用のトラッキング制御電圧26aに基づいて、フィル
タ回路内に設けられた複数の可変容量ダイオードの容量
値を変化させることにでなされる。
【0019】通過帯域幅の切り替えは、フィルタ通過帯
域制御回路34から出力される通過帯域指定情報(例え
ば並列5ビットの情報)34aに基づいて、後述するよ
うに、フィルタ回路内のコイルに並列接続される選択度
調整用の抵抗(ダンピング抵抗)の抵抗値を可変にする
ことによりなされる(図8参照)。
【0020】このトラッキングフィルタ回路部24は、
4組のフィルタ回路が直列に接続されており、前2段の
フィルタ回路部で主に中心周波数のトラッキング制御を
行い、後2段のフィルタ回路部で主に通過帯域幅の切り
替えを行うように構成されている。
【0021】フィルタ通過帯域制御回路34は、前2段
のフィルタ回路部を通過した信号を端子24aから出力
させるとともに、端子24bから出力させる信号を前後
各2段のフィルタ回路部を通過した信号とするか、前2
段のフィルタ回路部のみを通過した信号とするかを、受
信局信号レベル検出回路30と隣接局信号レベル検出回
路32とにより形成された通過帯域指定情報30b,3
2a−dの中に含まれるフィルタ段数指定情報に基づい
てトラッキングフィルタ回路24の通過帯域幅を切り替
えるための制御信号34aを出力する。
【0022】第2中間周波信号復調部25は、トラッキ
ングフィルタ回路24の出力端子24bから出力された
信号を復調する。復調された検波出力25aは、トラッ
キング制御回路26と、周波数特性補正回路27及び隣
接妨害音検出回路33へ供給される。ここで、第2中間
周波復調とは、第2中間周波信号を復調するという意味
であり、第2復調という意味ではない。
【0023】トラッキング制御回路26は、検波出力2
5aに応じてトラッキング制御電圧を変化させるトラッ
キング電圧モードと、フィルタの中心周波数指定に係る
予め設定された固定DC電圧を出力するトラッキング停
止モードとを、トラッキングオン/オフ制御信号34d
に基づいて切り替えるよう構成される。
【0024】トラッキング制御回路26は、トラッキン
グ動作モードにおいて、トラッキング範囲切り替え信号
34cに基づいて、フィルタの中心周波数を検波出力2
5aに応じて変化させる範囲を、広い周波数まで許容す
るか、比較的狭い範囲内までとするかの切り替えを行う
ような構成にされている。トラッキング範囲の切り替え
は、トラッキング範囲切り替え信号34cに基づいて、
フィードバック制御ループの利得を調整することにより
行われる。
【0025】周波数特性補正回路27は、トラッキング
フィルタ回路24を用いて狭帯域化した第2中間周波信
号の検波出力25aに対して、その高域成分を強調する
ためのピーキング回路を備え、主チャンネル信号の高域
成分ならびに副チャンネル信号の強調を行う。ピーキン
グ周波数としては、副搬送波の周波数(米国67KH
z、欧州57KHz、日本のステレオ放送38KHz
等)が一般的に用いられるものである。
【0026】周波数特性の補正がなされた検波出力27
aは、ミュート回路28を介して、複号出力信号(MP
XOUT)として出力される。このミュート回路28
は、ミュート信号34dに基づいて、出力信号の大きさ
を制限する。
【0027】AGC制御回路29は、トラッキングフィ
ルタ回路24の中間出力端子24aから出力された比較
的広帯域の第2中間周波信号に対して、その信号の包絡
線検波を行う包絡線検波回路29bと、包絡線検波出力
29cを所定の時定数で平滑してAGC信号29aを生
成する平滑回路29dを備える。AGC信号29aは、
電圧制御型減衰器21及び受信局信号レベル検出回路3
0へ供給される。包絡線検波出力29cは、隣接局信号
抽出回路31とミュート検出回路35へそれぞれ供給さ
れる。
【0028】受信局レベル検出回路30は、AGC信号
29aに基づいて受信局(希望局)の受信レベルの大小
関係に係る情報30a,30bを形成して、後述するよ
うなAND回路13を介して通過帯域制御回路34へ供
給する。例えば、しきい値電圧VT1,VT2のように
異なる2組の電圧比較回路を備え、各比較回路の比較出
力の受信レベルの大小に係る情報30a,30bとして
出力することで、受信信号のレベルを大中小の3段階に
区別するよう構成される(図4参照)。
【0029】隣接局信号抽出回路31は、高域通過フィ
ルタ(HPF)31aと、包絡線検波回路31bと平滑
回路31cとを備える。AGC制御回路29内の包絡線
検波回路29bの検波出力29cに含まれている受信局
と隣接局との干渉によるAM信号が出力される。干渉信
号は、高域通過フィルタ31aを介して受信局と隣接局
との差信号として抽出され、抽出された高域成分が包絡
線検波回路31dにより再度包絡線検波され、平滑回路
31cで平滑されることで、受信局(希望局)に隣接す
る信号のレベルに対応する電圧31dとして出力され
る。
【0030】隣接局レベル検出回路32は、隣接局信号
抽出回路31から供給された電圧出力31dに基づい
て、隣接局の受信レベルの大小に係る情報32a,32
b,32c,32d(図面では32a−dと略してい
る。)を後述するゲート回路14を介して通過帯域制御
回路34に供給するものである。この隣接局レベル検出
回路32は、例えばしきい値電圧VT1〜VT4の異な
る4組の電圧比較回路を備え、各比較回路の比較出力を
妨害信号レベルの大小に係る情報32a−dとして出力
することで、隣接局による妨害信号のレベルを5段階に
区別するよう構成される(図4及び図10参照)。
【0031】隣接妨害音検出回路33は、第2中間周波
信号復調回路25で復調された検波出力25aの中か
ら、低域通過フィルタ(LPF)33aと、この低域通
過フィルタ33aの出力が予め設定されているしきい値
レベルを超えたときに隣接妨害検出に係る論理出力33
cを発生する妨害音検出回路33bとを備える。妨害音
検出回路33bは、予め設定されたしきい値電圧を有す
る電圧比較器で構成される。妨害音検出出力33cは、
通過帯域制御回路34へ供給される。
【0032】通過帯域制御回路34は、受信局(希望
局)の信号レベルの大小に係る情報30a,30bと、
隣接局の(妨害)信号に係る情報32a−dを及び隣接
妨害音検出出力33cとを制御入力として、トラッキン
グフィルタ回路24の通過帯域を指定する情報34a
と、トラッキング動作のオン/オフを指定する信号34
bと、トラッキング範囲切り替え信号34cとを予め設
定された条件に基づいて出力するよう構成される。
【0033】図3には、第2中間周波フィルタであるト
ラッキングフィルタ回路24における一実施例の通過帯
域可変特性図が示されている。この実施例におけるトラ
ッキングフィルタ回路24は、フィルタ通過帯域指定情
報34aに基づいて、同図に示すようなNC0〜NC4
及びF1,F2からなる7種類の通過帯域幅の切り替え
ができるようになっている。
【0034】図4には、フィルタ通過帯域制御回路34
における一実施例の通過帯選択特性図が示されている。
フィルタ通過帯域制御回路34は、同図に示すように、
受信局(希望局)の信号レベル(電界強度)のしきい値
電圧VT1とVT2により識別こされる3段階と、隣接
局からの妨害波レベル(妨害波の電界強度)に対応した
5段階との組み合わせにより、NC0〜NC4とF1,
F2のような7通りの第2中間周波数信号の通過帯域制
御が行われる。
【0035】以上の構成により、第1中間周波増幅段
(第1中間周波増幅部6と固定型の中間周波フィルタ7
からなる)で比較的広い所定の帯域を選択し、さらに、
第2中間周波増幅段であるトラッキングフィルタ回路を
用いて隣接妨害の度合に応じて通過帯域幅を狭くするこ
とにより、隣接局からの混信妨害を大幅に軽減すること
ができる。
【0036】この実施例においては、受信局の変調度や
隣接局に影響されないで、忠実度の高い受信を可能にす
るため、変調度検出回路11と、AND(アンド)回路
13及びゲート回路14が追加される。
【0037】すなわち、変調度検出回路11と、AND
回路13及びゲート回路14をトラッキングフィルタF
M復調回路に設けることにより、通過帯域制御のための
受信局信号レベル検出回路30及び隣接局信号レベル検
出回路32の各検出出力30a,30bと32a−dの
伝達を制御するものである。
【0038】変調度検出回路11は、上記検波出力25
aを受ける低域通過フィルタ(LPF)11aと、比較
回路11b及びホールド回路11cから構成される。図
5には、上記低域通過フィルタ11aの特性図が示され
いてる。低域通過フィルタ11aは、−3dBが4KH
zになるような2次LPF特性を持っている。ホールド
回路11cは、放送としては変調度が常に変化している
ために、図6の波形図に示すように、+側変調度検出レ
ベルと−側変調度検出レベルを超えると、電圧比較回路
がこれを検出してホールド回路を制御する。ホールド回
路は、図7に示すように、過変調検出信号を受けると、
ある時間TAだけ検出信号11dをホールドさせて狭帯
域になることを制限して強制的にNC0モードなるよう
にゲート回路14及びAND回路を制御する。このホー
ルド時間TA内に再度過変調を検出すると、その検出時
を基準にしてホールド時間をTAだけ延長させる。
【0039】上記信号11dによりゲート回路14を制
御して通過帯域制御回路34に入力される制御信号14
a−dを隣接局信号レベル検出回路32の検出出力32
a−dに無関係に等価的に隣接局信号レベルを図4のV
T1以下の最低値に設定する。上記信号11dによりA
ND回路13を制御して通過帯域制御回路34に入力さ
れる制御信号13a,13bを受信局信号レベル検出回
路30の検出出力30a,30bに無関係に等価的に受
信局信号レベルを図4のVT2以上の最大値に設定す
る。これにより、変調度検出回路11により過変調状態
が検出されると、受信局信号レベルや妨害局信号レベル
に無関係にトラッキングフィルタ回路24は、最も広い
帯域NC0モードに設定される。これにより、過変調時
の信号歪みを低減して、忠実度のよい放送受信が可能に
なる。
【0040】図8には、トラッキングフィルタ回路の一
実施例のブロック図が示されている。タンク回路T1〜
T4を用いたフィルタ回路が縦列形態に接続されてお
り、前2段のタンク回路T1,T2で主に中心周波数の
トラッキング制御を行い、後2段のタンク回路T3,T
4で主に通過帯域幅の切り替えを行うように構成されて
いる。タンク回路T1は、混合回路MIXを兼ねてい
る。
【0041】タンク回路T1に対しては、スイッチaと
bのオン状態により抵抗が接続される。タンク回路T2
に対しては、スイッチcとcのオン状態により抵抗が接
続される。そして、後段のタンク回路T3に対しては、
スイッチeのオン状態により抵抗が接続される。タンク
回路T4に対しては、スイッチfのオン状態により抵抗
が接続される。
【0042】前2段のフィルタ回路の出力信号は、一方
で後2段のフィルタ回路に伝えられ、他方でバッファ回
路BAを通してスイッチSBに入力される。後段のフィ
ルタ回路の出力信号は、スイッチSAに入力される。こ
れらのスイッチSAとSBの出力信号は、加算回路を通
して出力される。
【0043】
【表1】
【0044】前記図4の通過帯域特性を得るためのスイ
ッチa〜f及びSAとSBの制御は上記表1の通りであ
る。表1において、ONはオン状態を表し、無印はオフ
状態を表している。−は無効(オン状態でもオフ状態で
もよい)を表している。
【0045】図9には、各段のフィルタ回路の周波数特
性図が示されている。特性T1〜T4を組み合わせるこ
とにより、図3のような通過帯域特性を得ることができ
る。基本的には、前2段のフィルタ回路T1とT2の特
性を用いて(スイッチSBのオン状態)NC0とNC1
の帯域特性を得る。後2段のフィルタ回路T1とT2の
特性を用いて(スイッチSAのオン状態)NC3とNC
4の帯域特性を得る。そして、前2段と後2段とを組み
合わせて(スイッチSAとSBをオン状態)NC2及び
F1,F2の帯域特性を得るものである。
【0046】すなわち、前述のにように、前2段のフィ
ルタ回路T1,T2通過した信号を端子24aから出力
させてAGC制御、隣接局抽出、及びミュート検出に用
いるとともに、次段の復調回路に送出させる出力信号を
前後各2段のフィルタ回路部を通過した信号とするか、
前2段のフィルタ回路部のみを通過した信号とするか
を、受信局信号レベル検出回路30と隣接局信号レベル
検出回路32とにより形成された通過帯域指定情報30
b,32a−dの中に含まれるフィルタ段数指定情報に
基づいてスイッチa〜f及びSAとSBが切り替えられ
る。
【0047】図10には、隣接局信号レベル検出回路3
2とゲート回路14の一実施例の回路図が示されてい
る。隣接局信号レベル検出回路32は、4段階のしきい
値電圧VT1〜VT4を持つコンパレータから構成され
る。隣接局信号抽出回路31から供給れれた電圧出力3
1dは、各コンパレータに供給されてレベル判定が行わ
れる。この隣接局の受信レベルの大小に係る情報は、次
のゲート回路14に供給される。
【0048】ゲート回路14は、アンドゲート回路が用
いられる。この実施例では、最も低いしきい値電圧VT
1に対応したレベル判定出力にもアンドゲート回路を設
け、その制御入力に変調度検出信号11dを供給する。
そして、このアンドゲート回路の出力信号は、次に低い
しきい値電圧VT2に対応したレベル判定出力を受ける
アンドゲート回路の制御信号として用いる。以下、同様
にアンドゲート回路を直列形態に接続する。
【0049】上記のようなアンドゲート回路の接続によ
って、誤動作を防止することができる。すなわち、VT
1に対応したレベル判定出力がハイレベルのときにの
み、それより高いVT2の対応したハイレベル出力が許
可される。以下、同様にして、それより低いしきい値電
圧に対応した判定レベルがハイレベルであることを条件
にして、そのレベル判定出力のハイレベルが行われる。
そして、信号11dをロウレベルにすることよって、上
記直列形態のアンドゲート回路の出力信号をレベル判定
出力に無関係に全てロウレベルにすることができる。言
い換えるならば、信号11dによって、強制的に隣接妨
害信号レベルがVT1以下であると等価にできる。
【0050】図11には、この発明に係る適応型トラッ
キングフィルタFM復調回路の他の一実施例のブロック
図が示されている。この実施例では適応型トラッキング
フィルタFM復調回路20は、電圧制御型減衰器21
と、第2局部発振回路22と、第2混合回路23と、ト
ラッキングフィルタ回路24と、第2中間周波信号復調
回路25と、トラッキング制御回路26と、周波数特性
補正回路27と、ミュート回路28と、AGC制御回路
29と、受信局信号レベル検出回路30と、隣接局抽出
回路31と、隣接局信号レベル検出回路32と、隣接妨
害検出回路33と、フィルタ通過帯域制御回路34と、
ミュート回路35とに加えて、変調度検出回路11、マ
ルチパス検出回路37及びゲート回路38が設けられる
とともに、上記隣接局抽出回路31のハイパスフィルタ
HPFが可変にされる。
【0051】なお、前記図2の実施例との対比におい
て、通過帯域制御回路の入力部に設けられたゲート回路
14は、前記図10のアンドゲート回路のうち最も低い
しいき値電圧に対応したものが削除され、他のゲート回
路は誤動作防止のためにそのまま残らせる。受信局信号
レベル検出回路30に対応したAND回路13は削除さ
れる。
【0052】マルチパス検波回路は、AGC制御回路2
9の包絡線検波回路29bの出力信号29cをバンドパ
スフィルタにより一定周波数を抽出し、それを平滑した
ものをレベル判定する回路から構成される。このマルチ
パス検波回路の出力信号が一定値より大きくて、かつ変
調度が大きいときにはアンドゲート回路38の出力38
aがハイレベルになって、ハイパスフィルタHPFの遮
断周波数を高く切り替える。言い換えるならば、隣接局
妨害抽出感度を低くして等価的に隣接局妨害信号レベル
を低くさせる。これにより、前記図2の実施例と同様に
忠実度の高い再生を行うことができる。特に制限されな
いが、上記マルチパス検波回路は、別の半導体集積回路
に形成される。
【0053】図12には、可変ハイパスフィルタHPF
の一実施例のブロック図が示されている。この実施例で
は、ハイパスフィルタを構成する増幅回路A1とA2の
コンダクタンスgmを、動作電流IaとIbを可変にす
ることにより可変として、キャパシタCとの時定数を変
化させて、通過遮断周波数を変化させるようにするもの
である。
【0054】図13には、図12の可変ハイパスフィル
タHPFの周波数特性図が示されている。可変ハイパス
フィルタHPFの動作電流IaとIbは、外付抵抗によ
り任意に設定でき、かつ遮断周波数の変化量も外付抵抗
により任意に設定できる。これは周波数f1 ,f2 を任
意に設定できることを表している。
【0055】図14には、この発明に係る適応型トラッ
キングフィルタFM復調回路の他の一実施例のブロック
図が示されている。この実施例では適応型トラッキング
フィルタFM復調回路20は、電圧制御型減衰器21
と、第2局部発振回路22と、第2混合回路23と、ト
ラッキングフィルタ回路24と、第2中間周波信号復調
回路25と、トラッキング制御回路26と、周波数特性
補正回路27と、ミュート回路28と、AGC制御回路
29と、受信局信号レベル検出回路30と、隣接局抽出
回路31と、隣接局信号レベル検出回路32と、隣接妨
害検出回路33と、フィルタ通過帯域制御回路34と、
ミュート回路35とに加えて、変調度検出回路11が設
けられるとともに、上記隣接局抽出回路31のハイパス
フィルタHPFが可変にされる。なお、前記図11と図
14との差は、ハイパスフィルタHPFの特性が変調度
検出回路11の出力11dで直接的に可変制御されるこ
とである。
【0056】図15には、この発明に係る適応型トラッ
キングフィルタFM復調回路の更に他の一実施例のブロ
ック図が示されている。この実施例では適応型トラッキ
ングフィルタFM復調回路20は、電圧制御型減衰器2
1と、第2局部発振回路22と、第2混合回路23と、
トラッキングフィルタ回路24と、第2中間周波信号復
調回路25と、トラッキング制御回路26と、周波数特
性補正回路27と、ミュート回路28と、AGC制御回
路29と、受信局信号レベル検出回路30と、隣接局抽
出回路31と、隣接局信号レベル検出回路32と、隣接
妨害検出回路33と、フィルタ通過帯域制御回路34
と、ミュート回路35とに加えて、マルチパス検出回路
37が設けられるとともに、上記隣接局抽出回路31の
ハイパスフィルタHPFが可変にされる。なお、前記図
11と図15との差は、ハイパスフィルタHPFの特性
がマルチパス検出回路37の出力37aで直接的に可変
制御されることである。
【0057】図14及び図15において、ハイパスフィ
ルタHPFの構成及び特性は、図12及び図13に示さ
れたものと等しくされてよい。図14及び図15に示さ
れるように、適応型トラッキングフィルタFM復調回路
を構成することにより、変調度が大きいとき(図1
4)、又はマルチパス検波回路37の出力37aが一定
値より大きいとき(図15)、ハイパスフィルタHPF
の遮断周波数が高くされる。そのため、隣接局妨害音抽
出感度が低くされるので、図2又は図11の実施例と同
様に忠実度の高い再生を行うことができる。
【0058】 上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 希望局の復調されたオーディオ信号の変調度を
監視する変調度検出回路を設け、オーディオ信号の変調
度が所定の変調度より深くなったときにフィルタネット
ワークに対してより広い広帯域通過特性に切り替えて再
生周波数帯域を広することより忠実度の高い再生を行う
ことができるという効果が得られる。
【0059】(2) 変調度検出回路やゲート回路とい
ったような簡単な回路の付加によって、変調深さを考慮
しつつ、妨害信号を排除した放送受信を行うことができ
るという効果が得られる。
【0060】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、トラ
ッキングフィフルタ回路の入力部にマルチプレクサを設
けて、上記変調度検出回路の出力信号11dにより、よ
り広い或いは最も広い通過帯域に設定するような固定入
力信号に切り替えるようにするものであってもよい。例
えば、150%程度の過変調のときでも、帯域が前記N
C1程度あればほぼ十分な再生出力信号を得ることがで
きる。ホールド回路は、キャパシタと抵抗とを利用した
時定数回路を用いるもの他、パルス信号を計数するカウ
ンタ回路により構成してもよい。この発明は、トラッキ
ングフィルタ回路を用いたFMラジオ受信装置に広く利
用できる。
【0061】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、希望局の復調されたオーデ
ィオ信号の変調度を監視する変調度検出回路を設け、オ
ーディオ信号の変調度が所定の変調度より深くなったと
きにフィルタネットワークに対してより広帯域通過特性
に切り替えて再生周波数帯域を広することより忠実度の
高い再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る適応型トラッキングフィルタF
M復調回路を第2中間増幅段に備えたダブルスーパーヘ
トロダイン方式のFMラジオ受信装置の一実施例を示す
全体ブロック図である。
【図2】この発明に係る適応型トラッキングフィルタF
M復調回路の一実施例を示すブロック図である。
【図3】第2中間周波フィルタであるトラッキングフィ
ルタ回路の通過帯域可変特性図である。
【図4】この発明に係るフィルタ通過帯域制御回路にお
ける通過帯選択特性を示すレベル図である。
【図5】変調度検出回路に用いられる低域通過フィルタ
の特性図である。
【図6】変調度検出回路の動作を説明するための波形図
である。
【図7】変調度検出回路に設けられるホールド回路の動
作の一例を説明するためのタイミング図である。
【図8】上記トラッキングフィルタ回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図9】上記トラッキングフィルタを構成する各段のフ
ィルタ回路の周波数特性図である。
【図10】妨害局信号レベル検出回路とゲート回路の一
実施例を示す回路図である。
【図11】この発明に係る適応型トラッキングフィルタ
FM復調回路の他の一実施例を示すブロック図である。
【図12】図11のハイパスフィルタの一実施例を示す
ブロック図である。
【図13】図12のハイパスフィルタの周波数特性図で
ある。
【図14】この発明に係る適応型トラッキングフィルタ
FM復調回路の他の一実施例を示すブロック図である。
【図15】この発明に係る適応型トラッキングフィルタ
FM復調回路の更に他の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図16】適応型トラッキングフィルタFM復調回路を
第2中間増幅段に備えた従来のダブルスーパーヘトロダ
イン方式のFMラジオ受信装置の一例を示す全体ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…FMラジオ受信装置、2…受信アンテナ、3…高周
波信号増幅回路、4…第1局部発振回路、5…第1混合
回路、6…第1中間周波増幅回路、7…中間周波フィル
タ、8…周波数多重信号復調回路、9L,9R…低周波
増幅部、10L,10R…スピーカ等の各電気音響変換
器、11…変調度検出回路、12…適応型トラッキング
フィルタFM復調回路、13…AND回路、14…ゲー
ト回路、20…適応型トラッキングフィルタFM復調回
路、21…電圧制御型減衰器、22…第2局部発振回
路、23…第2混合回路、24…トラッキングフィルタ
回路、25…第2中間周波信号復調回路、26…トラッ
キング制御回路、27…周波数特性補正回路、28…ミ
ュート回路、29…AGC制御回路、30…受信局信号
レベル検出回路、31…隣接局抽出回路、32…隣接局
レベル検出回路、33…隣接妨害検出回路、34…通過
帯域制御回路、35…第2中間周波信号復調部、36…
ミュート検出回路、37…マルチパス検波回路、38…
ゲート回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希望局の電界の強さ及び隣接局の電界の
    強さに応じて自動的に帯域幅が切替えられるトラッキン
    グフィルタ機能を備え、希望局の復調されたオーディオ
    信号が所定の変調度以上に変調度が深くなったときに上
    記フィルタネットワークをより広い帯域特性への切り替
    えを指示する変調度検出回路を設けたことを特徴とする
    ラジオ受信装置。
  2. 【請求項2】 希望局の電界の強さ及び隣接局の電界の
    強さに応じて自動的に帯域幅が切替えられるトラッキン
    グフィルタ機能を備え、希望局の復調されたオーディオ
    信号が所定の変調度以上に変調度が深くなったときに上
    記フィルタネットワークを最も広い帯域特性への切り替
    えを指示する変調度検出回路を設けたことを特徴とする
    ラジオ受信装置。
  3. 【請求項3】 上記変調度検出回路の出力信号を受け
    て、所定の変調度以上に変調度が深くなったとき、隣接
    状態検出回路に検出された妨害信号が強くなってもフィ
    ルタネットワークが上記最も広い帯域特性以外に切り替
    わらないようにする制御する制御回路を設けたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2のラジオ受信装置。
  4. 【請求項4】 希望局の電界の強さ及び隣接局の電界の
    強さに応じて自動的に帯域幅が切替えられるトラッキン
    グフィルタ機能を備え、希望局の復調されたオーディオ
    信号が所定の変調度以上に変調度が深くなり、かつマル
    チパスが所定値以上に大きくなったときに隣接局の電界
    の強さを検出する隣接局抽出回路の感度を実質的に低下
    させることを特徴とするラジオ受信装置。
  5. 【請求項5】 上記隣接局抽出回路は、トラッキングフ
    ィルタ出力の包絡線検波信号をハイパスフィルタを通し
    て包絡線検波と平滑を行うものであり、上記ハイパスフ
    ィルタの遮断周波数を高く切り替えることにより実質的
    な感度の低下が行われるものであることを特徴とする請
    求項4のラジオ受信装置。
  6. 【請求項6】 上記変調度検出回路は、ホールド回路を
    持ち過変調検出が行われたとき一定時間検出出力をその
    まま保持し、上記保持期間中に重ねて過変調検出が行わ
    れるとホールド時間が延長されることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5のラ
    ジオ受信装置。
  7. 【請求項7】 希望局の電界の強さ及び隣接局の電界の
    強さに応じて自動的に帯域幅が切り替えられるトラッキ
    ングフィルタ機能を備え、希望局の復調されたオーディ
    オ信号が所定の変調度以上に変調度が深くなったとき、
    もしくはマルチパスが所定値以上に大きくなったときに
    隣接局の電界の強さを検出する隣接局抽出回路の感度を
    実質的に低下させることを特徴とするラジオ受信装置。
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