JPS6267028A - 肌荒れ防止剤 - Google Patents

肌荒れ防止剤

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JPS6267028A
JPS6267028A JP60206000A JP20600085A JPS6267028A JP S6267028 A JPS6267028 A JP S6267028A JP 60206000 A JP60206000 A JP 60206000A JP 20600085 A JP20600085 A JP 20600085A JP S6267028 A JPS6267028 A JP S6267028A
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令二 宮原
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綱夫 真柄
Yoshiko Sato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はビワ抽出物を配合することにより、創傷治癒、
肌荒れ防止、肌荒れ改善の外、皮膚のたるみ、つやの消
失などを防いで老化を防止する効果に優れた皮膚外用剤
に関する。
[従来の技術] 皮膚外用剤には種々の薬効剤が配合され、肌荒れ防止効
果は、薬効の1つであり、肌荒れ防止、肌荒れ改善のあ
る薬効剤は待望されている。これら種々の薬効剤を配合
したものは、その効果はいまだ十分でなく、効果を期待
するには、およばなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、肌荒れ防止、肌荒れ改善のほか、皮膚の
たるみ、つやの消失等を防止する効果を高める方法はな
いものかと鋭意研究した結果、ビワ抽出物に新らたに細
胞増殖促進作用を有する事を見いだし、このことに着目
してビワ抽出物を配合した皮膚外用剤を経皮的に投与し
た場合、創傷治癒、肌荒れ防止、肌荒れ改善、老化防止
の効果に優れていることを見いだし、本発明を完成する
に至った。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明はビワ抽出物を配合することを特徴と
する皮膚外用剤を提供する物である。
以下本発明の構成について詳述する。
本発明のビワ抽出物は、例えば以下の方法で得られる。
ビワの葉、果実または樹皮を、溶媒、例えばメタノール
やエタノールのような低級アルコール、含水低級アルコ
ールあるいは1.3ブチレングリコール、プロピレング
リコールまたは含水多価アルコール等と共に加熱還流し
、濾過して得られる抽出液を濃縮して得られる。
本発明に用いられるビワ抽出物の配合量は、皮膚外用剤
全量中乾燥固形分として0.0001〜10重量%、好
ましくは0.001〜5重量%である。0.0001重
量%以下であると、本発明でいう効果が十分に発揮され
ず、好ましくない。
本発明の皮膚外用剤は前記の必須成分に加えて必要に応
じて、本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品、医
薬部外品、医薬品等に一般に用いられる各種成分、すな
わち水性成分、粉末成分、油分、界面活性剤、保湿剤、
増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色剤、薬剤等を配
合することができる。薬剤の中でも特にL−アスコルビ
ン酸又はそのエステルを配合した時、顕著な効果が発揮
される。また本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、
例えば化粧水等の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化系
あるいは軟膏、分散液、などの剤型をとることができる
[発明の効果及び実施例] ビワ抽出物の皮膚の創傷治癒、肌荒れ防止、肌荒改善効
果及び皮膚のたるみ、つやの消失などの老化防止効果を
示すために次の皮膚細胞増殖促進作用の試験を行った。
(皮膚細胞増殖促進作用) ヒト皮膚組織を細片し、細胞培養用シャーレの底面に付
着させてEagle’s HEM培養液(10x牛脂児
血清含有)中で1週間培養するとシャーレの底面がほぼ
全面に線維芽細胞で満たされる。この線維芽細胞を0.
25%トリプシン溶液で処理することによって単一細胞
とし、次に10000コ細胞/mlの細胞浮遊液をつく
り、この溶液をシャーレ当たり0.1ml加え、Eag
le’s MEN培養液及びビワ抽出物(最終濃度20
ug/ml)を更に加えてCO2インキュペター中で2
週間培養し、その後細胞固定して染色した後、細胞のコ
ロニーを計測した。なおビワ抽出物を添加しない場合を
コントロールとした。結果を第1図に示す。コロニー形
成率は次式によって算出した。
コロニー形成率=  −X 100 (χ)第1図に示
す如く、ビワ抽出物(葉をエタノールで抽出した濃縮乾
燥物)の50%エタノール溶液はコントロールに比べて
著明な効果を示した。
更に皮膚に対する創傷治植効果を示すために次の試験を
行った。
(創傷冶囮効果) 生後8週令のウィスター系ラット(雄)を5匹1群とし
、毛刈の後、試験に供した。ラットはネンブタールによ
り麻酔後止中線にそって、約2cm背部皮膚を切開し、
ただちに切開部をミツヘル縫合後、ビワ抽出物0.05
gを生食溶液0.1mlに溶解して1日1回2週間塗布
した。縫合針は3〜4日後に外した。2週間後、ラット
を死亡させ、切開部を中心に輻2cmの短冊状の皮膚切
片を作成した。張力測定にはテンシロンUTM−4(東
洋測器株式会社製)を用い皮膚切片の切断弾力を測定し
た。
尚、コントロールはビワ抽出物を含まない生理食塩水を
塗布した皮膚切片を用いた。
結果を第1表に示す。
第1表の結果から、ビワ抽出物塗布部位はいずれも無塗
布部位(コントロール)に比べ張力が増加し、顕著な治
癒促進効果が認められた。
次に実施例によって本発明をざらに詳細に説明する。尚
、本発明はこれにより限定されるものではない。配合量
は重量%である。
実施例1     化 粧 水 (1)ビワ葉の1,3−ブチレングリコール抽出物(固
形分として1%)   0.05(2)グリセリン  
         4.0(3N、3−ブチレングリコ
ール      4.0(4)エタノール      
      7.0(5)ポリオキシエチレン オレイルアルコール  0.5 (6)メチルパラベン         0.05(7
)クエン酸             0.01(8)
クエン酸ソーダ          0.1(9)香料
              0.05(10)精製水
             残余(製法) 精製水にクエン酸、クエン酸ソーダ、グリセリン、1.
3−ブチレングリコール、ビワ抽出物を溶解する。別に
エタノールにポリオキシエチレンオレイルアルコール、
香料、メチルパラベンを溶解し、これを前述の精製水溶
液に加えて可溶化し、ろ過して化粧水を得た。
実施例2     クリーム (1)セトステアリルアルコール     3.5(2
)スクワラン            40.0(3)
ミツロウ             3.0(4)還元
ラノリン           5.0(5)エチルパ
ラベン          0.3(6)ポリオキシエ
チレン(20)ソルビタンモノパルミチン酸エステル 
 2.0(7)ステアリン酸モノグリセリド    2
.0(8)ビワ葉のエタノール抽出液(固形分として3
%)1.0 (9)香料               0.03(
10)1.3−ブチレングリコール      5.0
(11)グリセリン            5.0(
12)精製水              残余(製法
) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (
7)と(9)を加熱溶解し75℃に保ったものを、75
℃に加温した(8) (10) (11)と(12)に
撹拌しながら加える。ホモミキサー処理し乳化粒子を細
かくした後、撹拌しながら急冷し、クリームを得た。
実施例3     乳  液 (1)ビワ葉炭酸ガス抽出物       0.001
(2)ステアリン酸           1.5(3
)セチルアルコール         0.5(4)ミ
ツロウ             2.0(5)ポリオ
キシエチレン(1o) モノオレイン酸エステル  1.0 (6)グリセリンモノステアリン 酸エステル  1.0 (7)クインスシード抽出物(5%水溶液)  20.
0(8)プロピレングリコール       5.0(
9)エタノール            3.0(10
)エチルパラベン          0.3(11)
香料               0.03(12)
精製水             残余(製法) エタノールに香料を加えて溶解する(アルコール相)。
精製水にプロピレングリコールを加え加熱溶解して70
℃に保つ(水相)。クインスシード抽出物を除く他の成
分を混合し、加熱溶解して70℃に保つ(油相)。水相
に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳
化する。これを撹拌しながらアルコール相とクインスシ
ード抽出物を加える。
その後撹拌しながら30℃に冷却して乳液を得た。
実施例4     パ ッ り (1)ビワ葉エタノール抽出物    0.1(2)ポ
リビニルアルコール     15.0(3)ポリエチ
レングリコール    3.0(4)プロピレングリコ
ール     7.0(5)エタノール       
   10.0(6)メチルパラベン        
0.05(7)香料             0.0
5(8)精製水            残余(製法) Ff4製氷にポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、メチルパラベン、ビワ抽出物を加え撹拌溶解す
る。つぎにポリビニルアルコールを加え加熱撹拌し、香
fr+を溶解したエタノールを加え撹拌溶解してパック
を得た。
実施例5 頭皮用化粧料 (スカルプトリートメント) (1)ビワ葉1.3−ブチレン グリコール抽出物    0.5 (2)1.3−ブチレンゲリコール      6.5
(3)ポリエチレングリコール1500    5.0
(4)エタノール            5.5(5
)苛性カリ              0.05(6
)精製水             46.9(7)2
−へキシルデシルパルミテート10.0(8)スクワラ
ン            5.0(9)ブチルパラベ
ン          0.2(10)ビタミンC0,
15 (11)香料               0.05
(12)精製水             19.9(
13)カルボキシビニルポリマー     0.2(1
4)ヒアルロン酸ナトリウム      0.05(製
法) (7) (8) (9) (10)と(11)を75℃
で溶解したものを、75℃に保った(1 ) (2) 
(3) (4)と(6)に撹拌しながら添加し、ざらに
、室温で撹拌溶解した(5)(12)と(13)を添加
し、撹拌しながら冷却してスカルプトリートメントを得
た。
実施例6     軟  膏 (1)ビワ葉の50%エタノール抽出物 5.0(2)
ステアリルアルコール      18.0(3)モク
ロウ            20.0(4)ポリオキ
シエチレン(10)モノオレイン酸エステル  0.2
5 (5)グリセリンモノ ステアリン酸エステル  0.25 (6)ワセリン            40.0(7
)精製水             16.5(製法) 精製水を70℃に保ち(水相)。他の成分を70℃にて
混合溶解する(油相)。水相に油相を加え、ホモミキサ
ーで均一に乳化後冷却して軟膏を得た。
(肌荒れ改善効果) 実施例1で得た化粧水とブランク化粧水[ビワ抽出物を
配合しないもの(精製水で置換)1を用いて人体パネル
で肌荒れ改善効果試験を行った。
すなわち、女性健常人(顔面)の皮膚表面形態をミリス
ン樹脂によるレプリカ法を用いて肌のレプリカを取り顕
微鏡(17倍)にて観察する。
皮紋の状態及び角層の剥離状態から表−2に示す基準に
基づいて肌荒れ評価1.2と判断された者(肌荒れパネ
ル)25名を用い、顔面左右半々に、実施例1で得た化
粧水とブランク化粧水を1日1回2週間塗布した。
2週間後、再び上述のレプリカ法にて肌の状態を観察し
、表−2の判定基準に従って評価した。
(以下金白) 結果を表−3に示す。
この結果より、ビワ抽出物配合の化粧水を使用した顔面
部位はブランク化粧水を使用した顔面部位と比較し、顕
著な肌荒れ改善効果が認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る化粧料の皮膚細胞増殖効果を示す
グラフである。 1はコントロールすなわちビワ抽出物を添加していない
ものである。 2はビワ葉をアルコールにて抽出し、得た抽出物を添加
したものである。 3はビワの50%エタノール抽出物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ビワ抽出物を配合することを特徴とする皮膚外用剤。
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