JPS6266118A - エンコ−ダパルス位相補正回路 - Google Patents

エンコ−ダパルス位相補正回路

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JPS6266118A
JPS6266118A JP20612885A JP20612885A JPS6266118A JP S6266118 A JPS6266118 A JP S6266118A JP 20612885 A JP20612885 A JP 20612885A JP 20612885 A JP20612885 A JP 20612885A JP S6266118 A JPS6266118 A JP S6266118A
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JP
Japan
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level
output
flip
pulse
flop
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Pending
Application number
JP20612885A
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English (en)
Inventor
Masao Kume
正夫 久米
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Honda Motor Co Ltd
HTK Engineering Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Honda Engineering Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP20612885A priority Critical patent/JPS6266118A/ja
Publication of JPS6266118A publication Critical patent/JPS6266118A/ja
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  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエンコーダパルス位相補正回路に関し、一層詳
細には、ロークリエンコーダ等から出力された位相の異
なる二つのパルス信号の立ち上がりおよび立ち下がりの
各エツジに対応するパルス信号を前記二つのパルス信号
の位相差に影響されることなく出力することを可能にし
たエンコーダパルス位相補正回路に関する。
従来から、互いに位相の異なる二つのパルス信号を微分
回路に導入することにより、前記パルス信号のエツジに
対応した個々のパルスを発生するエンコーダが各制御シ
ステムにおいて広汎に用いられている。このようなエン
コーダに係るパルスについて第1図のタイムチャートを
参照しながらその動作を説明する。
第1図に示す第1の入力パルス並びに第2の入力パルス
は共に前記エンコーダに入力される基準信号である。そ
こで、第1の微分パルスは前記第1入力パルスを立ち上
がり微分回路に入力することによって得られる出力波形
である。
一方、第2の微分パルスは前記第1入力パルスを立ち下
がり微分回路に導入することによって得られる出力波形
である。さらに、第3の微分パルスは第2入力パルスを
立ち上がり微分回路に導入することによって発生する出
力波形であり、また第4の微分パルスは第2入力パルス
を立ち下がり微分回路に導入することによって得られる
出力波形である。なお、出力パルスは前記第1乃至第4
の微分パルスをオアゲートに入力することによって得ら
れる出力波形である。
この場合、時間t、〜t、において、第1入力パルス並
びに第2入力パルスを導入することにより得られる第1
乃至第4の微分パルスは適度に離間した時点でHレベル
になっている。従って、出力パルスは第1入力パルス並
びに第2入力パルスに含まれる合計4個所のエツジに対
応した四つのHレベル部位を形成している。すなわち、
前記エンコーダは、このように、第1入力パルス並びに
第2入力パルスのエツジに対応した数のHレベル部位を
含む出力パルスを発生させることを目的としており、こ
のためには、第1入力パルスと第2入力パルスとの位相
差を好適に制御して、各エツジが適切な時間間隔で現れ
るようにしておくことが望ましい。
然しなから、一般的にパルスを発生させる際には温度ド
リフト等に起因して入力パルスの位相がずれることがあ
る。そこで、第1図の時刻も、以降において、前記のよ
うな事由により、第1入力パルスと第2入力パルスとの
位相差が不適当となった状態を示し、この場合、次に述
べるような不都合を露呈する。
すなわち、時間t、〜tllにおいて、第1入力パルス
と第2入力パルスとの位相差は比較的小さい。このため
、第1微分パルスおよび第3微分パルスの夫々のHレベ
ル部位は連続して出力パルスに現れ、また、第2微分パ
ルスおよび第4微分パルスのHレベル部位も時刻む、か
ら連続して出力されるため、時刻も、以前に示すような
四つに分離したHレベル部位からなる出力パルスを形成
することが不可能となっている。
さらに、時刻t、以降に示す第1入力パルスと第2入力
パルスとは位相差がなくなり同期している状態である。
この場合、第1微分パルスおよび第3微分パルスのHレ
ベル部位が重なり、同様に、第2微分パルスおよびと第
4微分パルスのHレベル部位が重なるため、時刻t、以
降の出力パルスは、図に示すように、二つのHレベル部
位からなる波形となり、四つのエツジに対応した四つの
Hレベル部位からなる出力パルスは得られていない。
すなわち、従来のエンコーダでは入力される二つのパル
スの位相差が所定範囲以上変化した場合に、二つの入力
パルスの各エツジに対応した数のHレベIし部位を存す
る出力パルスを発生することが出来ず、所望の分解能を
達成することが不可能であるという欠点を露呈している
さらにまた、入力パルスのパルス幅が変化してエツジが
互いに時間的に接近した場合にも所望の数のHレベル部
位を有する出力パルスを発生することが出来ないという
難点が指摘されているう そこで、本発明者は鋭意考究並びに工夫を重ねた結果、
二つの入力パルスの各エツジに対応してHレベル信号を
出力するための4系統の単安定マルチバイブレータ回路
を用意し、いずれか一つの単安定マルチバイブレータ回
路からHレベル信号が出力された時には他の単安定マル
チバイブレータ回路からのHレベル信号の出力を好適に
遅延させる出力制御機構をエンコーダの回路内に付設す
れば、前記入力パルスのパルス幅あるいは位相が変化し
た場合であっても入力パルスのエツジに対応する数のH
レベルを有する出力パルスを発生することが出来、前記
の不都合が一掃されることが判った。
従って、本発明の目的は入力パルスのパルス幅または位
相が変化した場合であっても、確実に入力パルスのエツ
ジ数に対応する数のHレベルを有する出力パルスを発生
することが可能な、すなわち、優れた分解能を有するエ
ンコーダパルス位相補正回路を提供するにある。
前記の目的を達成するために、本発明は第1の入力パル
ス信号と高速クロックパルス信号とが供給されると共に
前記第1入力パルス信号の一方のエツジに対応したレベ
ル信号を前記高速クロックパルスに同期して出力する第
1の単安定マルチバイブレータ回路と、前記第1入力パ
ルス信号および高速クロックパルス信号が供給されると
共に前記第1入力パルス信号の一方のエツジの反転信号
に対応したレベル信号を前記高速クロックパルス信号に
同期して出力する第2の単安定マルチバイブレータ回路
と、第2の入力パルス信号と前記高速クロックパルス信
号とが供給されると共に前記第2入力パルス信号の一方
のエツジに対応したレベル信号を前記高速クロックパル
ス信号に同期して出力する第3の単安定マルチバイブレ
ータ回路と、前記第2入力パルス信号および高速クロッ
クパルス信号が供給されると共に前記第2入力バルス信
号の一方のエツジの反転信号に対応したレベル信号を前
記高速クロックパルス信号に同期して出力する第4の単
安定マルチハイブレーク回路と、前記第1乃至第4の単
安定マルチバイブし・−タ回路の中いずれか一つの単安
定マルチハイブレーク回路から所定のレベル信号が出力
されている時、前記レベル信号と他の単安定マルチバイ
ブレータ回路から出力される所定のレベル信号とが時間
的に重複せず且つ連続しないように出力するための出力
制御機構とを備えることを特徴とする。
次に、本発明に係るエンコーダパルス位相補正回路につ
いて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
第2図は本発明に係るエンコーダパルス位相補正回路の
構成を示す回路図であり、このエンコータパルス位相補
正回路はDフリップフロップ11乃至18、ナンドゲー
ト21乃至24、インバータ26乃至28およびオアゲ
ート30を含む。
図において、参照符号31並びに32は当該回路の入力
端子を示し、入力端子31からの信号線はその途上で分
岐して一方がDフリソプフ口ソブ11のクロック入力端
子に接続され、他方はインバータ26を介してDフリッ
プフロップ13のクロック入力端子に接続される。なお
、前記の両クロック入力端子および後述する全てのクロ
ック入力端子はポジティブエツジトリガ形である。
入力端子32からの信号線は、前記と同様に、二つに分
岐し、その一方はDフリップフロップ15のクロック入
力端子に接続され、他方はインバータ27を介してDフ
リップフロップ17のクロック入力端子に接続される。
この場合、Dフリップフロップ11.13.15.17
の各り入力端子にはHレベル信号が入力されるよう構成
しておく。
そこで、Dフリップフロップ11のζ出力端子はDフリ
ップフロップ12のD入力端子に接続され、以下同様に
、Dフリップフロップ13.15.17の各ζ出力端子
はDフリップフロップ14.16.18の各り入力端子
に接続される。
一方、高速クロックパルス信号が供給される入力端子3
3にはDフリップフロップ16および18のクロ7り入
力端子が接続され、さらに、前記入力端子33にはイン
バータ2日を介してDフリ・ノブフロップ12および1
4のクロック入力端子が接続される。
Dフリップフロップ12.14.16および18の夫々
のζ出力端子はオアゲート30の各入力端子に接続され
、オアゲート30の出力側には当該回路の出力パルスが
導出される出力端子34が設けられる。Dフリップフロ
ップ12のζ出力端子はナンドゲート21の一方の入力
端子に接続されると共にDフリップフロップ11のクリ
ア入力端子に接続される。これと同様に、Dフリップフ
ロップ14.16.18の夫々のζ出力端子はナンドゲ
ート22乃至24における一方の入力端子に接続される
と共にDフリップフロップ13.15.17の各クリア
入力端子に接続される。この場合、前記および後述のク
リア入力端子は全てL能動型のクリア入力端子である。
すなわち、Dフリップフロップ12.14.16.18
のQ出力がHレベルになる際にはDフリップフロップ1
1.13.15.17のQ出力がクリアされる構成であ
る。さらに、ナンドゲート21乃至24における他方の
入力端子は全てオアゲート30の出力側に接続され、ま
た、各ナンドゲート21乃至24の出力側は個々のDフ
リップフロップ12.14.16.18のクリア入力端
子に接続される。
この場合、Dフリップフロップ11.12によって一つ
の単安定マルチバイブレータ回路が構成されており、D
フリップフロップ13.14、Dフリップフロップ15
.16、Dフリップフロップ17.18も個々の単安定
マルチバイブレータ回路を構成している。また、ナンド
ゲート21乃至24は当該エンコーダパルス位相補正回
路における分解能を高めるための出力制御機構を構成す
るものである。
本発明に係るエンコーダパルス位相補正回路は基本的に
は以上のように構成されるものであり、次にその作用並
びに効果について説明する。
そこで、先ず、第3図に示す当該回路の動作に係るフロ
ーチャートを参照しながら概略的な作用について説明す
れば以下の通りである。なお、この場合、Dフリップフ
ロップ11.13.15.17を初段Dフリップフロッ
プと称し、残余のDフリップフロップ12.14.16
.18を次段Dフリップフロップと称する。
ここで、第2図の入力端子31には第1の入力パルス信
号を供給し、入力端子32には第2の入力パルス信号を
供給する。さらに、入力端子33には比較的繰り返し周
期の短い高速クロックパルス信号を供給する。これによ
り、初段Dフリップフロップ11.13.15.17の
少なくとも一つのクロック入力端子に立ち上がり信号が
入力された場合(STPI)、その立ち上がり信号が入
力されたDフリツプフロツプのQ出力はHレベルになる
(SrF2)。そして、オアゲート30の出力がLレベ
ルであり (SrF2)、さらに、ステップ2によって
Hレベル信号が入力された次段Dフリップフロップのク
ロック入力端子に立ち上がり信号が入力されれば(Sr
F4)、当該次段DフリップフロップのQ出力がHレベ
ルとなる(SrF5)。なお、ステップ3において、オ
アゲート30の出力がHレベルの時は、そのHレベル信
号を発生している次段Dフリフプフロソブ以外の次段D
フリップフロップのこ端子に接続された各ナンドゲート
への二つの入力はHレベルとなるため、各ナンドゲート
はそのゲートを開きLレベル信号を発生する。この結果
、前記Lレベル信号がクリア入力端子に導入された次段
Dフリップフロップはクリアされる。このため、その次
段Dフリップフロップのクロック入力端子に供給される
立ち上がり信号に関係なく当該次段Dフリップフロップ
のQ出力はLレベルを維持する。これによって、時間的
に重なるHレベル信号をオアゲート30側へ出力するこ
とが防止されている。また、ステップ5が実行された時
は、前記のように、ζ出力がLレベルとなるために初段
Dフリップフロップもクリアされ、この初段Dフリップ
フロップのQ出力がLレベルになる(SrF6)。次い
で、Hレベル信号を出力していた次段Dフリップフロッ
プのクロック入力端子に立ち上がり信号が入力されれば
(SrF2)、予め、ステップ6によって次段Dフリッ
プフロップのD入力端子への入力がLレベルになってい
るために、前記次段DフリップフロップのQ出力がLレ
ベルになる(SrF2)。そして、ステップ8に続いて
はステップ1からの動作が再び実行される。
本実施例のエンコーダパルス位相補正回路における基本
的な動作は以上のように行われ、次に、第4図のタイム
チャートに基づいてその動作をさらに詳細に説明する。
第4図において示す高速クロックパルスは入力端子33
から入力される信号波形であり、第1入力パルスは入力
端子31から入力される信号波形、第2入力パルスは入
力端子32から入力される信号波形である。この場合、
時間t11〜tz’rにおいて、第1入力パルスと第2
入力パルスとの位相差は従来のエンコーダによっても所
望の数のHレベルを有する出力パルスを発生することが
出来る範囲内の値であり、時刻t24以降の前記位相差
は温度ドリフト等により位相差がずれ、所望の範囲外の
値となっている。然しなから、本実施例のエンコーダパ
ルス位相補正回路では、図に示すオアゲート30の出力
パルスに含まれるHレベルの数を第1および第2の入力
パルスのエツジ数と比較することによって容易に諒解出
来るように、時刻tZ4以隆においても所望の分解能を
得ることが可能である。
なお、以下の説明において、Dフリップフロップ11の
Q出力パルスをP、とし、以下同様に、Dフリップフロ
ップ12乃至18の夫々のQ出力パルスをP2乃至P8
と表記する。
先ず、時刻t11においては、第1入力パルスと第2入
力パルスとは共にLレベルであり、これによってP+ 
、P3 、Ps 、p、もLレベルであり、さらにまた
、Pg 、P−、P6 、PsもLレベルである。
時刻t1□において、第1入力パルスが立ち上がり、す
なわち、Dフリップフロップ11のクロック入力が立ち
上がるため、これによってPlがHレベルになる。
次に、時刻t■において、高速クロックパルスが立ち下
がり、その立ち下がり信号がインバータ28によって反
転されるため、Dフリップフロップ12のクロック入力
は立ち上がる。これによって、PzがHレベルになり、
この時、Dフリップフロップ120こ出力がLレベルに
なり、そのLレベル信号はクリア入力としてDフリップ
フロップ11に導入されるためP、がLレベルになる。
また、P2がHレベルになることによりオアゲート30
の出力パルスはHレベルになる。
時刻t14においては、高速クロックパルスの立ち下が
りに伴って、DフリップフロップI2のクロック入力端
子に立ち上がり信号が入力され、また、この時、Plは
Lレベルであるため、P2がLレベルになる。この結果
、オアゲート30の出力パルスもLレベルになる。
第2入力パルスが時刻t’sの時点で立ち上がることに
よりDフリップフロップ15がトリガされるため、P、
がHレベルになる。
時刻jl&において、高速クロックパルスが立ち上がる
ことにより、Dフリップフロップ16のクロック入力端
子は立ち上がり信号を受けるため、P6がHレベルにな
る。この時、Dフリップフロップ16のこ出力がLレベ
ルになるため、これによってDフリップフロップ15の
ζ出力がクリアされP、が■、レベルになる。なお、P
がHレベルになることにより、オアゲート30の出力側
がHレベルになることは勿論である。
次に、時刻tlにおいて、高速クロックパルスが立ち上
がることにより、Dフリップフロップ16がトリガされ
、この時、P、がLレベルであるため、P6並びにオア
ゲート30の出ノJもLレベルになる。
第1入力パルスが時刻tl11において立ち下がり、そ
の立ち下がり信号はインバータ26によって反転されて
Dフリップフロップ13のクロック入力端子に供給され
るため、P3がHレベルになる。
時刻t19において、高速クロックパルスが立ち下がる
ため、インバータ28によって反転された結果生ずる立
ち上がり信号をDフリップフロップ14のクロック入力
端子が受けて、この時、P3がHレベルであるため、こ
れに応じてP4がHレベルになり、オアゲート30の出
力もHレベルになる。また、その際、Dフリップフロッ
プ14のこ出力がLレベルになるため、Dフリップフロ
ップ13がクリア入力を受け、この結果、P3がLレベ
ルになる。
時刻tzoにおいて、高速クロックパルスの立ち下がり
に伴い、トリガされたDフリップフロップ14はD入力
端子にLレベル信号を受けているために、P4がLレベ
ルとなり、さらに、オアゲート30の出力がLレベルに
なる。
第2入力パルスが時刻tz+において立ち下がり、その
立ち下がり信号はインバータ27によって反転されるた
め、Dフリップフロップ17のクロック入力端子に立ち
上がり信号が入力される。
この結果、P7がHレベルになる。
時刻t2□における高速クロックパルスの立ち上がり信
号に伴ってDフリップフロップ18がトリガされるため
、P8がHレベルとなり、逆に、Dフリップフロップ1
8のζ出力がLレベルになることによってpvのHレベ
ル状態がクリアされる。また、P8がHレベルになるこ
とにより、オアゲート30の出力もHレベルになる。
時刻tz3の時点で、D入力端子にLレベル信号を受け
ているDフリップフロップ1日は高速クロックパルスの
立ち上がり信号によってトリガされるためにP8がLレ
ベルになり、オアゲート30の出力も15レベルになる
このように、時間tll〜tz3における第1入力パル
ス並びに第2入力パルスに含まれる四つのエツジに対応
した四つのHレベル部位を有する出力パルスがオアゲー
ト30を介して出力される。
次に、第1入力パルス並びに第2入力パルスに含まれて
いるエツジが時間的に接近している場合(時間tza〜
’−xs’)  について説明する。
第1入力パルスが時刻124において立ち上がることに
よりDフリップフロップ11がトリガされてP、がHレ
ベルになる。
時刻ム25における高速クロックパルスの立ち下がり信
号はインバータ28によって反転され、これによりDフ
リップフロップ12がトリガされてP2およびオアゲー
ト30の出力がHレベルになる。その際、Dフリップフ
ロップ12のこ出力がLレベルになるため、Dフリップ
フロップ11のζ出力がクリアされてP、がしレベルに
なる。
また、これと同じ時刻t’sにおいて、第2入力パルス
が立ち上がっており、これに伴ってP。
がHレベルになる。なお、この時、オアゲート30の出
力およびDフリップフロップ14.16.18のこ出力
は全てHレベルであるため、ナンドゲート22.23.
24からの出力はLレベルである。
すなわち、この状態ではDフリップフロップ14.16
、、18にクリアがかかっている。従って、時刻tz6
における高速クロックパルスの立ち上がりに伴いDフリ
ップフロ・ノブ16のクロック入力端子に立ち」二かり
信号が供給されてもDフリップフロップ16はトリガさ
れない。このため、時刻t26においてはP6はLレベ
ルであり、P5はHレベルを維持する。
時刻txtにおける高速クロックパルスの立ち下がりに
伴ってDフリップフロップ12がトリガされ、この時、
P、はLレベルであるためP2がLレベルになり、オア
ゲート30の出力もLレベルになる。
次いで、時刻t211においては、前述の時刻t16の
場合と同様であり、高速クロックパルスが立ち上がるた
め、これに伴ってP、がHレベルになり、これと同時に
Dフリップフロップ16のζ出力がLレベルになるため
、P、がLレベルになる。なお、P、がHレベルになる
ことにより、オアゲート30の出力もHレベルになる。
こうして、時間tzt〜tzllにおいて、高速クロッ
クパルスの1ノ2周期に相当するLレベル部位がオアゲ
ート30の出力パルスに現れる。
そして、時刻tzqにおいては、前述した時刻tl’7
と同様に、高速クロックパルスの立ち上がりに伴い、P
6並びにオアゲート30の出力パルスがLレベルになる
。この場合、時間t’s〜tzqにおけるオアゲート3
0の出力パルスは完全に分離した二つのHレベルを形成
している。これは同期信号としてDフリップフロップ1
6.18に供給する高速クロックパルス信号をインバー
タ28を介してDフリップフロップ12.14に供給し
ているためである。すなわち、第1入力パルスのエツジ
に対応したHレベル信号を発生する第1および第2の単
安定マルチハイブレーク回路に供給する高速クロックパ
ルスと第2入力パルスのエツジに対応したHレベル信号
を発生する第3および第4の単安定マルチバイブレータ
回路に供給する高速クロックパルス信号とが1/2周期
分の位相差を有するように構成しているため、前記二つ
のHレベルは連続しない。
第1入力パルスは時刻t、。において立ち下がっており
、この時の各パルスの変化状態は前述の時刻teaの場
合と同様であり、P、がHレベルになる。
次の時刻t31においては、高速クロックパルス並びに
第2入力パルスが共に立ち下がっている。この時の高速
クロックパルスの立ち下がりに伴い、Dフリップフロッ
プ14がトリガされ、P4並びにオアゲート30の出力
がHレベルになる。また、この時、Dフリップフロップ
14のζ出力によりDフリップフロップ13にクリアが
かかるため、P3がLレベルになる。さらにまた、第2
入力パルスの立ち下がり信号によってDフリップフロッ
プ17がトリガされるためP7がHレベルになる。なお
、この時、オアゲート30の出力並びにDフリップフロ
ップ12.16.18のζ出力がHレベルであるため、
ナンドゲート21.23.24からの出力はLレベルで
あり、これによってDフリップフロップ12.16.1
8にクリアがかかっている。従って、次の時刻t3□に
おいて、高速クロックパルスの立ち上がり信号がDフリ
ップフロップ18のクロック入力端子に入力された場合
であってもPIlはHレベルにならず、また、P、がL
レベルになることもない。
時刻t3’Jにおいて、高速クロックパルスが立ち下が
ることによりDフリップフロップ14のクロック入力端
子に立ち上がり信号が入力されるため、P4がLレベル
になる。これに伴い、オアゲート30の出力がLレベル
になり、この結果、ナンドゲート21.23.24の出
力がHレベルになり、従って、Dフリップフロップ18
にクリアがかかっている状態は解除される。
そこで、時刻t、4において、高速クロックパルスが立
ち上がることによりDフリップフロップ18がトリガさ
れ、pHがHレベルになる。その際、Dフリップフロッ
プ18のζ出力がHレベルとなり、この結果、Dフリッ
プフロップ17にクリア入力が供給されるため、P7が
Lレベルになる。すなわち、本実施例のように、ナンド
ゲート24等からなる出力制御機構を設けることにより
、第1入力パルスの立ち下がりに対して第2入力パルス
が僅かに遅れて立ち下がった場合には、P7の立ち下が
りが高速クロックパルスの1周期分だけ遅れるという機
能が達成されている。なお、時刻tj4において、前記
のようにP8が立ち上がることにより、当然、オアゲー
ト30の出力パルスも立ち上がり、時間t33〜t34
におけるオアゲート30の出力パルスのLレベルは高速
クロックパルスの172周期に相当する。
時刻tisにおける各パルスの変化状態は時刻tzzの
場合と同様であり、高速クロックパルスの立ち上がりに
伴ってP8がLレベルになり、さらに、オアゲート30
の出力パルスもLレベルになる。すなわち、時間t 、
ll ”” t 3Sにおけるオアゲート30の出力パ
ルスは二つのHレベルを有する。
以上のように、時間t24〜t3sにおいて、第1入力
パルス並びに第2入力パルスに含まれる四つのエツジに
対応した四つのHレベルからなるオアゲート30の出力
パルスが得られている。
このように、本実施例のエンコーダパルス位相補正回路
によれば、第1入力パルスおよび第2入力パルスの夫々
の立ち上がりまたは立ち下がりのエツジが互いに比較的
接近した時点で発生した場合であっても、前記エツジに
対応した数のHレベル部位からなる出力パルスを確実に
出力することが出来る。
次に、時刻tff&以降において示すように、第1入力
パルスと第2入力パルスのエツジが時間的に重なる場合
について説明する。
時刻t36において、第1入力パルスと第2入力パルス
とは共に立ち上がっており、これに伴ってPl並びにP
、がHレベルになる。
これに続く時刻t3?においては、時刻t16の場合と
同様に、高速クロックパルスの立ち上がり信号に伴って
P、がHレベルになり、また、Dフリップフロラ、プ1
5にクリアがかかることによりP、がLレベルになる。
この時、オアゲート30の出力はHレベルになり、この
結果、ナンドゲート21.22.24への入力は全てH
レベルであるため、Dフリップフロップ12.14.1
8にはクリアがかかっている。従って、時刻t3gにお
いて、Dフリップフロップ12のクロック入力端子に立
ち上がり信号が入力されてもDフリップフロップ12が
トリガされることはない。
時刻t39において、高速クロックパルスが立ち上がる
ことによりDフリップフロン116がトリガされ、P6
がLレベルになりオアゲート30の出力もLレベルにな
る。そして、オアゲート30の出力がLレベルになるこ
とにより、Dフリップフロップ12.14.18にクリ
アがかかった状態は解除される。
時刻t4゜における高速クロックパルスの立ち下がりに
伴いDフリップフロップ12がトリガされ、この結果、
P2およびオアゲート30の出力がHレベルになり、ま
た、Dフリップフロップ12のこ出力がLレベルになる
ことによってPlがLレベルになる。
時刻t41においては、高速クロックパルスの立ち下が
りに伴ってDフリップフロップ12がトリガされ、この
時、PlがLレベルであるためP2もLレベルになる。
このようにして、時間t:l?〜t41におけるオアゲ
ート30の出力パルスは入力された二つのエツジに対応
した二つのHレベル部位を有する波形となる。
第1入力パルス並びに第2入力パルスは時刻t4□にお
いて共に立ち下がっており、これに伴ってP、並びにP
7がHレベルになる。
時刻t4Jにおいて、高速クロックパルスが立ち上がる
ことによりP8がHレベルになり、これと同時にDフリ
ップフロップ17にクリアがかかるためP7がLレベル
になる。さらに、この時、オアゲート30の出力がHレ
ベルになり、また、Dフリップフロップ12.14.1
6のこ出力がHレベルになるため、ナンドゲート21乃
至23からDフリップフロップ12.14.16の各ク
リア入力端子にクリア入力が供給されることになる。
従って、時刻taaにおける高速クロックパルスの立ち
下がりに伴い、Dフリップフロップ14のクロック入力
端子に立ち上がり信号が入力されるが、クリアがかかっ
ているためDフリップフロップ14がトリガされること
はない。
時刻t4sにおいて、高速クロックパルスが立ち上がる
ことによりDフリップフロップ18がトリガされてP、
がHレベルになると共に、Dフリップフロップ17にク
リアがかかるためP、がLレベルになる。この時、オア
ゲート30の出力がLレベルになるため、ナンドゲート
21乃至23の出力がHレベルになり、この結果、Dフ
リップフロップ12.14.16にクリアがかかった状
態は解除される。
そこで、時刻tabにおける高速クロックパルスの立ち
下がりに伴い、Dフリップフロップ14がトリガされて
P、およびオアゲート30の出力がHレベルとなり、そ
の際、P、がLレベルになる。
時刻t47においては、高速クロックパルスが立ち下が
ることによりP4がLレベルになり、オアゲート30の
出力もLレベルになる。
このように、第1入力パルス並びに第2入力パルスの各
立ち下がり信号が時間的に重なった場合であっても、時
間t42〜t4?において示すように、二つの立ち下が
り信号に対応した二つのHレベル部位からなる出力パル
スがオアゲート30を介して出力される。
本発明によれば、以上のように二つのDフリップフロッ
プからなる各単安定マルチバイブレータ回路の出力側の
Dフリップフロップにナンドゲートを含む出力制御機構
を設け、その出力制御機構においては一つの単安定マル
チバイブレータ回路からHレベル信号が出力されている
時に他の単安定マルチバイブレータ回路からのHレベル
信号の出力を所定時間遅らせて出力するよう構成してい
るため、第1入力パルスと第2入力パルスのエツジが時
間的に同一または比較的近いタイミングで発生した場合
であっても、前記エツジに対応した数のHレベル部位を
有する出力パルスを時間差をもって確実に発生すること
が可能であるという効果が得られる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るエンコーダの説明に供するタイ
ムチャート、第2図は本発明に係るエンコーダパルス位
相補正回路の構成を示す回路図、第3図は第2図のエン
コーダパルス位相補正回路における動作の流れを示すフ
ローチャート、第4図は第2図のエンコーダパルス位相
補正回路の説明に供するタイムチャートである。 11〜18・・・Dフリップフロップ 21〜24・・・ナンドゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の入力パルス信号と高速クロックパルス信号
    とが供給されると共に、前記第1入力パルス信号の一方
    のエッジに対応したレベル信号を前記高速クロックパル
    スに同期して出力する第1の単安定マルチバイブレータ
    回路と;前記第1入力パルス信号および高速クロックパ
    ルス信号が供給されると共に、前記第1入力パルス信号
    の一方のエッジの反転信号に対応したレベル信号を前記
    高速クロックパルス信号に同期して出力する第2の単安
    定マルチバイブレータ回路と;第2の入力パルス信号と
    前記高速クロックパルス信号とが供給されると共に、前
    記第2入力パルス信号の一方のエッジに対応したレベル
    信号を前記高速クロックパルス信号に同期して出力する
    第3の単安定マルチバイブレータ回路と;前記第2入力
    パルス信号および高速クロックパルス信号が供給される
    と共に、前記第2入力パルス信号の一方のエッジの反転
    信号に対応したレベル信号を前記高速クロックパルス信
    号に同期して出力する第4の単安定マルチバイブレータ
    回路と;前記第1乃至第4の単安定マルチバイブレータ
    回路の中、いずれか一つの単安定マルチバイブレータ回
    路から所定のレベル信号が出力されている時、前記レベ
    ル信号と他の単安定マルチバイブレータ回路から出力さ
    れる所定のレベル信号とが時間的に重複せず且つ連続し
    ないように出力するための出力制御機構とを備えること
    を特徴とするエンコーダパルス位相補正回路。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の回路において、第1
    乃至第4の単安定マルチバイブレータ回路は、夫々初段
    と次段の一組のDフリップフロップ回路からなり、第1
    入力パルス信号は第1単安定マルチバイブレータ回路の
    初段のDフリップフロップのクロック入力端子に導入さ
    れると共に、反転して第2単安定マルチバイブレータ回
    路の初段のDフリップフロップのクロック入力端子に導
    入され、一方、第2入力パルス信号は第3単安定マルチ
    バイブレータ回路の初段のDフリップフロップのクロッ
    ク入力端子に導入されると共に、反転して第4単安定マ
    ルチバイブレータ回路の初段のDフリップフロップに導
    入されるよう構成してなるエンコーダパルス位相補正回
    路。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載の回路において、出力
    制御機構は第1乃至第4の単安定マルチバイブレータ回
    路を構成する次段のDフリップフロップのQ端子に接続
    されるオアゲートの回路と、前記Dフリップフロップの
    @Q@端子に一方の入力端子が接続され、オアゲート回
    路の出力端子に他方の入力端子が接続され、且つ当該D
    フリップフロップのクリア端子に出力信号を送給するナ
    ンドゲート回路を含むエンコーダパルス位相補正回路。
JP20612885A 1985-09-18 1985-09-18 エンコ−ダパルス位相補正回路 Pending JPS6266118A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939708A (ja) * 1972-08-25 1974-04-13
JPS59190617A (ja) * 1983-04-13 1984-10-29 Hitachi Ltd 回転数検出装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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