JPS6264807A - 高重合度ポリビニルアルコ−ルの製造法 - Google Patents
高重合度ポリビニルアルコ−ルの製造法Info
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- JPS6264807A JPS6264807A JP20353285A JP20353285A JPS6264807A JP S6264807 A JPS6264807 A JP S6264807A JP 20353285 A JP20353285 A JP 20353285A JP 20353285 A JP20353285 A JP 20353285A JP S6264807 A JPS6264807 A JP S6264807A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は高重合度ポリビニルアルコールの製造法、特に
酢酸ビニルモノマーの光重合において。
酢酸ビニルモノマーの光重合において。
特定のアシルホスホネート化合物を光開始剤とする高重
合度ポリビニルアルコールの製造法に関する。
合度ポリビニルアルコールの製造法に関する。
[従来技術]
従来、ポリビニルアルコール(以下、PVAという)は
高融点、高結晶性ポリマーである上、優れた機械的性能
を有するため、フィルム、繊維。
高融点、高結晶性ポリマーである上、優れた機械的性能
を有するため、フィルム、繊維。
接着剤、ザイジング剤、成形品等、広い分野に用いられ
ている。かかるPVAは、重合度として約1000〜2
000までのものが一般的であり、工業的な製造手段を
もっては高々重合度3000程度のポリマーを得るのが
限度であった。ところが近年に至り、高重合度ポリマー
の有する機械的特性や耐熱性等が注目され、PVAに関
しても高重合度化の検問が行なわれるようになってきた
。
ている。かかるPVAは、重合度として約1000〜2
000までのものが一般的であり、工業的な製造手段を
もっては高々重合度3000程度のポリマーを得るのが
限度であった。ところが近年に至り、高重合度ポリマー
の有する機械的特性や耐熱性等が注目され、PVAに関
しても高重合度化の検問が行なわれるようになってきた
。
一般に、高重合度PVAを得るには重合温度を低くし、
PVAに転換する前のポリ酢酸ビニルの分校を可及的に
抑制することが必要であり、このため低温で酢酸ビニル
に対し重合開始能力を有する重合開始剤系の検討が種々
なされている。
PVAに転換する前のポリ酢酸ビニルの分校を可及的に
抑制することが必要であり、このため低温で酢酸ビニル
に対し重合開始能力を有する重合開始剤系の検討が種々
なされている。
例えば、特公昭35−17848号公報には30℃の温
度下で酢酸第二水銀を光開始剤として酢酸ビニルの光重
合を行なうと2重合度4800のPVAが得られること
が示されている。しかしながら、この方法で1qられる
PVAの重合度は高々5000程度である上、開始剤と
して酢酸水銀の如き有機水銀化合物を用いる限り、環境
衛生上の問題は避Cノられず、工業的#A造法としては
好ましくない。
度下で酢酸第二水銀を光開始剤として酢酸ビニルの光重
合を行なうと2重合度4800のPVAが得られること
が示されている。しかしながら、この方法で1qられる
PVAの重合度は高々5000程度である上、開始剤と
して酢酸水銀の如き有機水銀化合物を用いる限り、環境
衛生上の問題は避Cノられず、工業的#A造法としては
好ましくない。
また最近に至って、USP、4=163138号公報に
は一30’C以下の低温において、α、α゛−アゾビス
イソブチロニトリルを光開始剤として酢酸ビニルの紫外
線重合を行なうと、重合度12000〜17000程度
の高重合度PVAが得られることが示されている。しか
しながら、この方法では開始剤であるα、α°−アゾビ
スイソブチロニトリルの低温下にお(プる酢酸ビニルに
対する付加速度が極めて遅いため、10〜15%の重合
率に達するのに90時間以上の長時間を必要とし、工業
的には全く不適当である。
は一30’C以下の低温において、α、α゛−アゾビス
イソブチロニトリルを光開始剤として酢酸ビニルの紫外
線重合を行なうと、重合度12000〜17000程度
の高重合度PVAが得られることが示されている。しか
しながら、この方法では開始剤であるα、α°−アゾビ
スイソブチロニトリルの低温下にお(プる酢酸ビニルに
対する付加速度が極めて遅いため、10〜15%の重合
率に達するのに90時間以上の長時間を必要とし、工業
的には全く不適当である。
E本発明が解決しようとする問題点コ
本発明の目的はPVAにおける従来技術の欠点に鑑み、
酢酸ビニルの低温光重合において、得られるPVAの高
重合度化、および重合時間を短縮化し、工業的に有利、
かつ高品質のPVAを提供するにある。
酢酸ビニルの低温光重合において、得られるPVAの高
重合度化、および重合時間を短縮化し、工業的に有利、
かつ高品質のPVAを提供するにある。
また他の目的は酢酸ビニルの低温光重合において、PV
Aの高重合度化、および重合時間の短縮化を図るべき新
規な光開始剤を提供するにある。
Aの高重合度化、および重合時間の短縮化を図るべき新
規な光開始剤を提供するにある。
ざらに仙の目的は機械的特性、耐熱性、白度。
耐水性等の優れたPVAを提供するにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明の上記目的は、酢酸ヒニルモノマーを重合温度が
30℃以下の低温において、下記一般式式中、R1はア
ルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロア
ルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、またはジ
アルキルアミノ基であり、R2,R3はアルキル基。
30℃以下の低温において、下記一般式式中、R1はア
ルキル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロア
ルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、またはジ
アルキルアミノ基であり、R2,R3はアルキル基。
シクロアルキル基、またはアリール基であり、R2とR
3は同一でも異なってもよく、あるいはR2とR3は相
互に結合して1個の環を形成していてもよい。
3は同一でも異なってもよく、あるいはR2とR3は相
互に結合して1個の環を形成していてもよい。
で示されるアシルホスホネート化合物を光開始剤として
用い、紫外線を照射して重合を行なわせ、得られたポリ
酢酸ビニルを常法により鹸化してポリビニルアルコール
に変換せしめることを特徴とする高重合度ポリビニルア
ルコールの製造法によって達成できる。
用い、紫外線を照射して重合を行なわせ、得られたポリ
酢酸ビニルを常法により鹸化してポリビニルアルコール
に変換せしめることを特徴とする高重合度ポリビニルア
ルコールの製造法によって達成できる。
本発明における光開始剤であるアシルホスホネート化合
物は、下記(1)式で示される△rbuzOb反応によ
り、対応するアシルクロライドとホスファイトから容易
に合成され、 (以下、余白) ・・・・・・・・・・・・(1) このアシルホスホネート化合物に紫外線を照射すると、
下記(2)式の如くアシルラジカルとホスホネートラジ
カルに開裂する。
物は、下記(1)式で示される△rbuzOb反応によ
り、対応するアシルクロライドとホスファイトから容易
に合成され、 (以下、余白) ・・・・・・・・・・・・(1) このアシルホスホネート化合物に紫外線を照射すると、
下記(2)式の如くアシルラジカルとホスホネートラジ
カルに開裂する。
(2)式におけるホスホネートラジカルはR20゜R3
0両置換基による電子供与効果に基づき、リン原子上の
電子密度が極めて高くなっているため、優れた重合開始
能を有するものと考えられる。
0両置換基による電子供与効果に基づき、リン原子上の
電子密度が極めて高くなっているため、優れた重合開始
能を有するものと考えられる。
本発明におけるアシルホスホネート化合物の置換基R1
,R2,R3に関して、さらに詳細に説明すると、 先ず、置換基R1は酢酸ビニルや重合溶媒に対する溶解
性、紫外線に対する反応性の点でアルキル基、好ましく
は炭素数1〜8の直鎖状、あるいは分校状のアルキル基
、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル%、 n−ブチル基。
,R2,R3に関して、さらに詳細に説明すると、 先ず、置換基R1は酢酸ビニルや重合溶媒に対する溶解
性、紫外線に対する反応性の点でアルキル基、好ましく
は炭素数1〜8の直鎖状、あるいは分校状のアルキル基
、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル%、 n−ブチル基。
5ec−ブチル基、t−ブチルM、 n−ペンチル基、
ネオペンチル基、n−ヘキシル基、またはアルコキシ基
、好ましくは炭素数1〜8の直鎖状、あるいは分校状の
アルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、 5
ec−ブトキシ1. t−ブトキシ基、n−ペントキシ
基、ネオペントキシ基、またはシクロアルキル基、好ま
しくは炭素数3〜9のシクロアルキル基、例えばシクロ
プ日ピル基、シクロブチル基。
ネオペンチル基、n−ヘキシル基、またはアルコキシ基
、好ましくは炭素数1〜8の直鎖状、あるいは分校状の
アルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、 5
ec−ブトキシ1. t−ブトキシ基、n−ペントキシ
基、ネオペントキシ基、またはシクロアルキル基、好ま
しくは炭素数3〜9のシクロアルキル基、例えばシクロ
プ日ピル基、シクロブチル基。
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチルシク
ロヘキシルL 2,6−シメチルシクロヘキシル基、
2,4.6−ドリメチルシクロヘキシル基、シフ日オク
チル基、またはシクロアルコキシ基、好ましくは炭素数
3〜9のシクロアルコキシ基、例えばシクロプロポキシ
基、シフロブ1〜キシ基、シクロペントキシ基、シクロ
ヘキサノキシ基、 2,4.6−ドリメチルシクロヘキ
ザノキシ基、またはアリール基1例えばフェニル基、ナ
フチル基、アルキル置換フェニル基、アルコキシ置換フ
ェニル基、ハロゲン置換フェニル基、またはアリールオ
キシ基。
ロヘキシルL 2,6−シメチルシクロヘキシル基、
2,4.6−ドリメチルシクロヘキシル基、シフ日オク
チル基、またはシクロアルコキシ基、好ましくは炭素数
3〜9のシクロアルコキシ基、例えばシクロプロポキシ
基、シフロブ1〜キシ基、シクロペントキシ基、シクロ
ヘキサノキシ基、 2,4.6−ドリメチルシクロヘキ
ザノキシ基、またはアリール基1例えばフェニル基、ナ
フチル基、アルキル置換フェニル基、アルコキシ置換フ
ェニル基、ハロゲン置換フェニル基、またはアリールオ
キシ基。
例えばフェノキシ基、ナフトキシ基、アルキル置換フェ
ノキシ基、アルコキシ置換フェノキシ基。
ノキシ基、アルコキシ置換フェノキシ基。
ハロゲン置換フェノキシ基、ベンジルオキシ基、または
ジアルキルアミノ基1例えばジメチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基、ジフェニルアミノ基である。
ジアルキルアミノ基1例えばジメチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基、ジフェニルアミノ基である。
次に置換基R2,R3はラジカルとしての反応性の点か
ら、アルキル基、好ましくは炭素数1〜6の直鎖状、あ
るいは分校状のアルキル基、例えばメチル基、エチル基
、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、 se
叶アブチル基t−ブチル基。
ら、アルキル基、好ましくは炭素数1〜6の直鎖状、あ
るいは分校状のアルキル基、例えばメチル基、エチル基
、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、 se
叶アブチル基t−ブチル基。
n−ペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基。
またはシクロアルキル基、好ましくは炭素数3〜9のシ
クロアルキル基1例えばシクロプロピル基。
クロアルキル基1例えばシクロプロピル基。
シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
、4−メチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシク
ロヘキシル基、 2,4.6−トリメチルシクロヘキシ
ル基、またはアリール基1例えばフェニル基。
、4−メチルシクロヘキシル基、2,4−ジメチルシク
ロヘキシル基、 2,4.6−トリメチルシクロヘキシ
ル基、またはアリール基1例えばフェニル基。
アルキル置換フェニル基、アルコキシ置換フェニル基、
アミノ置換フェニル基、ハロゲン置換フェニル基、ベン
ジル基、置換ベンジル基であり、R2とR3は同一であ
っても、異なってもよく、あるいは炭素数1〜4の炭素
鎖、もしくは0−フにレン基によりR2とR3は相互に
結合して1個の環を形成したものでもよい。
アミノ置換フェニル基、ハロゲン置換フェニル基、ベン
ジル基、置換ベンジル基であり、R2とR3は同一であ
っても、異なってもよく、あるいは炭素数1〜4の炭素
鎖、もしくは0−フにレン基によりR2とR3は相互に
結合して1個の環を形成したものでもよい。
かかる特定のアシルホスホネート化合物は酢酸ビニルに
対して極めて重合開始能が高く、開始剤濃度を低くして
も重合は速やかに進行するため。
対して極めて重合開始能が高く、開始剤濃度を低くして
も重合は速やかに進行するため。
高重合度PVAの重合開始剤として好適であるが、重合
度5000以上、好ましくは6000以上の高重合度P
VAを得るためには開始剤濃度を酢酸ビニルに対して0
.01wt%以下、好ましくは0.005〜0.000
1wt%にするのがよい。
度5000以上、好ましくは6000以上の高重合度P
VAを得るためには開始剤濃度を酢酸ビニルに対して0
.01wt%以下、好ましくは0.005〜0.000
1wt%にするのがよい。
また本発明における重合温度は、生成するポリ酢酸ビニ
ルの分枝を減少させるために30’C以下の低温とすべ
きであるが、重合度が5000以上。
ルの分枝を減少させるために30’C以下の低温とすべ
きであるが、重合度が5000以上。
特に6000以上のPVAを得るためにはO〜−60℃
の低温下で重合を行なうのが好ましい。
の低温下で重合を行なうのが好ましい。
光重合を惹起させるべき光源としては、本発明における
光開始剤の光吸収域が200〜500n…であり、この
波長域を有する光源であればよく、例えば低圧水銀ラン
プ、中圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、あるいは化学蛍
光管などが用いられる。
光開始剤の光吸収域が200〜500n…であり、この
波長域を有する光源であればよく、例えば低圧水銀ラン
プ、中圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、あるいは化学蛍
光管などが用いられる。
本発明により得られるポリ酢酸ビニルは、通常のアルカ
リ鹸化、酸鹸化、何れの方法によってもPVAに変換で
きるが、メタノール溶剤中で苛性ソーダ、またはナトリ
ウムメチラート等のアルカリを触媒とした鹸化方法が好
ましく用いられる。
リ鹸化、酸鹸化、何れの方法によってもPVAに変換で
きるが、メタノール溶剤中で苛性ソーダ、またはナトリ
ウムメチラート等のアルカリを触媒とした鹸化方法が好
ましく用いられる。
その際の鹸化度は高重合度PVAの用途に従うが、70
モル%以上とするのが通例である。
モル%以上とするのが通例である。
[発明の効果]
上述したように1本発明は酢酸ビニルモノマーの光重合
において、特定のアシルホスホネート化合物を開始剤と
するものであり、これにより従来T業的規模での生産が
困難視されてきた重合度5000以上の高重合度PVA
が工業的に生産可能となるばかりか、得られるPVAは
重合温度が低いため、結晶性が高<、1.2−グリコー
ル結合量も少なく、従来のPVAに比べて機械的特・1
ノ1.白度。
において、特定のアシルホスホネート化合物を開始剤と
するものであり、これにより従来T業的規模での生産が
困難視されてきた重合度5000以上の高重合度PVA
が工業的に生産可能となるばかりか、得られるPVAは
重合温度が低いため、結晶性が高<、1.2−グリコー
ル結合量も少なく、従来のPVAに比べて機械的特・1
ノ1.白度。
耐熱性、耐水性などが優れており、従って、従来公知の
PVAの用途に加えて耐水性2機械的特性の要求される
2例えば包装用フィルム、ゴム補強用繊維、FRPのよ
うな新規分野への用途展開が可能になる等、その有用性
は極めて大きい。
PVAの用途に加えて耐水性2機械的特性の要求される
2例えば包装用フィルム、ゴム補強用繊維、FRPのよ
うな新規分野への用途展開が可能になる等、その有用性
は極めて大きい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
本例中、酢酸ビニルの精製、ポリ酢酸ビニルの重合度測
定、ポリ酢酸ビニルのPVAへの転換、並びにPVAの
重合度測定は次のとおり行なった。
定、ポリ酢酸ビニルのPVAへの転換、並びにPVAの
重合度測定は次のとおり行なった。
a、酢酸ビニルの精製
市販の酢酸ビニルを5wt%亜硫酸水素ナトリウム水溶
液で2回、次に5wt%塩酸ヒドロキシルアミン水溶液
で2回洗浄した後、蒸溜水で2回洗浄して無水塩化カル
シウムで一夜乾燥を行なった。
液で2回、次に5wt%塩酸ヒドロキシルアミン水溶液
で2回洗浄した後、蒸溜水で2回洗浄して無水塩化カル
シウムで一夜乾燥を行なった。
乾燥後の酢酸ビニルをWr dmer型精留塔により3
回精留を行ない、沸点72〜73℃の留分を採取し、−
10℃で暗所に保存した。
回精留を行ない、沸点72〜73℃の留分を採取し、−
10℃で暗所に保存した。
b、ポリ酢酸ビニルの重合度測定
松本らの方法[高分子化学、第17巻、第1頁(196
0)]により30’Cにおけるアセトン溶液の極限粘度
、[η]を求め、次式により重合度(P、)を算出した
。
0)]により30’Cにおけるアセトン溶液の極限粘度
、[η]を求め、次式により重合度(P、)を算出した
。
[η]−4,10X10”P 0°72但し、[η]
:m1/a C,ポリ酢酸ビニルのPVAへの転換 ポリ酢酸ビニル1gをメタノール20dに溶解し、5w
t%水酸化ナトリウム−メタノール溶液5dを加えて撹
拌し、析出したPVAの沈澱を濾別し、メタノールで洗
浄後、減圧乾燥を行なった。
:m1/a C,ポリ酢酸ビニルのPVAへの転換 ポリ酢酸ビニル1gをメタノール20dに溶解し、5w
t%水酸化ナトリウム−メタノール溶液5dを加えて撹
拌し、析出したPVAの沈澱を濾別し、メタノールで洗
浄後、減圧乾燥を行なった。
d、PVAの重合度測定
JIS K6726に基づき、30℃における水溶液
の極限粘度、[η1から次式により重合度。
の極限粘度、[η1から次式により重合度。
P、を算出した。
但し、[η]:Id!/(1
実施例1,2、比較例1,2
当モルのトリメチルホスファイトとピバリン酸クロライ
ドを25℃以下で24時間反応させ、ピバロイルジメチ
ルホスホネー1−(PDMEと略す)を合成した(沸点
93℃15…m11g、収率80%)。
ドを25℃以下で24時間反応させ、ピバロイルジメチ
ルホスホネー1−(PDMEと略す)を合成した(沸点
93℃15…m11g、収率80%)。
光開始剤としてPDME、およびα、α゛−アゾビスイ
ソブチ目ニトリル(AIBNと略す)を用いて酢酸ビニ
ルの低温光重合を行なった。
ソブチ目ニトリル(AIBNと略す)を用いて酢酸ビニ
ルの低温光重合を行なった。
これらの結果を第1表に示す。
なお、低温光重合は開始剤を酢酸ビニル10゜に溶解し
た後、容130mlの“パイレックス″ガラスアンプル
中で5回凍結説気した後、温調したメタノール浴中で紫
外線により重合を行なった。
た後、容130mlの“パイレックス″ガラスアンプル
中で5回凍結説気した後、温調したメタノール浴中で紫
外線により重合を行なった。
光源はウシオ電気(株)製高圧水銀灯()IODEL
l1l−500)を用い、アンプルと光源との距離は5
0mmとした。
l1l−500)を用い、アンプルと光源との距離は5
0mmとした。
第1表より、PDMFはAIBNに比べ非常に手合開始
能が高く、短時間で高重合度のPVへが得られることが
わかる。
能が高く、短時間で高重合度のPVへが得られることが
わかる。
(以下、余白)
一 16 一
実施例3〜6、比較例3
PDMFの濃度を0.005wt%になるよう。
酢酸ビニルに溶解し、重合温度を−40,−20゜0.
20.40℃に変更して紫外線重合[ウシオ電気(株)
製高圧水銀灯()IODEL ll−500)使用]を
行なった。これらの結果を第2表に示す。
20.40℃に変更して紫外線重合[ウシオ電気(株)
製高圧水銀灯()IODEL ll−500)使用]を
行なった。これらの結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように1重合部度が高くなると、ポ
リ酢酸ビニルの分校が増加し、高重合度のPVAは得ら
れないことがわかる。
リ酢酸ビニルの分校が増加し、高重合度のPVAは得ら
れないことがわかる。
(以下、余白)
実施例7.比較例4
PDMFの濃度を0.002wt%になるように酢酸ビ
ニルに溶解し、20’Cで5時間低温光重合を行ない、
重合度6200のPVAを(qた。
ニルに溶解し、20’Cで5時間低温光重合を行ない、
重合度6200のPVAを(qた。
これとは別にα、α“−アゾビスジメチルバレロ二1〜
リル(ADVNと略ず)を濃度が0.005wt%にな
るように酢酸ビニルに溶解し、30℃で20時間熱重合
を行ない、重合度5600のPVAをjひIこ。
リル(ADVNと略ず)を濃度が0.005wt%にな
るように酢酸ビニルに溶解し、30℃で20時間熱重合
を行ない、重合度5600のPVAをjひIこ。
得られたPVAは、それぞれ220℃で5秒間熱処理を
行なった後、融点、1,2−グリコール結合量、および
水溶前温度を調べた。
行なった後、融点、1,2−グリコール結合量、および
水溶前温度を調べた。
なお、融点は理化学精機製の Rigaku Ther
…0flex Model DSC−10A、 Rig
akuプログラム温度コン]〜ローラーDTC−10A
を用いた胃温速度り0℃/分のDSC測定結果から求め
、1,2−グリコール結合量は桜田らの方法[桜田ら、
京大化i研講第16巻、第43頁(1959)参照コに
より過ヨウ素酸消費量から求め、水溶前温度は内径5m
mのガラスアンプル中にPVA粉末0.5(]−19= と蒸溜水2dを封じ込み、加温油浴に浸してポリマが完
全に溶解する温度で表わした。
…0flex Model DSC−10A、 Rig
akuプログラム温度コン]〜ローラーDTC−10A
を用いた胃温速度り0℃/分のDSC測定結果から求め
、1,2−グリコール結合量は桜田らの方法[桜田ら、
京大化i研講第16巻、第43頁(1959)参照コに
より過ヨウ素酸消費量から求め、水溶前温度は内径5m
mのガラスアンプル中にPVA粉末0.5(]−19= と蒸溜水2dを封じ込み、加温油浴に浸してポリマが完
全に溶解する温度で表わした。
これらの結果を第3表に示した。
第3表より本発明のPVAは耐熱性、耐熱水性とも、従
来のPVAに比べて著しく優れていることがわかる (以下、余白)
来のPVAに比べて著しく優れていることがわかる (以下、余白)
Claims (4)
- (1)酢酸ビニルモノマーを重合温度が30℃以下の低
温において、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_1はアルキル基、アルコキシ基、シクロアル
キル基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオ
キシ基、またはジアルキルアミノ基であり、R_2、R
_3はアルキル基、シクロアルキル基、またはアリール
基であり、R_2とR_3は同一でも異なってもよく、
あるいはR_2とR_3は相互に結合して1個の環を形
成していてもよい。 で示されるアシルホスホネート化合物を光開始剤として
用い、紫外線を照射して重合を行なわせ、得られたポリ
酢酸ビニルを常法により鹸化してポリビニルアルコール
に変換せしめることを特徴とする高重合度ポリビニルア
ルコールの製造法。 - (2)特許請求の範囲第(1)項において、重合温度が
0℃以下である高重合度ポリビニルアルコールの製造法
。 - (3)特許請求の範囲第(1)項において、酢酸ビニル
に対するアシルホスホネート化合物の濃度がが0.01
wt%以下である高重合度ポリビニルアルコールの製造
法。 - (4)特許請求の範囲第(1)項において、ポリビニル
アルコールの重合度が5000以上である高重合度ポリ
ビニルアルコールの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20353285A JPH06805B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 高重合度ポリビニルアルコ−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20353285A JPH06805B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 高重合度ポリビニルアルコ−ルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6264807A true JPS6264807A (ja) | 1987-03-23 |
JPH06805B2 JPH06805B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16475711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20353285A Expired - Lifetime JPH06805B2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 高重合度ポリビニルアルコ−ルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06805B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63284206A (ja) * | 1987-05-14 | 1988-11-21 | Kuraray Co Ltd | 高重合度ポリビニルエステル系重合体の製造方法及び高重合度ポリビニルアルコ−ル系重合体の製造方法 |
JPH0931124A (ja) * | 1994-11-24 | 1997-02-04 | Sekisui Chem Co Ltd | ポリビニルアセタールの製造方法、ポリビニルアセタール、合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
KR100487024B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2005-05-03 | 학교법인 영남학원 | 다양한 입체규칙성을 가지는 가교된 폴리비닐알코올접착제 및 그의 제조 방법 |
WO2020017417A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | デンカ株式会社 | ポリビニルアルコール系重合体及び、これを用いた成形体 |
CN114409834A (zh) * | 2022-01-12 | 2022-04-29 | 崔男洙 | 一种高分子量聚乙烯醇及其制备方法 |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP20353285A patent/JPH06805B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63284206A (ja) * | 1987-05-14 | 1988-11-21 | Kuraray Co Ltd | 高重合度ポリビニルエステル系重合体の製造方法及び高重合度ポリビニルアルコ−ル系重合体の製造方法 |
JPH0931124A (ja) * | 1994-11-24 | 1997-02-04 | Sekisui Chem Co Ltd | ポリビニルアセタールの製造方法、ポリビニルアセタール、合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
KR100487024B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2005-05-03 | 학교법인 영남학원 | 다양한 입체규칙성을 가지는 가교된 폴리비닐알코올접착제 및 그의 제조 방법 |
WO2020017417A1 (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | デンカ株式会社 | ポリビニルアルコール系重合体及び、これを用いた成形体 |
CN114409834A (zh) * | 2022-01-12 | 2022-04-29 | 崔男洙 | 一种高分子量聚乙烯醇及其制备方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06805B2 (ja) | 1994-01-05 |
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