JPS6263245A - 油圧式無段変速機 - Google Patents
油圧式無段変速機Info
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- JPS6263245A JPS6263245A JP60202596A JP20259685A JPS6263245A JP S6263245 A JPS6263245 A JP S6263245A JP 60202596 A JP60202596 A JP 60202596A JP 20259685 A JP20259685 A JP 20259685A JP S6263245 A JPS6263245 A JP S6263245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- gear
- clutch
- reverse
- transmission
- Prior art date
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H47/00—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing
- F16H47/02—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type
- F16H47/04—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type the mechanical gearing being of the type with members having orbital motion
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、油圧式無段変速機に関し、特に、入力トルク
を油圧系トルクと機械系トルクとに分けて伝達するもの
に関する。
を油圧系トルクと機械系トルクとに分けて伝達するもの
に関する。
(従来の技術)
従来より、この種の油圧式無段変速機として、例えば米
国特許第2830468号明細書および図面に開示され
るように、可変容量形の1組のポンプルモータユニット
と、入力トルクを上記ポンプルモータユニットによる油
圧系トルクと機械系トルクとに分配する差動歯車機構と
、該差動歯車機構の異なる要素にトルク伝達可能に接続
されたロークラッチおよびハイクラッチとを備え、ロー
レンジとハイレンジとで上記ロークラッチおよびハイク
ラッチの断接を切換えるとともに、各レンジにおいて上
記1組のポンプルモータユニットのうちポンプ側ユニッ
トの吐出量を変えることにより、変速を連続的・無段階
に行い得るようにしたものは知られている。
国特許第2830468号明細書および図面に開示され
るように、可変容量形の1組のポンプルモータユニット
と、入力トルクを上記ポンプルモータユニットによる油
圧系トルクと機械系トルクとに分配する差動歯車機構と
、該差動歯車機構の異なる要素にトルク伝達可能に接続
されたロークラッチおよびハイクラッチとを備え、ロー
レンジとハイレンジとで上記ロークラッチおよびハイク
ラッチの断接を切換えるとともに、各レンジにおいて上
記1組のポンプルモータユニットのうちポンプ側ユニッ
トの吐出量を変えることにより、変速を連続的・無段階
に行い得るようにしたものは知られている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、上記従来の変速機においては、リバースの場
合、ローレンジの場合におけるモータ側ユニットを逆回
転させ、該ユニットによる油圧系トルクでもってローレ
ンジの場合と逆回転方向の駆動トルクを車輪側に伝達す
るように構成されている。
合、ローレンジの場合におけるモータ側ユニットを逆回
転させ、該ユニットによる油圧系トルクでもってローレ
ンジの場合と逆回転方向の駆動トルクを車輪側に伝達す
るように構成されている。
しかし、この場合、上記油圧系トルクと機械系トルクと
は互いに逆回転方向となり、油圧系トルクに対し機械系
トルクが抵抗として作用するので、駆動トルクのロスが
大きくなり、効率が悪いという問題があった。
は互いに逆回転方向となり、油圧系トルクに対し機械系
トルクが抵抗として作用するので、駆動トルクのロスが
大きくなり、効率が悪いという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、上述の如き油圧式無段変速機におけ
るリバースの場合のトルク伝達系に改良を加えて、同一
回転方向の油圧系トルクと機械系トルクとでもってロー
レンジあるいはハイレンジの場合と逆回転方向の駆動ト
ルクを車輪側に伝達するようにすることにより、駆動ト
ルクのロスを低減して効率を高めることにある。
的とするところは、上述の如き油圧式無段変速機におけ
るリバースの場合のトルク伝達系に改良を加えて、同一
回転方向の油圧系トルクと機械系トルクとでもってロー
レンジあるいはハイレンジの場合と逆回転方向の駆動ト
ルクを車輪側に伝達するようにすることにより、駆動ト
ルクのロスを低減して効率を高めることにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、可変容
量形の1組のポンプルモータユニットと、入力トルクを
上記ポンプルモータユニットによる油圧系トルクと機械
系トルクとに分配する差動歯車機構と、該差動歯車機構
の異なる要素にトルク伝達可能に接続されたロークラッ
チおよびハイクラッチとを備えた油圧式無段変速機にお
いて、上記ロークラッチおよびハイクラッチのいずれか
一方へのトルク伝達系と出力軸との間に、リバースアイ
ドルギヤおよび該リバースアイドルギヤによるトルク伝
達を断接するリバースクラッチを設ける構成としたもの
である。
量形の1組のポンプルモータユニットと、入力トルクを
上記ポンプルモータユニットによる油圧系トルクと機械
系トルクとに分配する差動歯車機構と、該差動歯車機構
の異なる要素にトルク伝達可能に接続されたロークラッ
チおよびハイクラッチとを備えた油圧式無段変速機にお
いて、上記ロークラッチおよびハイクラッチのいずれか
一方へのトルク伝達系と出力軸との間に、リバースアイ
ドルギヤおよび該リバースアイドルギヤによるトルク伝
達を断接するリバースクラッチを設ける構成としたもの
である。
(作用)
上記の構成により、本発明では、リバースの場合、リバ
ースクラッチを接続すると、ローレンジの場合における
ロークラッチに、あるいはハイレンジの場合におけるハ
イクラッチに伝達される同一回転方向の油圧系トルクと
機械系トルクとが上記リバースクラッチからリバースア
イドルギヤを介して出力軸に伝達され、これにより、ロ
ーレンジおよびハイレンジの場合と逆回転方向の駆動ト
ルクが出力軸から車輪側に伝達されることになる。
ースクラッチを接続すると、ローレンジの場合における
ロークラッチに、あるいはハイレンジの場合におけるハ
イクラッチに伝達される同一回転方向の油圧系トルクと
機械系トルクとが上記リバースクラッチからリバースア
イドルギヤを介して出力軸に伝達され、これにより、ロ
ーレンジおよびハイレンジの場合と逆回転方向の駆動ト
ルクが出力軸から車輪側に伝達されることになる。
(第1実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る油圧式無段変速機を
示し、1は一端がエンジン出力軸(図示せず)に連結さ
れた入力軸、2および3は可変容量形の1相の第1およ
び第2ポンプ&モータユニツト(以下、第1.第2ユニ
ツトという)であり、この両ユニット2.3の回転軸2
a 、3aはそれぞれ上記入力軸1と平行に配置されて
いる。
示し、1は一端がエンジン出力軸(図示せず)に連結さ
れた入力軸、2および3は可変容量形の1相の第1およ
び第2ポンプ&モータユニツト(以下、第1.第2ユニ
ツトという)であり、この両ユニット2.3の回転軸2
a 、3aはそれぞれ上記入力軸1と平行に配置されて
いる。
上記入力軸1には、エンジン出力軸からの入力トルクを
上記第1および第2ユニット2,3による油圧系トルク
と機械系トルクとに分配するIこめの遊星差動歯車機構
4が設けられており、該遊星差動1車機構4は、入力軸
1に回転自在に支持されたサンギヤ5と、該サンギヤ5
と噛合しかつキャリア6を介して入力軸1に固定支持さ
れた一対のプラネタリギヤ7.7と、該プラネタリギヤ
7゜7と噛合するリングギヤ8とからなる。上記サンギ
ヤ5には第1伝達ギヤ9が一体的に設番ノられ、該第1
伝達ギヤ9は、上記第1ユニツト2の回転軸2aに嵌着
された第2伝達ギヤ10と噛合している。また、上記リ
ングギヤ8は、入力軸1に回転自在に支持された第3伝
達ギヤ11に連結されており、該第3伝達ギヤ11は、
上記第2ユニツト3の回転軸3aに固定支持された第4
伝達ギヤ12と噛合している。
上記第1および第2ユニット2,3による油圧系トルク
と機械系トルクとに分配するIこめの遊星差動歯車機構
4が設けられており、該遊星差動1車機構4は、入力軸
1に回転自在に支持されたサンギヤ5と、該サンギヤ5
と噛合しかつキャリア6を介して入力軸1に固定支持さ
れた一対のプラネタリギヤ7.7と、該プラネタリギヤ
7゜7と噛合するリングギヤ8とからなる。上記サンギ
ヤ5には第1伝達ギヤ9が一体的に設番ノられ、該第1
伝達ギヤ9は、上記第1ユニツト2の回転軸2aに嵌着
された第2伝達ギヤ10と噛合している。また、上記リ
ングギヤ8は、入力軸1に回転自在に支持された第3伝
達ギヤ11に連結されており、該第3伝達ギヤ11は、
上記第2ユニツト3の回転軸3aに固定支持された第4
伝達ギヤ12と噛合している。
また、上記第1ユニツト2の回転軸2aには第5伝達ギ
ヤ13が回転自在に支持され、該第5伝達ギヤ13は、
第1ユニツト2の回転軸2aに対しロークラッチ14を
介して接続されているとともに、上記入力軸1に回転自
在に支持された第6伝達ギヤ15と噛合している。該第
6伝達ギヤ15は、上記第3伝達ギヤ11ないし遊星差
動歯車機構4のリングギヤ8に対しハイクラッチ16を
介して接続されている。上記ロークラッチ14およびハ
イクラッチ16は共に油圧クラッチからなり、かつロー
クラッチ14は遊星差動歯車機構4のサンギヤ5に、ハ
イクラッチ16は遊星差動歯車機構4のリングギヤ8に
それぞれトルク伝達可能に接続されている。上記第6伝
達ギヤ15には第7伝達ギヤ17が一体に設けられ、該
第7伝達ギA717は、出力軸18に固定支持された第
8伝達バヤ19と噛合している。上記出力軸18に伝達
された駆動トルクは、図示していないが差動装置を介し
て左右の車輪に伝達されるようになっている。
ヤ13が回転自在に支持され、該第5伝達ギヤ13は、
第1ユニツト2の回転軸2aに対しロークラッチ14を
介して接続されているとともに、上記入力軸1に回転自
在に支持された第6伝達ギヤ15と噛合している。該第
6伝達ギヤ15は、上記第3伝達ギヤ11ないし遊星差
動歯車機構4のリングギヤ8に対しハイクラッチ16を
介して接続されている。上記ロークラッチ14およびハ
イクラッチ16は共に油圧クラッチからなり、かつロー
クラッチ14は遊星差動歯車機構4のサンギヤ5に、ハ
イクラッチ16は遊星差動歯車機構4のリングギヤ8に
それぞれトルク伝達可能に接続されている。上記第6伝
達ギヤ15には第7伝達ギヤ17が一体に設けられ、該
第7伝達ギA717は、出力軸18に固定支持された第
8伝達バヤ19と噛合している。上記出力軸18に伝達
された駆動トルクは、図示していないが差動装置を介し
て左右の車輪に伝達されるようになっている。
さらに、上記第1ユニツト2の回転軸2aにはリバース
ギヤ20が回転自在に支持されており、該リバースギヤ
20はリバースアイドルギヤ21を介して上記第7伝達
ギヤ17と噛合している。
ギヤ20が回転自在に支持されており、該リバースギヤ
20はリバースアイドルギヤ21を介して上記第7伝達
ギヤ17と噛合している。
また、上記リバースギヤ20は、第1ユニツト2の回転
軸2aに対しリバースクラッチ22を介して接続され、
リバースギヤ20およびリバースアイドルギヤ21によ
るトルク伝達は該リバースクラッチ22により断接され
るようになっている。
軸2aに対しリバースクラッチ22を介して接続され、
リバースギヤ20およびリバースアイドルギヤ21によ
るトルク伝達は該リバースクラッチ22により断接され
るようになっている。
尚、23はロークラッチ14の外周に配設されたオーバ
ドライブブレーキである。
ドライブブレーキである。
次に、上記油圧式無段変速機の作動を第2図ないし第4
図を用いて説明する。
図を用いて説明する。
第2図はローレンジの場合におけるトルクの伝達径路を
示したものである。このローレンジの場合、ロークラッ
チ14のみが接続され、ハイクラッチ16およびリバー
スクラッチ22は切断される。そして、エンジン出力軸
からの入力トルクは、入力軸1を介して遊星差動歯車機
構4のプラネタリギヤ7側に伝達され、該遊星差動歯車
機構4により油圧系トルク(図の細い破線に相当)と機
械系トルク(図の太い破線に相当)とに分配される。
示したものである。このローレンジの場合、ロークラッ
チ14のみが接続され、ハイクラッチ16およびリバー
スクラッチ22は切断される。そして、エンジン出力軸
からの入力トルクは、入力軸1を介して遊星差動歯車機
構4のプラネタリギヤ7側に伝達され、該遊星差動歯車
機構4により油圧系トルク(図の細い破線に相当)と機
械系トルク(図の太い破線に相当)とに分配される。
油圧系トルクは、遊星差動歯車機構4のリングギヤ8か
ら第3および第4伝達ギヤ11.12を介して第2ユニ
ツト3の回転軸3aに伝達され、これにより、該第2ユ
ニツト3はポンプとして作動し、第1ユニツト2は、第
2ユニツト3から吐出される圧油を受けてモータとして
作動する。一方、機械系トルクは、遊星差動歯車機構4
のサンギヤ5から第1および第2伝達ギヤ9.10を介
して、上述の如くモータ作動をする第1ユニツト2の回
転軸2aに伝達されて油圧系トルクと合流する。
ら第3および第4伝達ギヤ11.12を介して第2ユニ
ツト3の回転軸3aに伝達され、これにより、該第2ユ
ニツト3はポンプとして作動し、第1ユニツト2は、第
2ユニツト3から吐出される圧油を受けてモータとして
作動する。一方、機械系トルクは、遊星差動歯車機構4
のサンギヤ5から第1および第2伝達ギヤ9.10を介
して、上述の如くモータ作動をする第1ユニツト2の回
転軸2aに伝達されて油圧系トルクと合流する。
この合流した駆動トルクは、ロークラッチ14から第5
.第6.第7および第8伝達ギヤ13,15.17.1
9を介して出力軸18に伝達される。
.第6.第7および第8伝達ギヤ13,15.17.1
9を介して出力軸18に伝達される。
また、第3図はハイレンジの場合におけるトルクの伝達
径路を示したものである。このハイレンジの場合、ハイ
クラッチ16のみが接続され、ロークラッチ14および
リバースクラッチ22は切断される。そして、入力トル
クは、上記ローレンジの場合と同様、遊星差動歯車機構
4により油圧系トルクと機械系トルクとに分配される。
径路を示したものである。このハイレンジの場合、ハイ
クラッチ16のみが接続され、ロークラッチ14および
リバースクラッチ22は切断される。そして、入力トル
クは、上記ローレンジの場合と同様、遊星差動歯車機構
4により油圧系トルクと機械系トルクとに分配される。
油圧系トルクは、遊星差動歯**構4のサンギヤ5から
第1および第2伝達ギヤ9,10を介して第1ユニツト
2の回転軸2aに伝達され、これにより、該第1ユニツ
ト2はポンプとして作動し、第2ユニツト3は、第1ユ
ニツト2から吐出される圧油を受けてモータとして作動
する。一方、機械系トルクは、遊星差動歯車機構4のリ
ングギヤ8から第3伝達ギヤ11に伝達され、上述の如
くモータ作動をする第2ユニツト3の回転軸3aから第
4伝達ギヤ12を介して第3伝達ギヤ11に伝達される
油圧系トルクと合流する。この合流した駆動トルクは、
ハイクラッチ16から第7および第8伝達ギヤ17.1
9を介して出力軸18に伝達される。
第1および第2伝達ギヤ9,10を介して第1ユニツト
2の回転軸2aに伝達され、これにより、該第1ユニツ
ト2はポンプとして作動し、第2ユニツト3は、第1ユ
ニツト2から吐出される圧油を受けてモータとして作動
する。一方、機械系トルクは、遊星差動歯車機構4のリ
ングギヤ8から第3伝達ギヤ11に伝達され、上述の如
くモータ作動をする第2ユニツト3の回転軸3aから第
4伝達ギヤ12を介して第3伝達ギヤ11に伝達される
油圧系トルクと合流する。この合流した駆動トルクは、
ハイクラッチ16から第7および第8伝達ギヤ17.1
9を介して出力軸18に伝達される。
そして、上記ローレンジおよびハイレンジの場合には、
ポンプ作動をするポンプ側ユニット3または2の油圧吐
出量を調整して該ポンプ側ユニット3または2とモータ
作動をするモータ側ユニット2または3との間での油圧
系トルクの伝達率を可変にし、またロークラッチ14お
よびハイクラッチ16の断接切換えつまりローレンジと
ハイレンジとの切換えにより遊星差動歯車機構4におけ
る油圧系トルクと機械系トルクとの配分を変えることに
より、変速が連続的・無段階に行われることになる。
ポンプ作動をするポンプ側ユニット3または2の油圧吐
出量を調整して該ポンプ側ユニット3または2とモータ
作動をするモータ側ユニット2または3との間での油圧
系トルクの伝達率を可変にし、またロークラッチ14お
よびハイクラッチ16の断接切換えつまりローレンジと
ハイレンジとの切換えにより遊星差動歯車機構4におけ
る油圧系トルクと機械系トルクとの配分を変えることに
より、変速が連続的・無段階に行われることになる。
さらに、第4図はリバースの場合におけるトルクの伝達
径路を示したものである。このリバースの場合、ローク
ラッチ14およびハイクラッチ16は共に切断され、リ
バースクラッチ22のみが接続される。そして、入力ト
ルクは、遊星差動歯車機構4により油圧系トルクと機械
系トルクとに分配され、油圧系トルクは、上記ローレン
ジの場合と同様に遊星差動歯車機構4のリングギヤ8か
ら第3および第4伝達ギヤ11.12を介して第2ユニ
ツト3の回転軸3aに伝達され、第2ユニツト3がポン
プとして、また第1ユニツト2がモータとしてそれぞれ
作動する。一方、機械系1〜ルクは、遊星差動歯車機構
4のサンギヤ5から第1および第2伝達ギヤ9,10を
介して、上記第1ユニツト2の回転軸2aに伝達されて
油圧系トルクと合流する。この合流した駆動トルクは、
リバースクラッチ22からリバースギヤ20、リバース
アイドルギヤ21、第7および第8伝達ギヤ17.19
を介して出力軸18に上記ローレンジおよびハイレンジ
の場合と逆回転方向のトルクとして伝達される。
径路を示したものである。このリバースの場合、ローク
ラッチ14およびハイクラッチ16は共に切断され、リ
バースクラッチ22のみが接続される。そして、入力ト
ルクは、遊星差動歯車機構4により油圧系トルクと機械
系トルクとに分配され、油圧系トルクは、上記ローレン
ジの場合と同様に遊星差動歯車機構4のリングギヤ8か
ら第3および第4伝達ギヤ11.12を介して第2ユニ
ツト3の回転軸3aに伝達され、第2ユニツト3がポン
プとして、また第1ユニツト2がモータとしてそれぞれ
作動する。一方、機械系1〜ルクは、遊星差動歯車機構
4のサンギヤ5から第1および第2伝達ギヤ9,10を
介して、上記第1ユニツト2の回転軸2aに伝達されて
油圧系トルクと合流する。この合流した駆動トルクは、
リバースクラッチ22からリバースギヤ20、リバース
アイドルギヤ21、第7および第8伝達ギヤ17.19
を介して出力軸18に上記ローレンジおよびハイレンジ
の場合と逆回転方向のトルクとして伝達される。
このように、リバースの場合には、ローレンジの場合と
同様に油圧系トルクと機械系トルクとがロークラッチ1
4へのトルク伝達径路における第1ユニツト2の回転軸
2aにおいて同一回転方向で合流し、この合流した駆動
トルクがリバースクラッチ22からリバースアイドルギ
ヤ21等を介して出力軸18にローレンジの場合と逆回
転方向のトルクとして伝達されるので、変速機における
駆動トルクの伝達ロスを従来の場合に比べて大l〕に低
減することができ、その効率を著しく高めることができ
る。
同様に油圧系トルクと機械系トルクとがロークラッチ1
4へのトルク伝達径路における第1ユニツト2の回転軸
2aにおいて同一回転方向で合流し、この合流した駆動
トルクがリバースクラッチ22からリバースアイドルギ
ヤ21等を介して出力軸18にローレンジの場合と逆回
転方向のトルクとして伝達されるので、変速機における
駆動トルクの伝達ロスを従来の場合に比べて大l〕に低
減することができ、その効率を著しく高めることができ
る。
しかも、上記第1ユニツト2の回転軸2aにおいて合流
する駆動トルクは、変速比が小さく設定されるローレン
ジの場合と同じであるため、エンジン出力軸の回転数を
制限しなくても、リバースアイドルギヤ21等が過回転
をする恐れはない。
する駆動トルクは、変速比が小さく設定されるローレン
ジの場合と同じであるため、エンジン出力軸の回転数を
制限しなくても、リバースアイドルギヤ21等が過回転
をする恐れはない。
(第2実施例)
第5図は本発明の第2実施例に係る油圧式無段変速機を
示し、この無段変速機は、第1ユニツト2の回転軸2a
と平行に配置されたリバースシャフト24を備えている
。該リバースシャフト24の一端には、第1ユニツト2
の回転軸2a上の第2伝達ギヤ10と噛合するリバース
アイドルギヤ21′が固定支持されているとともに、他
端部には、出力軸18にトルク伝達可能に接続された第
7伝達ギヤ17′と噛合するリバースギヤ20’が回転
自在に支持されている。上記リバースギヤ20’は、リ
バースシャフト24に対しリバースクラッチ22′を介
して接続され、リバースアイドルギヤ21′、リバース
シャフト24およびリバースギヤ20’ によるトルク
伝達は該リバースクラッチ22′により断接されるよう
になっている。その他の構成は第1実施例の変速機の場
合と同じであり、同一部材には同一符号を付してその説
明は省略する。
示し、この無段変速機は、第1ユニツト2の回転軸2a
と平行に配置されたリバースシャフト24を備えている
。該リバースシャフト24の一端には、第1ユニツト2
の回転軸2a上の第2伝達ギヤ10と噛合するリバース
アイドルギヤ21′が固定支持されているとともに、他
端部には、出力軸18にトルク伝達可能に接続された第
7伝達ギヤ17′と噛合するリバースギヤ20’が回転
自在に支持されている。上記リバースギヤ20’は、リ
バースシャフト24に対しリバースクラッチ22′を介
して接続され、リバースアイドルギヤ21′、リバース
シャフト24およびリバースギヤ20’ によるトルク
伝達は該リバースクラッチ22′により断接されるよう
になっている。その他の構成は第1実施例の変速機の場
合と同じであり、同一部材には同一符号を付してその説
明は省略する。
そして、上記第2実施例の油圧式無段変速機においては
、リバースの場合、ローレンジの場合と同様に油圧系ト
ルクと機械系トルクとがロークラッチ14へのトルク伝
達径路における第1ユニツト2の回転軸2aにおいて同
一回転方向で合流し、この合流した駆動トルクが第2伝
達ギヤ101リバースアイドルギヤ21′、リバースシ
ャフト24およびリバースクラッチ22′を経た後、リ
バースギヤ20′、第7および第8伝達ギヤ17118
を介して出力軸18にローレンジの場合と逆回転方向の
トルクとして伝達されるので、上記第一 13 − 1実施例の場合と同様の効果を奏することができる。
、リバースの場合、ローレンジの場合と同様に油圧系ト
ルクと機械系トルクとがロークラッチ14へのトルク伝
達径路における第1ユニツト2の回転軸2aにおいて同
一回転方向で合流し、この合流した駆動トルクが第2伝
達ギヤ101リバースアイドルギヤ21′、リバースシ
ャフト24およびリバースクラッチ22′を経た後、リ
バースギヤ20′、第7および第8伝達ギヤ17118
を介して出力軸18にローレンジの場合と逆回転方向の
トルクとして伝達されるので、上記第一 13 − 1実施例の場合と同様の効果を奏することができる。
尚、ローレンジおよびハイレンジの場合における駆動ト
ルクの伝達は、それぞれ第1実施例の変速機におけるロ
ーレンジおよびハイレンジの場合と全く同じである。
ルクの伝達は、それぞれ第1実施例の変速機におけるロ
ーレンジおよびハイレンジの場合と全く同じである。
(第3実施例)
第6図は本発明の第3実施例に係る油圧式無段変速機を
示し、この変速機は、リバースアイドルギヤおよび該リ
バースアイドルギヤによるトルク伝達を断接するリバー
スクラッチを、上記第1および第2実施例の変速機の如
くロークラッチ14へのトルク伝達系と出力軸18との
間に設ける代わりに、ハイクラッチ16へのトルク伝達
系と出力軸18との間に設けたものである。
示し、この変速機は、リバースアイドルギヤおよび該リ
バースアイドルギヤによるトルク伝達を断接するリバー
スクラッチを、上記第1および第2実施例の変速機の如
くロークラッチ14へのトルク伝達系と出力軸18との
間に設ける代わりに、ハイクラッチ16へのトルク伝達
系と出力軸18との間に設けたものである。
すなわち、第2ユニツト3の回転軸3aにリバースギヤ
20″が回転自在に支持され、該リバースギヤ20″は
、第2ユニツト3の回転軸3aに対しリバースクラッチ
22″を介して接続されているとともに、出力軸18に
トルク伝達可能に接続された第6伝達ギヤ15にリバー
スアイドルギヤ21″を介して噛合している。そして、
リバースの場合、ハイレンジの場合と同様にモータ作動
をする第2ユニツト3の回転軸3aにおいて油圧系トル
クと遊星差動歯車機構4のリングギヤ8から第3および
第4伝達ギヤ11.12を介して伝達される機械系トル
クとが同一回転方向で合流し、この合流した駆動トルク
がリバースクラッチ22″からリバースギヤ20″やリ
バースアイドルギヤ21″等を介して出力軸18にハイ
レンジの場合と逆回転方向のトルクとして伝達されるよ
うに構成されている。また、このことから、上記第1実
施例の変速機の場合と同様、駆動トルクの伝達ロスを低
減して効率を高める効果を奏することができる。
20″が回転自在に支持され、該リバースギヤ20″は
、第2ユニツト3の回転軸3aに対しリバースクラッチ
22″を介して接続されているとともに、出力軸18に
トルク伝達可能に接続された第6伝達ギヤ15にリバー
スアイドルギヤ21″を介して噛合している。そして、
リバースの場合、ハイレンジの場合と同様にモータ作動
をする第2ユニツト3の回転軸3aにおいて油圧系トル
クと遊星差動歯車機構4のリングギヤ8から第3および
第4伝達ギヤ11.12を介して伝達される機械系トル
クとが同一回転方向で合流し、この合流した駆動トルク
がリバースクラッチ22″からリバースギヤ20″やリ
バースアイドルギヤ21″等を介して出力軸18にハイ
レンジの場合と逆回転方向のトルクとして伝達されるよ
うに構成されている。また、このことから、上記第1実
施例の変速機の場合と同様、駆動トルクの伝達ロスを低
減して効率を高める効果を奏することができる。
尚、上記各実施例では、本発明を、入力トルクを油圧系
トルクと機械系トルクとに分配する差動歯車機構として
、遊星歯車機構を用いた場合について適用したが、その
他種々の差動歯車機構を用いた場合にも同様に適用でき
るのは勿論である。
トルクと機械系トルクとに分配する差動歯車機構として
、遊星歯車機構を用いた場合について適用したが、その
他種々の差動歯車機構を用いた場合にも同様に適用でき
るのは勿論である。
(発明の効果)
以上の如く、本発明の油圧式無段変速機によれば、ロー
クラッチおよびハイクラッチのいずれか一方へのトルク
伝達系と出力軸との間に、リバースアイドルギヤおよび
該リバースアイドルギヤによるトルク伝達を断接するリ
バースクラッチを設けたことによって、リバースの場合
には、ロークラッチまたはハイクラッチに伝達される同
一回転方向の油圧系トルクと機械系トルクとが上記リバ
ースクラッチからリバースアイドルギヤを介して、ロー
レンジおよびハイレンジの場合と逆回転方向のトルクと
して車輪側に伝達されるので、駆動トルクの伝達ロスを
低減することができ、効率を高めることができるもので
ある。
クラッチおよびハイクラッチのいずれか一方へのトルク
伝達系と出力軸との間に、リバースアイドルギヤおよび
該リバースアイドルギヤによるトルク伝達を断接するリ
バースクラッチを設けたことによって、リバースの場合
には、ロークラッチまたはハイクラッチに伝達される同
一回転方向の油圧系トルクと機械系トルクとが上記リバ
ースクラッチからリバースアイドルギヤを介して、ロー
レンジおよびハイレンジの場合と逆回転方向のトルクと
して車輪側に伝達されるので、駆動トルクの伝達ロスを
低減することができ、効率を高めることができるもので
ある。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図ないし第4
図は第1実施例を示し、第1図は油圧式無段変速機の模
式構成図、第2図はローレンジの場合におけるトルクの
伝達径路を示す説明図、第3図はハイレンジの場合にお
ける第2図相当図、第4図はリバースの場合における第
2図相当図である。第5図および第6図はそれぞれ第2
および第3実施例を示す第1図相当図である。 2・・・第1ユニツト、3・・・第2ユニツト、4・・
・遊星差動歯車機構、14・・・ロークラッチ、16・
・・ハイクラッチ、18・・・出力軸、21.21’
、21“・・・リバースアイドルギヤ、22.22’
、22″・・・リバースクラッチ。
図は第1実施例を示し、第1図は油圧式無段変速機の模
式構成図、第2図はローレンジの場合におけるトルクの
伝達径路を示す説明図、第3図はハイレンジの場合にお
ける第2図相当図、第4図はリバースの場合における第
2図相当図である。第5図および第6図はそれぞれ第2
および第3実施例を示す第1図相当図である。 2・・・第1ユニツト、3・・・第2ユニツト、4・・
・遊星差動歯車機構、14・・・ロークラッチ、16・
・・ハイクラッチ、18・・・出力軸、21.21’
、21“・・・リバースアイドルギヤ、22.22’
、22″・・・リバースクラッチ。
Claims (1)
- (1)可変容量形の1組のポンプ&モータユニットと、
入力トルクを上記ポンプ&モータユニットによる油圧系
トルクと機械系トルクとに分配する差動歯車機構と、該
差動歯車機構の異なる要素にトルク伝達可能に接続され
たロークラッチおよびハイクラッチとを備えた油圧式無
段変速機において、上記ロークラッチおよびハイクラッ
チのいずれか一方へのトルク伝達系と出力軸との間には
、リバースアイドルギヤおよび該リバースアイドルギヤ
によるトルク伝達を断接するリバースクラッチが設けら
れていることを特徴とする油圧式無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60202596A JPS6263245A (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 | 油圧式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60202596A JPS6263245A (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 | 油圧式無段変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6263245A true JPS6263245A (ja) | 1987-03-19 |
Family
ID=16460089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60202596A Pending JPS6263245A (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 | 油圧式無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6263245A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039962A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業車 |
JP2003039963A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業車 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039224A (ja) * | 1973-08-10 | 1975-04-11 | ||
JPS50153169A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-09 | ||
JPS539967A (en) * | 1976-07-14 | 1978-01-28 | Aisin Seiki Co Ltd | Output dividing type mechanical-hydraulic system speed change gear having plurality of speed ranges |
JPS543660A (en) * | 1977-06-06 | 1979-01-11 | Sundstrand Corp | Power transmitting device |
-
1985
- 1985-09-13 JP JP60202596A patent/JPS6263245A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039224A (ja) * | 1973-08-10 | 1975-04-11 | ||
JPS50153169A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-09 | ||
JPS539967A (en) * | 1976-07-14 | 1978-01-28 | Aisin Seiki Co Ltd | Output dividing type mechanical-hydraulic system speed change gear having plurality of speed ranges |
JPS543660A (en) * | 1977-06-06 | 1979-01-11 | Sundstrand Corp | Power transmitting device |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039962A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業車 |
JP2003039963A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業車 |
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