JPS6262358A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPS6262358A
JPS6262358A JP20312585A JP20312585A JPS6262358A JP S6262358 A JPS6262358 A JP S6262358A JP 20312585 A JP20312585 A JP 20312585A JP 20312585 A JP20312585 A JP 20312585A JP S6262358 A JPS6262358 A JP S6262358A
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JP
Japan
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silver halide
emulsion
sensitive
grain size
average grain
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Pending
Application number
JP20312585A
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English (en)
Inventor
Shigeo Tanaka
重雄 田中
Shinichi Nakamura
新一 中村
Keiji Obayashi
啓治 大林
Mitsuhiro Okumura
奥村 光広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP20312585A priority Critical patent/JPS6262358A/ja
Publication of JPS6262358A publication Critical patent/JPS6262358A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3022Materials with specific emulsion characteristics, e.g. thickness of the layers, silver content, shape of AgX grains

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関するものであり
、更に詳しくは高感度で、かつ処理液の組成、処理温度
、撹拌の強さ等の影響を受は難く、性能の安定したハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料に関するものである。
[発明の背景] ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、通常、少なくとも
3種類の感色性の異なるハロゲン化銀乳剤層を有してい
る。現像処理の際、現也液中の現像主薬、アルカリ剤は
感光材料の表面から供給されるため、支持体に近いほど
、現像主薬の到達は遅くなり、しかも、他の構成層を拡
散する際に、その一部はその層中のハロゲン化銀乳剤の
現像により消費されてしまう。
また、ハロゲン化銀乳剤の現像により生成するハロゲン
化物塩イオンは、感光材料表面から処理液中に拡散する
ことにより感光材料から除去される。感光材料表面では
、処理液の撹拌により、ハロゲン化物塩イオン濃度は低
く保たれるが、感光月利内部では、ハロゲン化物塩イオ
ンの拡散によるため、感光材料表面より高濃度になる。
さらに、表面付近の構成層中のハロゲン化銀乳剤の現像
により生じたハロゲン化物塩イオンのため、さらに拡散
が遅れ、高濃度が維持される。
このように、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の支持体
に近い層は、一般に現像されにくい環境におかれ、さら
に、該層よりも表面に近いハロゲン化銀乳剤層の現像の
度合によって、ざらに現像されにくい環境におかれる。
このような、現像効果が層間に生じる場合、一層のみが
現像される場合と、他層が同時に現像される場合とで階
調が異なり、一層のみ現像された場合には特に硬調とな
り、その単色が強調されることになり、色再現上好まし
い結果となる。
また、このような現像効果が生じる結果、例えば現像液
の組成の変動(現像主薬濃度の変動など)、現像液の撹
拌の強さの変動、現像温度の変動等が起きた場合に、表
面近くの層と、支持体に近い層との影響の受は方が異な
るため性能変動が大きくなるという欠点があった。また
、現像効果の受は方が一定でないため、階調が損なわれ
る欠点もあった。
これは、反射用支持体を有するハロゲン化銀カラー写真
感光材料では、特に大きな問題であった。
また、高感度なハロゲン化銀カラー写真感光材料の実現
が常に要望されている。撮影感材にあっては、速いシャ
ッタースピードの採用による手ぶれの防止や絞り込むこ
とにより被写界深度が大きくなることを利用してのピン
ボケの防止などのメリットがあるし、暗い所での撮影が
可能となるメリットもある。一方、プリント感材にあっ
ては、焼付は時間が短縮できる、あるいは、先口を小さ
くできることから、光源の寿命を伸ばすこともでき、よ
りコンパクトな光源にすることによりプリンター自体を
小さくすることも可能となる。しかし、以上説明したよ
うな問題点を解決し、かつ上記要望を満足するようなも
のはなかった。
[発明の目的] 本発明の第1の目的は、高感度で現像効果を受は難いハ
ロゲン化銀写真感光材料を提供することであり、さらに
、本発明の第2の目的は、高感度であり、発色現像液の
組成変動等の影響を受は龍く、すぐれた階調性を示すハ
ロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
[発明の構成] 本発明者等は、上記目的達成のため、鋭意研究を重ねた
結果、支持体上に青感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑感光
性ハロゲン化銀乳剤層および赤感光性ハロゲン化銀乳剤
層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、少なく
とも前記青感光性ハロゲン化銀乳剤層は少なくとも50
モル%以上の単分散のクリーン乳剤を含む乳剤層であり
、各ハロゲン化銀乳剤層に含まれるハロゲン化銀粒子の
平均粒径のうち最大平均粒径を有するハロゲン化銀粒子
の平均粒径(Fmax )と最小平均粒径を有するハロ
ゲン化銀粒子の平均粒径(rlllin)との比がr 
wax / Fm1n≦ 1.3であり、各ハロゲン化
銀乳剤層に含まれるそれぞれのハロゲン化銀粒子はその
平均粒径rが0.6μm以下であるハロゲン化銀写只感
光材料によって上記目的が達成されることを見い出した
[発明の具体的構成] 本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は支持体上に青
感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑感光性ハロゲン化銀乳剤
層および赤感光性ハロゲン化銀乳剤層を有しており、少
なくとも青感光性ハロゲン化銀乳剤層は少なくとも50
モル%以上の単分散のクリーン乳剤粒子を含む乳剤層で
ある。
本発明において、クリーン乳剤とは、ハロゲン化銀粒子
形成工程を終了し、未だ化学熟成されていないハロゲン
化銀乳剤を1f当り1gの銀被覆量をもって支持体上に
被覆を施した試料を、光強度スケールにかけて0.01
〜1秒の間の一定時間、500ワツトのタングステンラ
ンプを用いて露光を施し、露光後下記に示す表面現像処
理を施した場合の最大濃度()Sと、下記に示す内部現
像処理を施した場合の最大濃度Diとの間にDs≧ D
iなる関係の成立つものをいう。
(表面現像処理) 表面現像         20℃  5分定@20℃
   2分 水洗          15〜25℃ 3分乾燥 (内部現像処理) 漂白           20℃  5分水洗   
       15〜25℃0.5分内部現像    
     20℃  5分定@20℃   2分 水洗          15〜25℃ 3分乾燥 (表面現像液組成) N−メチル−p−アミノフェノ−2,5gル硫酸塩 アスコルビン酸          10(J臭化カリ
ウム            1gメタ硼酸カリウム 
        35G水酸化カリウムまたは硫酸水溶
液 にてpl−1= 9.8に調整し、水を加えて    
         12とする(漂白液組成) ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム  30Qフエノ
サフラニン         30+ng水を加えて 
         1ftとする(内部現像液組成) N−メチル−p−アミノフェノ−2,5gル硫酸塩 アスコルビン酸          10g臭化カリウ
ム            1gメタVA酸カリウム 
        35g沃化カリウム        
  0.5g水酸化カリウムまたは硫酸水溶液 にてp)l−9,8に調整し、 水を加えて          IIlとする(定着液
組成) 定着液としては、市販されている定着液を用いることが
できるが、下記のような処方で調製することができる。
水                        
 700観チオ硫酸アンモニウム       200
g無水亜硫酸ナトリウム       15g氷酢I’
ll              15.4−1j2ホ
ウ酸              7.5gカリミョウ
バン          150水を加えて     
     11とする本発明においてハロゲン化銀乳剤
が複数の乳剤を混合した、いわゆる混合乳剤の場合、少
なくとも青感光性ハロゲン化銀乳剤層はハロゲン化銀乳
剤の50モル%以上が単分散のクリーン乳剤であればよ
く、好ましくは80モル%以上、最も好ましくは、すべ
てがクリーン乳剤である場合である。
また、本発明においては上述のように、少なくとも青感
光性ハロゲン化銀乳剤層はクリーン乳剤で構成されてい
るが、最も好ましくは、各ハロゲン化銀乳剤層がクリー
ン乳剤で構成されることである。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、その製造時に
、必要に応じてハロゲン化銀溶剤を用いて、ハロゲン化
銀粒子の粒子サイズ、粒子の形状、粒子サイズ分布及び
粒子の成長速度をコントロールすることができる。
本発明に用いられるクリーン乳剤は乳剤中に含有される
ハロゲン化銀粒子の粒径分布において、その変動係数が
22%以下、好ましくは15%以下であるような単分散
乳剤である。変動係数は粒径分布の広さを示す係数で次
式によって定義される。
ここでriは粒子個々の粒径、niはその数を表す。
また平均粒径rとは、立方体状のハロゲン化銀粒子の場
合はその一辺の長さ、また球状など立方体以外の形状の
粒子の場合は、同一体積を有する立方体に換算した時の
一辺の長さの平均値であって、個々のその粒径がriで
あり、その数がniである時に上記の式で表わされる。
なお上記の粒子径は、上記の目的のために当該技術分野
において一般に用いられる各種の方法によってこれを測
定することができる。代表的な方法としては、ラブラン
ドの[粒子径分析法JA。
S、T、M、シンポジウム・オン・ライト・マイクロス
コピー、1955年、94〜122頁、または「写真プ
ロセスの理論」ミースおよびジェームズ共著、第3版、
マクミラン社発行(1966年)の第2章に2械されて
いる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は各ハロゲン化銀乳
剤層に含まれるハロゲン化銀粒子の平均粒径のうら最大
平均粒径を有するハロゲン化銀粒子の平均粒径(rll
aX)と最小平均粒径を有づるハロゲン化銀粒子の平均
粒径(rmin)との比がr max 7 r min
≦ 1.3であり、各ハロゲン化銀乳剤層に含まれるそ
れぞれのハロゲン化銀粒子はその平均粒径rが0.6μ
m以下である。例えばカラー印画紙用ハロゲン化銀写真
感光材料では、一般に支持体に最も近い側に青感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層が位置しており、特にこのような場合
、青感光性ハロゲン化銀乳剤層については、ハロゲン化
銀粒子の粒径が大きくなると、前述の現像効果が大きく
なる。そこで平均粒径が0.6μm以下のハロゲン化銀
粒子を用いることにより前述の現像効果を受難くなるが
、一方ではハロゲン化銀乳剤の感度は、その粒径に大ぎ
く依存するため、あまり小さな粒径では、好ましい感度
バランスを保つことができなくなり、単色での発色濃度
が充分ではなく、色濁り・を生ずる。このため、各ハロ
ゲン化銀乳剤層に含まれるそれぞれのハロゲン化銀粒子
はその平均粒径が0.25μm以上0.6μI以下であ
ることが好ましく、0.30μm以上0.5μm以下で
あることがより好ましい。
しかし、このような平均粒径を有するハロゲン化銀乳剤
を用いただけでは、十分な改良効果を得ることはできず
、さらに各ハロゲン化銀乳剤層に含まれるハロゲン化銀
粒子の平均粒径のうち最大平均粒径を有するハロゲン化
銀粒子の平均粒径と最小平均粒径を有するハロゲン化銀
粒子の平均粒径との比が1.3以下であるときに、初め
て十分な改良効果が得られる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化物
イオンと銀イオンを同時に混合しても、いずれか一方が
存在する液中に、他方を混合してもよい。特に単分散乳
剤を得るには、ハロゲン化銀結晶の臨界成長速度に応じ
た速度で添加量を変化させ、同時に、I)H,1)Al
llをコント[1−ルする方法が好ましく用いられる。
臨界成長速度に応じた速度で添加量を変化するには、溶
液の供給争を変化させても良いし、添加する溶液の供給
ωを一定に保ち、濃度を変化させても良い。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤の製造装置として
は、当業界において知られているものを任意に用いるこ
とができるが、ハロゲン化物塩水溶液と銀塩水溶液とを
、混合釜と独立した部分で、混合釜から導びかれた親水
性コロイド水溶液と強撹拌下に混合し、混合釜に尋き、
ハロゲン化銀粒子を成長せしめるようにした装置や、銀
塩水溶液とハロゲン化物塩水溶液を、混合釜内の親水性
コロイド溶液中に浸漬されたノズルから混合釜に導入す
るようにした装置、限外口過などの方法により、混合釜
内の親水性コロイド溶液中の過剰の可溶性塩及び水を除
去し、粒子間距離の拡大を防止するようにした装置など
を好ましく用いることができる。
本発明に用いられるクリーン乳剤の製造方法としては、
混合釜内の親水性コロイド溶液中に浸漬されたノズルか
ら、硝酸銀、ハロゲン化物塩水溶液をpAgを調整しつ
つ添加する方法が特に好ましい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤には、ハロゲン化
銀として塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、沃臭
化銀などいずれも用いることができるが、沃化銀は1モ
ル%以下であることが好ましく、沃化銀を実質的に含ま
ない塩化銀、臭化銀、塩臭化銀がさらに好ましい。
支持体側からみて青感光性乳剤層よりも上層に位置する
ハロゲン化銀乳剤層としては、50モル%以上が塩化銀
であり、1モル%以下が沃化銀であるような塩沃臭化銀
からなるハロゲン化銀乳剤層が好ましく、沃化銀を含ま
ず、50モル%以上が塩化銀である塩臭化銀からなるハ
ロゲン化銀乳剤層がさらに好ましい。
本発明のハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀粒
子は、粒子を形成する過程及び/又は成長させる過程で
、本発明の効果を損わない最のカドミウム塩、亜鉛塩、
鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩(を含む錯塩)、ロジ
ウム塩(を含む錯塩)及び鉄f:A(を含む鉛塩)から
選ばれる少なくとも1種を用いて金属イオンを添加し、
粒子内部にこれらの金属元素を゛含有させることができ
、また適当な還元的雰囲気におくことにより、粒子内部
に還元増感核を付与できる。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増感する
ことができる。即ち、硫黄増感法、セレン増感法、還元
増感法、金その他の負金属化合物を用いる貴金属増感法
などを単独で又は組み合わせて用いることができる。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、写真業界において増感色
素として知られている色素を用いて、所望の波長域に光
学的に増感できる。増感色素は単独で用いてもよいが、
2種以上を組み合わせて用いてもよい。増感色素ととも
にそれ自身分光増感作用を持たない色素、あるいは可視
光を実質的に吸収しない化合物であって、増感色素の増
感作用を強める強色増感剤を乳剤中に含有させてもよい
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、カブリ防止剤
または安定剤として当業界で知られた種々の化合物を用
いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の乳剤層には、発色
現像処理において、芳香族第1級アミン現像剤(例えば
p−フェニレンジアミン誘導体や、アミノフェノール誘
導体など)の酸化体とカップリング反応を行い色素を形
成する色素形成カプラーが用いられる。該色素形成カプ
ラーは各々の乳剤層に対して乳剤かの感光スペクトル光
を吸収する色素が形成されるように選択されるのが普通
であり、青感性乳剤層にはイエロー色素形成カプラーが
、緑感性乳剤層にはマゼンタ色素形成カプラーが、赤感
性乳剤層にはシアン色素形成カプラーが用いられる。し
かしながら目的に応じて上記組み合わせと異なった用い
方でハロゲン化銀カラー写真感光材料をつくってもよい
イエロー色素形成カプラーとしては、公知のアシルアセ
トアニリド系カプラーを好ましく用いることができる。
これらのうち、ベンゾイルアセトアニリド系及びピバロ
イルアセトアニリド系化合物は有利に用いることができ
る。
マゼンタ色素形成カプラーとしては、公知の5−ピラゾ
ロン系カプラー、開鎖アシルアセトニトリル系カプラー
を好ましく用いることができる。
これらのうち、5−ピラゾロン系化合物は、有利に用い
ることができる。中でも、カップリング反応の活性点を
アリールヂオ基で置換された5−ピラゾロン系化合物は
特に有利に用いることができる。
シアン色素形成カプラーとしては、公知のフェノール系
カプラー、ナフトール系カプラーを好ましく用いること
ができる。これらのうちフェノール系化合物は有利に用
いることができる。中でも、2.5−ジアシルアミノフ
ェノール系化合物は特に有利に用いることができる。
これら色素形成カプラーは分子中にバラスト基と呼ばれ
るカプラーを非拡散化する、炭素数8以上の基を有する
ことが望ましい。又、これら色素形成カプラーは1分子
の色素が形成されるために4分子の銀イオンが還元され
る必要がある4当通性であっても、2分子の銀イオンが
還元されるだけで良い2当岱性のどちらでもよい。色素
形成カプラーには現像主薬の酸化体とのカップリングに
よって現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀
溶剤、調色剤、硬膜剤カブリ剤、カブリ防止剤、化学増
感剤、分光増感剤、及び減感剤のような写真的に有用な
フラグメントを放出する化合物を含有させることができ
る。これら色素形成カプラーに現像に伴って現像抑制剤
を放出し、画像の鮮鋭性や画像の粒状性を改良するDI
Rカプラーが併用されてもよい。この際、DIRカブラ
−は該カプラーから形成される色素が同じ乳剤層に用い
られる色素形成カプラーから形成される色素と同系統で
ある方が好ましいが、色の濁りが目立たない場合は異な
った種類の色素を形成するものでもよい。DIRカプラ
ーに替えて、該カプラーと又は併用して現像主薬の酸化
体とカップリング反応し、無色の化合物を生成すると同
時に現像抑制剤を放出するDIR化合物を用いてもよい
用いられるDIRカプラー及びDIR化合物には、カッ
プリング位に直接抑制剤が結合したものと、抑制剤が2
価基を介してカップリング位に結合しており、カップリ
ング反応により離脱した基因での分子内求核反応や、分
子内電子移動反応等により抑制剤が放出されるように結
合したもの(タイミングDIRカプラー、及びタイミン
グDIR化合物と称する)が含まれる。又、抑制剤も離
脱後払散性のものとそれほど拡散性を有していないもの
、を、用途により単独で又は併用して用いることができ
る。芳香族第1級アミン現像剤の酸化体とカップリング
反応を行うが、色素を形成しない無色カプラーを色素形
成カプラーと併用して用いることもできる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、公知の写真用
添加剤を用いることができるが、このうち、ハロゲン化
銀結晶表面に吸着させる必要のない色素形成カプラー、
DIRカプラー、DIR化合物、画像安定剤、色カブリ
防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤等のうち、疎水性化
合物は固体分散法、ラテックス分散法、水中油滴型乳化
分散法等、種々の方法を用いることができ、これはカプ
ラー等の疎水性化合物の化学構造等に応じて適宜選択す
ることができる。水中油滴型乳化分散法は、カプラー等
の疎水性添加物を分散させる従来公知の方法が適用でき
、通常、沸点約150℃以上の高沸点有機溶媒に必要に
応じて低沸点、及び又は水溶性有機溶媒を併用して溶解
し、ゼラチン水溶液などの親水性バインダー中に界面活
性剤を用いて撹拌器、ホモジナイザー、コロイドミル、
フロージットミキサー、超音波装置等の分散手段を用い
て、乳化分散した後、目的とする親水性コロイド層中に
添加すればよい。分散液又は分散と同時に低沸点有機溶
媒を除去する工程を入れてもよい。
本発明に於いて、本発明に用いる高沸点有機溶媒と低沸
点有機溶媒の比率は1:0.1乃至1:50、更には1
:1乃至1:20であることが好ましい。
疎水性化合物を低沸点溶媒単独又は高沸点溶媒と併用し
た溶媒に溶かし、機械的又は超音波を用いて水中に分散
するどきの分散助剤として、アニオン性界面活性剤、ノ
ニオン性界面活性剤、カヂオン性界面活性剤を用いるこ
とができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の乳剤層間(同−感
色性居間及び/又は異なりた感色性14間)で、現像主
薬の酸化体又は電子移動剤が移動して色濁りが生じたり
、鮮鋭性が劣化したり、粒状性が目立つのを防止するた
めに色カブリ防止剤を用いることができる。
該色カブリ防止剤は乳剤層自身に含有させてもよいし、
中間層を隣接乳剤層間に設けて、該中間層に含有させて
もよい。
色カプリ防止剤として、ハイドロキノン誘導体、アミノ
フェノール誘導体、没食子酸誘導体、アスコルビン酸誘
導体などが好ましく、その具体例は、米国特許第2,3
60,290号、同2,336,327号、同2.40
3,721号、同2,418,613@、同2,675
,314号、同2,701,197号、同2.704.
713号、同2.728.659号、同2,732,3
00@、同2.735.765号、同3.700.45
3号、特開昭50−92988号、同5G−92989
号、同50−93928号、同 5G−110337号
、同 5G−156438号、同52−146235号
、同55−95948号、同 59−5247号、特公
昭50−23813号等に記載されている。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、色素画像の劣
化を防止する画像安定性を用いることができる。
画像安定剤としては、例えばハイドロキノン誘導体、没
食子I!誘導体、フェノール誘導体及びそのビス体、ヒ
ドロキシクマラン及びそのスピロ体、ヒドロキシクロマ
ン及びそのスピロ体、ピペリジン誘導体、芳香族アミン
化合物、ベンゾジオキサン誘導体、ペンズジオキソール
銹導体、シリコン原子含有化合物、チオエーテル化合物
等が好ましい。その具体例として英国特許第1,410
,846号、特開昭49−134326号、同52−3
5633号、同52−147434号、同 52−15
0630号、同 54−145530号、同 55−6
321号、同55−21004号、同55−12414
1号、同59−3432号、同59−5246号、同5
9−10539号、特公昭48−31625号、同49
−20973号、同49−20974号、同50−23
813号、同52−27534号、朱印特許第2,36
0,290号、同2,418,613号、同2,675
,314号、同2,701,197号、同2.704.
713号、同2,710,801号、同2,728.6
59号、同 2 、732 、300号、同 2,73
5,765号、同2.816,028号、同 3,06
9,262号、同 3,336,135号。
同 3.432,300号、同 3,457,079号
、同 3,573,050号、同3,574,627号
、同3,698,909号、同3.700.455号、
同 3,764,337号、同 3,935,016号
、同3.982,944号、同 4.013.701号
、同4.i13,495号、同4.120.723号、
同4,155,765号、同4.159,910号、同
4,254,216号、同4.268.593号、同4
,279.990号、同 4.332.886号、同 
4,360,589号、同4、430.425号、同4
,452,884号等が挙げられる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の保護層、中間層等
の親水性コロイド層は感光材料が摩擦等で帯電する事に
起因する放電によるカブリ防止、画像のU■光による劣
化を防止するために紫外線吸収剤を含んでいてもよい。
本発明のハロゲン化銀乳剤のバインダー(又は保護コロ
イド)としては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、
ゼラチンwIg導体、ゼラチンと他の高分子のグラフト
ポリマー、それ以外の蛋白質、糖誘導体、セルロース誘
導体、単一あるいは共重合体の如き合成親水性高分子物
質等の親水性コロイドも用いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の写真乳剤層、その
他の親水性コロイド層は、バインダー(又は保護コロイ
ド)分子を架橋させ、膜強度を高める硬膜剤を1種又は
2種以上用いることにより硬膜することができる。硬膜
剤は、処理液中に硬膜剤を加える必要がない程度に感光
材料を硬膜出来る量添加することができるが、処理液中
に硬膜剤を加えることも可能である。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる支持体
には、α−オレフィンポリマー(例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン/ブテン共用)等をラミネー
トした紙、合成紙等の可撓性反射支持体、酢酸セルロー
ス、硝酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ
アミド等の半合成又は合成高分子からなるフィルムや、
これらのフィルムに反111Jを設けた可撓性支持体、
ガラス、金属、陶器などが含まれる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は必要に応じて支持
体表面にコロナ放電、紫外線照射、火焔処理等を施した
後、直接に又は支持体表面の接着性、帯電防止性、寸法
安定性、耐摩耗性、硬さ、ハレーション防止性、摩擦特
性、及び/又はその他の特性を向上するための1層以上
の下塗層を介して塗布されてもよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料を作成するに当たり
、ハロゲン化銀乳剤層及びその他の保護コロイド層はリ
サーチ・ディスクロージャー(Research Di
sclosure )  17463号のxvのAに記
載の方法で塗布し、同Bに記載の方法で乾燥することで
きる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料を処理する場合、発
色現像処理工程、漂白処理工程、定着処理工程、必要に
応じて水洗処理工程、及び/または安定化処理工程を行
うが、漂白液を用いた処理工程と定着液を用いた処理工
程の代わりに、1浴漂白定着液を用いて、漂白定着処理
工程を行なうことも出来るし、発色現像、漂白、定着を
1浴中で行なうことが出来る1浴現像漂白定着処理液を
用いたモノバス処理工程を行なうことも出来る。
これらの処理工程に組み合わせて前硬膜処理工程、その
中和工程、停止定着処理工程、後硬膜処理工程等を行な
ってもよい。これら処理において発色現像処理工程の代
わりに発色現像主薬、またはそのプレカーサーを材料中
に含有させておき現像処理をアクチベーター液で行なう
アクチベーター処理工程を行ってもよいし、モノバス処
理に代えてアクチベーター処理と漂白、定着処理と同時
に行なってもよい。これらの処理中代表的な処理を示す
。(これらの処理は最終工程として、水洗処理工程、安
定化処理工程、水洗処理工程及び安定化処理工程のいず
れかを行なう。) ・発色現像処理工程−漂白処理工程一定着処理工程 ・発色現像処理工程−漂白定着処理工程・前硬膜処理工
程−中和処理工程−発色現像処理工程−停止定着処理工
程−水洗処理工程−漂白処理工程一定着処理工程−水洗
処理工程−後硬膜処理工程 ・発色現像処理工程−水洗処理工程−補足発色現像処理
工程−停止処理工程−漂白処理工程一定着処理工程 ・モノバス処理工程 ・アクヂベーター処理工程−漂白定着処理工程・アクチ
ベーター処理工程−漂白処理工程一定着処理工程 本発明において、発色現像処理工程とはカラー色画像を
形成する工程であり、具体的には発色現像主薬の酸化体
とカラーカプラーとのカップリング反応によってカラー
色画像を形成する工程である。
従って、発色現像処理工程においては通常発色現像液中
に発色現像主薬を含有させることが必要であるが、カラ
ー写真材料中に発色現像主薬を内臓させ、発色現像主薬
を含有させた発色現像液又はアルカリ液(アクチベータ
ー液)で処理することも含まれる。
発色現像液に含まれる発色現像主薬は芳香族第1級アミ
ン発色現像主薬であり、アミンフェノール系及びp−フ
Iニレジンアミン系誘導体が含まれる。これらの発色現
像主薬は有機酸及び無[1の塩として用いることができ
、例えば塩Iait、硫酸塩、p−トルエンスルホン酸
塩、亜硫酸塩、シュウ酸塩、ベンゼンスルホンl!!塩
等を用いることができる。
これらの化合物は一般に発色現像液111について約0
.10〜約30oの濃度、更に好ましくは、発色現像液
1ffiについて約1g〜約15++の濃度で使用する
。O,IQよりも少ない添加量では充分なる発色濃度が
得られない。
また、発色現像槽の処理液温度は10℃〜65℃、より
好ましくは25℃〜45℃で処理される。
上記アミノフェノール系現像剤としては例えば、0−ア
ミノフェノール、p−アミノフェノール、5−アミノ−
2−オキシ−トルエン、2−アミノ−3−オキシ−トル
エン、2−オキシ−3−ア、ミノー1,4−ジメチル−
ベンゼン等が含まれる。
特に有用な第1級芳香族アミン系発色現像剤はN、N−
ジアルキル−p−フェニレンジアミン系化合物であり、
アルキル基及びフェニル基は置換されていても、あるい
は置換されていなくてもよい。その中でも特に有用な化
合物例としてはN。
N−ジメチル−p−7エニレンジアミン塩酸塩、N−メ
チル−p−フェニレンジアミン塩酸塩、2−アミノ−5
−(N−エチル−N−ドデシルアミノ)−トルエン、N
−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3−
メチル−4−アミノアニリン硫111!、N−エチル−
N−β−ヒドロキシエチルアミノアニリン、4−アミノ
−3−メチル−N、N−ジエチルアニリン、4−アミノ
−N−(2−メトキシエチル)−N−エチル−3−メチ
ルアニリン−p−トルエンスルホネート等を挙げること
ができる。
また、上記発色現像主薬は単独であるいは2種以上併用
して用いても良い。更に又、上記発色現像主薬はカラー
写真材料中に内臓されてもよい。
例えば、米国特許第3.719.492号の如き発色現
像主薬を金属塩にして内臓させる方法、米国特許第3.
342,559号やリサーチ・ディスクロージャー(R
esearch D 1sclosure ) 197
6年No、  15159に示されるが如き、シッフ塩
にして発色現像主薬を内臓させる方法、特開昭58−6
5429号及び同58−24137号等に示されるが如
き色素プレカーサーとして内臓させる方法や、米国特許
第3,342,597号に示されるが如き発色現像主薬
プレカーサーとして内臓させる方法等を用いることがで
きる。この場合、ハロゲン化銀カラー写真感光材料を発
色現像液のかわりにアルカリ液(アクチベーター液)で
処理することも可能であり、アルカリ液処理の後、直ち
に漂白定着処理される。本発明に用いる発色現像液は、
現像液に通常用いられるアルカリ剤、例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、硫酸ナトリウム、メタホウ酸
ナトリウムまたは硼砂等を含む事ができ、更に秤々の添
加剤、例えばベンジルアルコール、ハロゲン化アルカリ
金属、例えば、臭化カリウム、又は塩化カリウム等、あ
るいは現像調節剤として例えばシトラジン酸等、保恒剤
としてヒドロキシルアミンまたは亜硫酸塩等を含有して
もよい。さらに各種消泡剤や界面活性剤を、またメタノ
ール、ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシ
ド等の有機溶剤等を適宜含有ゼしめることができる。
本発明に用いる発色現像液のIIHは通常7以上であり
、好ましくは約9〜13である。
また、本発明に用いられる発色現惟液には必要に応じて
酸化防止剤としてジエチルヒドロキシアミン、テトロン
酸、テトロンイミド、2−アニリノエタノール、ジヒド
ロキシアセトン、芳香族第2アルコール、ヒドロキサム
酸、ペントースまたはヘキソース、ピロガロール−1,
3−ジメチルエーテル等が含有されていてもよい。
本発明に用いる発色現像液中には、金属イオン封鎖剤と
して、種々なるキレート剤を併用することができる。例
えば、該キレート剤としてエチレンジアミン四酢酸、ジ
エチレントリアミノ五酢酸等のアミンポリカルボン酸、
1−ヒト0キシエチリデン−1,1′−ジホスホン酸等
の有機ホスホン酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)
もしくはエチレンジアミンテトラリン酸等のアミンポリ
カルボン酸、クエン酸もしくはグルコン酸等のオキシカ
ルボン酸、2−ホスホノブタン1,2.4−トリカルボ
ン酸等のホスホノカルボン酸、トリポリリン酸もしくは
ヘキサメタリン酸等のポリリン酸等、ポリヒドロキシ化
合物等が挙げられる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明の態様はこれに限定されるものではない。
ハロゲン化銀乳剤の調製−1 強く撹拌しているゼラチン水溶液中に、1モル/りの硝
酸銀水溶液12と1モル/2の混合ハロゲン化物塩水溶
液(臭化物塩を80モル%含む)を80分間にわたって
添加した。この間、温度は′  55℃で一定に保った
。こうして、塩臭化銀乳剤(Em−1)を調製した。
ハロゲン化銀乳剤の調製−2 強く撹拌しているゼラチン水溶液中に、1モル/2の硝
酸銀水溶液12と1モル/lの混合ハロゲン化物塩水溶
液(臭化物塩を80モル%含む)を130分間にわたっ
て添加した。この間、温度は55℃で一定に保ち、硝酸
銀水溶液とハロゲン化物塩水溶液の添加速度は、臨界成
長速度にみあうように適宜変更した。こうしてEn+ 
−2をw4製した。
ハロゲン化銀乳剤の調製−3 Em−2と同様の方法で、硝酸銀水溶液と、混合ハロゲ
ン化物塩水溶液を145分間にわたって添加し、E−一
3を調製した。
ハロゲン化銀乳剤の調製−4 Es+−2と同様の方法で、硝酸銀水溶液と、混合ハロ
ゲン化物塩水溶液を180分間にわたって添加し、Es
−4を調製した。
ハロゲン化銀乳剤の調製−5 強く撹拌しているゼラチン水溶液中に、1モル/2の硝
酸銀水溶液12と1モル/lの塩化ナトリウム水溶液1
2を50分間にわたって添加した。
このハロゲン化銀乳剤中に3モル/4の臭化銀水溶液を
268観添加し、コンバージョンによって塩臭化銀乳剤
を調整した。この間、温度は55℃に保った。こうして
塩臭化銀乳剤(En+−5)を調整した。
ハロゲン化銀乳剤の調製−6 強く撹拌しているゼラチン水溶液中に、1モル/lの硝
酸銀水溶液1j!と1モル/2の混合ハロゲン化物塩(
臭化物塩を50モル%含む)水溶液11を65分間にわ
たって添加した。この間、温度は55℃に保った。こう
して塩臭化銀乳剤(Eg+−6)を調製した。
ハロゲン化銀乳剤の調製−7 En+−1と同様の方法で、硝酸銀水溶液と混合ハロゲ
ン化物塩水溶液を90分間にわたって添加し、塩臭化銀
乳剤Em −7を得た。
ハロゲン化銀乳剤の調製−8 Em−2と同様の方法で、硝酸銀水溶液と混合ハロゲン
化物塩水溶液を60分間にわたって添加し、塩臭化銀乳
剤Em −8を得た。
ハロゲン化銀乳剤の調整−9 強く撹拌しているゼラチン水溶液中に、1モル/ILの
硝酸銀水溶液0.3flと1モル/Ilの混合ハロゲン
化物塩水溶液(臭化物塩80モル%を含む)0.3Il
を40分間にわたって添加し、1モル/Ilの硝酸銀水
溶液o、os zと1モル/1の塩化ナトリウム水溶液
o、os zを5分間にわたって添加した。次に1モル
/iの硝酸銀水溶液0.65 Ilと1モル/flの混
合ハロゲン化物塩水溶液(臭化物塩86.2モル%を含
む)  0.65 ffiを100分間にわたつて添加
し、El−9を調整した。
ハロゲン化銀粒芋を電子顕微鏡にて観察し、平均粒径、
変動係数を求めた。また、前述の表面現像処理、内部現
像処理を行ない、クリーン乳剤であるかどうかの判定を
行った。結果を表1に示す。
尚、表1中、クリーン乳剤であるものはその欄に0を付
した。
表−1゜ 実施例1 Em−1、E+a−2、El−5を常法によりイオウ増
感し、Ei−1は2分割し、一方には緑感光性増感色素
、もう一方には赤感光性増感色素を添加し、緑感光性、
赤感光性乳剤を得た。El−2、Em−5は青感光性増
感色素を添加し、青感光性乳剤を得た。
ポリエチレンをコーティングした紙支持体上に順次下記
の7つの層を重層塗布してハロゲン化銀カラー写真感光
材料を作製した。ここで、各化合物の量はハロゲン化銀
カラー写真感光材料1f当りの量で示した。
(層1)イエローカプラー1.lX10−3モル、o、
 oisgの色濁り防止剤を溶解した0、4gのジブチ
ルフタレート分散物、青感光性塩臭化銀乳剤(銀として
0.45Q )と2Qのゼラチンを含有するハロゲン化
銀乳剤層 (層2)  0.0217の色濁り防止剤を溶解した0
、 03Qのジブチルフタレート分散物と1gのゼラチ
ンを含有する中間層 (層3)マゼンタカプラー0.630及び0.015!
I+の色濁り防止剤を溶解した0、340のトリクレジ
ルフォスフェート分散物、緑感光性塩臭化銀乳剤(銀と
して0.4+I+ )と2Qのゼラチンを含有するハロ
ゲン化銀乳剤層 (層4 )  o、o3gの色濁り防止剤と紫外線吸収
剤o、 agを溶解した。、 sgのジブチルフタレー
ト分散物とゼラチン0.1513を含有する中間層(層
5)シアンカプラー0.35!I+と0. olsgの
色濁り防止剤を溶解した0、 29のジブチルフタレー
ト分散物と赤感光性塩臭化銀乳剤(銀としてo、30o
)と1.5gのゼラチンを含有するハロゲン化銀乳剤層 (16)紫外線吸収剤0.4gを溶解した0、 3(J
のジブチルフタレート分散物とゼラチン1gを含有する
中間層 (Ei7)lのゼラチンを含有する層 以下余白 イエローカプラー マゼンタカプラー t シアンカプラー 色濁シ防止剤 紫外線吸収剤 2   :   3 以上のようにして下記表2に示す試料No、1゜2を作
製した。
以下余白 (処理工程)   (温度)    (時間)18発色
現像    33℃  3分30秒2、漂白定着   
 33℃  1分30秒3、水洗   30〜34℃ 
 3分 4、乾燥 (発色現像液組成) 純水               80〇−エチレン
グリコール        151gベンジルアルコー
ル        18dヒドロキシルアミン硫酸塩 
     2.0g無水炭酸カルシウム       
 30.0g臭化カリウム            o
、 sg塩化ナトリウム           1.5
g無水亜硫酸カリウム         2.0gN−
エチル−N−β−メタンスル ホンアミドエチル−3−メチル− 4−アミノアニリン硫酸塩      4.5g純水を
加えて12とし、水酸化カリウムまたは硫酸でpi−1
−10,2に調整する。
(漂白定着液組成) 純水               750 mNエチ
レンジアミン四酢酸鉄(III) ナトリウム             50gチオ硫酸
アンモニウム       8.5g重亜硫酸ナトリウ
ム         IOgメタ重亜硫酸ナトリウム 
      2gエチレンジアミン四四酢酸二上トリ 
 20Qウム塩 臭化ナトリウム           3.0g純水を
加えて111とし、アンモニア水または硫酸にてEIH
−7,、Oに調整する。
これらの試料を常法により、白色光(試料を発色現像処
理した時に灰色に発色するような光)と青光により光強
度スケールの露光を行ない、上記の発色現像処理を行な
った。
白色光で露光した試料は、タンパク質分解酵素を用いて
、マゼンタ及びシアン色素画像を除去した。得られたイ
エロー色素画像を、PDA−65濃度計(小西六写冥工
業(株)製)を用い、青濃度を測定した。結果を表3に
示した。感度は反射濃度1.0を与える露光量の逆数と
し、試料1の感度を100とした相対値で示した。γ1
は反射濃度0.2〜0.7の階El(脚部階調)。γ2
は反射濃度0.7〜2.0の階UA(肩部階調)である
表3゜ 本発明に係る試料N011は、青感光性乳剤層に単分散
のクリーン乳剤を用いることにより比較試料N002と
比べ約20%高感度である。白色光及び青光露光での、
イエロー色素画像の階調(特に肩部階調)の差が、NO
,1はN002と比べ著しく小さいことがわかる。すな
わち本発明の試料は支持体に最も近い一層のみが現像さ
れる場合と他の層も現像される場合とではその階調に与
えられる影響が小さい。
実施例2゜ 実施例1と同様な方法でElll−2,3,4をイオウ
増感した後、青感光性増感色素を添加し、青感光性乳剤
を、Es+−1,7をイオウ増感した後、分割し、緑感
光性増感色素及び赤感光性増感色素を添加し、緑感光性
乳剤及び赤感光性乳剤をI製した。
この乳剤を用い、実施例1の方法によりハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料を作製しく表−4)、露光現像処理後
、白色光露光試料は、マゼンタ・シアン発色層をは(離
し、イエロー色素像の濃度測定を行った。結果を表5に
示す。感度は試料3の値を100とした相対値で示した
以下余白 本発明に係る試料N003は、白色光・青光露光の違い
によって階調の変化はごくわずかしかない。
比較試料No、4.5は、青感光性乳剤の平均粒径を大
きくしたもので、それに伴って粒径比も変化した。粒径
を大きくすることにより、露光違いによる階調の変化は
大きくなる。
比較試料N094は、粒径比のみが本発明外の条件にな
っている試料であるが、本発明試料N003との差は顕
著である。比較試料N O,4と同じ青感光性乳剤を用
い、上層の乳剤の平均粒径を大きくすることにより粒径
比を本発明試料N003と同じにしたものが試料N o
、 6であるが、試料N014と比べ、露光違いによる
階調の差は著しく小さくなる。また、試料N083と比
べるとわずかに階調の差が大きい程度である。このこと
から、平均粒径を小さくすることだけでは不十分で、粒
径比を1.3以下にすることが必須であることがわかる
実施例3゜ Em−1、EIO−6を実施例1の方法によりイオウ増
感し、分割後、緑感光性増感色素及び赤感光性増感色素
を加え、緑感光性乳剤及び赤感光性乳剤を調製した。E
m−2とEln−5を実施例1の方法によりイオウ増感
し、青感光性増感色素を加え、青感光性乳剤を調製した
。これを実施例1の方法により塗布してハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料を作製した。また、実施例1とは塗布
銀団を変更した試料も作製した。試料の詳細を表6に示
した。これらの試料について露光、現像、白色光露光試
料のマゼンタ・シアン色素画像層のはく離、濃度測定を
実施例1の方法により行なった。
また、発色現像処理において、発色現像主薬濃度を15
%増やした処理、現像温度を35℃にした処理も同様に
行った。結果を表7に示す。なお、感度は試料7を10
0とした相対値で示した。
以下余白 表7 表7(続き〕 表7(続き〕 表7の結果から、比較試料11と12を比較すると、青
感光性乳剤層より上履にあるハロゲン化銀乳剤層に含ま
れるハロゲン化銀の塗布量が少ない比較試料12の方が
、白色光露光、青光露光間の性能差は若干小さく、ある
程度の改良効果はみられるものの、本発明試料、7〜1
0の方がはるかにその改良効果が大きく、かつ高感度で
ある。また本発明の試料においても、青感光性乳剤層よ
り上層にあるハロゲン化銀乳剤層に含まれるハロゲン化
銀の塗布量を少なくする(試料8と10)ことによっで
ある程度の改良効果がある。
また現像主薬を増量したり、あるいは現像温度を上げる
ことによって活性化された条件では以上の結果が特に顕
著である。
またさらに本発明の試料において、試料7.8に比べて
、試料9.10の方が良好な結果が得られており、青感
光性乳剤層の上層のハロゲン化銀乳剤層のハロゲン組成
は臭化銀含量の少ないものの方がより好ましい結果が得
られることがわかる。
実施例4゜ Ei−2,6,8を常法によりイオウ増感し、青感光性
増感色素を添加し、青感光性乳剤を調製した。Em−1
を常法によりイオウ増感し、分割後、緑感光性増感色素
と赤感光性増感色素をそれぞれ添加し、緑感光性乳剤と
赤感光性乳剤を得た。
″これを用い、実施例1の方法によりハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料を作製したカラーネガを通して焼付けた
後、実施例1の発色現像処理を行なったところ、Em 
−8を青感光性乳剤層に用いた比較試料では、灰色の再
現は優れているが、黄色の物が、赤味がかつて再現され
る欠点があった。
また、En+−6を青感光性乳剤に用いた比較試料では
、灰色の高濃度部が青味を帯びる欠点があった。E+ 
−2を青感光性乳剤層に用いた本発明試料では、灰色の
再環に優れ、イエローにマゼンタが混じるといった問題
もなり、優れたカラープリントが得られた。
以下余白 ★施鋺、5 実施例1と同様な方法でEl−2,9をイオウ増感した
後、青感光性増感色素を添加し、青感光性乳剤を、El
−1をイオウ増感した後、分割し、緑感光性増感色素及
び赤感光性増感色素を添加し、緑感光性乳剤及び赤感光
性乳剤を調整した。この乳剤を用い、実施例1の方法に
よりハロゲン化銀カラー写真感光材料試料(表8)を作
成し、露光、現像処理後、白色露光試料は、マゼンタ・
シアン発色層をはく離し、イエロー色素像の濃度測定を
行なった。結果を表9に示す。感度は、試料13の値を
100とした相対値で示した。
以下余白 表9 本発明に係るハロゲン化銀カラー写真感光材料13.1
5では、白色光による露光と青光による露光の間の階調
の差はごくわずかである、それに対し、単分散であるが
クリーン乳剤でないE■−9を用いた試料14では、変
動が小さくなっているとはいうものの、未だ十分な改良
がなされていない。またクリーン乳剤E■−2とクリー
ン乳剤でないEra−9を混合した試料15.16にお
いては、試料13と比べその改良効果の劣化は明らかに
みられるものの、本発明に係るハロゲン化銀カラー写真
感光材料15は、比較試料16と比べはるかにすぐれて
いる。従ってクリーン乳剤が100モル%であることが
最も好ましいものの、クリーン乳剤が50モル%以上含
まれる場合には、その効果を得ることができる。
特許出願人 小西六写真工業株式会社 手続補正書 (自利 昭和60年12月26日 昭和60年特許願 第203125号 2、発明の名称 ハロゲン化銀写真感光材料 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住所  東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名称  
(127)  小西六写真工業株式会社代表取締役  
    井手 恵生 4、代理人  〒102 住所  東京都千代田区九段北4丁目1番1号九段−口
坂ビル電話263−9524 明細書の発明の詳細な説明の欄を以下の如く補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に青感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層および赤感光性ハロゲン化銀乳剤層を有
    するハロゲン化銀写真感光材料において、少なくとも前
    記青感光性ハロゲン化銀乳剤層は少なくとも50モル%
    以上の単分散のクリーン乳剤を含む乳剤層であり、各ハ
    ロゲン化銀乳剤層に含まれるハロゲン化銀粒子の平均粒
    径のうち最大平均粒径を有するハロゲン化銀粒子の平均
    粒径(@r@max)と最小平均粒径を有するハロゲン
    化銀粒子の平均粒径(@r@min)との比が@r@m
    ax/@r@min≦1.3であり、各ハロゲン化銀乳
    剤層に含まれるそれぞれのハロゲン化銀粒子はその平均
    粒径@r@が0.6μm以下であることを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真感光材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0451000A (ja) * 1990-06-15 1992-02-19 Yamaha Corp 音源装置

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