JPS626082Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は紙おむつに関するものである。

従来の紙おむつは、旧来の布おむつの形状をし
たもの、又はおむつの両側端にギヤザ（シヤーリ
ング）をもうけ、さらにもれをふせいだもの等が
市場に出回つている。しかしながら、紙おむつの
中で、小便、大便が付着したままになつているの
で、一回毎に除去するしかなく、一日の使用回数
は乳児で10〜12枚であり、一般消費者にとつて経
済的負担が大きかつた。又使用後除去する間に、
時間の経過があるため、ただれ、かぶれの原因
等、種々の欠点を生じた。

そこで本考案は紙おむつの内側になる部分にポ
ケツトをもうけ、外側が合成樹脂等よりなり、防
水性に富む不水溶性フイルムにより、且つ内側が
多量に重ね合わされた水溶性紙よりなる小袋を挿
入し、その小袋の中にたえず、陰茎を納め、小便
をすれば、その小袋を除去し、新たな小袋に取り
替えることによつて、全体としては、その都度、
除去し取り替えることのないようにしたもので、
上記欠点はいづれも解消されることになる。尚、
小袋の中に吸水紙を内包すればその効果が増す事
も考えられる。

その構造を図面について説明するに、１は紙お
むつの水溶性紙であつて、２は合成樹脂製等より
なり、防水性に富む不水溶性フイルムであり、３
は水溶性紙部分にもうけられたポケツト、４は水
溶性紙と合製樹脂製等よりなり、防水性に富む不
水溶性フイルムで構成される小袋である。５は吸
水紙である。

かかる構造からなる本考案は特に男児の小便用
としての効果があると共に寝たきり病人のうち、
男性にも多大の恩恵を与えることになる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
その第１図は本考案に係る小袋を出入する際の、
本考案の斜視図、第２図は本考案の平面図であ
る。 １……水溶性紙、２……不水溶性フイルム、３
……ポケツト、４……小袋、５……吸水紙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多量に積み重ねた水溶性の紙と、その一方の外
   側に合成樹脂等よりなり、防水性に富む不水溶性
   フイルムを貼り合わせて構成される、いわゆる紙
   おむつにおいて、当該水溶性紙層を切開してポケ
   ツト状部をなし、次に外側面が当該不水溶性フイ
   ルムにより、且つ内側が多量に重ね合わされた水
   溶性紙よりなる小袋を、当該ポケツト状部に挿入
   してなる、ポケツト付紙おむつ。