JPS6260711B2 - - Google Patents

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JPS6260711B2
JPS6260711B2 JP8122877A JP8122877A JPS6260711B2 JP S6260711 B2 JPS6260711 B2 JP S6260711B2 JP 8122877 A JP8122877 A JP 8122877A JP 8122877 A JP8122877 A JP 8122877A JP S6260711 B2 JPS6260711 B2 JP S6260711B2
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JP
Japan
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toner
developer
developing roller
roller
developing
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Application number
JP8122877A
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English (en)
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JPS5417030A (en
Inventor
Teruyuki Oonuma
Seiichi Myagawa
Nobuo Mochizuki
Hajime Koyama
Yukio Tabata
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE2830012A priority patent/DE2830012C2/de
Publication of JPS5417030A publication Critical patent/JPS5417030A/ja
Priority to US06/229,165 priority patent/US4382420A/en
Publication of JPS6260711B2 publication Critical patent/JPS6260711B2/ja
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真複写機、静電記録装置等の感
光体、静電記録紙等に形成された静電潜像の一成
分現像剤を用いた乾式現像装置に関するものであ
る。
従来、トナーのみからなる一成分現像剤を使用
して感光体上に形成された静電潜像を現像する方
法としては特開昭47−13088号及び特公昭51−
36070号が知られている。この現像方法は第1図
に示すように感光体ドラム1の表面に形成された
静電潜像を矢印方向に回転する現像ローラー2に
よつて現像する。この現像ローラー2は弾性を有
する導電性部材から構成されており、容器3に貯
蔵された一成分現像剤を上記現像ローラー2の表
面に吸着して搬送し感光体ドラム1に到達する間
に複数の摩擦帯電兼用トナー分配ブレード4によ
つて上記現像剤を摩擦帯電する。現像剤は現像ロ
ーラー2の表面に薄い層として存在しており、こ
れを感光体ドラム1に加圧接触させ静電潜像を現
像している。上記ブレード4としてテフロン、デ
ルリン等の樹脂が使用されている。
しかしながら、このような現像方式においては
現像剤を摩擦帯電することによつてそれに電荷を
付与しているので1現像剤の電位の立ち上がりが
遅い。2現像剤の帯電極性及び電位は使用される
現像剤と摩擦帯電ブレードの材質により一義的に
決まつてしまうものである余裕度が無い。3長時
間使用すると摩擦帯電ブレードが摩耗し帯電効率
が低下してしまう。等の欠点があつた。
本発明は上述の欠点を解消するもので、地肌汚
れがなく、低コントラスト原稿の再現性に優れた
画像を得るようにしたことを目的とするものであ
る。
本発明の他の目的は原稿画像に応じて良好な画
像を得るようにした構成の簡単で安価な現像装置
を提供するものである。
以下本発明の実施例について図面を参照しなが
ら詳細に説明することにする。
第2図は本発明の実施例を示すもので、図にお
いて符号5は感光体、符号6は上記感光体5を支
持する導電性の支持体で示矢方向に一定速度Vで
移動している。感光体5としてはSe、Se―Te、
ZnO、PVK/TNF、TiO2、CdS、銅フタロシア
ニン等が使用出来、例えば通常の方法によつて或
いは特殊プロセス(NPプロセス、KIPプロセ
ス)によつて静電潜像が形成される。支持体6は
ドラム形状ではなくベルト形状であつても良い。
現像ローラー7は体積固有抵抗が108Ωcm以下、
より好ましくは105Ωcm以下の導電性のもので、
材質としては金属も使用可能であるが導電性処理
を施したシリコンゴム、クロロプレンゴム、ポリ
ウレタンゴム等が一成分現像剤(下トナーと称
す)を吸着して搬送する上で有効である。これら
の材料は適度の弾性を呈し表面に適切な厚さのト
ナー層8を容易に形成するのに役立つ。この現像
ローラー7は単一の材質で構成する以外に第3図
に示すように多層構造にすることも出来る。即
ち、金属円筒7aの上に弾性体層7bを設け、さ
らにその上に薄い比較的高硬度の表面層7cを設
ける。この現像ローラー7はローラーに代えてベ
レトであつても同様に実施可能である。現像ロー
ラー7の上部にはホツパー9が配置されており、
この中にトナーTが収容されている。このトナー
Tは体積固有抵抗が109Ωcm以上、より好ましく
は1014Ωcm以上の中抵抗又は高抵抗のトナーであ
り、エポキシ系、スチレン系、フエノール系等の
樹脂にカーボンブラツク、ベンガラ、群青、炭酸
カルシウム等の着色剤と、シリコンエラストマ
ー、シリカ、エチルセルロース、ポリテトラフル
オルエチレン等の添加剤を混合したものから成つ
ている。そして該トナーTの流動性を改善するた
めに二硫化モリブデン(M0S2)、タルク(Mg3
(Si4O10)(OH)2)等の潤滑剤を添加すると良い。
本発明に使用されるトナーとしては、これ以外に
通常の乾式電子写真複写機に用いられる二成分現
像剤のトナーも使用可能である。
一方、ホツパー9内には導電性の電極10が現
像ローラー7に近接して設けられており、上記間
隙dにはトナーTが介在している。この電極10
は耐摩耗性のものが好ましい。電極10と接地と
の間にはスイツチ11、電流制御回路12、バイ
アス電源13が直列に接続されている。スイツチ
11を接にすると上記電極10と現像ローラー7
との間にバイアス電源13からの電流が間隙dに
存在するトナー層を介して流れる。するとこのト
ナーは正の極性の電荷が付与される。この帯電さ
れたトナーはホツパー9の出口壁に形成された規
制部材9aによつて所定厚さのトナー層に規制さ
れるので上記間隙dは上記規制部材9aと現像ロ
ーラー7との間隙tよりも若干大きくなるように
設定しなければならない。さて、電極10に何ら
かの原因によつて過大電流が流れるとジユール熱
の発生によつてトナーが溶融して電極10や現像
ローラー7の表面に付着して固着してしまう恐れ
がある。そこで電流制御回路12を挿入して過大
電流が流れないよう電流を制御しなければならな
い。この電流の制御は非常に重要である。
ところで、複写休止時即ち現像ローラー7の回
転の停止時にも電極10と現像ローラー7との間
に電流が流れると、同一のトナーのみが加熱され
ることになり、上述した不都合が生じるので現像
ローラー7の停止時には上記スイツチ11を断に
して現像ローラー7と電極10との間に電流が流
れるのを防止するように、現像ローラー7の回転
と同期して上記スイツチ11の接・断を制御する
ようにすればよい。もちろん現像ローラー7にバ
イアス電圧を印加して地肌汚れを防止するように
した方式においては、上述と同様にスイツチ14
を現像ローラー7の回転に同期して接・断するよ
うにしてもよい。現像ローラー7と接地との間に
は電流制御回路15、バイアス電圧源16が直列
に接続されており、上記電流制御回路15の機能
は上述した電流制御回路12と全く同様なのでそ
の説明は省略する。そこで、間隙dに流れる電流
は極力小さい方が望ましいのであるが、本発明者
等の実験では現像ローラー7の周速度が200mm/
sec、間隙dが0.05mm、電位差が200Vでトナーの
体積固有抵抗値1014〜1016Ωcmのとき間隙dに最
高0.5mAの電流が流れてもトナーの融着は発生し
なかつた。
而して電極10によつて正極性の電荷の付与さ
れたトナーは所定厚さに規制部材9aによつて規
制された後、感光体5と接触して静電潜像を現像
し、再びホツパー9内のトナーTと混合される。
当然バイアス電圧源16の電圧は感光体5上の残
留電位とほぼ等しいかやや高めに設定されてい
る。また原稿画像に応じてバイアス電圧源13か
ら流れる電流を調節して、トナーに付与する電荷
の大きさを変化させ、適切な現像画像を得るよう
にすることも出来る。この時上記調節に連動して
バイアス電圧源16の電圧を可変するようにして
もよい。そうすることによつて地肌汚れをさらに
防止したり、又は逆に現像不足を防止することも
可能である。次に第4図は本発明の別の実施例を
示すもので第2図の電極10と規制部材9aとを
一体化して現像装置をより簡素化したものであ
る。図において符号17は静電潜像の形成された
記録体で示矢方向に移動している。この記録体1
7に近接して現像ローラー18が反時計方向に回
転している。現像ローラー18は第2図に示した
現像ローラー7と同一であるので詳細な説明は省
略する。現像ローラー18の上部にはトナーTを
収容するホツパー19が設けられており、現像後
のトナーの入口に対応するホツパーの後壁19a
と現像ローラー18の間にはローラー20が現像
ローラー18の周面に軽く圧接されて現像ローラ
ー18の摩擦力によつて従動回転されている。ロ
ーラー20の駆動方法としては他の駆動源から強
制駆動して現像ローラー18と同周速になるよう
にしてもよい。このローラー20によりホツパー
後壁19aからトナーが落下するのを防止するこ
とが出来る。一方、トナーの出口を形成するホツ
パーの前壁19bの下端部にはトナー層規制部材
21が移動可能に取り付けられている。この規制
部材21は先端が鋭角の板状形状であつて支持部
材22に支持されている。規制部材21の後端部
は、ホツパー19に固設された板と規制部材21
との間に設けられたスプリング等の弾性体24で
右方に押されており、規制部材21の先端を現像
ローラー18の表面に押圧している。
ところで上記規制部材21は電荷注入用の導電
性電極を兼用しており、規制部材21と接地との
間にはスイツチ25、電流制御回路26、バイア
ス電源27が直列に接続されている。これらの機
能は第2図のそれと同じであるのでその詳細な説
明は省略する。現像ローラー18上に付着したト
ナーはホツパー19から搬出され、上記規制部材
21を通過する時、トナー層の厚さを一定にする
と共にトナーにプラスの電荷を付与する。現像
時、感光体17上の残留電位による地肌汚れを防
止するために現像ローラー18に残留電位と同極
性であり、かつほぼ同電位のバイアス電圧がバイ
アス電源28によつて印加されている。
本発明者らは、第4図に示す現像装置におい
て、トナーとして体積固有抵抗約1016Ωcmのもの
を使用して規制部材21によつて現像ローラー1
8上に約40μmのトナー層厚を形成し、現像ロー
ラー18としてゴム硬度45度、体積固有抵抗105
Ωcm以下の導電性シリコンゴムローラーを使用
し、これを200mm/secで回転させ、規制部材21
よりトナー層を介して現像ローラー18へ流れる
電流値を最大0.5mA、定常値約0.05mAとした
時、現像ローラー18及び規制部材21にはトナ
ーの融着は全く発生しなかつた。
第5図はトナーの帯電電位VTと差電圧(電極
印加電圧から現像ローラー印加電圧との差)VA
との関係を示すものである。これからわかるよう
にトナーの帯電電位即ち電荷密度を差電圧によつ
て自由に制御することができた。従つて原稿の種
類に応じて電極印加電圧又は現像ローラー印加電
圧を可変にして適切な画像を得ることが出来る。
例えば、低コントラスト原稿の場合、第2図又は
第4図においてバイアス電圧電源13,25を可
変に構成し、コントラストボタンを手動で押すこ
とによつて或いは露光時にそれを自動的に検出し
て電極印加電圧を通常よりもやや高くしてトナー
の帯電電位を上げるようにすればよい。この時現
像ローラー7,18に印加するバイアス電圧もや
や高くするように上記動作に連動するようになつ
ている。これはトナーの帯電電圧を上げることに
より、地肌部分へよりトナーが付着し易くなる為
で、これを阻止するためにバイアス電圧を高める
のである。また、トナー層規制部材21と電極と
を兼用する第4図に示す型式のものにおいては、
静電潜像と同極性に帯電したトナーがトナー層中
に存在しても、上記規制部材21をトナーが通過
する時規制部材21側に静電的に吸引され、現像
部に搬出されることがないので、このようなトナ
ーによる地肌汚れ現像の発生も防止することがで
きる。
第6図は本発明の変形実施例を示すものであ
る。図において符号29は感光体ドラム、符号3
0はトナー供与部材としての現像ベルトをそれぞ
れ示している。現像ベルト30は一対のローラー
31a,31bに掛け回されており、その上にト
ナー層を担持して示矢方向に上記ローラー31
a,31bによつて回転されている。この現像ベ
ルト30の材質もトナーをその表面に担持するの
に十分な粘着性を示す材料、例えばシリコンゴ
ム、クロロプレンゴム、ポリウレタンゴム等の体
積固有抵抗値105Ωcm以下の導電性の弾性体から
形成される。現像ベルト30の上部にはホツパー
32が設けられており、トナー出口側にはトナー
層を規制しかつ電極として作用する逆転ローラー
33が回転自在に支承されている。この逆転ロー
ラー33はその表面が上記現像ベルト30の移動
方向とは逆になるよう回転駆動されており、上記
現像ベルトに近接して配置されている。逆転ロー
ラ33の周面に付着したトナーを連続的に除去す
るブレード34が逆転ローラー33の表面に圧接
して設けられている。このブレード34は逆転ロ
ーラー33の表面を傷付けない電気絶縁性の材
料、例えばポリウレタン等から構成されているこ
とが好ましい。ホツパー32内には現像ベルト3
0の進行方向に漸次その距離が近くなるように斜
設された電極35が配置されている。この電極3
5のベルト30の裏面には対向電極36が上記ベ
ルト30に接触して設けられている。電極35は
ホツパー32内のトナーがこの電極35と現像ベ
ルト30との間に進入し易いよう斜設されてお
り、トナーに十分な電荷の付与を行わせるために
逆転ローラー33とは別に設けられているのであ
る。逆転ローラー33及び電極35はスイツチ3
7を介して接地されており、一方、ローラー31
a及び対向電極36はバイアス電圧電源38の負
極側に接続されている。このように構成しても、
逆転ローラー33と現像ベルト30及び電極35
と現像ベルト30との間には電位差が設定され、
その間を通過するトナーは帯電される。即ち、電
極に必ずしもバイアス電圧を印加しなくとも、要
は電極とトナー供与体との間に所定の電位差があ
れば良いのである。なお電極35と接地間には電
流制御回路39が設けられているが上述したもの
と同一作用を行うのでその説明は省略する。
第7図は本発明のさらに別の変形実施例を示す
ものである。感光体ドラム40の右下部の感光体
ドラム40の表面が図示の如く下方へ向う部に現
像ローラー41が示矢方向に回転するように近接
して配置されている。現像ローラー41の下方に
は、トナー補給用の容器42があり、この内部に
は容器42内のトナーを上記現像ローラーに供給
するため示矢方向に回転しているブラシ部材43
が設けられている。ブラシ部材43によつて現像
ローラー41に補給された過剰のトナーは容器4
2の出口部分に設けられたトナー層規制部材44
によつて所定厚さのトナー層を現像ローラー41
上に形成する。そしてこのトナー層規制部材44
の後方には電極ローラー45が現像ローラー41
の周面に軽く圧接して従動回転させられるように
配置されている。この電極ローラー45にはバイ
アス電圧が印加されており、現像ローラー41と
電極ローラー45との間には電位差が設定され、
その間を通過するトナーは電荷が付与される。現
像ローラー41には感光体ドラム40上の残留電
位とほぼ等しい同極性の電圧が印加されている。
第8図は本発明の現像装置を電子写真複写装置
に適用した実施例を示すものである。第8図の電
子写真複写装置は感光体ドラム46の2回転で1
枚の複写物を得る型式のものであり、複写装置を
小型にしかつ安価にするため現像部でクリーニン
グ作用を行わせるようにした点もその特徴の一つ
である。感光体ドラム46は示矢方向に回転して
おり、その周囲には各複写プロセスユニツトが配
設されている。まず上記感光体ドラム46の1回
転目について説明する。複写開始信号によつて帯
電装置47が作動して感光体ドラム46の表面を
均一に帯電すると共に原稿載置台48が矢印方向
に移動を開始し、照明ランプ49によつて原稿載
置台48上に載置された原稿Oを照射し、光収束
性光伝送体50によつてその光像を感光体ドラム
46に導き、静電潜像を形成する。感光体ドラム
46の右側にはクリーニング兼現像装置51が設
けられており、感光体ドラム46の1回転目には
現像作用を、2回転目にはクリーニング作用をそ
れぞれ行うよう構成されている。感光体ドラム4
6に軽く圧接又は近接して現像ローラー52が示
矢方向に感光体ドラム46と同速度か或いはやや
早い速度で回転している。この現像ローラー52
の上部にはホツパー53が設けられており、トナ
ーTの出口付近にはバイアス電圧の印加されたト
ナー層規制作用を兼用する電極54が、トナー入
口付近にはローラー55が現像ローラー52に軽
く圧接して回転し、トナーTがホツパー53から
下方に落下しないようシールしており、このロー
ラー55に付着したトナーを除去するブレード5
6がローラー55に圧接して設けられている。現
像ローラー52はトナーを粘着力によつて保持し
易い材質のものが使用されると共に電気的導電性
のものが使用され、現像時、地肌汚れを防止する
ためトナーと逆極性のバイアス電圧が印加されて
いる。而して現像されたトナー像は給紙カセツト
57から給紙ローラー58によつて給紙された転
写紙Sと転写部において密着され、コロナ転写装
置59によつてトナーと逆極性のコロナ放電が行
われ、転写紙Sにトナー像を静電的に転写する。
このコロナ転写装置59の直後には交流コロナ放
電器からなるコロナ分離装置60によつて転写時
に転写紙Sの裏面に付与された電荷を除電して、
転写紙Sと感光体ドラム46との静電的吸引力を
減少せしめ、転写紙Sの分離を容易にさせる。分
離された転写紙Sは搬送ベルト61によつて定着
装置62に送られる。定着装置としては公知の加
熱ローラー定着方式、圧力定着方式、雰囲気定着
方式等が使用可能である。トナー像の定着された
転写紙Sは排紙トレー63に画像面を上向きにし
て搬出される。一方、転写の終了した感光体ドラ
ム46は除電装置64によつて残留電荷が除電さ
れる。この除電装置としては光照射による除電方
式を示しているが、交流或いは逆極性のコロナ放
電方式又は両者を同時に行う方式のものも使用可
能である。而して感光体ドラム46の1回転目が
終了するが感光体ドラム46はさらに回転を続け
2回転目に入る。この時、帯電装置47、照明ラ
ンプ49、コロナ転写装置59、コロナ分離装置
60は不作動である。感光体ドラム46上のトナ
ーはドラム46が除電装置64によつて十分除電
されているのでそれに対する静電吸着力は減少さ
せられており、従つてトナーと逆極性のバイアス
電圧の印加されている現像ローラー52に静電的
に吸引され感光体ドラム46表面から除去され
る。現像ローラー52によつて除去されたトナー
は次の現像時再使用される。そして感光体ドラム
46は除電装置64によつて除電され2回転目が
終了するが、連続複写又は単一複写の終りに除電
のためにさらにもう1回転だけ回転させるように
構成してもよい。
また、上述の実施例においてトナーに所定極性
の電荷を付与する作用を感光体又は記録体にトナ
ーを直接供給するいわゆる現像ローラー又はベル
ト上で行うようにした場合について述べたが、第
9図に示すように現像ローラー又はベルトにトナ
ーを供給する部材でそれを行うようにすることが
出来る。図において上述した実施例と同一付号の
ものは同じ作用を行うのでその詳細な説明は省略
することにする。感光体5に近接して現像ローラ
ー7が設けられ、さらに上記現像ローラー7にト
ナーを供給するトナー供給ローラー65が現像ロ
ーラー7に近接又は軽く圧接して設けられてい
る。トナー供給ローラー65は現像ローラー7と
同じ材質のものが使用されている。そしてトナー
供給ローラー65はトナーを現像ローラーに供給
するのを確実にするためほぼ同一周速で、接触部
分において同一方向に回転移動するよう構成され
ている。また現像ローラー7に印加されているバ
イアス電圧によつてトナーをトナー供給ローラー
65から現像ローラー7への転移を容易にしてい
る。トナー供給ローラー65の上部にはこれにト
ナーを補給するホツパー9が設けられており、ホ
ツパー9内の電極10によつてトナーの電荷を与
え、トナー層規制部材9aによつてトナー層厚を
一定にして搬出する。トナーの入口側にはローラ
ー20が設けられていて、トナーがホツパー9か
ら落下するのを防止している。この場合トナー供
給ローラー65には何ら電圧を印加しなくても接
地するだけで電極10とトナー供給ローラー65
との間の電位差が生じるのでトナーを帯電させる
のに十分である。本発明は磁性トナーも同様に実
施することが出来ることは勿論である。
以上のように本発明によればトナー層に所定極
性及び所定電位の電圧を印加してトナー層を帯電
させるため、従来の摩擦帯電方式の現像装置と比
べて帯電速度が早く、高速の現像も可能である。
そしてトナーの帯電量及び帯電極性がバイアス電
圧等の電圧制御によつて任意に調整、可変にする
ことが出来るので、原稿画像の種類に応じて自動
的に、又は手動で調整でき良好な現像画像を得る
ことができる。さらに本発明によれば、現像剤供
与部材と導電性電極との間に電圧を印加すると共
に上記現像剤供与部材の移動停止時にはその印加
電位を零電位に制御する電圧制御手段と、該電圧
制御手段による電圧印加時に現像剤供与部材のト
ナー層を流れる電流を制御する手段とを設け、ト
ナー層に過大な電流や無駄な電流が流れることを
防止し、バイアス電圧印加時におけるジユール熱
の発生によるトナーの溶融というバイアス電圧印
加方式の欠点も除去しているので現像剤供与体又
は電極にトナーが融着することもないので、安定
したトナーへの電荷付与を行わせることが出来
る。さらにまた、摩擦帯電方式では無いため、長
時間使用しても電極が摩耗することが無いので、
均一で安定した帯電が可能である。トナーの安定
した均一帯電により地肌汚れを防止出来るばかり
でなく、優れた品質の画像を得ることが出来る。
比較的簡単な機構でトナーに電荷付与することが
出来るので安価で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の現像装置を示す図、第2図は本
発明の実施例を示す現像装置の横断面図、第3図
は現像ローラーの部分断面図、第4図は本発明の
別の実施例を示す現像装置の横断面図、第5図は
トナーの帯電電位VTと差電圧VAとの関係を示す
相関図、第6図及び第7図は本発明の別の実施例
を示す横断面図、第8図は本発明に係る現像装置
を使用した電子写真複写装置の概略構成図、第9
図は本発明の変形実施例を示す現像装置の横断面
図である。 5,17,29,40,46…感光体又は記録
体、7,18,41,52…現像ローラー、30
…現像ベルト、9,19,32,53…ホツパ
ー、10,35…電極、11,14,25,37
…スイツチ、12,14,26,39…電流制御
回路、21,44,54…トナ層規制部材、2
0,55…ローラー、33…逆転ローラー、45
…電極ローラー、T…トナー、O…原稿、S…転
写紙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面にトナーのみから成る一成分現像剤を担
    持して移動するエンドレスな導電性表面を有する
    現像剤供与部材と、該現像剤供与部材に一成分現
    像剤を補給する現像剤補給部剤と、上記現像剤供
    与部材と上記一成分現像剤を介して近接配置され
    た導電性電極と、上記現像剤供与部材と上記導電
    性電極との間に電圧を印加すると共に上記現像剤
    供与部材の移動停止時にはその印加電位を零電位
    に制御する電圧制御手段と、該電圧制御手段によ
    る電圧印加時に現像剤供与部材上の現像剤層を流
    れる電流を制御する手段とからなり、現像剤供与
    部材上の一成分現像剤に所定極性及び所定電位の
    電荷を付与すると共に、現像剤供与部材の移動停
    止時には印加電位を零電位に制御して現像剤供与
    部材及び上記電極への現像剤の付着を防止するこ
    とを特徴とする静電潜像の現像装置。
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