JPS6259707B2 - - Google Patents

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JPS6259707B2
JPS6259707B2 JP2701079A JP2701079A JPS6259707B2 JP S6259707 B2 JPS6259707 B2 JP S6259707B2 JP 2701079 A JP2701079 A JP 2701079A JP 2701079 A JP2701079 A JP 2701079A JP S6259707 B2 JPS6259707 B2 JP S6259707B2
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water
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Makiko Sakai
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Shionogi and Co Ltd
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Shionogi and Co Ltd
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Priority to DE19803008902 priority patent/DE3008902A1/de
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Priority to GB8007793A priority patent/GB2058745B/en
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は2−スピロ−1,3−ジオキソラン
化合物とその開裂により芳香族エーテルの新
合成法に関し、その要旨はシクロヘキセノン化合
物にプロパンジオール化合物を作用させて新
規2スピロー1,3−ジオキソラン化合物を製
造し、これを対応するシクロヘキサジエン化合物
Ig,Ih,Iiとしたのち、プロトン移動にもとず
く新異性化開環反応をほどこして目的とする芳香
族エーテルを効率よく製造する点にある。 この製法を反応式で示すと次の通りである: (式中、Xは水素またはハロゲン; Yはハロゲン、アミノ、置換アミノ、ヒドロキ
シまたはアシルオキシ; AはO,N,S,から選ばれるヘテロ原子を鎖
中に有していてもよく置換基を有していてもよい
アルキレンまたはアルケニレン; 点線は二重結合の存在または不在をそれぞれ示
す)。 ジオキソラン化合物と芳香族エーテルはい
ずれも向中枢神経作用能をもつている。ことに、
Yがイソプロピルアミノ、イソブチルアミノ、第
三級ブチルアミノである芳香族エーテルには、
ベータ遮断剤として周知な薬物が多い。例えばピ
ンドロール(特公昭42−9954)、メピンドロール
(特開昭43−26620)、インデノロール(特公昭48
−1660)、カルテオロール(特開昭48−103589)、
KF−577(特開昭49−125361)、ブノロール、ナ
ドロール、ナフエトロール、ブクモロール、イド
プラノロール、4−BIPなどの血管拡張剤、降圧
剤があげられる。これらの例示の有用化合物も、
この発明が目的とする物質に含まれる。 かくのごとく、この発明は著しい産業上の利用
価値がある。 以下には、この発明構成因子のそれぞれについ
て開示する。 化合物 この発明が対象とする新規2−スピロ−1,3
−ジオキソラン化合物Iは次記一般式で表され
る。
【式】または
【式】 (式中、X,Y,Aおよび点線は前記と同意
義) 前記一般式中の各符号の意義を以下に説明す
る。 Xのうち、ハロゲンは塩素、臭素、ヨウ素を示
す。 Yのうち、ハロゲンは塩素、臭素、ヨウ素を示
す。 Yのうち、置換アミノ基はアルキルアミノ、ア
ラルキルアミノ、アシルアミノ、ジアルキルアミ
ノ、N−アルキル−N−アラルキルアミノ、アル
キレンアミノ、アルキリデンアミノ、アラルキリ
デンアミノ、ジアシルアミノ、N−アルキル−N
−アシルアミノ、N−トリアルキルシリル−N−
アルキルアミノなどである。 Yのうち、アシルオキシ基におけるアシル基は
カルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸、炭酸など
のアシル基を意味する。 Aのうち、アルキレンはトリメチレン、テトラ
メチレン、ペンタメチレン、シクロヘキサン−
1,4−ジイルなどである。 Aのうち、アルケニレンは1−プロペン−1,
3−ジイル、1−ブテン−1,4−ジイル、1−
ペンテン−1,3−ジイルなどがあげられる。 Aのうち、O,N,Sから選ばれるヘテロ原子
を鎖中に有するアルキレンとアルケニレンの代表
例としては次の式で示される二価基があげられ
る:
【式】 【式】 【式】
【式】
【式】 【式】 【式】
【式】
【式】 Aのうち、O,N,Sから選ばれるヘテロ原子
を鎖中に有していてもよいアルキレンとアルケニ
レンにおける置換基の代表例としては、次記例が
あげられる: Γ アルキル、アラルキル、カルボン酸アシル、
カルボキシ、保護カルボキシなどの炭素基: Γ ヒドロキシ、アルコキシ、アシルオキシ、オ
キソなどの酸素基; Γ アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、ニ
トロ、ニトロソなどの窒素基; Γ アルキルチオ、スルホン酸アシルなどの硫黄
基;および Γ フツ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲ
ン。 製造法 A (ケタール化) この発明における新規2−スピロ−1,3−ジ
オキソラン化合物は次の反応式に従つてシクロ
ヘキセノン化合物a,bにプロパンジオール
化合物を縮合させて合成することできる: (式中、X,A,Yおよび点線は前記と同意
義) この反応は要すれば溶媒中で、好ましくは縮合
剤の存在下に実施する。反応により副生してくる
水分を適宜手段で除去すると反応が加速される。 溶媒としてはシクロヘキセノン化合物a,
bとプロパンジオール化合物とを溶解させうる
ものであればよいが、特に好ましい系としては炭
化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテル、エステ
ル、N,N−ジアルキルアミド、ニトリル、スル
ホキシド、カルボン酸、アルコールなどから選ば
れた既知の有機溶媒およびその混合物があげられ
る。 縮合剤としては酸類(鉱酸、スルホン酸、強酸
性カルボン酸、ルイス酸、弱塩基の強酸塩、N−
ヒドロキシベンゼンスルホンアミドなど)、脱水
剤(無水硫酸銅、無水硫酸、二酸化セレン、オル
トホーメートなど)があげられる。 反応時に副生する水を反応系外へ排除するには
例えば水と溶媒との共沸蒸留留出液を脱水したの
ち還流する方式が好適であるが、反応液中に分子
篩などの乾燥剤を予め加えておく方式なども利用
できる。 プロパンジオール化合物は、それぞれ対応す
るN,N−ジメチルホルムアミドアセタール、グ
リコールサルフアイト、ビスプロピレンジオキシ
シリコン、メチレンジオキシプロパン化合物など
の反応性誘導体の形に予じめ活性化変形してお
き、反応に供することも均等範囲に含めるものと
する。 この反応の生成物であるジオキソラン化合物
は通常1,3−ジオキソラン環上の2位と4位の
両不整炭素にもとづくジアステレオマ−混合物と
して得られる。 B (ハロゲン化) 下式c,dで示される無ハロゲンジオキソ
ラン化合物にハロゲン化剤を作用させれば式
e,Ifで表されるハロゲン化合物を合成できる: (式中、Y,Aは前記と同意義を示し、Halは
ハロゲンを示す。) ここに用いるハロゲン化剤としては分子状ハロ
ゲン、塩化臭素、塩化ヨウ素、第四級アンモニウ
ム・ペルハライド、N−ハロアミド、N−ハロイ
ミドなど既知ハロゲン化剤が例示される。この反
応時には、要すれば酸捕捉剤を加え、溶媒中で反
応させるなど、常法によつて処理すれば、所期ハ
ロゲン化合物を得ることができる。 C (脱ハロゲン化水素) 下式e,fで示されるハロゲン化合物を既
知方法により脱ハロゲン化水素すれば式g,
h,iで示されるシクロヘキサンジエン化合物
を合成できる: (式中、Y,A,Halは前記を同意義) この脱ハロゲン化水素反応は、化合物e,
fに塩基を直接作用させて実施することもでき
る。ここにいう塩基としては、脂肪族や芳香族の
アミン類、無機塩基など、この脱ハロゲン化水素
反応を助長しうる系を用いる。 この脱ハロゲン化水素反応は要すれば炭化水
素、ハロゲン化炭化水素、ニトロ炭化水素、エー
テル、エステル、アミド、ニトリル、アルホキシ
ド、アルコールなどの既知の有機溶媒中で実施す
ることができる。 また、所期脱ハロゲン化水素反応は化合物
e,fに対してハロゲン親和性の高い重金属塩
を作用させることによつて達成できる。 さらに、この脱ハロゲン化水素反応は強酸のア
ンモニウム塩などによつて起ることもある。 D (開環芳香環化方法) シクロヘキサジエニルジオキソラン化合物
g,h,iについてプロトン移動を起させ、
ジオキソラン部分を開環すると同時にシクロヘキ
サジエン部分を芳香環化とすると芳香族エーテル
a,bを合成できる。 (式中、Y,Aは前記と同意義) この開環芳香環化反応は文献上にその先例を見
ないが、本発明者の探究の結果、この反応が極め
て円滑に進行して目的物を高収率で合成しうるこ
とが判明した。 この開環芳香環化反応は、化合物g,h,
iに塩基、酸、吸着剤などを作用させるか、あ
るいはg,h,iを加熱するなどしてプロ
トン移動を起させることにより実施する。 ここに用いられる塩基としては、アルキルアミ
ン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、ピ
ロリジン、ピペリジン、モルホリン、ジシクロヘ
キシルアミン、N−メチルピリジン、N−エチル
モルホリン、1,5−ジアザビシクロ〔5,4,
0〕−5−ウンデセンなどの脂肪族アミン;ピリ
ジン、ピコリン、コリジン、キノリンなどの芳香
族塩基、アルカン酸アルカリ金属またはアルカリ
土類金属塩、芳香族カルボン酸アルカリ金属また
はアルカリ土類金属塩、アルカリ金属またはアル
カリ土類金属のアルコキシドまたはフエノレー
ト、炭酸アルカリ金属などをあげられる。 また、酸としては、好ましくは水不含のカルボ
ン酸、スルホン酸、ルイス酸など、吸着剤として
はアルミナ、シルカゲル、けい酸マグネシウム、
炭酸カルシウム、酸化亜鉛などを用いうる。 この反応は、好ましくは溶媒中で実施する。こ
こに用いうる溶媒としては炭化水素、ハロゲン化
炭化水素、エーテル、エステル、ケトン、アミ
ン、アミド、ニトリル、ニトロ炭化水素、アルコ
ールなどに属する既知有機溶媒またはその混合物
があげられる。 この反応は、触媒添加により促進させることが
できる。 前段の脱ハロゲン化水素反応を塩基の作用によ
り実施するときは、さらに引き続いてこの開環芳
香環化反応が起きてe,fが一段階の操作で
直接a,bに変換されることもある。 E (その他の付随的構造変換) (1) 化合物,が保護基を有するとき、これを
常法により脱離して、すぐれた薬理作用を示す
所期誘導体に変換することができる。 (2) 化合物,におけるY基がハロゲン、アシ
ルオキシなど適当な脱離基であるときは、常法
によりアミン、ハロゲン化剤、水などの求核試
薬を作用させて化合物,の定義範囲内にあ
る他の化合物に変換することもできる。 (3) 化合物,におけるY基がアミノ基である
ときには、これを常法によりN−アルキル化し
てすぐれた薬理作用を発揮できる誘導体とする
ことができる。 (4) 化合物,におけるY基がヒドロキシ、ア
ミノ、モノ置換アミノであるときは、常法によ
りアシル化すればそれぞれ対応するアシル誘導
体を製造することもできる。 前記各反応は試薬、原料、反応温度などの条件
を適当に設定して同一反応器内操作で複数の反応
を進行させ、収率の向上、処理の簡易化などを一
挙に行なうこともできる。 前記各反応によつて得られる反応混合物からは
未反応原料、過剰の試薬、溶媒、副生物などを濃
縮、洗滌、吸着、抽出、沈殿、結晶化などといつ
た常法によつて除去して粗生成物をとりだし、こ
れを分別抽出、再結晶、洗滌、吸着、溶出、クロ
マトグラフイーなど常法によつて精製すれば所期
の目的物のみを得ることができる。 要すれば、反応混合物や粗生成物の形でそのま
ま次の反応原料として流用することもできる。 実施例 以下に実施例を記して本発明の態様を詳しく説
明する。 ただし、反応式中の化学式は平面構造式を、i
−C3H7はイソプロプルを;t−C4H9は第三級ブ
チルを;部は重量部をそれぞれ示す。 実施例1 (ケタール化) 原料化合物(1)100部、p−トルエンスルホン酸
0.1当量※、化合物(2)1〜5当量およびトルエン
500〜5000部の混合物を、共沸物を脱水しなが
ら、原料化合物が消失するまで約2〜48時間加熱
還流する。冷後、反応液を希水酸化ナトリウム水
で中和し、トルエン層を分取する。トルエン層を
水洗し、乾燥したのち、減圧下に濃縮乾固する。
残留物を精製すれば化合物(3)を得る。 この反応によつて製造される代表的な化合物(3)
の物理定数を第1表に示す。 ※ 化合物(1)または(2)が塩基性基をもつ場合に
は、これを中和しうる量のp−トルエンスルホ
ン酸−水和物を補う。
【表】
【表】
【表】 さらに、代表例として第1表の化合物No.8の合
成操作を詳記する。 4−オキソ−5−ブロム−1−ベンゼンスルホ
ニル−4,5,6,7−テトラヒドロインドール
100部、3−クロル−1,2−プロパンジオール
311部、p−トルエンスルホン酸−水和物3部お
よびトルエン4500部を、温度計、撹拌機および分
子篩を充填したウイドマー型還流冷却器を装備し
た三頚コルベンに入れ、共沸物を脱水しながら、
7時間20分加熱還流する。冷後、反応液をかきま
ぜながら、2.5N−水酸化ナトリウム水を加えて
PH9としたのちトルエン層を分取する。水層はベ
ンゼン200部で3回洗う。トルエン層とベンゼン
洗液を合し、水500部で2回洗つたのち、無水硫
酸ナトリウム500部を加えて乾燥する。乾燥剤を
去し、液を減圧下に濃縮乾固する。残留物
143部をベンゼン300部にとかし、活性炭50部を加
えて30分間かきまぜたのち、硅藻土を過助剤に
用いて過する。液を減圧濃縮し、残留物の少
量のエーテルおよびヘキサンを加えてかきまぜる
と無定形粉末を得る。これを取し、エーテル−
ヘキサン混液で洗つたのち乾燥すれば4′−クロル
メチル−5−ブロム−1−ベンゼンスルホニル−
4,5,6,7−テトラヒドロインドール−4−
スピロ−2′−〔1,3)ジオキソランのジアステ
レオマー混合物122部(収率:97%)を得る。 実施例2 (芳香環化) 原料化合物(4)100部、塩基(5)1〜5当量および
溶媒を混合し、75〜120℃に3〜50時間加熱す
る。冷後、反応液を水と酢酸エチルで希釈し、有
機層を分取する。有機層を水洗、乾燥後、濃縮乾
固する。残留物を精製すれば化合物(7)を得る。 各反応条件を第2表Aに、生成物の物理定数を
第2表Bに示示す。
【表】
【表】
【表】 さらに代表例として第2表AのNo.5の反応を詳
記する。 4′−(N−イソプロピル−N−ベンゾイルアミ
ノメチル)−1−p−トルエンスルホニル−5−
ブロム−4,5,6,7−テトラヒドロインドー
ル−4−スピロ−2′−〔1,3〕ジオキソラン100
部を撹拌機および温度計を装着したフラスコに入
れ、1,5−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−5
−ウンデセン51部とN,N−ジメチルホルムアミ
ド319部の混液を加えてとかし、内温85℃にて24
時間かきまぜる。冷後、反応液に酢酸エチル300
部を加え、水50部で3回洗う。水洗液を合して酢
酸エチル50部で洗う。この洗液と酢酸エチル溶液
とを合し、水30部で洗つたのち、無水硫酸ナトリ
ウム50部を加えて乾燥する。1時間後、乾燥剤を
去し、液を減圧下に濃縮乾固する。残留物83
部を酢酸エチル200部にとかし、活性炭10部を加
えて30分間かきまぜたのち、硅藻土を過助剤に
用いて過する。液を減圧濃縮し、残留物に少
量のベンゼンおよびヘキサンを加えてかきまぜる
と無定形粉末が析出する。これを取し、乾燥す
れば4−(N−イソプロピル−N−ベンゾイル−
3−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−1−
p−トルエンスルホニルインドール35部(収率:
41%)を得る。 実施例3 (開裂芳香環化) シクロヘキサジエン化合物(6)を第3表の反応に
付せば芳香族エーテル化合物(7)を得る。
【表】 実施例4 (アシル化) 化合物(8)100部を塩基(および溶媒)と混合
し、氷冷下にかきまぜながら、アシル化剤(9)1〜
5当量を加え、原料化合物(8)が消失するまで反応
させる。減圧濃縮し、塩基を除き、残留物をジク
ロルメタンと水にとかし、有機層を分取する。有
機層を水洗、乾燥後、減圧下に濃縮する。残留物
を精製すれば化合物(10)を得る。 第4表に各反応条件を示す。
【表】 さらに代表例として第4表No.2の反応を詳記す
る。 4′−イソプロピルアミノメチル−1−p−トル
エンスルホニル−5−ブロム−4,5,6,7−
テトラヒドロインドール−4−スピロ−2′−
〔1,3〕−ジオキソラン100部をピリジン343部に
とかし、撹拌機と温度計を装着した三頚フラスコ
に入れ、0℃〜5℃に保ちかきまぜながら塩化ベ
ンゾイル35部を滴下する。室温に14時間放置した
のち、70℃以下でピリジンを留去する。残留物を
ジクロルメタン300部にとかし、50部の水で3回
洗う。水洗液は合し、ジクロルメタン50部で洗
う。ジクロルメタン溶液とジクロルメタン洗液と
を合し、水30部で洗つたのち、無水硫酸ナトリウ
ム50部を加えて乾燥する。1時間後、乾燥剤を
去し、液を減圧下に濃縮乾固する。残留物132
部をヅクロルメタン270部にとかし、活性炭30部
を加えて30分間放置したのち、フロリジルを過
助剤に用いて過する。液を30℃以下で濃縮乾
固し、残留物に少量のベンゼンおよびヘキサンを
加えてかきまぜると無定形粉末が析出する。これ
を取し、乾燥すれば4′−(N−イソプロピル−
N−ベンゾイルアミノメチル)−1−p−トルエ
ンスルホニル−5−ブロム−4,5,6,7−テ
トラヒドロインドール−4−スピロ−2′−〔1,
3〕ジオキソラン111部〔収率:91.5%)を得
る。 実施例5 (保護基の除去) a ピンドール 4−(3−イソプロピルアミノ−2−ヒドロ
キシプロポキシ)−1−p−トルエンスルホニ
ルインドール100部をエタノール500部にとか
し、1N−水酸化ナトリウム36部を加えて冷却
器を付したフラスコ内で4時間加熱還流する。
反応液に1N−硫酸11部を加えたのち、窒素気
流中、結晶析出が始まるまで濃縮したのち、氷
室中に一夜放置する。析出した結晶を取し、
希エタノール100部で洗う。この粗結晶をエタ
ノールから再結晶すれば4−(3−イソプロピ
ルアミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)インド
ールの針状晶45部(収率:75.5%)を得る。
mp172〜173℃)。この結晶はピンドロール標品
(mp172.5〜173℃)と混融試験および薄層クロ
マトグラム、赤外吸収スペクトル、核磁気共鳴
スペクトルの比較により同定できる。 b 前記aと同様の条件下に第5表の加水分解反
応を実施できる。
【表】
【表】 実施例6 (連続反応) a 6−(3−イソプロピルアミノ−2−ヒドロ
キシプロポキシ)ベンゾチアゾール 6−オキソ−5−ブロム−4,5,6,7−
ベンゾチアゾール100部、3−イソプロピルア
ミノ−1,2−プロパンジオール67部、p−ト
ルエンスルホン酸−水和物99部およびトルエン
1550部を実施例1の方法を準じて、共沸物を脱
水しながら、21時間加熱還流する。冷後、反応
液に2.5N−水酸化ナトリウム水を加えてPH9
とし、有機層を分取する。有機層を水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥したのち、減圧下に濃
縮乾固する。残留する4′−イソプロピルアミノ
メチル−5−ブロム−4,5,6,7−テトラ
ヒドロベンチアゾール−6−スピロ−2′−
〔1,3〕−ジオキソラン156部をピペリジン
1560部にとかし、実施例2に準じて95〜100℃
の油浴上、49時間かきまぜる。反応液を減圧濃
縮して得た残留物に酢酸エチルおよび水を加
え、ふりまぜたのち、有機層を分取する。有機
層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥したの
ち、減圧濃縮する。残留物172部をエタノール
−塩酸から再結晶すれば6−(3−イソプロピ
ルアミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)ベンゾ
チアゾール65部(収率:57%)を得る。 mp 132〜134℃(塩酸塩三水和物)。 b 実施例1〜5に準じ、前記aと同様に反応操
作を行なえば第6表の化合物(16)を得る。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式で表わされる2−スピロ−1,3−ジオ
    キソラン化合物:【式】または 【式】 (式中、Xは水素またはハロゲン; Yはハロゲン、アミノ、置換アミノ、ヒドロキ
    シまたはアシルオキシ; AはO,N,Sから選ばれるヘテロ原子を鎖中
    に有していもよく置換基を有していてもよいアル
    キレンまたはアルケニレン; 点線は二重結合の存在または不在をそれぞれ示
    す。)
JP2701079A 1979-03-07 1979-03-07 2-spipo-1,3-dioxolane compound and new synthesis of aromatic ether by its ring opening reaction Granted JPS55118432A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2701079A JPS55118432A (en) 1979-03-07 1979-03-07 2-spipo-1,3-dioxolane compound and new synthesis of aromatic ether by its ring opening reaction
CA000346987A CA1139760A (en) 1979-03-07 1980-03-04 1,4-dioxaspiro¬4,5| decene compounds
US06/127,521 US4506079A (en) 1979-03-07 1980-03-05 Process for preparing indoles
FR8005051A FR2450829A1 (fr) 1979-03-07 1980-03-06 Procede de preparation de composes de 1,4-dioxaspiro-(4,5)decene et nouveaux produits ainsi obtenus
CH178780A CH646968A5 (de) 1979-03-07 1980-03-06 1,4-dioxaspiro(4,5)decen-verbindungen sowie verfahren zur herstellung von 2-hydroxy-3-substituierten propylarylaethern.
DE19803008902 DE3008902A1 (de) 1979-03-07 1980-03-07 1,4-dioxaspiro eckige klammer auf 4,5 eckige klammer zu decen-derivate
IT67367/80A IT1129805B (it) 1979-03-07 1980-03-07 Composti dell'1 4 diossaspiro 4 5 de cene particolarmente utili come in termedi per la preparazione di beta bloccanti clinici
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