JPS625821A - 一体発泡成形品の製造法 - Google Patents
一体発泡成形品の製造法Info
- Publication number
- JPS625821A JPS625821A JP60145646A JP14564685A JPS625821A JP S625821 A JPS625821 A JP S625821A JP 60145646 A JP60145646 A JP 60145646A JP 14564685 A JP14564685 A JP 14564685A JP S625821 A JPS625821 A JP S625821A
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- JP
- Japan
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- outer skin
- skin material
- bag
- opening
- foam
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- Pending
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は外皮を有する一体発泡成形品の製造法に係り、
特に自動車のヘッドレストの如き、外皮を有する発泡体
内部に所定の芯体を存すると共に、一端においてその芯
体に一体的に結合された外部突出部材がその他端側にお
いて外皮から外部へ突出せしめられた一体発泡成形品を
製造する方法に関するものである。
特に自動車のヘッドレストの如き、外皮を有する発泡体
内部に所定の芯体を存すると共に、一端においてその芯
体に一体的に結合された外部突出部材がその他端側にお
いて外皮から外部へ突出せしめられた一体発泡成形品を
製造する方法に関するものである。
(従来技術)
外皮を存する一体発泡成形品の中に、自動車のヘッドレ
ストのように、発泡体内部に所定の芯体を有すると共に
、かかるその芯体に一体的に設けられた外部突出部材が
外皮から外部へ突出させられた構造のものがある。
ストのように、発泡体内部に所定の芯体を有すると共に
、かかるその芯体に一体的に設けられた外部突出部材が
外皮から外部へ突出させられた構造のものがある。
ところで、このような一体発泡成形品の製造法としては
、従来より、予め成形した袋状の外皮にスリットを形成
し、かかるスリットから外部突出部材の一端に一体的に
設けられた芯体をその外皮の内部に挿入・セットする一
方、かかる外皮を所定の発泡成形型にセットし、その後
、上記スリ・ントから外皮の内部に発泡原料を注入して
発泡させる手法が知られているが、このような製造手法
では、外皮に形成したスリットから発泡原料が漏出する
といった不具合があり、かかるスリットから漏出した発
泡体を除去するために仕上工程が煩雑となったり、最終
製品の外観が損なわれたりする等といった問題があった
。
、従来より、予め成形した袋状の外皮にスリットを形成
し、かかるスリットから外部突出部材の一端に一体的に
設けられた芯体をその外皮の内部に挿入・セットする一
方、かかる外皮を所定の発泡成形型にセットし、その後
、上記スリ・ントから外皮の内部に発泡原料を注入して
発泡させる手法が知られているが、このような製造手法
では、外皮に形成したスリットから発泡原料が漏出する
といった不具合があり、かかるスリットから漏出した発
泡体を除去するために仕上工程が煩雑となったり、最終
製品の外観が損なわれたりする等といった問題があった
。
一方、特開昭53−80474号公報や特公昭54−3
189号公報等において、上記従来の手法による問題点
を改善するだめの方策が提案されているが、これらの手
法とても、前記従来の手法と同様、外皮に芯体を挿入す
るための切目を形成することが前提とされているため、
本質的な解決策とは成り難く、未だ発泡原料の外皮から
の漏出を完全には防止し得ないといった問題を内在して
いた。また、外皮に形成された切目が外観を損なうとい
った問題を本質的に内在していた。
189号公報等において、上記従来の手法による問題点
を改善するだめの方策が提案されているが、これらの手
法とても、前記従来の手法と同様、外皮に芯体を挿入す
るための切目を形成することが前提とされているため、
本質的な解決策とは成り難く、未だ発泡原料の外皮から
の漏出を完全には防止し得ないといった問題を内在して
いた。また、外皮に形成された切目が外観を損なうとい
った問題を本質的に内在していた。
これに対し、本願出願人は、先に、特開昭54−653
43号公報において、芯体および外部突出部材の存在下
で外皮を成形し、袋状の外皮をそれら芯体および外部突
出部材と一体的に成形する一方、その成形と同時に、ガ
ス抜きパイプ若しくはエア吹込パイプを外皮の内部空間
に開口する状態で一体的に成形し、かかる外皮を発泡成
形型内にセットした後、そのガス抜きパイプ若しくはエ
ア吹込パイプを通じて外皮の内部に発泡原料を注入し、
発泡せしめることにより、一体発泡成形品を得る手法を
提案した。このような手法によれば、外皮に発泡原料が
漏出する切目を形成することが回避でき、その切目から
発泡原料が漏出することを回避できるため、発泡原料の
漏出に起因して仕上工程が煩雑化したり、外観か悪化す
ることを免れることができるのである。
43号公報において、芯体および外部突出部材の存在下
で外皮を成形し、袋状の外皮をそれら芯体および外部突
出部材と一体的に成形する一方、その成形と同時に、ガ
ス抜きパイプ若しくはエア吹込パイプを外皮の内部空間
に開口する状態で一体的に成形し、かかる外皮を発泡成
形型内にセットした後、そのガス抜きパイプ若しくはエ
ア吹込パイプを通じて外皮の内部に発泡原料を注入し、
発泡せしめることにより、一体発泡成形品を得る手法を
提案した。このような手法によれば、外皮に発泡原料が
漏出する切目を形成することが回避でき、その切目から
発泡原料が漏出することを回避できるため、発泡原料の
漏出に起因して仕上工程が煩雑化したり、外観か悪化す
ることを免れることができるのである。
(問題点)
しかしながら、かかる手法に従って成形された成形品に
おいても、ガス抜きパイプ若しくはエア吹込パイプの離
脱後において、その外皮にパイプの挿入跡が残ることが
免れず、そのパイプの挿入跡を補修するための仕上工数
を要するといった問題を内在していた。また、外観も、
従来の切目を要する手法に従って製造されたものに比べ
れば格段に向上するものの、未だ改善の余地があった。
おいても、ガス抜きパイプ若しくはエア吹込パイプの離
脱後において、その外皮にパイプの挿入跡が残ることが
免れず、そのパイプの挿入跡を補修するための仕上工数
を要するといった問題を内在していた。また、外観も、
従来の切目を要する手法に従って製造されたものに比べ
れば格段に向上するものの、未だ改善の余地があった。
(解決手段・作用)
本発明は、以上のような事情を背景として為されたもの
であり、その要旨とするところは、開口部を有する袋状
の外皮材を所定の発泡成形型にセットする一方、得られ
る発泡成形品の外部に突出する外部突出部材の一端に一
体的に設けられた芯体を、該外皮材の開口部から該外皮
材の袋状内部に挿入して所定位置に保持せしめ、更に該
外皮材の開口部位を別途成形したカバー用外皮材にて閉
塞せしめた状態下において、該外皮材の袋状内部で所定
の発泡原料を発泡せしめることにより、該外皮材と前記
芯体との間に発泡体を一体的に形成せしめると同時に、
該外皮材の開口部位における該発泡体表面を前記カバー
用外皮材にて被覆せしめるようにしたことにある。
であり、その要旨とするところは、開口部を有する袋状
の外皮材を所定の発泡成形型にセットする一方、得られ
る発泡成形品の外部に突出する外部突出部材の一端に一
体的に設けられた芯体を、該外皮材の開口部から該外皮
材の袋状内部に挿入して所定位置に保持せしめ、更に該
外皮材の開口部位を別途成形したカバー用外皮材にて閉
塞せしめた状態下において、該外皮材の袋状内部で所定
の発泡原料を発泡せしめることにより、該外皮材と前記
芯体との間に発泡体を一体的に形成せしめると同時に、
該外皮材の開口部位における該発泡体表面を前記カバー
用外皮材にて被覆せしめるようにしたことにある。
以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
図面を参照しつつ、本発明の構成について詳細に説明す
る。なお、ここでは、自動車のヘッドレストの製造に本
発明を適用した場合について説明するが、本発明がそれ
以外の一体発泡成形品の製造にも適用できることは勿論
である。
図面を参照しつつ、本発明の構成について詳細に説明す
る。なお、ここでは、自動車のヘッドレストの製造に本
発明を適用した場合について説明するが、本発明がそれ
以外の一体発泡成形品の製造にも適用できることは勿論
である。
まず、第1図および第2図には、本発明に従って製造さ
れるヘッドレストの一例が示されている。
れるヘッドレストの一例が示されている。
それらの図において、10は、ヘッドレストの表面を覆
う外皮であり、後述するように、開口部12を有する袋
状の外皮材14がその開口部12をカバー用外皮材16
で閉塞されることによって構成されている。そして、そ
の外皮10の内部に、外皮10と一体に接着されて、ウ
レタンフオーム等の発泡体18が充満せしめられている
。
う外皮であり、後述するように、開口部12を有する袋
状の外皮材14がその開口部12をカバー用外皮材16
で閉塞されることによって構成されている。そして、そ
の外皮10の内部に、外皮10と一体に接着されて、ウ
レタンフオーム等の発泡体18が充満せしめられている
。
また、この発泡体18の内部には、所定の芯体20が一
体的に埋設されており、それぞれ、一端においてその芯
体20に一体的に設けられた一対のステー22が、発泡
体18およびカバー用外皮材16を貫いて外部に突出し
て設けられている。
体的に埋設されており、それぞれ、一端においてその芯
体20に一体的に設けられた一対のステー22が、発泡
体18およびカバー用外皮材16を貫いて外部に突出し
て設けられている。
そして、これら外皮10から突出せしめられたステー2
2.22の端部において、自動車のシートに取り付けら
れるようになっている。なお、かかる構造のヘッドレス
トでは、それらステー22゜22が外部突出部材を構成
している。
2.22の端部において、自動車のシートに取り付けら
れるようになっている。なお、かかる構造のヘッドレス
トでは、それらステー22゜22が外部突出部材を構成
している。
ところで、このような構造のヘッドレストを製造するに
際しては、具体的には、例えば第3図乃至第7図に示さ
れる如き手順に従って実施されることとなる。
際しては、具体的には、例えば第3図乃至第7図に示さ
れる如き手順に従って実施されることとなる。
まず、スラッシュ法等の公知の手法に従って、第3図に
示される如き、開口部12を有する袋状の外皮材14が
成形される。そして、かかる外皮材14が、同図に示さ
れているように、上部に外皮材14の開口部12に対応
した開口を形成する発泡型24.26に七ノドせしめら
れ、そのセット後、外皮材14の開口部12から発泡原
料28がその袋状の内部空間に注入される。なお、同図
から明らかなように、ここでは、袋状の外皮材14とし
て、それぞれ別途に成形された袋状外皮材本体30と幅
広の漏斗状開口部材32とが一部において重ね合わせら
れ、その重ね合わせ部で縫製乃至は溶着(ここでは縫製
)によって一体に固着されたものが採用されているが、
それらが一体に成形されたものを袋状の外皮材14とし
て採用することも可能であり、また発泡型24.26内
において、そのような外皮材14が成形されると同時に
セントせしめられるようにすることも可能である。
示される如き、開口部12を有する袋状の外皮材14が
成形される。そして、かかる外皮材14が、同図に示さ
れているように、上部に外皮材14の開口部12に対応
した開口を形成する発泡型24.26に七ノドせしめら
れ、そのセット後、外皮材14の開口部12から発泡原
料28がその袋状の内部空間に注入される。なお、同図
から明らかなように、ここでは、袋状の外皮材14とし
て、それぞれ別途に成形された袋状外皮材本体30と幅
広の漏斗状開口部材32とが一部において重ね合わせら
れ、その重ね合わせ部で縫製乃至は溶着(ここでは縫製
)によって一体に固着されたものが採用されているが、
それらが一体に成形されたものを袋状の外皮材14とし
て採用することも可能であり、また発泡型24.26内
において、そのような外皮材14が成形されると同時に
セントせしめられるようにすることも可能である。
次いで、かかる発準原料28の注入後、第4図に示され
るように一対のステー22.22の端部に一体的に設け
られた芯体20が、前記開口部12から外皮材14の袋
状の内部空間に挿入され、一対の上型34,36にて、
第5図に示されるように、所定位置に保持される。また
、かかる芯体20に結合されたステー22.22には、
第4図に示されるように、外皮材14の開口部12に対
応した形状のカバー用外皮材16が予め一体に成形され
、第5図に示される如く、芯体20がセットされた状態
において、そのカバー用外皮材16によって外皮材14
の開口部12が閉塞させられるようになっている。なお
、第5図から明らかなように、カバー用外皮材16は、
その周縁部が前記外皮材14の開口部12を形成する漏
斗状開口部材32と重ね合わされるとともに、その重ね
合わせ部を前記発泡型24.26と上型34,36との
間で挟持されるようになっており、これによって外皮材
14の開口部12を閉塞するようになっている。
るように一対のステー22.22の端部に一体的に設け
られた芯体20が、前記開口部12から外皮材14の袋
状の内部空間に挿入され、一対の上型34,36にて、
第5図に示されるように、所定位置に保持される。また
、かかる芯体20に結合されたステー22.22には、
第4図に示されるように、外皮材14の開口部12に対
応した形状のカバー用外皮材16が予め一体に成形され
、第5図に示される如く、芯体20がセットされた状態
において、そのカバー用外皮材16によって外皮材14
の開口部12が閉塞させられるようになっている。なお
、第5図から明らかなように、カバー用外皮材16は、
その周縁部が前記外皮材14の開口部12を形成する漏
斗状開口部材32と重ね合わされるとともに、その重ね
合わせ部を前記発泡型24.26と上型34,36との
間で挟持されるようになっており、これによって外皮材
14の開口部12を閉塞するようになっている。
そして、このように芯体20およびステー22゜22が
セ・ノドされ、外皮材14の開口部I2が閉塞せしめら
れた後、加熱等の所定の発泡操作が施されて発泡原料2
8が発泡せしめられ、第6図に示されるように、外皮材
14の袋状空間内に発泡体18が充満せしめられる。こ
の発泡操作によって、外皮材14.16が発泡体18と
一体に接着され、またそれら外皮材14.16が前記重
ね合わせ部においてそこに侵入した発泡体18を介して
一体に接着されるのであり、これによって発泡体18の
全面を覆う外皮1oが一体に構成されるのである。
セ・ノドされ、外皮材14の開口部I2が閉塞せしめら
れた後、加熱等の所定の発泡操作が施されて発泡原料2
8が発泡せしめられ、第6図に示されるように、外皮材
14の袋状空間内に発泡体18が充満せしめられる。こ
の発泡操作によって、外皮材14.16が発泡体18と
一体に接着され、またそれら外皮材14.16が前記重
ね合わせ部においてそこに侵入した発泡体18を介して
一体に接着されるのであり、これによって発泡体18の
全面を覆う外皮1oが一体に構成されるのである。
そして、かかる発泡操作の終了後、その発泡成形品が型
から取り外され、第7図に示されるように、外皮材14
.16の重ね合わせ部の不要な部分が切除される。これ
によって、前記第1図および第2図に示した、製品とし
てのヘッドレストが得られることとなる。
から取り外され、第7図に示されるように、外皮材14
.16の重ね合わせ部の不要な部分が切除される。これ
によって、前記第1図および第2図に示した、製品とし
てのヘッドレストが得られることとなる。
従って、かくの如き製造手法によれば、発泡原料28の
発泡操作時には、それが収容された空間が外皮材工4お
よび16によって閉塞された密閉状態に保持されるため
、発泡原料28が外皮10の外部に漏出することが効果
的に防止されるのであり、従って、発泡原料28の漏出
に起因して仕上工程が煩雑化することや、外観が悪化す
ることが、良好に回避されるのである。
発泡操作時には、それが収容された空間が外皮材工4お
よび16によって閉塞された密閉状態に保持されるため
、発泡原料28が外皮10の外部に漏出することが効果
的に防止されるのであり、従って、発泡原料28の漏出
に起因して仕上工程が煩雑化することや、外観が悪化す
ることが、良好に回避されるのである。
また、発泡原料28が注入される外皮材14の開口部1
2は、その注入後、カバー用外皮材16によって閉塞さ
れ、さらに発泡操作によってカバー用外皮材16に発泡
体18が一体に接着されることにより、被覆されるため
、外皮1oに発泡原料28を注入するためのパイプの跡
が残るようなこともなく、発泡体18の全面を外皮材1
4.16から成る外皮lOで完全に覆うことができるの
であり、従って発泡操作後においては、前述のように、
外皮材14.16の重ね合わせ部の不要部分を切除する
だけの簡単な操作で、外観の優れたヘッドレストを得る
ことができるのである。
2は、その注入後、カバー用外皮材16によって閉塞さ
れ、さらに発泡操作によってカバー用外皮材16に発泡
体18が一体に接着されることにより、被覆されるため
、外皮1oに発泡原料28を注入するためのパイプの跡
が残るようなこともなく、発泡体18の全面を外皮材1
4.16から成る外皮lOで完全に覆うことができるの
であり、従って発泡操作後においては、前述のように、
外皮材14.16の重ね合わせ部の不要部分を切除する
だけの簡単な操作で、外観の優れたヘッドレストを得る
ことができるのである。
なお、上記の具体例では、発泡原料28の注入後、外皮
材14の袋状空間内に芯体20およびステー22.22
がセットされるようになっていたが、それらを別の治具
等によって先にセットした後、発泡原料28を外皮材1
4の袋状内部空間に注入するようにすることも可能であ
る。
材14の袋状空間内に芯体20およびステー22.22
がセットされるようになっていたが、それらを別の治具
等によって先にセットした後、発泡原料28を外皮材1
4の袋状内部空間に注入するようにすることも可能であ
る。
また、本発明は、かかる具体例に限定されるものではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々なる修
正、変更、改良等を施した態様で実施できることは、言
うまでもないところである。
く、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々なる修
正、変更、改良等を施した態様で実施できることは、言
うまでもないところである。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明手法に従って製
造される一体発泡成形品においては、発泡原料が収容さ
れた空間が、その発泡原料の発泡時において、外皮材と
カバー用外皮材から成る外皮で閉塞された密閉状態に保
持されることとなるため、発泡原料が外皮の外部に漏出
することが効果的に防止されるのであり、それ故、発泡
原料の漏出に起因する仕上工程の煩雑化や外観の低下が
良好に回避されるのである。
造される一体発泡成形品においては、発泡原料が収容さ
れた空間が、その発泡原料の発泡時において、外皮材と
カバー用外皮材から成る外皮で閉塞された密閉状態に保
持されることとなるため、発泡原料が外皮の外部に漏出
することが効果的に防止されるのであり、それ故、発泡
原料の漏出に起因する仕上工程の煩雑化や外観の低下が
良好に回避されるのである。
また、発泡原料は袋状の外皮材の開口部からその袋状の
内部空間に注入されることとなるが、そ−の外皮材の開
口部は一発泡原料の注入後、カバー用外皮材によって閉
塞され、さらにそのカバー用外皮材が発泡原料の発泡に
よって発泡体に一体に接着されて被覆されるため、外皮
に発泡原料を注入するためのパイプの跡が残るようなこ
ともなく、成形品の全面が袋状の外皮材およびカバー用
外皮材で一体に覆われることとなるのであり、従って、
外皮を補修するための仕上工数を不要と為し得るのであ
り、またそのような補修跡等によって成形品の外観が損
なわれるようなことも回避できるのであり、外観の優れ
た成形品を容易に製造することが可能となるのである。
内部空間に注入されることとなるが、そ−の外皮材の開
口部は一発泡原料の注入後、カバー用外皮材によって閉
塞され、さらにそのカバー用外皮材が発泡原料の発泡に
よって発泡体に一体に接着されて被覆されるため、外皮
に発泡原料を注入するためのパイプの跡が残るようなこ
ともなく、成形品の全面が袋状の外皮材およびカバー用
外皮材で一体に覆われることとなるのであり、従って、
外皮を補修するための仕上工数を不要と為し得るのであ
り、またそのような補修跡等によって成形品の外観が損
なわれるようなことも回避できるのであり、外観の優れ
た成形品を容易に製造することが可能となるのである。
第1図は本発明手法に従って製造されるヘッドレストの
一例を示す斜視図であり、第2図はその要部断面図であ
る。第3図、第4図、第5図、第6図および第7図は、
それぞれ、第1図に示されるヘッドレストを製造するた
めの本発明に従う製造工程を示す説明図である。 10:外皮 12:開口部 14:袋状の外皮材 工6:カバー用外皮材18:発
泡体 2o:芯体 22ニスチー(外部突出部材) 24.26:発泡型 28:発泡原料34.36:上
型
一例を示す斜視図であり、第2図はその要部断面図であ
る。第3図、第4図、第5図、第6図および第7図は、
それぞれ、第1図に示されるヘッドレストを製造するた
めの本発明に従う製造工程を示す説明図である。 10:外皮 12:開口部 14:袋状の外皮材 工6:カバー用外皮材18:発
泡体 2o:芯体 22ニスチー(外部突出部材) 24.26:発泡型 28:発泡原料34.36:上
型
Claims (1)
- 開口部を有する袋状の外皮材を所定の発泡成形型にセッ
トする一方、得られる発泡成形品の外部に突出する外部
突出部材の一端に一体的に設けられた芯体を、該外皮材
の開口部から該外皮材の袋状内部に挿入して所定位置に
保持せしめ、更に該外皮材の開口部位を別途成形したカ
バー用外皮材にて閉塞せしめた状態下において、該外皮
材の袋状内部で所定の発泡原料を発泡せしめることによ
り、該外皮材と前記芯体との間に発泡体を一体的に形成
せしめると同時に、該外皮材の開口部位における該発泡
体表面を前記カバー用外皮材にて被覆せしめるようにし
たことを特徴とする一体発泡成形品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60145646A JPS625821A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 一体発泡成形品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60145646A JPS625821A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 一体発泡成形品の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS625821A true JPS625821A (ja) | 1987-01-12 |
Family
ID=15389820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60145646A Pending JPS625821A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 一体発泡成形品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS625821A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63136910U (ja) * | 1987-02-28 | 1988-09-08 | ||
JPS63195961U (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-16 | ||
US5086012A (en) * | 1990-03-06 | 1992-02-04 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Method for forming a field oxide layer |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS543189A (en) * | 1977-06-08 | 1979-01-11 | Nhk Spring Co Ltd | Polymerizable composition and its polymer and preparation |
JPS5636265B2 (ja) * | 1976-04-14 | 1981-08-22 |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP60145646A patent/JPS625821A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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