JPH0525647B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0525647B2
JPH0525647B2 JP1014001A JP1400189A JPH0525647B2 JP H0525647 B2 JPH0525647 B2 JP H0525647B2 JP 1014001 A JP1014001 A JP 1014001A JP 1400189 A JP1400189 A JP 1400189A JP H0525647 B2 JPH0525647 B2 JP H0525647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
core
lower mold
foaming
molding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1014001A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02194916A (ja
Inventor
Itsumi Komada
Toshihiro Hamachi
Akito Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP1014001A priority Critical patent/JPH02194916A/ja
Publication of JPH02194916A publication Critical patent/JPH02194916A/ja
Publication of JPH0525647B2 publication Critical patent/JPH0525647B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、発泡成形型および発泡成形方法の
改善に関するものであり、自動車用シートバツ
ク、シートクツシヨンなどの他、内向きフランジ
部分を有する、いいかえれば、中子を必要とする
他の各種の発泡成形品の成形に用いて、とくに
は、発泡原液の所要の流動距離が長いことに起因
して発生する成形欠陥を有効に除去するものであ
る。
(従来の技術) たとえば第8図に示すような自動車用シートバ
ツクを成形するための、従来既知の発泡成形型と
しては、第9図に断面図で示すものがある。
ここで、図示のシートバツクは、それの前面側
に位置して背当り部分を構成するメインパツドM
と、それの背面側に位置して、メインパツドMの
裏面側へのシートバツクフレームの差込みスペー
スを区画するセフテイパツドSとを具えており、
このセフテイパツドSは、メインパツドMの各辺
部分から立上がり、そしてそこから、メインパツ
ドMの裏面中央部側へ突出する内向フランジ部分
Sfからなる。
そして、かかるシートバツクを成形するための
図示の発泡成形型は、メインパツドMの前面を成
形する下型11と、そのメインパツドMの裏面を
成形するとともに、それぞれの内向フランジ部分
Sfの成形に寄与する中子12と、シートバツク
の、上部および側部の内向フランジ部分Sfの成形
に寄与する上型13とからなり、このような発泡
成形型によるシートバツクの成形は、水平に配置
した下型上の所要位置に、図に網目部分で示すよ
うに発泡原液14を注入した後、中子12および
上型13を順次に位置決め配置して、その発泡原
液14を金型キヤビテイの隅々まで発泡流動させ
るとともに、フオームのキユアをもたらすことに
よつて行うことができる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、かかる従来技術にあつては、下型1
1にのみ発泡原液14を注入することとしてお
り、そこへ注入した発泡原液14を、とくには、
メインパツドMの上部および側部に連続する内向
フランジ部分Sfの成形個所では、中子12を大き
く迂回させて発泡流動させているため、所要の発
泡流動距離が長くなる部分、第9図に示したころ
では、中子12と上型13とで囲繞される空間部
分15にて成形される内向フランジ部分Sfに、発
泡原液4の流動不良に起因する流動跡が発生して
シートバツトの見映えが低下するという問題があ
つた。
この発明は、発泡原液の所要の流動距離を十分
短かくすることにより、見映えのすぐれたシート
バツクを、常にかつ確実に成形することができ、
しかも、ばり取り作業を容易ならしめることがで
きる発泡成形型および発泡成形方法を提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) この発明の発泡成形型は、下型および上型と、
これらの型間に介装される中子とを具える発泡成
形型において、前記中子に貫通穴を設けるととも
に、前記上型に、その貫通穴を密閉する突部を形
成したものであり、この発明の成形方法は下型お
よび上型と、これらの型間に介装される中子とを
具える発泡成形型にて成形を行うに当り、水平に
配置した下型上に中子を配設する工程と、中子上
およびその中子に設けた貫通穴内へ、同時にもし
くは時間をおいて発泡原液を注入またはスプレー
する工程と、下型に対して上型を閉止して、キヤ
ビテイを区画するとともに、その上型に設けた突
部で下型の貫通穴を密閉する工程とを順次に組合
わせたものである。
(作用) この発明では、中子が貫通穴を有することか
ら、中子の、下型へのセツト状態での、下型上へ
の発泡原液の供給が、その貫通穴によつて可能と
なり、しかも、その中子の上へもまた発泡原液を
供給することにより、その発泡原液の、所要の発
泡流動距離を十分短かくすることができるので、
とくには、下型上および中子上への発泡原液の注
入もしくはスプレーを同時に行う必要がある場合
または、中子上へ発泡原液を供給した後に、下型
上へ発泡原液を供給する必要がある場合に用い
て、発泡原液の流動不良に起因する流動跡その他
の成形欠陥を有することのない、見映えのすぐれ
た発泡成形品を、常にかつ確実に製造することが
できる。
なお、この発明の発泡成形型では、下型に対す
る上型の型閉めにより、中子の貫通穴が、上型に
設けた突部によつて密閉されるので、その貫通穴
が、発泡成形に悪影響を及ぼすおそれは全くな
い。
しかも、この発泡成形型では、発泡成形品の外
観に影響を与える個所へのばりの発生数を有効に
低減して、ばり取り作業工数の著しい低減を実現
することができる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、第8図に示すシートバツク成形用の
発泡成形型を例示する斜視図であり、図中1は、
水平姿勢に位置させた下型を、2は下型1の一側
端に枢支され、その下型1に対して開閉される上
型をそれぞれ示し、3は、上型2と同一の軸上に
取付けられて、下型1と上型2との2間に位置す
る中子を示す。
ここで、下型1、上型2および中子3はそれぞ
れ、所要の形状の成形表面を有することはもちろ
んである。
そしてここでは、中子3の中央部分もしくはそ
の近傍部分に、所要形状および寸法を有する貫通
穴4を設けるとともに、上型2に、その貫通穴内
へ嵌まり込んでそれを密閉する突部5を設け、こ
の突部5の先端面を、それの貫通穴4への嵌入状
態で、中子3の成形表面に滑らかに連続して、発
泡成形品の形成に寄与する成形表面部分とする。
このように構成してなる成形型によつて発泡成
形を行うに際しては、下型1を、図示のような水
平姿勢とした状態で、中子3を、その下型上に、
それ自身の回動運動に基づいて、第2図に示すよ
うにセツトし、次いで、第3図に示すような、中
子上への発泡原液の注入もしくはスプレーと、第
4図に示すような、下型上への発泡原液の注入も
しくはスプレーとを所要の順序にて行う。
ここで、この成形型によれば、とくに、発泡原
液の、中子上への供給と下型上への供給とを同時
に行うことが可能となる他、たとえば二種類の発
泡材料からなる一の発泡成形体を成形する場合に
おいて、中子上へ発泡原液を先に供給し、しかる
後、下型上へ発泡原液を供給することが可能とな
る。
そしてさらには、下型1に対して上型2を型閉
めすることによつて、下型1、上型2および中子
3により、所期した通りのキヤビテイを区画する
とともに、上型2に設けた突部5による、貫通穴
4の完全なる密閉をもたらす。
第5図は、かかる型閉めの状態での金型キヤビ
テイを示すそれぞれの断面図であり、ここで、発
泡原液を、中子3および下型1の両者に供給した
場合には、その発泡原液は、図に網目状部分で示
すように、下型1の、貫通穴4の下方に位置する
部分へは直線的に、また、下型1の他の窪み部分
へは中子3を経て間接的にそれぞれ流入する他、
その中子上にも相当量残溜することになるので、
型閉め後における、各部分上の発泡原液6の、所
要の発泡流動距離は、とくには、中子上の発泡原
液6の発泡流動に基づき、いずれも十分短かくな
り、この故に、発泡原液の所要流動距離が長くな
ることに起因する、発泡成形体への流動跡その他
の成形欠陥の発生を曲めて有効に除去することが
できる。
従つてここでは、シートバツクの全ての内向フ
ランジ部分Sfが、何の欠陥もなしに美麗に成形さ
れることになる。
ところで、その後に続くフオームのキユアは、
従来技術とほぼ同様に行われ、ホツトキユアタイ
プのものにあつては、成形型を、多くは160〜230
℃の温度で10〜15分間加熱することにより、ま
た、コールドキユアタイプのものにあつては、こ
れも多くは、50〜80℃の温度で4〜8分間加熱す
ることによりフオームのキユアが終了する。
このようにしてシートバツクを成形した後は、
所要に応じて成形型の冷却を行うとともに、型開
きを行い、そして最後に、中子上に残留するシー
トバツクをそこから取外すことにより、一連の作
業を終了する。
かくしてここでは、発泡原液6を、下型1およ
び中子3の両者に注入もしくはスプレーすること
により、それらの発泡原液6の所要の流動長さを
十分小ならしめて、シートバツク、ひいてはその
内向フランジ部分Sfへの、発泡原液6の流動跡そ
の他の発生を極めて有効に防止し、そのシートバ
ツクの見映えを大きく向上させることができる
他、発泡型内圧を十分小ならしめて、クラツク、
ボイドなどの成形欠陥の発生をもまた有効に防止
することができる。
なお上述したところにおいて、たとえば、中子
3の上面にのみ所定量の発泡原液を供給し、それ
から所定の時間経過後に、下型上へ、他の種類の
発泡原液を供給することにより、シートバツク
の、内向フランジ部分Sfだけを他の部分とは異な
つた硬度とすることもできる。
第6図は、以上のようにして成形したシートバ
ツクへのばりの発生状況を示す断面図であり、こ
のシートバツクは、それの外観に影響を与える四
個所のばりB1と、外観に影響を与えることのな
い、いいかえれば、シートバツクフレームの差込
みスペース内に位置する四個所のばりB2とを有
することから、外観に影響を及ぼす四個所のばり
B1については、はさみ、カツターナイフなどに
て丁寧に切除することが必要になるも、他の四個
所のばりB2については、それらをむしり取るだ
けで足りるところ、第9図に示す従来型にて成形
したシートバツクは、第7図に断面図で示すとこ
ろから明らかなように、その七個所に発生するば
りの全てが、外観に影響を及ぼすばりB1である
ので、それらのばりB1の全てを丁寧に切除する
ことが必要になり、これがため、ばり取り作業工
数が著しく嵩むという問題を有することになる。
以上この発明を図示例に基づいて説明したが、
上下の型および中子の、成形表面の形状、寸法な
どは所要に応じて適宜に変更することができる。
またここでは、内向フランジ部分が四方向から
突出する発泡成形体について説明したが、一〜三
方向のいずれかの内向フランジ部分を有する発泡
成形体についても、この発明を同様に適用し得る
ことはもちろんである。
(発明の効果) かくして、この発明によれば、発泡原液の、所
要の発泡流動距離を十分に短縮することによつ
て、流動跡その他の成形欠陥を有しない発泡成形
品を成形することができるとともに、その発泡成
形品から、クラツク、ボイドなどを十分に除去す
ることが可能となる。
しかも、発泡成形品の外観に影響を与える個所
へのばりの発生数を低減して、ばり取り作業工数
の大幅なる減少をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の成形型を例示する斜視
図、第2〜4図はそれぞれ、成形工程を例示する
斜視図、第5図は、金型キヤビテイを示す断面
図、第6図は、この発明によつて成形したシード
バツクを示す断面図、第7図は、従来技術によつ
て成形したシートバツクを示す断面図、第8図
は、所要のシートバツク成形体を例示する背面斜
視図、第9図は、従来の成形型を示す断面図であ
る。 1……下型、2……上型、3……中子、4……
貫通穴、5……突部、6……発泡原液。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下型および上型と、これらの型間に介装され
    る中子とを具える発泡成形型において、 前記中子に貫通穴を設けるとともに、前記上型
    に、その貫通穴を密閉する突部を形成してなる発
    泡成形型。 2 下型および上型と、これらの型間に介装され
    る中子とを具える発泡成形型にて成形を行うに当
    り、 水平に配置した下型上に中子を配設する工程
    と、中子上およびその中子に設けた貫通穴内へ、
    同時にもしくは時間をおいて発泡原液を注入また
    はスプレーする工程と、下型に対して上型を閉止
    して、キヤビテイを区画するとともに、その上型
    に設けた突部で下型の貫通穴を密閉する工程とか
    らなる発泡成形方法。
JP1014001A 1989-01-25 1989-01-25 発泡成形型および発泡成形方法 Granted JPH02194916A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4827129B2 (ja) * 2006-04-25 2011-11-30 東洋ゴム工業株式会社 シートバックパッド及びその製造方法
JP4971914B2 (ja) * 2007-09-05 2012-07-11 東洋ゴム工業株式会社 シート用バックパッドの製造方法

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