JPH02117802A - 発泡成形方法 - Google Patents

発泡成形方法

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JPH02117802A
JPH02117802A JP1027581A JP2758189A JPH02117802A JP H02117802 A JPH02117802 A JP H02117802A JP 1027581 A JP1027581 A JP 1027581A JP 2758189 A JP2758189 A JP 2758189A JP H02117802 A JPH02117802 A JP H02117802A
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molding
molds
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foaming
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Toshio Iwazawa
敏雄 岩沢
Takeo Yoshida
吉田 武夫
Junji Sakata
純二 坂田
Kazunari Ebe
一成 江部
Itsumi Komada
駒田 逸見
Toshihiro Hamachi
浜地 敏博
Akito Kimura
木村 昭人
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、発泡成形方法、とくには、車両用シートの
シートバックの成形に用いて好適な発泡成形方法に関す
るものであり、シートバックの裏面側部分の見映えの向
上をもたらすとともに、シートバックの前面側部分と裏
面側部分とを異種の発泡材料にて成形可能ならしめるも
のである。
(従来の技術) 従来既知のこの種の発泡成形方法としては、たとえば、
出願人が先に、特開昭60−240414号公報(特願
昭59−95749号)にて開示したものがある。
これは、固定型と、この固定型に対して回動運動を行い
、その固定型との協働下でキャビティを形成する可動型
とを設けるとともに、可動型の中央部分に位置する裏面
形成部材の周囲に、発泡製品の内向フランジを形成する
中子部材を設け、そして、この中子部材の、少なくとも
一部を上下方向へ回動可能ならしめてなる発泡成形型に
て成形を行うに際し、固定型内へ発泡原液を注入し、次
いで、可動型をその固定型に対して回動させて型閉めを
行って、両型を水平姿勢に維持することにより、発泡原
液を中子部材の背面側まで発泡流動させて、裏面側部分
に内向フランジを有する発泡製品を製造するものである
(発明が解決しようとする課題) ところが、かかる従来技術にあっては、固定型内へ注入
した発泡原液を、中子部材の背面側まで発泡流動させて
成形を行っていることがら、その中子部材の作用にて形
成される内向フランジ、ひいては、発泡製品の裏面側部
分に、発泡原液の発泡流動距離が長いことに起因する流
動跡が発生して1発泡製品の見映えが低下するという問
題があた他、発泡製品の前面側部分および裏面側部分の
それぞれを、特性(JASO−B 408に規定する諸
物性や、ホットキュアフオームとコールドキュアフオー
ムとの組合わせ方に起因する物性)の異なる二種類の発
泡材料にて構成することが、実質的に不可能であるとい
う問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、発泡製品の裏面側部分の見映えを著しく向上
させるとともに、発泡製品の、前面側部分と裏面側部分
とを異なった種類の発泡材料にて構成することを可能な
らしめる発泡成形方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の方法は、発泡製品の前面側部分を成形する前
面型と、それの裏面側部分を成形する前面型と、これら
の型とは独立に形成されて、それらの型間へ介装される
中子とからなる発泡成形型にて成形を行うに際し、ほぼ
水平に開放した前面型および背面型のそれぞれの成形面
に、発泡原液を注入もしくはスプレーした後、好ましく
は、それらの発泡原液のライズタイムの30〜100%
のタイミングで、前面型および裏面型を、中子を挾んで
型閉めするものである。
なおここで、ライズタイムとは、発泡原液の注入作業も
しくはスプレー作業の終了時から、最後に注入またはス
プレーされた発泡原液の発泡が完了するまでの時間を意
味する。
この発明の他の方法は、ほぼ水平な姿勢とした前面型も
しくは背面型の、いずれか一方の型の成形面に発泡原液
を注入もしくはスプレーした後、その一方の型に中子を
重ね、次いで中子上に発泡原液を注入もしくはスプレー
し、しかる後、一方の型に他方の型を重ね合わせて型閉
めし、さらに、それらの両型を、水平面より上方に向く
姿勢に維持するものである。
また、この発明のさらに他の方法は、ほぼ水平な姿勢の
、いずれか一方の型の成形面に発泡原液を注入もしくは
スプレーして、その型に中子を重ねた後、これもまた、
ほぼ水平な姿勢とした他方の型の成形面に発泡原液を注
入もしくはスプレーし、しかる後、両型を型閉めし、そ
して、それらの両型を、水平面より上方に向く姿勢に維
持するものである。なおここで、両型の型閉めは、それ
ぞれの型を、水平面に対してともに回動させることにて
行うことができる他、発泡原液を先に注入もしくはスプ
レーした型を、後に発泡原液を注入もしくはスプレーし
た型に重ね合わせた状態にて行うこともできる。
そしてさらに、上述したそれぞれの方法においては、一
方の型の成形面に注入もしくはスプレーされる発泡原液
と、他方の型の成形面または中子上に注入もしくはスプ
レーされる発泡原液とを同一種類のものとすることがで
きるとともに、異種類のものとすることもできる。
(作 用) 上述したそれぞれの方法によれば、発泡製品の、前面側
部分形成用の発泡原液と、裏面側部分形成用の発泡原液
とが、それぞれの型の成形面もしくは中子上に、それぞ
れ別個に注入もしくはスプレーされることから、発泡製
品の各部の形成のための、発泡原液の流動長さを十分小
ならしめて、発泡製品、とくにはその裏面側部分の成形
表面を極めて平滑ならしめることができるので、発泡製
品の見映えが大きく向上されることになる。
しかも、これらのそれぞれの方法においては、前面側部
分形成用の発泡原液と、裏面側部分形成用の発泡原液と
をそれぞれ別個に注入もしくはスプレーすることから、
それらのそれぞれの発泡原液を異なった種類のものとす
ることができ、これがため、発泡製品を、特性の異なる
二種類の発泡材料にて構成することが可能となり、発泡
製品のそれぞれの部分に、所期した通りの物性を付与す
ることができる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の実施に用いることができる発泡成形
型を例示する斜視図である。
この発泡成形型は、第2図に斜視図で示すような、自動
車用シートのシートバックを成形するためのものであり
、ここにおけるこのシートバックSBは、それの前面側
部分に位置して背当り部分を構成する、比較的軟質のメ
インバッドMと、裏面側部分に位置して、メインバッド
Mの背面側への、シートバックフレームの差込みスペー
スを区画する、比較的硬質のセフティパッドSとからな
る。
これがため、図示例の発泡成形型は、メインバッドMを
成形する前面型1と、セフティパッドSの外面輪郭を形
成する背面型2とを具えるとともに、そのセフティパッ
ドSの、内向フランジ部S。
を形成するための中子3を具える。
そこで、図に示すところでは、ベース4の中央部に延在
させて設けた枢軸5によって、前面型1および背面型2
の、シートバックSBの上端部分の成形に寄与する各一
端部を、ブラケットを介して相互連結するとともに、そ
の連結部を跨いで位置する門形フレーム6を、枢軸5の
両端部に枢支し、そして、その門形フレーム6に、それ
の適宜位置に水平に延在させて設けた軸7によって、中
子3の一端部を枢支する。
なお図中8は、門形フレーム6の、ベース4に対する傾
動角度を調整する支え棒を示すが、この支え棒8を、ベ
ース4に取付けられて、枢軸5に設けたラチェットホイ
ールと掛脱可能なラチェット機構その他の適宜な支持手
段に変更することもできる。
ここで好ましくは、いずれか一方の型、図では背面型2
の遊端部に、成形面に連通ずるゲート9aを設け、この
ゲーHaを、門形フレーム6に設けた軸7にて枢支した
蓋部材9bによって開閉することにより、そこからの所
要に応じたガス抜き、場合によっては、発泡材料の注入
も可能ならしめる。
そしてまた好ましくは、中子3の、前面型1に向く前面
に、メインバッドMに貫通穴を形成するための突起10
を設ける。なお、これらの突起10は、メインパッドM
内へ埋め込まれるばね受材、たとえば、粗毛フェルト、
寒冷紗などの位置決め手段としても用いることができる
以上に述べたような成形型によるーの発泡成形では、そ
れぞれの型1,2の成形面に離型剤を予め塗布するとと
もに、それらの型1.2を、所定範囲内の温度(いわゆ
るホットキュアタイプのポリウレタンフォームにあって
は、たとえば30〜40°C1コールドキユアタイプの
ポリウレタンフォームにあっては、これもたとえば50
〜65℃)に冷却もしくは加熱した状態で、それぞれの
型1゜2を、第1図に示すようにほぼ水平に開放し、そ
して、両型1,2のそれぞれの成形面上に、第3図に断
面図で示すように、同種もしくは異種の発泡原液11.
12を、ほぼ同時に、もしくは所要の順序にて注入また
はスプレーし、好ましくは、それらの発泡原液11.1
2のライズタイムの30〜100%のタイミングで、そ
れらの前面型1および背面型2を、締付は金具13の作
用によって、中子3を挟んで型閉めする。
ここで、この型閉めは、前面型1および背面型2のそれ
ぞれを、第4図に示すように直立させた状態にて行うこ
とができる他、いずれか一方の型に、中子3および他方
の型を順次に重ね合わせた状態にても行うことができ、
かかる型閉め状態では、発泡原液11.12の発泡に起
因して生じるガスの排出は、少なくとも一方の型に設け
た図示しないガス抜孔および/またはゲート9aを経て
行われる。なおここにおいて、ゲーHaを開放してガス
の排出を行った場合には、発泡原液がそこからあふれ始
める直前、いいかえれば充満率が95〜99%に達した
ときにそのゲー)9aを蓋部材9bによって閉止する。
そしてその後は、両型1,2を、水平姿勢もしくは、水
平面より上方に向く所要の姿勢に維持してフオームのキ
ュアをもたらす。ところで、フオームのキュアのために
は、ポリウレタンフォームがホットキュアタイプのもの
である場合には、成形型を、多くは、160〜230 
’C(7)温度テ10〜15分間加熱し、また、コール
ドキュアタイプのものである場合には、これも多くは、
50〜80″Cの温度で4〜8分間加熱する。
このようにしてシートバックを成形した後は、所要に応
じて成形型の冷却を行うとともに、前面型1および背面
型2を第5図に示すように型開きし、そして最後に、中
子上に残留するシートバックSBを、その中子3の、軸
7の周りでの、第6図に示すような回動姿勢、もしくは
、第6図とは逆方向への回動姿勢で、中子3から引抜く
ことにより、一連の作業を終了する。
かかる方法によれば、シートバックSBの、メインパッ
ド形成用の発泡原液11と、セフティパッド形成用の発
泡原液12とが、それぞれの型1.2の成形面上に、そ
れぞれ別個に注入もしくはスプレーされることから、そ
れらの発泡原液の所要流動長さを十分小ならしめること
ができ、これがため、シートバックSB、とくにはその
セフティパッドの成形表面から、発泡原液の流動跡を完
全に除去してセフティパッドSの見映えを大きく向上さ
せることができる他、成形型内圧を小ならしめて、クラ
ンク、ボイドなどの欠陥の発生を有効に防止することが
できる。
またこの方法において、それぞれの発泡原液11゜12
を異なった種類のものとした場合には、メインパッドM
とセフティパッドSのそれぞれを特性の異なる二種類の
発泡材料にて構成することができ、それらのそれぞれ、
ひいては、シートバックSBに、所期した通りの物性を
付与することができる。
従って、シートバックSBを繊布その他のいわゆる表皮
材にて覆った後における、と(にはその背面からの外観
を有利に向上させることができる。
しかも、この方法では、それぞれの型1.2へ発泡原液
11.12を同時に注入もしくはスプレーできることか
ら、注入もしくはスプレーの開始から、それの終了に至
るまでの時間を十分に短縮することができ、製造ライン
の長さをもまた有効に短縮することができる。
加えて、ここでは、両型1,2への発泡原液11゜12
の注入もしくはスプレーの後、それらの両型を、中子を
挟んで直ちに型閉めすることによって、その型閉めの終
了に至るまでの工程を著しく単純化することができる。
さらに、発泡原液11.12の発泡に起因して生じるガ
スを、ゲーHaを経て排出する場合には、図示しないガ
ス抜孔と対応する位置に発生する茎跡およびベント屑を
著しく低減できるとともに、シ−トバックSBの重量の
低減を有効に防止することができる。
なおここで、上述したような型閉めを、それぞれの発泡
血液11.12のライズタイムの30〜100%のタイ
ミングで行った場合には、とくには、それぞれの発泡原
液11.12を異種類のものとしたときに、それぞれの
発泡材料の境界部分を滑らかに変化させることができる
また、この発明の、他の方法による発泡成形は、ほぼ水
平な姿勢とした前面型1もしくは背面型2のいずれか一
方の型、第7図に示すところでは前面型1の成形面上に
、発泡原液11を注入もしくはスプレーした後、その前
面型側へ倒伏させた門形フレーム6に、軸7を介して支
持される中子3を、その前面型1に重ね合わせ、次いで
その中子上に、発泡原液12を、第8図に示すように注
入もしくはスプレーし、さらに、第9図に断面図で示す
ように、前面型1に背面型2を重ね合わせて、それらの
両者を型閉めし、しかる後、それらの両型1゜2を、水
平面より上方に向く姿勢、たとえば、第4図に示すよう
な垂直姿勢に維持して、フオームのキュアをもたらすこ
とにより行われる。
なお、この方法においてもまた、型閉め後の、生成ガス
の排出は、図示しないガス抜き孔および/またはゲー)
9aを経て、前述したと同様にして行われる。
なおこの方法によれば、他方の型としての背面型2の成
形面上に発泡原液12を注入もしくはスプレーし、そし
て、その背面型2に、中子3および前面型1を順次に重
ね合わせることも可能である。
かかる成形方法では、それぞれの発泡原液11゜12を
、成形面上および中子上へそれぞれ別個に注入もしくは
スプレーすることから、前述した実施例と同様、発泡原
液の流動跡を除去してセフティパッドS、ひいてはシー
トバックSBの見映えを大きく向上させることができ、
また、シートバックSBの各部を所要に応じた特性の発
泡材料にて構成することができる。
また、ここでは、発泡原液11.12の注入もしくはス
プレーを、枢軸5の一方側だけにて行うことができるの
で、−台もしくは二台の発泡機を、枢軸5の一方側にの
み配設することにより、装置の占有スペースを有利に低
減することができる。
さらにこの方法では、両型1.2のうち、重ね合わせる
側の型には発泡原液が供給されないので、前面型1と背
面型2との型閉めに際する、発泡原液の漏出を完全に防
止することができる。
しかも、この方法によれば、両型1,2の型閉め後、そ
れらを、水平面より上方に向く姿勢に維持して、フオー
ムのキュアを行うことから、成形型を水平状態に維持し
たまま、フオームのキュアを行う従来技術に比し、型の
合わせ面間からのぼりの発生を著しく低減できる他、発
泡によって生成されるガスの、型外への排出を極めて円
滑ならしめて、両型1.2の合わせ面近傍部分へのガス
の滞留に起因して発生する製品欠陥をほぼ完全に取り除
くことができる。
そして、この発明の、さらに他の成形方法では、まず、
ほぼ水平な姿勢とした前面型lもしくは背面型2のいず
れか一方の型、第10図(a)に路線側面図で示すとこ
ろでは、背面型2の成形面上に、発泡原液12を注入も
しくはスプレーし、次いで、中子3をその背面型上に、
第10図(b)に示すように重ね合わせ、その後、これ
もまたほぼ水平な姿勢とした前面型1の成形面上に発泡
原液11を注入もしくはスプレーし、さらに、それぞれ
の発泡原液11.12の発泡状況が、ともにライズタイ
ムの50〜100%のタイミングとなったとき、または
、先に供給した発泡原液12の、ライズタイムの100
%以上で、かつタックフリータイム以下のタイミングで
あって、後に供給した発泡原液11のライズタイムの5
0〜100%のタイミングのときに、両型1.2を、適
宜の姿勢、第10図(c)に示すところでは、それぞれ
の型1,2を直立させた姿勢にて型閉めし、しかる後、
それらの両型1,2を、水平面より上方に向く姿勢に維
持して、フオームのキュアをもたらす。
なおこの方法では、他方の型としての前面型1に発泡原
液11を先に供給し、その前面型1に中子3を重ね合わ
せた後に、背面型2に発泡原液12を供給することも可
能である。
この方法によってもまた、前述したそれぞれの実施例と
同様の作用効果、すなわち、シートバックSBの見映え
の向上と、シートバック各部の、所要に応じた特性を有
する発泡材料による構成とが実現されることになる。
しかも図示の方法では、発泡原液12を供給した背面型
2に中子3を重ね合わせることから、その中子3が中蓋
として機能することになり、セフティパッドSの厚さの
コントロールが容易になる。
ところで、背面型2に中子3を重ね合わせることに加え
、両型1,2の型閉めを、それぞれの発泡原液11.1
2のライズタイムの50〜100%のタイミングにて行
う場合には、メインパッドMとセフティパッドSとの境
界面のコントロールが容易となり、このことは、先に供
給した発泡原液12の、ライズタイムの100%以上で
、かつタックフリータイム以下のタイミングであって、
後に供給した発泡原液11のライズタイムの50〜10
0%のタイミングのときに型閉めを行う場合にとくに顕
著である。
上述したところは異なるこの発明の他の成形方法は、第
10図(a) 、 (b)に示すように、背面型2への
発泡原液12の供給と、その背面型2への中子30重ね
合わせと、前面型1への発泡原液11の供給とを順次に
行った後、先に供給した発泡原液12の、ライズタイム
の100%以上で、かつタックフリータイム以下のタイ
ミングをもって、中子3および背面型2を、第10図(
d)に示すように、前面型lに重ね合わせて型閉めし、
しかる後、両型1.2を、水平面より上方に向(姿勢に
維持してフオームをキュアさせるものである。
この方法によれば、前述したそれぞれの実施例に共通の
作用効果をもたらし得ることはもちろん、セフティパッ
ドSの厚さのコントロールおよびメインパッドMとセフ
ティパッドSとの境界面のコントロールを極めて容易に
行うことができるとともに、型閉めに際する発泡原液の
漏出をほぼ完全に防止することができる。
以上この発明を、第1図に示す成形型を用いる場合につ
いて説明したが、この発明は、第11図に示すように、
ベース4の中央部に延在させて設けた枢軸5によって、
前面型1および背面型2のいずれかの端部分、好ましく
は、図示のように、シートバックの下端部分の成形に寄
与する各一端部を、ブラケットを介して相互連結すると
ともに、それらの両型間で、その枢軸5に、中子3の一
端部を、これもまた、ブラケットを介して枢支した成形
型によってもまた行うことができ、さらには、前面型1
と背面型2とを枢軸5によって相互連結した状態で、そ
れらのいずれかの型の、枢軸から離隔した端部に、中子
3を直接的に枢支することによってもまた行うことがで
きる。
第12図は、第11図に示す成形型の他の例を示す斜視
図であり、これは、中子3の中央部分もしくはその近傍
部分に、所要の形状および寸法を有する貫通穴14を設
けるとともに、背面型2に、その貫通穴内へ嵌まり込ん
でそれを密閉する突部15を設け、この突部15の先端
面を、それの貫通穴14への嵌入状態で、中子3の成形
面に滑らかに連続して発泡製品の成形に寄与する成形面
部分としたものである。
かかる成形型によれば、前面型1を図示のような水平姿
勢とした状態で、中子3をその前面型上に、それ自身の
回動運動に基いて、第13図に示すように予めセットし
、次いで、第14図に示すような、中子貫通穴14を経
た前面型上への発泡源液の供給と、第15図に示すよう
な、中子上への発泡源液の供給とを順次に行い、しかる
後、成形型の型閉めおよび、それに引き続く、その成形
型の所要姿勢でのフオームのキュアを行うことによって
、所要の発泡製品をもたらすことができる他、中子上へ
発泡源液を供給した後、前面型上へ、同種もしくは異種
の発泡源液を供給することによって発泡成形を行うこと
も可能となり、これらのことによれば、第16図に示す
ように、四方向に内向きフランジ部Sfを有するシート
バックSBが、メインパッドMの材質とセフティパッド
Sの材質とが同一であると否とにかかわらず、外表面へ
の成形欠陥の発生なしに成形されることになる。
以上、シートバックの発泡成形について説明したが、こ
の発明は、成形型の成形面を所要に応じて変更すること
にて、他の各種の発泡製品の成形にも適用し得ることは
もちろんである。
(発明の効果) かくして、この発明のにれば、とくには、発泡製品の、
前面側部分形成用の発泡原液と、裏面形部分形成用の発
泡原液とを、それぞれの型の成形面もしくは中子上に、
それぞれ別個に注入もしくはスプレーすることにより、
発泡製品の各部の形成のための、発泡原液の流動長さを
十分小ならしめて、成形表面各部の平滑化、ひいては、
発泡製品全体のすぐれた外観をもたらすことができる他
、発泡圧力を有利に低減して、クラック、ボイドなどの
発生、ならびにばりの発生を有効に防止することができ
る。
また、この発明において、それぞれ別個に供給される発
泡原液を種類の異なったものとした場合には、発泡製品
を、特性の異なる二種類の発泡材料によって構成するこ
とができ、発泡製品のそれぞれの部分に、所期した通り
の物性を付与することができる。
そしてさらに、この方法において、型閉め後の成形型を
、水平面より上方に向く姿勢に維持してフオームのキュ
アを行うことにより、成形型を水平姿勢に維持したまま
フオームのキュアを行う従来技術に比し、型の合わせ面
間からのぼりの発生を著しく低減できるとともに、発泡
原液の発泡によって生成されるガスの、型外への排出を
円滑ならしめて、両型の合わせ部近傍部分に滞留するガ
スによってもたらされる製品欠陥をほぼ完全に取り除く
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施に使用する発泡成形型を例示
する斜視図、 第2図は、発泡製品の一例としてのシートバックを示す
斜視図、 第3〜6図、第7〜9図および第10図はそれぞれ、こ
の発明の実施工程を例示する図、第11.12図はそれ
ぞれ、この発明の実施に使用し得る他の発泡成形型を例
示する斜視図、第13〜15図はそれぞれ、第12図に
示す成形型を用いた成形工程を例示する斜視図、 第16図は、第12図に示す成形型によって成形された
シートバックを示す斜視図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、発泡製品の前面側部分を成形する前面型と、それの
    裏面側部分を成形する背面型と、これらの両型間に介装
    される中子とからなる発泡成形型にて成形を行うに当り
    、 ほぼ水平に開放した前面型および背面型のそれぞれの成
    形面に、発泡原液を注入もしくはスプレーした後、前面
    型および背面型を、中子を挟んで型閉めすることを特徴
    とする発泡成形方法。 2、発泡製品の前面側部分を成形する前面型と、それの
    裏面側部分を成形する背面型と、これらの両型間に介装
    される中子とからなる発泡成形型にて成形を行うに当り
    、 ほぼ水平な姿勢とした前面型もしくは背面型のいずれか
    一方の型の成形面に発泡原液を注入もしくはスプレーし
    た後、その一方の型に中子を重ね、次いで、中子上に発
    泡原液を注入もしくはスプレーし、しかる後、前記一方
    の型に他方の型を重ねて型閉めし、さらに、それらの両
    型を、水平面より上方に向く姿勢に維持することを特徴
    とする発泡成形方法。3、発泡製品の前面側部分を成形
    する前面型と、それの裏面側部分を成形する背面型と、
    これらの両型間に介装される中子とからなる発泡成形型
    にて成形を行うに当り、 ほぼ水平な姿勢とした前面型もしくは背面型のいずれか
    一方の型の成形面に発泡原液を注入もしくはスプレーし
    た後、その一方の型に中子を重ね、次いで、これもまた
    ほぼ水平な姿勢とした他方の型の成形面に、発泡原液を
    注入もしくはスプレーし、しかる後、両型を型閉めする
    とともに、それらの両型を、水平面より上方に向く姿勢
    に維持することを特徴とする発泡成形方法。 4、前面型と背面型との型閉めを、前記一方の型を他方
    の型に重ね合わせた状態にて行う請求項3記載の発泡成
    形方法。 5、一方の型の成形面に注入もしくはスプレーされる発
    泡原液と、他方の型の成形面または中子上に注入もしく
    はスプレーされる発泡原液とを異なった種類のものとし
    てなる請求項1〜4のいずれかに記載の発泡成形方法。
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