JPS6256358A - ヒステリシス損失の小さい磁性材料 - Google Patents
ヒステリシス損失の小さい磁性材料Info
- Publication number
- JPS6256358A JPS6256358A JP60194148A JP19414885A JPS6256358A JP S6256358 A JPS6256358 A JP S6256358A JP 60194148 A JP60194148 A JP 60194148A JP 19414885 A JP19414885 A JP 19414885A JP S6256358 A JPS6256358 A JP S6256358A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hysteresis loss
- mol
- low
- magnetic material
- low hysteresis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ディジタル・オーディオ機器に用いられるロ
ーパスフィルター用フェライト磁芯に使用される磁性材
料に関するものである。
ーパスフィルター用フェライト磁芯に使用される磁性材
料に関するものである。
(従来の技術)
通常、ディジタル・オーディオ機器では、ディジタル信
号をアナログ信号に変換後、音声信号に含まれる高域の
雑音を取り除くためのローパスフィルターが必要である
。このローパスフィルター用磁芯コイルとしては1周波
数0〜20KIlzの範囲で、出来るだけ高周波歪率の
小さいフェライトコアが要求されている。
号をアナログ信号に変換後、音声信号に含まれる高域の
雑音を取り除くためのローパスフィルターが必要である
。このローパスフィルター用磁芯コイルとしては1周波
数0〜20KIlzの範囲で、出来るだけ高周波歪率の
小さいフェライトコアが要求されている。
従来、ローパスフィルター用磁芯コイルとしては、Mn
−Zn系フェライトコアが使用されていた。
−Zn系フェライトコアが使用されていた。
(発明が解決しようとする問題点)
従来のM n −Z n系フェライトコアでは、固有抵
抗が小さく、表面絶縁処理が必要となり、ピンホール、
巻線時のハガレ等による絶縁不良がしばしば発生してい
た。
抗が小さく、表面絶縁処理が必要となり、ピンホール、
巻線時のハガレ等による絶縁不良がしばしば発生してい
た。
本発明は、上記の事を鑑みて、ローパスフィルター用磁
芯どして適する固有抵抗が大きく、かつ高周波歪率の小
さいNi−Zn系フェライトを提供するものである。
芯どして適する固有抵抗が大きく、かつ高周波歪率の小
さいNi−Zn系フェライトを提供するものである。
(問題点を解決する。ための手段)
本発明は、47≦Fe、 03≦53wo1%、29≦
ZnO≦35m01%、9≦NiO≦15mol%、2
≦CuO≦9 mol%の範囲組成からなるフェライト
によって、相対ヒステリシス損係数が0.1以下となる
ヒステリシス損失の小さい磁性材料を得るものである。
ZnO≦35m01%、9≦NiO≦15mol%、2
≦CuO≦9 mol%の範囲組成からなるフェライト
によって、相対ヒステリシス損係数が0.1以下となる
ヒステリシス損失の小さい磁性材料を得るものである。
(実施例)
実施例I
Fe、 03を50mol%、ZnOを33mol%、
NiOを11’a+o1%、CuOを6mol%秤量
し、この粉体を媒体としてボールミル中にて24時間混
合した。この時のスラリー濃度を50%とした。次に、
ミル中より取り出し水分を蒸着乾固させた後、大気中に
て850℃で2時間仮焼した。更に、水を媒体としてボ
ールミル中にて48時間粉砕し、この粉砕粉に0.6w
t%のPVAを加えて造粒し、40目のふるいで整粒を
行った。
NiOを11’a+o1%、CuOを6mol%秤量
し、この粉体を媒体としてボールミル中にて24時間混
合した。この時のスラリー濃度を50%とした。次に、
ミル中より取り出し水分を蒸着乾固させた後、大気中に
て850℃で2時間仮焼した。更に、水を媒体としてボ
ールミル中にて48時間粉砕し、この粉砕粉に0.6w
t%のPVAを加えて造粒し、40目のふるいで整粒を
行った。
この造粒粉を金型中で、35φX23φx3tの形状に
成形し、大気中にて1050℃で2時間焼成し、試料を
得た。この試料の相対ヒステリシス損係数を測定したと
ころ0.07であった。
成形し、大気中にて1050℃で2時間焼成し、試料を
得た。この試料の相対ヒステリシス損係数を測定したと
ころ0.07であった。
実施例2
FetO,を49mol%、ZnOを33mol%、
Nj、0を9+mol%。
Nj、0を9+mol%。
CuOを9mol%秤量し、この粉体に実施例1と同様
の工程を施し、試料を得た。この試料の相対ヒステリシ
ス損係数を測定したところ0.09であった。
の工程を施し、試料を得た。この試料の相対ヒステリシ
ス損係数を測定したところ0.09であった。
ZnO= 33mol%、 Cu0= 6+++o1%
のときの、Fe2O。
のときの、Fe2O。
含有量による相対ヒステリシス損係数の変化を第1図に
示す。
示す。
第1図から明らかな様に+ Fe、O,が47mol%
より少ない又は53mol%より大きい場合、相対ヒス
テリシス損係数は、0.1より大きくなる。
より少ない又は53mol%より大きい場合、相対ヒス
テリシス損係数は、0.1より大きくなる。
またZnOが36go1%より大きいとキュリ一温度が
著しく低下するため、オーディオ機器に組込むコイル材
としては実用的でない。
著しく低下するため、オーディオ機器に組込むコイル材
としては実用的でない。
一方、ZnOが26+io1%より少ないと相対ヒステ
リシス損係数力司、1より大きくなる。
リシス損係数力司、1より大きくなる。
またCuOについては、2+mol%以上含有すること
で、・比較的低い焼成温度で高密度のQ値の高い材料が
得られるが、10+*o1%より大きいと磁気特性が損
われる。
で、・比較的低い焼成温度で高密度のQ値の高い材料が
得られるが、10+*o1%より大きいと磁気特性が損
われる。
本発明によるフェライトは、これを構成する4種類の基
本成分が複雑に関連して初めて低歪率を実現できるもの
であり、上記範囲外においては。
本成分が複雑に関連して初めて低歪率を実現できるもの
であり、上記範囲外においては。
歪率を小さくすることが出来ず又は、実用的ではない。
(発明の効果)
本発明により、ディジタル・オーディオ機器のローパス
フィルターに用いられるフェライト磁芯として、高周波
歪率の小さい、しかも固有抵抗の大きい磁芯を得ること
ができ、産業上極めて有益なものである。
フィルターに用いられるフェライト磁芯として、高周波
歪率の小さい、しかも固有抵抗の大きい磁芯を得ること
ができ、産業上極めて有益なものである。
第1図は、ZnO= 33mol%、 Cu0= 6
mol%のときの、Fe2O,の量による相対ヒステリ
シス損係数の変化である。 第 1 図 Fa−q O3
mol%のときの、Fe2O,の量による相対ヒステリ
シス損係数の変化である。 第 1 図 Fa−q O3
Claims (1)
- 47≦Fe_2O_3≦53mol%、29≦ZnO
≦36mol%、9≦NiO≦15mol%、2≦Cu
O≦10mol%の範囲内で含有し焼結してなるフェラ
イトであって、相対ヒステリシス損係数が0.1以下で
ある事を特徴とするヒステリシス損失の小さい磁性材料
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60194148A JPS6256358A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | ヒステリシス損失の小さい磁性材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60194148A JPS6256358A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | ヒステリシス損失の小さい磁性材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6256358A true JPS6256358A (ja) | 1987-03-12 |
Family
ID=16319711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60194148A Pending JPS6256358A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | ヒステリシス損失の小さい磁性材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6256358A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6472924A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-17 | Fuji Electrochemical Co Ltd | Nickel-zinc ferrite material |
US5906768A (en) * | 1996-04-03 | 1999-05-25 | Tdk Corporation | Ferrite magnetic material, and ferrite core |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5848502A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 誘電体共振器 |
-
1985
- 1985-09-02 JP JP60194148A patent/JPS6256358A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5848502A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 誘電体共振器 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6472924A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-17 | Fuji Electrochemical Co Ltd | Nickel-zinc ferrite material |
JPH0457620B2 (ja) * | 1987-09-14 | 1992-09-14 | Fuji Electrochemical Co Ltd | |
US5906768A (en) * | 1996-04-03 | 1999-05-25 | Tdk Corporation | Ferrite magnetic material, and ferrite core |
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