JPS6254341B2 - - Google Patents

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JPS6254341B2
JPS6254341B2 JP58165828A JP16582883A JPS6254341B2 JP S6254341 B2 JPS6254341 B2 JP S6254341B2 JP 58165828 A JP58165828 A JP 58165828A JP 16582883 A JP16582883 A JP 16582883A JP S6254341 B2 JPS6254341 B2 JP S6254341B2
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JP
Japan
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chloride
polymer
repeating units
ether
polymers
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JP58165828A
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JPS59113030A (ja
Inventor
Yoahimu Daaru Kurausu
Jansonzu Bikutaazu
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Raychem Corp
Original Assignee
Raychem Corp
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Publication date
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Publication of JPS6254341B2 publication Critical patent/JPS6254341B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/12Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/127Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from carbon dioxide, carbonyl halide, carboxylic acids or their derivatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、絶縁電気導体に関し、更に詳しくは
電気絶縁性芳香族ポリケトンにより絶縁された電
気導体に関する。 最近、芳香族ポリケトンは熱劣化に対して抵抗
性を有するという理由で広汎に関心を呼んでい
る。多くの場合、繰返し単位:
【式】を有するポリケトン に興味が集まつている。米国特許第3065205号に
従えば、上記繰返し単位を有するポリケトンはホ
スゲンとジフエニルエーテルとのフリーデル―ク
ラフツ接触重合によつて製造することができる。
同一の繰返し単位はさらに英国特許第1086021号
に記載されており、ジフエニルエーテル―4―カ
ルボニルクロライドの重縮合、およびジフエニル
エーテルとジフエニルエーテル―4,4′―ジカル
ボニルクロライドの反応により得られている。 該ポリケトンを製造する改良方法に関する多く
の特許がこれまで付与されている。たとえば、米
国特許第3441538号および第3442857号に開示の方
法は弗化水素で増強された三弗化硼素触媒の使用
が有利であることを示している。該繰返し単位に
よつて特徴づけられる溶融加工可能な重合体の製
造が、クラウス・J.ダールによる1972年1月17日
出願の米国特許出願第218465号に記載されてお
り、そこでは他の技術についても議論されてい
る。 他の繰返し単位を有する芳香族ポリケトンにつ
いてもある程度研究された。繰返し単位:
【式】を有する溶 融加工可能なポリケトンが、クラウス・J.ダール
による米国特許出願第218466号に記載されてお
り、たとえばビフエニリルオキシベンゾイルクロ
ライドのHF/BF3触媒による重合により得られ
る。英国特許第1078234号に従えば、繰返し単
位: を有し、かつ350℃融点を有する重合体はヒドロ
キノンおよび4,4′―ジフルオロベンゾフエノン
の反応から生成できる。 もし好ましい性質を有する芳香族ポリケトン
を、従来もつともよく用いられたものよりも一般
的でかつ廉価に利用しうる物質を反応成分として
用いることにより得られたなら実質的に有利であ
る。繰返し単位: を有する既知の芳香族ポリケトンはジフエニルエ
ーテルとテレフタロイルクロライドとの反応によ
つて経済的に製造しうるが、米国特許第3516966
号には、上記反応成分のHF/BF3−接触重合は
溶融不安定な生成物を与えることが報告されてい
る。従つて、該米国特許ではイソフタロイル残基
をかなりの含量で有するコポリケトンを製造して
おり、そして生成物は溶融安定なものとして報告
されている。我々の研究によれば、該米国特許の
方法は満足すべき分子量の重合体を与えるが、圧
縮成形スラブは過剰のゲル含量、溶融加工中にか
なりの度合の熱架橋のしるしを示した。そこで
我々は、ジフエニルエーテルは該米国特許によつ
て選択された条件下においてHF/BF3系で不安
定であり、未だ不確定でしかも不確実な性格の副
反応を招くと判断した。そして、反応成分および
反応条件を適切に選択することにより、HF/
BF3接触重合によつて新規かつ経済性のある芳香
族ポリケトンが得られ、このポリケトンのインヘ
レント粘度は410℃で5分間たとえば10000psiで
圧縮成形することでも本質的に影響をうけないこ
と、さらにこのポリケトンは優れた電気絶縁材料
であることを見い出した。 本発明に従えば、少なくとも0.4のインヘレン
ト粘度を有し、式: で示される反副単位を含んで成るポリマーから成
る電気絶縁材が提供される。 (式中、x、mおよびnの各々は0または1で
あり、pは1〜4の整数であり、xが1の時はn
は0であり、そしてpが1より大きい時は、mは
1でxは0である)。 このポリケトンのインヘレント粘度はたとえば
1000psiで5分間410℃で圧縮成形することによつ
ても本質的に影響をうけない。 本発明の実施に好しいホモ重合体を形成するの
に有用な代表的な共反応成分を下記の表に列記す
る。各々は、文献記載の標準的な手順で製造しう
る既知の化合物である。
【表】
【表】 求電子性反応成分について、解離基は、塩素以
外、たとえばメトキシ、水酸基などであつてもよ
いが、好ましくは塩素である。pが2,3でまた
は4の場合について、任意の求電子性共反応成分
を、テトラー、ペンターまたはヘキサフエニレン
エーテルそれぞれと共に用いうる。前者の反応成
分は、2モルのフエノールと1モルの4,4′―ジ
ブロモジフエニルエーテルとの縮合によつてう
る。ペンタフエニレンエーテルは、1,4―ジブ
ロモベンゼン(1モル)と2モルの4―ヒドロキ
シジフエニルエーテルとを縮合することによりう
るが、前述の求核性共反応成分は4,4′―ジブロ
モジフエニルエーテル(1モル)と2モルの4―
ヒドロキシジフエニルエーテルとの縮合によつて
容易にうる。 好ましくは、重合体中のすべての繰返し単位は
本質的に同一である。この場合、本質的にパラ重
合体は、たとえばテレフタロイルおよびイソフタ
ロイルクロライドの混合物を求電子性反応成分と
して用いる場合に生ずるような実質的にメタ結合
で特徴づけられる重合体よりもすぐれた熱酸化安
定性を示すものと考えられる。もちろん、テレフ
タロイルクロライドのみまたは類似の“パラ”反
応成分を用いる場合ですら、少数、たとえば数%
の繰返し単位が、パラ位以外の位置において求電
子性反応成分が成長重合体鎖を攻撃することによ
り生ずる異性体結合を含有することは避けれない
ようである。 一般に、本発明で用いるポリケトンはたとえ
ば、前述の構造式に従う単一の繰返し単位を主と
して含む共ポリケトンであつてよい。共重合に適
当な成分のうち下記の求核性共反応成分が例示し
うる: ジフエニルサルフアイド 4,4′―ジフエノキ
シビフエニル p―フエノキシフエノール 2,
2′―ジフエノキシビフエニル p―フエニルフエ
ノール 1,2―ジフエノキシベンゼン ジベン
ゾフラン 1,3―ジフエノキシベンゼン チア
ンスレン 1―フエノキシナフタレン フエノキ
サチン 1,2―ジフエノキシナフタレン フエ
ノジオキシン ジフエニルエーテル ジフエニレ
ン 1,5―ジフエノキシナフタレン 同様に、共ポリケトン形成に適する求電子性共
反応成分として下記のものを例示しうる: ホスゲン、二弗化カルボニル、イソフタロイル
クロライド、ベンゼン―1,4―ジ(スルホニル
クロライド)、ベンゼン―1,3―ジ(スルホニ
ルクロライド)、2―クロロベンゼン―1,4―
ジスルホニルクロライド、チオービス(4,4′―
ベンゾイルクロライド)、オキシ―ビス(4,
4′―ベンゼンスルホニルクロライド)、ベンゾフ
エノン―4,4′―ジ(カルボニルクロライド)、
オキシ―ビス(3,3′―ベンゾイルクロライ
ド)、チオービス(3,3′―ベンゼンスルホニル
クロライド)、オキシ―ビス(3,3′―ベンゼン
スルホニルクロライド)、ジフエニル―3,3′―
ジ(カルボニルクロライド)、カルボニル―ビス
(3,3′―ベンゾイルクロライド)、スルホニル―
ビス(4,4′―ベンゾイルクロライド)、スルホ
ニル―ビス(3,3′―ベンゾイルクロライド)、
スルホニル―ビス(3,4′―ベンゾイルクロライ
ド)、チオービス(3,4′―ベンゾイルクロライ
ド)、ジフエニル―3,4′―ジ(カルボニルクロ
ライド)、オキシ―ビス〔4,4′―(2―クロロ
ベンゾイルクロライド)〕、ナフタレン―1,6―
ジ(カルボニルクロライド)、ナフタレン―1,
5―ジ(カルボニルクロライド)、ナフタレン―
2,6―ジ(カルボニルクロライド)、ナフタレ
ン―1,5―ジ(スルホニルクロライド)、オキ
シ―ビス〔7,7―ナフタレン―2,2′―ジ(カ
ルボニルクロライド)〕、チオ―ビス〔8,8′―ナ
フタレン―1,1′―ジ(カルボニルクロライ
ド)〕、7,7′―ビナフチル―2,2′―ジ(カルボ
ニルクロライド)、ジフエニル―4,4′―ジ(カ
ルボニルクロライド)、カルボニル―ビス〔7,
7′―ナフタレン―2,2′―ジ(カルボニルクロラ
イド)〕、スルホニル―ビス〔6,6′―ナフタレン
―2,2′―ジ(カルボニルクロライド)〕、ジベン
ゾフラン―2,7―ジ(カルボニルクロライ
ド)。 本発明の別の態様において、繰り返し単位: (式中、構造
【式】の部分は、各繰り返 し単位について
【式】および
【式】 からなる群より独立して選ばれ、xおよびmは先
に定義したとおりである。)から主として、そし
てもつとも好ましくは、本質的に構成される線
状、結晶性溶融安定な重合体が用いられる。好ま
しくは
【式】部分の50%まで、最も好まし くは約10〜50%は
【式】である。そのよう な重合体は求電子性テレフタロイルクロライド反
応成分の一部分または全てをイソフタロイルクロ
ライドと置きかえる以外は全パラ重合体とまつた
く同じようにしてつくられる。混合したテレフタ
ロイルおよびイソフタロイルクロライドの使用は
について271ないし360℃の間の溶融温度を可能に
し、このタイプの共重合体は押し出し温度におい
て大きな許容域をあたえることが出来、かつ他の
樹脂との配合に際して改良された相容性を与え、
特別の効果、例えば可塑化を得ることができる。
全パラ重合体系からこのようにはずれたものから
生じることがある別の利点は結晶化性質における
変化および液体中でまたは高温での応力腐食に対
する附随した作用を含む。 付言すれば、好ましい反応条件は上記の共反応
成分からホモ重合体(それらの多くは新規であ
る)を形成するのに用いうる。共ポリケトン共反
応成分は二核性よりも多い場合、好ましくは、共
ポリケトンは少なくとも約70%、もつとも好まし
くは約80%の前述の一般構造式に対応する繰返し
単位を含有すべきである。 好ましくは、本発明で用いる重合体は少なくと
も約0.4、好ましくは約0.5ないし約2.0、もつとも
好ましくは約0.7ないし1.5のインヘレント粘度を
示す。分子量は米国特許出願第136236号に教示の
ようにキヤツピングすることにより調節しうる。
好ましいキヤツピング剤はケトン結合を含有し、
たとえば4―フエノキシベンゾフエノンである。 好ましい手順により本発明で用いる重合体を製
造する際、等モル量の求核性および求電性(ジク
ロライド)共反応成分に、要すれば少量の1官能
性キヤツピング剤、および充分量の無水HFを0
℃で加えて10重量%の溶液を調製する。−20℃な
いし10℃、好ましくは0℃で、最初にすべての
HClを発生させ、次いで、BF3を30psi圧下で加
え、成分を約6時間反応させ、そして重合混合物
をSO2または追加のHFで稀釈して約5重量%の
固形分を含有する溶液を形成する。回収は噴霧乾
燥によるかまたは水(室温)またはメタノール
(−78℃)中にワーリング(Waring)配合器中で
沈澱することにより行なう。生成物中の弗素およ
び硼素含有物を水洗により減じ、そして物質を3
〜5時間150℃でかつ20mmHgの減圧下で乾燥す
る。すべての反応を遷移金属を含まない雰囲気中
で行なう。 本発明で用いる好ましいポリケトンの製造例を
示すが、他に規定しない限りすべての部および%
は重量に基づく。 製造例 1 50mlのポリクロロトリフルオロエチレン管に
1.2984g(4.95ミリモル)の1,4―ジフエノキ
シベンゼン、1.0049g(4.95ミリモル)のテレフ
タロイルクロライド、0.0027g(0.01ミリモル)
の4―フエノキシベンゾフエノン(キヤツピング
剤)および撹拌棒を仕込んだ。この混合物に20ml
の無水の弗化水素を徐々に加えた。管をポリクロ
ロトリフルオロエチレン真空ライン(東邦化成工
業株式会社、大阪、日本)に連結しそして0℃に
冷却しつつ窒素でパージした。三弗化硼素ガスを
加えそして反応混合物を30psiの圧で6時間保つ
て粘稠な赤だいだい色の溶液をえた。過剰の三弗
化硼素を反応系から除去し、重合体溶液を無水弗
化水素で稀釈し、次に迅速に撹拌しながら冷(−
78℃)メタノールに注いだ。生成重合体沈澱を
過し、そして水およびメタノールで洗浄し、次に
180〜200℃/20mmHgで乾燥して無色の綿毛様の
物質を得た。これを20分間230℃でアニーリング
した。圧縮成形前および後のインヘレント粘度、
重合体の元素組成および物理的特性をそれぞれ第
2〜4表に示す。この実施例および下記の実施例
において、10000psiの圧力で5分間410℃で圧縮
成形して殆んど無色の可撓性スラブを得た。すべ
ての場合にインヘレント粘度は圧縮成形で本質的
に影響をうけないことはとくに有意義である。関
連の実験で、ジフエニルエーテルおよびテレフタ
ロイルクロライドを下記の手順によつて反応させ
て繰返し単位: を有する重合体を得た。後者の場合、粉末のイン
ヘレント粘度は0.53でありそしてスラブの粘度は
0.49であつた。すべてのインヘレント粘度は
“Preparative Method′s of Polymer
Chemistry”(プレパラテイブ・メソツド・オ
ブ・ポリマー・ケミストリー)インターサイエン
ス(1968)出版、第44頁に記載のソレンソンの方
法〔25℃で濃硫酸100ml溶液中の0.1gの重合体〕
に従つて測定した平均値である。融点をパーキ
ン・エルマー示差走査カロリーメータで測定し
た。 製造例 2〜5 第1表に列記の他の重合体を、製造例1の手順
に従い製造した。その性質を第2〜4表に示す。
製造例5の場合、融点を測定しなかつたが、物質
は300〜350℃の範囲の温度で溶融すると評価され
る。
【表】
【表】
【表】 製造例 6 1,4―ジフエノキシベンゼンのイソフタロイ
ルクロライドとの重合 無水弗化硼素を−23℃で4時間、30psiの圧力
で三弗化硼素により飽和した。50ml反応管に1,
4―ジフエノキシベンゼン1.3050g(4.975ミリモ
ル)、イソフタロイルクロライド1.0151g(5ミリ
モル)、p―フエノキシベンゾフエノン0.0137g
(1モル%)および撹拌棒を仕込んだ。この混合
物に冷(−78℃)三弗化硼素飽和弗化水素溶液10
mlをゆつくり加え、そして反応管を真空ラインに
接続した。三弗化硼素を30psiの圧力で加え、そ
して粘稠なオレンジ色溶液が生じるまで16時間0
℃で重合をすすめた。過剰の三弗化硼素を反応系
から除去し、重合体溶液を弗化水素で希釈し、次
に急速にかきまぜた冷(0℃)水中に注いだ。得
られた重合体沈澱物をろ過し、水洗し、つづいて
150℃/20mmHgで乾燥して無色の綿毛状物質を得
た。物質は固有粘度1.36を示した。5分間400℃
で圧縮成型すると1.37の固有粘度の可撓性スラブ
を生じた。示差走査カロリメーターによりガラス
転位温度153℃および結晶溶融温度271℃(走査速
度:20℃/分)を示した。空気中における熱重量
分析により600℃で10重量%損出(走査速度:20
℃/分)を示した。分子分光により燥り返し単
位: を有する線状重合体と一致する下記のデータを示
した:赤外(弗化水素からのフイルムキヤス
ト):1655cm-1〔ケトン結合〕、1235cm-1〔エー
テル結合〕:紫外(濃硫酸)λmax、407nm
(ε,4.8×104):核磁気共鳴(ClCF2
COCF2Cl・D2O/CDCl3=1:1):δ,
ppm:7.18(二重線、4H、J=9Hz)、7.28(単
線、4H)、〔エーテル結合に対するオルト位にお
けるプロトン〕:7.82(単線、3H)、8.08(二重
線、4H、J=9Hz)、8.18(単線、1H)〔ケトン
結合の近くのプロトン〕。 製造例 7 1,4―ジフエノキシベンゼンのテレフタロイ
ルクロライド/イソフタロイルクロライド混合
物との重合 テレフタロイルクロライドとイソフタロイルク
ロライドとの混合物を使用する以外は先の製造例
と同様の手順を繰り返した。酸クロライドの割合
および重合体特性のデータを次の表に示す。
【表】 本発明で用いるポリケトンは、電線、ケーブル
などの上に溶融押出することにより電気絶縁に用
いるのに適したフイルムおよび繊維形成性重合体
である。好ましい重合体は340〜404℃の範囲の温
度で溶融する結晶物質である。カルボニル部分が
エーテル酸素の数よりも多く存在するものは、た
とえばポリ(ベンゾフエノンエーテル)よりも実
質的に早く結晶化することが予期され、後者重合
体の押出物で通常行なう後アニーリング工程を、
抗張力性および摩擦摩耗ならびに環境応力腐蝕に
対する抵抗性などの性質に悪影響を与えることな
く取り除くことができる。融点が400℃またはそ
れ以上のオーダーにある本発明に従つて用いられ
る重合体は、電気絶縁に用いるときに、はんだ用
鉄と不注意に接触することによる絶縁性の低下を
防止するという点で有利である。 本発明は以下の実施態様を包含する。 (1) 重合体の反復単位の全てが本質的に特許請求
の範囲第1項に記載の反復単位である絶縁電気
導体。 (2) ポリケトンが構造式: (式中m、nおよびxの各々は0または1で
あり、xが1の時nは0である。)の単一の反
復単位を主として含む実質上線状の重合体から
なる絶縁電気導体。 (3) 重合体の該反復単位においてmは1でありx
およびnの各々が0である前記(2)項に記載の絶
縁電気導体。 (4) 重合体の該反復単位において、m、nおよび
xの各々が0である前記(2)項に記載の絶縁電気
導体。 (5) ポリケトンは、全反復単位が構造式 (式中m、nおよびxの各々が0または1で
ありxが1の時nは0である。)からなる基か
ら選択された本質的な線状重合体からなる絶縁
電気導体。 (6) ホモ重合体が少なくとも約0.4そして好まし
くは約0.5ないし約2.0のインヘレント粘度を有
する前記(5)項に記載の絶縁電気導体。 (7) ホモ重合体は反復単位の全てが構造式 であるものから本質的になる前記(6)項に記載の
絶縁電気導体。 (8) ホモ重合体は反復単位の全てが構造式 であるものから本質的になる前記(6)項に記載の
絶縁電気導体。 (9) ホモ重合体は反復単位の全てが構造式 であるものから本質的になる上記(6)項に記載の
絶縁電気導体。 (10) ホモ重合体は反復単位の全てが構造式 であるものから本質的になる前記(6)項に記載の
絶縁電気導体。 (11) ホモ重合体は反復単位の全てが構造式 であるものから本質的になる前記(6)項に記載の
絶縁電気導体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも0.4のインヘレント粘度を有し、
    式: で示される反復単位を含んで成るポリマーから成
    る電気絶縁材。 (式中、x、mおよびnの各々は0または1で
    あり、pは1〜4の整数であり、xが1の時はn
    は0であり、そしてpが1より大きい時は、mは
    1でxは0である。)
JP58165828A 1973-07-12 1983-09-07 電気絶縁材 Granted JPS59113030A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US37861673A 1973-07-12 1973-07-12
US378616 1973-07-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59113030A JPS59113030A (ja) 1984-06-29
JPS6254341B2 true JPS6254341B2 (ja) 1987-11-14

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ID=23493843

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49079705A Expired JPS604210B2 (ja) 1973-07-12 1974-07-11 電気絶縁重合の製法
JP58165828A Granted JPS59113030A (ja) 1973-07-12 1983-09-07 電気絶縁材

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49079705A Expired JPS604210B2 (ja) 1973-07-12 1974-07-11 電気絶縁重合の製法

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JP (2) JPS604210B2 (ja)
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FR (1) FR2236884B1 (ja)
GB (1) GB1471171A (ja)
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