JPS6250436A - 冷間伸線性にすぐれた低炭素鋼線材 - Google Patents

冷間伸線性にすぐれた低炭素鋼線材

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JPS6250436A
JPS6250436A JP19102685A JP19102685A JPS6250436A JP S6250436 A JPS6250436 A JP S6250436A JP 19102685 A JP19102685 A JP 19102685A JP 19102685 A JP19102685 A JP 19102685A JP S6250436 A JPS6250436 A JP S6250436A
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wire rod
less
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low
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Takaaki Yuzutori
柚鳥 登明
Masaaki Katsumata
勝亦 正昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷間伸線性にすくれた低炭素鋼線材に関する
(従来の技術) 径故菖1乃至径故十μm径に伸線された極細鋼線は、そ
の径に応じて、PCワイヤー、各種スプリング用ワイヤ
ー、ロープワイヤ、ビードワイヤ、タイヤコード用ワイ
ヤ、高圧ホース用ワイヤ、スイッチングワイヤー、コロ
ナワイヤー、ドツトプリンタ用ワイヤー等、種々の用途
に用いられている。なかでも、極細鋼線は、従来は、通
常、高炭素鋼5.5 +n径圧延線材から中途に数度の
パテンティング処理を行なって、伸線加工ごとに伸線材
の靭性が低下するのを防止しつつ、数次にわたる冷間伸
線加工によって製造されているので、多くの製造工程数
を必要とすると共に、製造費用が高くならざるを得ない
他方、純鉄や低炭素フェライト・パーライト鋼線材によ
れば、強加工による極細線への伸線自体は可能であるが
、伸線加工による強度の上昇が少ないので、最終製品と
しての極細鋼線における強度が低い。即ち、95〜99
%強加工伸線の場合でも、その強度は70〜13−Ok
gf/mm2であり、170Jf/mm2以上の強度を
達成することはできない。また、加工率99%以上の伸
線加工によっても、強度は190 kgf/mm2以下
である。
また、熱処理によって焼入れ、焼戻しした焼戻しマルテ
ンサイト組織を有する線材が知られている。しかし、か
かる線材は、焼入れままでは良好な加工性を得ることが
できないので、焼戻し処理して線材の強度を大幅に低下
させて、加工性を得るものであり、従って、高強度高延
性極細鋼線を得ることができない。他方、焼入れままで
は、伸線前処理としての酸洗工程において、表面割れが
発生しやす(、延性自体も不足することが免れない。
本発明者らは、従来のフェライト・パーライト線材、パ
ーライト線材及び焼戻しマルテンサイト線材に代えて、
冷間伸線性にすぐれた高強度低炭素鋼線材を得るべく、
鋭意研究した結果、所定の化学成分を有すると共に、一
部残留オーステナイトを含有していてもよい針状のベイ
ナイト、マルテンサイト又はこれらの混合Mi織からな
る微細な低温変態生成相がフェライト相中に均一に分散
されてなる複合組織を有する線材がすぐれた強加工性を
有する′ことを見出したが、尚、かかる冷間伸線性にす
くれる線材においても、高速伸線加工した場合、延性が
劣化し、場合によっては断線することがあることも見出
した。
即ち、このように高速伸線するときは、本来、冷間伸線
性にすぐれた金属組織を有する低炭素鋼線材であっても
、木質的に時効性が高いために、加工中の温度上昇によ
って延性が劣化する。しかも、伸線加工によって伸線強
度が上昇し、引張強度が約150 kgf/mm2以上
になるとき、水素の影響が現れやすくなる。特に、この
水素の影口は、強度が約200 kgf/+nm2以上
の場合に顕著である。
(発明の目的) そこで、本発明者らはかかる問題を解決するために鋭意
研究した結果、所定の化学成分を有する鋼を線材に圧延
した後、又はこの線材を再加熱した後、冷却して、オー
ステナイトを含有していてもよいマルテンサイト、ベイ
ナイト又はこれらの混合組織からなる低温変態生成相を
有する複合組織線材を製造する際に、上記冷却の過程に
おいて、所定の条件下にて線材を脱水素処理して、線材
の金属組織においてフェライト相中に固溶する(C+N
)重量を40ppm以下に規制するごとによって、かか
る組織が有する本来すぐれた加工性が保持される結果、
伸線速度によらずに、安定して高延性である伸線を得る
ことができることを見出し、また、一旦、上記のような
複合組織線材を製造した後、これを所定の条件にて過時
効処理を施すごとによっても、同様に、伸線速度によら
ずに、安定して高延性である伸線を得ることができるこ
とを見出した。
従って、本発明は、一般的には、冷間伸線性にずくれた
低炭素鋼高強度線材の製造方法を提供することを目的と
し、特に、伸線速度によらずに、安定して高延性である
伸線を製造し得る冷間伸線性にすぐれた低炭素鋼線材の
製造方法を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明による冷間伸線性にずくれた低炭素鋼線材は、重
量%で C0.02〜0.30%、 Si2.5%以下、及び Mn2.5%以下、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、一部残留オーステ
ナイトを含有していてもよいマルテンサイト、ベイナイ
ト又はこれらの混合fJ1mからなる低温変態生成相が
体積分率lO〜76%の範囲にてフェライト相吊に均一
に分散されてなる複合&[を有すると共に、フェライト
相中に固溶している(C+−N)重量が40ppm以下
であることを特徴とする 特に、本発明においては、線材の金属組織における低温
変態生成相が針状であって、且つ、その体積分率が10
〜50%の範囲にあることが好ましい。
先ず、本発明による低炭素鋼線材における化学成分につ
いて説明する。
Cは、鋼片からの熱間圧延−線材に所定の複合組織を有
せしめると共に、所要の強度を与えるために、少なくと
も0.02%を添加することが必要である。しかし、過
多に添加するときは、マルテンサイト、ベイナイト又は
これらの混合組織からなる低温変態生成相(以下、単に
第2相ということがある。)の延性が劣化するようにな
るので、添加量の上限を0.30%とする。
Siは、フェライト相の強化元素として有効であるが、
2.5%を越えて過多に添加するときは、変態温度を著
しく高温側にずらせ、また、線材の表面の脱炭を起こし
やすくするので、添加量は2゜5%を上限とし、好まし
くは1.5%とする。
Mnは、線材を強化すると共に、第2相の焼入れ性を高
め、また、その形態を好ましくは針状化するために添加
されるが、2.5%を越えて過多に添加しても、これら
効果が飽和するので、Mnの添加量の上限は2.5%と
する。他方、添加量が余りに少ないときは、上記効果に
乏しいので、Mnは好ましくは0.3%以上添加される
本発明においては、線材の金属組織を微細化するために
、Nb、■及びTiから選ばれる少な(とも1種の元素
を更に添加することができる。この組織の微細化のため
には、いずれの元素についても0.OO5%以上の添加
を必要とするが、しかし、過多に添加してもその効果が
飽和し、また、経済的にも不利であるので、その上限は
、Nbについては0.2%、■及びTiについてはそれ
ぞれ0.3%とする。
更に、本発明における線材に不可避的に含まれる元素又
は含まれてもよい元素について説明する。
Sは線材中のMn5filを少なくするために、0.0
05%以下とするのがよく、これにより線材の延性が向
上する。また、耐水素特性を向上させるためには、0.
OO3%以下とすることが好ましい。
Pは粒界偏析の著しい元素であるので、その含有量を0
.01%以下とするのが好ましい。
Nは固溶状態で存在すると、最も時効しやすい元素であ
る。従って、加工中に時効して加工性を阻害し、或いは
加工後にも時効して、伸線により得られる極細線の延性
を劣化させるので、0.004%以下とするのが好まし
い。特に望ましくは、0、 OO2%以下である。
ANは酸化物系介在物を形成し、この酸化物系介在物は
変形し難いために、線材の加工性を阻害する場合があり
、線材を伸線する間にこの介在物を起点として破断が生
じやすい。従って、八!の含有量は、通常、0.01%
以下であるが、特に好ましくは、0.003以下である
また、線材におけるSi/A/!比が大きくなるとき、
シリケート系介在物が増大し、特に、Al量が少ないと
きには、急激にシリケート系介在物が増大して、線材の
伸線性を劣化させるのみならず、伸線して得られる伸線
材の疲労特性が劣化する。従って、本発明においては、
好ましくは5ilAl比を400以下、特に好ましくは
250以下とする。更に、本発明によれば、St/Mn
比を0.7以下とすることが好ましい。特に望ましくは
、0.4以下とする。Si/Mn比が0.7を越えると
きは、介在物の組成や形態等が変化し、介在物の分散や
分布が原因となって、線材の伸線性を劣化させることが
あるからである。
一方、CaやCe等の希土類元素を添加することによっ
て、MnS介在物の形状を調整することも好ましい。
また、前記したNb、■及びTiを含めて、A!等を添
加することにより、固溶CやNを固定することもできる
。更に、本発明による極細線の用途に応じて、用いる線
材にはCr、Cu及び/又はMOをそれぞれ1.0%以
下、N+を6%以下、A7!及び/又はPをそれぞれ0
.1%以下、Bを0゜02%以下適宜に添加することも
できる。
更に、本発明による線材は、フェライト相中に固溶して
いる(C+N)重量が40ppm以下であることを要す
る。即ち、本発明においては、線材において、フェライ
ト相中に固溶している(C+N)重量を40ppm以下
とすることによって、伸線速度によらずに、安定して高
延性である伸線を得ることができる。(C+N)重量が
40ppmを越えるときは、加工度が大きくなるにつれ
て、伸線の延性が劣化し、引張強度200 kgf/m
m2以上の高強度伸線を得ることが困難となる。
本発明によるかかる線材は、前記した化学成分を含む鋼
を線材に圧延した後、又はこの線材を再加熱した後、冷
却して、一部残留オーステナイトを含有していてもよい
マルテンサイト、ベイナイト又はこれらの混合組織から
なる低温変態生成相がフェライト相中に均一に分散され
てなる複合組織を有する線材を製造する際に、上記低温
変態生成相の体積分率を10〜70%の範囲とすると共
に、上記線材の冷却に際して、550〜200°Cの温
度範囲における平均冷却速度を40°C/秒以下とする
ことによって得ることができる。
線材における上記低温変態生成相の体積分率が10%よ
りも少ないときは、得られる線材が強度に劣り、他方、
70%を越えるときは、複合組織線材としての特徴が低
下し、高強度かえられるものの、冷間伸線性に劣るよう
になるからである。
上記のような混合組織を有する線材を得るためには、次
の方法によることができる。
その第1は、上記鋼片を線材に圧延工程中に上記複合組
織とする方法であって、鋼片を制御圧延するか、又は熱
間圧延した後に加速冷却する。この場合の冷却速度は5
°C/秒以上とすることが好ましい。これよりも小さい
冷却速度では、通常のフェライト・パーライト組織とな
るからである。
第2の方法は、圧延線材を改めて熱処理する方法であり
、鋼をAC3点以上に加熱した後に調整冷却する。
前記冷却に際しての550〜200℃での平均冷却速度
が40℃/秒を越える場合は、線材の過時効や脱水素が
不十分であるので、高速伸線性にすぐれた線材を得るこ
とが困難である。特に実用的な観点から好ましい平均冷
却速度は、通常Al〜b ては、上記冷却の途中で550〜200°Cの温度範囲
において5秒以上の間、保持することを含むものとする
次に、特に、本発明においては、線材の金属組織におけ
る前記低温変態生成相は、微細な針状であって、且つ、
フェライト相中に体積分率10〜50%の範囲にて均一
に分散分布されていることが好ましい。かかる複合組織
を有する線材は、例えば、前記した化学成分を有する鋼
片から前記のようにして、複合X1織を有する線材を得
た後、この線材をA(1〜Ac3温度域に加熱して、オ
ーステナイト化を進行させ、次いで、このようにして得
た線材を平均冷却速度40〜b 00〜550℃まで冷却することによって得ることがで
きる。
このように、従来のフェライト・パーライト組織に代え
て、残留オーステナイトを含有していてもよいマルテン
サイト、ベイナイト又はこれらの混合組織からなる線材
を得た後、この線材をAc+〜AC3域に加熱し、冷却
することにより、極めて微細な針状の低温変態生成相が
フェライト相中に均一に分散された複合Mn織を有する
線材を得ることができる。A C1”” A C*域へ
の加熱及び冷却の条件が上記範囲をはずれるときは、第
2相が塊状化し、或いは第2相に塊状の粒子が混在して
、強加工性を損なうことがあるので、好ましくない。
また、本発明による線材は、前記した所定の化学成分を
含む鋼を線材に圧延した後、又はこの線材を再加熱した
後、冷却して、一部残留オーステナイトを含有していて
もよいマルテンサイト、ベイナイト又はこれらの混合組
織からなる低温変態生成相がフェライト相中に均一に分
散されてなる複合組織を有する線材を得た後、この線材
を200〜600℃の温度範囲において、好ましくは5
秒以上再加熱して、過時効処理を施すことによっても、
得ることができる。この方法において、上記範囲をはず
れる加熱温度は、過時効処理温度として適切でない。尚
、加熱温度にもよるが、処理時間が5秒よりも短いとき
は、過時効処理の効果が乏しく、目的とする線材を得る
ことができない場合がある。
(発明の効果) 以上のように、本発明による低炭素鋼線材は、本来、冷
間伸線性にすぐれる線材に所定の条件にて脱水素処理を
施し、又は過時効処理を施すことによって、フェライト
中の(C十N)Nを所定値以下に抑えるので、すぐれた
伸線性が保持されることとなり、従って、伸線速度にか
かわらずに、高延性である線材を得ることができ、勿論
、高速伸線に際しても断線がない。
特に、本発明の線材によれば、伸線速度20m/分以上
の伸線速度にて、且つ、合計減面率30%以上にて、強
度150kgf/mm”以上であり、しかも、高延性で
ある伸線を安定して得ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例1 第1表に示す化学組成を有する符号R1の鋼を径ioa
mの線材に圧延した後、ステルモア冷却によって、55
0〜200℃の範囲の温度における平均冷却速度を2°
C/秒として調整冷却して、フェライト中にマルテンサ
イトが体積分率16%にて均一に分散されてなる複合M
i織綿線材製造した。
また、符号R2の鋼からなる鋼を径5.5關線材に圧延
した後、直接焼入れして、フェライト中にマルテンサイ
トが体積分率70%にて均一に分散されてなる複合m織
線材を製造し、次いで、この線材を330℃で5分間過
時効処理した。これら線材における内部摩擦による固溶
(C+N)重量の測定結果を第1表に示す。
このようにして得た各線材を酸洗、潤滑処理後、伸線に
供した。第1図に結果を示すように、符号R1からなる
上記線材は、伸線速度による伸線の延性の劣化がない。
また、第2図に示すように、符号R2の線材を伸線速度
50m/分にて伸線して、引張強度200kIX1″/
mm”以上の高強度高延性伸線を製造することができる
実施例2 第1表に示す化学組成を有する鋼A及びBをそれぞれ径
5.5 m*″gA材に圧延し、直接焼入れして、マル
テンサイト主体の組織を有せしめた。次いで、この線材
をフェライト・オーステナイト2相域に再加熱し、冷却
して、低温変態生成相の形態を針状とした。この低温変
態生成相の体積分率は、鋼Aからの線材は20%、鋼B
からの線材は25%であった。これら線材における内部
摩擦による固溶(C+N)重量の測定結果を第1表に示
す。
次に、これらの線材A及びBを再加熱した後、冷却し、
ここに、再加熱温度800℃から水冷して得た線材をそ
れぞれ比較例線材A1及びB1としく550〜200°
Cの範囲における平均冷却速度は115℃/秒)、また
、線材Aについて、水冷の途中において、約550℃か
ら調整冷却して得た線材を本発明線材A2とする(55
0〜200℃の温度における平均冷却速度は25°C/
秒)。
同様に、線材Bについて、800℃から水冷して、約3
50℃で10秒間冷却停止して得た線材を本発明線材B
2とする。
上記各線材を熱処理した後、冷間伸線するまでの延性の
経時変化を破断絞り(%)にて評価して、第2表に示す
。比較例線材であるA1及びB1共に、熱処理後の時間
経過による延性の劣化が顕著であり、また、酸洗による
延性劣化も顕著である。
即ち、これらの線材は、水素感受性が高いことが理解さ
れる。
次に、比較例線材AI及び本発明線材A2の伸線結果を
第3図に示す。これらは共に、強冷間伸線加工性にすぐ
れる金属組織を有する線材であるが、A1は高速伸、腺
の過程において、伸線歪約3以上にて延性の劣化がみら
れる。しかし、A2は、高速伸線によっても、伸線歪6
以上の伸線が可能であって、しかも、250 kgf/
mm2以上の高強度高延性伸線を得ることができる。
また、比較例線材B1及び本発明線材B2も共に強冷間
伸線加工性にすぐれる金属組織を有する線材であるが、
第4図に示すように、水冷ままの線材B1は、高速伸線
の過程において延性の劣化を生じ、200kgf/mm
”以上の高強度高延性伸線を得ることができない。また
、伸線歪5以上の伸線加工は困難である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の方法による線材の伸線歪
と得られる伸線の引張強度及び破断絞りとを異なる伸線
速度に対して示すグラフ、第3図及び第4図は、本発明
の方法による線材と比較例としての線材について、高速
伸線したときの伸線歪と得られる伸線の引張強度及び破
断絞りとを示すグラフである。 ’Q:’r、i・ ミー/ 叉5.7 第1図 第2図 ;細粗Vxi(JO(’A) 仲piL:、t、、俊) 第3図 第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で C0.02〜0.30%、 Si2.5%以下、及び Mn2.5%以下、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、一部残留オーステ
    ナイトを含有していてもよいマルテンサイト、ベイナイ
    ト又はこれらの混合組織からなる低温変態生成相が体積
    分率10〜70%の範囲にてフェライト相中に均一に分
    散されてなる複合組織を有すると共に、フェライト相中
    に固溶している(C+N)重量が40ppm以下である
    ことを特徴とする冷間伸線性にすぐれた低炭素鋼線材。
  2. (2)上記低温変態生成相が針状であって、且つ、その
    体積分率が10〜50%の範囲にあることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の冷間伸線性にすぐれた低炭
    素鋼線材。
  3. (3)重量%で C0.02〜0.30%、 Si2.5%以下、 Mn2.5%以下、及び Al0.01%以下、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、一部残留オーステ
    ナイトを含有していてもよいマルテンサイト、ベイナイ
    ト又はこれらの混合組織からなる低温変態生成相が体積
    分率10〜70%の範囲にてフェライト相中に均一に分
    散されてなる複合組織を有すると共に、フェライト相中
    に固溶している(C+N)重量が40ppm以下である
    ことを特徴とする冷間伸線性にすぐれた低炭素鋼線材。
  4. (4)上記低温変態生成相が針状であって、且つ、その
    体積分率が10〜50%の範囲にあることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載の冷間伸線性にすぐれた低炭
    素鋼線材。
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