JPS6250292B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6250292B2 JPS6250292B2 JP55107966A JP10796680A JPS6250292B2 JP S6250292 B2 JPS6250292 B2 JP S6250292B2 JP 55107966 A JP55107966 A JP 55107966A JP 10796680 A JP10796680 A JP 10796680A JP S6250292 B2 JPS6250292 B2 JP S6250292B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- heat
- asphalt
- modified polyolefin
- butyl rubber
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、金属パイプの防食やケーブル接続部
等に使用する熱収縮性シートに関する。
等に使用する熱収縮性シートに関する。
従来、金属パイプ等を被包して防食する合成樹
脂シートには、接着層としてホツトメルト型接着
材が使用されている。しかしながらこのホツトメ
ルト型接着材は、環境温度変化のきびしい、例え
ば−40℃〜＋80℃のような苛酷な条件では、軟化
点の関係で高温側でフローしてしまい問題をおこ
す場合がある。
脂シートには、接着層としてホツトメルト型接着
材が使用されている。しかしながらこのホツトメ
ルト型接着材は、環境温度変化のきびしい、例え
ば−40℃〜＋80℃のような苛酷な条件では、軟化
点の関係で高温側でフローしてしまい問題をおこ
す場合がある。
また、従来、接着層にブチルゴム系やアスフア
ルト系の粘着材をコーテイングしたシートやスリ
ーブが使われているが、これには離型紙を必要と
し、またはがす手間がかかつたり、夏などの高温
時の作業などでは軟化して粘着剤が他の関係ない
所に付着したりして取扱いが非常に不便な場合が
ある。
ルト系の粘着材をコーテイングしたシートやスリ
ーブが使われているが、これには離型紙を必要と
し、またはがす手間がかかつたり、夏などの高温
時の作業などでは軟化して粘着剤が他の関係ない
所に付着したりして取扱いが非常に不便な場合が
ある。
このために本発明者によつて接着層（内層）が
変性ポリオレフインからなる熱収縮性シート及び
スリーブが、既に提案されている。
変性ポリオレフインからなる熱収縮性シート及び
スリーブが、既に提案されている。
この変性ポリオレフインは、金属及び合成樹脂
の両方に接着性がよく、防腐性に優れた熱収縮性
シート及びスリーブとして好ましいものである
が、この変性ポリオレフイン系接着剤は加熱する
ことによつて軟化して接着性を有するものである
から、特に、寒い地方で大径のパイプ等を被包し
て、加熱させるようなときは特に困難が供う。
の両方に接着性がよく、防腐性に優れた熱収縮性
シート及びスリーブとして好ましいものである
が、この変性ポリオレフイン系接着剤は加熱する
ことによつて軟化して接着性を有するものである
から、特に、寒い地方で大径のパイプ等を被包し
て、加熱させるようなときは特に困難が供う。
しかしながら、これ等作業に於ては十分な接着
或いは融着を行なわないと十分な防食性が保てな
いので改良が望まれている。
或いは融着を行なわないと十分な防食性が保てな
いので改良が望まれている。
本発明は、このような点に鑑み前記欠点を解決
せんとするもので、その要旨は、少なくとも内層
に変性ポリオレフインとアスフアルト系接着剤及
び／又はブチルゴム系接着剤との混和物を用いる
ことにある。そして特にその混合割合を変性ポリ
オレフイン80〜20重量％、アスフアルト系、ブチ
ルゴム系接着剤20〜80重量％となるように配合し
た混和物で形成してなる熱収縮性シートに係るも
のである。
せんとするもので、その要旨は、少なくとも内層
に変性ポリオレフインとアスフアルト系接着剤及
び／又はブチルゴム系接着剤との混和物を用いる
ことにある。そして特にその混合割合を変性ポリ
オレフイン80〜20重量％、アスフアルト系、ブチ
ルゴム系接着剤20〜80重量％となるように配合し
た混和物で形成してなる熱収縮性シートに係るも
のである。
以下、本発明の一実施例を図面により詳細に説
明する。
明する。
図において、１は熱収縮層で、架橋ポリエチレ
ン、架橋変性ポリエチレン、樹脂からなる。熱収
縮性は延伸や膨張その他公知の方法によつて付与
する。
ン、架橋変性ポリエチレン、樹脂からなる。熱収
縮性は延伸や膨張その他公知の方法によつて付与
する。
２は接着層で、変性ポリオレフインとアスフア
ルト系粘着剤またはブチルゴム系粘着剤との混合
物からなるものである。使用時にこの層が内側と
して用いられる。
ルト系粘着剤またはブチルゴム系粘着剤との混合
物からなるものである。使用時にこの層が内側と
して用いられる。
前記変性ポリオレフインとは、ポリエチレン、
エチレンとプロピレンまたは１−ブデンとの共重
合体をラジカル開始剤のもとでマレイン酸類で変
性したものとして、例えば、アドマー（三井石油
化学(株)）がある。またサーリンＡ（デユポン
社）、EEA、EAA、デユミラン（三井ポリケミカ
ル社）等も使用できる。また、アスフアルト系或
いはブチルゴム系の粘着剤としては、従来公知の
ものが使用される。
エチレンとプロピレンまたは１−ブデンとの共重
合体をラジカル開始剤のもとでマレイン酸類で変
性したものとして、例えば、アドマー（三井石油
化学(株)）がある。またサーリンＡ（デユポン
社）、EEA、EAA、デユミラン（三井ポリケミカ
ル社）等も使用できる。また、アスフアルト系或
いはブチルゴム系の粘着剤としては、従来公知の
ものが使用される。
そして、前記変性ポリオレフインとアスフアル
ト系或いはブチルゴム系の粘着剤の混合物は、変
性ポリオレフイン80〜20重量％、アスフアルト
系、ブチルゴム系の粘着剤20〜80重量％となるよ
うに配合するのが好ましい。このような混合物か
ら接着性の内層２は、熱収縮性シートの加熱収縮
時に溶融して接着層として作用するが、アスフア
ルト系、ブチル系のゴムが配合されているため粘
度が下げられ軟化しやすくなる。さらに粘着性も
付与され、また少ない熱量でも接着（融着）する
ようになる。しかも変性ポリオレフインは、合成
樹脂及び金属のいずれにも接着性が良いので十分
な防食性を保つことができる。ここでアスフアル
ト系、ブチルゴム系の粘着剤量の配合量を20〜80
重量％の範囲としたのは、20重量％未満ではプリ
ヒート温度を高くしなくてはならず、ブチルゴム
系、アスフアルト系粘着剤の添加効果がでない。
また、80重量％を越えると接着力が低下するから
である。
ト系或いはブチルゴム系の粘着剤の混合物は、変
性ポリオレフイン80〜20重量％、アスフアルト
系、ブチルゴム系の粘着剤20〜80重量％となるよ
うに配合するのが好ましい。このような混合物か
ら接着性の内層２は、熱収縮性シートの加熱収縮
時に溶融して接着層として作用するが、アスフア
ルト系、ブチル系のゴムが配合されているため粘
度が下げられ軟化しやすくなる。さらに粘着性も
付与され、また少ない熱量でも接着（融着）する
ようになる。しかも変性ポリオレフインは、合成
樹脂及び金属のいずれにも接着性が良いので十分
な防食性を保つことができる。ここでアスフアル
ト系、ブチルゴム系の粘着剤量の配合量を20〜80
重量％の範囲としたのは、20重量％未満ではプリ
ヒート温度を高くしなくてはならず、ブチルゴム
系、アスフアルト系粘着剤の添加効果がでない。
また、80重量％を越えると接着力が低下するから
である。
しかして、本発明に係る熱収縮性シートによれ
ば、外層１となる熱収縮層の熱収縮により金属パ
イプやケーブル接続部の保護部を強固に形成し、
しかも、内層２によつて十分に密着され防食性を
発揮する。しかも、アスフアルト系、ブチルゴム
系の粘着剤の添加によつて少ない熱量で融着でき
るから作業性も大幅に向上できる。
ば、外層１となる熱収縮層の熱収縮により金属パ
イプやケーブル接続部の保護部を強固に形成し、
しかも、内層２によつて十分に密着され防食性を
発揮する。しかも、アスフアルト系、ブチルゴム
系の粘着剤の添加によつて少ない熱量で融着でき
るから作業性も大幅に向上できる。
よつて金属パイプ等の防食用熱収縮性シートと
して使用しても、また、ケーブル接続部に使用す
る熱収縮性スリーブとしても最適である。
して使用しても、また、ケーブル接続部に使用す
る熱収縮性スリーブとしても最適である。
因に、内層２が、変性ポリオレフインとしてア
ドマー（三井石油化学(株)）70重量％と、これにア
スフアルト系粘着剤を30重量％配合した接着性混
和物を用いた本発明の実施品シートと、前記アド
マーだけの比較品シートの、融着温度の比較試験
を行なつたところ、比較品シートは80℃以上加熱
しないと融着しないが、本発明の実施品シート
は、約40〜60℃で融着し、少ない熱量で容易に融
着し、効果の高いことを示した。
ドマー（三井石油化学(株)）70重量％と、これにア
スフアルト系粘着剤を30重量％配合した接着性混
和物を用いた本発明の実施品シートと、前記アド
マーだけの比較品シートの、融着温度の比較試験
を行なつたところ、比較品シートは80℃以上加熱
しないと融着しないが、本発明の実施品シート
は、約40〜60℃で融着し、少ない熱量で容易に融
着し、効果の高いことを示した。
尚、外層１として架橋変性ポリオレフインを用
いると、内層２との融着一体化が良好で望ましい
ものである。
いると、内層２との融着一体化が良好で望ましい
ものである。
図面は本発明の実施例を示す斜視図である。
１……熱収縮性外層、２……接着性内層。
Claims (1)
- １ 接着性を有する内層と熱収縮性を有する外層
とよりなる熱収縮性シートにおいて、少なくとも
前記内層が、変性ポリオレフインとアスフアルト
系粘着剤及び／又はブチルゴム系粘着剤との混合
物であることを特徴とする熱収縮性シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10796680A JPS5732941A (en) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | Heat-shrinkable sheet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10796680A JPS5732941A (en) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | Heat-shrinkable sheet |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5732941A JPS5732941A (en) | 1982-02-22 |
| JPS6250292B2 true JPS6250292B2 (ja) | 1987-10-23 |
Family
ID=14472575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10796680A Granted JPS5732941A (en) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | Heat-shrinkable sheet |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5732941A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59126628U (ja) * | 1983-02-14 | 1984-08-25 | 福宝工業株式会社 | 熱収縮性ポリエチレンスリ−ブ |
| JPS62201941A (ja) * | 1986-03-03 | 1987-09-05 | Nissan Chem Ind Ltd | 透気性フイルム、またはシ−トの製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS504144A (ja) * | 1973-05-17 | 1975-01-17 | ||
| JPS52119686A (en) * | 1976-04-02 | 1977-10-07 | Nippon Unicar Co Ltd | Thermally contractible composite sleeves |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5550465Y2 (ja) * | 1975-06-19 | 1980-11-25 |
-
1980
- 1980-08-06 JP JP10796680A patent/JPS5732941A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS504144A (ja) * | 1973-05-17 | 1975-01-17 | ||
| JPS52119686A (en) * | 1976-04-02 | 1977-10-07 | Nippon Unicar Co Ltd | Thermally contractible composite sleeves |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5732941A (en) | 1982-02-22 |
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