JPS62502490A - 薄板から成る方形横断面の２つの空気通路構成部材のフランジ結合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 薄板から成る方形横断面の２つの空気 通路構成部材のフランジ結合装置 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念に記載の、薄板から成る方形横断面の２ つの空気通路構成部材のフランジ結合装置に関する。

フランジが薄板中空成形体と鋼製アングル部材とから構成されている空気通路用 のフランジ結合装置は公知である。ドイツ連邦共和国特許第３２０３２０４号明 細書から空気通路構成部材を結合する装置が公知であシ、該空気通路構成部材の 突合わせ縁部にはコーナー・アングル部材用の受容部を形成するフランジ成形体 が設けられている。このはあいフランジ成形体は一方では空気通路構成部材の上 側および下側に係合させるだめにかつ他方ではコーナー・アングル部材用の受容 範囲を形成するために、薄板から折りたたまれた横断面がほぼＬ字形の二重壁状 の成形体として構成されていて、このばあい個々の成形範囲の壁は互いに間隔を おいて平行にのびている。

前記公知のフランジ結合装置の欠点は、４つの薄板中空成形体と４つのアングル 部材とから成るフレーム状のフランジが空気通路構成部材にかぶせたばあいに崩 壊しないようにするだめに、薄板中空成形体内にアングル部材を差込んだ後でア ングル部材が差込み方向で粗面加工又は点溶接によって確保されねばならないと いうことにある。

前記欠点を考慮してドイツ連邦共和国特許出願公開第２６２７５１５号明細薔で はフランジを中空成形体とアングル部材とから製作することが提案されており、 このばあいアングル部材に２つ以上の穴が設けられているが、これら穴の中心点 は同じ間隔を有している。

このばあい中空成形体は、中空成形体の突起がアングル部材の穴と同じ直径およ び同じ間隔を以って形成されるように、成形されている。アングル部材を打込ん だ後では中空成形体の突起はアングル部材の穴内に位置する。しかしこのフラン ジ結合装置は実地においては役立たないことが明らかとなった。

中空成形体は空気通路構成部材の所望の寸法に応じて所定の長さに分断される。

分断断面は突起を通る力ζいずれかの個所で２つの突起の間を占める。アングル 部材が打込まれたばあいには、中空成形体のすべての突起がアングル部材の穴内 に掛止されるか又は突起は全（掛止されない。突起および穴の製作技術的に可能 な所定の直径によって並びに突起および穴の間隔が一定であるため突起を掛止す るばあい打込まれた２つのアングル部材を有する中空成形体区分の長さに関し、 最大突起および穴の相互関係のほぼ２倍である誤差が生じる。１ｃｍの相互関係 が提案されたばあい（これμ下のものは製作技術的にほとんど不可能である）前 記長さ誤差はほぼ１９ｍｍになる。しかしながら実地においては最高で２酊が許 容されている。

前記理由からのみばかりでなくドイツ連邦共和国特許出願公開第２＜５２７５１ ５号明細書によるフランジ結合装置は実地に転用できない。薄板中空成形体とア ングル部材とから成るフランジが薄板中空成形体内にアングル部材を確保するた めに別の機械的な加工部又は点溶接部を用いることなしに空気通路構成部材の端 部に設けられるばあいには、薄板中空成形体とアングル部材との間でそれぞれ高 い保持力が生せしめられねばならない。それというのもフランジはハンマによっ て空気通路構成部材に打付けられるからである。突起と穴とを有する公知の解決 策のばあい保持力は打込み時に必要とされる力と同じ大きさであるので、アング ル部材が著しい力を使って中空成形体内に打込まれねばならないフランジの製作 には著しい時間を必要としかつ著しいエネルギを消費しなければならずかつ作業 員全傷付けるという危険を増大させる。

更にドイツ連邦共和国特許出願公開第２４３４１６０号明細書から、アングル部 材が中空成形体内で掛止される別のフランジ結合装置が公知である。このばあい アングル部材内に方形の切欠きが打抜かれていて、該切欠き内に薄板中空成形体 の打抜き加工された方形の舌片が掛止される。この際形成されたフランジフレー ムは薄板中空成形体内にアングル部材を押し込んだ後では最早崩壊することはな いけれども、薄板中空成形体の舌片とアングル部材の切欠きとの間の所要の遊び に基づき不安定である。

更に前記フランジ結合装置は重大な欠点を有している。薄板中空成形体に設げら れた掛止のために必要とされる舌片はフランジフレームを製作するために必要な 個々の薄板中空成形体区分に分断した後で初めて打ち抜かれる。このことは、複 雑な高価な打抜き工具を用いてのみ行なわれる附加的な作業過程である。それと いうのも打抜き工具の切断プレートが打抜き過程のために薄板中空成形体内に導 入されねばならないからである。更に打抜き過程の際に薄板中空成形体の亜鉛メ ッキされた表面が破壊される。

従って本発明の課題は、鋼製の薄板中空成形体とアングル部材とから成るフラン ジ結合装置を粗面加工又は点溶接により差込み方向でアングル部材を附加的に確 保することなしに時間ひいては費用を節減して製作でき、このばおい任意の長さ にのこ引き切断した後で薄板中空成形体区分を最早加工せずに済み、更に、構成 されたフランジ室が安定的にかつ寸法安定性を有するように形成されていて、更 に、薄板中空成形体とアングル部材との間の保持力が薄板中空成形体内にアング ル部材を押込む又は打込むのに消費される力よりも大きくされているようにする ことにある。

前記課題は請求の範囲第１項の構成によって解決された。

換云すれば、薄板中空成形体がアングル部材の脚部の差込み範囲で、有利には通 路端面とは反対側の壁内に差込み方向に対して垂直にラック状の掛止体を備えて いる。このことは薄板中空成形体の圧延時に押出し変形ローラによって行なうこ とができる。

差込まれるアングル部材の脚部は差込み方向で多数の突起部を備えていて、該突 起部の間隔は、所望の終端位置にアングル部材を差込んだ後でアングル部材の脚 部の少なくとも１つの突起部が薄板中空成形体のラック状の掛止体の凹所内に揚 上作用を以って位置するように、異って選ばれている。

脚部の突起部がアングル部材脚部長手方向で例えば三角形に成形されかつ三角形 の頂点でアングル部材の押込み方向を指ししかも底部から頂点に向けて肉薄にな るように成形されているばあいには、アングル部材は著しい力を使うことなしに 手で終端位置まで薄板中空成形体内に押し込むことができる。薄板中空成形体の ラック状の掛止体内の突起部はアングル部材の脚部の突起部の傾斜面を介して滑 動する。しかしながら所望の形式で薄板中空成形体からアングル部材を解離する ことは最早不可能である。それというのもアングル部材の脚部の少な（とも１つ の三角形の突起部の高くされた底部がラック状の掛止体内の凹所にフック止めさ れるからである。

有利な実施態様は請求の範囲第２項、第３項および第４項に記載されている。

公知の中空成形体のばあいアングル部材の脚部を取り囲む薄板中空成形体の壁範 囲は通路表面に対してほぼ垂直にのびている。これによって通路表面に対して垂 直に位置する軸線に関連して薄板中空成形体の抵抗力がわずかにされている。

通路端面とは反対側の薄板中空成形体壁がほぼ鳩尾状の溝を有していることによ ってかつ溝の傍の、通路端面とは反対側の壁範囲がそれぞれ溝の開口側の底部か ら出発して斜め下方および斜め上方に通路端面かも離反するように成形されてい ることによって、公知の薄板中空成形体に較べて差込まれるアングル部材の範囲 において通路表面に対して垂直に位置する軸線に関連して薄板中空成形体の抵抗 力が著しく高められる。

アングル部材の脚部の突起部の開示された形状は一実施例に過ぎない。従ってア ングル部材の脚部範囲に凹所を形成することもできる。更に、薄板中空成形体と アングル部材とが終為位置で所望の形式でフック止めされるように薄板中空成形 体の成形形状が選ばれればよい。

突起部および凹所の本発明による構成によってフランジフレームの任意の小さな 公称寸法を得ることができる。薄板中空成形体を所定の長さに分断した後では、 例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第２４３４１６０号明細書のはおいのよう な別の作業過程は不必要である。アングル部材脚部と薄板中空成形体との間の保 持力は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第２６２７５１５号明細書によるフラン ジ結合装置とは異って、押込み力よシも著しく大きい。この公知のフランジ結合 装置では前記両刃は同じ大きさである。ドイツ連邦共和国特許出願公開第２８１ ７４１３号明細書から公知の装置では公称寸法の二環分化が許容されているが、 公称寸法を任意に縮小することについてはこの公知の明細書では開示されていな い。

次に図示の実施例につき本発明を説明する。

第１図は薄板中空成形体を通路端面とは反対側がらみた斜視図、第２囚はアング ル部材を通路端面とは反対側からみた斜視図、第６図はアングル部材が部分的に 押込まれている薄板中空成形体を通路端面とは反対側からみた斜視図、第４図は 第３図で図示された薄板中空成形体の第６図ｘ−■Ｈに沿った断面図、第５図お よび第６図はそれぞれアングル部材が部分的に押込まれた薄板中空成形体を通路 端面とは反対側からみた別の実施例の斜視図、第７図は２つの空気通路構成部材 を結合した斜視図である。

第１図では、通路端面に面した壁３と、通路端面とは反対側の壁５と、これら両 壁を架橋する部分的に二重壁状に形成された壁４と、間に空気通路構成部材２２ ．２３の通路壁が挿入される壁６，１５とから成る薄板中空成形体１が図示され ている。はぼ鳩尾状の溝１２の突起部７と凹所８とは通路端面とは反対側の壁５ 内で通路表面に対して平行にのびている。

第２図では一方の押込まれる脚部９を有するアングル部材２が図示されていて、 このばちい第２の脚部は部分的にのみ図示されている。三角形の突起部１０は、 該突起部が押込み方向で底部１３から頂点に向けて肉薄に成形されるように、配 置されている。アングル部材２を第１図で図示された薄板中空成形体１内に終端 位置まで押込むことができるようにするために、アングル部材２は脚部９の端部 に肩１６を備えていて、該層は終端位置で薄板中空成形体１の壁４に当接する。

アングル部材２の両脚部９を結合するアングル部材部分１７内には組付けられた ２つのフランジをねじ固定するために孔１８が設けられている。

第３図では、アングル部材２がすでに部分的に押込まれた薄板中空成形体１が図 示されている。このばあい押込まれる脚部９は一方では壁３，４．６によってか つ他方では三角形の突起部１０の底部１３を介して通路表面に対してほぼ平行に のび溝１２の壁に沿って案内される。

第４図では、アングル部材２の肩１６が薄板中空成形体１の壁４に当接するよう な終端位置でアングル部ているかを断面図で図示しくいる。脚部９に設けられた 突出部１０の間隔が不均一であることによって、突起部１０の１つが遊びを以っ て溝１２の凹所８の１つ内に位置しかつ突起部１０の１つが例えば底部１３によ って溝１２の突起部７の１つに接触してこの際溝１２の壁範囲をいくらか変形さ せるが、脚部９の突起部１０の１つが底部１３によって溝１２の凹所８の１つ内 に掛止されかつ薄板中空成形体からのアングル部材２の解離が阻止されるように なる。

第５図で図示された変化実施例では壁４内に形成された突起部７ａは薄板中空成 形体内でラック状の掛止体を形成している。アングル部材の脚部９の突起部１０ ａは壁４と協働する脚部９の局面の一部に設けられている。

第６図で図示された変化実施例では突起部７ｂは壁５ａ内に設けられていて、該 突起部７ｂと協働する脚部９内の凹所１１は孔として形成されている。

国際調査報告 Ａｂ；ＮＥ：’、ＴＯＴ３ミＥｒ：＋τＥ：’Ｑｉ入’：：Ｃ二ｉ、”、Ｌ５Ｅ 、ニス。三三三ＰＣＲτＯＮ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．薄板製の方形横断面の２つの空気通路構成部材のフランジ結合装置において 、 各空気通路構成部材の端面に、フランジを形成する外向きの端壁を有する薄板中 空成形体が固定されていて、 角隅部で２つの薄板中空成形体かそれぞれ、薄板中空成形体内に差込まれる脚部 と孔を備えた結合部分とを有するアングル部材によつて結合されていて、前記脚 部がそれぞれ薄板中空成形体の室内に差込まれていて、この室が端面側の壁と、 所属の後方の壁と、これら両壁を架橋する壁とによつて形成されていて、掛止の ために薄板中空成形体の壁におよび受容される脚部に、列状に配置された突起部 もしくは凹所が形成されていて、更に、 前記脚部（９）に、該脚部の長手方向で横断面が三角形の突起部（１０）が形成 されていて、該突起部が底部（１３）と、この底部に続く乗り上げ面とを有して いて、該乗り上げ面が脚部端部に向けて脚部（９）の平面内に移行していて、 薄板中空成形体の壁（４，５）に、脚部（９）の突起部（１０）と協働する、突 起部および凹所（８）としての係止部材が形成されていて、 脚部（９）の突起部（１０）の相互間隔が異つていて、 前記突起部（７）および凹所（８）の相互間隔がそれぞれ等しくされていること を特徴とする、薄板製の方形横断面の２つの空気通路構成部材のフランジ結合装 置。
2. ２．端面側とは反対側の薄板中空成形体の壁（５）が掛止壁として構成されてい て、かつ、突起部（７）および凹所（８）が脚部（９）の突起部（１０）を受容 する溝（１２）の底部に成形されている請求の範囲第１項記載のフランジ結合装 置。
3. ３．突起部（７ａ）が薄板中空成形体の架橋壁（４）内に成形されていて、該突 起部（７ａ）がアングル部材の脚部（９）の狭幅側に設けられたのこ歯状の突起 部（１０ａ）と協働している請求の範囲第１項記載のフランジ結合装置。
4. ４．薄板製の方形横断面の２つの空気通路構成部材のフランジ結合装置において 、 各空気通路構成部材の端面に、フランジを形成する外向きの端壁を有する薄板中 空成形体が固定されていて、 角隅部で２つの薄板中空成形体がそれぞれ、薄板中空成形体内に差込まれる脚部 と孔を備えた結合部分とを有するアングル部材によつて結合されていて、前記脚 部がそれぞれ薄板中空成形体の室内に差込まれていて、この室が端面側の壁と、 所属の後方の壁と、これら両壁を架橋する壁とによつて形成されていて、掛止の ために薄板中空成形体の壁におよび受容される脚部に、列状に配置された突起部 もしくは凹所が形成されていて、更に 薄板中空成形体の壁（４，５ａ）内に、薄板中空成形体の長手方向でアングル部 材の脚部（９）に向けられた、相互間隔の等しい突起部（７ｂ）が成形されてい て、 アングル部材の脚部（９）内に、相互間隔の異なる凹所（１１）が設けられてい ることを特徴とする、薄板製の方形横断面の２つの空気通路構成部材のフランジ 結合装置。