JPS6017442Y2 - C型バ−の接合具 - Google Patents

C型バ−の接合具

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JPS6017442Y2
JPS6017442Y2 JP1187982U JP1187982U JPS6017442Y2 JP S6017442 Y2 JPS6017442 Y2 JP S6017442Y2 JP 1187982 U JP1187982 U JP 1187982U JP 1187982 U JP1187982 U JP 1187982U JP S6017442 Y2 JPS6017442 Y2 JP S6017442Y2
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邦男 早乙女
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、壁の軸部や天井の下地等の材料として、両側
に相対向する断面り字状の脚条を有するC型バーを用い
る場合において、下地組み材料である前記C型バー相互
を、それぞれの表面が同一面を形成するように略直角に
接合するための接合具に関するものである。
従来の板壁の下地組みを第2図で例示すると、bは胴縁
等の横材aの表面へ一定間隔(例えば6゜O間隔にボル
トナツト止め等により固定されたC型バー等よりなる縦
材で、この各縦材す相互の間には、縦材すより幅の狭い
C型バー等よりなる縦材b′がより密な間隔で前記横材
aヘビス止めされている。
各縦材すおよびb′の表面は互に同一垂直面を形成して
おり、該表面には第1図で例示するようにボードdがビ
ス止めeされ、更にその表面には図示しない壁クロスが
張られる。
各ボードdの縦方向の縁辺部は幅の広い縦材すに、横方
向の縁辺部は幅の狭い縦材b′にそれぞれビス止めeさ
れるのであるが、各ボードdは、その縁辺部を連続して
下地材の表面に接する状態にするか、又は、その縁辺部
を10cm〜15cm程度の極めて密な間隔でビス止め
eしないと、その縁辺部とこれに隣接する他のボードd
の縁辺部との間に不陸、即ち、歪みによる段違い状態を
生ずるので、壁に期待される強度をはるかに超えて縦材
b′を前述のように極めて密な間隔で取付けなければな
らず、多くの材料が必要となるばかりでなく、下地組み
にそれだけ手間がかかり、建物にそれだけ多くの重量が
加わることとなる。
この点は天井下地においても同様である。
前述のような欠点を解消するためには、縦材す、b′で
あるC型バー相互を、それぞれの表面が同一面を形成す
る状態に略直角に接合すればよい。
即ち、このような接合により、縦材の間隔を広く腰縦材
相互を該縦材の表面と同一面を形成する状態の横材で連
結して下地を組むことができ、各ボードの縁辺部を連続
して下地材の表面に接する状態とすることができる。
しかしながら、従来、C型バー等の形鋼材を前述のよう
に接合するには、溶接によるか、又は、適所にビス孔を
設けた十字形の板金具を胴縁等に固定されている各縦材
の裏面にビス止めし、前記各板金具の縦材の両側へ突出
した部分にそれぞれの横材の端部をビス止めする方法、
あるいは、アングル状の板金具を各縦材の側面に沿って
ビス止めし、前記板金具の上面にそれぞれの横材の端部
をビス止めする、等の手段があるが、溶接による接合は
より多くの手間がかかるほか、壁や天井の改修、改築等
の場合の取外し作業に困難を生ずるので用いられず、前
記のその他の手段も、更に多くのビス止め作業が必要で
より一層手間がかかるばかりでなく、縦材に対するビス
孔の位置、縦材の切断寸法、各板金具に対するビス孔の
位置と寸法、縦材に接合する横材の切断寸法やビス孔の
位置等の相互関係をこれらの部材の製造段階で厳格に守
らねばならず、しかも下地材に対するビス孔相互の間隔
等が、各建物の設計によって異なる等の欠点があること
により、壁や天井等の下地を組む場合には用いられてい
ない。
本考案の目的は、第2図で例示したような従来の下地組
み工法の前記欠点を解消するための接合具を提供するこ
と、および、前述した従来の各接合手段の欠点を解消し
て、極めて簡単にビス等を用いないでC型バー相互を接
合することができる接合具を提供することにある。
次に第3図以下を参照してその実施例を詳細に説明する
実施例に示されている接合具は、いずれも金属板をプレ
スにより裁断加工して一体に形成したものであって、C
型バー2とその側面に略直角に当接される他のC型バー
3とを、両者2.3の当接部において受ける方形なベー
ス1の一方の面において、一方の対辺には正面略きのこ
状をなした一対の保合突起10.10が形成され、他方
の対辺には前記係合突起10.10と略同形状の保合突
起15.15が形成されている。
前記係合突起10は、両側に相対向する断面り字状の脚
条20,20を有する前記C型バー2の開口縁部21,
21間に圧入されるもので、前記C型バー2の開口縁部
21,21間の間隔よりやや広い幅で両側に凸出した凸
出部11.11と、該凸出部11とベース1の間におい
て前記C型バー2の開口縁部21,21が係合される対
称な係合凹部12,12と、少くとも一方の凸出部11
から先端方向へ傾斜した案内縁辺13とを有している。
前記他の係合突起15は、前記係合突起10の両側方又
は一側方に位置して、前記C型バー2の脚条20,20
と略同形で略同じ高さの脚条30.30を有する前記他
のC型バー3の開口縁部31.31間に圧入されるもの
で、C型バー3の開口縁部31.31間の間隔よりやや
広い幅で両側に凸出した凸出部16.16と、該凸出部
16とベース1の間において前記C型バー3の開口縁部
31,31が係合される対称な係合凹部17゜17と、
少くとも一方の凸出部16から先端方向へ傾斜した案内
縁辺18とを有している。
C型バー2の脚条20,20と前記C型バー2の側面へ
略直角に当接される他のC型バー3の脚条30,30と
は、略同形状で略同じ高さHであるから、係合突起10
,10における凸出部11.11および係合凹部12,
12のベース1の面からの寸法と、係合突起15,15
における凸出部16,16および係合凹部17,17の
ベース1の面からの寸法とは、当然ながら略同−である
前記係合突起10.15は、両側部に前記のような凸出
部11.11又は16,16と係合凹部12.12又は
17,17が形成され、少くとも一方の側部に前記のよ
うな案内縁辺13又は18が形成されていれば十分であ
るから、この要件を具備するものであれば、例えば第6
図のように係合突起10又は15の中央部をベース1に
達するまで切り欠いたものでも実施することができるし
、案内縁辺13又は18は、図示のように凸出部11又
は16から先端方向へ直線状に傾斜した場合のほか、そ
の傾斜状態が弧状辺であっても実施することができる。
また、本考案に係る接合具はこれを合成樹脂で一体に成
型してもよく、この場合には係合突起10を特に肉厚に
してベース1の中央部へ一個のみ形成すれば十分である
更に係合突起15は、C型バー2の一方の側面にのみ他
のC型バー3を接合するような部分では、係合突起10
の一側方にのみ形成すれば十分である。
第7図以下は本考案に係る接合具を用いて、C型バー相
互を接合した状態を示したもので縦方向に配列されたC
型バー2は、図示されていない胴縁などの横材の表面へ
その開口縁部21,21を向けた状態で一定間隔に適宜
の手段によって固定されており、これには幅の広いもの
と補強のための幅の狭いものとが併用されている。
前記各C型バー2には、C型バー2相互を連接するよう
な状態で他のC型バー3が略直角に接合され、C型バー
2と3とにより格子状を形成している。
C型バー3には、C型バー2のうちの幅の広いものと同
形状で同じ断面寸法のものが用いられている。
胴縁等へ固定されたC型バー2へC型バー3を接合する
には、先ずC型バー2の開口縁部21゜21間に接合具
の一方の係合突起10,10を第8図矢印イのように押
し込み、次いでC型バー3.3をその開口縁部31,3
1間に接合具の他の保合突起15.15を案内する要領
で第8図矢印口のように押し付け、第9図の状態に開口
縁部31.31間へ各係合突起15を圧入する。
係合突起10の案内縁辺13が一側部にのみ形成されて
いる場合には、案内縁辺13が形成されていない側部の
係合凹部12とC型バー2の一方の開口縁部21とを係
合させ、他方の開口縁部21を案内縁辺13の上を滑ら
せるようにして他の係合凹部12へ押し込む要領で係合
させればよい。
これは係合突起15の案内縁辺18が一側部にのみ形成
されている場合も同じ要領である。
C型バー2が幅の狭いものである場合には第10図で例
示するように係合突起10の凸出部11.11問および
係合凹部12,12間の寸法をこれに適合するように設
定する。
前述のような下地組みの表面にボードdを張る時に、第
7図で例示するようにボードdの寸法に合わせて、縦方
向のC型バー2のうちの幅の広いもの相互の間隔と、こ
れらに略直角に接合されるC型バー3相互の間隔とを設
定し、幅の広い縦方向のC型バー2とC型バー3との表
面で各ボードdの縁辺をビス止めするようにすると、各
C型バー2を各C型バー3の表面は互に同一面を形成し
ていて、ボードdは縁辺が連続して下地材の表面に接す
る状態でビス止めされるから、壁等の必要強度の面から
許される限り縦方向のC型バー2の間隔を広くしても各
ボードd相互間に不陸状態が生ずるのを防止することが
できる。
また、前述の接合具はC型バー2の開口縁部21.21
間に保合突起10を圧入し、次いでC型バー3の開口縁
部31,31間に係合突起15を圧入させるだけである
から、壁や天井等の下地組みがビス等を使わず、互の表
面が同一面を形成する状態で極めて簡単かつ迅速に行わ
れるほか、C型バー2,3ヘビス孔を形成する必要がな
いため、材料コストが低くなり、材料にはどの現場でも
使用できるという汎用性が拡大される。
更に、C型バー2の開口縁部21,21間へ係合突起1
0を圧入した後に、C型バー2に沿って接合具を上下に
微動させて接合具相互の位置を微調整することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の壁下地にボードを張った状態の表面図、
第2図は従来の板壁の下地組みの一例を示す一部表面図
、第3図は本考案に係る接合具を用いて下地組みを行う
状態の一部切断分解正面図、第4図は第3図の接合具の
平面図、第5図は第3図の接合具の側面図、第6図は他
の実施例の接合具を示す斜視図、第7図は本考案に係る
接合具を用いてC型バー相互をその表面が同一面となる
ように略直角に接合した状態の一部表面図、第8図は第
7図A−Aの一部拡大断面図、第9図は第7図B−Bの
拡大断面図、第10図は第7図C−Cの拡大断面図であ
る。 図中主要符号の説明、1はベース、10.15は係合突
起、11,16は凸出部、12,17は係合凹部、13
,18は案内縁辺、2,3はC型バー、20.30はL
字状の脚条、 開口縁部である。 21゜ 31は

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ベース1の一方の面には、両側に相対向するL字
    状の脚条20,20を有するC型バー2の開口縁部21
    ,21間に圧入される係合突起10を形成するとともに
    、両側に前記C型バー2の脚条20,20と略同形で略
    同じ高さの脚条30.30を有しかつ前記C型バー2の
    側面へ略直角に当接される他のC型バー3の開口縁部3
    1.31間に圧入される他の保合突起15を前記係合突
    起10の一側方又は両側方に位置するように形成し、前
    記係合突起10は、前記C型バー2の開口端部21,2
    1間の間隔よりやや広い幅で両側へ対称に凸出した凸出
    部11゜11と、該凸出部11とベース1の間において
    前記C型バー2の開口縁部21,21が係合すべき対称
    な係合凹部12,12と、少くとも一方の凸出部11か
    ら先端方向へ傾斜した案内縁辺13とを備え、前記他の
    係合突起15は、前記他のC型バー3の開口縁部31,
    31間の間隔よりやや広い幅で両側へ対称に凸出した凸
    出部16.16と、該凸出部16とベース1の間におい
    て前記C型バー3の開口縁部31,31が係合すべき対
    称な係合凹部17,17と、少くとも一方の凸出部11
    から先端方向へ傾斜した案内縁辺18とを備えてなるC
    型バーの接合具。
  2. (2)各部が金属板で一体に形成された実用新案登録請
    求の範囲(1)に記載のC型バーの接合具。
  3. (3)合成樹脂で一体に成型された実用新案登録請求の
    範囲(1)に記載のC型バーの接合具。
  4. (4)略方形のベース1の−の対辺部に係合突起10を
    対設するとともに、前記ベース1の他の対辺部に係合突
    起15を対設してなる実用新案登録請求の範囲(1)に
    記載のC型バーの接合具。
JP1187982U 1982-01-31 1982-01-31 C型バ−の接合具 Expired JPS6017442Y2 (ja)

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JPS58115628U JPS58115628U (ja) 1983-08-06
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