JPS62501006A - 血友病a抑制患者の治療のための製剤及び該製剤の製造方法 - Google Patents

血友病a抑制患者の治療のための製剤及び該製剤の製造方法

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JPS62501006A JP60505194A JP50519485A JPS62501006A JP S62501006 A JPS62501006 A JP S62501006A JP 60505194 A JP60505194 A JP 60505194A JP 50519485 A JP50519485 A JP 50519485A JP S62501006 A JPS62501006 A JP S62501006A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 血友病A抑制患者の治療のための製剤及び該製剤の製造この発明は、血友病A抑 制、を者の治療のための製剤及び該製剤の製造方法に関する。
血友病Aは、凝固因子Vlll:Cの欠如による先天的な病気である。この因子 は血漿中に存在し、血液から部分的に精製することかてきる。この因子(AII  F )を含む製剤は、患者の血液か凝固することかてきるようにするために血 友病A患者に投与−することがてきる、この種の製剤の製造は例えば米国特許第 :l、652,530号及び国際出願WO3410:1628号に記載されてい る。これらの製剤において、因子Vlll二Cタンパク賀は、通常、全タンパク 質の0゜1zを占める。より純度の高い因子Vlll:(:は、親和性クロマト クラフィーによって得ることかてきる(Zi+*merman因子VIII:C タンパク質はまた完全に特徴づけられてはいないけれども、その構造の一部は知 られている(工62、 l’18’l)。分子量は約]OQk[lである。
血友病A患者の10ないし20%は、因子Vlll:Cを欠くだけでなく、因子 Vl[l:Cに対する抗体を生じている。このような患者は抑制患者と呼ばれ、 また、その抗体は因子V!+!:Cの前凝固(procoagulant)活性 を抑制するのて抑制抗体と呼ばれる(エイチ・アール・ロバーツとアール−クロ マティ、 Progress in C11nical andBiologi cal Re5earch 150.1.1984)。この抗体が存在すると、 因子V1目:Cかこれによって中和されるのて、AHF製剤を投与しても効果か なくなり、より高い抗体濃度か誘起される。
抑制抗体は免疫測定において因子Vlll:C抗原を測定するために用いること ができる(ビー・ディネセン、シー・フェダーソン、 Throsb、 Res 、 Haemostas、 H。
707、198:l 、オー・ノートファングら、Thromb。
11aemostas、 50.111.1983)。
抑制患者は従来、次のようにして治療されていた。
a)活性化プロトロンビン複合体製剤(フェイバ■、オートプレックス■)によ る治療、これらの製剤は、多量の抑制抗体が存在するにもかかわらず血漿を凝固 させることかできる未知の成分(おそらく因子Vlla、ニー・ヘドナーとダブ リュ・キシエル、J、 Cl1n、 1nvesL、 71゜18:17.19 83)を含んでいる。しかしながら、活性化されたプロトロンビン複合体製剤は 、全ての抑制患者を治療できるというわけてはなく、また、患者もその抑制抗体 を治癒させることはできない。さらに、この種の製剤を用いると、血栓症を引き 起こす危険性が高い。
b)抑制抗体の形成は、非常に大量なAHF(10”lたり10口ないし200 ユニット/kg)を投与することによって抑えることかできることかわかってい る。これにより、因子vt+rに対する免疫トレランスを誘導することか可使に なる(ヘイチ・ヘイチ・ブラックマンとシェイー・ボームセン、LanceL、  p、9’lコ、 +977)。この種の治療の後、患者は他の血友病患者と同 様にAHF製剤による治療が可使になる。しかしなから、関係のないタンパク質 か大量゛に投与−されるのて、大量のAHF治療もまた非特異的であり、患者は 治療の間、AHFtA剤中の前凝固活性を利用することかてきない。
治療段階の初期において、抑制抗体濃度は増加し。
したいに減少してゼロになる。治療中、AHFて出血を阻止することはできない が、出血は上述のフェイハ■(因子8抑制剤バイパス活性)製剤によって部分的 にIFめることはできる。
この治療は非常に高価であり(通常患者−人当たり600.000米ドル、ステ ンブジャーグら、 T b r o m b 、 II e s 。
34、5:13. +984 参照のこと)、従って、あまり用いられていない 。
この発明は、因子Vile:CAg反応性を有し、因子Vlll:Clll:C 全凝固活性あるいは全く右さない血漿分画から得られた成分が、抑制患者からの 7つの抗体のうち7つに対して反応性を有していたという惹くべき知見に基づく 。従って、有意なVlll:C前凝固活性な右さない適当に火礒のV1口:CA gを含む製剤を投与することによって、抑制ft1療は有効なものとなる。
従って、この発明の製剤は、少なくとも0.5Vlll:CAg U/mg、好 ましくは少なくともl Vlll:CAg 11/agの特異的因子Vlll: CAg活性を有し、因子V【目: CAg活性と因子Vlll:C活性との比が 5:lよりも大きく、好ましくは10:Iよりも大きなことを特徴とするタンパ ク質又はペプチドを含む。製剤は、好ましくは因子Vlll:Clll:C全凝 固活 性射可能な溶液の形態に製剤する場合には。
Vlll:(:Ag17)e度は通常10 U/ml以玉、好ましくは50 U /m1以上に調製される。
フェイバ■のような、抑制患者の因子Vfll:C治療と並行して投与すること かてきるプロトロンビン複合体製剤はまたVllr:CAgを含むかその含量は 一般的にわずか4.5v目1:CAg U/mlである(アラインら、Prog ress 1nC1inical and Biological Re5ea rct+ 150. 99. +984参照)。しかしながら、フェイハ製剤は また、有意量の因子Vlll:Clll:C全凝固活性り(へロウクリフら、T hromb、 Res、 21.181−185.1981) 、これがその効 果にとって重要な役割を果たすと考えられる。バロウクリフは、 2 U/ml ノVlll:CAge度と1.3 U/m1(7)因子VI![:C活性とを測 定し、これは1.5:Iの比に対応する。
プロトロンビン複合体製剤はまた。他の多くの凝固因子、特に因子11.V目、 (×、及びX、さらにおそらく因子Vlla、1χa及びXaを含み(アロンマ ン、Progress 1nC1inical and Biological  Re5earch 150,243.1984)。
これらはおそらく血友病血漿の凝固を促進し、従って、また血友病A患者の出血 を止めるのに用いることがてきる。
上述のようにこの発明の製剤は、 Vlll:CAg: Vlll:Cが少なく とも5:1、好ましくは少なくともIO:Iであり。
さらに上述したように好ましくはVlll:C活性か実質的にない0通常、製剤 は他の凝固因子を含まず、血友病A血漿の凝固を促進しない(第1表参照)、所 望ならば、上述したような凝固因子を加えてこれらの因子の公知の効果を追加し てもよい。
製剤の活性成分として用いられるV I I I : CAg活性を有するタン パク質は1例えば、 5DS−PAGE中て二重項を示し1分子量が約80/7 7 kDの因子Vlll:Cフラグメント、又はトロンビン活性化によって得ら れ、二屯項を示し、およその分子量が70/67kDであるそのフラグメントで あってよい(クオら、loc、ciL、)。
クオらより、80/77kDフラグメントは特異的抑制抗体(z If l ) に対しVlll:CAg活性を示し、前凝固活性を示さないように思われる。し かしながら、このことから、このフラグメントは、以下に示すように、7つの抑 制抗体の7つの抑制活性を阻止することができるということは予想できなかった 。
この発明によると、血漿分画からのVlll:CAg反応性を有する80/77  kDのフラグメントの回収は、例えば親和性クロマトグラフィー、疎水性相互 作用クロ7トグラフイー又はカチオン交換のような種々の方法によって行なうこ とがてきる。出発材料は原則的にはいずれのVlll:CAg−含有フラグメン トであってもよいが、クリオ上清(cryosupernaLanL) 、又は 再溶解されたクリオ沈殿(cryoprecipitation)を2ないし6 重量%、好ましくは約4玉量%のPEGで沈殿させて得られた血漿分画を便利に 用いることがてきる。この沈殿は通常、さらなる血漿分画化において用いられな いのて、後者の方法は特に便利である。
この発明は、因子Vlll:Cの80/77 kDフラグメントの使用に限定さ れない。以下てさらに説明するように、第1b図には、より小さな因子Vlll :Cフラグメントガ抑制抗体に対して反応性であることが示されている。同様に 、他の抑制抗体が因子Vlll:C分子の他の部分に対して反応性を有すること か予想される。このように血漿から単離された因子Vlll:Cは92 kDの フラグメントを有する(シマーマンら、米国特許第4.:161,5(1’1号 )。下記第5表に示すような抑制抗体を阻止てきるフラグメントである限り、そ れらはこの発明の°一部である。
また、発明は血漿から分離された因子VIII:Cの使用に限定されない。因子 Vlll:CのDNA配列に基づき、因子Vlll:(:遺伝子の部分断片を製 造することかてきる。それらの部分断片を適当なベクター(例えばプラスミド又 はウィルス)に挿入することかてきる。これらのベクターな適当な宿主細胞(例 えば大腸菌、酵母、 Cll01CO8又は他の動物細胞)に挿入し、因子Vl ll:Cの部分フラグメントを製造できるように細胞を変えることができる。
これらのフラグメントは、実質的に因子V目1:C前凝固活、/−性を有するこ となく第5表に示すような抑制抗体を阻害することかで゛きると予想される。な ぜなら、これらは、血漿から分離された対応するペプチドと同じ分子構造を有し ているからである。従って、このようなフラグメンる。
抗体の反応性 数人の著者(ヘイチ・ビー・ムラ−ら、 Blood 58゜10(1(1,1 982,ビー・ソラら、Proc、 Natl、八cad、 Sci、’。
USA 79.1983.1982)が、因子Vlll:Cニ対する単一クロー ン抗体の製造を記載している。これらの抗体はマウスを因子Vlll:Cで免疫 化した後、肺細胞と腫瘍細胞とをケーラーとミルスタイン(Nature 25 5.495. I’985)によって記載されたように°して融合することによ って得ることがてきる。この方法を用いることによって、因子Vlll:Cに対 する単一クローン抗体か製造された(それぞれ421gG、471gG、561 gGと呼ばれる)。
第1a図は、弔−クローン抗体を用いた固相免疫分離を示している。プラスチッ クビーズをマウス免疫グロブリン/巾−クローン抗体に対する抗体て覆った。ビ ーズを洗った後 1251でラベルした因子Vlll:Cと共にインキュベート した。因7−Vlll:Cはイー・ツデンハムら(J。
1.ab、 Cl1n、 Mcd、 93.40.1979)に記載されたよう にして製造した。ビーズを洗った後、SDS試料緩衝液で抽出し、溶m物をSD Sゲルに架けた。図はSDSゲルのオートラジオグラムを示している。
レーンlニドレーサー(”Jてラベルされた因子Vlll:C) 、 レーン2 :正常マウXIgG 、 Ly−ン3 : 42!gG 、レーン4・471g G、レーン5・561gG第1a図より、これらの抗体は因子V目に〇の80/ 77kD成分(レーン3.4,5)と結合するように思われる。これはヒト抑制 抗体zlllによって結合された成分と同じである。
第1b図は、第1a図の試験と同様に、ビーズに結合されたzlllと分解され たVlll:C試料とを用いて行なった固相免疫分離を示す、第1b図より、  zHlに対するVlll:CAg活性を有する80/77 kD二重項以外のペ プチドも分解試料中には存在するように思える。
第2図は、7つの抑制抗体のうち7つがVII:CAg抑制試験においてzll lの結合を阻IFすることができることを示している。zlll抗体は80/7 7 kD二重項に結合するのて、他の抑制抗体もまた、この因子Vlll:Cの フラグメントに対する反応性を有しているはすである。試験は次のようにして行 なった。マイクロタイタープレートのウェルをz It [免疫グロブリンでコ ーティングした。洗浄した後、因子Vlll:C含有血漿を加え、さらに洗浄し た後、抑制免疫グロブリンをペルオキシダーゼでラベルされたz It I抗体 と共に加えた。抑制免疫グロブリンに代えて緩衝液を加えることによって、ベル オキターゼ標識z11]は完全に結合した。
Vlll:(:Agの親和性クロマトグラフィーセファロースに結合された単一 ・クローン抗体471gGによるAHFの吸着において、Vlll:CA、、の みか吸着され、凝固活性因子−Vlll:Cは吸着されないことかわかった(第 1表)。抗原は因7− VII:C及びVIII+C八gの両方へ存在するのて 、これは驚くべきことである。しかしながら、抗原は凝固不活性Vlll:CA gの方か因子V目1:Cよりも接近しやすいように思われる。
第1表 セファロースに結合された471gGへの特異的Vlll:CAgの吸着 AHF 1石イ” EQ/Race 5X3にダ″υ免疫吸着材VI:CVM: CAg ’J’fl:CVII[:CAg W:CVIE:CへH471gG/ Cl28 88 270 90 90 0.:12 1:18対照C12[18 8270772480,140,09第2表には、?Ii−クローン抗体を有す る免疫吸着材からVlll:CAgを溶離させるのに、エチレングリコール(E G)と共に種々の塩を用いることがてきることを示している。EGにあまり溶け ないMgC1,は、EGの不存在下て溶離のために用いることかできる。
第2表 561gGからのエチレングリコール溶離における種々の塩の効果 Xt4 Vlll:CAg単位 AHF(/Jlzディオクト@) 210流通 +110 溶離液: 50% EG/飽和NaCl 22溶離液: 50% EG/ ff i和KCL I 9溶離液: 50% EG/2M Kl 3.6溶敲液: 5 0! EG/2M CaCL 2.2溶敲液:2M 閘gc1. 22 溶敲液: 50% EG/飽和NaAc 24セフアロースに結合した561g Gを用いると、ラジオ上清からVlll:11:八gを精製することが可能であ る。ラジオ上清は0.4 VII:CAg U/atな含み、全タンパク質のl ppm未満かVlll:CAgである。第3表には、1つの1程で8000倍の 精製が可能てあり、 Vlll:CAgの比活性がタンパク質1+ag当り61 単位である製剤のtA造が可能になることを示している。これは現存するAHF 製剤の比活性よりも有、αに高い。
より精製されていないAHFからの高純度(IIP)製剤の製造においては、4 %のPEG沈殿か発生し得る(米国特許第:l、652,330号、国際出願1 084103628号)、コの沈殿はVlll:CAgを含んでおり、第3表か られかるように、この沈殿をVrll:CAg精製のための出発材料として用い ることか可能である。わずか0.25m1の免疫吸着筆を用いて、再溶解された 4$ PEG沈殿140 mlから920 Vlll:CAg中位を精製するこ とが可能である。得られる製剤はタンパク質l■g当たり690(1位の比Vl ll:CAg活性を有していた。
セファロースCI 2Bに結合されたヒト抑制御gGを用いて、再溶解された4 % PEG沈殿からVlll:CAgを精製することも可f@である(第3表) 。しかしながら、Vlll:CAgの収量は、単一クローン抗体を用いた場合よ りも少ない。なぜなら、、50%エチレングリコールと2.51 NaC1との 混合物は結合したVII:CAgを定量的に溶離することがてきないからである 。上述の試験は下記実施例2〜4においてさらに詳細に記載されている。
第3表 561gG及びヒト抑制御gGを用いた、種々の出発材ネ1からのVlll:( :八gの精製 (実施例2) ラジオ」二清500Ill 200 30.000 0.007クリ第1二?I +7 、流通、500+sl 100 30,000 0.00:1(実施例3 ) 4% PEG沈殿140 ml +500 5.200 0.294% I’E G沈殿、流通、140m1 340 5,200 0.07(実施例4) I I’EG沈殿11011000 :l、400 0.29[PEG沈殿、流 通、IIO+sl :140 J400 Q、IOこの発明はまた1例えば血漿 分画のような因子Vlll:CAg含有溶液を、固体粒子に結合された、因子V lll:CAgに特異的な抗体てを含む免疫吸着材で処理し、結合したVlll :CAg?:緩衝液て溶離して製剤に加工することを特徴とする、血友病A抑制 患者の治療のための因子Vlll:C八、:製剤へ製造方法にも関する。加工は 通常、生理緩衝液への変更を要する。これは例えば乾燥、透析、ゲルろ過、又は イオン交換などによって行なうことかてきる。
ヒl〜抑制抗体又は弔−クローン抗体、好ましくは56%gG又は471gGを 免疫吸着材として用いることかできる。
Vlll:CAgの疎水相!!二作用クロマ1〜グラフィー及びカチオン交換 Vlll:CAgは、例えば血漿のようなVlll:CAg含有溶液から、抗体 を利用した親和性クロマトグラフィーを用いることなく精製することができる。
すなわち、 77/80 kD因子Vlll二C/1gは極めてIi!基性て疎 水性であることかわがっている。これらの性質は、疎水相互作用クロマトグラフ ィー及びカチオン交換による血漿分画からの因子Vlrl:CAgの回収に利用 することがてきる。実施例5を参照のこと。
疎水クロマトグラフィーをこの発明に従って6ないし9.5のpo丁で行なうこ とがてきる。もっとも、最も強い結合は約8.5のpHて得られる。フェニルセ ファロース(ファルマシア)のような疎水ゲルか用いられる。フェニルセファロ ースへの結合は塩を加えることなく起きるか、NaCIを加えることによって有 意に改善される。0.3MのNaClをラジオり清に加えることは適当である。
なぜなら、それはアルブミンや免疫グロブリンのような他の血漿タンパク賀の後 からの回収を妨げないからである。
再溶解されたラジオ沈殿からの4zPEG沈殿を用いる場合には、より高いNa Cl3度を採用することができる。結合した因子Vlll:C八gは、例えば後 述する実施例5で述べる条件下において、緩衝液で溶離することかてきる。
゛ カチオン交換はこの発明に従って、8.0未満のpH下で行なうことかてき る。なぜなら、このpH下において結合が最良になるからである。適当な値はp H下5.5である。なぜなら、クリ第4ニア古中のpHiはVIII:CAgを 損なうことなくこの値にまて下げることかてきるからである。
[ワットマン■5E53Jのような強力なカチオン交換を用いることがてきる。
結合した因子Vlll:C八gは1例えば後述する実施例5て述べる条件下にお いて緩衝液て溶離することかてきる。
これらの方法のいずれによっても、因子Vlll:C八gの極めて選択的な精製 を行ない、極めて純粋な溶離物を得ることかてきる。Vlll:CAg活性の濃 度をさらに高める場合には、上述したように、また後述の実施例5及び6で示す ように、疎水クロマトグラフィーとカチオン交換とを組み合わせることかてきる 。この場合には、例えばrCM・ファースト・フロー・セファロース」のような 弱いイオン交換か好ましい。
実施例5及び第4表かられかるように、これら2つの精製方法はVIII:CA gの種々の性質を利用しており、これらを組み合わせることによって、ラジオに 清から1100倍の精製を行なうことかてきる。親和性クロマトグラフィーと同 様、これらの精製方法は、血漿分画のような全てのVrll:CAg含有溶液に 適用することかてきる。ラジオ上清及び再溶解されたクリオ゛沈殿の4% PE Gからの精製を示す第4表を参照のこと。
第4表 疎水相互作用クロマトグラフィー及びカチオン交換にょルVlll:(:Ag( 7)精製 (実施例5) ラジオ」−清 +100 160.000 0.007SE5]’からの流通  50 2,000 0.04SE53カラノ溶# :100 37.5 8.0 4% PEG沈殿 798 3,000 0.26SE53から(7)R通 6 4 83 0.77生体外ての1固抑制実験により、この発明の精製VII[: CA、、は、生住内てもまた効果を有することが示されタ、凝固抑制試験におい ては、抑制御 gGの正常血漿に対する凝固抑制効果が測定される。50%の抑 制をグーえる希釈率はベセスダ単位て表わされる(シー・ケイ・カスバー ら  、Thromb、D 1ath、Hacmorr、:14. 860. 197 2) 。
6人の異なる抑制患者から得た約3ベセスダ単位の抑制御gGを有する正常血漿 をインキュベートしたもの、及び対照として上述したzlll IgGを有する ものの比較実験の結果が第5表に示されている。この実験は、IQGVlll: CAg U/■1を有するこの発明の製剤の存在下で又は不存在下て行なうた。
第5表より、この発明の精製Vlll:CAgは、 Vlll:CAgを含まな い試験結果に比較して顕著な抑制抗体阻害効果を示すことがわかる。すなわち、 全ての抗体のベセスダカ価は25%以上減少した。このことは、試験した7つの 抗体全ての抑制効果は、因子Vlll:Cの80/77 kDに対する反応性の 故であることを示している。
第5表 80/77−Vlll:CAgニよる凝固抑制の阻害IIZ(zlll) 0  82 上記7つの抗体は、1984年10月30口にコペンハーゲンのスタテンス・エ ルミンスチツット(州立血清研究因子【X抑制患者の血液を、因子]Xか結合さ れたカラムに流通させることによって、この血液から因子l×を除去することが 回部である。(シー・フレイバーブハウス、Throsb、lIagmosLa s、50. 108. 1983) 。
一方、同様にして因子Vll+抑制抗体を特異的に除去することはてきない、こ れはいくつかの理由に基づく 。
1)AHF製剤は因子Vlll:RAgをも含むノテ、AHF製剤中の因子Vl l+の分子用は通常1.000ないし2,000 kDである。従って、因子V ll+はゲルに非常に弱く結合する。
2)因子v11!複合体を結合する場合には、 Vlll:CAgはνI I  I : RAg又は因子v1目の他の部分を介して結合することかできる。従っ て、Vlll:CAgは使用中に結合ゲルから容易に洗い流されてしまう。
これらの条件はここで記載した精製されたVlll:CAgには適用されない。
従って、この発明のVlll:CAgはセファロースゲルのような固体マトリッ クスに適当に結合することかてき、例えば因子Vllr抑制思名の体外ての特異 的吸着、処置などにおいて免疫吸着材として適当に用いることができる。
上述した種々の方法によるこの発明の製剤の製造を次の実施例でさらに例示する 。結果のうちのいくつかは既に記載した表中に示されている。
実施例1 5mgの47 IgGを、 0.5gのCNBrて活性化したセファロース4B  51に結合した。INグリシン(pl+8.5)てブロウクし、溶離緩衝液サ イクラス(cyclus)て洗った後、400 Vlll:CAg U/mlを 有するAIIF (ノルディオクト(ン)1001と共に一夜インキユベートし た。ゲルをカラムして201の緩衝液A(2hMイミダゾール、10 mM C aCIz 、。
0.15 M NaC1,0,02$ NaNff、pH7冑)及び0.51  NaClを有する100 mlの緩衝液Aて洗った。ゲルは0.5 M NaC 1を含む50! EG中の緩衝液Aて溶離した。61の溶離物は7200単位の VIII:CAgを含んていた。第3図は、溶離された分画の5DS−PAGE を示す。色強度による評価によると、溶離物中のタンパク質の25%以上が80 /77 kDタンパク質て0.5 Bの56 IgGを0.51のセファロース 2B/CI に結合した。ブロッキングを行ない、溶離緩衝液サイクラスて洗っ た後、200 Vlll:CAgを41するラジオ」:清(クリオ沈殿後のプラ ズマ) 500 allと共にゲルを一夜インキユベートした。2Illの使い 捨てシリンジから作られたカラムにインキュベート混合物を通すことによってラ ジオ上清から免疫吸着材を分離した。流通物は+00 Vlll:CAg単位を 含んていた。2 mlの緩衝液B(50■閤イミダゾール、0.1514 Na Cl、 0.02$ NaN3.pH715)と、2.5 M NaClを含む 緩衝液8 2.5mlて洗った後、 2.5 M Na1lを50X EG中に 含むものを含む緩衝液8 2.5mlて溶離した。溶gI物は:]9 Vlll :CAg単位(比活性61 U/ml)、及び0.5単位のVlll:C前凝固 活性を有していた。に記第3表参照のこと。
実施例3 再溶解したラジオ沈殿を、国際出願WO84103628に記載されたように、 八1□03に吸着させ、4% PEGて沈殿させた。沈殿を、0.5 M Na Clと10 nM EDTΔとを含むI/4低温体積(cryovolume) の緩衝液て45分間かきまぜることによって再溶解した。遠心によって濁りを除 去し。
1,500 Vlll:CAg単位(比活性0.29 U/+ag)を有すル再 溶解した沈殿を、S tagの561gG/mlが結合された「セファロース4  B J O,25ml と共に一夜培養した。実施例2に記載したようにゲル を集め、流通物は340 Vlll:(:Ag単位を含んでいた。ゲルを3ml の緩衝液B及び2.5 M NaClを含む21の緩衝液Bて洗った。5ozエ チレングリコール中に2.5 M NaClを含む緩衝液B 1.1mlて溶離 を行なった。溶離物は920 シIll:CAg単位(比活性8]OII/ml )、及び0.5単位のVlll:C前凝固活性を有していた。L記第3表参照の こと。
実施例4 AH濾過程から得られた、1000V[Il:CAgを含む4zPEG沈殿を、 0.5 M NaClとl0mM EDTAをと含む緩衝液Bに再溶解した。再 溶解後、101gのヒト抑制御gG/slか結合された「セファロースCl2B 、ゲル0.25 ml と共に一夜培養した。実施例2に記載したようにゲルを 回収し、流通物は:140 Vlll:CAg単位を有していた。実施例3に記 載したようにゲルを洗って溶離した。溶gI物は68 Vlll:CAg中位を 含み、比活性は830 U/mgであった。上記第3天与1100VIII:C Agett位を含む2.6u17)り’Jオ上清を5 mMのエチレングリコー ル−ビス−(β−アミノエチルエーテル)−N、N’−四酢酸(EGTA)/  0.コM NaClと混合し、pllをアルマシア)を加え、1時間インキュベ ートした。ゲルをカラム上に集め、400m1の5IIMイミタゾール/ 0. 45M NaCl 、 pH7,4て洗い、2501の50%エチレングリコー ル15IIMイミダゾール/pl+7.4て溶離した。溶#物は440単位tf ) V I I I : CAg’?:含A、テgl:)、比活性にtO,21 U/l11gタンパク質てあった。
溶離物のpHを5.5に調整し、「ワットマン■5E53」型のカチオン交換体 251を加え、30分間インキュベートした。イオン交換体をカラムLに集め、 501の501Mリン酸塩/ 5 mMEGTA/ pH7,4で洗った。Vl ll:CAgは351のI MNaCl/ 50 sMリン酸塩/ 5 mME GTA/pH7,4て溶離した。溶S物は300単位のVlll:CAgを含ん ており、比活性は8.OU/■gタンパク賀であった。
実施例6 国際出願1084103628の記載された方法に従ったA11Fから(:10 0Ji17)血漿から)(7)4XPEG 500 g を3.7文の50 m Mリン酸塩/ 0.75 M NaCl15*MEDTA/pH8,5に再溶解 し、pHを0.5 M Na01lて8.5に調整し、ろ紙を通シテロ過すルト 、溶液(ij7500 Vlll:CAg単位と19,000mgのタンパク質 とを含んていた。再溶解した沈殿を2501のフェニルセファロースゲルを含む カラムに流速3.7文ハて11!、通させた。フェニルセファロースを1.31 の25鳳−リン酸塩15%エチレングリコール/ pH7,4で、流速3.71 /hY:洗った。+1.500 VIIT:CAg単位を有する2 0 II  Otm gのタンパク質(比活性6.8 U/■gタンパク質)が1.3交の2 5 mMリン酩基塩/65zエチレングリコール/p1174中に溶離した。溶 a物を終濃度501MのNaClと混°合し、pllを7.0に調整した。溶離 物を、6.25 mlの「0Mファースト・フロー・セファロース」 (ファル マシ通した。カラムを601のIhMリン酸塩150 +sM NaCl /p 117.:lて流速500m1/hて洗った。4.9 mgのタンパク質(比活 性2,200 U/mg)を有す;S IQ、800V目1:cAg単位か、! 81の5mMリン酸/0.5 M NaC1/71/21サツカロース、pH7 j (6QOVIII:CAg U/ml )中に溶離された。
菌ろ過し、61づつを含む3つのビンに分注した。凍結乾燥後、製剤を68°C で72時間加熱処理した。それぞれのビンを18■1zの無菌11□0中に溶解 し、これは190Vlll:CAg U/mlを含んティた。
実施例7 CMイオン交換体を溶離するのに50 mM Na1lCOi。
0.5 M NaCl、pH7,3を用いることを除き、実施例6に従ってVl ll:CAgを製造した。溶離物のpHを8.5に調整し、溶#物3ml中の4 800VIII:CAgを、CNBrて活性化された1mlの「セファロース4 BJに結合した。結合ゲルは1MクリシンpH8,5てブロックした。
200 p、 l ノVIII:CAgt’ 7 y rJ −X 4 Bゲル な、因子V111抑制患者からの血漿6.41と共に37°Cて2時間インキュ ベートした。インキュベーション前には、血漿は2281/slの抑制抗体を含 んていた。インキュベーション後、抗体の鼠は1.8811/+Iに減少してい た。311N II 43 CNて再活性化した後、200 ルlのシIII: Cへgセファロース4Bゲルを因子Vlll抑制患者からの血漿6.41と共に 37℃て2時間再びインキュベートした。このインキュベーションにおいて、抑 制力価は3.5 BU/+Iに減少した。
図面の簡単な説明 FIG、1a FIG、1b FIG、2 FIG、3 し内1(瞥ずマ1・11611m1^膠1−4−幅sl劇−1内N&PCT/D に85100105wwnmsm ^@Bmg+m s&PCT/DK8510 0105

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)少なくとも0.5U/mgタンパク質の特異的因子VIII:CAg活性 を有するタンパク質又はペプチドを含む、血友病A抑制患者の治療のための製剤 において、因子VIII:CAg活性と因子VIII:C前凝固活性との比が5 :1、好ましくは10:1よりも大きいことを特徴とする製剤。 (2)因子VIII:C前凝固活性を実質的に含まないことを特徴とする請求の 範囲第1項記載の製剤。 (3)例えば因子II、VII、IX若しくはX又はそれらの活性化された形態 のような、他の凝固因子を実質的に含まないことを特徴とする請求の範囲第1項 又は第2項記載の製剤。 (4)因子VlII:CAg活性を有するタンパク質は、SDS−PAGEによ り決定される分子量が80/77kD又は70/67kDである因子VIII: C分子の部分であることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項記載の製剤。 (5)因子VIII:CAg活性を有するタンパク質は、抗原部位を含む、生物 合成的につくられたペプチド配列であって、囚子VIII:Cとは異なるもので あることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項記載の製剤。 (6)因子VIII:CAg活性は少なくとも50U/mlである請求の範囲第 1項ないし第5項のいずれか1項に記載の製剤。 (7)因子VII:CAgに対して特異的な、固体粒子に結合された抗体を含む 免疫吸着材で因子VIII:CAg含有溶液を処理し、結合されたVIII:C Agを緩衝液で溶離4し、製剤に加工することを特徴とする請求の範囲第1項記 載の製剤の製造方法。 (8)免疫吸着材はヒト抑制抗体又は単一クローン抗体、好ましくは561gG 又は47lgGを含有することを特徴とする請求の範囲第7項記載の方法。 (9)因子VIII:CAg含有溶液をカチオン交換クロマトグラフィーに架け 、その後製剤に加工することを特徴とする請求の範囲第1項記載の製剤の製造方 法。 (10)因子VIII:CAg含有溶液は、疎水ゲル上でのクロマトグラフィー により予め精製されていることを特徴とする請求の範囲第9項記載の方法。 (11)因子VIII:CAg含有溶液としてクリオ上清血漿分画を用いること を特徴とする請求の範囲第7項ないし第10項のいずれか1項に記載の方法。 (12)再溶解されたクリオ沈殿を2ないし6重量%、好ましくは約4重量%の PEGで沈殿させて得られる血漿分画を因子VIII:CAg含有溶液として用 いることを特徴とする請求の範囲第7項ないし第10項のいずれか1項に記載の 方法。 (13)因子VIII:C抑制抗体に対する反応性を有し、因子VIII:CA g活性が約10U/mlよりも大きいタンパク質又はペプチドを、血友病A抑制 患者の治療のための製剤の製造に活性成分として用いる、上記タンパク質又はペ プチドの用途。 (4)因子VIII:C抑制抗体及び因子VIII:CAg活性に対する反応性 を有し、SDS PAGEにおいて分子量約80/77KDの二重項を示すタン パク質を、血友病抑制患者の治療のための製剤の製造において活性成分として用 いる上記タンパク資の用途。 (15)請求の範囲第1項ないし第6項記載のタンパク質若しくはペプチド、又 は請求の範囲第7項ないし第12項記載の方法により製造されたタンパク質若し くはペプチドを、免疫吸着材として用いる、上記タンパク質又はペプチドの用途 。
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