JPS6249014B2 - - Google Patents
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- JPS6249014B2 JPS6249014B2 JP59104680A JP10468084A JPS6249014B2 JP S6249014 B2 JPS6249014 B2 JP S6249014B2 JP 59104680 A JP59104680 A JP 59104680A JP 10468084 A JP10468084 A JP 10468084A JP S6249014 B2 JPS6249014 B2 JP S6249014B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soybean protein
- protein
- cheese
- amylase
- crude
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Dairy Products (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、分離大豆蛋白を利用してチーズ様食
品を製造する方法、更に詳しくは、分離大豆蛋白
を蛋白分解酵素が混在する粗アミラーゼにより加
水分解して得られる蛋白溶液を基材として用いる
ことにより、組織および風味の点でチーズに近似
した食品を製造する方法に関する。 従来技術 従来、大豆蛋白を利用してチーズ様食品を製造
する方法として、大豆粉にタカジヤスターゼのよ
うな酵素剤を作用させて大豆粉中の遊離アミノ酸
を増加させるとともに炭水化物を易消化性にする
ことによつて、大豆中の特異臭を消失させて風味
の改善されたチーズ様食品を製造する方法(特公
昭40−21230号)および豆粉と水溶性大豆カゼイ
ンに中性蛋白分解酵素をそれぞれ作用させて得ら
れる消化物の混合物で基材とするチーズ様食品の
製造法(特公昭45−7950号)が知られている。 しかし、これらの方法によつて得られる製品は
大豆特有の異臭味が除去され風味が良好であると
しても、組織が軟弱であるという欠点がある。 なお、製品の組織の軟弱化を防止する目的で、
蛋白含量の高い分離大豆蛋白をそのまま利用する
ことも考えられるが、この場合には得られる製品
に大豆特有の異臭味と収斂味が残り、加うるに、
分離大豆蛋白は非常に保水性が高いことから、製
品の組織が脆くなり、かつミイリーとなることが
経験的に知られていて実用的でない。 発明が解決しようとする問題点 本発明者は、大豆蛋白を利用するチーズ様食品
の製造に関する上述したような状況に鑑み、検討
した結果、蛋白含量の高い分離大豆蛋白(蛋白含
量90%以上)に粗アミラーゼを作用させ加水分解
して得られる高濃度の蛋白溶液を基材として用い
てチーズ様食品を製造する場合、風味および組織
もチーズに極めて近似した製品が得られることを
見出した。 すなわち、本発明は、原料として蛋白含量の高
い分離大豆蛋白を用い、この分離大豆蛋白に蛋白
分解酵素が混在する粗アミラーゼを作用させ、加
水分解して得られる約20〜約35%の高濃度蛋白溶
液を基材として用いることにより、風味および組
織がチーズに近似したチーズ様食品を製造する方
法を提供することを目的とする。 以下本発明を詳しく説明する。 発明の構成 本発明の構成上の特徴は、分離大豆蛋白に、微
量の蛋白分解酵素が混在する粗アミラーゼを作用
させて該大豆蛋白を加水分解して高濃度蛋白溶液
を調製し、該蛋白溶液を基材としこれにカゼイ
ン、食用油脂、食塩及び乳化剤等のチーズ様食品
の製造に通常用いられる添加物を添加して加熱乳
化した後、冷却することにある。 ここでいう“蛋白分解酵素が混在する粗アミラ
ーゼ”とは種々の酵素源(動物、植物および微生
物)から調製される、デン粉の1―4,1―6結
合を加水分解する酵素の粗製品を意味するもので
あつて、アミラーゼのほかに微量の数種類の蛋白
分解酵素を含むものである。すなわち、本発明で
用いる粗アミラーゼは化学的に純粋なアミラーゼ
ではない。 このような微量の蛋白分解酵素が混在する粗ア
ミラーゼ(以下粗アミラーゼと称する)を分離大
豆蛋白に作用させると粗アミラーゼに含まれてい
る微量の蛋白分解酵素により大豆蛋白が適度の大
きさに切断されてその本来の保水性が減少してチ
ーズに近似した滑らかな組織を有するチーズ様食
品の基材として適したものとなる。 また、分離大豆蛋白に粗アミラーゼを作用させ
ると、蛋白分解酵素を作用させた場合に比し、粗
アミラーゼ中の蛋白分解酵素が非常に温和に作用
するので長時間作用させても若味を生成すること
がない。 因に、分離大豆蛋白に蛋白分解酵素を作用させ
る場合には若味の生成は避けられない。 次に、参考として分離大豆蛋白に粗アミラーゼ
を作用させた場合にみられる大豆蛋白の変化の状
態を調べた結果を添付図に示した。 添付図は、分離大豆蛋白に市敗の粗アミラーゼ
酵素剤を作用させた場合の加水分解の程度を
TNBS法(遊離アミノ基の測定法)に基づいて測
定した結果を示したものであつて、粗アミラーゼ
酵素剤の種類により程度の差はみられるも、粗ア
ミラーゼ中に含まれる蛋白分解酵素により大豆蛋
白が加水分解されることが確認し得る。また、こ
の大豆蛋白の粗アミラーゼによる加水分解は、粗
アミラーゼを作用させた分離大豆蛋白と未処理分
離大豆蛋白についてSDS電気泳動に基づく分子量
の変化パターンを測定すると、未処理分離大豆蛋
白の典型的な分子量パターンに対して粗アミラー
ゼを作用させたものの分子量パターンが小さい方
へシフトすることからも窺い知ることができる。 上述したように、分離大豆蛋白にデン粉の加水
分解酵素である粗アミラーゼを作用させることに
より、大豆蛋白が適当に加水分解されて、チーズ
に近似した組織を呈するチーズ様食品の基材とし
て適した高濃度の蛋白溶液になることは予測し得
ないことであると考える。 本発明において分離大豆蛋白に粗アミラーゼを
作用させるには、分離大豆蛋白を一定量の水、好
ましくは温水(50〜60℃)に加えて所定の濃度の
溶液に調製したものに、粗アミラーゼをそれに混
在している蛋白分解酵素の至適PHおよび温度の条
件下に30分〜60分程度作用させるとよく、また、
大豆臭や若味のない蛋白溶液を得るには、下記に
示すように、粗アミラーゼを2段階で作用させる
ことがよい。 すなわち、最初に分離大豆蛋白の半量を一定の
水又は温水に加えて10%〜17.5%程度の濃度の溶
液にしたものに粗アミラーゼを上述のようにして
作用させ、得られた蛋白溶液に、残り半量の分離
大豆蛋白と粗アミラーゼを更に加えて同様にして
酵素による加水分解を行ない、最終的に20〜35%
程度の高濃度蛋白溶液を得る。 なお、ここで用いる粗アミラーゼはそれぞれ
別々の種類のものであつてもよい。 因に、市敗の各種粗アミラーゼの作用上の至適
条件を例示すると、P―アミラーゼ(シグマ社製
の商品名)ではPH7〜8、温度60℃、テナーゼ
(協和マイルズ社製の商品名)ではPH6〜8、温
度50〜60℃、またダイアザイム(協和マイルズ社
製の商品名)ではPH4.5、温度50℃である。 分離大豆蛋白の溶液を粗アミラーゼで酵素分解
すると、得られる蛋白溶液の粘度が低下するの
で、上述のように酵素分解を2段階で行なうと作
業がやり易くなる。 すなわち、本発明において上記粗アミラーゼを
作用させる場合、得られる蛋白溶液の濃度が35%
以上になるようにすると、分離大豆蛋白がスラリ
ー状となり粗アミラーゼが均一に作用しない。し
かし、2段階で酵素分解を行なう場合には常に溶
液またはペースト状で作用するため、安定した高
濃度蛋白溶液が得られる。 上述したようにして分離大豆蛋白に粗アミラー
ゼを作用させて得られる高濃度蛋白溶液を基材と
して用いてチーズ様食品を製造するには、該蛋白
溶液に、従来チーズ様食品の製造に通常用いられ
る添加物、すなわち、カゼインのような蛋白素
材、植物性食用油脂、乳化剤および安定剤(例え
ばキサンタンガム、グアガム、カラギーナン等)
を適宜添加して高速撹拌下(750rpm〜
1500rpm)で加熱乳化したのち、冷却するとよ
い。 このようにして得られたチーズ様食品は、ブロ
セスチーズのなめらかさ及び歯ごたえを呈する食
感をかね備えた、チーズに極めて近似した組織と
風味を有する製品となる。 以上述べたように、本発明は、従来大豆蛋白を
利用してチーズ様食品を製造するに当つてみられ
た欠点を解消することに成功したものであつて、
大豆蛋白の利用上益するところが大きいものであ
る。 以下に実施例を示して本発明を更に具体的に説
明する。 実施例 蛋白含量が92%の分離大豆蛋白(米国アーチヤ
ーダニエルズ・ミツドランド社製)3Kgを60℃の
温水20Kgに加えてよく混合した液に、乳酸(又は
水溶化ナトリウム)でPHを7に調整した後、粗ア
ミラーゼとしてp―アミラーゼ(シグマ社製の商
品名)30gを添加して約30分間反応させた。 ついで、この反応混合液に、上記分離大豆蛋白
3Kgおよび粗アミラーゼとしてテナーゼ(協和マ
イルズ社製の商品名)150gを加えて上記と同様
にして50℃の温度で30分間反反応させた。 因に、上記第1段階での酵素反応前の混合液の
粘度は7ポイズであつたが、反応後の反応混合液
の粘度は0.8ポイズに底下し、また、この反応混
合液に第2段階として分離大豆蛋白とp―アミラ
ーゼを添加したものの粘度は80ポイズであつた
が、酵素反応後には粘度は50ポイズに低下した。 上述のように2段階の酵素反応によつて23%の
濃度の蛋白溶液26Kgが得られた。 ついで、このようにして得られた高濃度蛋白溶
液に大豆硬化油(融点34℃)15Kg、脱脂粉乳1.5
Kg、食塩800g、乳化剤800g、クエン酸400g、
安定剤としてのキサンタンガム50g、フレーバー
40g、着色料70g、および調味料10gを加えたも
のをステフアン乳化釜に入れ、高速撹拌
(750rpm)しながら、85℃の温度になるまで加熱
融解させて均一な乳化物を得た。この乳化物を10
℃以下に冷却してチーズ様食品を得た。 次に、このようにして得られたチーズ様食品の
物性および品質について官能評価を行なつた結果
を下記表に示す。なお、比較として、上記実施例
においてテナーゼおよびP―アミラーゼに代えて
市敗のアルカラーゼを用いるほかは、同様な手順
に従つてチーズ様食品を調製したものについて同
様の官能評価を行なつた結果も併わせ表に示し
た。
品を製造する方法、更に詳しくは、分離大豆蛋白
を蛋白分解酵素が混在する粗アミラーゼにより加
水分解して得られる蛋白溶液を基材として用いる
ことにより、組織および風味の点でチーズに近似
した食品を製造する方法に関する。 従来技術 従来、大豆蛋白を利用してチーズ様食品を製造
する方法として、大豆粉にタカジヤスターゼのよ
うな酵素剤を作用させて大豆粉中の遊離アミノ酸
を増加させるとともに炭水化物を易消化性にする
ことによつて、大豆中の特異臭を消失させて風味
の改善されたチーズ様食品を製造する方法(特公
昭40−21230号)および豆粉と水溶性大豆カゼイ
ンに中性蛋白分解酵素をそれぞれ作用させて得ら
れる消化物の混合物で基材とするチーズ様食品の
製造法(特公昭45−7950号)が知られている。 しかし、これらの方法によつて得られる製品は
大豆特有の異臭味が除去され風味が良好であると
しても、組織が軟弱であるという欠点がある。 なお、製品の組織の軟弱化を防止する目的で、
蛋白含量の高い分離大豆蛋白をそのまま利用する
ことも考えられるが、この場合には得られる製品
に大豆特有の異臭味と収斂味が残り、加うるに、
分離大豆蛋白は非常に保水性が高いことから、製
品の組織が脆くなり、かつミイリーとなることが
経験的に知られていて実用的でない。 発明が解決しようとする問題点 本発明者は、大豆蛋白を利用するチーズ様食品
の製造に関する上述したような状況に鑑み、検討
した結果、蛋白含量の高い分離大豆蛋白(蛋白含
量90%以上)に粗アミラーゼを作用させ加水分解
して得られる高濃度の蛋白溶液を基材として用い
てチーズ様食品を製造する場合、風味および組織
もチーズに極めて近似した製品が得られることを
見出した。 すなわち、本発明は、原料として蛋白含量の高
い分離大豆蛋白を用い、この分離大豆蛋白に蛋白
分解酵素が混在する粗アミラーゼを作用させ、加
水分解して得られる約20〜約35%の高濃度蛋白溶
液を基材として用いることにより、風味および組
織がチーズに近似したチーズ様食品を製造する方
法を提供することを目的とする。 以下本発明を詳しく説明する。 発明の構成 本発明の構成上の特徴は、分離大豆蛋白に、微
量の蛋白分解酵素が混在する粗アミラーゼを作用
させて該大豆蛋白を加水分解して高濃度蛋白溶液
を調製し、該蛋白溶液を基材としこれにカゼイ
ン、食用油脂、食塩及び乳化剤等のチーズ様食品
の製造に通常用いられる添加物を添加して加熱乳
化した後、冷却することにある。 ここでいう“蛋白分解酵素が混在する粗アミラ
ーゼ”とは種々の酵素源(動物、植物および微生
物)から調製される、デン粉の1―4,1―6結
合を加水分解する酵素の粗製品を意味するもので
あつて、アミラーゼのほかに微量の数種類の蛋白
分解酵素を含むものである。すなわち、本発明で
用いる粗アミラーゼは化学的に純粋なアミラーゼ
ではない。 このような微量の蛋白分解酵素が混在する粗ア
ミラーゼ(以下粗アミラーゼと称する)を分離大
豆蛋白に作用させると粗アミラーゼに含まれてい
る微量の蛋白分解酵素により大豆蛋白が適度の大
きさに切断されてその本来の保水性が減少してチ
ーズに近似した滑らかな組織を有するチーズ様食
品の基材として適したものとなる。 また、分離大豆蛋白に粗アミラーゼを作用させ
ると、蛋白分解酵素を作用させた場合に比し、粗
アミラーゼ中の蛋白分解酵素が非常に温和に作用
するので長時間作用させても若味を生成すること
がない。 因に、分離大豆蛋白に蛋白分解酵素を作用させ
る場合には若味の生成は避けられない。 次に、参考として分離大豆蛋白に粗アミラーゼ
を作用させた場合にみられる大豆蛋白の変化の状
態を調べた結果を添付図に示した。 添付図は、分離大豆蛋白に市敗の粗アミラーゼ
酵素剤を作用させた場合の加水分解の程度を
TNBS法(遊離アミノ基の測定法)に基づいて測
定した結果を示したものであつて、粗アミラーゼ
酵素剤の種類により程度の差はみられるも、粗ア
ミラーゼ中に含まれる蛋白分解酵素により大豆蛋
白が加水分解されることが確認し得る。また、こ
の大豆蛋白の粗アミラーゼによる加水分解は、粗
アミラーゼを作用させた分離大豆蛋白と未処理分
離大豆蛋白についてSDS電気泳動に基づく分子量
の変化パターンを測定すると、未処理分離大豆蛋
白の典型的な分子量パターンに対して粗アミラー
ゼを作用させたものの分子量パターンが小さい方
へシフトすることからも窺い知ることができる。 上述したように、分離大豆蛋白にデン粉の加水
分解酵素である粗アミラーゼを作用させることに
より、大豆蛋白が適当に加水分解されて、チーズ
に近似した組織を呈するチーズ様食品の基材とし
て適した高濃度の蛋白溶液になることは予測し得
ないことであると考える。 本発明において分離大豆蛋白に粗アミラーゼを
作用させるには、分離大豆蛋白を一定量の水、好
ましくは温水(50〜60℃)に加えて所定の濃度の
溶液に調製したものに、粗アミラーゼをそれに混
在している蛋白分解酵素の至適PHおよび温度の条
件下に30分〜60分程度作用させるとよく、また、
大豆臭や若味のない蛋白溶液を得るには、下記に
示すように、粗アミラーゼを2段階で作用させる
ことがよい。 すなわち、最初に分離大豆蛋白の半量を一定の
水又は温水に加えて10%〜17.5%程度の濃度の溶
液にしたものに粗アミラーゼを上述のようにして
作用させ、得られた蛋白溶液に、残り半量の分離
大豆蛋白と粗アミラーゼを更に加えて同様にして
酵素による加水分解を行ない、最終的に20〜35%
程度の高濃度蛋白溶液を得る。 なお、ここで用いる粗アミラーゼはそれぞれ
別々の種類のものであつてもよい。 因に、市敗の各種粗アミラーゼの作用上の至適
条件を例示すると、P―アミラーゼ(シグマ社製
の商品名)ではPH7〜8、温度60℃、テナーゼ
(協和マイルズ社製の商品名)ではPH6〜8、温
度50〜60℃、またダイアザイム(協和マイルズ社
製の商品名)ではPH4.5、温度50℃である。 分離大豆蛋白の溶液を粗アミラーゼで酵素分解
すると、得られる蛋白溶液の粘度が低下するの
で、上述のように酵素分解を2段階で行なうと作
業がやり易くなる。 すなわち、本発明において上記粗アミラーゼを
作用させる場合、得られる蛋白溶液の濃度が35%
以上になるようにすると、分離大豆蛋白がスラリ
ー状となり粗アミラーゼが均一に作用しない。し
かし、2段階で酵素分解を行なう場合には常に溶
液またはペースト状で作用するため、安定した高
濃度蛋白溶液が得られる。 上述したようにして分離大豆蛋白に粗アミラー
ゼを作用させて得られる高濃度蛋白溶液を基材と
して用いてチーズ様食品を製造するには、該蛋白
溶液に、従来チーズ様食品の製造に通常用いられ
る添加物、すなわち、カゼインのような蛋白素
材、植物性食用油脂、乳化剤および安定剤(例え
ばキサンタンガム、グアガム、カラギーナン等)
を適宜添加して高速撹拌下(750rpm〜
1500rpm)で加熱乳化したのち、冷却するとよ
い。 このようにして得られたチーズ様食品は、ブロ
セスチーズのなめらかさ及び歯ごたえを呈する食
感をかね備えた、チーズに極めて近似した組織と
風味を有する製品となる。 以上述べたように、本発明は、従来大豆蛋白を
利用してチーズ様食品を製造するに当つてみられ
た欠点を解消することに成功したものであつて、
大豆蛋白の利用上益するところが大きいものであ
る。 以下に実施例を示して本発明を更に具体的に説
明する。 実施例 蛋白含量が92%の分離大豆蛋白(米国アーチヤ
ーダニエルズ・ミツドランド社製)3Kgを60℃の
温水20Kgに加えてよく混合した液に、乳酸(又は
水溶化ナトリウム)でPHを7に調整した後、粗ア
ミラーゼとしてp―アミラーゼ(シグマ社製の商
品名)30gを添加して約30分間反応させた。 ついで、この反応混合液に、上記分離大豆蛋白
3Kgおよび粗アミラーゼとしてテナーゼ(協和マ
イルズ社製の商品名)150gを加えて上記と同様
にして50℃の温度で30分間反反応させた。 因に、上記第1段階での酵素反応前の混合液の
粘度は7ポイズであつたが、反応後の反応混合液
の粘度は0.8ポイズに底下し、また、この反応混
合液に第2段階として分離大豆蛋白とp―アミラ
ーゼを添加したものの粘度は80ポイズであつた
が、酵素反応後には粘度は50ポイズに低下した。 上述のように2段階の酵素反応によつて23%の
濃度の蛋白溶液26Kgが得られた。 ついで、このようにして得られた高濃度蛋白溶
液に大豆硬化油(融点34℃)15Kg、脱脂粉乳1.5
Kg、食塩800g、乳化剤800g、クエン酸400g、
安定剤としてのキサンタンガム50g、フレーバー
40g、着色料70g、および調味料10gを加えたも
のをステフアン乳化釜に入れ、高速撹拌
(750rpm)しながら、85℃の温度になるまで加熱
融解させて均一な乳化物を得た。この乳化物を10
℃以下に冷却してチーズ様食品を得た。 次に、このようにして得られたチーズ様食品の
物性および品質について官能評価を行なつた結果
を下記表に示す。なお、比較として、上記実施例
においてテナーゼおよびP―アミラーゼに代えて
市敗のアルカラーゼを用いるほかは、同様な手順
に従つてチーズ様食品を調製したものについて同
様の官能評価を行なつた結果も併わせ表に示し
た。
【表】
上記表にみられるように、本発明によつて得ら
れる製品の物性および品質は比較例に比し組織お
よび風味の点で優れていることがわかる。
れる製品の物性および品質は比較例に比し組織お
よび風味の点で優れていることがわかる。
添付図は、分離大豆蛋白に粗アミラーゼを作用
させた場合にみられる大豆蛋白の変化の状態を示
したものである。
させた場合にみられる大豆蛋白の変化の状態を示
したものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 分離大豆蛋白に、微量の蛋白分解酵素が混在
する粗アミラーゼを作用させて該大豆蛋白を加水
分解して高濃度蛋白溶液を調製し、該蛋白溶液を
基材とし、これにカゼイン、食用油脂、食塩およ
び乳化剤等のチーズ様食品の製造上用いられる添
加物を添加して加熱乳化した後、冷却することを
特徴とするチーズ様食品の製造法。 2 分離大豆蛋白の半量を、微量の蛋白分解酵素
が混在する粗アミラーゼで処理して加水分解し、
得られた蛋白溶液に分離大豆蛋白の残りの半量と
微量の蛋白分解酵素が混在する同一もしくは他の
種類の粗アミラーゼを添加して加水分解して約20
〜約35%の高濃度蛋白溶液を調製する特許請求の
範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59104680A JPS60251840A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | チ−ズ様食品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59104680A JPS60251840A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | チ−ズ様食品の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60251840A JPS60251840A (ja) | 1985-12-12 |
| JPS6249014B2 true JPS6249014B2 (ja) | 1987-10-16 |
Family
ID=14387183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59104680A Granted JPS60251840A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | チ−ズ様食品の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60251840A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0239851A (ja) * | 1988-07-27 | 1990-02-08 | Seiwa Kasei Kk | チーズ様食品 |
| US5480872A (en) * | 1993-05-28 | 1996-01-02 | Abbott Laboratories | Method of providing enternal nutritional support to persons infected with human immunodeficiency virus |
| US5514655A (en) * | 1993-05-28 | 1996-05-07 | Abbott Laboratories | Enteral nutritional with protein system containing soy protein hydrolysate and intact protein |
| US5403826A (en) * | 1993-05-28 | 1995-04-04 | Abbott Laboratories | Nutritional product for persons infected with human immunodeficiency virus |
| US5547927A (en) * | 1993-05-28 | 1996-08-20 | Abbott Laboratories | Enteral nutritional product for patients undergoing radiation therapy and/or chemotherapy |
| US5514656A (en) * | 1993-05-28 | 1996-05-07 | Abbott Laboratories | Method of providing enteral nutritional support for patients undergoing radiation therapy and/or chemotherapy |
| FR3019005B1 (fr) * | 2014-03-26 | 2021-03-26 | Roquette Freres | Assemblage d'au moins une proteine vegetale et d'au moins une proteine laitiere, sa preparation et ses utilisations |
| JP7755940B2 (ja) * | 2021-04-21 | 2025-10-17 | 日清オイリオグループ株式会社 | クリームチーズ様加工品 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5032296B2 (ja) * | 1972-05-02 | 1975-10-20 | ||
| JPS5918021B2 (ja) * | 1977-03-26 | 1984-04-25 | 味の素株式会社 | 蛋白食品の製造法 |
-
1984
- 1984-05-25 JP JP59104680A patent/JPS60251840A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60251840A (ja) | 1985-12-12 |
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