JPS6247649A - 静電像現像用トナ− - Google Patents

静電像現像用トナ−

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JPS6247649A
JPS6247649A JP60187349A JP18734985A JPS6247649A JP S6247649 A JPS6247649 A JP S6247649A JP 60187349 A JP60187349 A JP 60187349A JP 18734985 A JP18734985 A JP 18734985A JP S6247649 A JPS6247649 A JP S6247649A
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JP
Japan
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toner
block
copolymer
crystalline
amorphous
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JP60187349A
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Kunio Akimoto
秋本 国夫
Satoru Ikeuchi
池内 覚
Akitoshi Matsubara
昭年 松原
Yoshio Takizawa
喜夫 滝沢
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08784Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
    • G03G9/08788Block polymers

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電印刷法、静電記録法などに
おいて形成される静電像の現像に用いられる静電像現像
用トナーに関するものである。
〔発明の背景〕
例えば電子写真法においては、通常、光4電性感光体よ
りなる静電像担持体に帯電、露光により静電潜像を形成
し、次いでこの静電潜像を、樹脂よりなるバインダー中
に着色剤などを、含有せしめてなる微粒子状のトナーに
よって現像し、得られたトナー像を転写紙などの支持体
に転写し定着して可視画像が形成される。
このように可視画像を得るためにはトド−像を定着する
ことが必要であり、従来においでは熱効率が高くて高速
定着が可能な熱ローラ定着方式が広く採用されている。
しかるに最近においては、種々の観点から、熱ローラの
温度をより低くした状態でしかも高速に定着処理を行う
ことが強く要求されており、トナーとしてもそのような
要請を充分に満足させるものが求められている。
更にトナーにおいては、使用もしくは貯蔵環境条件下に
おいて凝集せずに粉体として安定に存在し得ること、即
ち耐ブロッキング性に優れていることが必要であり、更
に定着法として好ましい熱ローラ定着方式においては、
オフセント現象即ち定着時に像を構成するトナーの一部
が熱ローラの表面に転移し、これが次に送られて来る転
写紙に再転移して画像を汚すという現象が発生し易いの
でトナーにオフセット現象の発生を防止する性能即ち非
オフセント性を付与せしめることが必要とされる。
〔従来の技術〕
従来においては、例えば特開昭50−87032号に開
示されているように、トナーを構成するバインダー樹脂
として、低融点の結晶化可能な重合体部分と非晶質の重
合体部分とが化学的に結合されてなる重合体を用いる技
術、或いは特開昭59−3446号に開示されているよ
うに、トナーを構成するバインダー樹脂として、低融点
の結晶質ブロックとこの結晶質ブロックの融点よりは、
10℃高いガラス転移点を有する非晶質ブロックとを分
子中に含有する熱可塑性重合体を用いる技術が提案され
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、特開昭50−87032号の技術におい
ては、100℃前後の低い温度で定着処理を施すことは
可能であるがオフセント現象が発生する欠点があり、ま
た粉砕性が悪いために通常の粉砕工程を含む方法によっ
てはトナーとして必要な粒子径にまで粉砕することがで
きない欠点がある。
一方、特開昭59−3446号に開示された技術手段に
おいては、バインダーにおける結晶性ポリマー成分の含
有割合が多いために、得られるトナーの流動性が悪くて
充分な現像性が得られず、しかも同じ理由でトナーの耐
久性が悪くて安定に可視画像を5形成することができな
い。
〔発明の目的〕
本発明は以上の如き事情に基いてなされたものであって
、その目的は、80〜130℃のような低温においても
充分定着することができてしかもそのような温度範囲に
おいて非オフセット性が良好で、更に優れた保存性、流
動性、帯電性を有していて良好な可視画像を安定して形
成することのできる静電像現像用トナーを提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は、結晶性ブロックの少なくとも1つと無
定形ブロックの少なくとも1つが化学的に結合してなる
共重合体をバインダーとして含有してなり、前記結晶性
ブロックの融点が50〜120℃であり、前記無定形ブ
ロックは前記結晶性ブロックと実質的に相溶性であって
20〜50℃未満のガラス転移点を有し、かつ前記共重
合体における前記結晶性ブロックの含有割合が40〜7
0重量%であることを特徴とする静電像現像用トナーに
よって達成される。
〔作用〕
斯かる静電像現像用トナーによれば、そのパイ  ・ン
ダーを構成する共重合体樹脂が特定の結晶性ブロックと
特定の無定形ブロックとが特定の関係において結合され
た樹脂よりなるものであるため、80〜130℃のよう
な低温においても充分定着することができてしかもその
ような温度範囲において非オフセント性が良好で、更に
優れた保存性、流動性、帯電性を存していて良好な可視
画像を安定して形成することができる。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明においては、結晶性ブロックと無定形ブロックと
よりなり、当該結晶性ブロックの少な(とも1つと無定
形ブロックの少なくとも1つとがブロック状もしくはグ
ラフト状に化学的に連結されてなる共重合体よりなる樹
脂をバインダーとして用いる。この共重合体において、
結晶性ブロックはその融点Tmが50〜120℃の重合
体成分であり、無定形ブロックは、そのガラス転移点T
gが20〜50℃未満で前記結晶性ブロックとは相溶性
の重合体成分である。また当該共重合体における前記結
晶性ブロックの割合は40〜70重量%である。
以上のような特定の共重合体は、例えば通常のブロック
共重合体であってもよいし、或いは一方のブロックの主
鎖とこれにグラフト的に結合された他方のブロックとに
よるグラフト共重合体であうでもよいが特にブロック共
重合体が好ましい。
そして例えば当該結晶性ブロックおよび無定形ブロック
とよりなる樹脂を共通の溶剤に溶解した上で適当なカン
プリング剤を作用させて結合させる方法によって得るこ
とができる。
以上において、結晶性ブロックとしてはその融点Tmが
50〜120℃のものが用いられるが、融点Tmが50
℃未満のものを用いる場合には、得られるトナーの保存
性が不良となり、一方120℃を超えるものを用いる場
合には当然のことながら低温での定着が不十分となる。
無定形ブロックとしては、そのガラス転移点Tgが20
〜50℃未満のものが用いられるが、ガラス転移点Tg
の値が20℃より低いときには、得られるトナーの保存
性が不良となると共に粉砕性が不良となる。
前記共重合体においては、結晶性ブロックが少なくとも
40重量%以上の割合で含有されることが必要である。
40重■%未満では、耐ブロッキング性が低下して保存
性が不十分となる。この結晶性ブロックの含有割合は7
0重量%以下であることが好ましく、それを超える場合
には非オフセット性が不十分となり、耐久性が悪くなる
ことがある。
また当該共重合体は、温度80〜130℃における動的
弾性率G°の値の少なくとも一点が2.0X10’〜1
.0X105dy口/−5温度80〜130℃における
動的粘性率η゛の値の少なくとも一点が1.lX105
ボイズ以下であることが好ましい。
以上における結晶性ブロックの融点Tm、無定形ブロッ
クのガラス転移点Tgおよび共重合体の動的弾性率は次
のようにして測定することができる。
〈結晶性ブロックの融点Tmの測定〉 示差走査熱量測定法CD5C)に従い、結晶性ブロック
として無定形ブロックと結合されるべき重合体を試料と
し、その10mgのものを一定の昇温速度(10℃/m
1n)で加熱したときの融解ピーク値を融点Tmとする
〈無定形ブロックのガラス転移点Tgの測定〉示差走査
熱量測定法(DSC)に従い、無定形ブロンクとして結
晶性ブロックと結合されるべき重合体を試料とし、その
10mgのものを一定の昇温速度(10℃/m1n)で
加熱し、ヘースラインと吸熱ピークの傾線との交点より
ガラス転移点Tgを得る。
く共重合体の動的弾性率の測定〉 共重合体の試料をある一定の温度で溶融し、この溶融状
態の試料に正弦波振動を加え、ねじれの振幅比と位相差
から動的弾性率を得る。
本発明において結晶性ブロックのための重合体として用
いることのできるものの具体例を挙げると次の通りであ
る。
ポリオレフィン類: ポリ−1−ブテン、ポリ−3−メチルブテン、ポリ−1
−へキサデセン、ポリ−1−オクタデセン、ポリ−1−
ペンテン、ポリ−4−メチルペンテン、その他 ポリビニルエステル類: ポリアクリル酸アリルエステル、ポリアクリル酸イソブ
チルエステル、ポリアクリル酸デシルエステル、ポリア
クリル酸オクタデシルエステル、ポリアクリル酸ドデシ
ルエステル、その他ポリジエン類: 1.2−ポリ−1,3−ブタジェン(アイソタクチック
)、トランス−1,4−ポリ−1,3−ブタジェン、シ
ス−1,4−ポリ−2−t−ブチル−1゜3−ブタジェ
ン、シス−クロロプレン、トランス−クロロブレン、ト
ランス−1,4−ポリ−1゜3−へブタジェン(アイソ
タクチック)、トランス−1,4−ポリ−6−メチル−
1,3−へブタジェン(アイソタクチック)、トランス
−1,4−ポリ−1,3−へキサジエン(アイソタクチ
ック)、トランス−1,4−ポリ−5−メチル−1,3
〜へキサジエン(アイソタクチック)、その他ポリエス
テル類: ポリデカメチレンアジベート、ポリデカメチレンアゼラ
ード、ポリデカメチレンアジベ−ト、ポリデカメチレン
セバケート、ポリデカメチレンサクシネート、ポリエチ
レンセバケート、ポリエチレンセバケート、ポリエチレ
ンサクシネート、ポリへキサメチレンセバケート、ポリ
へキサメチレンスへレート、ポリへキサメチレンセバケ
−ト、ポリへキサメチレンサクシネー]・、ポリ−10
−ヒドロキシカプリル酸、ポリ−6−ヒドロキシカプロ
ン酸、ポリ−3−ヒドロキシプロピオン酸、その他 ポリエーテル類: ポリブチルビニルエーテル、ポリイソブチルビニルエー
テル、ポリイソプロピルビニルエーテル、ポリエチルビ
ニルエーテル、ポリ−2−メトキシエチルビニルエーテ
ル、その他 ポリオキサイド頚: ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、
ポリへキサメチレンオキサイド、ポリオクタメチレンオ
キサイド、ポリノナメチレンオキサイド、ポリデカメチ
レンオキサイド、ポリクロロメチルエチレンオキサイド
、その他ポリスルフィド類、ポリスルホン類: ポリエチレンジスルフィド、ポリテトラメチレンスルフ
ィド、ポリペンタメチレンスルフィド、ポリへキサメチ
レンスルフィド、ポリデカメチレンスルフィド、ポリテ
トラメチレンスルホン、その他 ポリサッカライド類: ポリ−1,4−B−D−グルコーストリカプリレート、
その他 上記以外のもの; ポリ−4−(4−メチルチオフェノキシ)−エチレンア
ミン、ポリ−6−メルカプトカプロン酸、ポリジプロピ
ルシロキサン、その他 以上のうち、特にポリエステル類が好ましく用いられる
本発明において無定形ブロックのための重合体としては
、従来トナーのバインダーとして使用されているものを
用いることができ、好ましいものとしては、例えばスチ
レン−アクリル系樹脂、スチレシーブタジエン系樹脂、
ポリエステル樹脂を挙げることができる。特に好ましい
ものはポリエステル樹脂である。
本発明において無定形ブロックとして用いることのでき
るポリエステル樹脂は、アルコールとカルボン酸との縮
重合によって得られるが、用いられるアルコールとして
は、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、1.2−プロピレングリコ
ール、1.3−プロピレングリコール、1.4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1.4−ブチンジ
オール等のジオール類、1.4−ビス(ヒドロキシメチ
ル)シクロヘキサン、およびビスフェノールA1水素添
加ビスフエノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノ
ールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等の
エーテル化ビスフェノールAM、その他の二価のアルコ
ール単量体を挙げることができる。
またカルボン酸としては、例えばマレイン酸、フマール
酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロ
ヘキザンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セパチ
ン酸、マロン酸、これらの酸の無水物、低級アルキルエ
ステルとリルイン酸の二重体、その他の二価の存機酸単
量体を埜げることができる。
本発明において無定形ブロックとして用いるポリエステ
ル樹脂としては、以上の二官能性の単量体のみによる重
合体のみでなく、三官能以上の多官能性昨1体による成
分を含有する重合体も好適なものとして挙げることがで
きる。このような多官能性単量体である三価以上の多価
アルコール単量体としては、例えばソルビトール、1.
2,3.6−ヘキサンテトロール、lI4−ソルビタン
、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ト
リペンタエリスリトール、蔗ネ唐、1.2.4−フ゛タ
ントリオール、1,2.5−ペンタントリオール、グリ
セロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル
−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロ
キシメチルベンゼン、その他を挙げることができる。
また三価以上の多価カルボン酸ttutt体としては、
例えば1.2.4−ヘンゼントリカルポン酸、1,2.
5−ヘンゼントリカルポン酸、1,2.4−シクロヘキ
サントリカルボン酸、2,5.7−ナフタレントリカル
ボン酸、1,2.4−ナフタレントリカルボン酸、1.
2.4−ブタントリカルボン酸、1.2.5−ヘキサン
トリカルボン酸、1,3−ジカルボキシ−2−メチルカ
ルボキシプロペン、1,3−ジカルボキシー2−メチル
−2−メチレンカルボキンプロパン、テトラ(メチレン
カルボキシ)メタン、1,2,7.L−オクタンテトラ
カルボン酸、エンボール三量体酸、およびこれらの酸無
水物、その他を挙げることができる。
以上の共重合体において、結晶性ブロックと無定形ブロ
ックとは互いに相溶性ものを用いる。ここに「相溶性」
とは、両者の化学構造が同一または類似しあるいは官能
基の作用により両者が十分に分散することをいい、溶解
性パラメーター例えば、フエドースの方法によるs、p
、値(R,F、 pedors。
Polym、 Eng、 Sci、、 14. (2)
 147(1974))の差が0.5以内のものである
本発明静電像現像用トナーは、以上のような特定の共重
合体よりなるバインダー中に着色剤及び必要に応して添
加される磁性体、特性改良剤を含有して成るものである
着色剤としては、カーボンブランク、ニグロシン染料(
C,1,No、50415B)、アニリンブルー(C,
I。
No、50405) 、カルコオイルブルー(C,r、
No、azoecBlue 3) 、クロムイエロー(
C,1,No、14090) 、ウルトラマリンブルー
(C,1,No、77103) 、デュポンオイルレッ
ド(C,1,No、26105) 、キノリンイエロー
 (C,1,No、47005) 、メチレンブルーク
ロライド(C,1,No、52015) 、フタロシア
ニンブルー(C,I。
No、74160) 、マラカイトグリーンオフサレー
ト(C,1,No、42000)、ランプブラック(C
,1,No、77266)ローズヘンガル(C,r、N
o、45435) 、これらの混合物、その他を挙げる
ことができる。これら着色剤は、十分な濃度の可視像が
形成されるに十分な割合で含有されることが必要であり
、通常バインダー100重量部に対して1〜20重景部
程度である。
前記磁性体としては、フェライト、マグネタイトを始め
とする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す金属
若しくは合金又はこれらの元素を含む化合物、或いは強
磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって
強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン−銅−ア
ルミニウム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを
含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、又は二酸化
クロム、その他を挙げることができる。これらの磁性体
は平均粒径0.1〜1ミクロンの微粉末の形でバインダ
ー中に均一に分散される。そしてその含有、量は、トナ
ー100重量部当り20〜70重量部、好ましくは40
〜70重量部である。
前記特性改良剤としては、荷電制御剤、その他がある。
〔発明の効果〕
本発明静電像現像用トナーは、以上のように結晶性ブロ
ックと無定形ブロックとが化学的に結合してなる共重合
体をバインダーとして含有してなるものであり、当該結
晶性プロ、りの融点が50〜120°Cであるためトナ
ーの軟化点が低くて80〜130℃もの低温に設定した
加熱ローラによっても当該トナーによる像を十分に定着
させることができると共に、無定形ブロックが含有され
ているために定着時における溶融トナーの粘弾性が適当
な大きさとなって優れた非オフセット性が得られる。
そして結晶性ブロックと無定形ブロックは相溶性のもの
であって得られる共重合体のガラス転移点が無定形ブロ
ックのガラス転移点よりも低下するようになる上、無定
形ブロックは20〜50℃未満と比較的に低いガラス転
移点を有するものであるが、結晶性ブロックの含有され
る割合が40〜70重品%であることにより、トナーの
耐ブロッキング性が良好で保存性が優れたものとなり、
良好な流動性が得られ、耐久性も良好なものとなる。そ
の結果、本発明トナーを静電像の現像に用いて優れた可
視画像を安定に形成することができる。また上記のよう
に共重合体のガラス転移点Tgがあまり低くならないの
で、優れた粉砕性が得られてトナーのコストを低くする
ことができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について詳細に説明するがこれらの
実施例に本発明が限定されるものではない。
実施例1 ポリエチレンセバケートよりなる結晶性ブロック(融点
Tmニア2℃、重量平均分子ff1Mw : 10,4
00、s、p、値: 10.7 (cal/cm’)”
” )と、ポリヘキ4J−メチレンイソフタレートより
なる無定形ブロック(ガラス転移点Tg+45℃、重量
平均分子IJMw:17.300、s、p、値: 11
.0 (cal/cn+3)”” )とをヘキサメチレ
ンジイソシアナートによりカップリングしてブロック共
重合体lを得た。このブロック共重合体1の動的弾性率
は1. I X 10’dyn/c+J (100℃)
、粘性率は2.9 X 10’ポイズ(100℃)、重
量平均分子量Mwは41 、200、結晶性ブロックの
含有率は40重量%であった。
このブロック共重合体1の100重量部と、カーボンブ
ラック「モーガルLJ  (キャボソト社製)の]O重
最重量を混合して、予備分散した後加熱ロールにより混
練し、冷却後粉砕して平均粒径11μmのトナーを製造
した。
このトナー102重量部と、平均粒径100,17mの
樹脂被覆キャリアの98重量部とを混合して現像剤を調
製し、この現像剤を用いて電子写真複写機r U −B
ix 1600J  (小西六写真工業社製)により静
電像の形成及び現像を行ない、得られたトナー像を転写
紙上に転写したうえ加熱ローラ定着器により定着して複
写画像を形成する実写テストをjテない、定着可能な加
熱ローラの最低温度(定着温度)およびオフセント現象
が生ずる最低温度(オフセット発生温度)を測定した。
更に上記トナーを、温度45℃、湿度43%の雰囲気下
に2時間放置してブロッキングが生ずるか否かによって
保存性の良否について調べた。結果は第1表に示すとお
りである。
実施例2 次の結晶性ブロックおよび無定形ブロックを用い、実施
例1と同様にしてブロック共重合体2を作り、これによ
りトナーを得、更に静電像現像剤を製造し、また同様の
テストを行った。
く結晶性ブロック〉 ポリ−6−ヒドロキシカプロン酸 (融点Tm:53℃、重量平均分子量Mw : 13.
200、s、p、値: 11.0 (cat/cm3)
”” )く無定形ブロック〉 77/L’lL!:、ポリオキシプロピレン−(2,2
)−2,2−ヒス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
とによるポリエステル (ガラス転移点Tg : 31.0℃、重量平均分子量
Mw : 5,700 、S、P、値: 11.3 (
cal/cm’)”” )ブロック共重合体2の特性お
よびトナーの特性についてのテストの結果は第1表に示
すとおりである。
実施例3 次の結晶性ブロックおよび無定形ブロックを用い、実施
例】と同様にしてブロック共重合体3を作り、これによ
りトナーを得、更に静電像現像剤を製造し、また同様の
テストを行った。
〈結晶性ブロック〉 ポリ−6−ヒドロキシカプロン酸 (融点Tm:53℃、重量平均分子N Mw : 13
.200、s、p、値: 11.0 (cal/cm’
)”” )く無定形ブロック〉 ポリへキサメチレンイソフタレート (ガラス転移点Tg:  45.0℃、重量平均分子量
Mw : 17,300、s、p、値: 11.0 (
cal/cm’)”” )ブロック共重合体3の特性お
よびトナーの特性についてのテストの結果は第1表に示
すとおりである。
比較例1 次の結晶性ブロックおよび無定形ブロックを用い、実施
例1と同様にして比較用ブロック共重合体1を作り、こ
れによりトナーを得、更に静電像現像剤を製造し、また
同様のテストを行った。
く結晶性ブロック〉 ポリエチレンセバケート (融点Tmニア2’C1重量平均分子fi Mw : 
10.400、s、p、値: 10.7 (cal/c
m’)”2)〈無定形ブロック〉 ポリへキサメチレンイソフタレート (ガラス転移点Tg :  45.0℃、重量平均分子
量Mw : 17,300、s、p、値: 11.0 
(cat/cmff)”” )ブロック共重合体4の特
性およびトナーの特性についてのテストの結果は第1表
に示すとおりである。
比較例2 次の結晶性ブロックおよび無定形プロ、りを用い、実施
例1と同様にして比較用ブロック共重合体2を作り、こ
れによりトナーを得、更に静電像現像剤を製造し、また
同様のテストを行った。
〈結晶性ブロック〉 ポリへキサメチレンセバケート (融点Tm:64℃、重量平均分子1Mw : 14.
000、s、p、値: 10.2 (cat/cm3)
”” )〈無定形ブロック〉 ポリ−(2−メチル−2−プロピル’)−1,3−プロ
ピレンセバケート (ガラス転移点Tg ニー59.0℃、重量平均分子量
Mw  :  25,900 、 s、p、 イ直 :
  9 .9  (cat/cm’)””  )比較用
ブロック共重合体2の特性およびトナーの特性について
のテストの結果は第1表に示すとおりである。
なお第1表において、共重合体に係る「割合」は、共重
合体における結晶性ブロックの含有割合である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)結晶性ブロックの少なくとも1つと無定形ブロック
    の少なくとも1つが化学的に結合してなる共重合体をバ
    インダーとして含有してなり、前記結晶性ブロックの融
    点が50〜120℃であり、前記無定形ブロックは前記
    結晶性ブロックと実質的に相溶性であって20〜50℃
    未満のガラス転移点を有し、かつ前記共重合体における
    前記結晶性ブロックの含有割合が40〜70重量%であ
    ることを特徴とする静電像現像用トナー。
JP60187349A 1985-08-28 1985-08-28 静電像現像用トナ− Pending JPS6247649A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5418102A (en) * 1990-11-29 1995-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Developer for developing electrostatic image, image forming method, toner imager fixing method and image forming apparatus
US7575841B2 (en) 2005-08-24 2009-08-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Toner for electrophotography, manufacturing method of toner for electrophotography, developer for electrophotography, and image forming method
DE102015104617A1 (de) 2014-03-28 2015-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Toner

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DE102015104617A1 (de) 2014-03-28 2015-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Toner
US9309349B2 (en) 2014-03-28 2016-04-12 Canon Kabushiki Kaisha Toner

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