JPS6245951B2 - - Google Patents
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- JPS6245951B2 JPS6245951B2 JP57187268A JP18726882A JPS6245951B2 JP S6245951 B2 JPS6245951 B2 JP S6245951B2 JP 57187268 A JP57187268 A JP 57187268A JP 18726882 A JP18726882 A JP 18726882A JP S6245951 B2 JPS6245951 B2 JP S6245951B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bit
- drill rod
- drilling device
- air hammer
- support part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH DRILLING; MINING
- E21B—EARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B10/00—Drill bits
- E21B10/02—Core bits
- E21B10/04—Core bits with core destroying means
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH DRILLING; MINING
- E21B—EARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B10/00—Drill bits
- E21B10/46—Drill bits characterised by wear resisting parts, e.g. diamond inserts
- E21B10/56—Button-type inserts
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH DRILLING; MINING
- E21B—EARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B4/00—Drives for drilling, used in the borehole
- E21B4/06—Down-hole impacting means, e.g. hammers
- E21B4/14—Fluid operated hammers
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、空圧打撃式拡孔掘削装置に係り、特
に崩壊層等を掘削する際に行われるケーシング工
法で用いられる空圧打撃式拡孔掘削装置に関す
る。
に崩壊層等を掘削する際に行われるケーシング工
法で用いられる空圧打撃式拡孔掘削装置に関す
る。
従来、拡孔掘削装置が種々提案されている。例
えば実開昭49−116404号明細書に開示されている
ように、掘削装置本体にその回転中心と偏心した
位置にビツト軸を設け、このビツト軸に断面が略
長方形状のビツトを取付けた拡孔掘削装置が開示
されている。この拡孔掘削装置はビツトが縮径時
には本体内の切欠凹部に収納され、拡径時に於い
て掘削装置本体側方から突出して拡孔掘削するも
のである。しかしながら実開昭49−116404号明細
書に開示の掘削装置は、偏心したビツト軸が１軸
でアンバランスである為、拡孔掘削中に於いて側
圧を受け、掘削孔中心が徐々に当初の位置からず
れる不具合がある。この為前記のような拡孔掘削
装置は、予めパイロツトホールを掘削し、その後
このような拡孔掘削装置を所定の位置まで挿入
し、拡孔する必要がある。また、たとえパイロツ
トホールを掘削したにしても、掘削箇所に硬い岩
盤層があると掘削装置が側圧を受けて掘削孔中心
がずれる不具合がある。
えば実開昭49−116404号明細書に開示されている
ように、掘削装置本体にその回転中心と偏心した
位置にビツト軸を設け、このビツト軸に断面が略
長方形状のビツトを取付けた拡孔掘削装置が開示
されている。この拡孔掘削装置はビツトが縮径時
には本体内の切欠凹部に収納され、拡径時に於い
て掘削装置本体側方から突出して拡孔掘削するも
のである。しかしながら実開昭49−116404号明細
書に開示の掘削装置は、偏心したビツト軸が１軸
でアンバランスである為、拡孔掘削中に於いて側
圧を受け、掘削孔中心が徐々に当初の位置からず
れる不具合がある。この為前記のような拡孔掘削
装置は、予めパイロツトホールを掘削し、その後
このような拡孔掘削装置を所定の位置まで挿入
し、拡孔する必要がある。また、たとえパイロツ
トホールを掘削したにしても、掘削箇所に硬い岩
盤層があると掘削装置が側圧を受けて掘削孔中心
がずれる不具合がある。
また、別の従来の拡孔掘削装置で本出願人に係
わる特公昭56−596号明細書に開示の拡孔掘削装
置が提案されている。この拡孔掘削装置は、回転
する掘削装置本体に一対のウオーターハンマを対
向して設け、この各ウオーターハンマの下部に回
転することにより外形が変化する拡縮ビツトを設
けた構成になつている。しかしながらこのような
一対のウオーターハンマを設けた拡孔掘削装置
は、両側の一対のビツトによつてバランスをとり
側圧の悪影響から回避し更にウオーターハンマか
らの打撃力により硬い岩盤層等の地層にも適用で
きるという利点はあるが次のような欠点を有して
いる。即ち地層が硬い岩盤層と柔かい地層の境界
面を掘削している場合若しくは孔底が凹凸した崩
壊層を掘削している場合等に、前記特公昭56−
596号の明細書の拡孔掘削装置は、各ウオーター
ハンマからの打撃力により２本のビツトが交互に
下方に向けて打撃力を受けるので、軟質の地層に
位置するビツトはその打撃力で地中に深く埋込ま
れ、一方岩盤上に位置するビツトがその硬い地層
の為柔かい地層ほど地中に埋込まれない。このよ
うな状態に於いては各ビツトの上下位置が異なつ
ている為、掘削装置本体が回転しようとしても、
軟質層に埋込まれたビツトは岩盤の影響を受けて
回転不能になる場合がある。
わる特公昭56−596号明細書に開示の拡孔掘削装
置が提案されている。この拡孔掘削装置は、回転
する掘削装置本体に一対のウオーターハンマを対
向して設け、この各ウオーターハンマの下部に回
転することにより外形が変化する拡縮ビツトを設
けた構成になつている。しかしながらこのような
一対のウオーターハンマを設けた拡孔掘削装置
は、両側の一対のビツトによつてバランスをとり
側圧の悪影響から回避し更にウオーターハンマか
らの打撃力により硬い岩盤層等の地層にも適用で
きるという利点はあるが次のような欠点を有して
いる。即ち地層が硬い岩盤層と柔かい地層の境界
面を掘削している場合若しくは孔底が凹凸した崩
壊層を掘削している場合等に、前記特公昭56−
596号の明細書の拡孔掘削装置は、各ウオーター
ハンマからの打撃力により２本のビツトが交互に
下方に向けて打撃力を受けるので、軟質の地層に
位置するビツトはその打撃力で地中に深く埋込ま
れ、一方岩盤上に位置するビツトがその硬い地層
の為柔かい地層ほど地中に埋込まれない。このよ
うな状態に於いては各ビツトの上下位置が異なつ
ている為、掘削装置本体が回転しようとしても、
軟質層に埋込まれたビツトは岩盤の影響を受けて
回転不能になる場合がある。
また、掘削装置にエアハンマを設けるのは岩盤
を能率的に掘削するためであるが、反面次のよう
な欠点がある。即ち、エンハンマ掘削はエア掘り
で衝撃を伴なうため、孔が崩壊し易く、その適用
対象は均一な安定した岩盤に限られていた。この
ような欠点を解消する為に、ケーシング工法を使
つたエアハンマ掘削もあるが、掘削後にビツト外
径より大きいケーシングを圧入している為、ケー
シングの挿入が途中で不可能になり、孔の崩壊を
防ぐことは出来ず、掘削不能になる場合がある。
を能率的に掘削するためであるが、反面次のよう
な欠点がある。即ち、エンハンマ掘削はエア掘り
で衝撃を伴なうため、孔が崩壊し易く、その適用
対象は均一な安定した岩盤に限られていた。この
ような欠点を解消する為に、ケーシング工法を使
つたエアハンマ掘削もあるが、掘削後にビツト外
径より大きいケーシングを圧入している為、ケー
シングの挿入が途中で不可能になり、孔の崩壊を
防ぐことは出来ず、掘削不能になる場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、不安定な崩壊層等の多い岩盤、硬、軟質の
境界地層の掘削が可能な空圧打撃式拡孔掘削装置
を提案することを目的としている。本発明は、エ
アハンマ本体先端部に軸方向摺動自在に支持され
エアハンマから打撃力を受けるビツト支持部と、
ビツト支持部にドリルロツドの回転中心と偏心し
た位置に軸方向の移動を拘束されて枢支されると
共にドリルロツドを回転すると掘削孔底面抵抗に
よりドリルロツド回転方向と逆方向に回転して拡
縮し、各々同一面を保つてビツト支持部と共に軸
方向に移動する複数のビツトと、ビツト支持部に
形成されビツトを拡径位置並びに縮径位置に規制
するストツパ部と、を有することを特徴としてい
る。
ので、不安定な崩壊層等の多い岩盤、硬、軟質の
境界地層の掘削が可能な空圧打撃式拡孔掘削装置
を提案することを目的としている。本発明は、エ
アハンマ本体先端部に軸方向摺動自在に支持され
エアハンマから打撃力を受けるビツト支持部と、
ビツト支持部にドリルロツドの回転中心と偏心し
た位置に軸方向の移動を拘束されて枢支されると
共にドリルロツドを回転すると掘削孔底面抵抗に
よりドリルロツド回転方向と逆方向に回転して拡
縮し、各々同一面を保つてビツト支持部と共に軸
方向に移動する複数のビツトと、ビツト支持部に
形成されビツトを拡径位置並びに縮径位置に規制
するストツパ部と、を有することを特徴としてい
る。
以下添付図面に従つて本発明に係わる空圧打撃
式拡孔掘削装置の好ましい実施例を詳説する。
式拡孔掘削装置の好ましい実施例を詳説する。
第１図では本実施例に係わる拡孔掘削装置の概
略構造が示されている。先ずドリルロツド１０の
下部にはエアハンマ１２が設けられ、更にその下
方にはビツト支持部１４を介して複数のビツト１
６が枢支されている。ドリルロツド１０はその上
部に於いて穿孔機１７の回転駆動源１８からの回
転力により回転されるようになつている。更にド
リルロツド１０の上部にはスイベル２０が設けら
れ、ハンマ１２内のピストンラムを動かすと共に
掘削スライムを排除する為の圧縮エアを供給する
ようになつている。尚符号２２は掘削孔の孔壁の
崩壊を防ぐ為に設けられるケーシングパイプであ
り、このケーシングパイプ２２はケーシングホル
ダ２４に保持され、ビツト１６の掘削進度に従つ
て徐々に下方へ挿入されるようになつている。ま
た２１はエアコンプレツサ、２３は掘削スライム
を捕集するダストコレクタである。
略構造が示されている。先ずドリルロツド１０の
下部にはエアハンマ１２が設けられ、更にその下
方にはビツト支持部１４を介して複数のビツト１
６が枢支されている。ドリルロツド１０はその上
部に於いて穿孔機１７の回転駆動源１８からの回
転力により回転されるようになつている。更にド
リルロツド１０の上部にはスイベル２０が設けら
れ、ハンマ１２内のピストンラムを動かすと共に
掘削スライムを排除する為の圧縮エアを供給する
ようになつている。尚符号２２は掘削孔の孔壁の
崩壊を防ぐ為に設けられるケーシングパイプであ
り、このケーシングパイプ２２はケーシングホル
ダ２４に保持され、ビツト１６の掘削進度に従つ
て徐々に下方へ挿入されるようになつている。ま
た２１はエアコンプレツサ、２３は掘削スライム
を捕集するダストコレクタである。
第２図では本実施例に係わる要部の詳細な構造
が示されている。第１図に於いて示すエアハンマ
１２は、エアハンマ本体１３と、エアハンマ本体
１３内をエア圧により上下動をするピストンラム
２６とから構成される。ビツト支持部１４はエア
ハンマ本体１３の下部の内周面にスプライン結合
２８によりエアハンマ本体１３に軸方向摺動自在
に支持されている。
が示されている。第１図に於いて示すエアハンマ
１２は、エアハンマ本体１３と、エアハンマ本体
１３内をエア圧により上下動をするピストンラム
２６とから構成される。ビツト支持部１４はエア
ハンマ本体１３の下部の内周面にスプライン結合
２８によりエアハンマ本体１３に軸方向摺動自在
に支持されている。
エアハンマ本体１３の下部にはスプライン結合
２８の上部に落下防止用ストツパ３０が設けら
れ、ビツト支持部１４は、その上端部１５がスト
ツパ３０に当接するまでの範囲内でピストンラム
２６の打撃力を受けて下方に移動できる。ビツト
支持部１４にはビツト１６のビツト軸３２がビツ
ト支持部１４の軸心の回りに複数個枢支され、ビ
ツト軸３２は一定角度で回動自在である。即ち第
３図に示すようにビツト軸３２の外周面には突起
部３４，３４が形成され、一方ビツト支持部１４
側にも拡径位置用ストツパ面３６，３６並びに縮
径用ストツパ面３８，３８が形成されている。従
つてビツト１６はストツパ面３６，３８で規制さ
れる角度のみ回動することができる。尚、第２
図、第４図の符号４０で示す部材はビツト１６の
落下防止用ピンである。ピン４０を抜き去ると、
ビツト１６をビツト支持部１４から取り外すこと
ができる。ビツト１６は、ピン４０によつて軸方
向の遊びをなくし、ピストンラム２６の打撃力を
ビツト支持部１４から受け、各ビツト１６は常に
同一面を保つて上下動する。
２８の上部に落下防止用ストツパ３０が設けら
れ、ビツト支持部１４は、その上端部１５がスト
ツパ３０に当接するまでの範囲内でピストンラム
２６の打撃力を受けて下方に移動できる。ビツト
支持部１４にはビツト１６のビツト軸３２がビツ
ト支持部１４の軸心の回りに複数個枢支され、ビ
ツト軸３２は一定角度で回動自在である。即ち第
３図に示すようにビツト軸３２の外周面には突起
部３４，３４が形成され、一方ビツト支持部１４
側にも拡径位置用ストツパ面３６，３６並びに縮
径用ストツパ面３８，３８が形成されている。従
つてビツト１６はストツパ面３６，３８で規制さ
れる角度のみ回動することができる。尚、第２
図、第４図の符号４０で示す部材はビツト１６の
落下防止用ピンである。ピン４０を抜き去ると、
ビツト１６をビツト支持部１４から取り外すこと
ができる。ビツト１６は、ピン４０によつて軸方
向の遊びをなくし、ピストンラム２６の打撃力を
ビツト支持部１４から受け、各ビツト１６は常に
同一面を保つて上下動する。
第５図はビツト１６の底面を下方向から見た図
面である。第５図に従つてビツト１６の形状につ
いて説明する。第５図に於てＯはドリルロツド１
０の回転中心であり、O1はビツト軸３２の回転
中心である。ビツト１６は図の実線で示す位置が
拡径掘削をしている状態を示す位置であり、図の
２点鎖線で示す位置は縮径状態を示している。ビ
ツト１６はその外形ＡからＢに於いてはＯを中心
とする半径（拡径時の掘削半径）Ｒの円弧形状を
なし、続いてその外形ＢからＣに於いてはO1を
中心とする半径r1の円弧である。ビツト１６は外
径ＣからＤに於いて徐々にその半径が小さくな
り、Ｄに於いてO1を中心とする半径r2の円弧形状
をなしている。外形ＡからＢの範囲は拡径状態で
外周部を掘削する部分であり、外形ＢからＣは拡
径状態の掘削時に於いてビツトが側壁抵抗により
わずかに逆回動した場合にも拡径時の掘削径を維
持するように設けられた部分である。半径r2の円
弧形状の外形部分はこの部分が外側に位置すると
ビツト１６が縮径状態となる。
面である。第５図に従つてビツト１６の形状につ
いて説明する。第５図に於てＯはドリルロツド１
０の回転中心であり、O1はビツト軸３２の回転
中心である。ビツト１６は図の実線で示す位置が
拡径掘削をしている状態を示す位置であり、図の
２点鎖線で示す位置は縮径状態を示している。ビ
ツト１６はその外形ＡからＢに於いてはＯを中心
とする半径（拡径時の掘削半径）Ｒの円弧形状を
なし、続いてその外形ＢからＣに於いてはO1を
中心とする半径r1の円弧である。ビツト１６は外
径ＣからＤに於いて徐々にその半径が小さくな
り、Ｄに於いてO1を中心とする半径r2の円弧形状
をなしている。外形ＡからＢの範囲は拡径状態で
外周部を掘削する部分であり、外形ＢからＣは拡
径状態の掘削時に於いてビツトが側壁抵抗により
わずかに逆回動した場合にも拡径時の掘削径を維
持するように設けられた部分である。半径r2の円
弧形状の外形部分はこの部分が外側に位置すると
ビツト１６が縮径状態となる。
第２図で示すビツト支持部１４の底面４１並び
にビツト１６の底面４２には所定位置に超硬のメ
タルチツプ４４が埋込まれてエアハンマ１２の衝
撃力を岩盤に伝え、岩石を破壊切削する。またビ
ツト支持部１４とビツト１６にはエア噴出孔４
６，４８が形成される。この噴出孔４６，４８か
らはエアハンマ１２に供したエアが噴出され、掘
削スライムを地上へ排出する。
にビツト１６の底面４２には所定位置に超硬のメ
タルチツプ４４が埋込まれてエアハンマ１２の衝
撃力を岩盤に伝え、岩石を破壊切削する。またビ
ツト支持部１４とビツト１６にはエア噴出孔４
６，４８が形成される。この噴出孔４６，４８か
らはエアハンマ１２に供したエアが噴出され、掘
削スライムを地上へ排出する。
前記の如く構成された本発明に係わる実施例の
作用は次の通りである。先ず第５図に於いてドリ
ルロツド１０が矢印Ｐ方向に回転しようとする
と、ビツト１６は掘削孔底面の掘削抵抗により逆
方向即ちO1を中心に矢印Ｑ方向に回転する。ビ
ツト１６は矢印Ｑ方向に回転しようとすると外形
ABが外側に位置し拡径掘削状態となる。ビツト
１６は第５図の実線で示す位置にくるとストツパ
面３６，３６にその突起部３４，３４が当接して
拘束され、それ以上は回転不能になる。このよう
な状態で掘削装置を回転すると、ビツト１６は第
５図の実線で示す位置で拘束された状態で拡孔掘
削するようになる。このような状態で掘削しなが
らその掘削進度に応じてケーシングパイプ２２を
掘削孔に挿入する。
作用は次の通りである。先ず第５図に於いてドリ
ルロツド１０が矢印Ｐ方向に回転しようとする
と、ビツト１６は掘削孔底面の掘削抵抗により逆
方向即ちO1を中心に矢印Ｑ方向に回転する。ビ
ツト１６は矢印Ｑ方向に回転しようとすると外形
ABが外側に位置し拡径掘削状態となる。ビツト
１６は第５図の実線で示す位置にくるとストツパ
面３６，３６にその突起部３４，３４が当接して
拘束され、それ以上は回転不能になる。このよう
な状態で掘削装置を回転すると、ビツト１６は第
５図の実線で示す位置で拘束された状態で拡孔掘
削するようになる。このような状態で掘削しなが
らその掘削進度に応じてケーシングパイプ２２を
掘削孔に挿入する。
掘削が終了しドリルロツド１０をケーシングパ
イプ２２から抜き去るには次のようにビツト１６
を縮径状態にする。即ちドリルロツド１０を矢印
Ｐと逆方向に回転させると、ビツト１６は掘削孔
底面の掘削抵抗によつて矢印Ｑと逆方向に回転
し、徐々に縮径し、ストツパ面３８，３８で突起
部３４が規制する位置即ち第５図の２点鎖線で示
す位置まで縮径する。この縮径状態に於いてビツ
ト１６はケーシングパイプ２２の内部を通過可能
であり、従つて掘削装置をケーシングパイプ２２
から上方へ抜き去ることができる。
イプ２２から抜き去るには次のようにビツト１６
を縮径状態にする。即ちドリルロツド１０を矢印
Ｐと逆方向に回転させると、ビツト１６は掘削孔
底面の掘削抵抗によつて矢印Ｑと逆方向に回転
し、徐々に縮径し、ストツパ面３８，３８で突起
部３４が規制する位置即ち第５図の２点鎖線で示
す位置まで縮径する。この縮径状態に於いてビツ
ト１６はケーシングパイプ２２の内部を通過可能
であり、従つて掘削装置をケーシングパイプ２２
から上方へ抜き去ることができる。
前記実施例では拡径掘削時に於いては外形AB
に複数のメタルチツプ４４が埋め込まれ、複数の
メタルチツプ４４で掘削抵抗を受けるので、メタ
ルチツプ１個当りの掘削抵抗が減少し、ビツト１
６のライフサイクルが伸びる。
に複数のメタルチツプ４４が埋め込まれ、複数の
メタルチツプ４４で掘削抵抗を受けるので、メタ
ルチツプ１個当りの掘削抵抗が減少し、ビツト１
６のライフサイクルが伸びる。
又前記実施例ではエアーハンマによつて衝撃力
を加えながら回転掘削をしていくので岩盤等の硬
質地層に於いても容易に掘削することができる。
又ビツト１６は120゜間隔で３個設けられている
ので、従来例のように掘削途中に於いて側圧を受
けるようなことはない。又各ビツト１６は１つの
ビツト支持部１４にピン４０を介して取付けら
れ、エアハンマ１２の衝撃力を受けて常に同一面
を保つて上下動する。従つて本実施例では孔底形
状の影響を受けず、凹凸の多い崩壊層や硬、軟質
地層との境界部分に於いてもビツトが回転不能に
なることはなく、支障なく掘削することができ
る。
を加えながら回転掘削をしていくので岩盤等の硬
質地層に於いても容易に掘削することができる。
又ビツト１６は120゜間隔で３個設けられている
ので、従来例のように掘削途中に於いて側圧を受
けるようなことはない。又各ビツト１６は１つの
ビツト支持部１４にピン４０を介して取付けら
れ、エアハンマ１２の衝撃力を受けて常に同一面
を保つて上下動する。従つて本実施例では孔底形
状の影響を受けず、凹凸の多い崩壊層や硬、軟質
地層との境界部分に於いてもビツトが回転不能に
なることはなく、支障なく掘削することができ
る。
前記実施例では、ビツト１６はピン４０を抜く
ことによりビツト支持部１４から取外すことがで
きる。エアハンマ掘削機に於いては、掘削中に先
端ビツト部分の損傷が最も激しいのであるが、本
実施例では損傷したビツト１６のみを交換できる
利点がある。特に大孔径用エアハンマ掘削機で
は、装置の製作費も膨大なものとなる為、先端ビ
ツト部分のみを交換して再掘削できることは製品
寿命も伸び、極めて実用的価値が高い。
ことによりビツト支持部１４から取外すことがで
きる。エアハンマ掘削機に於いては、掘削中に先
端ビツト部分の損傷が最も激しいのであるが、本
実施例では損傷したビツト１６のみを交換できる
利点がある。特に大孔径用エアハンマ掘削機で
は、装置の製作費も膨大なものとなる為、先端ビ
ツト部分のみを交換して再掘削できることは製品
寿命も伸び、極めて実用的価値が高い。
前記実施例に於いて、ビツト軸３２の突起部３
４とストツパ面３６との空間部、若しくは突起部
３４とストツパ面３８との空間部にスペーサを配
置することにより拡縮機能をなくし固定ビツトと
しても使用できる。
４とストツパ面３６との空間部、若しくは突起部
３４とストツパ面３８との空間部にスペーサを配
置することにより拡縮機能をなくし固定ビツトと
しても使用できる。
前記実施例では、ビツト１６に拡縮機能を持た
せ、ビツト１６の拡径状態で掘削してケーシング
パイプ２２を挿入し、掘削終了後にはビツト１６
を縮径状態にしてケーシングパイプ２２内を通過
させて上方に引上げることができるので、崩壊層
のケーシング工法に適する。前記実施例では３個
のビツトを設けたのであるが、これに限定される
ものではなく、複数個のビツトでも可能であり、
例えば２個のビツトを対向して設けてもよい。
せ、ビツト１６の拡径状態で掘削してケーシング
パイプ２２を挿入し、掘削終了後にはビツト１６
を縮径状態にしてケーシングパイプ２２内を通過
させて上方に引上げることができるので、崩壊層
のケーシング工法に適する。前記実施例では３個
のビツトを設けたのであるが、これに限定される
ものではなく、複数個のビツトでも可能であり、
例えば２個のビツトを対向して設けてもよい。
第６図は本発明に係わる他の実施例の構造を示
している。ビツト１６の形状は第５図に示すもの
に限定されるものではなく第６図に示すように円
形の一部を切欠いた欠円ビツトでも所望の目的を
達成することができる。即ち第６図に示すビツト
１６では円欠部５０が外側に位置すると掘削装置
は縮形状態を示し、欠円部でない半径ｒの部分が
外側に位置すると拡径掘削状態に構成することが
できる。このようにビツト１６は、回転すること
によつてその外径形状が変わるものであれば本発
明の目的を達成することができる。
している。ビツト１６の形状は第５図に示すもの
に限定されるものではなく第６図に示すように円
形の一部を切欠いた欠円ビツトでも所望の目的を
達成することができる。即ち第６図に示すビツト
１６では円欠部５０が外側に位置すると掘削装置
は縮形状態を示し、欠円部でない半径ｒの部分が
外側に位置すると拡径掘削状態に構成することが
できる。このようにビツト１６は、回転すること
によつてその外径形状が変わるものであれば本発
明の目的を達成することができる。
以上説明したように本発明に係わる拡孔掘削装
置によればビツトを掘削孔底面に接触した状態で
ドリルロツドを回転させると、ビツトはストツパ
に規制された位置で拡径状態となり、又ドリルロ
ツドを逆方向に回転すると、ビツトはストツパで
規制される縮径状態になり、簡単にケーシングパ
イプから抜き去ることができる。更に本発明に係
わる空圧打撃式拡孔掘削装置によれば各ビツトは
同時に衝撃力が与えられると共に同一平面を保つ
て移動するので崩壊層の多い岩盤、硬、軟質の境
界地層の掘削に特に効果が大である。
置によればビツトを掘削孔底面に接触した状態で
ドリルロツドを回転させると、ビツトはストツパ
に規制された位置で拡径状態となり、又ドリルロ
ツドを逆方向に回転すると、ビツトはストツパで
規制される縮径状態になり、簡単にケーシングパ
イプから抜き去ることができる。更に本発明に係
わる空圧打撃式拡孔掘削装置によれば各ビツトは
同時に衝撃力が与えられると共に同一平面を保つ
て移動するので崩壊層の多い岩盤、硬、軟質の境
界地層の掘削に特に効果が大である。
第１図は本発明に係わる実施例の概略構造を示
す説明図、第２図は本発明に係わる実施例の要部
を示す側断面図、第３図は第２図上で−線に
沿う断面図、第４図は第２図上で−線に沿う
断面図、第５図は第２図上で−線から見た底
面図、第６図は本発明に係わる他の実施例の構造
を示す説明図である。 １０……ドリルロツド、１２……エアーハン
マ、１４……ビツト支持部、１６……ビツト、３
４……ビツトの突起部、３６……拡径用ストツパ
面、３８……縮径用ストツパ面。
す説明図、第２図は本発明に係わる実施例の要部
を示す側断面図、第３図は第２図上で−線に
沿う断面図、第４図は第２図上で−線に沿う
断面図、第５図は第２図上で−線から見た底
面図、第６図は本発明に係わる他の実施例の構造
を示す説明図である。 １０……ドリルロツド、１２……エアーハン
マ、１４……ビツト支持部、１６……ビツト、３
４……ビツトの突起部、３６……拡径用ストツパ
面、３８……縮径用ストツパ面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 回転且つ軸方向に移動可能なドリルロツド
と、ドリルロツド先端部に取付けられたエアハン
マと、を有する空圧打撃式拡孔掘削装置に於い
て、エアハンマ本体先端部に軸方向摺動自在に支
持されエアハンマから打撃力を受けるビツト支持
部と、ビツト支持部の先端部にドリルロツドの回
転中心と偏心した位置に軸方向の移動を拘束され
て枢支されると共にドリルロツドを回転すると掘
削孔底面抵抗によりドリルロツド回転方向と逆方
向に回転して拡縮し、各々同一面を保つてビツト
支持部と共に軸方向に移動する複数のビツトと、
ビツト支持部に形成されビツトの突起部を規制し
てビツトを拡径位置若しくは縮径位置に保持する
ストツパ部と、を有してなる空圧打撃式拡孔掘削
装置。 ２ ビツトはビツト支持部に着脱自在に支持され
ている特許請求の範囲第１項の空圧打撃式拡孔掘
削装置。 ３ ビツトは拡径時の外周面が掘削孔の半径と同
一半径の円弧形状で構成されている特許請求の範
囲第１項の空圧打撃式拡孔掘削装置。 ４ ビツトが欠円形状に構成されている特許請求
の範囲第１項の空圧打撃式拡孔掘削装置。 ５ 回転且つ軸方向に移動可能なドリルロツド
と、ドリルロツド先端部に取付けられたエアハン
マと、を有する空圧打撃式拡孔掘削装置に於い
て、エアハンマ本体先端部に軸方向摺動自在に支
持されエアハンマから打撃力を受けるビツト支持
部と、ビツト支持部の先端部にドリルロツドの回
転中心と偏心した位置に軸方向の移動を拘束され
て枢支されると共に各々同一面を保つてビツト支
持部と共に軸方向に移動する複数のビツトと、ビ
ツト支持部に形成されビツトの突起部を規制して
ビツトを拡径位置若しくは縮径位置に保持するス
トツパ部とから成り、ビツト支持部のストツパ部
とビツトの突起部との間の空間部には着脱自在な
スペーサが配置されることを特徴とする空圧打撃
式拡孔掘削装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57187268A JPS5976391A (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 空圧打撃式拡孔掘削装置 |
| GB08326683A GB2132252B (en) | 1982-10-25 | 1983-10-05 | An air hammer drill device |
| SE8305716A SE8305716L (sv) | 1982-10-25 | 1983-10-18 | Hammarborrningsanordning |
| BE0/211760A BE898065A (fr) | 1982-10-25 | 1983-10-24 | Dispositif de perforation a marteau pneumatique. |
| DE19833338577 DE3338577A1 (de) | 1982-10-25 | 1983-10-24 | Drucklufthammer-bohrvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57187268A JPS5976391A (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 空圧打撃式拡孔掘削装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5976391A JPS5976391A (ja) | 1984-05-01 |
| JPS6245951B2 true JPS6245951B2 (ja) | 1987-09-29 |
Family
ID=16203007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57187268A Granted JPS5976391A (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 空圧打撃式拡孔掘削装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5976391A (ja) |
| BE (1) | BE898065A (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63176585A (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-20 | 横山 弘介 | ハンマ−掘削機 |
| JPS63219792A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-13 | 日本エアドリルシステム株式会社 | 掘削装置 |
| JPS6423185U (ja) * | 1987-07-30 | 1989-02-07 | ||
| JPH0434233Y2 (ja) * | 1987-11-11 | 1992-08-14 | ||
| JP2926838B2 (ja) * | 1990-02-28 | 1999-07-28 | 三菱マテリアル株式会社 | 掘削工具 |
| JP2785421B2 (ja) * | 1990-02-28 | 1998-08-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 掘削工具 |
| JPH03250190A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-07 | Mitsubishi Materials Corp | 掘削工具 |
| JP2574705B2 (ja) * | 1990-06-06 | 1997-01-22 | 鉱研工業株式会社 | リトラクトビット |
| JPH053392U (ja) * | 1991-06-29 | 1993-01-19 | 東洋企画株式会社 | 二重管式掘削ビツト |
| JP2695621B2 (ja) * | 1994-08-23 | 1998-01-14 | テクノドリル株式会社 | 削進先導管装置 |
| JP3468724B2 (ja) * | 1999-07-23 | 2003-11-17 | 関西電力株式会社 | コンクリート杭の打設方法とその装置並びに拡大ヘッド |
-
1982
- 1982-10-25 JP JP57187268A patent/JPS5976391A/ja active Granted
-
1983
- 1983-10-24 BE BE0/211760A patent/BE898065A/fr not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| BE898065A (fr) | 1984-02-15 |
| JPS5976391A (ja) | 1984-05-01 |
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