JPS624572B2 - - Google Patents

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JPS624572B2
JPS624572B2 JP54004750A JP475079A JPS624572B2 JP S624572 B2 JPS624572 B2 JP S624572B2 JP 54004750 A JP54004750 A JP 54004750A JP 475079 A JP475079 A JP 475079A JP S624572 B2 JPS624572 B2 JP S624572B2
Authority
JP
Japan
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piece
caliper
compression member
brake
disc
Prior art date
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Expired
Application number
JP54004750A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5597536A (en
Inventor
Yutaka Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP475079A priority Critical patent/JPS5597536A/ja
Publication of JPS5597536A publication Critical patent/JPS5597536A/ja
Publication of JPS624572B2 publication Critical patent/JPS624572B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は強度低下を来たすことなく、材料費の
節約と機械加工の簡単化に役立つ、デイスクブレ
ーキのキヤリパに関するものである。
[従来の技術] 従来のデイスクブレーキは第1図に例示するよ
うに、制動円板18の一部外周を跨ぐ断面逆U字
状の固定部材1に、制動円板18の側面と平行を
なしかつ板33によつて補強された壁部1a,1
bを構成し、これらの壁部1a,1bの円周方向
中央部分に大きく設けた切欠15に、1対の摩擦
パツド26,27およびキヤリパ2を制動円板1
8と直角な方向に摺動可能に支持し、キヤリパ2
の基端部に形成したシリンダ20にピストン31
を嵌装してなり、シリンダ20へ圧液を供給する
と、ピストン31によつて裏金10に結合した摩
擦パツド27が制動円板18に押付けられる一
方、シリンダ部22から制動円板18を跨いで制
動円板18の反対側の側面に平行に延びる二股状
の反力片5によつて、裏板7に結合した摩擦パツ
ド26が制動円板18に押付けられ、制動力を発
生するようになつている。
従来のキヤリパ2は鋳造によつてシリンダ部2
2と反力片5が一体に構成されているので、次の
ような問題がある。
(1) シリンダ部22の機械加工が困難である。
(2) 加工歩留りが悪い。
(3) 制動円板18を跨ぐ橋絡部分ないし結合部分
と反力片5との強度上から、それほど強度を必
要としないシリンダ部22についても高価なダ
クタイル鋳鉄(FCD)を用いなければならな
い。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的はこのような問題に鑑み、シリン
ダ部と反力片とを分割して構成し、曲げ応力を受
ける橋絡部分において、比較的薄肉の圧縮部材と
ボルトからなる引張部材とをもつて両者を結合し
たデイスクブレーキのキヤリパを提供することに
ある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成は制
動円板の両側に配した1対の摩擦パツドの一方が
ピストンにより、他方が前記ピストンを嵌装する
液圧シリンダ部と反力片を有するキヤリパによ
り、制動円板へ摩擦係合されるデイスクブレーキ
のキヤリパにおいて、前記液圧シリンダ部と前記
反力片とが分割して形成され、前記液圧シリンダ
部と前記反力片との間に制動円板の外周を跨ぎ、
かつ前記反力片と一体に形成された圧縮部材を介
装して互いに突合せ、前記圧縮部材に前記液圧シ
リンダ部に突合される突片を形成し、前記圧縮部
材と平行で前記圧縮部材よりも制動円板の外周側
に接近して配置され、かつ前記突片を貫通するボ
ルトによつて前記液圧シリンダ部と前記反力片と
を結合したものである。
[作用] ブレーキ作用時シリンダ部21と反力片5の結
合部に作用する曲げ応力に対して、圧縮部材21
が圧縮荷重を受け、ボルト34が引張荷重を受け
るので、圧縮部材21は肉厚を薄くしても強度上
十分であり、材料の節減と軽量化が可能となる。
圧縮部材21の端部に設けた突片21aはシリン
ダ部22との広い接合面を提供し、安定した結合
状態を保証する。
[発明の実施例] 本発明の構成を実施例に基づいて説明すると、
第2,3図に示すようにキヤリパ2はシリンダ部
22と反力片5とに分割して構成され、反力片5
は制動円板18の外周を跨いでシリンダ部22と
結合される比較的薄肉の圧縮部材21としての結
合部を一体に備えている。シリンダ部22はピス
トンを嵌装するシリンダ20の開口端面と連続す
る接合面23を備えており、またシリンダ部22
の外周壁から上方に隆起した突壁19に接合面2
3と平行なボルト34を衝合する壁面25を備え
ており、突壁19を横切るボルト穴12にボルト
34が挿通されるようになつている。そして、突
壁19の中央部分は補強リブ24をもつてシリン
ダ部22の端部周壁と一体に結合されている。シ
リンダ20の内周面にはシールリングを装着する
環状溝39と、防塵ブーツを装着する環状溝40
がそれぞれ削設される。
反力片5は二股状となつており、この上端部に
ねじ穴11が設けられる。また、圧縮部材21に
はシリンダ部22の接合面23に突合される平坦
な面を備える突片21aが形成され、この突片2
1aにボルト穴13が設けられている。したがつ
て、圧縮部材21とシリンダ部22との接合面を
広くすることができ、ボルト34の締付け時に反
力片5が傾くのを有効に防止できる。
なお、図示の実施例ではシリンダ部22の周壁
から側方に腕28,29が張出され、これらの腕
に設けたシリンダ20の中心軸線と平行に延びる
穴36,37に、図示してない固定部材に支持し
た1対のピンが挿通され、このピンに沿つてキヤ
リパ2が摺動するようになつている。しかし、キ
ヤリパ2の両側縁部が固定部材の案内溝などに沿
つて摺動可能に支持される形式のキヤリパにも本
発明が適用されることは言うまでもない。
ブレーキ作用時シリンダ部22と反力片5とは
互いに押し拡げられるような力を受けるが、この
ような曲げ応力に対して、結合部は圧縮部材とし
て働くので、肉厚を薄くしても差し支えない。そ
して、ボルト34が引張部材として働き、ボルト
34の材質は鋳物に比べて弾性係数が高いので、
必要十分な剛性強度を得ることができ、キヤリパ
全体の重量軽減にも役立つ。ボルト34はまた鋳
鉄(FCD)からなる反力片5と圧縮部材21の
付け根の強度を向上させることができる。
第4〜6図に示す実施例では、シリンダ部22
と反力片5とが薄肉の圧縮部材21を挾んでボル
ト34によつて結合される。シリンダ部22につ
いては前述の実施例と同様であり、反力片5は摩
擦パツドの裏金に衝合される面5aと連続する接
合面6が構成され、この接合面6に圧縮部材21
の端縁が衝合される。圧縮部材21は第6図に示
すように、厚い金属板を円弧状に湾曲しかつ両端
部を円筒状に折り返し、この円筒部21bにボル
ト34が挿通されるようになつている。
この実施例では、薄肉の圧縮部材21が断面円
弧状に湾曲され、かつ両端縁において円筒状に湾
曲されているので、反力片5の接合面6およびシ
リンダ部22の接合面23に対して、それぞれ安
定した突合せ面が形成され、突壁19の方から挿
通したボルト34の先端を反力片5のねじ穴11
へ固く締付けることによつて、キヤリパ2が組立
てられる。
ブレーキ作用時シリンダ部22と反力片5との
間を押し拡げるような力が作用するのに対して、
つまり、シリンダ部22と反力片5の結合部に作
用する曲げ応力に対して、圧縮部材21が両者の
間隔を維持し、かつ引張部材としてのボルト34
が両者の拡がり変形を抑える。
[発明の効果] 本発明は少なくともシリンダ部22と反力片5
とを別個に形成し、これらを突合せ結合した構成
としたから、シリンダ部22の環状溝39,4
0、接合面23や反力片5の面5aについての機
械加工が非常に容易となり、従来の一体型キヤリ
パに比べて、加工設備や治具が簡単になり、汎用
工作機械でも容易に寸法精度の高い加工ができ
る。シリンダ部22はそれほど高い強度を必要と
しないので、材料を一般の鋳鉄(FC)に代替で
きるので材料費を節減できる。
また、キヤリパ2をシリンダ部と反力片と結合
部との3つに分割して構成すれば、各構成部材の
機械加工が一層容易となり、特に結合部としての
圧縮部材21は厚い金属板からプレス成形によつ
て得られるので、キヤリパ全体の軽量化にも役立
つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一般的なデイスクブレーキの正
面断面図、第2図は本発明の第1実施例に係るデ
イスクブレーキのキヤリパの平面図、第3図は同
正面断面図、第4図は本発明の第2実施例に係る
キヤリパの平面図、第5図は同正面断面図、第6
図は圧縮部材についての第4図の線―による
断面図である。 1…固定部材、2…キヤリパ、5…反力片、2
0…シリンダ、18…制動円板、21…圧縮部
材、22…シリンダ部、26,27…摩擦パツ
ド、31…ピストン、34,35…ボルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 制動円板の両側に配した1対の摩擦パツドの
    一方がピストンにより、他方が前記ピストンを嵌
    装する液圧シリンダ部と反力片を有するキヤリパ
    により、制動円板へ摩擦係合されるデイスクブレ
    ーキのキヤリパにおいて、前記液圧シリンダ部と
    前記反力片とが分割して形成され、前記液圧シリ
    ンダ部と前記反力片との間に制動円板の外周を跨
    ぎ、かつ前記反力片と一体に形成された圧縮部材
    を介装して互いに突合せ、前記圧縮部材に前記液
    圧シリンダ部に突合される突片を形成し、前記圧
    縮部材と平行で前記圧縮部材よりも制動円板の外
    周側に接近して配置され、かつ前記突片を貫通す
    るボルトによつて前記液圧シリンダ部と前記反力
    片とを結合したことを特徴とするデイスクブレー
    キのキヤリパ。 2 前記圧縮部材は前記反力片と分割されかつ金
    属板を湾曲して両端縁部に円筒部を形成してな
    り、該円筒部に前記ボルトを挿通したことを特徴
    とする特許請求の範囲1に記載のデイスクブレー
    キのキヤリパ。
JP475079A 1979-01-22 1979-01-22 Caliper for disk brake Granted JPS5597536A (en)

Priority Applications (1)

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JP475079A JPS5597536A (en) 1979-01-22 1979-01-22 Caliper for disk brake

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JP475079A JPS5597536A (en) 1979-01-22 1979-01-22 Caliper for disk brake

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JPS5597536A JPS5597536A (en) 1980-07-24
JPS624572B2 true JPS624572B2 (ja) 1987-01-30

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ID=11592575

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08105267A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Aoki Kogyo:Kk スライドドアーのガイドレール

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5783733A (en) * 1980-11-14 1982-05-25 Akebono Brake Ind Co Ltd Caliper for disc brake
JPS57122838U (ja) * 1981-01-26 1982-07-30
DE4202394A1 (de) * 1991-04-04 1992-10-08 Teves Gmbh Alfred Schwimmsattel-teilbelagscheibenbremse mit einem bremsengehaeuse aus leichtmetall

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