JPS6124737Y2 - - Google Patents

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JPS6124737Y2
JPS6124737Y2 JP1980101520U JP10152080U JPS6124737Y2 JP S6124737 Y2 JPS6124737 Y2 JP S6124737Y2 JP 1980101520 U JP1980101520 U JP 1980101520U JP 10152080 U JP10152080 U JP 10152080U JP S6124737 Y2 JPS6124737 Y2 JP S6124737Y2
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JP
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caliper
brake
brake disc
disc
piece
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JP1980101520U
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JPS5725225U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は軽量化に役立つデイスクブレーキに関
するものである。
従来の技術 一般的なデイスクブレーキとして、制動円板の
両側に配した1対の摩擦パツドの一方がキヤリパ
のシリンダにより、他方がキヤリパの反力片によ
り、それぞれ押し付けられるように構成されるも
のがある。この種のブイスクブレーキはキヤリパ
の制動円板の外周を跨ぐ橋絡部にブレーキ作用時
曲げ応力が作用するので、これに対して十分な強
度が必要とされる。
このようなキヤリパの橋絡部を補強する手段と
して、従来米国特許第3494448号明細書に開示さ
れる技術がある。この従来技術はキヤリパの橋絡
部にボルト挿通穴を設け、ボルトの頭部を一端壁
に押し当て、先端側のねじ部を前記挿通穴の端部
に形成したねじ穴へ強く螺合してボルトに予張力
を与えるようにしたものである。これは、単にキ
ヤリパの橋絡部を補強するに留まり、1対の摩擦
パツドをキヤリパのピストン部と反力片にそれぞ
れ支持する手段を必要とするので、組立てに手数
が掛る。
なお、実公昭54−8301号公報には、キヤリパに
予張力を与えない普通のボルトないしピンを支持
し、このピンの中間部分を車体側に固定されるサ
ポートに挿通支持したものが開示されているが、
これはサポートの板厚分だけキヤリパのシリンダ
部と反力片との間隔が大きくなり、橋絡部の曲げ
応力に対する強度はより苛酷なものとなる。
考案が解決しようとする問題点 そこで、本考案の目的は、キヤリパのシリンダ
部と反力片との間隔が小さく、しかも橋絡部を補
強するボルトに1対の摩擦パツドを案内支持する
ことにより、組立が簡単になるデイスクブレーキ
を提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案の構成はキ
ヤリパが橋絡部において制動円板の外周を跨ぎ、
一端側にピストンを嵌合するシリンダ壁部を、他
端側に反力片をそれぞれ一体に備えており、制動
円板の両側に配した1対の摩擦パツドを前記ピス
トンと前記反力片とにより制動円板へ押付けるよ
うになつているデイスクブレーキにおいて、前記
橋絡部と制動円板との間に前記キヤリパのシリン
ダ壁部から前記反力片へ制動円板と直角方向に延
びる補強ボルトを、軸方向の引張力を与えた状態
で固定し、前記1対の摩擦パツドはこの裏板に設
けたピン穴を前記補強ボルトに外挿して摺動可能
に支持されるものである。
作 用 キヤリパ20の橋絡部7と制動円板1との間に
あつてキヤリパ20のシリンダ壁部から反力片4
へ延びる補強ボルト6に1対の摩擦パツドの裏板
3が摺動可能に案内支持される。したがつて、摩
擦パツド2の取付けが簡単であり、キヤリパ20
のシリンダ壁部と反力片4との間隔が狭く、また
補強ボルト6が橋絡部7と制動円板1との間に制
動円板1と接近して配置され、かつ補強ボルト6
に予張力が与えられるので、橋絡部7に作用する
曲げ応力の負担が軽減される。
考案の実施例 本考案の構成を実施例に基づいて説明すると、
第1図に示すように、デイスクブレーキは制動円
板1の両側に配される1対の摩擦パツド2と、キ
ヤリパ20とからなつている。摩擦パツド2は裏
板3の上縁から上方へ突出する突片5を後述する
ピンないし補強ボルト6により摺動可能に垂下支
持されている。
キヤリパ20は図示してない不動の案内部材に
制動円板1の側面と直角な方向に摺動可能に支持
されており、制動円板1の外周を跨ぐ橋絡部7の
右端側にシリンダ8を、左端側に下方へ二股状に
延びている反力片3をそれぞれ一体に備えてい
る。
シリンダ8にはシール部材9を介してカツプ状
の中空ピストン11が嵌合され、外端が裏板3に
衝合される。ピストンの摺動部へ外部からほこり
などが浸入するを防止するために、ピストン11
の小径とされた外端部と、シリンダ8の外端部の
環状溝との間に、蛇腹状の防じんブーツ10が係
止されている。
本考案によれば、シリンダ8の壁部にボルト穴
14を、、反力片4にねじ穴15をそれぞれ設け
て、ボルト穴14からピン、具体的には補強ボル
ト6を挿通し、先端をねじ穴15に強く締付け
て、補強ボルト6に予張力を付与される。補強ボ
ルト6は橋絡部7よりも内側、つまり制動円板1
の外周縁により接近して配置され、これによつ
て、シリンダ壁部と反力片4とを結合し、両者が
互いに押拡げられないように間隔を保持する。
第2図に示すように、橋絡部7の内壁中央部に
はくぼみ12を形成することによつて、橋絡部7
の肉厚を最小限にし、また、くぼみ12の内部へ
前述した摩擦パツドの裏板2の突片5が突出さ
れ、補強ボルト6に外挿支持される。摩擦パツド
2のガタ付きを防止するために、逆U字形に湾曲
された板ばね13が前記くぼみ12に係合され、
両端が橋絡部7の内壁面と裏板3の上端縁との間
に挾み込まれる。
次に、本考案によるデイスクブレーキの作動に
ついて説明する。シリンダ8の内部へ圧液を供給
すると、ピストン11が左方へ移動して右側の摩
擦パツド2を制動円板1に押付け、同時に、キヤ
リパ20が液圧反力を受けて右方へ移動して反力
片4を介して左側の摩擦パツド2を制動円板1に
押付ける。こうして、1対の摩擦パツド2が制動
円板1を両側から挾み付けて制動力を発生する。
ブレーキ作用時、液圧反力をシリンダ8から反
力片4へ伝達するキヤリパ20には、シリンダ壁
部と反力片とを互いに押拡げるような曲げ応力を
受ける。しかし、本考案によれば、シリンダ壁部
と反力片4とが強力な補強ボルト6によつて互い
に結合されているから、従来の鋳鉄に比べて曲げ
強度の低いアルミニウムなどの材料を用いても、
キヤリパが変形したり、あるいは橋絡部7に対す
る反力片4及びシリンダ8の結合部に割れが生じ
るなどの恐れはない。
考案の効果 本考案は上述のように、キヤリパ20の橋絡部
7と制動円板1との間にあつて、キヤリパ20の
シリンダ壁部から反力片4へ延びる補強ボルト6
をこれに軸方向の予張力を与えた状態で結合した
から、これによつて橋絡部7に作用する曲げ応力
の負担を軽減することができる。そして、補強ボ
ルト6を制動円板1の外周縁に接近して配置する
ことによつて一層橋絡部7の強度負担を軽減する
ことができるとともに、1対の摩擦パツド7を摺
動可能に案内するようにしたので、摩擦パツドの
取付けが簡単であり、かつキヤリパ20のシリン
ダ壁部と反力片4との間隔を最少限に留めること
ができ、この点でも橋絡部7に掛る曲げ応力の負
担を軽減することができる。そして、上述のよう
に橋絡部7の強度負担を軽減し得るので、ピン6
を高張力材をもつて構成すれば、キヤリパ20は
アルミニウムなどの軽金属を用いることが可能と
なり、デイスクブレーキの軽量化に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るデイスクブレーキの正面
断面図、第2図は第1図の線−による断面図
である。 1:制御円板、2:摩擦パツド、4:反力片、
6:ピン、7:橋絡部、8:シリンダ、11:ピ
ストン、14:穴、15:ねじ穴、20:キヤリ
パ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤリパが橋絡部において制動円板の外周を跨
    ぎ、一端側にピストンを嵌合するシリンダ壁部
    を、他端側に反力片をそれぞれ一体に備えてお
    り、制動円板の両側に配した1対の摩擦パツドを
    前記ピストンと前記反力片とにより制動円板へ押
    付けるようになつているデイスクブレーキにおい
    て、前記橋絡部と制動円板との間に前記キヤリパ
    のシリンダ壁部から前記反力片へ制動円板と直角
    方向に延びる補強ボルトを、軸方向の引張力を与
    えた状態で固定し、前記1対の摩擦パツドはこの
    裏板に設けたピン穴を前記補強ボルトに外挿して
    摺動可能に支持されることを特徴とするデイスク
    ブレーキ。
JP1980101520U 1980-07-18 1980-07-18 Expired JPS6124737Y2 (ja)

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JP1980101520U JPS6124737Y2 (ja) 1980-07-18 1980-07-18

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JP1980101520U JPS6124737Y2 (ja) 1980-07-18 1980-07-18

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Publication Number Publication Date
JPS5725225U JPS5725225U (ja) 1982-02-09
JPS6124737Y2 true JPS6124737Y2 (ja) 1986-07-25

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ID=29462977

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4527910B2 (ja) * 2001-08-07 2010-08-18 日信工業株式会社 車両用ディスクブレーキ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321722A (en) * 1976-08-12 1978-02-28 Toshiba Corp Method and apparatus for directly controlling motor
JPS5391312A (en) * 1976-12-10 1978-08-11 Gen Electric Method of and device for controlling dc motor

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JPS5321722A (en) * 1976-08-12 1978-02-28 Toshiba Corp Method and apparatus for directly controlling motor
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