JP2811115B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JP2811115B2
JP2811115B2 JP2181793A JP18179390A JP2811115B2 JP 2811115 B2 JP2811115 B2 JP 2811115B2 JP 2181793 A JP2181793 A JP 2181793A JP 18179390 A JP18179390 A JP 18179390A JP 2811115 B2 JP2811115 B2 JP 2811115B2
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茂 林
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トキコ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車等に取付けられるディスクブレーキに
関する。
(従来の技術) 従来、ディスクブレーキの一例として第5図に示すよ
うなものがある。図示しない車輪側に固定されたディス
ク1の両側には一対のパッド2,3が配置され、車体の非
回転部にディスク1の軸方向に移動自在に支持されたキ
ャリパ4がこれらディスク1及び一対のパッド2,3を跨
ぐように設けられている。
キャリパ4は、概略シリンダ側部材5と、ボルト6に
よりシリンダ側部材5に固定される爪側部材7と、から
構成されている。
シリンダ側部材5には、車体内側(第5図右側)のイ
ンナパッド2に臨ませて開孔しピストン8aを収納したシ
リンダ8が設けられている。シリンダ開口面Aの上方
(第5図上方向)には、シリンダ側部材側5の当接面9
がシリンダ開口面Aと同一面になるようにして(すなわ
ち、シリンダ8の軸と直交するようにして)形成され、
また、シリンダ側部材5の当接面9にシリンダ8の軸方
向に延びる貫通孔10が形成されている。
爪側部材7は、ディスク1を跨ぐように延設されかつ
シリンダ側部材5の当接面9に当接する当接面11を備え
さらにシリンダ側部材5のねじ孔10に対向してシリンダ
8の軸方向に延びるねじ穴12が形成されたディスクパス
部13と、このディスクパス部13の先端部に屈曲して形成
され車輪側(第5図左側)のアウタパッド3に係合可能
な爪部14と、から構成されている。
このように構成されたディスクブレーキでは、シリン
ダ8に油圧が掛けられることによりピストン8aが前進し
てインナパッド2をディスク1に押圧し、このとき生じ
る反力によりキャリパ4がピストン8aの前進方向と反対
方向に移動して爪部14がアウタパッド3を押圧し、この
ようにインナパッド2及びアウタパッド3がディスク1
を押圧することにより制動力を発生する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したディスクブレーキではブレーキ作
動時にシリンダ側部材5と爪側部材7との相互間に生じ
る力は当接面及びボルト6で受けることになるが、当接
面は外側にホイールが配置されていて大きく設定するこ
とができず、さらに大きくできたとしても重量の増加を
招いてしまうため、実際には大きくすることができず、
その分ボルトの強度を大きく設定しておかなければなら
ない。そのため、ボルト6に大きいものを用いることが
強いられているというのが実状であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、当接面
で受けられる力を大きくしてキャリパを構成する2部材
の結合強度を高められるディスクブレーキを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、一方のパッドを
ディスクに押圧するピストンが支持されるシリンダ側部
材と、該シリンダ側部材に当接しかつディスクを跨ぐデ
ィスクパス部及び該ディスクパス部に連接しかつ他方の
パッドに係合する爪部からなる爪側部材と2つの部材を
ボルトにより固定してキャリパを構成し、該キャリパを
車体の非回転部に浮動状態で支持させたディスクブレー
キにおいて、 前記シリンダ側部材と爪側部材との当接面であって、
前記ボルトよりも上方に前記シリンダ側部材のシリンダ
の軸と直交しない方向の面を形成してなることを特徴と
する。
(作用) 本発明は上記のように構成したので、シリンダの軸と
直交しない方向にシリンダ側部材と爪側部材との当接面
が形成されており、制動力が発生されるときにシリンダ
側部材と爪側部材との相互間に生じる力を受ける面積が
大きくなるので、結合強度を高めることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、図示しない車輪側に固定されたディ
スク21の両側にはインナパッド22及びアウタパッド23が
配置され、図示しない車体の非回転部に取付けたキャリ
アにキャリパピン(図示省略)でディスク21の軸方向に
移動自在に支持されたキャリパ24がこれらディスク21及
び各パッド22,23を跨ぐように設けられている。
キャリパ24は、概略シリンダ側部材25と、ボルト26に
よりシリンダ側部材25に固定される爪側部材27と、から
構成されている。
シリンダ側部材25には、インナパッド22に臨ませて開
口しピストン28aを摺動自在に収納したシリンダ28が設
けられ、このシリンダ28の上側(第1図上側)部分28b
には、その上方部分が車体内側(第1図右側)方向に欠
落されて段部29が形成され、また、同シリンダ28の上側
部分28bにはボルト26が螺合される貫通孔30がシリンダ2
8の軸方向に延びて形成されている。
爪側部材27は、ディスク21を跨ぐように延設されたデ
ィスクパス部31と、このディスクパス部31の先端部に形
成されアウタパッド23に係合可能な爪部32と、から構成
されている。ディスクパス部31にはそのシリンダ側部材
25側の部分にシリンダ側部材25の段部29に係合する段部
33が設けられていると共に、前記貫通孔30に対応してシ
リンダ28の軸方向に延びてねじ穴34が形成されている。
なお、貫通孔30及びねじ穴34の位置は上面部までの寸法
xが下面部までの寸法yより長くなるように設定されて
いる。
そして、シリンダ側部材25と爪側部材27とが貫通孔30
を通りねじ穴34にボルト26が螺合されることにより両段
部29,33が当接されて一体的に固定されてキャリパ24が
組み付け構成されている。この際、両段部29,33がシリ
ンダ28の軸と直交しない方向に形成されていることによ
りシリンダ側部材25と爪側部材27との当接面積が大きく
設定されることになる。
このように構成されたディスクブレーキでは、シリン
ダ28に油圧が掛けられることによりピストン28aが前進
してインナパッド22をディスク21に押圧し、このとき生
じる反力によりキャリパ24がピストン28aの前進方向と
反対方向に移動して爪部32がアウタパッド23を押圧し、
このようにインナパッド22及びアウタパッド23がディス
ク21を押圧することにより制動力を発生する。この際、
シリンダ側部材25及び爪側部材27が広がる方向(第1図
中シリンダ側部材25は矢印E1方向、爪側部材27は矢印E2
方向)に曲げモーメントが発生する。この曲げモーメン
トにより生じる引張力はボルト26が受け、また圧縮力は
当接面積が大きい段部29,33で受けることになる。その
ため、従来のものに比べ圧縮力を受ける当接面積が大き
い分全体の結合強度を大きくすることができ、ボルト26
への負担を減らすこともできて、ボルト26に小さいもの
を用いることができる。
また、両段部29,33を係合させることにより位置決め
できシリンダ側部材25と爪側部材27との組み付け性を向
上できることになる。
第1図に示す段部29,33に代えて第2図に示すように
第1図と逆方向に形成された段部35,36を設けてもよ
い。すなわち、シリンダ側部材25には車輪側に突出する
段部35を設ける一方、爪側部材27のディスクパス部31に
は該段部35に係合するように車輪側に向けて欠落させて
段部36を設けるようにしてもよい。
また、第1図及び第2図に示すような段部に代えて第
3図に示すようにシリンダ側部材25と爪側部材27との当
接部を斜めに形成させてもよい。すなわち、第3図に示
すようにシリンダ28の上側(第3図上側)部分に、その
上方部分が車体内側(第3図右側)方向上方向に斜めに
欠落するように面部37を形成し、また、ディスクパス部
31にはシリンダ側部25の斜めの面部37に係合するように
その車体内側方向上方向に突出して斜めの面部38を形成
し、面部37及び面部38を当接させてシリンダ側部材25と
爪側部材27とをボルト26により固定してもよい。こうす
ることにより、第1図で説明したのと同様にシリンダ側
部材25と爪側部材27との当接面積を大きくできて、面部
37及び面部38でシリンダ側部材25と爪側部材27との相互
間に生じる力の多くを受けられ、その分ボルト26の負担
を軽減できて該ボルト26を小さくできる。この第2図に
示すものは、シリンダ側部材25及び爪側部材27を同一材
料で形成する場合に好適である。また、シリンダ側部材
25にアルミニウム合金等の軽合金を用い爪側部材27に鉄
を用いて軽量化を図るような場合には、上述した第1図
に示すように構成することが望ましい。
また、第3図に示す面部37,38に代えて第4図に示す
ように第3図と逆方向に形成された面部39,40を設けて
もよい。すなわち、シリンダ側部材25には車輪側に突出
する面部39を設ける一方、爪側部材27のディスクパス部
31には該面部39に係合するように車輪側上方向に向けて
欠落させて面部40を設けるようにしてもよい。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように、シリンダの軸と直交し
ない方向にシリンダ側部材と爪側部材との当接面が形成
されており、制動力が発生されるときにシリンダ側部材
と爪側部材との相互間に生じる力を受ける面積が大きく
なってシリンダ側部材と爪側部材との結合強度を高める
ことができる。そして、該力の多くを該当接面部が受け
るため、ボルトの負担を小さくできるので、この分ボル
トを小さくして全体の軽量化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のディスクブレーキを示す断
面図、 第2図は第1図の段部の形成状態を代えた例を示す断面
図、 第3図は第1図の段部に代えて斜めの面部を形成した例
を示す断面図、 第4図は、第3図の面部の形成状態を代えた例を示す断
面図、 第5図は、従来のディスクブレーキの一例を示す断面図
である。 21……ディスク、22……インナパッド、23……アウタパ
ッド、24……キャリパ、25……シリンダ側部材、26……
ボルト、27……爪側部材、28……シリンダ、28a……ピ
ストン、29……段部、31……ディスクパス部、32……爪
部、33……段部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のパッドをディスクに押圧するピスト
    ンが支持されるシリンダ側部材と、該シリンダ側部材に
    当接しかつディスクを跨ぐディスクパス部及び該ディス
    クパス部に連接しかつ他方のパッドに係合する爪部から
    なる爪側部材との2つの部材をボルトにより固定してキ
    ャリパを構成し、該キャリパを車体の非回転部に浮動状
    態で支持させたディスクブレーキにおいて、 前記シリンダ側部材と爪側部材との当接面であって、前
    記ボルトよりも上方に前記シリンダ側部材のシリンダの
    軸と直交しない方向の面を形成してなることを特徴とす
    るディスクブレーキ。
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