JP2916707B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JP2916707B2
JP2916707B2 JP2280758A JP28075890A JP2916707B2 JP 2916707 B2 JP2916707 B2 JP 2916707B2 JP 2280758 A JP2280758 A JP 2280758A JP 28075890 A JP28075890 A JP 28075890A JP 2916707 B2 JP2916707 B2 JP 2916707B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等に取付けられるディスクブレーキ
に関する。
(従来の技術) 近年、自動車が走行するときの燃料消費率(燃費)を
向上させることが強く要望されてきている。そこで、エ
ンジンの改良による動力性能の向上やボディ形状の改良
による走行抵抗力の低減等種々の燃費を向上させるため
の対策が行なわれている。また、自動車の加速時の加速
抵抗を小さくすることも燃費の向上に大きく貢献するた
め、加速抵抗に直接影響する車両重量を低減することが
行なわれている。
そこで、従来、車両重量の低減の一つとして自動車に
取付けられるディスクブレーキの軽量化を図ったものが
ある。その一例としてインナパッドをディスクに押圧す
るピストンを支持するシリンダ側部材と、該シリンダ側
部材に当接し、かつディスクを跨ぐディスクパス部及び
ディスクパス部に連接しかつアウタパッドに当接する爪
部からなる爪側部材との2つの部材を、ディスクの軸方
向に沿ってシリンダ側部材を貫通してディスクパス部に
螺合する複数本のボルトにより固定して、車体の非回転
部に浮動状態で支持されるキャリパを構成したディスク
ブレーキがある。
このものでは、アウタパッドを押圧するために所定の
強度を必要とする爪部を有する爪側部材を剛性の大きい
鉄製とする一方、シリンダ側部材をアルミニウム合金な
どの軽合金製とすることによりキャリパひいてはディス
クブレーキの軽量化を図っている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したディスクブレーキでは、複数本の
ボルトの頭部が干渉しないようにボルトの取付ピッチを
設定し、これに対応しせて爪側部材のディスクパス部の
幅寸法を設定している。このため、前記爪側部材のディ
スクパス部は強度上必要以上の幅寸法のものとなり、そ
の分重量が重くなってしまっているというのが実状であ
った。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、軽量化
を図れるディスクブレーキを提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、一方のパッド
をディスクに押圧するピストンを支持するシリンダ側部
材と、ディスクを跨いで他方のパッドを押圧する爪側部
材と、ディスクの軸方向に沿ってシリンダ側部材を貫通
して爪側部材の幅方向に配置された複数のボルトにより
固定してキャリパを構成し、該キャリパを車体の非回転
部に浮動状態で支持させたディスクブレーキにおいて、
前記爪側部材の両側面を、軸方向において前記ボルトが
螺合するねじ穴に対応する範囲では該ねじ穴に近接さ
せ、かつ該ねじ穴に対応する範囲以外では該ねじ穴の延
長線上の部位まで爪側部材の幅寸法を短くするように偏
倚させたことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、軸方向においてボルトが螺合するね
じ穴に対応する範囲における爪側部材の両側面を、該ね
じ穴に近接させるので、当該部の幅寸法を短くしてその
分爪側部材の軽量化を図れ、かつ、ボルトが螺合するね
じ穴に対応する範囲以外における爪側部材の両側面を、
該ねじ穴の延長線上の部位まで爪側部材の幅寸法を短く
するように偏倚させるので、当該部の幅寸法を短くして
その分爪側部材の軽量化を図れる。
(実施例) 次に、本発明の実施例を第1図ないし第5図に基いて
説明する。
図において、1は図示しない自動車の車体側の非回転
部に固定されているキャリア1で、このキャリア1は図
示しない車軸に固定されているディスク2を跨ぐ形状
で、ディスク2の回転方向に設けられている一対の脚部
3,3と、この一対の脚部3,3をディスク2の一側面側で連
結する連結部4とから構成されている。
脚部3,3にはインナパッド5及びアウタパッド6をデ
ィスク2の軸方向に移動可能に支持し、かつ、インナパ
ッド5及びアウタパッド6からの制動時のトルクを受け
るためのトルク受部3a,3aが形成されている。
キャリア1と両パッド5,6との間にはパッドスプリン
グ7が介装されていて、パッドスプリング7は各パッド
5,6をほぼディスク2の径方向外方に付勢すると共に、
トルク受部3a,3aを保護している。また、脚部3,3には後
述するキャリパ8に取付けられているキャリパ支持ピン
8aがディスク2の軸方向から摺動自在に嵌合しており、
これによりキャリパ8がキャリア1に浮動状態で支持さ
れる。
キャリパ8は、概略、軽合金製のシリンダ側部材9と
剛性の大きな鉄製の爪側部材10とを爪側部10の幅方向に
配置された複数のボルト11で固着した構成になってい
る。
シリンダ側部材9には、インナパッド5をディスク2
に押圧するためのピストン12を摺動自在に嵌合するシリ
ンダ13が形成されている。このシリンダ13に連接するシ
リンダ側部材9の部分(第3図上方部)にはシリンダ側
当接部14が形成されている。このシリンダ側当節部14に
は前記ボルト11が貫通する4個の貫通孔15がシリンダ側
部材9の幅方向(第4図左右方向)に並んで形成されて
いる。
爪側部材10には、シリンダ側当接部14に当接し、かつ
ディスク2を跨ぐようにディスク2の軸方向に延びるデ
ィスクパス部16が形成されており、このディスクパス部
16に連接して爪部17がアウタパッド6に当接可能に設け
られている。
ディスクパス部16のシリンダ側当接部14側に位置する
基端部18には、前記貫通孔15に位置対応して前記ボルト
11に螺合するねじ穴19及びその下穴20が形成されてい
る。基端部18におけるシリンダ側部材9との当接部(爪
側当接部)21の幅寸法はl1に設定されている。基端部18
におけるねじ穴形成部22及び下穴形成部23それぞれの幅
方向側の側部22a,23aは、所定の肉厚を有してねじ穴19
及び下穴20にそれぞれ近接させており、それぞれの幅方
向寸法はl2及びl3に設定されている。
さらに、下穴形成部23と前記爪部17との間に介在して
両者を連接する連接部24の両側部24aは、ねじ孔19の延
長線上の部位まで偏倚されており、その幅寸法は、前記
下穴形成部23の幅寸法l3より短い寸法l4に設定されてい
る。爪部17の両側部17aも、連接部24と同様にねじ孔19
の延長線上の部位まで偏倚されてその幅寸法が下穴形成
部23の幅寸法l3より短い寸法に設定されている。この場
合、基端部18、連接部24及び爪部17は制動時にこれら部
分に掛る力に十分抗することができる強度になるように
設定されている。なお、爪部17の幅方向については、シ
リンダ側部材及び爪側部材が一体に構成されるキャリパ
では、シリンダ孔を形成するための開口が必要であった
が、このものではこの開口が不要になりこの部分の剛性
が向上し、これにより幅方向寸法を小さくできる。
爪部17のアウタパッド6に対する当接側の部分には、
ディスク2の半径方向(第4図上下方向)に延びる当接
側凹部25が形成されており、この当接側凹部25に対して
第2図下側に突出する、3つの部分がアウタパッド6に
対する押圧部26になっている。また、当接側凹部25に対
応したアウタパッド6に対応する係合側と反対側の部分
に反当接側凹部27が形成されている。
なお、本実施例では、爪側部材10におけるディスクパ
ス部16のねじ穴形成部22及び下穴形成部23が、爪側部材
におけるねじ穴に対応する範囲を構成し、またディスク
パス部16の連接部24及び爪部17が爪側部材におけるねじ
穴に対応する範囲以外を構成している。
このように構成されたディスクブレーキでは、シリン
ダ13内に油圧が掛けられることによりピストン12が前進
してインナパッド5をディスク2に押圧し、このとき生
じる反力によりキャリパ8がピストン12の前進方向と反
対方向に移動して爪部17がアウタパッド6を介してディ
スク2を押圧し、このようにインナパッド5及びアウタ
パッド6がディスク2を押圧することにより制動力を発
生する。この場合、爪部17がアウタパッド6を押圧する
とき、断続的に形成されている3つの押圧部26がアウタ
パッド6に当接することとなり、アウタパッド6との共
振が防止される。これにより所謂鳴きの発生を低減でき
る。また、この場合爪部17に当接側凹部25及び反当接側
凹部27を形成することにより押圧部26を設けているの
で、この分軽量化を図ることができる。
また、ディスクパス部16のねじ穴形成部22及び下穴形
成部23のそれぞれにおける両側部22a,23aを、所定肉厚
を有してねじ穴19および下穴20に近接させたことによ
り、当該部における強度を所定値に維持した状態で、そ
の幅寸法を従来のものに比べ短くできる。これに伴って
爪側部材10ひいては装置全体の軽量化が図れることにな
る。さらに、爪側部材10における連続部24の両側部24a
及び爪部17の両側部17aを、それぞれねじ孔19の延長線
上の部位まで偏倚させて前記基端部18の下穴形成部23に
おける幅寸法より短い幅に設定でき、これにより上述に
加えさらに従来のものに比べ重量を軽くすることができ
る。
(発明の効果) 本発明は、軸方向においてボルトが螺合するねじ穴に
対応する範囲における爪側部材の両側面を、該ねじ穴に
近接させるので、当該部の幅寸法を短くしてその分爪側
部材の軽量化を図れ、かつ、ボルトが螺合するねじ穴に
対応する範囲以外における爪側部材の両側面を、該ねじ
穴の延長線上の部位まで爪側部材の幅寸法を短くするよ
うに偏倚させるので、当該部の幅寸法を短くしてその分
爪側部材の軽量化を図れ、これにより装置全体の軽量化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の実施例を示し、第1図は
一部截断平面図、第2図は第4図のII−II線矢視図、第
3図は第5図のIII−III線矢視図、第4図は中心線に対
し右側が第3図におけるA−A線矢視図で左側がB矢視
図、第5図は第3図のD矢視図である。 1……キャリア、2……ディスク、5……インナパッ
ド、6……アウタパッド、8……キャリパ、9……シリ
ンダ側部材、10……爪側部材、11……ボルト、12……ピ
ストン、13……シリンダ、16……ディスクパス部、17…
…爪部、17a……側部、19……ねじ穴、22……ねじ穴形
成部、22a……側部、23……下穴形成部、23a……側部、
24……連接部、24a……側部、25……当接側凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−69419(JP,A) 実開 平4−48433(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 65/02 F16D 55/224 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のパッドをディスクに押圧するピスト
    ンを支持するシリンダ側部材と、ディスクを跨いで他方
    のパッドを押圧する爪側部材とを、ディスクの軸方向に
    沿ってシリンダ側部材を貫通して爪側部材の幅方向に配
    置された複数のボルトにより固定してキャリパを構成
    し、該キャリパを車体の非回転部に浮動状態で支持させ
    たディスクブレーキにおいて、前記爪側部材の両側面
    を、軸方向において前記ボルトが螺合するねじ穴に対応
    する範囲では該ねじ穴に近接させ、かつ該ねじ穴に対応
    する範囲以外では該ねじ穴の延長線上の部位まで爪側部
    材の幅寸法を短くするように偏倚させたことを特徴とす
    るディスクブレーキ。
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