JP2811113B2 - ディスクブレーキ - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/22—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
- F16D55/224—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
- F16D55/225—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads
- F16D55/226—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes
- F16D55/2265—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes the axial movement being guided by one or more pins engaging bores in the brake support or the brake housing
- F16D55/227—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes the axial movement being guided by one or more pins engaging bores in the brake support or the brake housing by two or more pins
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- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D65/04—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
- F16D65/092—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
- F16D65/095—Pivots or supporting members therefor
- F16D65/097—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts
- F16D65/0972—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts transmitting brake reaction force, e.g. elements interposed between torque support plate and pad
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D2055/0004—Parts or details of disc brakes
- F16D2055/0016—Brake calipers
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車等に取り付けられるディスクブレーキ
に関する。
に関する。
(従来の技術) 近年、自動車が走行するときの燃料消費率(燃費)を
向上させることが強く要望されてきている。そこで、エ
ンジンの改良による動力性能の向上やボディ形状の改良
による走行抵抗力の低減など種々の燃費を向上させるた
めの対策が行われている。また、自動車の加速時の加速
抵抗を小さくすることも燃費の向上に大きく貢献するた
め、加速抵抗に直接影響する車両重量を低減することが
行われている。
向上させることが強く要望されてきている。そこで、エ
ンジンの改良による動力性能の向上やボディ形状の改良
による走行抵抗力の低減など種々の燃費を向上させるた
めの対策が行われている。また、自動車の加速時の加速
抵抗を小さくすることも燃費の向上に大きく貢献するた
め、加速抵抗に直接影響する車両重量を低減することが
行われている。
そこで、従来、車両重量の低減の一つとして自動車に
取り付けられるディスクブレーキの軽量化を図ったもの
がある。これは、浮動型ディスクブレーキの一部品であ
るキャリパを、インナパッドをディスクに押圧するピス
トンが支持されるシリンダ側部材と、ディスクを跨ぐデ
ィスクパス部およびアウタパッドに係合する爪部からな
る爪側部材との2つの部材から構成し、ボルトをディス
クの軸方向からシリンダ側部材を貫通させて前記ディス
クパス部に螺合して締付けることにより前記各部材を固
着した構造としたものである。そして、シリンダ側部材
をアルミニウム合金等の軽合金製とし、爪側部材を鉄製
とすることにより、キャリパの軽量化を図ったものであ
る。なお、爪側部材はディスクパス部がホイールとディ
スクとの間の狭い間隙内に位置するため板厚等を厚くす
ることができず、また、爪部はアウタパッドを押圧する
ため大きな強度を必要とするため爪側部材は剛性の大き
な鉄製となっている。
取り付けられるディスクブレーキの軽量化を図ったもの
がある。これは、浮動型ディスクブレーキの一部品であ
るキャリパを、インナパッドをディスクに押圧するピス
トンが支持されるシリンダ側部材と、ディスクを跨ぐデ
ィスクパス部およびアウタパッドに係合する爪部からな
る爪側部材との2つの部材から構成し、ボルトをディス
クの軸方向からシリンダ側部材を貫通させて前記ディス
クパス部に螺合して締付けることにより前記各部材を固
着した構造としたものである。そして、シリンダ側部材
をアルミニウム合金等の軽合金製とし、爪側部材を鉄製
とすることにより、キャリパの軽量化を図ったものであ
る。なお、爪側部材はディスクパス部がホイールとディ
スクとの間の狭い間隙内に位置するため板厚等を厚くす
ることができず、また、爪部はアウタパッドを押圧する
ため大きな強度を必要とするため爪側部材は剛性の大き
な鉄製となっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のキャリパでは次のような問
題点を有していた。
題点を有していた。
上記キャリパでは、制動時にディスクをパッドで挟持
したときにシリンダ側部材と爪側部材との間での変形を
防止するためにシリンダ側部材と爪側部材との接合個所
の強度を高める必要がある。そのため、ボルトの径を大
きくして強度を高めようとすると、ディスクパス部の厚
さが厚くなって、その分ディスクの径を小さくしなけれ
ばならず、制動性能の低下およびディスクの熱容量の不
足等の問題点が生じる。また、ディスクの径を小さくし
ないためにボルトの径を小さくする場合には、強度を確
保するためにボルトの数を増やさなければならず、部品
点数が多くなり組立工数が増加して製品コストが高くな
るという問題点があった。
したときにシリンダ側部材と爪側部材との間での変形を
防止するためにシリンダ側部材と爪側部材との接合個所
の強度を高める必要がある。そのため、ボルトの径を大
きくして強度を高めようとすると、ディスクパス部の厚
さが厚くなって、その分ディスクの径を小さくしなけれ
ばならず、制動性能の低下およびディスクの熱容量の不
足等の問題点が生じる。また、ディスクの径を小さくし
ないためにボルトの径を小さくする場合には、強度を確
保するためにボルトの数を増やさなければならず、部品
点数が多くなり組立工数が増加して製品コストが高くな
るという問題点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、部品点数を増加させることなシ
リンダ側部材と爪側部材との接合個所の強度を高めるこ
とができるフィスト型キャリパを有するディスクブレー
キを提供することにある。
の目的とするところは、部品点数を増加させることなシ
リンダ側部材と爪側部材との接合個所の強度を高めるこ
とができるフィスト型キャリパを有するディスクブレー
キを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明のディスクブレーキは、ディスクパス部のボル
トが螺合するねじ穴をインナパッドが当接するディスク
のインナ側制動面よりもシリンダ側部材側に設け、ディ
スクパス部におけるねじ穴が形成された範囲のディスク
側内面にねじ穴に沿って一定の厚さで肉厚部を設けたも
のである。
トが螺合するねじ穴をインナパッドが当接するディスク
のインナ側制動面よりもシリンダ側部材側に設け、ディ
スクパス部におけるねじ穴が形成された範囲のディスク
側内面にねじ穴に沿って一定の厚さで肉厚部を設けたも
のである。
また、インナパッドとディスクパス部のディスク側内
面の肉厚部との間に間隙が生じるように、インナパッド
のディスクパス部側端面をアウタパッドのディスクパス
部側端面よりもディスクの径方向内方に位置させてもよ
い。
面の肉厚部との間に間隙が生じるように、インナパッド
のディスクパス部側端面をアウタパッドのディスクパス
部側端面よりもディスクの径方向内方に位置させてもよ
い。
さらに、インナパッドに、ディスクパス部のディスク
側内面の肉厚部の形状に沿わせて一定の間隙が生じるよ
うに逃げ部を形成してもよい。
側内面の肉厚部の形状に沿わせて一定の間隙が生じるよ
うに逃げ部を形成してもよい。
(作用) 以上の構成によれば、ねじ穴がディスクのインナ側制
動面よりもシリンダ側部材側にあり、かつ、そのねじ穴
に対応させて肉厚部を設けたため、ディスクの径に影響
を与えることなくボルトの径を大きくすることができて
シリンダ側部材と爪側部材との接合個所の強度を高める
ことができる。
動面よりもシリンダ側部材側にあり、かつ、そのねじ穴
に対応させて肉厚部を設けたため、ディスクの径に影響
を与えることなくボルトの径を大きくすることができて
シリンダ側部材と爪側部材との接合個所の強度を高める
ことができる。
また、インナパッドのディスクパス部側端面をアウタ
パッドの端面よりもディスクの径方向内方に位置させる
ようにすると、インナパッドと肉厚部との間に大きな間
隙を設定することができ、よりボルトの径を大きく設定
しても肉厚部の肉厚を増すことができて強度をより高め
ることができる。
パッドの端面よりもディスクの径方向内方に位置させる
ようにすると、インナパッドと肉厚部との間に大きな間
隙を設定することができ、よりボルトの径を大きく設定
しても肉厚部の肉厚を増すことができて強度をより高め
ることができる。
さらに、インナパッドに肉厚部に沿って逃げ部を形成
すれば、インナパッドとディスクとの当接面積が大きく
低下させることなく肉厚部とインナパッドとの間隙を設
けることができる。
すれば、インナパッドとディスクとの当接面積が大きく
低下させることなく肉厚部とインナパッドとの間隙を設
けることができる。
(実施例) つぎに、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、第1図は本実施例のディスクブレーキの断面図
(第4図のI−I線断面図)、第2図は中心線に対し右
側が第1図におけるA矢視図で左側がB矢視図、第3図
は第1図のC矢視図、第4図は第1図のD矢視図であ
る。
なお、第1図は本実施例のディスクブレーキの断面図
(第4図のI−I線断面図)、第2図は中心線に対し右
側が第1図におけるA矢視図で左側がB矢視図、第3図
は第1図のC矢視図、第4図は第1図のD矢視図であ
る。
図示しない自動車の車体側の非回転部に固定されてい
るキャリア1は図示しない車軸に固定されているディス
ク2を跨ぐ形状で、ディスク2の回転方向に設けられて
いる一対の脚部3,3と、この一対の脚部3,3をディスク2
の一側面側で連結する連結部4と、他側面側で連結する
アウタビーム5とから構成されている。脚部3,3にはイ
ンナパッド6およびアウタパッド7をディスク2の軸方
向に移動可能に支持し、かつ、インナパッド6およびア
ウタパッド7からの制動時のトルクを受けるためのトル
ク受け部3a,3aが形成されている。キャリア1と両パッ
ド6,7との間にはパッドスプリング8が介装されてい
て、パッドスプリング8は各パッド6,7をほぼディスク
2の径方向外方に付勢するとともに、トルク受け部3a,3
aを保護している。また、脚部3,3にはキャリパ9に取り
付けられているキャリパ支持ピン10,10がディスク2の
軸方向から摺動自在に嵌合しており、これによりキャリ
パ9がキャリア1に浮動状態で支持される。
るキャリア1は図示しない車軸に固定されているディス
ク2を跨ぐ形状で、ディスク2の回転方向に設けられて
いる一対の脚部3,3と、この一対の脚部3,3をディスク2
の一側面側で連結する連結部4と、他側面側で連結する
アウタビーム5とから構成されている。脚部3,3にはイ
ンナパッド6およびアウタパッド7をディスク2の軸方
向に移動可能に支持し、かつ、インナパッド6およびア
ウタパッド7からの制動時のトルクを受けるためのトル
ク受け部3a,3aが形成されている。キャリア1と両パッ
ド6,7との間にはパッドスプリング8が介装されてい
て、パッドスプリング8は各パッド6,7をほぼディスク
2の径方向外方に付勢するとともに、トルク受け部3a,3
aを保護している。また、脚部3,3にはキャリパ9に取り
付けられているキャリパ支持ピン10,10がディスク2の
軸方向から摺動自在に嵌合しており、これによりキャリ
パ9がキャリア1に浮動状態で支持される。
キャリパ9はフィスト型であって、インナパッド6を
ディスク2に押圧するためのピストン11が摺動自在に嵌
合するシリンダ12が形成されているシリンダ側部材13
と、ディスク2を跨ぐディスクパス部14aおよびアウタ
パッド7に係合する爪部14bからなる爪側部材14との2
つの部材から構成されている。シリンダ側部材13と爪側
部材14とは、シリンダ側部材13のシリンダ12が開口する
部分の面Fと同一の面で分割されている。ここで、シリ
ンダ側部材13は、大きな剛性を必要としないため、アル
ミニウム合金等の軽合金により形成されており、爪側部
材14は、ディスクパス部14aがホイール(図示せず)と
ディスク2との間の狭い間隙内に位置するため板厚等を
厚くすることができず、また、爪部14bはアウタパッド
7を押圧するため大きな強度を必要とするため剛性の大
きな鉄製となっている。このようにして、キャリパ9の
軽量化を図ってディスクブレーキ全体の軽量化が図られ
ている。
ディスク2に押圧するためのピストン11が摺動自在に嵌
合するシリンダ12が形成されているシリンダ側部材13
と、ディスク2を跨ぐディスクパス部14aおよびアウタ
パッド7に係合する爪部14bからなる爪側部材14との2
つの部材から構成されている。シリンダ側部材13と爪側
部材14とは、シリンダ側部材13のシリンダ12が開口する
部分の面Fと同一の面で分割されている。ここで、シリ
ンダ側部材13は、大きな剛性を必要としないため、アル
ミニウム合金等の軽合金により形成されており、爪側部
材14は、ディスクパス部14aがホイール(図示せず)と
ディスク2との間の狭い間隙内に位置するため板厚等を
厚くすることができず、また、爪部14bはアウタパッド
7を押圧するため大きな強度を必要とするため剛性の大
きな鉄製となっている。このようにして、キャリパ9の
軽量化を図ってディスクブレーキ全体の軽量化が図られ
ている。
爪側部材14のディスクパス部14aにはディスク2の軸
線方向に沿ってねじ穴15が4個所に形成されており、シ
リンダ側部材13には前記ねじ穴15の位置に対応させディ
スク2の軸方向に沿って貫通孔16が形成されている。そ
して、タイボルト17を貫通孔16に挿通してねじ穴15に螺
合させて締付けることによって、シリンダ側部材13と爪
側部材14とが固着される。
線方向に沿ってねじ穴15が4個所に形成されており、シ
リンダ側部材13には前記ねじ穴15の位置に対応させディ
スク2の軸方向に沿って貫通孔16が形成されている。そ
して、タイボルト17を貫通孔16に挿通してねじ穴15に螺
合させて締付けることによって、シリンダ側部材13と爪
側部材14とが固着される。
シリンダ側部材13および爪側部材14のそれぞれの分割
した個所における外側(第1図中上側)には一定の厚さ
の肉盛りがされて肉厚が他の個所より厚くなっている。
この肉盛り部18,19はディスク2を両パッド6,7で挟持し
たときに、反力によってシリンダ側部材13に対して爪側
部材14が広がる(爪側部材14がシリンダ側部材13に対し
て第1図中矢印E方向に反る)のを抑えるためのもので
ある。
した個所における外側(第1図中上側)には一定の厚さ
の肉盛りがされて肉厚が他の個所より厚くなっている。
この肉盛り部18,19はディスク2を両パッド6,7で挟持し
たときに、反力によってシリンダ側部材13に対して爪側
部材14が広がる(爪側部材14がシリンダ側部材13に対し
て第1図中矢印E方向に反る)のを抑えるためのもので
ある。
前記ディスクパス部14aのねじ穴15は下穴とねじが形
成されたねじ形成部分とからなり、下穴よりも径が大き
くなるねじ形成部分またはタイボルト17が螺合する螺合
部分がインナパッド6が当接するディスク2のインナ側
制動面2aよりもシリンダ側部材13側になるように形成さ
れている。そして、爪側部材14のディスクパス部14aの
ディスク2側内面にはねじ穴15の軸方向の範囲で一定の
肉厚となるように肉盛りがされた肉厚部20が形成されて
いる。また、インナパッド6は肉厚部20との干渉を避け
るために、肉厚部20との間に間隙が生じるようにディス
ク2径方向における寸法が小さく設定されている。
成されたねじ形成部分とからなり、下穴よりも径が大き
くなるねじ形成部分またはタイボルト17が螺合する螺合
部分がインナパッド6が当接するディスク2のインナ側
制動面2aよりもシリンダ側部材13側になるように形成さ
れている。そして、爪側部材14のディスクパス部14aの
ディスク2側内面にはねじ穴15の軸方向の範囲で一定の
肉厚となるように肉盛りがされた肉厚部20が形成されて
いる。また、インナパッド6は肉厚部20との干渉を避け
るために、肉厚部20との間に間隙が生じるようにディス
ク2径方向における寸法が小さく設定されている。
なお、肉厚部20との干渉を避けるためにインナパッド
6を上記形状とする他に、キャリア1のパッドの保持位
置をディスク2の径方向内方へ設定してインナパッドの
位置をディスク2の中心方向にずらしてもよい。この場
合には、インナパッドとディスク2との当接面積が小さ
くなることがなく、また、インナパッドとアウタパッド
とを共用化することもできる。
6を上記形状とする他に、キャリア1のパッドの保持位
置をディスク2の径方向内方へ設定してインナパッドの
位置をディスク2の中心方向にずらしてもよい。この場
合には、インナパッドとディスク2との当接面積が小さ
くなることがなく、また、インナパッドとアウタパッド
とを共用化することもできる。
また、インナパッドの形状としては、第5図に示すよ
うに、肉厚部20に沿って一定の寸法で逃げた逃げ部6aを
有するものであってもよい。この場合には、ディスク2
径方向における寸法を小さく設定したインナパッド6に
比べてディスク2との当接面積を大きくすることができ
る。
うに、肉厚部20に沿って一定の寸法で逃げた逃げ部6aを
有するものであってもよい。この場合には、ディスク2
径方向における寸法を小さく設定したインナパッド6に
比べてディスク2との当接面積を大きくすることができ
る。
爪側部材14のディスクパス部14aの爪部側14bにも、肉
盛りがされた肉厚部21が形成されており、この肉厚部21
によって爪側部材14の剛性を高めることができるため、
その分ディスク2の外径寸法をより大きく設定すること
もできる。
盛りがされた肉厚部21が形成されており、この肉厚部21
によって爪側部材14の剛性を高めることができるため、
その分ディスク2の外径寸法をより大きく設定すること
もできる。
以上の構成のディスクブレーキを係る作用を説明す
る。
る。
まず、本実施例のディスクブレーキの動作を概略説明
すると、シリンダ12内に油圧が導入されると、ピストン
11が前進してインナパッド6をディスク2に押圧する。
キャリパ9はキャリア1にキャリパ支持ピン10によって
浮動状態で保持されているため、インナパッド6がディ
スク2に押圧されたときの反力によってピストン11が移
動する方向(第1図中左方向)に対して反対方向に移動
し、爪部14bによってアウタパッド7がディスク2に押
圧されて、両パッド6,7によってディスク2を挟持して
制動力が発生される。
すると、シリンダ12内に油圧が導入されると、ピストン
11が前進してインナパッド6をディスク2に押圧する。
キャリパ9はキャリア1にキャリパ支持ピン10によって
浮動状態で保持されているため、インナパッド6がディ
スク2に押圧されたときの反力によってピストン11が移
動する方向(第1図中左方向)に対して反対方向に移動
し、爪部14bによってアウタパッド7がディスク2に押
圧されて、両パッド6,7によってディスク2を挟持して
制動力が発生される。
ところで、このディスクブレーキにおける制動時には
キャリパ9に大きな力が加わるため、シリンダ側部材13
と爪側部材14との接合個所の強度を高めておく必要があ
る。そこで、上記構成ではディスクパス部14aのねじ穴1
5をディスク2のインナ側制動面よりもシリンダ側部材1
3側に形成し、かつ、そのねじ穴15に対応させて肉厚部2
0を設けて、タイボルト17の径がホイールとディスク2
との間隙に影響されることがないようにしたため、タイ
ボルト17の径を大きく設定して接合部の強度を高めるこ
とができる。そのため、従来のようにボルトの径を大き
くしたためにディスクの径を小さくしなければならなか
ったり、ボルトの径を小さくしてボルトの本数を増加さ
せる必要がなくなる。
キャリパ9に大きな力が加わるため、シリンダ側部材13
と爪側部材14との接合個所の強度を高めておく必要があ
る。そこで、上記構成ではディスクパス部14aのねじ穴1
5をディスク2のインナ側制動面よりもシリンダ側部材1
3側に形成し、かつ、そのねじ穴15に対応させて肉厚部2
0を設けて、タイボルト17の径がホイールとディスク2
との間隙に影響されることがないようにしたため、タイ
ボルト17の径を大きく設定して接合部の強度を高めるこ
とができる。そのため、従来のようにボルトの径を大き
くしたためにディスクの径を小さくしなければならなか
ったり、ボルトの径を小さくしてボルトの本数を増加さ
せる必要がなくなる。
また、インナパッド6と肉厚部20との間に間隙を設定
すれば、よりタイボルト17の径を大きく設定できて接合
部の強度をより高めることもできる。
すれば、よりタイボルト17の径を大きく設定できて接合
部の強度をより高めることもできる。
さらに、インナパッド6に肉厚部20に沿って逃げ部6a
を形成すれば、インナパッド6とディスク2との当接面
積を大きく低下させることなく肉厚部20とインナパッド
6との間隙を設けることができる。
を形成すれば、インナパッド6とディスク2との当接面
積を大きく低下させることなく肉厚部20とインナパッド
6との間隙を設けることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、タイボルト17の本数や肉厚部20の厚さ等は適宜設定
すればよい。
く、タイボルト17の本数や肉厚部20の厚さ等は適宜設定
すればよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明は、シリンダ側部
材と爪側部材の2つの部材から構成したフィスト型キャ
リパを有する軽量化を図ったディスクブレーキにおい
て、爪側部材のディスクパス部のタイボルトが螺合する
ねじ穴の螺合部分をインナパッドが当接するディスクの
インナ側制動面よりもシリンダ側部材側に設け、ディス
クパス部におけるねじ穴が形成された範囲のディスク側
内面にねじ穴に沿って一定の厚さで肉厚部を設けたた
め、ディスクの径に影響を与えることなくボルトの径を
大きくすることができてシリンダ側部材と爪側部材との
接合個所の強度を高めることができる。
材と爪側部材の2つの部材から構成したフィスト型キャ
リパを有する軽量化を図ったディスクブレーキにおい
て、爪側部材のディスクパス部のタイボルトが螺合する
ねじ穴の螺合部分をインナパッドが当接するディスクの
インナ側制動面よりもシリンダ側部材側に設け、ディス
クパス部におけるねじ穴が形成された範囲のディスク側
内面にねじ穴に沿って一定の厚さで肉厚部を設けたた
め、ディスクの径に影響を与えることなくボルトの径を
大きくすることができてシリンダ側部材と爪側部材との
接合個所の強度を高めることができる。
そのため、ディスクの径に影響することなくボルトの
径を大きくすることができるため、従来のようにディス
クの径を小さくして制動性能やディスクの熱容量を低下
させたり、ボルトの径を小さくして本数を増加させるこ
とによる製造コストが高くなることがない。
径を大きくすることができるため、従来のようにディス
クの径を小さくして制動性能やディスクの熱容量を低下
させたり、ボルトの径を小さくして本数を増加させるこ
とによる製造コストが高くなることがない。
第1図は本発明の一実施例のディスクブレーキの断面図
(第4図のI−I線断面図)、 第2図は中心線に対し右側が第1図におけるA矢視図で
左側がB矢視図、 第3図は第1図のC矢視図、 第4図は第1図のD矢視図、 第5図は他の実施例の第2図に対応する図面である。 1……キャリア、2……ディスク 2a……インナ側制動面、6……インナパッド 9……キャリパ、11……ピストン 13……シリンダ側部材、14……爪側部材 14a……ディスクパス部 14b……爪部、15……ねじ穴 17……タイボルト(ボルト) 20……肉厚部
(第4図のI−I線断面図)、 第2図は中心線に対し右側が第1図におけるA矢視図で
左側がB矢視図、 第3図は第1図のC矢視図、 第4図は第1図のD矢視図、 第5図は他の実施例の第2図に対応する図面である。 1……キャリア、2……ディスク 2a……インナ側制動面、6……インナパッド 9……キャリパ、11……ピストン 13……シリンダ側部材、14……爪側部材 14a……ディスクパス部 14b……爪部、15……ねじ穴 17……タイボルト(ボルト) 20……肉厚部
Claims (3)
- 【請求項1】車体の非回転部に取り付けたキャリアに浮
動状態で支持されるキャリパを、インナパッドをディス
クに押圧するピストンが支持されるシリンダ側部材と、
ディスクを跨ぐディスクパス部およびアウタパッドに係
合する爪部からなる爪側部材との2つの部材に分割し、
ディスクの軸方向からシリンダ側部材を貫通して前記デ
ィスクパス部に螺合したボルトにより前記各部材を固着
してなるディスクブレーキにおいて、 前記ディスクパス部のボルトが螺合するねじ穴の螺合部
分を前記インナパッドが当接するディスクのインナ側制
動面よりも前記シリンダ側部材側に設け、ディスクパス
部における前記ねじ穴が形成された範囲のディスク側内
面にねじ穴に沿って一定の厚さで肉厚部を設けたことを
特徴とするディスクブレーキ。 - 【請求項2】インナパッドとディスクパス部のディスク
側内面の肉厚部との間に間隙が生じるように、インナパ
ッドのディスクパス部側端面をアウタパッドのディスク
パス部側端面よりもディスクの径方向内方に位置させて
なる請求項(1)に記載のディスクブレーキ。 - 【請求項3】インナパッドに、ディスクパス部のディス
ク側内面の肉厚部の形状に沿わせて一定の間隙が生じる
ように逃げ部を形成した請求項(1)に記載のディスク
ブレーキ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2104809A JP2811113B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | ディスクブレーキ |
US07/688,423 US5167303A (en) | 1990-04-20 | 1991-04-22 | Disc brake |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2104809A JP2811113B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | ディスクブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH044329A JPH044329A (ja) | 1992-01-08 |
JP2811113B2 true JP2811113B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=14390747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2104809A Expired - Fee Related JP2811113B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | ディスクブレーキ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5167303A (ja) |
JP (1) | JP2811113B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6073733A (en) * | 1997-07-30 | 2000-06-13 | Ford Motor Company | Disc brake apparatus |
JP3576772B2 (ja) * | 1997-10-08 | 2004-10-13 | 日産自動車株式会社 | ディスクブレーキ |
FR3041048B1 (fr) * | 2015-09-16 | 2018-08-17 | Chassis Brakes Int Bv | Etrier de frein en deux parties, frein a disque bi-matiere avec frein de parc electro-hydraulique, et procede d'industrialisation et d'assemblage |
IT201800006577A1 (it) * | 2018-06-22 | 2019-12-22 | Corpo pinza di freno a disco |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3482655A (en) * | 1968-06-20 | 1969-12-09 | Dayton Steel Foundry Co | Disk brake and adjusting means therefor |
US3734248A (en) * | 1971-12-01 | 1973-05-22 | C Fay | Floating caliper assembly for distribution of brake shoe thrust in dual hydraulic brake system |
JPS5316463B2 (ja) * | 1973-02-16 | 1978-06-01 | ||
JPS5914649B2 (ja) * | 1975-03-28 | 1984-04-05 | トヨタ自動車株式会社 | ピストン−シリンダ装置およびこれを用いたデイスクブレ−キ装置 |
US4596317A (en) * | 1985-01-14 | 1986-06-24 | General Motors Corporation | Disc brake piston and brake pad assembly |
US4844206A (en) * | 1987-12-18 | 1989-07-04 | Allied-Signal Inc. | Dual disk brake |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP2104809A patent/JP2811113B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-04-22 US US07/688,423 patent/US5167303A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5167303A (en) | 1992-12-01 |
JPH044329A (ja) | 1992-01-08 |
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