JPS624530Y2 - - Google Patents

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JPS624530Y2
JPS624530Y2 JP10702780U JP10702780U JPS624530Y2 JP S624530 Y2 JPS624530 Y2 JP S624530Y2 JP 10702780 U JP10702780 U JP 10702780U JP 10702780 U JP10702780 U JP 10702780U JP S624530 Y2 JPS624530 Y2 JP S624530Y2
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JP
Japan
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adhesive
layer
adhesive layer
lid material
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JP10702780U
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JPS5737766U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は容器用蓋材に関するものであり、詳し
くは容器に対し接着シール性を有する積層した蓋
材の表面層の一部を切抜き剥離して、粘着シート
が得られるようにした容器蓋材の改良構造を得た
ものである。
本考案者は既に、前記のような表面層の一部を
切抜き剥離して粘着シートを得ることのできる蓋
材の考案(実願昭55−39168号)をなしたが、該
考案においては、粘着シートを得るための粘着剤
層が蓋材の全面の中間積層として形成してあるた
め、該粘着剤層の粘弾性によつて粘着剤が蓋周面
に滲み出て、他物に粘着したり、異物が付着する
などの欠点があつた。
本考案は上述の欠点を解消するものであつて、
上記のような蓋材の積層構造中の周縁部を除く所
要部分にのみ、粘着剤層と離型剤層を形成し、蓋
材の周縁を接着して周側面には粘着剤層が露出し
ないようになすことにより、安定強固な積層蓋材
とし、しかも切抜粘着シートも安定に保持される
とともに、その剥脱も容易なものとしたものであ
る。
以下、本考案の容器用蓋材の実施例を、図面に
より詳しく説明する。
図面は本考案の蓋材cを、内容物11が収容さ
れた容器10に被着シールした場合の要部を断面
とした側面図であつて、蓋材cは、容器10のフ
ランジ9面にシール可能な下面接着剤層2を設け
た蓋基材1の上面に、接着剤層7を介して、印刷
表面シート3が積層され、該印刷表面シート3の
下面の周縁を除いて一部に、粘着剤層5、離型剤
層6が積層された中間層を印刷表面シート3と接
着剤層7との間に介在積層して設けられる。
そして、前記粘着剤層5、離型剤層6よりなる
中間層の上面の印刷表面シート3面から離型剤層
6に達する半抜切込線13が、所望粘着シート1
2形状を形成するように刻設される。
離型剤層6は、少くとも半抜切込線13で囲ま
れた粘着シート12面と一致するか、それより広
い面積の粘着剤層5全面をカバーするように設け
られる。
上記の蓋基材1としては、セルローズ系フイル
ム(セロハン)、アセテート、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニリ、
ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーポ
ネイト、ポリアミド、などの半合成、合成樹脂フ
イルム、アルミニウム箔、紙などのシートあるい
は、これらのラミネート複合フイルムが好ましく
用いられ、通常12〜200μ厚のものが実用範囲で
ある。
接着剤層2としては、低、中、高密度ポリエチ
レン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、エチレン
アクリル酸コポリマー、アイオノマー、ポリプロ
ピレン、エチレンプロピレンコポリマー、その他
のホツトメルト型接着剤、塩化ビニル樹脂、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂等の合成樹脂溶液型
コーテイング剤、が好ましく、その塗布量は3〜
100μ厚が実用範囲である。
印刷表面シート3としては、前記蓋基材1と同
様のものが用いられる。
粘着剤層5としては、アクリル酸2エチルヘキ
シルを主成分とするアクリルエマルジヨン型粘着
剤、天然ゴムラテツクス型粘着剤、ポリオキシエ
チレンのアクリル酸モノエステルとアクリル酸ア
ルキルエステルのコポリマーエマルジヨン型粘着
剤、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸とメ
チルビニルエーテルのコーポリマーなどの水溶性
感圧接着剤、アクリル酸エステルを主成分とする
溶液型粘着剤が好ましく用いられ、その塗布量は
2〜20g/m2が実用範囲である。
離型剤層6としては、ニトロセルロース系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ア
クリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフイ
ン系樹脂、シリコン系樹脂などから適宜選択され
るが、通常その塗布量は0.2〜20g/m2の範囲で
ある。
接着剤層7としては、低、中、高密度ポリエチ
レン、エチレン・酢酸ビニルコポリマー、エチレ
ン・アクリル酸コポリマー、アイオノマー、ポリ
プロピレン、エチレン・プロピレンコポリマーな
どのホツトメルト型接着剤、ウレタン系接着剤、
酢酸ビニル系エマルジヨン接着剤、アクリル系エ
マルジヨン接着剤などが好ましく用いられ、その
塗布厚は3〜100μが実用範囲である。
上記の蓋材cを製造するには、上面に所望の印
刷模様4を設けた印刷表面シート3の裏面に、印
刷模様4の絵柄に適合する面に粘着剤層5、離型
剤層6、さらに必要に応じて印刷模様8を、印刷
機により形成する。この場合上面の印刷模様4、
裏面の粘着剤層5、離型剤層6、印刷模様8は、
グラビヤ多色印刷機で、連続両面印刷すれば、各
形成面の見当合せが良好に行い得るとともに能率
的である。また、別に蓋基材1に下面接着剤層2
および上面に接着剤層7をそれぞれ通常のコーテ
イング法、ラミネート法で付与積層し、前述の印
刷工程を経た印刷表面シート3の裏面にラミネー
トする。
この場合、下面接着剤層2の形成を、前記の積
層形成工程後に、コーテイングまたはラミネート
して行うようにしてもよい。
以上のようにして得られた多層積層シートは、
所定長に断截した後、印刷表面シート3の外面か
ら離型剤層6に達する半抜切込線13を刻設し、
表面印刷模様を含む所望外形の粘着シート12部
を形成し、さらに容器10のフランジ9の外形に
適合した形状に打抜くことにより容器用蓋材が得
られる。
本考案蓋材は上記の構成を有するので、内容物
11を収容した容器10の上面フランジ部9に、
接着シールすることにより密封容器となるので、
この商品の購入者は、図面の点線で示すように、
半抜切込線で囲まれた粘着シート12部分を、離
型剤層6から引剥して、貼り絵、ワツペンなどの
用途に供することができ、一方蓋材cの離型剤層
6は薄く透明なものとして、その裏面に設けられ
た印刷模様、例えば説明文、くじなどを見ること
ができ、極めて興趣に富んだ商品となるものであ
る。
さらに本考案の容器用蓋材の具体例を説明す
る。
蓋材積層構成(表面から順次下面へ) (イ) 表面印刷片アート紙79.1g/m2 (ロ) 粘着剤(片アート紙の所要部分のみ)15g/
m2(カネボーNSC製Duro Tack−9140、アク
リル系粘着剤) (ハ) 離型剤(粘着剤層をカバーする範囲)5g/
m2(昭和インク工業製、離型性ポリエステル樹
脂) (ニ) 印刷(離型剤層面への説明文または適宜の図
形) (ホ) ポリエチレンイミン系アンカーコート (ヘ) ポリエチレンコーテイング 20μ (ト) アルミニウム箔 12μ (チ) ポリウレタン系アンカーコート (リ) ポリエチレンコーテイング 20μ (ヌ) ホツトメルト型接着剤 20μ(ヒロダイン工
業製7514、エチレン酢ビ系樹脂接着剤) 上記の積層構成は、片アート紙のコート面に表
印刷すると同時に、その裏面の所要部分に粘着
剤、離型剤および説明文などの印刷をグラビア多
色印刷機を用いて行い、ついでアルミニウム箔を
アンカーコート、ポリエチレンコート層を介して
貼合せ、さらにアンカーコート、ポリエチレンコ
ーテイング、ホツトメルト型接着剤コーテイング
を施して蓋素材積層シートとし、これを断截、半
抜切込加工、打抜き加工により容器用蓋材を得
た。
この蓋材を内容物を収容した発泡ポリスチレン
製容器の開口部フランジ面に、ヒートシールによ
り密閉被蓋して、密閉容器商品が得られる。
上記の断截、打抜き加工時、容器へのヒートシ
ール時、ならびに商品容器の流通段階において、
蓋の外周側面への粘着剤の滲出は全く生ずること
なく、製造ならびに取扱い面での欠陥は皆無であ
つた。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案を実施した蓋材を、内容物を収
容した容器に被着シールした場合の要部を断面と
して示した側面図である。 1……蓋基材、2……下面接着剤層、3……印
刷表面シート、5……粘着剤層、6……離型剤
層、7……接着剤層、4,8……印刷模様、12
……粘着シート、13……半抜切込線、C……蓋
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器に対してシール可能な下面接着剤層2を設
    けた蓋基材1の上面に、接着剤層7を介して印刷
    表面シート3を積層した蓋材Cにおいて、印刷表
    面シート3の下面の周縁を除いた一部に粘着剤層
    5、離型剤層6を積層した中間層を、印刷表面シ
    ート3と接着剤層7の間に介在積層し、印刷表面
    シート3の外面から前記中間層の離型剤層6に達
    する半抜切込線13を刻設して、蓋材Cから剥脱
    し得る粘着シート12部を形成したことを特徴と
    する容器用蓋材。
JP10702780U 1980-07-30 1980-07-30 Expired JPS624530Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10702780U JPS624530Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10702780U JPS624530Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5737766U JPS5737766U (ja) 1982-02-27
JPS624530Y2 true JPS624530Y2 (ja) 1987-02-02

Family

ID=29468354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10702780U Expired JPS624530Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

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JPS5737766U (ja) 1982-02-27

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