JPH0532266A - 包装用プラスチツクフイルムシートおよび封筒 - Google Patents

包装用プラスチツクフイルムシートおよび封筒

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Publication number
JPH0532266A
JPH0532266A JP20632091A JP20632091A JPH0532266A JP H0532266 A JPH0532266 A JP H0532266A JP 20632091 A JP20632091 A JP 20632091A JP 20632091 A JP20632091 A JP 20632091A JP H0532266 A JPH0532266 A JP H0532266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
plastic film
envelope
film sheet
packaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP20632091A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tanaka
潔 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOUBUNSHIYA INSATSU KK
Original Assignee
HOUBUNSHIYA INSATSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装用としてのプラスチックフィルムシート
の難筆記性と重ね合せ面における難剥離性を改善する。 【構成】 プラスチックフィルムシート4を、表面にマ
ットインキが塗布された外側フィルム1と、凹凸粗面2
が刻設された内側フィルム3との貼り合せ構造となし、
外側フィルム1側において筆記を容易にするとともに、
凹凸粗面2の効能により重ね合せ面における密着性を緩
和した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種物品の収納や包装用
のプラスチックフィルムシート、特に封筒のようなメー
ル用の袋に好適なプラスチックフィルムシートおよび封
筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種物品の収容袋や包装材として
紙並びにプラスチックフィルムシートが汎用され、殊に
プラスチックフィルムシートは防水性に富み破れにくい
ことから、包装袋、書類袋あるいは近年においては例え
ば実開昭62−127940号公報にみられるように、
メール用の封筒の分野にも適用されるに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プラスチッ
クフィルムシートは上記のような長所を有している反
面、例えば水性インキで文字を書いた場合、インキが乗
らず文字が消えやすいという難点があり、また封筒のよ
うなシート状の袋体となした場合内面が密着し、物品収
容時の開口性が悪いという欠点を有している。上記した
前者の筆記性の問題点は、上記した公報に記載されてい
るように、マットインキを塗布することによって改善す
ることができるが、後者の開口性が悪いという問題点の
改善は容易なことではない。そのうえ従来のこの種のプ
ラスチックフィルムシートは外観が単純であって重厚感
と高級感が乏しい。
【0004】本発明は包装資材、ギフトバック、ダイレ
クトメール封筒等多目的に使用でき、表面側が筆記性を
有し、袋や封筒となしたときに開口性のよいプラスチッ
クフィルムシートを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
め、本発明は、包装材、収容袋、あるいは封筒等の用途
に適用されるプラスチックフィルムシートを、表面にマ
ットインキが塗布された平滑な外側フィルムと凹凸粗面
加工が施された内側フィルムとの2層構造となし、表面
となる外側フィルムに筆記性を付与するとともに内側フ
ィルムの密着性を低下させて開口性を向上させた。
【0006】本発明に適用する表裏のプラスチックフィ
ルムとしては特に限定を要するものではないが、外側に
は2軸延伸フィルム、例えば2軸延伸ポリプロピレンフ
ィルム(OPPフィルム)を使用し、内側には未延伸フ
ィルム、例えば未延伸ポリプロピレンフィルム(CPP
フィルム)が好適である。そして表裏の各フィルムの厚
さは20〜70μm程度が望ましく、透明、半透明あるいは
不透明のいずれのフィルムを適用してもよい。又不透明
フィルムとしてアルミ蒸着されたフィルムを使用すると
見栄えがよく豪華な封筒となると共に内側フィルムとし
て使用すれば外側フィルムに凹凸模様が浮き出て装飾性
・美感性が一層よくなる。
【0007】内側フィルムの凹凸粗面処理はエンボスロ
ーラによるエンボス加工を施すことによって容易に得る
ことができ、凹凸の模様や柄は任意に選定するとよい。
【0008】外側フィルムと内側フィルムとの貼り合せ
手段(ラミネート手段)については、ウレタン系、エス
テル系、ビニル系等から内外のフィルムに対する接着性
の良好な接着剤を使用するとよく、殊に80〜100゜Cの
温度で接着可能なウレタン樹脂系の接着剤が好ましい
る。また他のラミネート法として、熱ロールによる熱接
着あるいは表裏のフィルムよりも低融点のバインダーフ
ィルムを介入させて熱ロール接着をしてもよい。そして
この内外2枚のフィルムのラミネートは内側フィルムに
エンボスローラによる型付けを施しながら行うことによ
りさらに能率よく本考案のフィルムシートを得ることが
できる。
【0009】また外側フィルムの表面に塗布するマット
インキとしては、例えば大日本インキ化学工業株式会社
製XOX−1206の筆記性付与剤のような公知の処理
剤を用いるとよい。
【0010】
【作用】本発明のプラスチックフィルムシートは、表面
側にマットインキが塗布された平滑な外側フィルムと、
凹凸粗面加工が施された内側フィルムとの2層構造であ
るから、このプラスチックフィルムシートでもって例え
ば封筒を成形すると、得られた封筒の保形性が良好であ
り、外側フィルムの表面に水性・油性を問わず任意の筆
記具によって宛先等の文字を明記することができるとと
もに封筒の開口が極めて容易となり、書面等の納入作業
が円滑となる。
【0011】
【実施例】厚さ40μの透明なOPPフィルムを外側フィ
ルム1に、エンボスローラにより網目状の凹凸粗面2が
刻設された厚さ20μの透明なCPPフィルムを内側フィ
ルム3に用い、外側フィルム1の一方の面にウレタン系
接着剤を塗布(塗布量約15g/m2)したのち、80゜Cの熱
ローラを用いて両フィルム1、3を貼合せ、しかるのち
外側フィルム1の表面側にマットインキを塗布して包装
用のプラスチックフィルムシート4となした。
【0012】このプラスチックフィルムシート4を50cm
〜50cmの方形に裁断し、外側フィルム1を上面として多
数積層された状態において上方から1枚ずつ取り出した
ところ、取り出しフィルムシートに下方のフィルムシー
トが付着することなく、順次円滑に取り出すことができ
た。
【0013】次に上記フィルムシート4を用い、図3に
示したように、内側フィルム3を内面となした封筒5を
作成した。得られた封筒5は、表面が滑らかで筆記性が
良く、また開口部から書状を挿入する際、内面同志が密
着することなく円滑に開口した。図中6は感圧性接着剤
そして7は剥離紙片である。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によるプラスチックフ
ィルムシート4は、外側フィルム1と内側フィルム3の
2層のプラスチックフィルムが貼り合わせて構成され、
外側フィルム1の表面側にはマットインキが塗布され、
内側フィルム3には凹凸粗面2が刻設されてなるもので
あるから、このフィルムシート4を所望の大きさに裁断
して重ね合せてもフィルムシート4、4間が真空状態に
はならず、上方から1枚ずつ確実に取り出すことがで
き、また外側フィルム1の表面の筆記性が良好であるか
ら、防湿性の包装材として極めて好都合となる。そのう
え凹凸粗面2を種々な模様となし、外側フィルム1に透
明または半透明フィルムを使用すれば、凹凸粗面模様が
外側から透視することができ装飾性、美感性に富んだ包
装材となる。
【0015】また上記プラスチックフィルムシート4を
用い、内側フィルム3を内側面となして作られた封筒5
は、表面側の筆記性並びに切手貼着性はもとより収容部
が密着することなく容易に開口し、書状等の挿入が円滑
となり、凹凸粗面2による模様効果のある封筒となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックフィルムシートの1部剥
離斜視図。
【図2】図1のプラスチックフィルムシートの断面拡大
図。
【図3】本発明の封筒の斜視図。
【符号の説明】
1 外側フィルム 2 凹凸粗面 3 内側フィルム 4 プラスチックフィルムシート 5 封筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側フィルム1と内側フィルム3の2層
    のプラスチックフィルムが貼り合わされ、外側フィルム
    1の表面側にはマットインキが塗布され、内側フィルム
    3には凹凸粗面加工が施されていることを特徴とする包
    装用プラスチックフィルムシート。
  2. 【請求項2】 外側フィルム1と内側フィルム3の2層
    のプラスチックフィルムにより形成され、外側フィルム
    1の表面側にはマットインキが塗布され、内側フィルム
    3には凹凸粗面加工が施されていることを特徴とする封
    筒。
JP20632091A 1991-07-22 1991-07-22 包装用プラスチツクフイルムシートおよび封筒 Pending JPH0532266A (ja)

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JP20632091A JPH0532266A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 包装用プラスチツクフイルムシートおよび封筒

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JP20632091A JPH0532266A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 包装用プラスチツクフイルムシートおよび封筒

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JP (1) JPH0532266A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062793A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Toppan Printing Co Ltd ダンボール箱および紙封筒
WO2008142749A1 (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Sanyo Engineering Co., Ltd. 包装用緩衝材およびその製造方法

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JP2007062793A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Toppan Printing Co Ltd ダンボール箱および紙封筒
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