JP2002240467A - 往復葉書の製造方法 - Google Patents
往復葉書の製造方法Info
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Abstract
不良品を発生させることなく製造することを可能にした
往復葉書の製造方法を提供する。 【構成】 巾方向に折り線を介して3葉片が連接した単
位シートtの、2葉片を折り合わせ対向面間を疑似接着
積層体Gを介して一体化した往復葉書の製造方法におい
て、単位シートtが加熱及び加圧工程を経過後冷め切ら
ぬ内に最終の折り工程を経過する。
Description
する。詳しくは見掛けは通常の往復葉書であるにもかか
わらず、往信葉書が剥離可能に折り畳まれているため
に、今までより多量の情報が隠蔽された状態で郵送可能
になった往復葉書の製造方法に関する。
葉片を2つ折りし、葉片対向面間に剥離可能に積層され
た疑似接着積層体を挟み込み、2葉片を剥離可能に一体
化した葉書が一般に使用されるようになった。この葉書
の受取人は両葉片を引き剥がすと、疑似接着積層体の疑
似接着部分が分離し、両葉片表面がフィルムによりラミ
ネートされた状態で展開することができる。さらに、そ
のような葉書に返信葉書を連接させて折り込んだ往復葉
書がある。
製造方法として、図3に示すよう巾方向に3葉片が折り
線を介して連接された単位シートtが縦方向に連接され
た長尺シートSの第2、3葉片の表面同士を対向させて
折り込み、その対向面間に剥離可能に積層された疑似接
着積層体Gを挿入する。そして図4A、Bで示すよう、
続く裁断工程で単位シートt毎に仕上げた後に、加熱及
び加圧工程を経て第2、3葉片の表面同士を剥離可能に
一体化する。さらに最終の折り工程を経て、第1葉片表
面と第3葉片裏面が対向するように折り合わされ、図5
に示すよう全体として見開き状の往復葉書の形態となる
のである。
り工程に掛けると、折り機のローラー等で疑似接着積層
体がしごかれることにより、簡単に疑似接着部分が剥離
してしまい、せっかく疑似接着積層体で剥離可能に一体
化している第2、3葉片の対向面が開封してしまい不良
品が多発するケースが頻繁に起こる。本発明は上記問題
点を解決すべく、素人でも最終の折り工程で不良品を発
生させることのない往復葉書の製造方法を提供するもの
である。
に、本発明の往復葉書の製造方法は、巾方向に第1葉
片、第2葉片及び第3葉片が折り線を介して連接された
単位シートが縦方向に連接された長尺シートの第2葉片
表面と第3葉片表面を対向させて折り畳む工程、両外側
に感熱接着剤層が設けられた少なくとも2層からなる疑
似接着積層体を前記対向面間に挿入する工程、疑似接着
積層体が挿入された長尺シートを単位シート毎に裁断す
る工程、裁断された単位シートの第2葉片表面と第3葉
片表面を加熱及び加圧により疑似接着積層体を介して剥
離可能に密着する工程、加熱及び加圧により剥離可能に
密着された単位シートが常温に冷めるまでに第1葉片表
面を第3葉片裏面と対向させて折り畳む工程からなるこ
とを特徴としている。
g/cm2の上質紙、マット紙、マットコート紙、コー
ト紙及びアート紙等が好適に使用できる。これら用紙を
使用すれば最終的に郵便法の往復葉書の規定に合致する
往復葉書が製造できるのである。疑似接着積層体に制限
はなく、剥離可能に積層された少なくとも2層の熱可塑
性樹脂からなり、対向する葉片間に挿入して加熱及び加
圧すると各葉片表面と接着し、全体として一体化するも
のであればよい。そのような例として、実開平2−25
546号の「透明感熱接着シート」等を好適に使用する
ことができる。疑似接着積層体と対向葉片表面を加熱及
び加圧により接着するのであるが、加熱は疑似接着積層
体の感熱接着剤層が接着性を発揮する温度(通常約90
℃前後)、及び圧力は疑似接着積層体と対向葉片表面が
剥離不能に接着する圧力(約10〜50kg/cm2)
を掛ければよい。また加熱及び加圧工程はヒートローラ
ー等により同時に行われても、またヒーターパネル等の
間を通過させ加熱した後に加圧ローラーで加圧してもよ
いさらに単位シートに仕上げる裁断工程は、スリッター
やロールカッター若しくは公知のギロチン方式による裁
断方法でよい。
熱及び加圧工程により加熱状態にある間は、疑似接着部
分の粘りが強く剥離強度が高いという性質を発見したの
である。従って加熱及び加圧工程を経た直後の未だ熱が
冷めきらない間に最終の折り工程に掛ければ、疑似接着
積層体の疑似接着部分は粘りがあるため折り機のローラ
ー等でしごかれても剥離することはない。
する。図1A、Bは本発明の往復葉書製造方法で使用す
る長尺シートSの表面図と裏面図をそれぞれ表す。図2
は疑似接着積層体Gの断面図を表す。図3は第2葉片2
及び第3葉片3の表面同士を折り畳み対向させた対向面
間に疑似接着積層体Gを挿入した状態を示す平面図。図
4A、Bは単位シートt毎に裁断された往復葉書の平面
図と断面図をそれぞれ表す。図5は完成した往復葉書Y
の斜視図を表す。
1葉片1、第2葉片2及び第3葉片3がそれぞれ折り線
4、5を介して連接された単位シートtが裁断線6を介
して立て方向に連接されている。返信葉書に相当する第
1葉片1の表面1aには、郵便切手欄や郵便番号欄の他
に住所氏名等返信先の情報9が記載されている。また往
信葉書に相当する第2葉片及び3葉片表面の2a及び3
aは、折り線5により折り合わされると共にその対向面
間に疑似接着積層体Gが挿入され接着される面で、最終
的に外部から視認できないため個人の秘密を要する隠蔽
情報10が記載されている。なおこの面は隠蔽情報10
のみならず特段秘密を要さない広告宣伝等の表示でも、
また隠蔽情報や広告宣伝等が混在して記載されていても
一向に構わない。長尺シートSの両外側にはマージナル
孔8が儲けられるが、これは後の工程で切断線7から切
り落とされる。
3は、2つ折りに折り合わされた往信葉書になるのであ
るが、第2葉片裏面2bには郵便切手欄の他に住所氏名
等受取人の情報11が記載されている。また第3葉片及
び第1葉片の各裏面3b及び1bは最終的に表出する面
であり、3bには秘密を要しない宣伝広告12が、そし
て返信葉書裏面に相当する1bにはアンケート等の回答
欄がそれぞれ記載されている。
層された2層の熱可塑性樹脂からなり、具体的には図2
に示すよう、例えば熱可塑性樹脂層14、15としてそ
れぞれポリエステルの支持体とポリエチレン樹脂が疑似
接着部分17から剥離可能な状態で積層され、その両外
側に感熱接着剤層16を設けたものを好適に使用するこ
とができる。また熱可塑性樹脂14、15共に同質のポ
リプロピレンを使用することも可能で、さらに熱可塑性
樹脂14、15の間に他の疑似接着層が介在したもの等
を好適に使用することができる。本発明では疑似接着積
層体の構成に言及するものではなく、熱可塑性樹脂を主
体とする疑似接着積層体であれば本発明の製造方法での
適用に支障は生じない。
(図示省略)等により、図1Aに示す長尺シートS右側
のマージナル孔8が切断線7から連続的に切り落とさ
れ、アングル(図示省略)等の折り装置により図3の状
態に折り線5で第3葉片表面3aを第2葉片表面2a側
へ連続的に折り畳まれる。この際にロール(図示省略)
から連続的に繰り出される疑似接着積層体Gを、図2に
示すよう第2、3葉片の対向面間に挿入する。疑似接着
積層体Gの挿入完了後、残る左側のマージナル孔8が切
断線7から切り落とされ、さらに裁断線6でロールカッ
ター(図示省略)等により単位シートtに仕上げられ
る。
態でヒートローラー(図示省略)等により加熱及び加圧
を施され、第2葉片及び第3葉片の各表面2a及び3a
同士が疑似接着積層体Gにより剥離可能に一体化される
のである。そして、熱がまだ冷めきらない状態の間に折
り機(図示省略)による折り工程へと移され、折り線4
から2つ折り状態に折り畳まれて、図5に示す完成品の
往復葉書Yとなるのである。
疑似接着積層体が冷めきらず疑似接着部分に粘りがある
間に最終の折り工程を経過するため、疑似接着部分の剥
離による不良品の発生がなくなる。従って、作業効率が
向上すると共に短時間で大量に素人でも容易に往復葉書
を製造することが可能になる。
尺シートSの表面図、Bは裏面図をそれぞれ表す。
体Gを挿入した状態を示す平面図を表す。
面図、Bは断面図をそれぞれ表す。
Claims (1)
- 【請求項1】 巾方向に第1葉片、第2葉片及び第3葉
片が折り線を介して連接された単位シートが縦方向に連
接された長尺シートの第2葉片表面と第3葉片表面を対
向させて折り畳む工程、両外側に感熱接着剤層が設けら
れた少なくとも2層からなる疑似接着積層体を前記対向
面間に挿入する工程、疑似接着積層体が挿入された長尺
シートを単位シート毎に裁断する工程、裁断された単位
シートの第2葉片表面と第3葉片表面を加熱及び加圧に
より疑似接着積層体を介して剥離可能に密着する工程、
加熱及び加圧により剥離可能に密着された単位シートが
常温に冷めるまでに第1葉片表面を第3葉片裏面と対向
させて折り畳む工程からなる往復葉書の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2001086435A JP3677679B2 (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 往復葉書の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006159749A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 往復はがき及びその使用方法 |
JP2006205609A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 両面隠蔽ラベル |
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- 2001-02-15 JP JP2001086435A patent/JP3677679B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4564367B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2010-10-20 | 大日本印刷株式会社 | 両面隠蔽ラベル及びはがきの組み合わせの使用方法 |
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