JP3023564B2 - 見開き通常はがきの製造方法 - Google Patents

見開き通常はがきの製造方法

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JP3023564B2 JP2183834A JP18383490A JP3023564B2 JP 3023564 B2 JP3023564 B2 JP 3023564B2 JP 2183834 A JP2183834 A JP 2183834A JP 18383490 A JP18383490 A JP 18383490A JP 3023564 B2 JP3023564 B2 JP 3023564B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、疑似接着積層透明フィルム及び感熱接着フ
ィルムを用いて、郵便法に規定する第2種郵便物の内の
見開き通常はがきの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のプリンターの打出しによる各種情報を隠蔽でき
る見開き通常はがきは、例えば特開平2−164598号の
「情報積層体の製造方法」のように縦方向に連接され幅
方向に3区分された単位シートをZ折りし、一つの対向
面間を疑似接着積層透明フィルムを介し剥離可能に貼着
し、残る一つの対向面間をシート面に前もって塗布され
た所定の条件下において接着性を帯びる接着剤で剥離不
能に永久接着一体化するものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記所定の条件下で接着性を帯びる接着剤として、た
とえば感熱性接着剤や業界で「ドライシール」と呼ばれ
る感圧性接着剤、感湿性接着剤等がある。しかしいずれ
の接着剤にしても見開き通常はがきを作成するには、単
位シート3区分の内の2区分の面積全面に塗布し永久接
着を実行しなければならない。よって、広域面積に接着
剤を塗布するため紙の伸縮が生じ、また接着剤を塗布し
ない残り1区分との間に塗布された接着剤の厚みによる
高低差が生じ、プリンターや事後処理機に送り込まれる
際にシワや破れ、ジャミング等が発生した。さらにプリ
ンター打ち出し前の長尺シートは単位シートごとに折り
畳まれて保管されるが、折り畳まれる際、接着剤層がそ
れぞれ対向するため圧力、温度、湿度等外的条件により
自然接着が生じ、プリンターや事後処理機に送り込む際
単位シート毎にスムーズに送り込むことができず、複数
枚が一度に送り込まれてシワや破れ、ジャミング等の原
因となる。またプリンターの種類や機種に合わせて接着
剤を区別し用紙を製造管理しなければならない等の欠点
があった。
本発明は、この欠点を解消して、ユーザーでも容易に
見開き通常はがきを連続的に製造できる製造方法を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る見開き通常はがきの製造方法は、所定の
条件下で接着性を帯びる接着剤が塗布されていず、幅方
向に第1葉片、第2葉片及び第3葉片に区分された単位
シートが縦方向に連接され第1葉片、第2葉片、第3葉
片の表面及び第3葉片の裏面に情報が表示された長尺シ
ートを第1葉片の表面が外側に配置されるように各葉片
間の折り目において断面Z字状に折り重ねて、第2葉片
と第3葉片の対向表面間に前記各葉片幅より狭い幅で加
熱圧着により互いに剥離可能に接着された少なくとも2
層からなる擬似接着積層透明フィルムをロール状態から
連続的に繰り出し挿入すると共に、第1葉片と第2葉片
の対向裏面間に前記各葉片幅より狭い幅の感熱接着フィ
ルムをロール状態から連続的に繰り出し挿入し、加熱圧
着及び幅方向に裁断することにより各単位シートを一体
化する工程からなるものである。
前記擬似接着積層透明フィルムは、異種又は同種の一
対のフィルムを、加熱圧着等により形成された擬似接着
層を介して剥離可能に接着した構成で、必要に応じて前
記フィルムの対向表面に前処理を施したり、対向表面間
に中間材料が介在してもよく、また前記フィルムの外側
に他のフィルムが積層されていてもよい。
擬似接着積層体として例えば特開平1−214484号公
報、特開平1−36493号公報等に開示された通常はがき
材やそれらの出願に基づく二つ折り葉書として現に市販
されている商品名「N&Kカード」(野崎印刷紙業株式
会社製)に採用されているものを好適に利用できるが、
また実開平1−16651号公報、実開平1−174170号公
報、実開平2−14342号公報、実開平2−22874号公報、
実開平2−24977号公報及び実開平2−25546号公報に開
示されたもの等も適宜使用できる。
また前記感熱接着フィルムの構造は、感熱接着剤のみ
で構成されていても、または、芯材の両面に感熱接着剤
が塗布されたフィルムでもよい。
〔作用〕
本願発明によれば、個人情報をプリンターで打出した
後に、ロール状態から連続的に繰り出される感熱接着フ
ィルムが葉片の対向表面間に挿入され、加熱圧着及び裁
断により見開き通常はがきとして連続的に一体化され
る。そのためエンドユーザー納入時のプリント前の長尺
シートには接着剤が一切塗布されていない。従って保管
時に生じる単位シート間の自然接着は発生せず、さらに
プリンターや事後処理機にかけたときシワや破れ、ジャ
ミング等が発生しない。
〔実施例〕
第1A図及び第1B図は本発明の実施例における長尺シー
トと、擬似接着積層透明フィルム及び感熱接着フィルム
の配置をわかりやすく示す概略的斜視図と断面図、第2
A、2B、2C、2D図は、各フィルムが各葉片の対向面間に
挿入され折り畳みされた後における各々平面図及び拡大
断面図、第3A、3B図は従来の見開き通常はがきの長尺シ
ートに塗布された感熱接着剤層の配置を示す平面図であ
る。
第1A図及び第1B図において、繰り出された長尺シート
(T)は幅方向に第1葉片(1)、第2葉片(2)及び
第3葉片(3)に各第1折り目(4)及び第2折り目
(5)を介して区分された単位シート(t)が縦方向に
各切取線(6)を介して連接されてなり、第1葉片
(1)の表面に宛名(7)が、また第2葉片(2)と第
3葉片(3)の各表面に情報(8)が表示され、第3葉
片(3)の裏面にも情報や模様等が表示されている。
従来一般にドットプリンター等長尺シート(T)が接
触するドラムに高熱が発生しないプリンターの場合、第
3図Bに示すように感熱接着剤(9)が長尺シート
(T)の第1葉片、第2葉片裏面に塗布されている。ま
たNIP等の高速プリンターで長尺シート(T)が接触す
るドラムが数百℃になるプリンターの場合、感熱接着剤
が使用できないのでドライシーラー等感圧接着剤
(9′)が長尺シート(T)の第1葉片、第2葉片裏面
に塗布されている。そのため、業者はユーザーの機種に
より接着剤を適宜選択し長尺シートを製造管理してい
た。
本発明は、長尺シート(T)には一切接着剤が塗布さ
れていないため、あらゆる機種のプリンター打ち出しに
適合する。なお、第1葉片(1)及び第3葉片(3)の
各外側にプリンター装着用の耳部が切り取り可能に設け
られるが、図面の複雑化を避けるためにそれらの図示を
省略する。
プリンターにより個人的な情報が打ち出された後長尺
シート(T)が断面Z字状に折り重ねられると共に、第
1葉片(1)と第2葉片(2)の対向裏面はロールから
繰り出される熱接着フィルム(10)を介して剥離不能に
連続的に接着される。熱接着フィルム(10)の構造は第
2B図や第2C図に示すように感熱接着剤単体からなる熱接
着フィルムでも、また、第2D図に示すように芯材(12)
の両面に感熱接着剤が塗布されたフィルムでもよい。ま
た第2葉片(2)と第3葉片(3)の対向表面は、ロー
ルから繰り出され加熱圧着によって剥離可能に接着され
ると共に両側面に感熱接着剤層を形成した擬似接着積層
透明フィルム(11)を介して剥離可能に連続的に接着さ
れる。続いて、折り重ねられた長尺シート(T)は、各
切取線(6)から各単位シートごとに幅方向に裁断され
見開き通常はがき(S)となる。
この場合、第2葉片(2)と第3葉片(3)の対向表
面及び第1葉片と第2葉片の対向裏面の各折り目と反対
側の外側端に沿って、剥離操作の端緒やフィルム挿入時
に各葉片の外にはみ出さないための余裕部分となる非貼
着域を設けるために、擬似接着積層透明フィルムの幅は
第2葉片、第3葉片より狭く設定されており、さらに、
第2C図に示すよう第2葉片、第3葉片の幅をかえて段差
を生じるようにすると、折り目4、5まで切り落として
しまい見開き形態が分断される危険性がよくなるためよ
り効果的である。また裁断を引っぱり破断で行う場合、
感熱性接着シート及び擬似接着積層透明フィルムに、一
定間隔で幅方向にミシン目を形成してもよい。
〔発明の効果〕 以上のように、本発明の見開き通常はがきの製造方法
は、接着剤が一切塗布されていない長尺シートに個人情
報をプリンターで打ち出し、その後葉片幅より狭い幅の
感熱性接着フィルム及び擬似接着積層透明フィルムを、
ロール状態から連続的に繰り出すと共に葉片間に挿入
し、フィルムのはみ出しを気にすることなく作業能率の
格段な向上と確実に開封が可能になるという効果を生
み、加圧加熱処理により一気に一体化することができ
る。従って、エンドユーザーに供給される長尺シートは
プリンターの機種に制限されることはなく、また保管に
よる自然接着も発生せず、プリンター打出し時のシワや
破れ、ジャミング等がなくなり、素人でも見開き通常は
がきが容易にしかも効率的に連続大量生産することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図は本発明の実施例における長尺シートの
感熱性接着フィルムおよび擬似接着積層透明フィルム挿
入のの様子をわかりやすく示した概略的斜視図及び断面
図。第2A、2B、2C、2D図は各フィルムが挿入された長尺
シートの折り畳み後における各々、平面図及び拡大断面
図、第3A図、3B図は従来の見開き通常はがきを製造する
時に用いられる長尺シートの各々平面図と裏面図であ
る。 1……第1葉片、8……情報 2……第2葉片、9……接着剤 3……第3葉片、10……熱接着ィルム 4……第1折り目、11……擬似接着積層透明フィルム 5……第2折り目、12……芯材 6……切取線、T……長尺シート 7……宛名、t……単位シート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の条件下で接着性を帯びる接着剤が塗
    布されていず、幅方向に第1葉片、第2葉片及び第3葉
    片に区分された単位シートが縦方向に連接され第1葉
    片、第2葉片、第3葉片の表面及び第3葉片の裏面に情
    報が表示された長尺シートを第1葉片の表面が外側に配
    置されるように各葉片間の折り目において断面Z字状に
    折り重ねて、第2葉片と第3葉片の対向表面間に前記各
    葉片幅より狭い幅で加熱圧着により互いに剥離可能に接
    着された少なくとも2層からなる擬似接着積層透明フィ
    ルムをロール状態から連続的に繰り出し挿入すると共
    に、第1葉片と第2葉片の対向裏面間に前記各葉片幅よ
    り狭い幅の感熱接着フィルムをロール状態から連続的に
    繰り出し挿入し、加熱圧着及び幅方向に裁断することに
    より各単位シートを一体化する、寸法規格及び重量規格
    を含む通常はがき規格を満足する見開き通常はがきの製
    造方法。
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