JPS6244927A - 接点開閉装置 - Google Patents

接点開閉装置

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JPS6244927A
JPS6244927A JP18635585A JP18635585A JPS6244927A JP S6244927 A JPS6244927 A JP S6244927A JP 18635585 A JP18635585 A JP 18635585A JP 18635585 A JP18635585 A JP 18635585A JP S6244927 A JPS6244927 A JP S6244927A
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洋一 横山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、リモートコンを一ロール用リレーに用いら
れる接点開閉装置に関する。
〔背景技術〕
リモコンスイッチを備え、トランスによって降圧された
電圧で電流が流れるようになった操作回路が接続され、
リモコンスイッチからのON、OFF信号を受けて負荷
の電源回路の開閉を行うリレーが負荷のリモートコント
ロールを行うのに用いられている。このようなリレーを
用いるようにすると、複数個のリモコンスイッチをリレ
ーに接続して複数箇所で負荷の電源回路の開閉を行える
ようにしたり、複数の負荷の各リレーを1箇所に集めて
、負荷の集中監視を行えるようにしたりするというよう
なこと等ができるようになるので非常に便利である。ま
た、操作回路には、低い電圧の電流が流れるので、操作
回路の取り扱いが簡単となり、感電等の事故もなくなる
このようなリモートコン10−ル用リレーとして、第1
図〜第5図に示されているものが開発されている。図に
みるように、このリレーは、熱硬化性樹脂等からなるボ
ディ1、および、同じく熱硬化性樹脂等からなるカバー
2を持ち、両者はかしめピン3等で互いに固定されるよ
うになっている。ボディ1の中央には、電磁石装置4お
よび電磁石装置4により駆動されるようになった可動体
(プランジャ)5が配置されている。
電磁石装置4は絶縁材料からなるコイル枠6゜永久磁石
7を2本、L字形のマグネットヨーク8を2本およびコ
字形のヨーク9を2本それぞれ持つ。コイル枠6は、筒
状のコイル取付部6aと取付部6aの両端両側に設けら
れた四つの支持部6bを持つ。各支持部6bの上端には
取付片6cが上方向に突出しており、取付部6aの前端
両側に設けられた二つの支持部6b、6bには、穴6d
付きのピン固定片6eが前方に突出している。取付部6
aには導線が巻かれてコイル10となっている。コイル
10の両側には鉤部が後方になるようにしてマグネット
ヨーク8.8が配置され、両マグネットヨーク8.8の
外側には永久磁石7゜7が配置されている。そして、両
永久磁石7.7の外側には、開口部を内側に向け、間に
コイル10、マグネットヨーク8,8.永久磁石7,7
をはさむようにして両ヨーク9,9が支持部6b・・・
に固定されている。ヨーク9は、鋳鉄等の磁性材料から
なる芯部が樹脂によりモールドされる等している。
可動体5は、両側に接極子11a、llbが固定され、
前部に軸穴5aが設けられている。この可動体5は、中
間部がコイル枠の取付部6aに挿入され、両接極子11
a、llbが取付部6aの前後端と両ヨーク9.9の前
後端とがつくる空間に挿入されるよう配置されており、
正逆移動することができるようになっている。図中、4
6は残留空隙を設けるのに用いられるレシジュアルプレ
ートである。
電磁石装置4の上には、支持板12が配置されている。
この支持板12は、両側に二つずつ設けられた切欠12
a・・・にコイル枠の取付片6c・・・が挿入され、必
要に応じて取付片6cと切欠12aが接着、溶着、ある
いは、超音波溶接される等して電磁石装置4に一体化固
定されている。支持板12の前部および後部には、壁部
12bおよび12cがそれぞれ設けられており、壁部1
2bの裏側にはプリント基板13、壁部12cの両側に
は端子板14.15がそれぞれ固定されている。プリン
ト基板13には、ダイオード16a、16b、抵抗17
a、17bおよびコンデンサ18が固定されている。そ
して、圧入やかしめ等により支持板12に固定された2
枚の接点板19a、19bや接点バネ部20の支持板2
0aの各基部が支持体12の壁部12bを貫通してハン
ダ付等によりプリント基板13に接続されている。
両接点板19a、19bは互いに間をあけるようにして
配置され、両者の外側面に固定接点21゜21が設けら
れている。接点バネ部の支持板20aの先端には、接点
板19a、19bを間にはさむ2枚の接点バネ20 b
、  20 cが固定されており、両接点バネ20b、
20cの内側面には、可動接点22が設けられている。
接点バネ20b。
20Cは各々の接点22・・・を互いに向かい合う接点
板19a、19bの固定接点21.21に押しつけるよ
う付勢している。端子板14.15には、いずれも押棒
ねじ23により押さえ板24が固定されている。
第6図および第7図に示されているように、コイル10
の一端が端子板14に電気的に接続され、他端は接点バ
ネ部20に接続されている。接点板19aはダイオード
16aを介し、接点板19bはダイオード16bを介し
端子板15に接続されており、両接点板19a、19b
は、コンデンサ18.ta抗17aを介して互いに接続
されている。そして、コンデンサ18と並列に抵抗17
bが接続されている。接点板19a、19b、接点バネ
部20.ダイオード16a、16b、、:7ンデンサ1
8.抵抗17a、17bおよびプリント基板13は補助
接点機構を構成しており、コンデンサ18.抵抗17a
、17bは、コイル10のサージ電圧を吸収し、リレー
の誤動作を防止する保護回路を構成している。端子板1
4.15には、リモコンスイッチ61を備え、トランス
62によって、普通、24Vに降圧された電圧で電流が
流されるようになった操作回路63が接続される。
電磁石装置4の側部には揺動体25が配置されている。
揺動体25は、−ヒ端に手動操作部26.その少し下の
内側に向けられる面に内側方向に突出するアクチュエー
タ部27をそれぞれ備えており、中間部に軸穴28、外
側に向けられる面に下向きの開口29aを持つ凹所29
をそれぞれ備えている。そして、下端内側面には軸穴を
持つコ字形の溝30、外側面に突部31をそれぞれ備え
ている。凹所29の内側壁の内壁面上部には丸く突出す
る突部からなる支持部32、突部31の両側には低い突
条からなる支持部33がそれぞれ設けられている。すな
わち、両支持部32.33は、軸穴28の両側に設けら
れている。また、凹所29の開口29aの外側端には押
圧部(強制開離部)25aが設けられている。
揺動体25は、軸穴28をコイル枠6の両軸穴6d、6
dではさむようにして、これらにピン34が通されるこ
とにより、正逆揺動可能にコイル枠6に固定されている
。ピン34は、両端がボディIとカバー2の壁に設けら
れた穴に挿入される等して、横方向にずれないようにな
っている。可動体5の先端が溝30に挿入され、可動体
5の軸穴5aと溝30の軸穴にピン35が通されること
により、可動体5が揺動体25に枢止されている。
。そして、可動体5を正逆動かすことにより、揺動体2
5を正逆揺動させることができるようになっている。凹
所29の外側壁内壁面の高さ位置が支持部32.33の
間になるような位置には接圧バネ36が配置されており
、この接圧バネ36は、開口29aより挿入された板状
の可動接触子37の基部を揺動体方向(内方向)に押し
ている。
可動接触子37は中央部に穴37a、先端部に可動接点
38と可動電磁鉄片39をそれぞれ持ち、穴37aに揺
動体25の突部31が挿入されて、基部裏側が支持部3
2に、中央部裏側が支持部33にそれぞれ向かい合うよ
う、揺動体25に着脱自在に支持されている。そして、
可動接触子37の先端部は、内側に押し込まれると、ボ
ディ1の内側の可動接点38の裏側となる位置に設けら
れたストッパ1bに当たるようになっている。揺動体の
手動操作部26はボディ1の壁に設けられた切欠1aよ
り外に曖いている。
揺動体25の外側には、隔壁40を間にはさむようにし
て端子41.42が固定され、両端子41.42の上端
面には、いずれも、押棒ねじ23により押さえ板24が
固定されている。端子(固定接点板)41は、下端が1
1字形部41aとなっており、このU平形部41aの先
端外側面には固定接点43が固定されている。固定接点
43は可動接触子37の接点38と向かい合っている。
この固定接点43とすでに説明した揺動体25.可動体
5.可動接触子37.接圧バネ36およびストッパ1b
は、接点開閉装置を構成している。U字形部4aの基部
にはコ字形部を有する固定電磁鉄片44が、そのコ字形
部にU平形部41aが挿入されるようにして固定されて
いる。端子42と可動接触子37の基部とは編組銅線4
5により電気的に接続されている。端子41.42およ
び可動接触子37は、負荷回路制御用の主接点機構を構
成している。
図中、47は緩衝バネ、48は盲板であって、緩衝バネ
47は、ボディ1に収納された電磁石装置4を押圧固定
するために用いられ、盲板48は、ボディ1の付加部品
収納室ICの開口1d;t−覆うのに用いられる。
このリレーはつぎのように動作する。
第2図、第4図および第6図に示されている状態は主接
点機構がOFFになった状態を示す。この状態において
は、接極子11a、llbはいずれも励磁されておらず
、可動体5が後退して、接極子11aの両端が、永久磁
石7によりN極に励磁されたマグネットヨーク8,8の
前端に引きつげられ、接極子11bの両端が、永久磁石
7によりS極に励磁されたヨーク9の後端に引き付けら
れている。永久磁石7による吸引力は、第8図の曲線A
で示されているように、可動体5がONの位置に近づく
ほどON方向に大きくなり、OFFの位置に近づくほど
OFF方向に大きくなる。揺動体25は、下端が可動体
5に引かれて後退し、上端が前進した状態となる。そし
て、支持部32が支持部33よりも前に突出し、接圧バ
ネ36で後方向に付勢された可動接触子37は基部が支
持部32に圧接し、先端部がストッパ1bに圧接する。
このため、接圧バネ36は、ストッパ1bを支点として
可動接触子37を回動させ、支持部32を押して可動体
5を前進させるよう付勢している。可動体5がOFFの
位置近傍にある場合の接圧バネ36による荷重は、第8
図の折れ線Bで示されているようになっている。OFF
の位置においては、永久磁石による吸引力が接圧バネ3
6による荷重よりも大きいので、可動体5はOFFの位
置にとどまる。アクチュエータ部27は接点バネ20b
の先端を押し上げ接点バネ20bの接点22.22と接
点板19aの接点21とを離すようにしている。他方、
接点バネ20Cの接点22.22と接点板19bの接点
21は接触したままとなる。
前記のような状態において、操作回路よりリレー回路に
、第6図に示されているような矢印C方向のON信号電
流を流すと、この電流は、端子板15、ダイオード16
b、接点板19b、接点バネ部20.コイル10.端子
板14と流れる。そうすると、コイル10は、第4図に
示されているように、接極子11aをN極に、接極子1
1bをS極にそれぞれ励磁する。その結果、接極子11
aとヨーク9.9の前端間および接極子11bとマグネ
ットヨーク8.8の後端間の磁束が増加し、接極子11
aとマグネットヨーク8.8の前端間および接極子11
bとヨーク9.9の後端の磁束が減少して、可動体の位
置により第8図のDに示されているような磁力による吸
引力が生じる。
その結果、可動体5を前進させる力が増大し、磁力によ
る吸引力とバネ駆動力との合計の力により、可動体5が
前進する。OFF時において、接圧バネ36が可動体5
を前進させるよう付勢しているので、コイル5に流すO
N信号電流電圧(動作電圧)は低くてすむ。また、後で
説明するように、コイル5に流すOFF信号電流電圧も
低くてすむようになるので、ON、OFF信号電流電圧
を低くしてリレーの感度を向上させることができるよう
になる。これに対し、OFF時に可動接触子37の先端
に当tられるストッパがない場合等、可動体5にこれを
前進させるような荷重がかけられていない場合は、動作
電圧を高くする必要が生じ、このようにすると感度が低
下する。すなわち、このリレーにおいては、ボディ1に
おける可動接触子37の裏面にはストッパ1bが設けら
れているが、これが設けられていないときには、吸引力
曲線を、たとえば、図中、破線で示されている曲線のご
とくにする必要がある。しかし、前述したように、OF
F時の可動接触子37の位置がストッパ1bによりとど
められた位置であるので、このときにはON時の吸引力
が、図中、曲線りで示されているように小さくてすむ。
したがって、動作電圧が少なくてすむのである。
可動体5が前進すると、第1図に示されているように、
揺動体25は上端が後退し、下端が前進するよう回動す
る。そして、支持部33が可動接触子37の中央部を押
し、可動接触子37の接点38を端子41の接点43に
押しつけ、主接点機構を閉しる。これに少し遅れて、揺
動体25の回動により下降したアクチュエータ部27が
接点バネ20Cの先端を押し下げ、接点板19bの接点
21と接点バネ20Cの接点22.22とを離す。この
間、アクチュエータ部27により押し上げられていた接
点バネ20bの先端が下がり、接点バネ20bの接点2
2.22と接点板19aの接点21が再び接触するよう
になり、電磁石装置に流しうる電流の向きが切り換えら
れる。したがって、主接点機構を閉じたあと、少し遅れ
てON信号電流が切断されることになる。あとで説明す
るように、このリレーではOFF信号電流を流して主接
点機構を開いたあとも、少し遅れてOFF信号電流が切
断される。このように、補助接点機構を用いて、コイル
10を瞬時励磁することとすると、消費する電力が少な
くてすむようになり、コですむようになりリレー全体を
小型にすることができるようになる。しかも、コイル1
0の焼損事故も少な(なる。
可動体5が前進する途中においては、後退する支持部3
2と前進する支持部33の両方に可動接触子37が当て
られ、接圧バネ36は、前進後退のどちらの方向にも可
動体5を付勢しなくなる。
しかし、第1図に示されているように可動体5がONの
位置まで前進すると、可動接触子37の接点38が端子
41の接点43に当たるので、支持部32は可動接触子
37から離れ、接圧バネ36は接点43を支点として可
動接触子37を後方へ付勢し、その結果、可動体5を後
退するよう付勢するようになる。また、接圧バネ36は
、支持部33を支点として可動接触子37の接点38を
接点43に押しつけるので、接点38が強く接点43に
圧接される。
可動体5がONの位置近傍にあるときのこれを後退させ
る方向にがかる接圧バネ36の荷重は、第8図の折れ線
Eに示されている通りである。この図にみるように、O
N時において可動体5に加えられる磁力によるON方向
への吸引力は接圧バネ36による反対方向の荷重よりも
大きい。したがって、可動体5は接圧バネ36の荷重に
打ち勝ってONの位置まで前進する。また、ON信号電
流が切断されても、永久磁石によるON方向への吸引力
が接圧バネ36による荷重よりも大きいので、可動体5
はONの位置で保持される。
第1図、第5図、第7図に示されているように、主接点
機構が閉になった状態において、第7図に示されている
ようにON信号電流とは逆向きのOFF信号電流を流す
と、この電流は端子板14、コイル10.接点バネ部2
0.接点板19a。
ダイオード16a、端子板15と流れる。そうすると、
第5図に示されているように接極子11aがS極、接極
子11bがN極にそれぞれ励磁され、可動体の位置によ
り第8図の曲線Fに示されているような吸引力が生じる
。その結果、可動体5を後退させる力が増大し、この磁
力による吸引力G とバネ駆動力との合計の力により可動体5が後退する。
ON時において接圧バネが可動体5を後退させるよう付
勢しているので、コイル5に流すOFF信号電流電圧も
低くてすむ。
可動体5が後退すると、第2図に示されているように、
揺動体25は上端が前進し、下端が後退するよう回動す
る。そして、接圧バネ36が可動接触子37の先端部を
後退さセるので、可動接触子37の接点38と端子41
の接点43とが離れ、主接点機構が開かれる。・これに
少し遅れて、揺動体25の回動により上昇したアクチュ
エータ部27が接点バネ20bの先端を押し上げ、接点
板19bの接点21と接点バネ20bの接点22゜22
とを離す。この間、アクチュエータ部27により押し下
げられていた接点バネ20Cの先端が上がり、接点バネ
20Cの接点22.’22と接点fr1i、19’ b
の接点21とが再び接触するようになり、電磁石装置に
流しうる電流の向きが切り換えられる。したがって、主
接点機構を閉じたあと、すこし遅れてOFF信号電流が
切断されることになる。
このリレーは、前記のような接点開閉装置を備えている
ので、ON、OFF電流電圧を低くして感度を向上させ
ることができるようになっているしかしながら、前記接
点開閉装置は、つぎのような問題があった。すなわち、
前記のように、揺動体の回転軸としてピンを用いるよう
にし、このピンを、ピンの直径よりも少し大きい内径の
コイル枠の軸穴と揺動体の軸穴に通すようにしていたの
で、ピンの径と揺動体の軸穴の径の公差により両者間に
ガタッキが生じるとともに、ピンの径とコイル枠の軸穴
の径の公差により、これらの間にもガタッキが生じるた
め、揺動体の揺動がガタッキの大きいものとなり、揺動
体による可動接点の固定接点に対する押し込み量が不足
して、接点圧が低下するという問題、動作電圧がバラツ
クという問題および接点圧を上げるために動作電圧を上
げなければならないという問題等が生じていた。
接点圧の低下を解消するため、前記ガタッキによる押し
込み量の不足をあらかじめ見込んで、電磁石ストローク
を余分に大きく設定することが行われているが、このよ
うにすると、ロットによりピンの径および軸穴の径に誤
差があるため、リレー製品ごとに接点圧が大きくバラツ
クという問題が生じる。また、動作電圧を上げると、感
度が低くなるという問題が生じる。
揺動体の軸穴を小さくしてピンをこれに圧入するように
すれば揺動体とピンとの間のガタッキはなくなるが、ピ
ンの圧入が困難であるため、リレーの製造が困難になる
といった問題が生じる。
(発明の目的) この発明は、この問題を解決するためになされたもので
あって、揺動体の揺動のガタッキの小さい接点開閉装置
を提供することを目的としている〔発明の開示〕 発明者は、前記リレーに用いられている接点開閉装置を
改良することにより前記目的を達成しようとして研究を
重ねた。その結果、ここにこの発明を完成した。
すなわち、この発明は、負荷回路制御用の接点開閉装置
、および、この接点開閉装置を開閉する駆動手段となる
電磁石装置を備えたリモートコントロール用リレーに用
いられ、軸止されて正逆揺動可能となり軸の両側に支持
部を持つ揺動体、揺動体の片側に枢止されるとともに電
磁石装置の作用により正逆方向に駆動する可動体、先端
部に可動接点を持ち、中央部と基部が揺動体の両支持部
と向かい合うよう中央部が揺動体の可動体枢止側に着脱
可能に支持された可動接触子、可動接触子の可動接点と
向かい合う固定接点、揺動体に配置され、可動接触子の
基部側を揺動体方向に付勢する接圧バネおよび可動接点
の裏側に設けられるストッパをそれぞれ備え、可動体が
前進して可動接触子の可動接点を固定接点に接触させる
と、接圧バネが揺動体の枢止側支持部を押して可動体が
後退するよう付勢し、可動体が後退すると可動接触子の
先端部がストッパに当たるとともに基部が枢止側とは反
対側の支持部に当たり、接圧バネがこの支持部を押して
可動体が前進するよう付勢するようになっている接点開
閉装置であって、揺動体の軸止は、揺動体および電磁石
装置の一方に、あらかじめ一体に軸が設けられるととも
に、他方に軸受部が設けられ、前記軸が前記軸受部の軸
受に受けられてなされていることを特徴とする接点開閉
装置をその要旨としている。
以下に、この発明の詳細な説明する。
この発明にかかる接点開閉装置も、前記従来の接点開閉
装置と同様、固定接点2wi動体、可動体、可動接触子
、接圧バネおよびストッパを備え、前記のようにして配
置されるようになっている。
しかし、揺動体がつぎのようにして、電磁石装置に正逆
揺動可能に軸止されていることが異なっている。すなわ
ち、第9図に示されているように、揺動体64の両側に
は、軸65(図では片方しか見えていない)が揺動体6
4と一体に成形されて設けられている。そして、電磁石
装置66のコイル枠67の前部両側には、前方に突出す
る軸受部68が、コイル枠67と一体に成形されて設け
られており、この軸受部68には、上向きに開口する1
、J字形の切欠からなる軸受け68aが設けられている
。揺動体64および電磁石装置66のあとの構造は、第
1図〜第5図に示されている揺動体25および電磁石装
置4と同しである。したがって、共通ずる番−号は同し
ものをさしている。図中、5は可動体をさしている。揺
動体64は、両側の軸65が軸受部68の軸受68aに
挿入されて、電磁石装置のコイル枠67に、正逆揺動可
能となるよう軸止されるようになっている。
前記のように、軸が揺動体と一体に成形されていると、
軸と揺動体との間のガタッキが解消されるので、揺動体
の揺動のガタッキが少ないものとなる。したがって、こ
のようにして揺動体が軸11−された接点開閉装置をリ
レーに用いるようにすると、接点圧が低下する恐れが非
常に少なくなり、動作電圧も安定したものとなるととも
にこれを上げる必要もないものとなる。
第9図に示されている揺動体の軸止例において、軸受部
の一方に穴状の軸受を設けるようにしてもよい。この場
合は、揺動体の一方の軸を穴状の軸受に通したのち、他
方の軸を上方に開口した切欠からなる軸受に挿入するよ
うにする。
また、つぎのようにして揺動体の軸止がなされるようで
あってもよい。第10図に示されているように、揺動体
64′の両側には、側方に突出する軸受部69 (図で
は片方しかみえていない)が揺動体64′と一体に成形
されて設けられており、この軸受部69には、下向きに
開口する逆U字形の切欠からなる軸受69aが設けられ
ている。
他方、電磁石装置66′のコイル枠67′の前部両側に
は、前方に突出する突出片70がコイル枠67′と一体
に成形されて設けられており、両突出片70の内側面に
は、先端を互いに向かい合わせるようにして、軸71 
(図では片方しか見えていない)が突出片70と一体に
成形されて設けられている。ここでも、揺動体64′お
よび電磁石装置66′のあとの構造は、第1図〜第5図
に示されている揺動体25および電磁石装置4と同じで
ある。揺動体64′は、両側の軸受69aに軸71が挿
入されて、電磁石装置のコイル枠67′に、正逆揺動可
能となるよう軸Il:されるようになっている。図中、
5は、可動体をさしている。
このように揺動体を軸1にするようにしても、前記軸止
例と同様の効果が得られる。
〔発明の効果〕
この発明にかかる接点開閉装置は、前記のようにして揺
動体が軸止されるようになっているので、揺動体の揺動
のガタッキが小さいものとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図の(a)はリモートコントロール用リレーの一部
切欠平面図、同(blは同リレーの一部切欠正面図、同
(C1は同リレーの左側面図、同(d+は同リレーの右
側面図、第2図の+alは同リレーの平面図、同(b)
は同リレーの一部切欠正面図、第3図は同リレーの分解
斜視図、第4図および第5図は同リレーの電磁石装置お
よび可動体の構造説明図、第6図および第7図は同リレ
ーの回路とこの回路に接続された操作回路の説明図、第
8図は同リレーの可動体に加えられる吸引力と荷重をあ
られすグラフ、第9図はこの発明にかかる電磁石装置の
1実施例の揺動体の軸止構造の説明図、第10図はこの
発明にかかる電磁石装置の別の実施例の揺動体の軸止構
造の説明図である。 1b・・・ストッパ 5・・・可動体 31・・・突部
 32.33・・・支持部 36・・・接圧バネ 37
・・・可動接触子 37a・・・穴 38・・・可動接
点 43・・・固定接点 64.64’・・・揺動体 
65.71・・・軸66.66′・・・電磁石装置’1
r68.69・・・軸受部68a、69a・・・軸受 代理人 弁理士  松 本 武 彦 第8図 n FF

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)負荷回路制御用の接点開閉装置、および、この接
    点開閉装置を開閉する駆動手段となる電磁石装置を備え
    たリモートコントロール用リレーに用いられ、軸止され
    て正逆揺動可能となり軸の両側に支持部を持つ揺動体、
    揺動体の片側に枢止されるとともに電磁石装置の作用に
    より正逆方向に駆動する可動体、先端部に可動接点を持
    ち、中央部と基部が揺動体の両支持部と向かい合うよう
    中央部が揺動体の可動体枢止側に着脱可能に支持された
    可動接触子、可動接触子の可動接点と向かい合う固定接
    点、揺動体に配置され、可動接触子の基部側を揺動体方
    向に付勢する接圧バネおよび可動接点の裏側に設けられ
    るストッパをそれぞれ備え、可動体が前進して可動接触
    子の可動接点を固定接点に接触させると、接圧バネが揺
    動体の枢止側支持部を押して可動体が後退するよう付勢
    し、可動体が後退すると可動接触子の先端部がストッパ
    に当たるとともに基部が枢止側とは反対側の支持部に当
    たり、接圧バネがこの支持部を押して可動体が前進する
    よう付勢するようになっている接点開閉装置であって、
    揺動体の軸止は、揺動体および電磁石装置の一方に、あ
    らかじめ一体に軸が設けられるとともに、他方に軸受部
    が設けられ、前記軸が前記軸受部の軸受に受けられてな
    されていることを特徴とする接点開閉装置。
  2. (2)軸が揺動体の両側に1本ずつ設けられるとともに
    、軸受部が間をあけるようにして電磁石装置に二つ設け
    られ、軸受部は、軸が挿入される上向きに開口した切欠
    からなる軸受を備えたものである特許請求の範囲第1項
    記載の接点開閉装置。
  3. (3)軸が間をあけ先端を互いに向かい合わせるように
    して電磁石装置に2本設けられるとともに、軸受部が揺
    動体の両側一つずつ設けられ、軸受部は、軸が挿入され
    る下向きに開口した切欠からなる軸受を備えたものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の接点開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007265810A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Matsushita Electric Works Ltd リレー

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