JPS6244586B2 - - Google Patents

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JPS6244586B2
JPS6244586B2 JP3998379A JP3998379A JPS6244586B2 JP S6244586 B2 JPS6244586 B2 JP S6244586B2 JP 3998379 A JP3998379 A JP 3998379A JP 3998379 A JP3998379 A JP 3998379A JP S6244586 B2 JPS6244586 B2 JP S6244586B2
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JP
Japan
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group
dye
lower alkoxy
lower alkyl
hydrogen atom
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Application number
JP3998379A
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JPS55133459A (en
Inventor
Seiichi Imahori
Toshio Niwa
Itaru Okada
Kuninori Sato
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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【発明の詳細な説明】
本発明はセルロース含有繊維類用ジスアゾ染料
に関するものである。詳しくは、本発明はセルロ
ース含有繊維類、特にセルロース繊維、ポリエス
テル繊維とセルロース繊維とからなる混合繊維を
堅牢な青色に染色する反応型ジスアゾ染料に関す
るものである。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明に係る染料は、下記一般式〔〕 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、ニト
ロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、低級ア
ルコキシカルボニル基または低級アルキル基を表
わし、R2は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基
または低級アルコキシカルボニル基を表わし、
R3は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基または低級アルコキシ低級
アルコキシ基を表わし、R4は水素原子、ハロゲ
ン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低
級アルコキシ低級アルコキシ基またはアシルアミ
ノ基を表わしR5は水素原子、低級アルキル基ま
たは低級アルコキシ基を表わし、R6は水素原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはア
シルアミノ基を表わし、R7は−CH2CH=CH2
基、ベンジル基、フエネチル基またはハロゲン原
子、シアノ基、低級アルコキシ基、低級アルコキ
シカルボニル基、ヒドロキシ基もしくはアシルオ
キシ基により置換されていてもよい低級アルキル
基を表わし、Xは連結基―O―または―NH―を
表わし、Yはアミノ基、合計炭素原子数1〜6の
モノ―もしくはジ―アルキルアミノ基、アニリノ
基、低級アルコキシ基または―O―(R8O)n―
R9基(ただし、R8はエチレン基またはプロピレ
ン基を、R9はメチル基またはエチル基を表わ
し、nは1〜5の整数である。)を表わす。〕で示
される水不溶性の反応型ジスアゾ染料である。 前記一般式〔〕で示される染料は、たとえば
下記一般式〔〕 〔式中、R1,R2,R3およびR4は前示一般式
〔〕におけると同一の意義を有する。)で示され
る4―アミノアゾベンゼン類のジアゾニウム塩を
下記一般式〔〕 (式中、R5,R6,R7,XおよびYは前示一般
式〔〕におけると同一の意義を有する。)で示
されるアニリン類とカツプリングさせることによ
り製造することができる。 前示一般式〔〕において、R1,R2,R3およ
びR4で表わされるハロゲン原子としては塩素原
子、臭素原子等が挙げられる。R1およびR2で表
わされる低級アルコキシカルボニル基としてはメ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基等
が挙げられる。R1,R3,R4,R5,R6およびR7
表わされる低級アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、直鎖状または分岐鎖状のプロピル基、ブ
チル基、ペンチル基およびヘキシル基等が挙げら
れる。R3,R4,R5,R6およびYで表わされる低
級アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基等が挙げられる。
R3およびR4で表わされる低級アルコキシ低級ア
ルコキシ基としては、β―メトキシエトキシ基、
β―エトキシエトキシ基、γ―メトキシプロポキ
シ基等が挙げられる。R4,R6で表わされるアシ
ルアミノ基としてはアセチルアミノ基、プロピオ
ニルアミノ基等の低級アルカノイルアミノ基、ベ
ンゾイルアミノ基等のアリ―ロイルアミノ基等が
挙げられる。R7で表わされる置換低級アルキル
基としては、β―クロロエチル基、β―ブロモエ
チル差、β―ヒドロキシ―γ―クロロプロピル基
等のハロゲノ低級アルキル基、β―シアノエチル
基等のシアノ低級アルキル基、β―メトキシエチ
ル基、β―エトキシエチル基、γ―メトキシプロ
ピル基等の低級アルコキシ低級アルキル基、β―
メトキシカルボニルエチル基、β―エトキシカル
ボニルエチル基、β―(n―ブトキシカルボニ
ル)エチル基等の低級アルコキシカルボニル低級
アルキル基、β―ヒドロキシエチル基、β―ヒド
ロキシプロピル基、β―ヒドロキシブチル基等の
ヒドロキシ低級アルキル基、β―アセトキシプロ
ピル基、β―プロピオニルオキシエチル基等のア
シルオキシ低級アルキル基等が挙げられる。Yで
表わされる合計炭素原子数1〜6のモノ―もしく
はジ―アルキルアミノ基としてはメチルアミノ
基、エチルアミノ基、直鎖状または分岐鎖状のプ
ロピルアミノ基、ブチルアミノ基、ペンチルアミ
ノ基、ヘキシルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジ
エチルアミノ基、ジプロピルアミノ基等が挙げら
れる。 本発明の染料により染色されるセルロース含有
繊維類としては、木綿よび麻などの天然繊維、ビ
スコースレーヨンおよび銅アンモニアレーヨンな
どの半合成繊維、部分アミノ化または部分アシル
化した改質セルロース繊維等が挙げられる。勿
論、これらは織編物、不織布であつてもよい。更
に、前記した繊維とポリエステル繊維、カチオン
可染ポリエステル繊維、アニオン可染ポリエステ
ル繊維、ウレタン繊維、ジまたはトリアセテート
繊維等の他種繊維との混紡品または混織品が挙げ
られる。これらのうち、セルロース繊維、セルロ
ース繊維とポリエステル繊維との混紡品または混
織品に対して本発明の染料は特に有効である。 本発明の染料による前記セルロース含有繊維類
を染色する方法としては、パデイング染色法およ
び捺染染色法が特に好適である。また、湿式また
は乾式の転写捺染法も実施可能である。 従来、セルロース繊維のパデイング染色および
捺染染色においては、直接染料、硫化染料、バツ
ト染料、ナフトール染料、水溶性反応染料等の染
料が使用されている。しかし、前四者の染料はい
ずれもセルロース繊維と共有結合により染着して
いないため湿潤堅牢度、摩擦堅牢度に難点を有し
ている。これらの理由から、水溶性反応染料が広
く一般に使用されているが、この水溶性反応染料
についても下記のような問題点のあることが知ら
れている。 1 染料利用率が50〜70%程度と低い。 2 水溶性反応染料の特徴である良好な湿潤堅牢
度を得るには未反応の染料を繊維から完全に除
去する必要があり、このために洗浄工程で大量
の水を必要とする。 これに付随して着色廃水処理も当然必要とな
る。一方、親水度の全く異なるポリエステル繊維
とセルロース繊維とからなる混合材料のパデイン
グ染色および捺染染色においては、ポリエステル
繊維側は分散染料でセルロース繊維側は先に例示
した各種染料によつて染色される。一般に、染色
物の湿潤堅牢度、摩擦堅牢度の点から分散染料と
水溶性反応染料の組合せが広く用いられている。
また、染色法としては経済性の点から一浴一段パ
デイング染色法、一相捺染法が最も注目されてい
る。しかし、この場合には次のような問題点のあ
ることが知られている。 1 水溶性反応染料の反応触媒としてパデイング
浴あるいは捺染色糊中に通常約2重量%のアル
カリ、たとえば炭酸ナトリウムが添加される
が、これが熱固着時に分散染料を分解し染着濃
度を低下させたり、セルロースを黄変させ色相
を不鮮明にしたりする。 2 水溶性反応染料の利用率はポリエステル繊維
上に付着したものが利用されないのでセルロー
ス繊維単独の染色に比較し非常に低下する。従
つて、水溶性反応染料を過剰に使用する必要が
ある。 3 染色物の耐光堅牢度、湿潤堅牢度を低下させ
る要因となる未反応の水溶性反応染料および未
固着の分散染料を繊維から完全に除去するには
大量の洗浄水を必要とすることは言うまでもな
いが、その際、繊維から除去された未固着の分
散染料がセルロース繊維側あるいは白場として
残したい部分をも汚染する。 一方、これら混合材料を単一染料で染色する方
法も知られている。その一つに顔料を樹脂で繊維
に付着させるいわゆるピグメントレジン法が知ら
れているが、この方法は染色物の風合、摩擦堅牢
度に問題がある。更に、通常のポリエステル繊維
用分散染料よりもやや分子量が大きい特定の非イ
オン性染料を用いる方法が知られている。この染
料はセルロース繊維に吸着状態で染着されている
ため長時間放置しておくとブリード現象をおこ
す。また、通常の分散染料よりも分子量が大きい
ことに起因し、固着時の温度依存性が大きく再現
性が低い。 これらの問題点は前示一般式〔〕で示される
染料を用いることにより解決することができる。 以下、染色法について詳細に説明する。染色を
実施するにあたつては前示一般式〔〕で示され
る染料を媒体中に0.5μ〜2μ程度に微分散させ
るのが望ましい。その方法としては非イオン性ま
たはアニオン性分散剤例えばリグニンスルホン酸
ナトリウムあるいはナフタレンスルホン酸―ホル
マリン縦合物のナトリウム塩のような水溶性分散
剤を用い、サンドグラインダー、ミル等の粉砕機
を使用し水中に微分散させる方法、スルホコハク
酸エステル、ノニルフエノール等にエチレンオキ
サイドを低モル化加させた化合物のような水難溶
性あるいは水不溶性の分散剤を用い水以外の溶剤
たとえばエチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、ポリエチレングリコールなどのアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類、n―ヘキサン、トルエン、キシレン、ミネラ
ルターペンなどの炭化水素類、テトラクロロエチ
レンなどのハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、
酢酸ブチルなどのエステル類、ジオキサン、テト
ラエチレングリコールジメチルエーテルなどのエ
ーテル類、あるいはこれらの混合溶剤中に微分散
させる方法、水と前記の溶媒のうち水と任意に混
合し得る溶剤との混合系中に微分散させる方法な
どが挙げられる。 更に前記、微分散過程において、各分散媒に可
溶な高分子化合物あるいは主に分散作用以外の機
能を有する界面活性剤等を添加しても差しつかえ
ない。 この染料微分散液はそのままでもパデイング染
色法におけるパデイング浴として、また、捺染法
における捺染色糊として使用できるが、普通パデ
イング浴および捺染色糊としては更に前記染料分
散液を水あるいは水と任意に混合し得る溶剤と水
の混合系あるいは油層がミネラルターペンなどの
石油系炭化水素、テトラクロロエチレンなどのハ
ロゲン化炭化水素であるO/W型エマルジヨンま
たはW/O型エマルジヨン系へ目的とする染色濃
度に応じた割合に希釈させたものが使用される。 パデイング浴および捺染色糊の調製にあたり本
発明を有利に実施するためにセルロース繊維膨潤
剤あるいは染料とセルロース繊維との反応を促進
させる目的でアルカリ金属炭酸塩などの酸結合剤
を添加してもよい。また、パデイング染色時にお
けるドライマイグレーシヨン防止のため、または
各種捺染法に最適な色糊粘度に調節するために増
粘剤、例えばアルギン酸ナトリウムなどの水溶性
高分子を添加してもよい。 セルロース膨潤剤および酸結合剤は必ずしもパ
デイング浴あるいは捺染色糊中に存在させる必要
はなく、繊維側に前もつて存在させておいてもよ
い。 セルロース繊維膨潤剤としては沸点が150℃以
上でセルロース繊維を膨潤させる効果を有してい
るものであればすべて使用可能であり、例えば、
N,N,N′,N′―テトラメチル尿素等の尿素
類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等の多価アルコールまたはその誘導体が
あげられる。特に平均分子量が200〜500程度のポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等の両末端の水酸基がジメチル化、ジアセチル
化された染料の反応基と反応しない多価アルコー
ル誘導体がセルロース繊維膨潤剤として好まし
い。セルロース繊維膨潤剤の使用量はパデイング
浴あるいは捺染色糊に対して5〜25重量%程度が
適当であり、好ましくは8〜15重量%程度であ
る。 酸結合剤としてはアルカリ金属炭酸塩以外にア
ルカリ金属重炭酸塩、アルカリ金属りん酸塩、ア
ルカリ金属ホウ酸塩、アルカリ金属けい酸塩、ア
ルカリ金属水酸化物、アルカリ金属酢酸塩などの
アルカリ金属脂肪酸塩あるいはトリクロロ酢酸ナ
トリウム、アセト酢酸ナトリウムなどの水の存在
下において加温するとアルカリを発生するアルカ
リ前駆化合物等が使用できる。 なお、本発明の染料の反応基であるモノフルオ
ロトリアジニル基はモノクロロトリアジニル基と
比較し非常に反応性に富むため、酸結合剤の使用
量が著しく軽減され、染色時における染料の分
解、繊維の黄変を防止することができる。酸結合
剤の使用量はモノフルオロモノアルコキシトリア
ジニル基の場合はパデイング浴あるいは捺染色糊
に対して0〜0.1重量%、モノフルオロモノアミ
ノトリアジニル基の場合は0.1〜0.2重量%程度で
充分である。 本発明の染料により前記繊維を染色するには常
法に従つて、たとえば前記方法により調製したパ
デイング浴または捺染色糊をセルロース繊維含有
材料に含浸または印捺し、乾燥した後に160゜〜
220℃の熱風または過熱蒸気で30秒〜10分間熱処
理あるいは120゜〜150℃の高圧飽和水蒸気中で3
分〜30分間処理し、界面活性剤を含む熱水で洗浄
するか、あるいは油層がテトラクロロエチレンな
どのハロゲン化炭化水素であるO/W型または
W/O型エマルジヨン洗浄浴で洗浄するか、ある
いは通常のドライクリーニング方式で洗浄するこ
とにより完了する。 上記の方法によつて鮮明でかつ均一に染色され
た耐光堅牢度および湿潤堅牢度の良好な染色物を
得ることができる。 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。 実施例 1 下記構造式 で示されるジスアゾ系染料15g、ナフタレンスル
ホン酸―ホルムアルデヒド縮合物15gおよび水70
mlからなる染料組成物を微分散機としてペイント
シエーカーを用いて染料分散液を調製した。この
染料分散液を使用して下記組成物 染料分散液 6.5g 5%アルギン酸ナトリウム水溶液 55g ポリエチレングリコールジメチル 9g エーテル(平均分子量400) 炭酸ナトリウム 0.05g 水 残 量 100g の捺染色糊を調製し、ポリエステル/木綿(混合
比65/35)混紡布をスクリーン捺染機を用いて印
捺し、80℃で3分間中間乾燥した後、215℃で90
秒乾熱固着した。これを水洗した後、水酸化ナト
リウム1g/およびノニオン界面活性剤(スコ
アロール#900(商標)、花王石鹸(株)製)2g/
を含有する洗浄液を用いて浴比1:30で20分間ソ
ーピングを行ない、耐光堅牢度の優れた青色の染
色物を得た。 上記染色物の一部を70%硫酸で処理して木綿を
溶解し、得られたポリエステル繊維および他の一
部をヘキサフルオロイソプロパノールで処理して
ポリエステル繊維を溶解し、得られたセルロース
繊維の色相を比較したところ、同色相性は非常に
良好であり、また各々の繊維の染色物の耐光堅牢
度も良好であつた。 本実施例で使用した染料は4―アミノ―2,5
―ジメトキシ―4′―ニトロアゾベンゼンを常法に
従つてジアゾ化し、N―エチル―N―β―(3′―
フルオロ―5′―メトキシトリアジニル)アミノエ
チル―m―トルイジンにカツプリングさせて製造
した。本品のλmax(アセトン)は564nmであつ
た。 実施例 2 下記構造式 で示されるジスアゾ系染料15g、ナフタレンスル
ホン酸―ホルムアルデヒド縮合物15gおよび水70
mlからなる染料組成物を微分散機としてサンドグ
ライダーを用いて染料分散液を調製した。 この染料分散液を使用して下記組成 染料分散液 7g 5%アルギン酸ナトリウム水溶液 55g ポリプロピレングリコール12g ジアセテート(平均分子量300) 炭酸ナトリウム 0.05g 水 残 量 100g の捺染色糊を調製し、シルケツト加工された綿ブ
ロード(40番手)にスクリーン捺染機を用いて印
捺し、80℃で3分間中間乾燥した後、185℃で7
分間過熱蒸気を用いて処理した。以下実施例1に
記載した方法に従つて洗浄処理を行なつたところ
耐光堅牢度および湿潤堅牢度の優れた青色の染色
物が得られた。 本実施例で使用した染料は4―アミノ―2,5
―ジメトキシ―4′―ニトロアゾベンゼンを常法に
従つてジアゾ化し、N―β―シアノエチル―N―
β―(3―フルオロ―5′―エトキシトリアジニ
ル)アミノエチル―m―トルイジンにカツプリン
グさせて製造した。本品のλmax(アセトン)は
560nmであつた。 実施例 3 下記構造式 で示されるジスアゾ系染料10g、ポリオキシエチ
レングリコールノニルフエニルエーテル
(HLB8.9)2gおよびジエチレングリコールジア
セテート88gからなる染料組成物を微分散機とし
てペイントコンデイシヨナーを用いて摩砕して染
料インキを調製した。この染料インキ10gとミネ
ラルターペン55gを混合した後、これをホモミキ
サーで撹拌(5000〜7000RPM)しつつ、下記組
成の水溶液35gに徐々に注加し均一になるまで撹
拌し、粘稠なO/W型エマルジヨン色糊を調製し
た。 水 31g レピトールG 3.8g (商標、第一工業薬品(株)製、特殊ノニオン界面
活性剤) トリクロロ酢酸ナトリウム 0.2g 35g 次にこの色糊を用いポリエステル/木綿(混合
比65/35)混紡布をスクリーン捺染機を用いて印
捺し、100℃で2分間乾燥した後、過熱蒸気を用
いて175℃で7分間処理した。その後、少量の水
を含有する熱テトラクロロエチレン浴で洗浄し、
乾燥を行なつたところ湿潤堅牢度の優れた白場汚
染のない青色の染色物を得た。 本実施例で使用した染料は4―アミノ―2,5
―ジメトキシ―2′,4′―ジニトロアゾベンゼンを
常法に従つてジアゾ化し、N―エチル―N―β―
(3′―フルオロ―5′―エトキシエトキシトリアジ
ニル)オキシエチル―m―トルイジンにカツプリ
ングさせて製造した。本品のλmax(アセトン)
571nmであつた。 実施例 4 下記構造式 で示される染料16g、ポリオキシエチレングリコ
ールノニルフエニルエーテル(HLB13.3)10gお
よび水74gからなる染料組成物をサンドグライン
ダーを用いて微分散させ染料分散液を調製した。
この染料分散液を使用して下記組成 染料分散液 6g テトラエチレングリコール 15g ジメチルエーテル トリクロロ酢酸ナトリウム 0.2g 水 残 量 100g のパデイング浴を調製し、ポリエステル/レーヨ
ン(混合比65/35)混紡布に含浸し、絞り率75%
に絞つた後、100℃で2分間乾燥させ200℃で1分
間乾熱固着した。このものを熱エタノール浴で洗
浄することによりいらつきのない湿潤堅牢度の優
れた青色の染色物を得た。 本実施例で使用した染料は4―アミノ―2,5
―ジメトキシ―4′―ニトロアゾベンゼンを常法に
従つてジアゾ化し、3―アセチルアミノ―N―エ
チル―N―β―(3′―フルオロ―5′―メチルアミ
ノトリアジニル)アミノエチルアニリンにカツプ
リングさせて製造した。本品のλmax(アセト
ン)は582nmであつた。 実施例 5 繊維をナイロン/レーヨン(混合比50/50)混
紡布に変更し、更に乾熱固着温度を185℃に変更
したこと以外は実施例1と全く同様にして捺染を
行なつたところ湿潤堅牢度が良好でかつ青色の捺
染物が得られた。顕微鏡観察によれば捺染物は均
一に染色されていた。 実施例 6 シルケツト加工した綿ブロード(40番手)を炭
酸ナトリウム0.14g、テトラエチレングリコール
ジメチルエーテル25gおよび水75gからなる処理
浴に浸漬し、絞り率70%に絞つた後、50℃で5分
間乾燥した。 他方、実施例1において使用した染料6g、エ
チルセルロース8gおよびイソプロピルアルコー
ル86gをペイントコンデイシヨナーで摩砕してイ
ンキを調製した。このインキをグラビア用コート
紙上にグラビア印刷し、転写シートを作成した。 この転写シート上に上記の綿布を重ね合わせ減
圧転写機アリロツパーFV2―1019(直本工業(株)
製)を用いて10mmHg、210℃、100g/cm2Gで60
秒間加熱加圧して転写固着したところ、青色の染
色物が得られた。染色物を熱N,N―ジメチルホ
ルムアミドで洗浄したところ染料の脱落は殆んど
認められなかつた。 実施例 7 下記表―1の染料を使用して、反応基がモノフ
ルオロモノアルコキシトリアジニル基の場合は脱
酸剤として炭酸ナトリウムを0.05重量%(対捺染
糊)、反応基がモノフルオロモノアミノトリアジ
ニル基の場合は炭酸ナトリウムを0.2重量%(対
捺染糊)用い実施例1に記載の方法に準じて捺染
を行なつた。得られた染布の色調および使用した
モノアゾ染料のλmax(アセトン)を表―1に示
す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、ニト
    ロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、低級ア
    ルコキシカルボニル基または低級アルキル基を表
    わし、R2は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基
    または低級アルコキシカルボニル基を表わし、
    R3は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基または低級アルコキシ低級
    アルコキシ基を表わし、R4は水素原子、ハロゲ
    ン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低
    級アルコキシ低級アルコキシ基またはアシルアミ
    ノ基を表わし、R5は水素原子、低級アルキル基
    または低級アルコキシ基を表わし、R6は水素原
    子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはア
    シルアミノ基を表わし、R7は−CH2CH=CH2
    基、ベンジル基、フエネチル基、またはハロゲン
    原子、シアノ基、低級アルコキシ基、低級アルコ
    キシカルボニル基、ヒドロキシ基もしくはアシル
    オキシ基により置換されていてもよい低級アルキ
    ル基を表わし、Xは連結基―O―または―NH―
    を表わし、Yはアミノ基、合計炭素原子数1〜6
    のモノ―もしくはジ―アルキルアミノ基、アニリ
    ノ基、低級アルコキシ基または―O―(R8O)o-
    R9基(ただし、R8はエチレン基またはプロピレ
    ン基を、R9はメチル基またはエチル基を表わ
    し、nは1〜5の整数である。)を表わす。〕で示
    されるセルロース含有繊維類用ジスアゾ染料。
JP3998379A 1979-04-03 1979-04-03 Disazo dye for cellulose-containing fiber Granted JPS55133459A (en)

Priority Applications (1)

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JP3998379A JPS55133459A (en) 1979-04-03 1979-04-03 Disazo dye for cellulose-containing fiber

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JP3998379A JPS55133459A (en) 1979-04-03 1979-04-03 Disazo dye for cellulose-containing fiber

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55133459A JPS55133459A (en) 1980-10-17
JPS6244586B2 true JPS6244586B2 (ja) 1987-09-21

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ID=12568173

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JP3998379A Granted JPS55133459A (en) 1979-04-03 1979-04-03 Disazo dye for cellulose-containing fiber

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