JPS6242349Y2 - - Google Patents

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JPS6242349Y2
JPS6242349Y2 JP1981122619U JP12261981U JPS6242349Y2 JP S6242349 Y2 JPS6242349 Y2 JP S6242349Y2 JP 1981122619 U JP1981122619 U JP 1981122619U JP 12261981 U JP12261981 U JP 12261981U JP S6242349 Y2 JPS6242349 Y2 JP S6242349Y2
Authority
JP
Japan
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pressure
cylinder
groove
elastic
membrane
Prior art date
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Application number
JP1981122619U
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English (en)
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JPS5828160U (ja
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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は平板を丸めて突合せ部を溶接して得た
円筒の気密性を試験する場合等に用いられる円筒
の気密試験装置に関し、とくにシール面の加圧力
を一定圧力に保ち、常に完全なシールを保つ気密
試験装置に関する。
従来の円筒の気密試験装置では、容器内ゲージ
圧力をP1とし容器内径d1の場合には、シールパツ
キングの押付け力Fは、 F≧(π/4)・d1 2・P1 でなくてはならず、また、容器板圧をtとした場
合のパツキン面圧fは、 f≧F/{π・(d1+t)・t} f≧d1 2・P1/{4(d1+t)・t} となり、容器直径d1に比例して押付け力Fが大き
くなり、したがつて当初のパツキング面圧fも大
きくなつてしまい。パツキングの過大圧力によつ
てパツキング寿命を弱める問題があつた。
また、ストロークを一定として必要所定量だけ
パツキングをシール面に圧下する方式とした場合
には、パツキングのバネ常数が温度で変化するこ
とやパツキングの摩耗が生ずることなどによつて
その下圧力が変動し、またクリープ変形等による
圧力もれが生ずる等の問題があり、その結果パツ
キング寿命を短かくしていた。
本考案は上記の問題点を解消し、常に安定した
圧力でシールを行うことができ、パツキングに無
理な圧力を生ぜしめない円筒の気密試験装置を提
供することを目的とする。
この目的を達成するための本考案の円筒の気密
試験装置は気密性が試験されるべき円筒の両端面
を円筒の軸方向に移動して挟持する加圧板に、円
周状の溝を設け、該溝に該溝をまたいで覆うドー
ナツ状のシール弾性膜を気密的に取付けて溝とシ
ール弾性膜で囲まれ溝に沿つて円周状に延びる圧
力室を形成し、該圧力室に圧力流体の給気孔を設
けたものから成る。
以下に本考案の円筒の気密試験装置の望ましい
実施例を図面を参照して説明する。図において1
はシールすべき円筒の断面形状を示している。円
筒1の両端部に位置して円筒1の端部開口を覆
う、軸方向に移動される加圧板3,3′に可撓性
弾性体からなるドーナツ状のシール弾性膜2,
2′を設ける。シール弾性膜2,2′は外周縁部2
a,2a′、内周縁部2b,2b′および中間膜部2
c,2c′からなつており、その外周縁部2a,2
a′および内周縁部2b,2b′が加圧板3,3′の
円筒側に設けられたパツキング押え板4,4′で
挟持され、ボルト5,5′などの締付手段によつ
て加圧板3,3′側に気密に固定される。
加圧板3,3′にはシール弾性膜2,2′の中間
膜部2c,2c′の背面側位置に圧力室6,6′が
ドーナツ状に形成されている。圧力室6,6′の
一部は加圧板3,3′に穿設された給気孔7,
7′に連通しており、給気孔7,7′の入口端に取
付けられたパイプ8,8′を介して外気または図
示を省略した圧縮空気回路に連結されている。ま
た、加圧板3,3′の一方側には円筒1内に連通
する給気または排気管9が取付けられている。
上記の構成を有する本考案の円筒の気密試験装
置において、シールすべき円筒1にシール弾性膜
2,2′を当接してシールする手順はつぎの如く
行なわれる。すなわち、まずシールすべき円筒1
を加圧板3,3′に固定されたシール弾性膜2,
2′間に挟持し、加圧板3,3′の間隔を一定の位
置に固定する。ついで給気孔7,7′を通してあ
らかじめ設定した圧力P2を圧力室6,6′に給気
する。圧力室6,6′に給気された圧力によつて
シール弾性膜2,2′の中間膜部2c,2c′が膨
張し、シール弾性膜2,2′が円筒1の両端面に
押しつけられて円筒1の開口は完全にシールされ
る。ついで円筒1内の蓄圧気体を給気管9から送
気し、P1<P2の圧力を気密的に保持する。この場
合、円筒1の内圧P1より圧力室6,6′内の圧力
が高くなるのでシール弾性膜2,2′は第2図に
点線で示すように円筒1側に膨張し、パツキング
面圧fは、 f=π(d1+t)・t・P2 の一定圧が近似的に作用することになり安定した
圧力でシールを行いうることになる。
なお、円筒1内の圧力を真空圧とするときには
圧力室6,6′は大気に開放しておくことで上記
と同様の作用を生ぜしめうる。
また、本考案装置においては、シール弾性膜は
2,2′の一方のみで他方を中実弾性体パツキン
グとしてもよい。
本考案の円筒の気密試験装置は上記のような構
成、作用を有するので、本考案装置によるときに
はつぎのような効果を得る。すなわち気密シール
のためのパツキング面圧を必要以上に高める必要
もなく、シールすべき円筒の円筒高さが多少変動
してもシール弾性膜の膨張量の範囲以内では有効
に作用するので、気密保持が確実に行い得るとと
もにパツキングの耐久性を高め得、かつシールの
圧下圧力が小さいことから薄肉円筒においても圧
下による座堀が生ずるおそれもない有効な円筒の
気密試験装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による円筒の気密試験装置の縦
断面図、第2図は第1図の部分拡大断面図、であ
る。 1……シールすべき円筒、2,2′……シール
弾性膜、2a,2a′……外周縁部、2b,2b′…
…内周縁部、2c,2c′……中間膜部、3,3′
……加圧板、4,4′……パツキング押え板、
5,5′……ボルト、6,6′……圧力室、7,
7′……給気孔、8,8′……パイプ、9……給気
または排気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気密性が試験されるべき円筒の両端面を円筒の
    軸方向に移動して挟持する加圧板に、円周状の溝
    を設け、該溝に該溝をまたいで覆うドーナツ状の
    シール弾性膜を気密的に取付けて溝とシール弾性
    膜で囲まれ溝に沿つて円周状に延びる圧力室を形
    成し、該圧力室に圧力流体の給気孔を設け、前記
    圧力室に圧力流体を送り込んだときの前記シール
    弾性膜の弾性変形によつて前記シール弾性膜自体
    が前記円筒の端部に圧接されるように前記シール
    弾性膜を前記円筒の端部に当接させたことを特徴
    とする円筒の気密試験装置。
JP12261981U 1981-08-19 1981-08-19 円筒の気密試験装置 Granted JPS5828160U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12261981U JPS5828160U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 円筒の気密試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12261981U JPS5828160U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 円筒の気密試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5828160U JPS5828160U (ja) 1983-02-23
JPS6242349Y2 true JPS6242349Y2 (ja) 1987-10-30

Family

ID=29916540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12261981U Granted JPS5828160U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 円筒の気密試験装置

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JP (1) JPS5828160U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52134382U (ja) * 1976-04-05 1977-10-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5828160U (ja) 1983-02-23

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