JPS6326602Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6326602Y2 JPS6326602Y2 JP1983052604U JP5260483U JPS6326602Y2 JP S6326602 Y2 JPS6326602 Y2 JP S6326602Y2 JP 1983052604 U JP1983052604 U JP 1983052604U JP 5260483 U JP5260483 U JP 5260483U JP S6326602 Y2 JPS6326602 Y2 JP S6326602Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular seal
- seal member
- bellows
- annular
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、回転体において通常の運転中には作
動せず、オイル漏れ等の非常時に作動させる非常
用シールに関するものである。
動せず、オイル漏れ等の非常時に作動させる非常
用シールに関するものである。
通常、回転体の軸受部において潤滑剤等および
内容物の漏れを防止するためにオイルシールある
いはメカニカルシールが用いられており、通常の
状態において充分にその機能を果たすものである
が、故障あるいは部材の消耗により前記潤滑剤等
の漏れを生じることがあり、このような非常事態
において何ら防止策がなかつた。
内容物の漏れを防止するためにオイルシールある
いはメカニカルシールが用いられており、通常の
状態において充分にその機能を果たすものである
が、故障あるいは部材の消耗により前記潤滑剤等
の漏れを生じることがあり、このような非常事態
において何ら防止策がなかつた。
本考案は、上記の点に鑑み簡易な方法で、回転
用シールから潤滑剤等が漏れるなどの非常事態に
対応する非常用シールを提供するものである。そ
の要旨は、回転軸を内挿したハウジングの軸孔の
内周面に環状凹部を設け、該凹部の前方側面およ
び後方側面にそれぞれ一端を固着した二枚のベロ
ーズプレートの他端間に軸方向にL字形に屈曲し
た環状シール部材を挾着し、前記二枚のベローズ
プレートは受圧面積を異にするものであり、該環
状シール部材の先端は回転軸の段部壁に離接し、
前記ベローズプレートおよび環状シール部材によ
つて封塞される前記環状凹部の内圧を少くとも高
低の二段階に調節自在としたものである。
用シールから潤滑剤等が漏れるなどの非常事態に
対応する非常用シールを提供するものである。そ
の要旨は、回転軸を内挿したハウジングの軸孔の
内周面に環状凹部を設け、該凹部の前方側面およ
び後方側面にそれぞれ一端を固着した二枚のベロ
ーズプレートの他端間に軸方向にL字形に屈曲し
た環状シール部材を挾着し、前記二枚のベローズ
プレートは受圧面積を異にするものであり、該環
状シール部材の先端は回転軸の段部壁に離接し、
前記ベローズプレートおよび環状シール部材によ
つて封塞される前記環状凹部の内圧を少くとも高
低の二段階に調節自在としたものである。
本考案に係る実施例を図示にもとづき詳述す
る。
る。
第1図は通常時における実施例の半裁断面図で
あり、回転軸1を内挿するハウジング2の軸孔2
aの内周面に環状の凹部3を設け、該凹部3の前
方段部3aは後方段部3bより内径方向に突出す
るように異径に形成されており、凹部3の前方側
面および後方側面に二枚のベローズプレート4,
5の各内周端が固着されている。このベローズプ
レート4,5の外径寸法は略同径に形成されてい
る。またベローズプレート4,5の中央には軸方
向にL字形に屈曲した環状シール部材6が挾着さ
れ、該環状シール部材の先端6aは回転軸1に具
備される段部壁1aに離接するようになり、また
前記ベローズプレート4,5および環状シール部
材6によつて封塞される圧力室7には、圧力付加
体の流入口8が接続されている。
あり、回転軸1を内挿するハウジング2の軸孔2
aの内周面に環状の凹部3を設け、該凹部3の前
方段部3aは後方段部3bより内径方向に突出す
るように異径に形成されており、凹部3の前方側
面および後方側面に二枚のベローズプレート4,
5の各内周端が固着されている。このベローズプ
レート4,5の外径寸法は略同径に形成されてい
る。またベローズプレート4,5の中央には軸方
向にL字形に屈曲した環状シール部材6が挾着さ
れ、該環状シール部材の先端6aは回転軸1に具
備される段部壁1aに離接するようになり、また
前記ベローズプレート4,5および環状シール部
材6によつて封塞される圧力室7には、圧力付加
体の流入口8が接続されている。
上記構成を有する回転体において、通常の回転
シール部分から潤滑剤等の漏れがあつた場合の非
常時に、第2図に示すように流入口8から圧力室
7にガス等を流入し、圧力室7のベローズプレー
ト4,5を伸張させると、ベローズプレート4,
5の受圧面積の差により該ベローズプレートに挾
着される環状シール部材6が後部側に傾斜され、
環状シール部材の先端6aは回転軸1の後部段部
壁1aに圧接される。よつて環状シール部材先端
6aが回転軸段部壁1aを圧接することによりハ
ウジング2と回転軸1の間隙を封鎖し、ひいては
通常の回転シール等からの漏れを完全に封じるこ
とが可能となる。前記作動後回転体を停止させて
漏れを処置した後に、圧力室7に流入されたガス
等を抜き取り、さらに環状シール部材6を手動に
より引き出すことにより容易に第1図に示す元の
状態に復元することができる。
シール部分から潤滑剤等の漏れがあつた場合の非
常時に、第2図に示すように流入口8から圧力室
7にガス等を流入し、圧力室7のベローズプレー
ト4,5を伸張させると、ベローズプレート4,
5の受圧面積の差により該ベローズプレートに挾
着される環状シール部材6が後部側に傾斜され、
環状シール部材の先端6aは回転軸1の後部段部
壁1aに圧接される。よつて環状シール部材先端
6aが回転軸段部壁1aを圧接することによりハ
ウジング2と回転軸1の間隙を封鎖し、ひいては
通常の回転シール等からの漏れを完全に封じるこ
とが可能となる。前記作動後回転体を停止させて
漏れを処置した後に、圧力室7に流入されたガス
等を抜き取り、さらに環状シール部材6を手動に
より引き出すことにより容易に第1図に示す元の
状態に復元することができる。
以上より、本考案はハウジングに設けられた面
積の異なる二枚のベローズプレートおよび環状シ
ール部材により形成される圧力室の受圧面積差を
利用してシールを作動させ、該シール先端を回転
軸に圧接することにより、ハウジングと回転軸間
を封鎖し、通常の回転用シール等からの漏れを防
止することが可能な環状シール部材を提供するも
のである。そして、本考案では二枚のベローズプ
レートの間に環状シール部材を挾着しているの
で、重さからのベローズプレートのたわみにより
環状シール部材の偏心はそれほど大きくない。そ
れゆえ、本願考案では剛性の低いベローズプレー
トを使用でき、その結果、環状凹部の内圧を極端
に高くする必要がないので装置を小型化すること
が可能となる。
積の異なる二枚のベローズプレートおよび環状シ
ール部材により形成される圧力室の受圧面積差を
利用してシールを作動させ、該シール先端を回転
軸に圧接することにより、ハウジングと回転軸間
を封鎖し、通常の回転用シール等からの漏れを防
止することが可能な環状シール部材を提供するも
のである。そして、本考案では二枚のベローズプ
レートの間に環状シール部材を挾着しているの
で、重さからのベローズプレートのたわみにより
環状シール部材の偏心はそれほど大きくない。そ
れゆえ、本願考案では剛性の低いベローズプレー
トを使用でき、その結果、環状凹部の内圧を極端
に高くする必要がないので装置を小型化すること
が可能となる。
図面は、本考案に係る実施例を示すものであ
り、第1図は半裁断面図、第2図は実施例の作動
状態を示す半裁断面図。 1……回転軸、1a……段壁面、2……ハウジ
ング、2a…軸孔、3……ハウジング凹部、3
a,3b……ハウジング段部、4,5……ベロー
ズプレート、6……環状シール部材、7……圧力
室、8……圧力体流入口。
り、第1図は半裁断面図、第2図は実施例の作動
状態を示す半裁断面図。 1……回転軸、1a……段壁面、2……ハウジ
ング、2a…軸孔、3……ハウジング凹部、3
a,3b……ハウジング段部、4,5……ベロー
ズプレート、6……環状シール部材、7……圧力
室、8……圧力体流入口。
Claims (1)
- 回転軸を内挿したハウジングの軸孔の内周面に
環状凹部を設け、該凹部の前方側面および後方側
面にそれぞれ一端を固着した二枚のベローズプレ
ートの他端間に軸方向にL字形に屈曲した環状シ
ール部材を挾着し、前記二枚のベローズプレート
は受圧面積を異にするものであり、前記環状シー
ル部材の先端は回転軸の段部壁に離接し、前記ベ
ローズプレートおよび環状シール部材によつて封
塞される前記環状凹部の内圧を少くとも高低の二
段階に調節自在としたことを特徴とする非常用シ
ール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983052604U JPS59158765U (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 非常用シ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983052604U JPS59158765U (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 非常用シ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59158765U JPS59158765U (ja) | 1984-10-24 |
JPS6326602Y2 true JPS6326602Y2 (ja) | 1988-07-19 |
Family
ID=30182949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983052604U Granted JPS59158765U (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 非常用シ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59158765U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5340645A (en) * | 1976-05-08 | 1978-04-13 | Nippon Ionon Kk | Method of regulating gas pressure in glow discgarge treatment and apparatus therefor |
-
1983
- 1983-04-11 JP JP1983052604U patent/JPS59158765U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5340645A (en) * | 1976-05-08 | 1978-04-13 | Nippon Ionon Kk | Method of regulating gas pressure in glow discgarge treatment and apparatus therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59158765U (ja) | 1984-10-24 |
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