JPH0590047U - ダブルシール機構 - Google Patents

ダブルシール機構

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JPH0590047U
JPH0590047U JP3803592U JP3803592U JPH0590047U JP H0590047 U JPH0590047 U JP H0590047U JP 3803592 U JP3803592 U JP 3803592U JP 3803592 U JP3803592 U JP 3803592U JP H0590047 U JPH0590047 U JP H0590047U
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JP
Japan
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seal
pressure
gas
sealing
cylindrical
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Withdrawn
Application number
JP3803592U
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English (en)
Inventor
進 石橋
一彦 山下
隆信 小室
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水車等ガス圧が使用される回転機械の軸封部
の軸封装置で、コンパクトで、シール性が向上した。 【構成】 大気側シールに端面シール、高圧ガス側に円
筒面シールの組み合わせで、その間にガス圧よりも高い
潤滑水15を導入した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水車,ポンプ,圧縮機等のガス圧が使用される回転機械の軸封部に 適用される軸封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧ガスをシールする回転機械には従来下記の2方式が代表的である。 (1) 図9に示すようにグランドパッキン方式である。 高圧ガスGが作用する回転機械の主軸41とケーシング42との間より漏れな いようにガス側パッキン43,大気側パッキン44がケーシング42に取り付け たパッキンケース45とパッキン抑え46により主軸41に当接され、シール面 S1 ,S2 を形成する。
【0003】 シール面S1 を形成するガス側パッキン43はドライのため焼付が生ずるので 、パッキンケース45の給水孔47より高圧ガスGよりも高い圧力水48をシー ル面S1 に送り、潤滑性を与えると共に、シール面S1 の隙間より高圧ガスGが 漏れないようにシールする。
【0004】 一方、圧力水48が大気側Aへ漏れないように、大気側パッキン44で形成す るシールS2 によりシールする圧力水48を介した2段シールである。
【0005】 しかし、パッキンは樹脂等の柔らかい材質で作られており、特に差圧が大きい 大気側パッキン45のシール面は主軸41の高速化,ガス圧の高圧化などにより 摩耗,焼付が発生し、母機の高速高圧化へ適用できない。
【0006】 (2) 別の方式は図10に示すように、端面シールの代表的なメカニカルシール 方式である。 メカニカルシールは大気側シール49とガス側シール50により構成され、各 々のシールはシールケース51のバネ52により、回転リング53,54に当接 し、シール面S3 ,S4 を構成する。
【0007】 大気側シール49とガス側シール50の間にはシールケース51の給水孔55 より圧力水56を送り、ガス側シール面S3 の潤滑を与える。 又は圧力水56が大気側Aへ漏れるのを大気側シール49によりシールする2 段シールである。
【0008】 しかし、このメカニカルシール方式は複雑な構造で、特に長手方向の長さLが 長くなり、軸封装置,又母機が大きくなり、コンパクト化が図れない。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
前述したように、従来のガスシール方式の2例として、グランドパッキンにつ いては、特に大気側シールは母機および軸封装置の条件が高速高圧化になり、焼 付限界値以上の使用条件で使用できない。 一方、メカニカルシールタイプは構造が複雑で、コンパクトが期待できない。
【0010】 以上のことより、高速高圧条件にマッチするメカニカルシールとコンパクトな グランドパッキン方式を組み合わせたハイブリット型ガスシールとして、厳しい 使用条件に適用可能で、コンパクトな新型シールが望まれたのである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記従来の課題を解決したもので、 (1) 回転軸に固定した回転リングに当接するメカニカルシールと、メカニカル シールの円筒部内側に取り付けられ、回転軸の外周面に対峙する部材からなるダ ブルシール機構。
【0012】 (2) 回転軸に固定した回転リングの上端面に当接するメカニカルシールと、シ ールケーシングに当接され回転リングの外周面に対峙するシール部材とからなる ダブルシール機構。
【0013】 (3) シール部に向ってシールガス圧力より高い潤滑水供給手段を備えた上記(1 ) ,(2) 記載のダブルシール機構。 である。
【0014】
【作用】
前記の機構であるので、 (1) 大気側シールに端面シール,ガス側シールに円筒面シールと両者の利点を 組合せると共に、その間にガス圧よりも高い潤滑水を導入することにより、円筒 面シールは潤滑条件が良くなり、作用圧力も圧力水とガス圧との差圧のみが作用 し、ガス圧を圧力水によって弱め、ガスシールを容易にならしめる。
【0015】 (2) コンパクトで作用圧力が小さく、シール条件としてもゆるやかな円筒面シ ールを端面シールの円筒部に挿入するハイブリット型とすることにより、ガスシ ールとしてコンパクトで性能が向上する。
【0016】 (3) フローティングピースで支持された円筒シールは、軸の静的,動的偏心を フローティングピースが追従することにより、円筒シールは同心作用をし、シー ル性能が向上する。
【0017】
【実施例】
本考案の基本機構である第1実施例を図1に示し、本図を基に機構を説明する 。 1は主軸、2はケーシング、3は主軸1に固着した回転リング、4はケーシン グ2に固着したシールケーシング、5はメカニカルシールで、Oリング6を介し てシールケーシング4に嵌入している。7はバネで、メカニカルシール5の端面 Fを回転リング3に押圧し、シール面SA を形成し、大気側Aのシールを構成す る。
【0018】 8はフローティングピースで、メカニカルシール5の円筒部9の内周面10に Oリング11を介してピン12によりルーズに支持されている。13はグランド パッキンで、フローティングピース8に嵌合し、主軸1に押圧され、シール面S G を形成し、高圧ガスGをシールするガス側シールを構成する。
【0019】 14は給水孔で、大気側シール面SA と高圧ガス側Gのシール面SG との間の メカニカルシール5に穿けられ、ガス圧力よりも高い潤滑水15をシール面SA とシール面SG に与える。
【0020】 図2ないし図7は図1の応用例で、大気側Aのシール機構は図1と同様である ので、高圧ガス側Gのシール構造について説明する。
【0021】 図2の第2実施例はメカニカルシール5の円筒部9に設けたフローティングピ ース16の内周面にラビリンスシール17、表示していないが、ねじシール,ク リアランスシールなどの非接触シールを加工し、円筒面シールを形成するもので ある。
【0022】 図3の第3実施例はメカニカルシール5の円筒部9にパッキンピース18を介 して円筒面シール19を固定支持したもので、偏心が少ない回転機械に使用され る。
【0023】 図4の第4実施例は図3と同様で、パッキンピース20に非接触のフローティ ングシール21を挿入した形状である。
【0024】 図5の第5実施例はメカニカルシール22を構成する部品のシールケーシング 23の円筒内周面24に円筒面シール25を形成したものである。
【0025】 図6の第6実施例はシールケーシング26の円筒内周面27に設けた円筒面シ ール28をメカニカルシール29を構成する部品の回転リング30の外周面31 に対向させ、円筒面シールを構成したものである。32はシールケーシング26 に穿けられた給水孔である。
【0026】 図7の第7実施例は図6と同様で、シールケーシング26を33,34に分割 した形状であり、シールケーシング33に給水孔35が穿けられている。
【0027】
【考案の効果】
本考案は図1の基本構造を基に考案の効果として下記のことが挙げられる。 (1) 大気側シールに高速高条件に耐える端面シール、ガス側シールにコンパク トな円筒面シールを、その間に潤滑水を供給することにより、ドライ条件になる ガス側シールに潤滑水を与え、潤滑水圧とガス圧との関連を図8に示すように、 潤滑水圧とガス圧との差圧のみを与え、,作動圧力条件を軽減し、ガス側の円筒 面シールの作動条件を良好にする。
【0028】 (2) 円筒面シールを端面シールの円筒部に挿入するハイブリット型とすること により、コンパクトなガスシール機構を構成せしめる。
【0029】 (3) 円筒面シールはフローティングピースに支持されることにより、円筒面シ ールは同心作用をし、シール性能を向上せしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るハイブリット型シー
ルの断面図である。
【図2】本考案の第2実施例の断面図である。
【図3】本考案の第3実施例の断面図である。
【図4】本考案の第4実施例の断面図である。
【図5】本考案の第5実施例の断面図である。
【図6】本考案の第6実施例の断面図である。
【図7】本考案の第7実施例の断面図である。
【図8】本考案の圧力作用関係図である。
【図9】従来のグランドパッキン型とメカニカルシール
型を示す断面図の一例である。
【図10】従来のグランドパッキン型とメカニカルシー
ル型を示す断面図の他の一例である。
【符号の説明】
1 主軸 2 ケーシング 3 回転リング 4 シールケーシング 5 メカニカルシール 6 Oリング 7 バネ 8 フローティングピース 9 円筒部 10 内周面 11 Oリング 12 ピン 13 グランドパッキン 14 給水孔 15 潤滑水 16 フローティングピース 17 ラビリンスシール 18 パッキンピース 19 円筒面シール 20 パッキンシール 21 フローティングシール 22 メカニカルシール 23 シールケーシング 24 円筒内周面 25 円筒面シール 26 シールケーシング 27 円筒内周面 28 円筒面シール 29 メカニカルシール 30 回転リング 31 外周面 32 給水孔 33,34 シールケーシング 35 給水孔 A 大気側 G 高圧ガス側 F 端面 SA ,SG シール面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に固定した回転リングに当接する
    メカニカルシールと、該メカニカルシールの円筒部内側
    に取り付けられ、前記回転軸の外周面に対峙するシール
    部材とからなることを特徴とするダブルシール機構。
  2. 【請求項2】 回転軸に固定した回転リングの上端面に
    当接するメカニカルシールと、シールケーシングに当接
    され前記回転リングの外周面に対峙するシール部材とか
    らなることを特徴とするダブルシール機構。
  3. 【請求項3】 シール部に向かってシールガス圧力より
    高い潤滑水供給手段を備えてなることを特徴とする請求
    項1および請求項2記載のダブルシール機構。
JP3803592U 1992-05-12 1992-05-12 ダブルシール機構 Withdrawn JPH0590047U (ja)

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JP3803592U JPH0590047U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 ダブルシール機構

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JP3803592U Withdrawn JPH0590047U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 ダブルシール機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004218457A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Furukawa Co Ltd ポンプの軸封構造
WO2006082864A1 (ja) * 2005-02-04 2006-08-10 Osaka Vacuum, Ltd. ターボ分子ポンプのシール構造
WO2012124755A1 (ja) * 2011-03-16 2012-09-20 中国電力株式会社 水中設置型の水車発電機

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